「自由・論争」 掲示板

★この掲示板は戸田が「革命的独裁」をする所である。
この掲示板はジャンルを問わず、論争・口ゲンカ・おチャラけ・ボヤキ等、何でもOKだが、「掲示板のルール1」「掲示板のルール2」を読んで必ずそれに従うこと。
●ここのルールを守らない荒らし的文句付け屋に対しては、「何で稼いでいるのか、どんな仕事や社会的活動をしているのか」等を問い質し、悪質な者には断固たる処置を取り無慈悲にその個人責任を追及していく。
★戸田の回答書き込みは多忙な活動の中では優先度最下位である。戸田の考えを聞きたい人は電話して来る事。
●「Re:○○」形式の元タイトル繰り返しタイトルは厳禁!!必ず「内容が伺える独自のタイトル」をつけること。
◆約10年間完全自由投稿制を維持してきたが、荒らし・妨害投稿頻発のため、投稿者登録制に移行した。投稿する方はこちらにアクセスし、所定の手続きを行なうこと。
◆投稿者のメールアドレスは戸田が把握するが、掲示板では非表示にできる。
◆投稿者名・メールアドレス・パスワードは登録時のものを使わないと投稿できない。 登録・投稿についての分かりやすい説明はこちら。うまくいかない場合の問い合わせは戸田事務所まで。(冒頭記:2009年4/8改訂)   これまでの管理者命一覧(必読)

  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
2985 / 5531 ←次へ | 前へ→

対話的公共圏の例・・市民派議員の機能/素人の乱/自治体→NPOの可能性
←back ↑menu ↑top forward→
 YUKI WEB  - 08/7/6(日) 9:18 -
  
◎対話的公共圏から見た市民派議員の機能

ある地方都市の市民派議員の話によれば、地域で政治や生活について語り合う場を作ることこそが底辺から民主主義を育てるので、結果的に国を変えることになるとの考えだそうです。
20年くらい前、「市民派議員」が地方政治で浮上してきた当時、よく言われたのは「生活と政治」です。
つまり、乱暴と言われるのを承知で、「市民派議員」とは何かを一言で言えば、それは、それぞれの地方で対話的公共圏を作る運動だったと思います。
そして、それは、現在の多くの「市民派議員」の活動内容を見ても、議員を囲んで生活や政治について語り合う場を作ること、それを人びとに告知することも「活動の柱」になっています。

ただ、そこで出てくる問題が、議員を囲んで語り合う場が「一部の人だけの政治サロン」になってしまう、いくら広く告知したとしても参加する人が限られるということだと思うのです。
ここでの議論を見ての通り、対話的公共圏そのものが「豊かさ」があってからこそ成り立つ、つまり、豊かな人しか参加しない面があるので、結果として、議員を通じての政治参加が「ある社会階層」に独占されることになりがちです。

これと同種の指摘は、ATTAC京都のサイトにあります。
参考になるので、引用します。
--------------
http://kattac.talktank.net/sections/localgovernance/
 これらの首長は、市場化・民営化を進める一方で、情報公開制度の拡充など行政手続きの問題をはじめ、事後処理的な行政システムへの転換を重視していますが、このことが、とくに都市部を中心に高い支持を集めています。
 これは、新自由主義的改革による階層分化を前提にして、その上層階層が自分たちの要求を行政に反映する回路を拡大することによって、上層階層をより強固に統合に組み込んでいこうとする、いわば「強い市民」に適合的な行政施策なのです。情報公開制度の拡充そのものはもちろん歓迎すべきことですが、この流れのもとでは、下層階層が切り捨てられ、その声が聞こえなくなってしまう可能性が非常に強いことを見逃すわけにはいきません。
--------------

ある人の場合、それを嫌うが故に、自分自身が色々な人の話を聞いて回って判断するんだという方針です。しかし、それは、悪く言えば独断専行でしかなく、対話的公共圏を作る努力を放棄しているとの見方もできる訳です。
それでは、どうすればいいのかと言えば、障害者運動や女性運動で始まった「エンパワーメント」の概念しかないと思うのです。

◎『素人の乱』と対話的公共圏

東京の高円寺にある『素人の乱』は、そこが実質、地域の人びとを含む様々な人びとの「たまり場」であり、結果的に対話的公共圏の機能を持った例であり、数少ない成功事例だと言えます。
http://www.shirouto.org/

リサイクルショップであれば、誰でも利用できるし、お店に入るだけならタダで入れます。松本哉さんもお店の前で宴会をするなど積極的に開かれた場を作ろうとしました。その結果、自然とお店が「たまり場」みたいになりました。

もちろん、それは、高円寺という場所が生み出した側面もあるので、『素人の乱』のモデルを成功事例として他の地域に持って行ってうまく行くのかと言えば違うし、恐らく拒否され成り立たないでしょう。しかし、『素人の乱』の事例は極めて興味深いです。

◎「自治体のNPO支援」ラインの可能性
先に「エンパワーメント」の概念しかないと書いたのは一体何かと言えば、社会的弱者が助け合うことを通じて力を付けて行くことです。

特に社会的弱者にとって、社会参加(参画)とは言うものの、実際は「できなくさせられている」と言えます。だから、「通過点」として、様々なグループによる「助け合い」という経験があれば、参加しやすくなります。

上記を社会政策で言えば、当事者が自助組織を作ることで解決可能であるものの、問題として、当事者と組織が出会えないという点があります。
私が思うに、秋葉原事件にしても、容疑者が初期の段階でしかるべきグループと巡り会えていれば、事件に至らなかった可能性も否定できません。
ただし、この必要とする当事者がグループに巡り会うのは難しく、この難しさを知っているが故に、自治体によるグループの支援、特に「告知」「宣伝」面を重視するのです。
したがって、社会的な弱者にとって、「自治体のNPO支援」が充実し、NPOや自助組織が活発な所というのは住みやすいと思います。

引用なし
440 hits
<Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; ja-JP-mac; rv:1.8.1.15) Gecko/...@118x240x206x101.ap118.gyao.ne.jp>

私的所有について 徳永基二 08/7/2(水) 3:16
中間共同体について 徳永基二 08/7/2(水) 5:01
難しいものです。 ねこかぶり 08/7/2(水) 22:59
やっと「対話的公共圏」について出てきたことを喜んでいます YUKI 08/7/3(木) 0:18
言葉は魂を持ってます ねこかぶり 08/7/4(金) 1:57
書き方が悪かった? YUKI 08/7/4(金) 11:43
あえて書きますが ねこかぶり 08/7/7(月) 0:20
言葉遣いについて 徳永基二 08/7/7(月) 1:41
Re:言葉遣いについて ねこかぶり 08/7/7(月) 4:19
オールタナチブじゃなくて ねこかぶり 08/7/7(月) 4:23
いわゆる自分が取り上げてた過去の時代と現代の関係 徳永基二 08/7/7(月) 9:02
0と1の間には無限の数がある ねこかぶり 08/7/11(金) 21:49
障害学(障害者運動)においては中心テーマ YUKI 08/7/7(月) 1:51
マルチチュードと経済の問題、それと表現の自由 徳永基二 08/7/12(土) 14:42
孤立しない世の中について ねこかぶり 08/7/4(金) 1:50
財産について ねこかぶり 08/7/2(水) 23:54
まあ、ちょっとしたレスです。 徳永基二 08/7/4(金) 4:27
眠れない夜に ねこかぶり 08/7/5(土) 4:13
いわゆる独裁について 徳永基二 08/7/5(土) 11:35
独裁も必要悪では? ねこかぶり 08/7/5(土) 23:06
いわゆるアナボル論争について 徳永基二 08/7/6(日) 22:35
まぁ、そうなりますね ねこかぶり 08/7/6(日) 23:08
識字率と国家 徳永基二 08/7/6(日) 23:50
それからのことは ねこかぶり 08/7/7(月) 0:30
中世でも 「まつろわぬ民」は存在した YUKI 08/7/7(月) 1:03
Re:中世でも 「まつろわぬ民」は存在した 徳永基二 08/7/7(月) 2:31
つきはなすということ ねこかぶり 08/7/7(月) 1:35
Re:つきはなすということ 徳永基二 08/7/12(土) 11:39
否定できませんなぁ ねこかぶり 08/7/13(日) 0:46
戦後すぐの社会の方が 徳永基二 08/7/13(日) 23:09
対話的公共圏の例・・市民派議員の機能/素人の乱/自治体→NPOの可能性 YUKI 08/7/6(日) 9:18

2985 / 5531 ←次へ | 前へ→
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
ページ:  ┃  記事番号:   
871,014
(SS)C-BOARD v3.8(とほほ改ver2.1) is Free