「自由・論争」 掲示板

★この掲示板は戸田が「革命的独裁」をする所である。
この掲示板はジャンルを問わず、論争・口ゲンカ・おチャラけ・ボヤキ等、何でもOKだが、「掲示板のルール1」「掲示板のルール2」を読んで必ずそれに従うこと。
●ここのルールを守らない荒らし的文句付け屋に対しては、「何で稼いでいるのか、どんな仕事や社会的活動をしているのか」等を問い質し、悪質な者には断固たる処置を取り無慈悲にその個人責任を追及していく。
★戸田の回答書き込みは多忙な活動の中では優先度最下位である。戸田の考えを聞きたい人は電話して来る事。
●「Re:○○」形式の元タイトル繰り返しタイトルは厳禁!!必ず「内容が伺える独自のタイトル」をつけること。
◆約10年間完全自由投稿制を維持してきたが、荒らし・妨害投稿頻発のため、投稿者登録制に移行した。投稿する方はこちらにアクセスし、所定の手続きを行なうこと。
◆投稿者のメールアドレスは戸田が把握するが、掲示板では非表示にできる。
◆投稿者名・メールアドレス・パスワードは登録時のものを使わないと投稿できない。 登録・投稿についての分かりやすい説明はこちら。うまくいかない場合の問い合わせは戸田事務所まで。(冒頭記:2009年4/8改訂)   これまでの管理者命一覧(必読)

  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
401 / 2575 ツリー ←次へ | 前へ→

地上戦が始まったガザからアブデルワーヘド教授の緊急メール 考える葦 09/1/4(日) 22:45
ガザにとどまることを決意した外国人活動家 考える葦 09/1/4(日) 22:48
寺畑由実さんのレポート「イスラエル軍の地上侵攻が始まる」 考える葦 09/1/4(日) 23:03
アブデルワーヘド教授の悲痛な叫び 考える葦 09/1/4(日) 23:24
ガザに残っている国際連帯運動のエヴァ・バートレットさんのレポートです。 考える葦 09/1/4(日) 23:49
行動提起です GO 09/1/5(月) 23:14
アブデルワーヘド教授1月4日のメール。今日救急医療士3人が死ぬ。 考える葦 09/1/6(火) 10:00
アブデルワーヘド氏のガザ現地報告メール2009年1月5日と6日 考える葦 09/1/7(水) 11:00
ガザ地区から医師の報告 考える葦 09/1/7(水) 18:16
イスラエル軍がガザで非通常型兵器を使用 考える葦 09/1/10(土) 2:47
◎考える葦さんのガザ虐殺事件情報の精力的投稿に感謝します。今後もよろしく 戸田 09/1/10(土) 8:24
イスラエル軍によるガザ地区のパレスチナ人虐殺の現状が写真と動画で見れます 考える葦 09/1/10(土) 10:48
1月10日の世界統一「イスラエル軍によるガザ地区パレスチナ人虐殺抗議」行動 考える葦 09/1/11(日) 17:17
1月10日「イスラエル軍のガザ攻撃弾劾・即時中止」集会・デモ情報 考える葦 09/1/11(日) 22:46
ガザのアブデルワーヘド教授のメールNo31(2009.01.10) 考える葦 09/1/12(月) 12:10
母親の遺体とともに見つかったガザの子ども達 考える葦 09/1/13(火) 11:49
イスラエルを公然と擁護する佐藤優の正体 天木直人氏 考える葦 09/1/13(火) 12:21
ガザのアブデルワーヘド教授のメールNo30-37 (.2009.01.08-01.15) 考える葦 09/1/16(金) 10:48
日本国際ボランティアセンター(JVC)主催のガザの「緊急報告会」 考える葦 09/1/16(金) 11:02
岡真理さんからのお願い 考える葦 09/1/16(金) 12:33
《注目意見》 どちらが本物の外交か 天木直人氏 考える葦 09/1/18(日) 11:12
山形県の医師桑山紀彦さん(45)のブログが見つかりました。 考える葦 09/1/18(日) 11:15
★お前のパレスチナの名前はドクトル・モフター(鍵)だ!敬意を込めてブログ記事紹介 戸田 09/1/19(月) 8:20
●1/18のブログ記事から:夜間空爆の恐怖。心がどんどん惨めになっていく。・・・ 戸田 09/1/19(月) 8:28
桑山紀彦医師が無事エジプトに出国し本日夜帰国予定。 考える葦 09/1/20(火) 10:40
ガザ救援に赴いた医師桑山紀彦さんと後藤明子さんの最新コメントです。 考える葦 09/1/22(木) 14:46
イスラエルが「ガザ攻撃の一方的停戦」を宣言 考える葦 09/1/19(月) 9:41
ガザ戦争での死者1315人 負傷者5450人 考える葦 09/1/22(木) 14:09
《情報拡散》 京都の岡真理さんより「今後の行動提案」です。 考える葦 09/1/24(土) 14:32
イスラエル軍が再びガザ地区への空爆と地上侵攻を再開 考える葦 09/1/28(水) 14:04
こういうやつらってさ、 まーくん 09/3/6(金) 2:13

地上戦が始まったガザからアブデルワーヘド教授の緊急メール
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/4(日) 22:45 -
  
ついにイスラエルが地上軍をガザ地区に侵攻し150万人住民への無差別攻撃を空と地上と海上から仕掛けています。

京都在住の岡真理さんから転送されてきました「地上戦が始まったガザからアブデルワーヘド教授の緊急メール」を以下に転送しますのでお読みください。このことを多くの知人・友人に情報拡散してください。

今回のイスラエルのガザ攻撃は国際情勢解説者の田中宇(さかい)氏の分析では、「バラク国防省とリブニ外相の2月10日の総選挙」をめぐる政争が原因だという。以下にこの部分を引用します。

《なぜイスラエルは、わざわざ停戦協定を破って空爆を開始したのか。私の読みは「バラクとリブニの政争」である。イスラエルの国防大臣のバラクは好戦派で、労働党の党首である。外務大臣のリブニは戦争を抑止したい外交派で、カディマの党首である。イスラエルは2月10日に総選挙があるが、バラクの労働党は劣勢だった。ガザ戦争の開戦によって、リブニ支持を食うかたちでバラク支持が急増したと指摘されている。》

記事の全文は彼のウェブサイトで見れます。http://tanakanews.com/090103Gaza.htm

たとえガザ大攻撃の背後に「バラクとリブニの政争」があったとしても、イスラエル軍はイスラエル最大の擁護者であるブッシュ大統領の任期中に「ハマスのロケット攻撃」を口実にした大攻撃を仕掛ける周到な準備をしてきたはずです。当然ながらブッシュ政権の了解があったはずです。

ブッシュ政権はオバマ新大統領に、「イラク戦争」、「アフガニスタン戦争」、「金融システム破綻」、「ビッグ3破綻」に、「イスラエルのガザ大攻撃」を負の遺産に付け加えてまもなく退任します。彼の「ハッピーリタイア」など決して許してはならないと思います。

史上最低最悪のブッシュ大統領と背後ですべてを仕切っていたチェイニー副大統領の二人は、オバマ大統領の手で「国家反逆罪」で逮捕・起訴されるべきです。彼ら二人を主犯にした「戦争犯罪」と「人道に対する罪」を一緒に犯した数多くの共犯者たちもきっちり責任をとらせるべきです。

全世界の人々は裁判の過程で今まで闇の中に真相が隠されていた「9.11事件」や小泉純一郎元首相との特別な関係やほかのさまざまな疑惑が白日の下に暴露されることを待ち望んでいるのです。

________________________

Subject: [AML 23122] ガザより(その22) 緊急に!
From: "OKA Mari"
Date: Sun, 4 Jan 2009 19:39

京都の岡です。
地上戦が始まったガザからアブデルワーヘド教授のメール、転送します。

**** 転載・転送歓迎 ****

緊急に!

2009年1月4日 13:12(現地時間)

毎分、爆発音が聞こえる。1回あるいは2回、3回のこともある。
この状態がここ15時間以上続いている。戦車、大砲、戦艦。
UNRWA職員のフサイン・オーダ・アル=アイディ(58歳)が
戦闘のまっただ中に釘付け状態にされている。イスラエルの
戦車複数が彼の自宅の周りを直径1キロ以上の円を描くように
動いている。彼は昨晩、10時半、砲撃を受けた。家族5人が重傷
を負っている。だが、イスラエルの戦車以外、誰も彼に近づけない。
彼の家には電気も水も食糧もない。彼の家族たち、母親と彼の
二人の兄弟の家族が一部屋にすし詰めになっている。20人以上
だ。フセインを緊急に援けなければ、そして怪我人を避難させなければ。

アブデルワーヘド
ガザ・アル=アズハル大学
教養・人文学部 英語学科教授

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

ガザにとどまることを決意した外国人活動家
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/4(日) 22:48 -
  
京都在住の岡真理さんから転送されてきました「ガザにとどまることを決意した外国人活動家」のメールを以下に転送しますのでお読みください。また多くの知人友人に情報拡散をお願いいたします。

_____________________________

Subject: [AML 23118] ガザ 私たちはここに残る
From: "OKA Mari"
Date: Sun, 4 Jan 2009 17:30

京都の岡です。

ガザで活動中の外国人活動家たちのなかには、ガザにとどまる
ことを選んだ者たちもいます。

ISMのプレス・リリースを、参考までにおかによる試訳
(いつも拙速で申し訳ありません!)をつけて転送いたします。

国民70万人がハマースのロケット弾の脅威にさらされていることを
理由に、人口密集地に雨あられと爆弾を落とし、9日間で400人以上を
殺害する者たちがいます。

一方で、地上攻撃が必至となったガザで、巻き添えになって
殺されることもじゅうぶんにありえるなかで、それでもなお、
とどまることを決意をする者たちもいます。
「私たちの命とパレスチナ人の命と、いったい何がちがうのですか?」
と言って。

とどまるという彼らの決意を単に賞賛、あるいは批判するのではなく、
彼らが命をかけて提起している問題をこそ、深く受け止めたいと思います。

転送・転載可 

********************************************

「私たちはここに残る」 
外国パスポート保持者、ガザにとどまることを決意

2009年1月2日 ガザ

*********************************************


イスラエルは外国のパスポート所持者に対し例外措置として、
安全のためガザを離れることを許可しているが、ガザにとどまり
パレスチナ人と運命をともにすることを選んだ外国人たちがいる。

アルベルト・アルケ(スペイン)は救急車に同伴して病院から報告を
続けてきた。
「イスラエルはガザの人々に対して自分たちがおかしている罪を
目撃されたくないのです。国際ジャーナリストや支援団体はここには
いません。ぼくらがガザを去ってしまったら、いったい誰が、ぼくたちが
今、目にしているこの戦争犯罪を証言するのですか。

12月28日、ぼくは、ラマとハヤー・ハムダーンの二人の姉妹の
瀕死の目を見つめました。ラマは4歳、ハヤーは12歳、二人は
イスラエルのミサイルに殺されました。ぼくがそこに認めた彼女
たちの人間性は、ぼくたちの人間性と何一つ違ってなどいない。
ぼくたちの命は彼女たちの命より価値があるのですか?」
アルベルト・アルケ――国際連帯運動

パレスチナ系南アフリカ人のハイダル・イード博士は言った。
「これは歴史的瞬間だと思う。このガザの大量虐殺は、南アフリカで
1960年に起きたシャープヴィルの大量虐殺と類似している。この
事件の結果、アパルトヘイトに対するBDS[ボイコット、投資引き上げ、
制裁]キャンペーンが始まった。

2009年のガザの大量虐殺は、イスラエルのアパルトヘイトに対する
BDSの運動をより激化させるだろう。南アフリカのアパルトヘイトでは、
BDSキャンペーンによってついにはネルソン・マンデラを監獄から
解放することに成功し、のちに彼は、民主的かつ多人種的かつ
多文化的な南アフリカ共和国の、初の黒人大統領となった。
だから、イスラエルのアパルトヘイトに対するBDSキャンペーンも、
すべての市民が平等に遇される一元的国家を生み出すにちがいない」

イード博士は、ガザのアル=アクサー大学の社会・文化研究の教授
である。彼はまた、イスラエルに対する学術的・文化的ボイコットの
ためのパレスチナ・キャンペーン(PAGBI)の実行委員会のメンバー
であり、「民主的一国家」 One Democratic Stateグループの創設
メンバーの一人でもある。

ナタリー・アブー・シャクラ(レバノン)は語った。「彼らはレバノンでも
同じことをしました。でも、レバノンでは、激しく爆撃されたところも
あったけれど、安全なところもありました。ガザでは、安全な場所など
どこにもない。この人たちをどうして残して行けますか? 生きるなら
彼らとともに生きます。それができないなら、彼らと死をともにします」
ナタリー・アブー・シャクラ――国際連帯運動

「イスラエルが国際ジャーナリストの[ガザ立ち入りを]禁じている
ために、ガザの声はさらに押し殺されてきました。この地の現実を
外の世界に発信することは、イスラエルによる攻撃の違法性に光を
当てるために不可欠です。私たちは最近になって救急車に同伴する
ようになりました。医療従事者に対する攻撃を報告するためです。
これはジュネーヴ協定違反です。苦しむ家族たちの姿を目にし、
私もその苦しみを感じてきました。彼らをおいて出て行くことなど
できません。すべての市民が、イスラエルの攻撃の前で身を守る
すべがないのです。私たちはとどまって、ガザの人々に対する
イスラエルの攻撃の本質をあばき続けるつもりです」
ジェニー・リネル――国際連帯運動

「イスラエルは、ガザを離れることができる者を決めているだけでは
ありません。誰が入ることができるかも決めているのです。私は、
家やモスクや大学が粉々に破壊されているのをこの目で見ました。
市街地でミサイル攻撃がどれほど人々を恐怖に陥れているかも
分かりました。死んだ子どもたちの姿も目にしました。家から30メートル
のところをイスラエルが爆撃しているのに、家のなかに閉じ込められて
しまった家族が叫ぶのも聞きました。ガザの人々、150万の人々
すべてが、これらの違法な攻撃から逃れることができないのです。

私たちの命が彼らの命以上に大切であるなどということはありません。
彼らが苦しんでいるかぎり、私たちはとどまります。彼らと連帯する
ために、そして、イスラエルが邪魔して外国のジャーナリストに公表
されまいとしていることを報告するために」
エヴァ・バートレット――国際連帯運動

「ガザのパレスチナ人は、イスラエルが課している封鎖のせいで
世界から孤立しています。今、私たちにはここを離れる機会が
与えられましたが、ガザの人々にそのような選択肢などないのです。
ガザの家族たちと連帯してここにとどまること、それはイスラエルの
暴力がおぞましいまでに増大しているなかで決定的に重要なことです。
私は封鎖の影響をこの目で見ました。民間人に対して現在進行形で
振るわれている暴力も見ています。私たちはイスラエルの違法な
政策の犠牲者たちの側に立ち続けます」
シャロン・ロック――国際連帯運動

「イスラエルによって犯されている人道に対する罪を耐え忍んでいる
ガザの人々と連帯して、自分にはここにとどまる責任があると思います。
ガザの全住民に対するこの物理的、心理的、政治的戦争を止める
ために国際社会が行動しないのであれば、国際的監視者、ジャーナ
リスト、活動家がここガザにいなければならないのです。

私たちはこの目で見て、報告し、止めなければならないのです、
どこであろうと、ガザの人々に対してイスラエル占領軍がおかして
いる戦争犯罪を。イスラエルは人道に対する自分たちの罪を目撃
されたくないのです。でも、ガザの人たちは違います。彼らは言い
続けています、「どうか、私たちの身に起きていることを世界に
伝えてください、こんなことが起きるなんて信じられません」と。
彼らは最悪の事態となることを恐れています。誰もが脅え、恐怖に
突き落とされています。私はここを離れません。イスラエル占領軍こそ
国際法に従って、パレスチナを去らねばならないのです」 
エヴァ・ジャシウィッツ――自由ガザ運動


「エレツ検問所は国際監視員や医薬品をガザに入れるために開放
されるべきなのであって、〔私たちを〕外に出すためではありません。
私たちは、封鎖およびこの間の爆撃で死ぬ人たちをじかに見てき
ました。イスラエルの違法な軍事行動によって私は大勢の友人を
なくしました。私たちはパレスチナ人と連帯し、この暴虐非道を報告
し続けます。国際的監視者である私たちには、国際社会がイスラエル
によるガザ攻撃の現実について知ることができるよう保証する責任が
あるのです」
ヴィットリオ・アッリゴーニ――国際連帯運動

国際人権活動家たちは、12月31日、イスラエルのミサイルで
インターンのムハンマド・アブー・ハセーラと医師のイハーブ・
アル・マスーンが殺害されてから、ガザ地区の救急車に同伴
するという活動を続けてきた。国際活動家たちはマスーン医師
が亡くなったとき、ベイト・ハヌーンのカマール・アドァーン病院にいた。

ガザにとどまっている人権活動家たち

アルベルト・アルケ(スペイン)、
エヴァ・ジャシウィッツ(ポーランド/英国)、
ハイダル・イード博士(南アフリカ)、
シャロン・ロック(オーストラリア)、
ヴィットリオ・アッリゴーニ(イタリア)、
ジェニー・リネル(英国)、
ナタリー・アブー・シャクラ(レバノン)、
エヴァ・バートレット(カナダ)

(訳:岡 真理)

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

寺畑由実さんのレポート「イスラエル軍の地上侵攻が始まる」
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/4(日) 23:03 -
  
京都在住の岡真理さんから転送されてきました寺畑由実さんのレポート「イスラエル軍の地上侵攻が始まる」のメールを以下に転送しますのでお読みください。また多くの知人友人に情報拡散をお願いいたします。

______________________________

件名: [AML 23112] Fw: 訂正・ラファの寺畑由実さんから
送信者: OKA Mari
送信日時: 2009/1/4 15:39

京都のおかです。
先ほど、転送しました、寺畑由美さんのレポート、プロフィールに訂正が
入りましたので、お送りします。
転載・転送にはこちらをお使いください。

******転載・転送可******

イスラエル軍の地上侵攻が始まる

寺畑由実
2009年1月3日


ただただ信じられない。TVで、闇の中、イスラエルの地上部隊が続々とガ
ザに入っていくのを見つめながら、頭が揺れるのをどうしても抑えられな
い。大勢の人がひしめきあって暮らしているガザにイスラエル軍が激しい
空爆を開始して8日、400人以上が殺され、2000人以上が怪我をし、すでに
ズタズタになっているインフラが徹底的に破壊された。そして今、イスラ
エル政府は地上侵攻を開始させた。

空爆が始まって3日目に、私は半ば強制的にガザから退去させられた。そ
れからもずっとガザの友人たちとコンタクトをとりつづけているけれど、
話をするたびに心がつぶれそうになる。ひとりひとりの声には、生々しい
恐怖とどうしようもない絶望感があふれ、時にはあきらめのようなものさ
え感じられる。生まれてこのかた、これほど心配でたまらなかったことは
ない。これほどまで自分が無力だと感じたことはない。

ガザで起こっていることについて、どうしても書かなければならない。今
日まで書けなかったのは、あまりに直接的な感情が沸きかえっていて言葉
にならなかったからだ。でも、これからは自分を叱りとばしてでも書いて
いく。ガザから出ることのできない人たちみんなに、たとえ私の声を届け
るだけにしかならないとしても。

・・・・・・

寺畑由実(てらはたゆみ):2003年5月から、NPO法人「地球のステージ
(本部・山形)」の現地駐在員として、パレスチナ・ガザ地区最南端の町
ラファで、青少年を対象にした心理社会活動に従事。現在は、別の国際機
関に所属し、活動を続けている。

寺畑さんのブログ(英語):An Outsider's Inside-View of the Gaza Strip
http://frontline.civiblog.org/blog

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

アブデルワーヘド教授の悲痛な叫び
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/4(日) 23:24 -
  
独立系翻訳配信グループTUP(Tanslators United for Peace平和をめざす翻訳者たち)が配信したイスラエルの空爆攻撃を受けているガザから大学教授アブデルワーヘド氏が自家発電でメール発信している現地情報の続きです。

2009年1月1日から地上攻撃直前の1月3日までの記録です。

アブデルワーヘド氏は空爆開始から8日間家に閉じ込められ外出ができないため電気も水も燃料もなくなってきています。

彼の悲痛な叫びが聞こえます。

《もう電気も水もない。ディーゼル[発電機の燃料]もほぼ尽きた。外出も無理だ。攻撃初日からずっと家にいる(今日ですでに8日。あと何日この状態が続くのか…)神の祝福がみなさんすべてにありますように。》

以下の情報をできるだけ多く友人、知人に情報拡散するようにお願いいたします。

_________________________________

◎嘆きと悲しみの新年。自家発電で命がけで世界に発信される現地の声
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

地上攻撃が始まり、ガザは「最悪の事態」に突入しました。
出口を閉ざされたガザというゲットーで150万もの人々が、
難民となることもできないまま、地上部隊の攻撃にさらされています。
以下、地上攻撃直前までのガザのようすを報告します。

ガザのアブデルワーヘド教授からのメールの邦訳です。
<邦訳: 岡真理; 凡例: (原注) [訳注]>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【メール その18】
日時: 2009/1/1 (木) 18:34
件名: 嘆きと悲しみと死と 2009年元日のガザ

2009年元日のガザはどのような姿か? 
死がガザを覆い尽くしている。嘆きと悲しみが2009年という新年の
挨拶なのだ。 血と大量の死体の匂いがする!毎分のように悪い
知らせが新たに届く。 爆発音、爆撃、ミサイルの飛来音、崩壊、
すさまじい破壊、イスラエルの無人機、アパッチその他の軍用ヘリ、
F16型戦闘機、足元を揺るがす大地。破壊の跡がいたるところに。
死体、千切れた四肢、泣き叫ぶ子ども、幼子や夫を探し求める
母親。 どこに行けばいいのか、どこに隠れればいいのか、 誰にも
分からない! イスラエルの攻撃のもとでは、安全な避難場所など
どこにもありはしない。

市民社会の施設さえ標的にされた。法務省、教育省、文化省が
破壊された!モスクも手ひどくやられた。うち6つは過去のものに
なってしまった。これらモスク周辺の何十という家々もすさまじく
破壊され、粉砕された。人々は死に、また傷ついた。今日、2009年
1月1日までに攻撃で2000人以上が負傷し、420人以上が殺された。
この数字には50人を上回る子どもたちが含まれている。

今日、ガザ市だけで、20回以上の空襲が実行された!最後の
攻撃でジャバリーヤ難民キャンプの4階建ての建物が破壊され、
少なくとも15人が殺された! このメッセージを書いているさなか
にも、ガザ市北部、シェイフ・ ラドワーンで5階建ての建物が
数分前、イスラエルの軍用機によって粉々に破壊されている!
爆撃についてこれ以上、書き続けることができない、たった今、
3回目の大爆発が起こった!


【メール その19】
日時: 2009/1/1 (木) 22:45
件名: ガザが再び燃えている 

法務省(新築)、教育省(新築)、囚人問題省、立法評議会(新築)、
両替所3軒、モスク3つ、民家3軒、移動中の車2台、そしてその他の
建物も、空と海から、二度、三度と攻撃された。古い地元の石鹸工場
も今朝、攻撃された。無人機とF16が何機か今まさに空を飛行中だ。
朝には20機もの航空機が空にあった。昨晩、ガザの人間は1分
たりとも眠れなかった!

イスラーム大学のイスラーム研究の教授でハマースの指導者である
ニザール・ライヤーン博士が今日、殺された。F16がジャバリーヤ
難民キャンプ中央部にある彼の4階建ての自宅を爆撃したのだ。
彼の4人の妻と9人の子どもたちもいっしょに殺された。これまでの
捜索で彼の家族14人が瓦礫の下敷きとなっていることが判明した。
同地区の住居多数が甚大な被害を受けている。いくつかは人間が
暮らせる状態ではなくなってしまった。ライヤーン博士は前に
イスラエルが侵入したとき、戦闘で息子二人を亡くしていた!

あらゆる形で、毎分のように、ガザが再び燃えている!


【メール その20】
日時: 2009/1/2(金) 1:41
件名: 真夜中のガザ

真夜中のガザの姿とはどのようなものか?
完全な暗闇。ガザ市内の80%以上がすっかり闇に覆われている。
この暗闇のなかでは自分の指すら見えない!一方、家の外では、
無人機が頭上で唸り、軍用ヘリが空を徘徊している。家のなかに
目を戻せば、子どもたちは就寝時間になっても、床につきたがらない!
悪夢や爆撃、爆発その他もろもろを恐れているのだ!

お決まりのように航空機の音が6日以上にわたり昼夜を問わず続いて
いたが、それが突然、消えた。・・・爆発音。・・・継続する爆発音。
・・・一連の爆発。・・・ほかにも身の毛のよだつ爆発が複数。
・・・爆風・・・ 遠くで燃え盛る炎。・・・子どもたちがベッドから飛び
上がる。恐がって・・・震え上がって・・・不安そうに・・・どうしたら
よいか分からずに!どこかに身を隠したい、でも、行くところなど
ないのだ。

まるでマットレスの下で爆発音がしているみたい、今度はどうすれば
いいの?ただ待つしかないんだ!だが、どうしたら子どもに待つことを
納得させられるだろう?しかも、何を待つというのだ? 今度は、
救急車と消防車のサイレンが聞こえてくる。それで我にかえる。
私はガザにいて、小さな発電機を動かして、2009年新年に世界に
向けてメッセージを書いているのだ。


【メール その21】
日時: 2009/1/3 (土)) 10:29
件名: 私は無事です 

今のところ私は無事だ。しかし、私の住む地区に対する空襲は
この10分間で9回、最悪の事態を誰もが予期している! 
午前3時から4時のあいだに、ガザ市内の複数の目標に対して
10回の空襲があった。イスラエルの軍艦からも砲撃があった。
地元の漁船10隻以上がその場で炎上した!午後、イスラエルの
ラジオが、攻撃目標になっているガザ地区の36カ所を発表した。
ガザ市東部の南北を結ぶ橋もあったし、ラファのガザ空港もあった。
事態は悪化の一途をたどっている。今にも地上攻撃が始まりそうだ!

もう電気も水もない。ディーゼル[発電機の燃料]もほぼ尽きた。
外出も無理だ。攻撃初日からずっと家にいる(今日ですでに8日。
あと何日この状態が続くのか…)

神の祝福がみなさんすべてにありますように。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
原文: Prof. Abdelwahed (ガザ・アル=アズハル大学
教養・人文学部英語学科) 発信の一連の電子メール

注: TUP速報793〜795号、797号での同教授の所属学部を
「芸術人文学部」と表記していましたが、これは
「教養・人文学部」の誤りでした。お詫びして訂正します。

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

ガザに残っている国際連帯運動のエヴァ・バートレットさんのレポートです。
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/4(日) 23:49 -
  
寺尾さんから転送されてきましたメールを以下再転送します。翻訳家の山田和子さんが翻訳した、ガザに残っている国際連帯運動のメンバーであるエヴァ・バートレット
さんのレポートです。
____________________________________________________________________________

件名: [wam_ml:01845] FW: ISM メンバーのレポート
送信者: Aisa Kiyosue
送信日時: 2009/1/4 22:45

******以下、転載・転送可******

連中はもうどんなことをしてもいいと思っている

エヴァ・バートレット
エレクトロニック・インティファーダ/Live from Palestine
2009年1月3日


直前のF-16の爆撃で煙と土埃がもうもうと舞い上がる中、必死に避難する
一家がいる。ジャバリヤのパレスチナ赤新月社(Palestine Red
Crescent Society:PRCS)の救急車受付には、恐怖におののきながら家か
ら避難する住民たちからの電話が殺到している。新しい年。新たなナクバ
(大災厄)。でも、この光景は目新しいものではない。イスラエルは今ま
たガザを爆撃し、世界はその横で、ガザをぐるりと囲んでいる電流の通っ
たフェンスや西岸地区を分断しゲットー化している壁とは無縁の、安全な
フェンスの上にのんびりと座っている。のんびりと座って、これまでの長
期にわたる封鎖でほとんど死にかけていたガザの人たちをイスラエルが
次々と虐殺していくのを正当だと言っている。

今夜は救急車4台に同伴。昨夜は2台だった。救急車は、できたての瓦礫の
山を巧みによけながら、縫うように、人為的に作り出されたゴーストタウ
ンの中、明りのいっさい消えた道路(ガザ中の道が同じような状態だ)を
走っていく。

こんなことはどう考えたってありえない、信じられない。皆殺しではない
か。「連中はもうどんなことをしてもいいと思っている。気が狂いかけて
いるんだ」と救急スタッフは言う。

家の残骸、モスク、学校、店の残骸。パニック状態で、死ぬのだけは免れ
ようと避難する住民たちの姿がそこここに見える。前夜、またも多くの家
が爆撃を受けて、今朝から、さらに大勢の人が避難を始めた。私も多くの
残骸をまのあたりにした。今朝、イスラエル軍が撒いたビラに、集団的懲
罰として北部一帯を爆撃すると書いてあり、住民たちはそれを信じた。
今、ジャバリヤの複数のPRCSステーションにはどこにも明りはついていな
い。つい先ほど停電してしまったのだ。寒さと闇の中、戸外の爆裂音は
いっそう大きく響きわたる。

砲撃で立ち昇る刺激性の煙が空気を汚していく。戦闘機と戦車とブルドー
ザーと戦艦で完全に包囲されているという感覚がどんどん強まっていく。
ガザ攻撃の最新ニュースが流れる。ガザ市のパレスチナ・モスクの近くの
孤児院が爆撃された。次はパレスチナ・モスクだと皆が口をそろえて言
う。すでに少なくとも10のモスクが破壊されている。今日のイブラヒー
ム・アル・マカドマ・モスクの爆撃で死んだ人は11人、怪我をした人は50
人。死者も負傷者も果てしなく増えていく。

北西部からの、そして、この救急ステーションから遠く離れた東部からの
救助を求める電話は、返事ができないままにやり過ごさなければならな
い。救急スタッフはICRC(赤十字国際委員会)経由でイスラエル相手に調
整をしなければならない。なんと痛烈な皮肉だろう。占領者はガザから出
る許可を与えず、占領者は侵攻し、その侵攻者は次々に人を殺し、重傷を
負わせ、そして、あろうことか、自分たちが殺し、怪我を負わせた人たち
を救急車が搬送する許可を与える権限まで持っているのだ。

信じられないという思いが続いている。重い爆発音とアパッチヘリのプロ
ペラ音も、夜の闇に撃ち込まれる銃撃のスタッカートも、結末のわからな
いまま、どことも知れない標的を直撃したミサイルの炸裂音も、何もかも
が、ただひたすら信じられない。

・・・・・・

エヴァ・バートレットはカナダ人の人道活動家、フリーランサー。2007
年、西岸地区の各地に8カ月、カイロとラファ・クロッシングに4カ月滞
在。2008年11月に第3次フリー・ガザ運動の船でガザに到着したのち、現
地にとどまり、国際連帯運動(ISM)の一員として活動を続けている。現
在、ISMメンバーは、救急車同伴活動を実施し、イスラエルのガザ空爆・
地上侵攻の目撃証言を現地から発信している。

翻訳:山田和子

"They know no limits now"
Eva Bartlett writing from the occupied Gaza Strip, Live from
Palestine, 3 January 2009

原文:http://electronicintifada.net/v2/article10106.shtml

エレクトロニック・インティファーダ:
http://electronicintifada.net/new.shtml

バートレットさんのブログ(In Gaza):http://ingaza.wordpress.com/

ISM(国際連帯運動):http://www.palsolidarity.org/

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

行動提起です
←back ↑menu ↑top forward→
 GO WEB  - 09/1/5(月) 23:14 -
  
こんな行動もあります
転載

イスラエルによるガザへの封鎖と爆撃は、国際人道法に対する重大かつ巨大な違反です。国際刑事裁判所(ICC)は緊急にこの件を捜査し、イスラエル当局を訴追すべきであり、それはイスラエルに攻撃をやめさせる圧力にもなるでしょう。国連安保理は、スーダンのケースと同様にイスラエルの犯罪をICCに付託すべきです。そして、国連人権理事会の理事国でありICCにも加入している日本政府は、そのための積極的な外交こそを今すぐ展開すべきです。

◇政府と民主党など野党に、即時停戦の実現とICCによる訴追に向けて動くよう働きかけをお願いします。

 麻生太郎首相[首相官邸]       (FAX)03-3581-3883
 中曽根弘文外相            (FAX)03-3592-2424
 小沢一郎(民主党代表)        (FAX)03-3503-0096
 鉢呂吉雄(民主党ネクスト外相)    (FAX)03-3593-7272
 犬塚直史(民主党ネクスト外務副大臣) (FAX)03-5512-2318
  志位和夫(共産党委員長)       (FAX)03-3508-3735
 福島瑞穂(社民党党首)        (FAX)03-3500-4640
  
                                                  転載終わり

「きっこのブログ」にガザ空爆に反対する電子署名のお願いもあります。英文ですが、案内に従って行えば簡単だそうです。
 リンク
 http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/01/post-07d1.html
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)@KD125029170232.ppp-bb.dion.ne.jp>

アブデルワーヘド教授1月4日のメール。今日救急医療士3人が死ぬ。
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/6(火) 10:00 -
  
独立系翻訳配信グループTUP(Tanslators United for Peace平和をめざす翻訳者たち)が配信しています大学教授アブデルワーヘド氏のガザ現地報告メールの続きです。2009年1月4日の記録です。
以下の情報をできるだけ多く友人、知人に情報拡散するようにお願いいたします。

______________________________________________________________

◎地上戦のガザから 自家発電で命がけで世界に発信される現地の声

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
地上戦が開始されて3日目、民間人の犠牲も拡大の一途をたどってい
ます。水も電気も医薬品も食糧も尽きたガザ、ミサイルと砲弾の雨の
なかで、それでも他者の命を救おうとしている人たちがいます。

ガザのアブデルワーヘド教授からのメールの邦訳です。
<邦訳: 岡真理; 凡例: (原注) [訳注]>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【メール その22】
日時: 2009/1/4(日)12:12
件名: 緊急!

毎分、爆発音が聞こえる。1回あるいは2回、3回のこともある。
この状態がここ15時間以上続いている。戦車、大砲、戦艦。
UNRWA職員のフサイン・オーダ・アル=アイディ(58歳)が
戦闘のまっただ中に釘付け状態にされている。イスラエルの
戦車複数が彼の自宅の周りを直径1キロ以上の円を描くように
動いている。彼は昨晩10時半、砲撃を受けた。家族5人が重傷
を負っている。だが、イスラエルの戦車以外、誰も彼に近づけない。
彼の家には電気も水も食糧もない。彼の家族たち、母親と彼の
二人の兄弟の家族が一部屋にすし詰めになっている。20人以上だ。
フサインを緊急に援けなければ、そして怪我人を避難させ
なければ。

【メールその23】
日時 : 2009年1月4日(日)18:15
件名 : フサイン・アル=アイディ、戦闘の只中に釘づけ!

フサイン・アル=アイディが戦闘の只中に釘づけになっている![注1]
フサイン・アル=アイディはガザ市東部在住のパレスチナ人(58歳)。
今の場所に25年以上、住んでいる。自宅は野菜畑の真ん中に位置
している。彼はUNRWAの職員だ。彼は今、一部屋に、自分の家族
20人と、彼の二人の兄弟の家族たちとともにいる。彼らは、狭い部屋で
電気も水も食糧も電話もないまま、すし詰めになっている!彼の周り
には何もない、あるのは戦場だけ。

昨夜10時半、アル=アイディ氏は戦闘の真っ只中におかれ、砲撃が
自宅に着弾、家族5人が負傷した!彼は負傷者を救出するため
救急車をよこすよう訴え続けているが、叶わない。負傷者を、そして
可能ならば家族全員を救出するために、彼のもとに救急車を送って
くれという訴えはこれまでのところ、いずれも聞き入れられるに
いたっていない!周囲1キロ半以上をイスラエル軍が完全にコント
ロールしており、イスラエル人以外、誰もアル=アイディ氏のもとに
たどり着くことができない! この状況は、どこの国でもいい、人権
団体が緊急に人道的行動をおこすことを必要としている!

ガザには電気も水もない。食糧もわずかしかない。私は発電機が
まだ稼動するのを幸いに、世界に発信している。爆弾が雨あられと
私たちの上に降り注いでいる。そして不運にも、アル=アイディ氏は
戦闘のど真ん中にいるのだ!

[注1]
アル=アイディ氏については、イスラエルのハアレツ紙で
アミラ・ハスも報じています。
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1052606.html

日本語訳はこちらを。
http://esperanzasroom.blogspot.com/


【メールその24】
日時 : 2009年1月4日(日)19:41
件名 : ミサイルの雨と真っ暗闇のガザ

ガザで、私たちは、雨のように降り注ぐミサイルと砲弾の集中砲火の
真っ只中にいる!今は完全な暗闇だが、その闇を破って無人飛行機や
ヘリコプターの唸る音が聞こえてくる。通りは人っ子ひとりいない!
ときどき、救急車と消防隊のサイレンが聞こえる!
ガザ北部の市民は自宅からガザ市西部に逃げ、ゼイトゥーン地区の
者たちは西部に逃げている!市民にはなすすべがないというのに、
彼らのことなどおかまいなしだ! 彼らを守るものは何もない。今日、
救急医療士3人が死ぬ。ほかの命を救おうとしているさなかだった。
一昨日も、医師1人と救急医療士が殺された。今夜、携帯の電話網は
完全に麻痺している。地上電話は、回線状態は悪いが通話可能だ!
夜明け前、ガザの空のいたるところに黒煙の雲があった!わぁぁぁぁぁ、
今まさに、足元で地面が揺れている!ボーーーーーーン!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
原文: Prof. Abdelwahed (ガザ・アル=アズハル大学
教養・人文学部英語学科) 発信の一連の電子メール

注: TUP速報793〜795号、797号での同教授の所属学部を
「芸術人文学部」と表記していましたが、これは
「教養・人文学部」の誤りでした。お詫びして訂正します。

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

アブデルワーヘド氏のガザ現地報告メール2009年1月5日と6日
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/7(水) 11:00 -
  
独立系翻訳配信グループTUP(Tanslators United for Peace平和をめざす翻訳者たち)が配信しています大学教授アブデルワーヘド氏のガザ現地報告メールの続きです。2009年1月5日と6日の記録です。

Global Watch/Parisのコリンさんのメールではフランス全土で20万人、イギリスで6万人規模のデモが組織されたとのことです。

http://list.jca.apc.org/public/aml/2009-January/022597.html

コリンです。
デモの数の修正をします。
パリは、数字数えの時点以降まだまだ人が到着 したようです。約5万。リヨン:4万、トゥールー ズ:2000など、
全国で20万人がデモしました。
イギリスも同様で、ロンドンも4万から5万。マン
チェスター:4000、エディンブルグ:3000などです。
イスラエル軍による地上部隊の侵攻は、今後ま
すます大きな被害と犠牲者を生み出すことが予
想されます。
各国、それぞれ、様々なレベルでの調整が困難
だとは思いますが、フランス、イギリスでは、
次回の大きな抗議行動を1月10日(パリは15時)に
定めました。まだ完全な世界統一行動までには
いたらずとも、多くの世界の都市のデモがこの
日程で、同時抗議行動ができれば、パワーアッ
プできると思います。
よろしくお願いします。

日本でも世界統一行動として1/10にイスラエル大使館への抗議行動が予定されています。

http://ccpnews.blog57.fc2.com/blog-entry-11.html

==============================
★ガザに光を!即時停戦を求めるピースパレード&シンポジウム

1月10日(土)

15:30 集合(芝公園23号地)
16:00 ピースパレード出発
17:30 パレード終了(解散地は六本木三河台公園)

※パレードには、なるべくペンライトなど光るものを持参してお越し下さい。

18:30ー20:30
  聖アンデレ教会(最寄り駅神谷町、芝公園そば)にてシンポジウム

※パレード解散地最寄り駅の地下鉄日比谷線の六本木駅から1駅で
シンポジウムの会場の最寄り駅である神谷町まで行けます。

呼びかけ:
 ピースボート
 日本国際ボランティアセンター
 パレスチナ子どものキャンペーン
 アーユス仏教国際協力ネットワーク
 日本YWCA
 日本聖公会東京教区エルサレム教区協働委員会
 パレスチナの子どもの里親運動
 1コマサポーター   ほか


___________________________________________________________

◎なお続く地上攻撃 自家発電で命がけで世界に発信される現地の声
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
世界各地で抗議の声が上がっています。その訴えが聞き届けられて、
停戦が実現するまで、あと、どれだけの爆撃と破壊と死の知らせを
私たちは受け取るのでしょうか。

ガザのアブデルワーヘド教授からのメールの邦訳です。
<邦訳: 岡真理; 凡例: (原注) [訳注]>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【メール その25】
日時:2009年1月5日(月)18:31
件名:2009年1月5日午後6時半

今日、シファー病院の発表によれば、16人の子どもと7人の女性を
含む39人の民間人が亡くなった!公式発表の死者数は540人以上
にふくれあがり、加えて負傷者は2600人!
人々の健康をめぐる状態は耐えがたく、酸鼻をきわめる。市民は
逃げ場を失い右往左往している!ガザ市内のシュジャイヤ(人口が
とくに過密な地区だ)で、妊娠中の女性が4人の娘とともに砲撃で死んだ。
私の子どもたちは、隣の建物が狙い撃ちされてから、ますます緊張と
不安を募らせている。私は努めて子どもたちに話しかけ、できるだけ
落ち着かせようとしている。しかし、実際は、航空機、ヘリコプター、
無人飛行機が大砲や戦車の砲撃に加わって、私たちは緊張を解いたり
和らげたりする暇もないのだ!


【メール その26】
日時:2009年1月5日(月)19:00
件名:ガザ 2009年1月5日

2009年1月5日午後6時。
地上攻撃の今日、イスラエルの戦車部隊はさらに多くの土地を制圧した。
イスラエルの航空機はガザ地区の30の攻撃目標を空襲した。気がかりなのは、
ゼイトゥーン地区の東部であれ他のどこであれ、自宅にとどまることのできない
市民たちのことだ。ゼイトゥーンは農業地帯で住んでいるのは農民たちだ。
彼らのうち何百人かは、ゼイトゥーン地区のなかで人口が密集した住宅地
の奥に避難することができた。

多くの民間人が、ガザ市の境界地域に対する爆撃で死んだ。
電気と水が、ガザの人間すべてにとって依然、主要な問題となっている。
発電機はまだ動くので、私はこれらのメッセージを大急ぎで書くことができる!
携帯は麻痺し、地上電話はつながらなかったり、聞き取れなかったりする
こともあるが、はっきりと聞こえることもある! 数分前、すぐ近くが空襲された。
どこだか特定できないが、恐怖におののいた。近所の建物に着弾したのだ!
ほんの3軒向こうの建物だ。犠牲者もいる!

イスラエルの航空機が照明弾を投下している。あるいは、なにか軍事目的の
ための光なのかもしれない。イスラエルは何度か、アル=アクサー衛星放送を
妨害して、反ハマースの内容を放送した。また戻ります、そうできるなら!


【メール その27】
日時:2009年1月5日(月)20:13
件名: なし

次から次へとF16による空襲が今。


【メール その28】
日時:2009年1月6日(火)13:36
件名:ガザ 1月6日12:30

昨晩、空襲はますます激しさを増した:30回以上にわたり、ビーチ難民
キャンプ東部にある保健センターをはじめ、さまざまな地点が空襲の
標的になった。4階建ての建物が1軒、F16に爆撃され、完全に破壊
された。何百人もの人々が次々に、戦闘地帯となっている市の郊外
から命からがら脱出した。彼らは市内に住む親戚を頼ったり、UNRWA
の学校に避難している。

フセイン・アル=アイディと家族(女たちと子どもたち)はいまだに、水も
食糧も電話その他いかなる生命線となる設備もないまま、一部屋に
閉じ込められたまま動くことができないでいる。家族のうち5人が何かの
爆弾の破片で負傷している。アミラ・ハス記者が、イスラエルのヘブライ語・
英語の日刊紙ハアレツで昨日、それを記事にし、今日、内容が更新された!

一方、人権のための医師団が介入して、身動きできないアル=アイディの
家族のもとにたどりつけるよう調整に努めている。救急車とおそらくいくらか
の食糧を届けようとしている。だが、これまでのところ成功していない!
戦闘のただなかにおかれて人道的〔措置を必要としている〕ケースは
ほかにもある。さらに多くの市民が戦場で身動きがとれなくなっているのだ。
死傷者の数も増加の一途だ!

【その29】
日時:2009年1月6日(火)18:06
件名:UNRWAの学校、爆撃

何千人ものパレスチナ人がUNRWAの複数の学校に避難した。
そのうち40人が今日(2009年1月6日)、空からの攻撃で殺された。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
原文: Prof. Abdelwahed (ガザ・アル=アズハル大学
教養・人文学部英語学科) 発信の一連の電子メール
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

*これらの情報をできるだけ多く友人、知人に情報拡散するようにお願いいたします。
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

ガザ地区から医師の報告
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/7(水) 18:16 -
  
寺尾さんから転送されてきましたドイツ在住のジャーナリスト梶村さんからのメールを転送します。

情報拡散をお願いいたします。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 以下、転送 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

件名:[uketugu] ガザ地区から医師の報告翻訳/梶村
差出人:Taichiro Kajimura
送信日時:2009/1/7/0:46

梶村です。

西側では少ない現場からの一次情報です。わたしはこのMLにだけしか流しませんので、みなさん後はお願いします。

ーーーーーーーーーーーーー

ガザ地区から医師の報告翻訳

 以下は中央ヨーロッパ時間の1月6日(火曜)午前9時半にドイツ紙『南
ドイツ新聞』の電子版に掲載されたものの翻訳です。インタヴューの正確な
日時が不明ですが、内容からしてガザの現地の5日(月曜)の夜中あたりだ
と思われます。ガザには外国人記者が入れないため、地上戦開始下の病院か
らの医師の報告として貴重なものと考え翻訳しました。この翻訳は「訳責;
梶村太一郎/ベルリン」と明記された上で、どしどし転送して下さって結構
です。

原文;http://www.sueddeutsche.de/politik/752/453443/text/
ここではギルベルト医師の写真も掲載されています。

以下翻訳、( )内は訳注。

ーーーーーーーーーーーー
(見出し)ガザ地区の市民犠牲者
「私たちは次から次へと切断手術を続けている」

(記事リード)イスラエルの地上進攻の開始以来市民の犠牲者の数は急増し
ている。ノルウェー人のマッズ・ギルベルトは、現在ガザ地区に滞在してい
る唯一の西側の(欧米の意味)ふたりの医師のひとり。ギルベルトはドラマ
チックな報告をした。

インタヴュー;トーマス・アウ゛ェナリウス記者

(人物解説)マッズ・ギルベルト(Mads Gilbert)61歳、は麻酔医でノル
ウェーのトロムソ大学教授。彼は新年から同僚の同僚の外科医エリク・
フォッセ(Erik Fosse)医師とともにガザ市のシーファ(Schifa)病院で手
術をしている。ふたりはNorah (原文;Norwegian Medical Solidarity
Organization Norah)の会員である。

(インタヴュー始まり)
南ドイツ新聞(以下SZ);ギルベルト博士、ガザの情況はどうですか。

マッズ・ギルベルト(以下MG);今夕の情況はドラマチック以上のものだ。
激しく爆撃されている。この48時間は大変に厳しかった。ガザ市の野菜市
場への攻撃で多数の死傷者が出た。今日病院に運ばれた210人の負傷者の
内だけでも35人が救急部門で死亡した。死者の内で18人が9歳以下の子
供たちだ。私たちは次から次へと切断手術を続けている。廊下は切断手術を
受けた患者でいっぱいだ。私はすでに手術をいくらしたか数えられない。

SZ;犠牲者のうち子供と女性はどれくらいでしょうか。

MG;今日、私はひとりの子供の手を切断手術した。この子は家族のうち11
人を失っている。私たちのところに九ヶ月の赤ん坊がいるが、この子の家族
は全員がイスラエルによって殺された。市民の犠牲者の数は急激に増加して
いる。月曜日の晩には死者は540人、負傷者は2550人だった。死者の
30パーセントと、負傷者の45パーセントが女性と子供だ。これまでで、
子供の死者は117人、負傷者は744人だ。

SZ;救助隊の作業はどんなに危険ですか。

MG;今日は救急車二台が襲撃された。二人の救助隊員が殺されたが、彼らは
狙われて攻撃されている。シーファ病院の隣のモスク(イスラム寺院)が空
襲された。そのため病院の窓ガラスがすべて割れてしまった。今は外の気温
は摂氏7度だから患者全員が震えている。医師や看護人ももちろん同じだ
が。これら全てが理解を絶することだ。

SZ;病院の職員の情況はどうでしょうか。

MG;ひとつだけ強調したい。この病院には現時点で、医師、看護人、ボラン
ティアが50人いる。私たちは爆撃音を聞きながら、負傷者を満載した車を
待っている。私はこれまでに、彼らパレスチナ人の医師たちと助手たちほど
献身的な働きをする人間を見たことがない。

SZ;あなたはハマスの戦闘員も治療しますか。

MG;その質問は適切ではない。私たちはここで医師として誰でも治療する。
わたしたちはイスラエルの兵士にもそうするだろう。しかし、私は何百人も
の患者を診たが、その内でハマスの戦闘員はたったふたりだけだった。

SZ;何が最も緊急に必要でしょうか。

MG;とりあえず緊急なのは、爆撃を停止し、イスラエルが境界の通路を開
き、食料と燃料をガザへ運ぶことだ。

SZ;あなた自身は安全ですか。

MG;150万人のパレスチナ人が、この世界最大の牢獄に閉じ込められてい
る。彼らは恐れてはいない。なぜ私たちが恐れるべきだろうか。

SZ;あなたはどのようにしてガザ地区に入り込んだのですか。

MG;私たちは元旦にラファ(Rafah)経由で入って来た。ノルウェー政府が
エジプトの指導部に非常に大きな外交圧力を掛けたのだ。そのおかげで入っ
て来れた。私はなぜ他の西側の医師たちが来ないか疑問に思っている。世界
はここで何が起こっているかを見ることが出来ない。私たちだけが西側の代
理人だ。私たちは、援助すべき医師なのだ。それと同時に私たちは世界中の
メディアに電話で情報を伝えなければならない。同僚とここへ来ていらい、
私たちは時間を忘れて働いている。あの音が聴こえますか。また爆撃されて
いる。ここで話しを終わりにしなければなりません。

(インタヴュー終わり。翻訳以上)
「訳責;梶村太一郎/ベルリン」

(転送終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

イスラエル軍がガザで非通常型兵器を使用
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/10(土) 2:47 -
  
パリに本部を置く国際情報メデア「Planette non-Violence 暴力のない惑星」のウェッブサイトに掲載された1月8日付けのフランス語記事の翻訳です。

「イスラエル軍がガザで非通常型兵器を使用」とのタイトルの記事です。ガザ地区を攻撃しているイスラエル軍が殺傷力の非常に強力なデイム(DIME)と呼ばれる爆弾を使用しているため手足を吹き飛ばされたパレスチナ人の犠牲者が多数出ているとのスクープ記事です。

この記事には「吹き飛ばされたパレスチナ人男性の両足」の写真が貼付されています。

下記のURLでは画像が見られますがあまりにも残酷な写真ですのでご注意ください。

■ イスラエル軍がガザで非通常型兵器を使用 (Planette non-Violence 2009.01.08)

http://www.planetenonviolence.org/Des-Armes-Non-Co【URL短縮沸:C-BOARD】s


この(残酷な)写真を公開するのはセンセーションをまき起こすためではありません。ガザで今進行している現実とパレスチナ人の苦しみを伝えるためです。世界中のテレビがガザの虐殺を直接報道している一方、シオニスト体制を信奉する原理主義者たちがここパリの広場で、戦争犯罪と人道への罪、テロリスト国家イスラエルの非人間性を正当化するために卑屈で自惚たデモをしています。

マッド・ギルベール医師は、包囲されたガザに滞在しているノルウェー医療チーム三人のうちの一人です。この医療チームは、イスラエル軍は百五十万人のパレスチナ人が暮らす貧困化したガザ地区に対して米国製武器を使用していると断言しています。

プレスTVの独占インタビューに答えてガザ地区内部の現況を語ってくれました。

プレスTV:劣化ウラン弾について何か新発見はありますか?

マッド・ギルベール医師:劣化ウラン弾についてお伝えできる事は多くありませんが、イスラエル軍がデイム(DIME)と呼ばれるタングステン合金の強力な爆発力持つ非通常型爆弾を使用している証拠を持っています。この爆弾の爆発力は強大です。

この爆弾は炸裂の速度が速く破壊力は十メーターほどで遠くには及びませんが、破壊力がすさまじく近くの人間は粉々になってしう程です。

この爆弾がはじめて使われたのは2006年のレバノンとガザです。今シファ病院で診る傷の状態からすると、ほんとに多くの傷がイスラエル軍が使ったこの強力爆弾デイム(DIME)による傷であることを私たちは確信しています。

この爆弾で負傷した生存者は長期的に見るとガンを発症するでしょう。この爆弾がガンを発症させる有力な証拠があります。

この爆弾による後遺症の研究はほとんどされていませんが、いくつかの研究が米国でなされていて、この爆弾がガンを発症させる

可能性が高いことを(医学的に)証明しています。

プレスTV:この問題で何か付け加えることはありますか?

マッド・ギルベール医師:ガザで今起きていることは国際法に違反しています。人道に違反しています。人間がもっている道徳に違反しています。たとえ意見が違っていたとしても人間をこのように扱ってはけません。たとえ戦っている相手であっても、

民間人、子供、女性をこのように扱ってはいけません。私はイスラエルの医者と看護師に対して訴えます。イスラエル政府にこの残虐行為を直ちにやめるように働きかけるてもらいたい。このようなことを続けることはできない。

我々は意見の相違があるかも知れないが、ガザ地区のパレスチナ人をこのように扱ってはいけない。

今日もイスラエル軍がガザを爆撃し我々は150人の負傷者と50人以上の死者を収容した。

プレスTV:シファ病院だけでですか?

マッド・ギルベール医師:そうです。シファ病院だけです。私は10歳の少年を治療しました。彼は胸全体に爆弾の破片が食い込んでいました。彼の膝の上には、爆弾で切断されたほかの人の足が乗っていました。私たちは彼の命を救うために全力で治療しましたが、少年は我々の腕の中で死にました。

恐ろしい体験です。あなた方が報道する犠牲者の数の背後には、血の通った人間が、家族が、女性が、お婆さんが、子供がいるのです。

これが現実なのです。イスラエル軍の爆撃に犠牲を払っているのは普通の市民であるパレスチナ人なのです。

パレスチナ人の半数が15歳以下です。ガザ地区のパレスチナ人の80%は国連が定める貧困の最低レベル以下で暮らしています。

現在食料がありません。電気がありません。暖房がなく寒さに震えています。その上殺されているのです。

プレスTV:この爆弾の犠牲者の数はどのくらいですか?

マッド・ギルベール医師:我々が収容した患者のほとんど全員が重度の手足の切断を負っています。おそらくこのタイプの非通常型爆弾にやられたのだと思います。もちろん多くの傷や火傷を負った負傷者を収容していますが、手足を切断された負傷者の数があまりにも多いのです。

ここではやることがたくさんあります。パレスチナの医師、看護師、医療スタッフの皆さんは、人々の命を救うために信じられないほどの働きをしています。エリック医師と私はこの大海の中の一滴にすぎませんが、彼らに多くのことを学んでいます。

私たちは、不幸にもこの問題の解決策を探す時間はありません。人々の命を救わねばなりませんから。

国際社会がこの問題の解決策を探さねばならないと思います。

(Akram al-Sattari,Press TV Gaza 2009.01.05)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

◎考える葦さんのガザ虐殺事件情報の精力的投稿に感謝します。今後もよろしく
←back ↑menu ↑top forward→
 戸田 E-MAILWEB  - 09/1/10(土) 8:24 -
  
 パレスチナ問題に思い入れの深い戸田にとって、今回(またしても)のイスラエルによ
るガザ大虐殺攻撃には居ても立ってもいられない気持で、日本マスコミ・マスゴミのあま
りにイスラエル・米帝に偏った報道、「暴力の連鎖を嘆く」風のエセヒューマニズムの歪曲報道に怒りを覚える毎日ですが、なかなか投稿や行動に向かえず、歯がゆい思いをしています。

 考える葦さん、今後もよろしくお願いします。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i60-42-225-173.s04.a027.ap.plala.or.jp>

イスラエル軍によるガザ地区のパレスチナ人虐殺の現状が写真と動画で見れます
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/10(土) 10:48 -
  
現在起こっているイスラエル軍によるガザ地区のパレスチナ人虐殺の現状が下記のURLで写真と動画で見れます。

http://www.flickr.com/photos/30837739@N04/show/

写真はガザ在住の写真家Saharef Sarhan氏が撮影したものです。

目を背けたくなるような残酷な写真ですがこれが真実なのです。

寺尾さんより転送されてきましたパリのGlobal Watch所属のコリンさんの2009.01.10付けメールを以下に転送いたします。できるだけ多くの知人・友人に情報拡散してください。

私も本日午後一時半からのイスラエル大使館での抗議行動に参加します。


(以下転送文)
__________________________________________

寺尾です。

コリンさんからのメールの転送です。

重複して受信された方には大変申し訳ありません。御手数をお掛けしますが
削除してくださることでお許しください。

転送・転載歓迎。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 以下、転送 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

件名:[AML 23350] 君は本当に見たか? ガザを!あの犠牲者たちの顔を!
差出人:Global Watch/Paris
送信日時:2009/01/10 4:08

コリンです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イメージは、

幾つかのNPOが立ち上げた<緊急ガザ> http://www.urgence-gaza.com/
サイトをご覧下さい。全文仏語しかありませんが、イメージやビデオは、言
葉に関係なく見れると思います。
右上の、PHOTOS  VIDEOSをクリックして下さい。
写真、ビデオ共に、非常に衝撃的なイメージがありますので、見る場合に、
神経に障る場合もありますので、ご注意ください。
イスラエル侵攻、虐殺の実相が分かるはずです。

このサイトは、同じく右上に、刻々と代わる死亡者、負傷者、を表記してい
ます。
上から、
戦いが始まってから何日目か
殺された大人
殺された子供
殺された女性
負傷者
の順です。

明日のデモは、全国で100カ所あまり。フランスでも歴史的なデモになるは
ずです。その他近隣ではブラッセル、スイスのベルン、ドイツ・ベルリン
(その他、各都市)、リュクセンブルグ、エディンバラ、ロンドン、カナダ
のモントリオ−ルなどでも同じく、デモがあります。

明日のパリのスローガンは、
<ガザ、ガザ、みんな君たちと一緒だ!>
<ガザの子供たち、パレスチナの子供たち、殺しているのは人間性だ!>
<ぼくらはみんな、ガザのこどもたちだ!>
<ぼくらはみんな、パレスチナのこどもたちだ!>
<イスラエル人殺し、サルコジ共犯!>
<オルメルト、ファシスト、テロリストはお前だ、リヴニ、ファシスト、テ
ロリストはお前だ、バラク、ファシスト、テロリストはお前だ>
などなど

(以上転送文終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

1月10日の世界統一「イスラエル軍によるガザ地区パレスチナ人虐殺抗議」行動
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/11(日) 17:17 -
  
昨日(1月10日土曜日)午後一時半よりイスラエル大使前で行われた「九条改憲阻止の会」主催の「イスラエル軍によるガザ地区パレスチナ人虐殺「抗議行動に参加してきました。

緊急行動にもかかわらず約70名の参加で成功だったと思います。制服警官20名、私服公安刑事20名に厳重に警備されたイスラエル大使館は静まり返りっていました。

その後の芝公園での集会とデモに1500名、夜の聖アンデレ教会での集会に500名の参加とのことです。

大阪では約500人が参加。「虐殺を許さないぞ!」などと声を上げながら中之島公園からJR大阪駅前まで約1.5キロを行進したとの由。(朝日新聞)

他の日本の都市でイスラエルへの抗議集会とデモが行われたと思いますが、参加者をどのくらいだったのでしょうか?情報をお持ちの方はお知らせください。

昨日1月10日は世界各地で「イスラエル軍ガザ侵攻」を抗議し直ちにやめさせる世界統一行動の日でした。

フランスでは、内務省発表で全国130都市で計12万人(警察発表)が参加したとのことです(ル・モンド紙)。

パリでは、主催者発表で10万人、警察発表3万人おそらく5万人以上の人々が午後三時レプブリック広場での集会に参加した模様。

レプブリック広場をデモが出発して先頭がナシヨン広場に到着した午後五時になっても、最後尾はまだレプブリック広場から出発できないほど参加者が多かったと報じられています。目的地のナシヨン広場では若者と警官隊が衝突し警官隊が催涙スを使用して180人を逮捕したとのことです。

他のフランスの都市では警察発表によりますと、リヨン(8,000-10,000)、リール(10,000),ボルドー(1,800-8,000)、マルセイユ(2,000-5,000)、ミュルーズ(2,500-3,000)、グルノーブル(2,500-3,000),ニース(2,500-6,000),ルアーブル(2,000-3,000),ルーアン(2,000)などです。

ロンドンでは、反戦団体やイスラム系組織などがデモを共催し攻撃開始後のデモとしては最大の数万人が都心を行進したとのこと。

「虐殺をやめろ」「イスラエルは恥を知れ」などと気勢を上げ、デモは行進の終点に近いイスラエル大使館前では、多数の靴や爆竹などが大使館に向けて投げられ、一部参加者は警官隊と小競り合いになりけが人や逮捕者も出たとの由(共同通信)。

ベルリン、コペンハーゲン、ストックホルム、オスロ、アテネなど他のヨーロッパの都市でも抗議行動が行われたとのことです。

イスラエル国内での反戦集会やデモは無かったのでしょうか?又アメリカやカナダ、他の国でも抗議活動は無かったのでしょうか?

情報をお持ちの方はご一報ください。

イスラエルとその背後で軍事的にも財政的にも政治的にも全面支援している米国による今回の「パレスチナ人大虐殺」に抗議し直ちに中止させる世界統一行動で数十万が決起したことは画期的なことだと思います。

日本では、NHKを初めとして大手マスコミが「イスラエルも悪いがロケット攻撃をしかける過激派ハマスも悪い」と喧嘩両成敗の世論操作を仕掛けてイスラエル軍によるパレスチナ人虐殺に手を貸しています。

NHKはハマスを呼ぶとき必ず「過激派」を前につけて「過激派ハマス」と報道します。ハマスがイスラエル領内に打ち込むロケット弾は、長さ一メートル足らずの手製の本当に原始的なロケット弾でしかないのです。

一方イスラエル軍は、米国から供与された最新兵器を、武器を持たないパレスチナの一般住民特に女性や老人や子供に容赦なく浴びせかけています。

昨日配信しました米国製の非通常型兵器デイム(Dime)で吹き飛ばされパレスチナ人男性の両足の写真を見るかぎり、その爆発力は尋常ではないと思います。

http://www.planetenonviolence.org/Des-Armes-Non-Co【URL短縮沸:C-BOARD】s

ガザ地区はイスラエルによる長年の経済封鎖で食料も医薬品も水もあらゆる生活物資が極度に欠乏しているため、パレスチナの住民は生活のためにエジプトとの国境地帯に何百の地下トンネルを堀って生活必需品をエジプトから持ち込んで来ていました。地下トンネルは150万人のガザ住民にって生命線そのものでした。

イスラエル軍は今回この地下トンネルを地中深く貫通する劣化ウラン弾で使って空爆し破壊しました。

ご存知のように、劣化ウラン弾は「原子爆弾」そのもであり、その放射能汚染による被爆被害は広範囲に拡散しかつ何世代にもわたってガン発症などの重篤な悪影響を与えます。

このような「人類に対する残虐な罪」を決して許してはいけません。決して黙殺したり黙認したりしてはいけません。

我々の70年全共闘運動と安保闘争その後の新左翼内部の党派闘争の際、自民党、財界人、公安警察、マスコミ、評論家達はここぞとばかりに「反過激派」の大キャンペーンをはって世論操作に成功し、闘う部隊を弾圧し政治闘争を圧殺したのです。

我々は二度とマスコミによる「ハマス=過激派」キャンペーンを許さず、「イスラエルと米国こそ戦争犯罪人であり,パレスチナ人の虐殺を直ちに止めろ!」との世論を盛り上げ、虐殺中止の具体的な行動をとっていかねばならないと思います。

私達は世界とつながっています。
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

1月10日「イスラエル軍のガザ攻撃弾劾・即時中止」集会・デモ情報
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/11(日) 22:46 -
  
昨日1月10日に世界規模で行われました「イスラエル軍のガザ攻撃弾劾・即時中止」の集会・デモに関します情報を皆様からいただきました。誠にありがとうございました。

開催都市名と参加者数(主に警察発)をまとめたものを以下にお知らせします。

イスラエル国内でも戦争反対のデモがあったとの情報がありますが、どなたか詳細をお知らせください。

又米国内での動きはあったのでしょうか?その他追加情報がありますればお願いいたします。

1.「Japan」
Tokyo 1500
Osaka 500 (Asahi)
Kyoto 100
2.[Egypt]
Alexandria 50,000 (AFP)
3.[Lebanon]
through southern Lebanon Nearly 20,000 (AP)
4.[Kuwait]
3,000 (AFP)
5.[Jordan]
Amman 2,000 (AFP)
6.[Kenya]
Nairobi hundreds (Aljazeera)
7.[Britain]
London 12,000 (AP)
London Tens of thousands (Guardian)
London up to 20,000 (CNN)
London around 20,000 (Reuters)
Edinburgh Thousands (AP)
8.[Germany]
Berlin and two other cities 20,000 (AP)
Berlin More than 6,000 (AFP)
Duisburg some 10,000 (AFP)
in towns across Germany More than 40,000 (Reuters)
9.[Austria]
Innsbruck 3,500 (AFP)
10.[France]
Paris 30,000 (AFP)
in more than 120 towns and cities elsewhere more than 90,000 (AFP)
Lyon 8000-10,000 (Le Monde)
Lille 10,000 (Le Monde)
Bordeaxu 1800-8000 (Le Monde)
Marseille 2000-5000 (Le Monde)
Grenoble 2500-3000 (Le Monde)
Nice 2500-6000 (Le Monde)
Le Havre 2000-3000 (Le Monde)
Rouen 2000 (Le Monde)
Toulouse 1600-4000 (Le Monde)
Mulhouse 2500-3000 (Le Monde)
Rouen 2000
11.[Spain]
Barcelona 30,000 (AP)
12.[Greece]
Athens more than 2,000 (AFP)
13.[Italy]
Rome a small group (AFP)
Milan, Florence and Venice several thousand (AP)
Milan and Turin thousands (AFP)
14.[Swiss]
Bern 7,000 (AFP)
15.[Norwey]
Oslo 1,000 (Aljazeera)
Oslo 5,000 (AFP)
16.[Sweden]
Stockholm 3,000 to 5,000 (AP)
17.[Malaysia]
Kuala Lumpur At least 5,000 (Aljazeera)
18.[Indonesia]
Jakarta about 200 women protested outside the Egyptian embassy (AFP)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

ガザのアブデルワーヘド教授のメールNo31(2009.01.10)
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/12(月) 12:10 -
  
イスラエル軍によるガザ地区150万人住民への無差別攻撃がますますひどくなっています。

京都在住の岡真理さんから寺尾さん経由で転送されてきましたメール情報では、

攻撃15日目の被害はフランスのUrgenca Gaza(緊急ガザ)のHPによれば、

死者は854名、うち子ども275名、女性100名、負傷者3681名、危篤400名。

以下に「ガザのアブデルワーヘド教授のメールNo31(2009.01.10)」を転送します.。

今メールを多くの知人・友人に情報拡散してください。
_____________________________________________________________________________________

【メールその31】
日時:2009年1月10日(土)20:31

件名:ガザ攻撃15日目

どこもかしこも死で覆われている。昨晩の空襲は70回以上、さらに

今日は30回!これらの空襲で何百人もの子どもたち、女性たちが死んだ!

あなたがたには想像できるまい、このすさまじい破壊の姿を。人々は

継続する爆撃になす術もない。爆撃された建物の瓦礫の下敷きになって、

一家全滅した家族がいくつもある!

複数の戦車がガザ市に向かってゆっくりと移動している。夜はただひたすら恐ろしく、

夜明けの光を目にすると子どもたちは歓喜の声を上げる!子どもたちは続けて

何時間も眠ることができない。こっちで空襲、あっちで砲撃、遠くで激しい機関銃

の音という状況なのだから。今、F16が私たちの頭上を飛んでいる。

ガザ市全体が食糧難に陥っている;当然のことながら果物や野菜などまったくない。

電気と水の状況も依然、ひどい。今日、ガザのいくつかの地域で2時間、電気が

供給された!ガザは人道的・環境的危機の限界にある!健康をめぐる状況も

貧弱な病院も崩壊しつつある!時折、自分のまわりで起きていることをことばに

できなくなることがある!

アブデルワーヘド教授
ガザ・アル=アズハル大学
教養・人文学部英語学科
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

母親の遺体とともに見つかったガザの子ども達
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/13(火) 11:49 -
  
ガザ地区ではイスラエル軍によるパレスチナ住民の無差別殺戮が続いています。こんなことが6000km離れたところでこの瞬間でも行われているのです。

何も語らず何の関心を持たず座視することはイスラエルの蛮行を許すことになります。我々がすぐできることは何でもやりましょう。

虐殺抗議の集会やデモや講演会に参加しましょう。

イスラエル大使館に行って抗議の意思表示をしましょう。

イスラエル産輸入品のリストを作って絶対買わないように呼びかけましょう。

イスラエル企業と取引している日本企業があれば取引を中止するように働きかけましょう。

イスラエルへの観光は中止しましょう。

寺尾さんから青山貞一さんからのメールが転送されてきました。

青山貞一さんはサイト「独立系メディア」で、イスラエルによるガザ地区攻撃に関する豊富な情報をタイムリーに掲載されています。

http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm

その中で紹介されています一つの記事を読んでに思わず涙が出てきました。以下に全文を紹介します。

■母親の遺体とともに見つかったガザの子ども達
(8/Jan./2009 by ALAN COWELL NY Times)

Gaza Children Found With Mothers’ Corpses

国際赤十字委員会は、木曜日に「衝撃的な」場面に出会ったと述べました。赤十字委員会の代表が、イスラエルの砲弾で打ち壊されたガザの一部に初めて足を踏み入れたとき、小さな子ども達が母親の遺体に寄り添っているのを。

赤十字委員会は、戦闘地域において負傷した人を保護する義務に違反しているとイスラエルを非難しました。

この非難に対し、イスラエル軍は直接のコメントを控えています。イスラエルは声明で故意に「パレスチナの民間人を人間の盾として」利用しているとして、ガザの敵対者ハマスを非難しています。そして、イスラエルの陸軍は「戦闘中でも、市民支援を受け取れるように、国際救援組織と密接に協力して働いている」と述べました。


イスラエル軍は、声明で「決して故意に民間人を狙ったりはしないし、作戦を中断してでも民間人の命を救い、無実の市民を支援するために負傷の危険まで冒す意欲を見せている」と述べ、「いかなる深刻な申し立ても、いったん正式にそのような苦情を
受ければ、現在の軍事行動の制約の中で、適正に調査される必要がある」と断言しました。

ジュネーブにある国際赤十字委員会本部は、ガザ西部のZeitounの被害を受けた地域に立ち入ることを土曜日から求め続けていたのに、イスラエル当局が許可したのは水曜日、まさに人道的見地からガザに対する3時間の攻撃中止を受け容れた初日だけだった、と例を見ない厳しさで批判しました。

声明によれば、水曜日、赤十字が同行したパレスチナ赤新月委員会の4台の救急車が、Zeitounに向かったところ、そこの家々のひとつで「4人の幼い子ども達が亡くなった彼らの母親に寄り添っているのを見つけました。子ども達はあまりに衰弱していたので、立ち上がることもできなかったのです。また、成人の男性一人が生きてはいるもののやはりたつこともできないくらい衰弱していました。マットレスの上には少なくとも12人の遺体が横たわっていました」

救援隊の声明は続きます。「別の家では、負傷者を含む15人の生存者を見つけました。また別の家では、さらに3人の遺体を見つけました。この家からおよそ80m離れた地点で任務についていたイスラエル兵は、その場所は立ち入り禁止だと救援隊に
立ち退くよう命令しました。他のいくつかの場所でも、2台の戦車とイスラエル国防軍が近くにいました」

イスラエル軍が塹壕を掘ったため救急車が目的地に入ることができず、「子どもや負傷者を救急車まで補助カートで運ばなければなりませんでした」と声明は述べました。

声明は、事態を「衝撃的」と表現したの国際赤十字委員会のイスラエルとパレスチナ地域代表Pierre Wettach氏の言葉を引用しました。

「イスラエル軍が状況に気付いていたのは間違いありませんが、彼らは負傷者を放置しました。イスラエル軍は、わたし達にもパレスチナ赤新月社にも負傷者の救助を認めませんでした」

国際赤十字委員会は声明で「この場合、イスラエル軍は負傷者を保護して避難させる国際人道法下の義務を果たさなかったと考えます。救助の遅れは決して許されません」と述べました。

(仮訳 どすのメッキー 9/Jan./2009)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

イスラエルを公然と擁護する佐藤優の正体 天木直人氏
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/13(火) 12:21 -
  
イスラエルを公然と擁護する佐藤優の正体 天木直人氏 2009年01月13日

   http://www.amakiblog.com/archives/2009/01/13/#001328

メディアの寵児になっている佐藤優という情報分析官(休職中)がいる。その佐藤氏はアサヒ芸能という男性週刊誌に「ニッポン有事!」という連載を書いている。

その殆どは外務省批判である。先週の連載でも、佐藤氏は鋭い指摘をしていた。数年前の外務省機密費事件に関連し、元警視庁ベテラン刑事萩生田勝氏がその近著「警視庁捜査二課」(講談社)の中で、実名で外務省幹部の責任を指摘している事を取り上げていた。

闇のままに葬られた外務省機密費事件がこの本で蒸し返される事を恐れ、外務省はさぞかしビクビクしながら事の推移を見守っているに違いない、というのだ。

このような事を書くことのできる佐藤優氏に、私は、1月7日のこのブログで最大の賛辞を送った。彼の外務省批判には100%賛同する、外務省批判を続ける佐藤氏に一つの覚悟すら感じる、と。

その思いは今も変わらない。

しかし私は佐藤氏の言論活動とその背後にある動機について、かねてより一つの大きな疑問を感じてきた。それはイスラエルとの結びつきである。

それについてはこれまでにも様々な機会で私は断片的に述べてきた。

そしてその私の疑問は、今日発売の週刊アサヒ芸能(1月22日号)の彼の記事を読んで、確信に変わったのである。

連日世界の国民が心を痛めて見守っているイスラエルのパレスチナ虐殺。それは誰の目にも非道なものだ。人間であるならば正視できない残虐な行為だ。

しかし佐藤氏はイスラエルが全面的に正しいと論じている。どのメディアも書かないほどの一方的なイスラエル擁護だ。

佐藤氏がその実態を知らないはずはない。イスラエル擁護という意図的な目的を持って書かれた記事である。

佐藤氏には書いて欲しかった。そのような言論を三流週刊誌ではなく大手新聞で。そして世界に堂々とイスラエル擁護の発信をして欲しかった。自らをイスラエルの代理人だと名乗り出て欲しかった。

私はそんな佐藤氏を全否定する。パレスチナ問題に対する米国、イスラエルの不正義こそ私がイラク戦争に反対した原点であった。

その後の反骨人生の原点である。

私を誤魔化す事はできない。この事の詳細は明日の有料メールマガジンで書く。

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

ガザのアブデルワーヘド教授のメールNo30-37 (.2009.01.08-01.15)
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/16(金) 10:48 -
  
ガザのアブデルワーヘド教授からのメールを以下に転送します。1月8日(メール30)から最新の1月15日(メール37)です。

イスラエル軍の攻撃者ますます激しくなっています。多くの知人・友人に情報拡散してください。

★ 岡さんの別のメールでパレスチナ住民の犠牲者の数(1月15日現在)が報告されています。

《フランスの URGENCE GAZA (緊急ガザ)より、
http://www.urgence-gaza.com/index.php?option=com_frontpage&Itemid=1

攻撃20日目

死者  1033名
子ども  335
女性   100
負傷者 4850
重態   500

死者の数には、依然、瓦礫の下敷きになっている者たち、戦闘が続く地域に
残されている遺体の数は入っていません。
(攻撃初日から野外に残され、遺族のもとに引き取れない遺体があります。)

日々増え続ける膨大な数の負傷者を、貧弱な医療設備しかないガザの病院で
は、手当てできません。
しかも、重態の患者がこれだけの数います・・・ 》


★ 以下はガザのアブデルワーヘド教授からのメールです。
_____________________________________


【メールその30】
日時:2009年1月8日 19:06
件名: ガザ攻撃13日目

30分前、2基のミサイルが自宅近所のアパートを狙い撃ちした;ぞっとして
生きた心地がしなかった;子どもたちは恐怖で泣きわめいた!子どもたちを
ふつうの生活の雰囲気で包んでやりたくて、私はいっしょにトランプ遊びを
した。この爆発で男性二人が亡くなったほか二人が負傷した。初日に、予防
安全機構の一群の建物に対する最初の攻撃で4人が殺されたのと同じ場所だ。

昨夜のガザはほんとうに身も凍る思いだった。60回以上の空襲があり、加え
て戦車や大砲による止むことない砲撃があたり一帯ところかまわずあった!
ガザではいついかなる瞬間においても安全な場所などどこにもない! この
間、私たちが経験している身の毛のよだつ恐怖を言葉では言い表せない。
なかでも昨夜は、もっとも苛烈な晩のひとつだった。昼間であろうと夜寝て
いるときであろうと、静かな瞬間などないのだ!

ラファでは80軒の家々が複数のヘリコプターによって攻撃された!
ハーン・ユーヌスのほかの地域、アル=マガーズィ難民キャンプ、アル=
ブレイジュ難民キャンプ、ジャバリーヤ村、ビーチ難民キャンプでも散発的
に狙われたところがあった。死者の数はうなぎのぼりで今日だけで30人以上
が死んだ。負傷者は言うまでもない。死者のなかには、UNRWAのトラック運
転手もいる。彼は車もろとも攻撃に見舞われた。これまでのところ10名もの
救急医が他の命を救おうとするさなか落命している!死者の数は一挙に800
人代に、負傷者は3100人以上に達した。ガザの病院の貧弱な設備では、これ
らの負傷者を手当することなどできない。

【メールその32】
日時:2009年1月12日14:29

件名:12日のガザ最新情報

みなさんの努力と支援に感謝しています。家族も私も無事です。
昨夜、攻撃目標になった小児病院は、ガザ市北部にある「ムハンマド・
アル=ドゥッラ病院」だ。またUNRWAの学校が昨日、ハーン・ユーニス
の町で、攻撃目標にされた。民間人こそ最大の被害者だ。
友人一家から今しがた聞いた話だ。引退した年配の元UNRWA職員の
夫婦、アフメド・オスルフ(73歳)と妻のサミーラ(66歳)、そして娘の
アリージュ(25歳)はアパートの8階に住んでいた。隣の建物の激しい
爆風で床に叩きつけられ、破片がアパートのなかに。アパートは
ゆがんで危険な場所になってしまった!
もはやアパートは安全な場所ではない;多くの家族が彼らは隣の
ブロックの友人家族のもとに行った! ガザ市内にいる親戚や友人を
頼って自宅アパートを去った。報道によれば、今日、7人が死んだ!
死者の数は900人を超えた。公式の報道やメディアでは語られて
いないことだが、ガザの郊外にいくつもの遺体がある。しかし、
イスラエル軍支配化の地域にあるため誰もそこにたどりつけないのだ!
書くチャンスがあればいつでも書くようにします。

【メールその33】
日時:2009年1月13日(火)11:14
件名:恐怖の夜

血まみれの夜だった。昨晩またイスラエルの地上攻撃があった!
深夜1時半に始まり、6時45分まで続いた。またもうちの地区だった。
戦車やヘリコプターに加えて、彼らは白リン弾も使った。地区全体が
煌々と照らされた。

彼らは大工〔の工房?〕と家一軒のつごう2箇所を焼き、ほかの複数の
場所にも被害を与えた。昨晩の攻撃は、3日前に行われた最初の
攻撃にも増してすさまじかった! 救急車と消防車がようやく戦闘地域に
たどり着けたのは7時、攻撃がすべて収まってからだった!

人々は脅え、さらに多くの家族がこの地区全体からガザ市内の別の
地区へ逃げていった。だが、結局のところ、どこに行くというのだ。
どこもみな狙われ、爆撃されるのだ。昨晩、ガザ市北部では複数の
軍艦が爆弾を発射、15階建てのビルを破壊した! アル=アンダルス・
タワーというビルだ。

彼らはまたガザ・ビーチにある夏の行楽地も攻撃し、焼いてしまった!
アル=ジャジーラというところだった! どんなに控えめに言っても、
地獄のような夜だったことは確かだ。夕べ、ガザで眠れた人間がいたとは
思えない! 昨晩の負傷者についてはまだ分からない! 恐ろしい状況だ!


【メールその34】
日時:2009年1月13日0:10
件名:どうやって発信しているのか


ヨーロッパにいる友人の一人から質問があった。こんな状況、絶えざる
ずっと戦闘が続いている中で、どうやって電子メールを送っているのかと。

まず、かれこれ15日間、電気のない状況におかれている。飲み水も
ほとんどない。携帯は壊れていて、わずかにショートメッセージを送れる
くらいだ。電話線はずっとOKだが、時々、通っていないことがある。
この間、小さな発電機を使ってラップトップのパソコンを動かしている。

3日前、電気会社が変圧器と電線のメンテナンスをおこなったので、
ふたたび電気が使えるようになった。水を上の階にある貯水槽に汲み
上げた! とはいえ、電気は依然、来たと思ったら停電の繰り返しだ;
2,3時間しか来ないときもあるし、10時間かそれ以上続くこともある。
そのときに電子メールを送っている。まったくもって尋常ならざることだが、
とにかく機会を見つけては世界に向けて発信することが、私にとって
いちばん重要なことなのだ。


【メールその35】
日時:2009年1月14日1:16
件名:今夜のガザ

ガザは今、ちょうど深夜1時15分だ。今日は比較的静穏だったように思う!
そう思うのだが、実際は、F16によるガザ市への空襲があり、またラファの
国境地帯に対しても集中的な空襲があったのだ! まさに今、イスラエルの
攻撃用ヘリがガザ市の南の地区に照明弾を投下している! 人道をめぐる
状況は最悪に向かっている! 

毎日、新たな日が訪れるたびに、死者の数も
負傷者の数も、都市部、農村部の両方で破壊も増加の一途をたどっている。
環境についても言うまでもない。軍事作戦が終了するや否や、環境の危機が
宣言されるだろう。そして、農業は完全にめちゃくちゃにされてしまった。
軍が作戦を展開しようと思うところはどこもかしこも、何百台もの戦車や
軍用車が畑を走り回り、イスラエルの軍事用ブルドーザーが植物をなぎ倒し
木々を根こそぎにしているのだ!

先のメッセージで、複数のUNRWAの学校が、家を失ったり、戦闘を恐れて
家を逃げ出したパレスチナ人の避難所になっていると伝えた。今日、その
メッセージを訂正したい。現在、パレスチナ人が暮らしているUNRWAの学校は
全部で33。

どの学校にも120家族がいる(以前のメールでは120人と書いたが、そうではなく120家族だ)。
UNRWAが毛布や一日3度の食事をこれらの家族に提供している。地元のNGOも複数、
寄付に加わっている。
今日はまた、さらに何人かの外科医が病院を助けるためにガザに入ることを
許された。一方、ノルウェーの医療チーム(外科医2名)はシファー病院の
外科で何日か仕事をしてガザを去った。エジプト、ヨルダン、アルジェリア、サウ
ジアラビア、スーダンからも医師たちが駆けつけている。スーダンのチームはスーダンの
人々が献血してくれた血液バッグをもってガザに向かっている途中だ。

死者は、おおよそ1000の命である;負傷者は4300名以上に達している!
死者のうち331人が子ども、99人が女性だ。遺体がいまだ瓦礫の下や野原に
ある者たちは含まれていない。今日、たとえば医療チームがようやく攻撃初日に
亡くなった者の遺体にたどり着くことができた!

ガザ市北部にあるジャバリーヤ難民キャンプ出身の92歳の老人の遺体だ。
老人は白旗を掲げていた!家族全員が行方知れずだったり、あるいは、家族のある
者たちは行方不明、またある者たちは負傷したり、死亡したりといった家族について無数に
話がある。

爆撃で身体に障害を負った子どもたちや女性たちの話にも事欠かない!
ショックやトラウマで心理的な手当てを必要とする者たちについての話もある!
通りのそれぞれにたくさんの物語があり、家族それぞれにもいくつもの物語
があるのだ!

【メールその36】
日時:2009年1月14日(水)9:48

件名:ガザからグッド・モーニング

昨晩のヘリコプターと戦闘爆撃機F16による監視活動にも爆撃活動にも
何の変化も見られなかった;狙われたのは主に民間人の住まいだ!
たとえば、アル=ナーセル地区では夕べ、5軒の家がF16に攻撃された。
そのうちの一軒は、ガザのイスラーム大学(IUG)の渉外部職員の家だった。
ゼイトゥーン地区でも住宅が攻撃目標にされた! 昨晩、F16のミサイルが
シュイフ・ラドワーン墓地に着弾した! 彼らはあと、どこを破壊するつも
りなんだ!

ある医者から言われたのだが、何百人もの負傷者たちが二度と回復する
こともなければ、ふつうの暮らしに戻ることもないという! ある15歳の少女の
ヴィデオを見た。少女はひざの上から両脚、切断されていた。もう一人の少女は
片脚しか残っていなかった、そしてほかの少女たちは・・・・・・外科手術室の
キャパシティは限られているし、使える設備も貧弱なので、 健康をめぐる
状況はどんどん悪化している。

パレスチナ人の外科医を支援しにアラブ諸国といくつかのヨーロッパの国々から
駆けつけた60名から70名の医師たちが助けになってくれているが、しかし、それでもなお、
ガザにはいかなる治療も受けることができないでいる負傷者たちがいる・・・・・・

また、13人の救急医が、勤務中に命を落とした;何台もの救急車が、負傷者を救出し遺体を
避難させようとして撃たれている! ぜんぶ感嘆符つきだ!


【メールその37】
日時:2009年1月15日(木)15:09

件名: ?

13時間におよぶ爆撃と空襲の末、自宅付近の地域は完全にイスラエル陸軍の
戦車部隊、歩兵部隊その他の支配下におかれている。狙撃兵たちが我が家の
扉の外にいる。
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

日本国際ボランティアセンター(JVC)主催のガザの「緊急報告会」
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/16(金) 11:02 -
  
昨日1月15日東京で開催されました日本国際ボランティアセンター(JVC)主催の

ガザの「緊急報告会」に行って来た方からの報告を以下に転送いたします。

多くの知人・友人に情報拡散してください。

__________________________

ガザからの声が、音声で寄せられていました。
一人は、栄養失調児の栄養センターの女性。
このセンターの活動は停止したままだそうです。子供たちを連れて来る
ことができないのと、そもそも食料が無くなってしまっているからとか。
子供を連れ出せないのは、危険であることと交通手段がないことによる
そうです。栄養失調になるような子供の家庭は貧しくて、食料の貯えが
あるとは思えないので心配だと話していました。
今一番必要なものは何かとの質問に、「食糧」と答えていました。次に
に必要なのは子供たちへの精神的サポートだとのこと。彼女の冷静さが
感じられました。

もう一人は、幼稚園で栄養改善に当たっている女性。
こちらも幼稚園が閉鎖されたままだそうです。イスラエルの侵攻前から
経済封鎖が続いており、今や全く何もない状態だそうです。
新鮮な食料も料理用の燃料もなく、食べられるは乾燥食品と冷えた缶詰
しかないと言っていました。。
今一番必要なものは何かとの質問には、「電気」と答えていました。
ずっと停電状態で、電気がないから水が汲み上げられない。飲み水だけ
でなく、ここずっと洗濯もシャワーもできていないと言っていました。
いかにも女性らしいと感じました。
水を汲みに行って命を落とすケースも多いそうです。

エルサレムのJVCのスタッフと電話がつながりました。
ガザから救急車が動けないと言ってきているそうです。その多くが破壊
され、動けるものも道路の破壊とガソリンの欠乏でままならないとか。
犠牲者の数は、岡さんからのメールにある数字と大差ないものでした。
ただ岡さんのメールにない、負傷者に中の子供の負傷者数は約1600人と
いうことです。家をなくした人10万とか。この寒空で大丈夫でしょうか。
日本に求めることは、とにかく抗議の「声」上げ続けてほしいそうです。
イスラエル寄りイスラム国家であるトルコやヨルダンですら国民の「声」
に配慮し、外交方針を検討せざるを得なくなっているそうです。

このあと東京外大の錦田愛子氏が、東外大の資料を提供してくれました。
イスラエルとハマスが「対等に」戦っているかのような報道があるが、
14日目までの死者はパレスチナ人760人、イスラエル人13人、負傷者は
3100人と62人、これは一方的虐殺というしかないとお話になってました。
最後に日本女子大・臼杵陽教授の講演がありましたが、省略します。
要点は、イスラエルとパレスチナを同じ土俵に乗せて語ってはいけない、
ということでした。「双方に自制を求める」ということの誤りが指摘され
ていました。

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

岡真理さんからのお願い
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/16(金) 12:33 -
  
この間、ガザのアブデルワーヘド教授からのメールの翻訳と配信やイスラエル軍によるパレスチナ住民虐殺抗議と即時攻撃中止を訴えて精力的に活動されている京都の岡真理さんよりメールが配信されてきました。

岡真理さんはウイキペデイア情報ですと現在京都大学大学院助教授でパレスチナ問題に取り組んでいる研究者です。

《 岡 真理(おか まり)

京都大学大学院人間・環境学研究科助教授。現代アラブ文学専攻。
東京外国語大学大学院修士課程修了。人間の普遍的思想課題としてパレスチナ問題にとりくむ。著書に『棗椰子の木陰で』(青土社、2006年)、『彼女の「正しい」名前とは何か』(青土社、2000年)、『記憶/物語』(岩波書店、2000年)など。雑誌『季刊前夜』に、パレスチナ人作家ガッサーン・カナファーニーの作品を翻訳、連載中。》

以下岡真理さんからのメールです。多くの知人・友人に情報拡散してください。
______________________________________________________

京都のおかです。
お知らせとお願いです。長文ですが読んでください。

ガザ市では市街戦が始まりました。
死者も負傷者もひたすら増加の一途をたどっています。
(フランスの「緊急ガザ」によれば、攻撃21日目、死者は1105名(子ども346、女性100)、負傷者5130(重態500)です。)

地元の京都新聞に寄稿しました。
『私たちは殺戮に「否」と言ったか?」というタイトルで、1月12日付け朝刊に掲載されました。

「アラブの会」の中村聡さんが、同会のWEB通信にアップしてくださいました。
http://arab-club.hp.infoseek.co.jp/kyotoshimbun.html

(中村さん、ありがとうございます。)

アフガン空爆のときは、朝日、京都新聞など、メディアの側から原稿を依頼されました。

京都新聞はあのとき、専門を異にする識者5名(目取真俊(沖縄)、佐藤卓巳(メディア論)、おか(アラブ文学)、あと2名、忘れましたが、たぶん国際関係とかだったと思います)に寄稿を依頼、アフガン問題について連載をしました。

アフガンのときも、イラク戦争のときも、たとえば中東研究の専門家がテレビに呼ばれ、解説をしました。でも、今回、そういうことがいっさい、ないように見受けられます。

まっとうな中東研究者がスタジオに呼ばれたら、イスラエルによる「封鎖・占領」こそが問題の根源であることを主張するでしょう。
ハマースのロケット弾攻撃を問題の起点にすえて、ハマースのテロVSイスラエルの自衛の戦いというマスメディアが設定した枠組みがいかに虚偽であるかを告発するでしょう。

それを敢えてしないマスメディアは、殺戮幇助をしていると言っても過言ではありません。そこでみなさんにお願いです。

専門家、有識者のみなさん(なんの専門でもかまいません)、
自分からメディアに働きかけて、ご自身の専門の立場から、今回の出来事についての論考を新聞(とくに地元紙)に寄稿してください。

こちらから働きかけて、マスメディアに、別の意見を、別の論調を作りましょう。
そして、寄稿された場合は、その情報を寄せてください。

*千葉大学の栗田禎子さん(アラブ現代史)が、信濃毎日新聞に寄稿されたとうかがっています。どなたか、栗田さんの論考をみなで共有できるようにしていただけたら、たいへんありがたいです。

宗教関係者のみなさん、

宗教者の立場から、現在の事態に対する意見を新聞等に寄稿してください。
団体としての見解を、イスラエル大使館に送るだけでなく、マスメディアで表明してください。
また、関係者の方々は、宗教者にそうするよう働きかけてください。

市民のみなさん、

地元メディア、全国メディアにご自身の意見を投稿してください。
また、ネットで流れているような情報を掲載しないことで事実の隠蔽、殺戮幇助に加担しているマスメディアに抗議してください。

ガザで何が起こっているのか、攻撃の真の目的は何なのか、専門家の解説を載せろと地元紙、全国紙に要求してください。

きのうの朝日新聞は、攻撃開始後、イスラエル政府がプレスカードをもっている外国人記者にもガザの立ち入りを認めないので、ガザの中のようすを報道できないと、言い訳めいた記事を載せていました。

でも、イラク戦争が剣呑になり、爆弾テロや外国人の誘拐が頻発すると、全国紙は、いっせいにイラクから特派員を引き上げました。
記者にもしものことがあったとき、社の責任になるからです。
だから特派員は、エジプトのカイロ支局から、バグダードにいるイラク人助手に電話取材したものを記事として流していました。

ガザに入れないなら、なぜ、いま、同じことをしないのでしょうか?
ガザで起きていることを世界に知らしめるために、命を顧みずに、ガザにとどまった外国人活動家たちがいます。

ガザから発信し続けているパレスチナ人もいます。
10日の大阪の集会では、ガザ在住のパレスチナ人に電話連絡してその肉声を録音したものが紹介されました。一般市民にできることが、なぜ、マスメディアにできないのでしょうか?

「ジャーナリズム宣言」をするなら、ジャーナリズムの責任を果たせと、新聞社に要求してください。マスメディアは、「読者の反応」をとても気にします。

地元紙に働きかけてください。
地元紙は、地元の市民の存在を大切にします。

みなさんの声を、どうかメディアに届けてください。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

おか まり

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

《注目意見》 どちらが本物の外交か 天木直人氏
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/18(日) 11:12 -
  
どちらが本物の外交か 天木直人氏 2009年01月16日

http://www.amakiblog.com/archives/2009/01/16/#001331

このところガザの事ばかり書いているようだが、ガザの事が気になって仕方がないのでご容赦願いたい。

次は別のテーマで書くことを約束する。

16日の朝日新聞に対照的な二つの記事を見つけた。

ひとつは有馬龍夫という政府特使が14日、イスラエルでオルメルト首相と会談し、「即時停戦を要請する」という麻生首相のメッセージを伝えたというニュースである。

もう一つは山形県の桑山紀彦さん(45)という医師が、ガザの福祉団体の招きを受けて緊急医療支援のため15日ガザに入ったというニュースである。受入れ団体側は「無理をしないで。今回ばかりはイスラエルも本気だ」と自制を促したが「見て見ぬふりはできない。爆撃にさらされている仲間を見捨ててはいけないという事を示したい」とガザ入りを決行したという。

どちらが本物の外交か。言うまでもないだろう。

桑山さんの事を私は何も知らない。しかし今この時に緊急医療支援のためにガザに入る。そのことだけで十分だ。

無条件で称賛に値する。

一方の有馬龍夫氏の「外交行動」はどうか。これについて書く。

私は有馬龍夫氏個人を批判するつもりはない。このような行動を取る日本政府、外務省の嘘くささ、について書くのだ。

ガザ攻撃が始まった早い段階でフランスのサルコジ大統領がイスラエルを緊急訪問して停戦を訴えたがオルメルトはこれを拒否した。

8日には停戦を求める国連安保理決議が採択されたがイスラエルはこれを無視して攻撃を激化している。

有馬特使の停戦要求の翌日15日に、イスラエルは国連施設を砲撃した。国連事務局長が即時停戦をイスラエルを訪問し、即時停戦を呼び掛けている最中に、である。

日本の外務官僚OBが、世論に見放された首相のメッセージが書かれた紙切れ一枚を持参して、それを読み上げたとろで、イスラエルがそれに耳を貸すなどと誰が本気で信じるだろう。

茶番だ。アリバイ作りだ。これが今の日本外交の姿だ。

ちなみにこの有馬龍夫というOBは中東とは何の関係もないアメリカンスクールのエリート外交官だった人物だ。

中東担当の政府代表に任命され、最初にレバノンを訪れた時に、レバノン大使の私に質問した事が、「何をしゃべればいいのか」という事だった。

それから7年、有馬特使が少しは中東の事に詳しくなっている事を切に願う。それも米国、イスラエルの目を通してではなく、公正な立場から。この二人の行動は今の日本を象徴している。

官僚を辞してわかったことは、この国には優秀で志の高い人材は野に多く存在する。これに比べ権力者たちが、権力に安住するばかりで、いかに無能で非効率であることか、ということである。

日本復活の近道はこの権力構造を逆転させることだ。その事をメールマガジンで書いてみる。

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

山形県の医師桑山紀彦さん(45)のブログが見つかりました。
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/18(日) 11:15 -
  
《注目意見》「どちらが本物の外交か 天木直人氏」の中で紹介されていました

山形県の医師桑山紀彦さん(45)のブログが見つかりました。

「地球のステージ」というNPO法人の「地球のステージ ブログ」です。

桑山からガザの現状が毎日発信されていますのでぜひお読みください。

http://blog.e-stageone.org/

以下は「地球のステージ」ホームページhttp://www.e-stageone.org/から引用しました桑山紀彦さんのプロフィールと「地球のステージ」の紹介です。

<<桑山紀彦さんは、医者であり、緊急救援などの活動をNGOとして行っている精神科医である。そこで本人が撮りためてきた映像をマックで編集し、7本のビデオに編集したものが「地球のステージ」のビデオ素材である。

一方で、200枚を越えるスライド素材も桑山が現地で撮りためてきたものであるが、それらを使って、世界各地の紛争、貧困地域をスライドで曲の間に語る。構成は「ビデオ映像」+「ライヴ音楽」と、「スライド映像」+「語り」である。

口コミで東北全域に広がりつつある「地球のステージ」は96年1月に始まったが、全く1回も広報しない状況で、この01年7月末で300回以上の公演を終えた。ほとんど全てが「呼んでいただいたステージ」であり、自主企画ではない。

山形県内で口コミによって広がった地球のステージは98年に入って、岐阜県、神奈川県、岩手県に広がり、99年に入って、福島県、東京都、青森県、秋田県と広がってきた。00年には九州、01年には大阪などへの拡がりがみられてきた。

全く広報をしない中でのこの拡がりは完全に、1回見た人がまたどこかで呼んでくれる・・というものである。

首都圏では、98年12月に初の横浜公演を行って、それが99年4月の国立市の公演につながり、それがまた99年10月の横浜、2000年4月の品川区に広がってきているが、まだまだ首都圏での知名度は「ゼロ」に等しい。>>
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

★お前のパレスチナの名前はドクトル・モフター(鍵)だ!敬意を込めてブログ記事紹介
←back ↑menu ↑top forward→
 戸田 E-MAILWEB  - 09/1/19(月) 8:20 -
  
 山形県の医師桑山紀彦さん(45)に深い敬意を表して、 「地球のステージ ブログ」
記事の新たらしい部分を紹介します。家族友人、全国の人々からの真面目なコメントもついてますので、詳しくはブログをクリックして読んで下さい。

 タイトルの部分は1/19記事の中の、
 ER看護部の師長、アフマッドさんが言いました。
 「ケイ、お前にアラビア語の名前をやろう。お前のパレスチナの名前は“モフター“だ。」
 「モフター?」
 「そうだ、それはKey、つまり“鍵”という意味だ」
 「ほう」
 「お前はケイと呼ばれている。ケイは英語で言うとKeyだな。それは鍵だ。お前は実はいろんなところを開ける鍵なんだ。ラファの検問所も開いていないはずなのにお前は開けて入ってきた。困難な鍵を開けて新しい世界へつなぐ、そんな意味を込めてお前のパレスチナの名前はドクトル・モフターだ!」

という部分から取りました。

    ■地球のステージ ブログ■ http://blog.e-stageone.org/
2009.01.19 Monday ER、4日目
起きたら朝でした。
 初めてちゃんと眠れた夜でした。深夜に空爆が止み、雨の音が聞こえます。
 「停戦になったんだ」
 街がしっとりとしていました。
 この空爆のない日々が続くといいなあ、と思っていたら、ダルウイーッシュが言いました。
 「ケイ、これは戦争が終わったってことじゃないんだ。元の占領された日々が戻ってきただけなんだよ。イスラエル軍はこれからもガザの支配を続けるんだから、停戦になったことがすなわち、パレスチナ人の苦悩がなくなったってことじゃないんだ。だからこの“停戦”ってやつが恐いんだ。世界がそれで“ガザがよくなる”と思ってしまうからな。停戦が来たって、もとが仕掛けられた戦争なんだから、本当の平和が来るわけじゃない。それを間違えてはいけないよ」
 さすがにダルウイーッシュ、ここに暮らす人の言葉に教えられました。

 さて、ラファ市立病院のERは大にぎわいです。
 今まで空爆を恐れて来た人が、その恐怖から開放されて一気に来ます。ありとあらゆる患者さんが来るのがER、救急救命室。発熱、下痢、咳、やけど、骨折、疲労・・・。
 でも76歳になるハミーダおばあちゃんはちがいます。

 「おとといなあ、近くに爆弾落ちたからびっくりして逃げようとおもったら足ひねったんだよ〜。痛くて痛くてしょうがなかったんじゃが、昨日は爆撃がひどくて来れんかったんじゃ〜。診てくれるかの〜」
 こんな爆撃の被害もあるんです。76歳にもなるおばあちゃんを爆撃で脅かすなんて、本当に人間の仕業とは思えません。

 レントゲン撮ってみたけど、骨や関節には異常がありませんでした。
 「おばあちゃん、骨とかつなぎ目は何ともなかったよ。でも痛いだろうからとりあえず痛み止めのお注射して、お薬もらって帰ろうね」
 「おお、ありがとよ。お前はジャパニ・ドクターか。こんなひどいところによく来てくれたの。きっといいことがこの先もあるぞ。今日はありがとなあ」
 もうハミーダおばあちゃんが空爆でケガしませんように。

 仕事が一段落すると、パレスチナ人のスタッフはみんな話し好きだから寄ってきてくれます。片言の英語、片言のアラビア語でも十分通じあう気持ちがあります。
 ER看護部の師長、アフマッドさんが言いました。

 「ケイ、お前にアラビア語の名前をやろう。お前のパレスチナの名前は“モフター“だ。」
 「モフター?」
 「そうだ、それはKey、つまり“鍵”という意味だ」
 「ほう」
 「お前はケイと呼ばれている。ケイは英語で言うとKeyだな。それは鍵だ。お前は実はいろんなところを開ける鍵なんだ。ラファの検問所も開いていないはずなのにお前は開けて入ってきた。困難な鍵を開けて新しい世界へつなぐ、そんな意味を込めてお前のパレスチナの名前はドクトル・モフターだ!」
 大切な名前をもらいました。

 夜、ダルウイーッシュの友人のマジディの家にみんなで集まりました。
 18人が、一斉に同じものをつまむ素敵な食卓。そしてにぎやかな団らん。笑いが家の響き渡ります。でもマジディの家は国境に近いために12月27日から避難して実に3週間ぶりのわが家への帰還だったのです。

マジディの家での18人会食!

 戦争はまだ完全には終わっていないけど、空爆の恐怖に怯えないでもすむ時間が戻ってきたこの瞬間を目にして、
「ひとまず自分の活動は終わった」
 と思いました。
 明日19日(月曜日)にはエジプト国境を抜けてカイロに出るつもりです。うまくでられれば火曜日の夜に成田空港に着くと思います。
 翌水曜日は午後から神奈川県の中学校で歌っているでしょう。
 どうかうまく出域できますように・・・。

 このホームページを見て下さり、本当に多くの書き込みがありました。その一つ一つを読みながら、どれほど励まされたでしょう。正直、なんども書き込みを読みながら自分は泣いていました。それほど厳しい環境の中で、大切な救いでした。
 こんなに、人からの励ましの言葉が、人に勇気を与えてくれるものだとは・・・。僕は改めて、人間が「人間が”願う”という気持ちを持つこと」がどんなに力のあることか気付かされました。

空爆に怯える夜は、急いでもう一回保存しておいたその書き込みの文字一つ一つを何度も何度も読み返しながら自分を励ましていました。
 「みんながこんなに応援してくれているんだ。よし、耐えよう」
 そう思ってここまでやってきました。
 やっぱり人間を支えるのは”人間”なんです。
 皆さんの書き込みの一つ一つが、そうやってガザに居残った僕を支え続けてくれていました。
 皆さん、本当にありがとう。

 これからも僕たちの活動と、そして「地球のステージ」、10月1日に宮城県名取市に開業する「東北国際協力クリニック」をよろしくお願いいたします。
 10月1日、NPO法人「地球のステージ」もこの仙台都市圏に引っ越ししてクリニックと共に新しい国際協力の拠点として統合します。そこには「地球のステージ」の本部、国際協力を視点に入れた一般内科と心療内科のクリニック、そして「地球のステージ」ミュージアム、50畳のミニステージができるホールを設置する予定です。
 皆さんぜひ遊びに来て下さい。

 無事出域できたら、またご報告します。
桑山紀彦
| ドクトルK | - | 05:53 | comments(11) | - |
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; .NET CLR 1.1.4322)@i58-94-93-72.s04.a027.ap.plala.or.jp>

●1/18のブログ記事から:夜間空爆の恐怖。心がどんどん惨めになっていく。・・・
←back ↑menu ↑top forward→
 戸田 E-MAILWEB  - 09/1/19(月) 8:28 -
  
■地球のステージ ブログ■  2009.01.18 Sunday 
     http://blog.e-stageone.org/?day=20090118
ER、三日目
今日は患者さんが多かった〜
 毎日アラビア語を勉強しつつ、通訳のアベッドに助けられながら、それでも20人は診察したでしょうか。
 空爆がひどいと、人々は動けないので患者さんが来ません。暇になります。でも一度空爆が静かになるとどっと来ます。その波に巻き込まれて、今日は忙しい一日でした。

 そんな中で、イスラエル軍の機銃掃射で撃たれた青年、近くに被弾してケガした少女を診ましたが青年は着いた時点で亡くなっていました。少女は一命をとりとめましたが、肝臓に達する破片があるため、手術室に送りました。ERはあくまで救急処置のみです。
 あとでちゃんと破片が取り除けて、少女は助かったと聞きました。よかった。
 
 午後になって額を切った少年、オマール君が一人でやってきました。聞けば兄にたたかれたといいます。
 空爆以降、子どもたちは落ち着きません。不安、恐怖、怒り、さまざまな感情が渦巻いて、ちょっとしたことでもいらいらしています。そんなとばっちりが、オマールにいってしまったわけです。
 「一針縫うだけだから麻酔しないよ。その方が傷が少なくてすむからね」
 「わかった」
 じっと痛みに耐えて、写真に納まってくれました。
 そんなERの一日が過ぎていきました。

 さて、ここからは、昨日の夜中に書いたものを転記します。内容としてはショックなものかもしれませんが、これが「空爆」なんだと思います。
 どうか受け止めて頂きたく思います。
 でも、あまり心配しないで下さいね。元気にやっていますから。

夜間空爆の恐怖
 今日の夜間空爆は午前0時きっかりに始まった。
 まずジェット戦闘機の鋭く風を切る音が近づいてくる。やがてそれにジェットエンジンの音が混じってきて、
「近づいてきた」
 という事実がどんどん身に迫ってくる。
 一瞬の閃光が光り、約2秒ほどおいて、
ズズ〜ン
 鈍い着弾の音と地響きが襲ってくる。部屋の棚が揺れ、ドアが開く。
 「近いぞ」
 近くないかもしれないけど、自分でそんなふうに声にしないと正気が保てない。
 一旦遠のいたジェット戦闘機の音は、ものの5秒もしないでひるがえり、再び近づいてくる音に変わる。ターンが速いのがよくわかる。

 再びジェットエンジン音が近づいてくるが、今度はかなり低空を飛んでいる感じが伝わってくる。全身がセンサーのようになっていて、その音と自分の距離を測ろうとしているのだ。
 今度は着弾音なく、爆音が去っていく。
 気持ちが緩むのがわかるが、またすぐにターンして戦闘機が戻ってくる。
 間髪入れず、
 ズド〜ン
 着弾して地響きが広がる。

 やがてその戦闘機の爆音が去っていく音に入れ替わる形で軍用ヘリの音が近づいてくる。これは民家の屋根すれすれを飛んでどんどん市の中心地に近づいてきた。
 シュバ!
 閃光と共にミサイルの発射音がする。こちらにはなぜが着弾音はない。また再び、
 シュバ!
 動きのあるものを狙っているのだろう。小形のミサイルを近くで撃ち込んでいる。街に一瞬火の手が上がった。
 その軍用ヘリが去っていくとと同時にまたしてもジェット戦闘機の爆音が近づいてくる。間髪入れず襲ってくるのが、空爆の特徴だ。

 ズズ〜ン
 再び近くに着弾だ。
 「一体何がしたいんだ。これが一般市民への無差別攻撃じゃなかったら、何だって言うんだ!」
 そう言葉にしないと、またしても頭がおかしくなりそうだ。

 2分もすると、戦闘機の飛来がなくなり、静寂が戻ってくる。そして同時に救急車のサイレン、どこかの家から電話が鳴る音が聞こえてくる。誰かがケガをし、誰かが何かを求めているのだ。市立病院の夜間当直シフトの仲間たちが手当てをしているだろう。
 救急車のベテラン運転手のアブ・オマルも低空飛行のヘリが狙う中を駆け回っているだろう。
 自分のシフト勤務は朝の7時30分からだから、
 「ごめん、オレは何もできん」
 と心の中で言い訳して寝ようとする。

 夜の闇の静寂があたりを包んでいて、ほっとする。
 「この空爆で死ななくてすんだ」
 という思いが込み上げてくるが、ふと
 「これっておかしい」
 と気付く。

 自分で危険な山に登り、無事に下山した時、
 「よかった登り終えた、遭難して死なずにすんだ」
 とほっとするだろうけど、それとはちがう。

 なぜならこれは圧倒的で一方的な爆撃の暴力の前に自分という人間が引きずり出されて、曝され、それでも何もなく無事にいられただけの話で、そんなことになぜ自分がほっとしなければいけないのか、その理不尽さにすぐに気付く。
 そして惨めな気持ちになる。

 これが戦争だ。
 心がどんどん惨めになっていく。
 「お前なんか死んでもいい」
 と空を飛ぶ戦闘機のパイロットに思われて、爆弾を落とされることがどんなに人間として惨めか、気付かされる瞬間なのだ。
 
 今日の夕方、友人のマジディの家族が訪ねてきてくれた。18歳を頭に6人もの子どもを持つマジディ夫妻。みんなにあの緑色の医師の制服を着て見せておどけるとやんやの喝采を受けた。
 しかしふとマジディが相談してきた。
 「うちの下から2番目のヘバが全身にできものができて苦しんでいる。ここにも、ここにも、ほらこんなところにも妙なできものができているんだ。空爆が始まってこれが出てきた。夜間の空爆があるたびにヘバは泣き叫ぶ。それと関係あるだろうか」

 もちろん、子どもたちの心に大きな衝撃と影を落としているこの夜間空爆。
 大人の自分でさえも耐えられず、身を固くして、
「どうか自分のところには落ちてこないで」
 と必至で願っているくらいなのだから6歳のヘバが背負っている恐怖は計り知れないものがあるだろう。

 その「できもの」をみると、いくつかは自分の手で押した「アザ」だった。
 空爆の恐怖から知らず知らずに自傷行為が出ているのだ。空爆が子どもたちに与えているストレスは限界を超えている。

 また夜の闇と静寂が戻ってきた。しかし眠れない。身体がこわばり、眠るための「余裕」というものがなくなっているのだ。
 たまらずこの夜間空爆の恐怖を書き残そうとパソコンに向かう。しかしふと、
「このパソコンの画面の明かりが外に漏れて、近接戦闘ヘリのターゲットになったらまずい」
 と思い、毛布をかぶって書き始めた。

 でもふと、嫌な気持ちになった。こんなふうに毛布にくるまって卑屈になり、やりたいこともやらなくなってしまう自分に気付かされる。戦争は、そうやって一人一人の人間の心をむしばんでいくのだ。

 「やめとこう」「避けたほうがいい」「きっとこうなってしまうにちがいない」
 すべてが後ろ向きの気持ちにつながってしまい、人間としてのやる気や積極性を奪い取られてしまうのだ。

 また戦闘機のエンジン音が近づいてきた。
 「今度も死なないかな」
 そう思いながら、瓦礫の中に転がる自分の死に様を想像してしまう。
 身が固くなり、気持ちが細る。
 これが空爆の恐怖。
 圧倒的な暴力の前に、ただただおびえる弱いひとりの人間のはかない存在。

桑山紀彦  2009年1月17日 深夜2時  ガザ地区、ラファ市

| ドクトルK | - | 02:41 | comments(30) | - |
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; .NET CLR 1.1.4322)@i58-94-93-72.s04.a027.ap.plala.or.jp>

イスラエルが「ガザ攻撃の一方的停戦」を宣言
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/19(月) 9:41 -
  
1) イスラエルが「ガザ攻撃の一方的停戦」を宣言し、ハマース側も18日停戦を発表したとの報道が流れています。

ガザ地区パレスチナ住民にこれ以上の犠牲者が出なくなることは
大変喜ばしいことですが、本当の平和が戻ったのでは決してありません。

今回のイスラエルの「一方的停戦」は、オバマ新大統領が就任する1月20日の直前になされたわけで、オバマ政権との友好的な関係を築くため当初から予定された行動であると思われます。

イスラエル軍はガザから撤退せず駐留し、ガザの封鎖も解除されずいつでも攻撃が再開できる態勢をとっているわけですので、「ガザ侵攻からガザ占領」に移ったにすぎません。

2) この間、イスラエル国内では「ガザ攻撃」に国民の90%が賛成していて反対運動が一切ないかのような報道がされてきました。パリ在住のGlobal Watchのコリンさんがインフォ・パレスチナ・ネットに転載されたイスラエルの大学教授による「イスラエルの情報操作」に関する英文記事の仏語版を翻訳して配信してくれました。

この記事によりますと、イスラエル国内での反対運動は確かに存在しているが、政府に弾圧されていることがわかります。

「私の学生の一人が、昨日警察に捕まり、一夜を刑務 所で過ごした。この学生Rの軽犯罪は、ガザに対するイスラエルの攻撃に反対してデモしたからだっ た。ガザに対するイスラエルの容赦ない戦争の始まりから監獄にぶち込まれた700人以上のイスラエル人に、彼は合流したわけだ。それらのうちの230人はまだ鉄格子の中にいると推測されている」

またイスラエル政府は徹底的な情報管理と情報操作で批判を封じ込めており、「あらゆる批判的な分析の不在によって、イスラエル人の78%、ユダヤ系イスラエル人の98%が戦争を支持していることは、驚く にあたらない。」状態を作り出しています。

以下は記事の全文です。
__________________________

どのように、『倫理的な』戦争を売るのか?イスラエルによる情報操作は、驚くべきものである だけでなく、恐るべきものだ。

ネヴ・ゴードン(ネゲブ・ベン・グーリオン大学政治学部部長

著作に『イスラエルの占領』カルフォルニア大学出版局)
2009年、1月16-18日週末版

インフォ・パレスチナ・ネットに転載された仏語版 から翻訳:
http://www.info-palestine.net/article.php3?
id_article=5871
原文:How to Sell "Ethical" Warfare :Israel's Media Management
is Not Just Impressive, It's Terrifying
By NEVE GORDON
http://www.counterpunch.org/gordon01162009.html


私の学生の一人が、昨日警察に捕まり、一夜を刑務
所で過ごした。この学生Rの軽犯罪は、ガザに対す
るイスラエルの攻撃に反対してデモしたからだっ
た。ガザに対するイスラエルの容赦ない戦争の始ま
りから監獄にぶち込まれた700人以上のイスラエル人
に、彼は合流したわけだ。それらのうちの230人はま
だ鉄格子の中にいると推測されている。イスラエル
の文脈の中では、デモ参加者たちを弾圧し、抵抗の
息の根を止めるこの戦略は、今までになかったもの
で、世界のメディアがそのことについて触れないの
は、少々忌まわしいことだ。

同時に、イスラエルのメディアは、戦争批判を現地
のテレビでは一切しないという具合に、政府の方針
の言いなりになっている。実際、状況は、ジャーナ
リストや司会者たちが、現在、軍のスポークスマン
よりも戦争に対して批判的ではないという馬鹿げた
状態になってしまった。あらゆる批判的な分析の不
在によって、イスラエル人の78%、ユダヤ系イス
ラエル人の98%が戦争を支持していることは、驚く
にあたらない。

しかし、批判的な声を黙らせることは、世論の支持
を得るための唯一の方法とは言えない。一つの支持
は、論理的な見かけを持った論拠によって、作り出
されるのだ。攻撃の後ろから戦争を支持するように
イスラエル人たちを説得するために、これらのメ
ディア、軍と政府が用いている方法の一つは、ハ
マースに対して、倫理的な軍事行動をイスラエルが
していると主張することだ。アイヤル・ワイズマン
のように、その論理は、彼の著作『Hollow Land』で、
的確さを持ってそれを観察されたように、自制の論
理である。

イスラエルのメディアは、イスラエルの自制につい
て、軍隊がしえることと実際に彼らがしていること
の落差について主張しながら、継続的に強調してい
る。ここに、イスラエル人たちが現況について日毎
に聞いている繰り返しの例をいくつか挙げよう。

1)イスラエルは、予告なしに、飛行機で
パレスチナの家々を空爆できる。しかし、軍事担当
者が、個人的に住民と、−少なくとも電話で−、攻
撃の10分前には連絡を取り、彼らの家が破壊される
時点にいることを通告している。言外に、イスラエ
ル軍は、予告なしにも破壊できるのだ、しかし、人
間の生命を尊重するから、それをしないのだ、と言
わんばかりなのだ。

2)イスラエルは、壊滅的なミサイルを発
射する数分前に、意地悪な爆弾 −家を本当には破
壊しない− を使用している。ここでもまた、イス
ラエル軍はもっとパレスチナ人を殺すことができる
が、それをしないことを選択しているのだというこ
とを見せようとしている。

3)イスラエルは、アル・シファ病院にハ
マースの指導者たちが避難していることを知ってい
る。このことを言明しつつ、イスラエルは、その手
段を持っているにもかかわらず、この医療センター
を壊滅させるようなことはしないのだということを
見せているのだ。

4)人道危機のために、イスラエル軍は、
一日に数時間ずつ、人道支援物資のトラックがガザ
地区に入れるように、攻撃を停止している。ここで
もまた、イスラエル軍は、これらのガザへの搬入を
禁止することもできる、というものだ。

これらのライト・モチーフによってイスラエルが
送っているメッセージは、ターゲットとしている聴
視者によって、二つの異なった意味合いがある。

パレスチナ人たちには、このメッセージは、明らか
な脅迫のメッセージだ。イスラエルの自制は、終了
することもあり、いつも新しいエスカレートがあり
得るのだということだ。イスラエル軍の現在の攻撃
の殺人的能力がどうであれ、その考えは、パレスチ
ナ住民に、暴力はもっと殺人的でもっと激しくする
こともできるのだということを見せつつ、彼らを驚
かすことだ。暴力が意味するもの、行使された暴力
とこれからあり得る暴力は、常に危険な脅威である
ということだ。

イスラエル人たちには、メッセージは、倫理的次元
である。イスラエル軍は、所有している暴力の巨大
な兵器によって盲滅法に荒れ狂うこともできるが、
このような選択はしない、なぜなら、ハマースと違
い、この軍隊は、人間の生命に対する価値を認識し
ているからだというものだ。

この最後の引用は、イスラエル人たちにとって、か
なりの反響を持っているように見える。しかしなが
ら、それは、間違ったモラルに基づいている。我々
は、もっと暴力的に振る舞うことができるが、自制
を選択しているのだ、という事実は、どのような場
合においても、モラルの次元ではない。イスラエル
軍は、ガザ地区全体を壊滅することができるが、実
際は、建物の15%しか壊していないという行動は、
モラルの行動ではない。イスラエル軍が数千人の子
供たちを殺すことができるが、300人「しか」殺さな
いのだと言う『強固になった鉛』作戦を少しも倫理
的な作戦にはしないのだ。

結局、この戦争のためのこれらの行動を支援するた
めにイスラエル政府が援用しているモラルは、むな
しいことだ。だが、これらの行動は、現実には、今
日の暴力の最初の源を見つめるというイスラエルの
意志の欠如を明らかにしているのだ。それは、ハ
マースではなく、ガザ地区、西岸地区、東エルサレ
ムの占領である。
私の学生Rや他のイスラエルのデモ参加者たちは、
この明らかな事実をよく理解しているように思え
る。彼らが表現することを妨げるために、イスラエ
ルは、彼らを逮捕して、市民の自由を押しつぶして
いるのである。

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

桑山紀彦医師が無事エジプトに出国し本日夜帰国予定。
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/20(火) 10:40 -
  
イスラエル軍によるガザ地区無差別殺戮の真っ只中にガザに飛びこみラファ市立病院のERで救援医療活動されていた「地球のステージ」の桑山紀彦医師が無事エジプトに出国し本日(1月20日)夜成田空港着で帰国される予定です。

無事で本当に良かったです。お疲れ様でした。

以下に昨日付けブログの記事を転載しますのでお読みください。

http://blog.e-stageone.org/
_____________________

2009.01.19 Monday

出域、帰国へ

エジプトに出国しました。

病院のみんなともダルウイーッシュの家族とも涙の別れでした。

誰もが、 「こんな戦争のまっただ中に、よく来てくれた。お前の姿に本当に励まされたんだよ」と言ってくれるパレスチナ人たち。もうこの人たちを爆撃しないで下さい。

もうこの人たちを占領したり、経済封鎖しないで下さい。

みんなただ普通に暮らしたいだけなんです。

僕を迎えてくれたパレスチナ人はみんな戦争も、空爆も、偵察も大嫌いです。

家族を愛し、仲間と語らい、お茶を飲んで、ご飯を食べて、学校に行き、働いて、お給料もらって喜んでおもちゃ買ってもらってはしゃいでいたいだけないんです。

熱が出たら、家族に病院に連れていってもらって、医者が診てくれて、看護師さんに手当てしてもらって、お母ちゃんに「今日はゆっくり家で休もうね」といってもらって、勉強もその日は休みになって、ぬくぬくと毛布にくるまって、時折お母ちゃんが持ってきてくれる温かいミルクティにほっとしたいだけなんです。

なぜ救急車が狙撃や爆撃に怯えて140キロで走らなければならないのか

なぜ病院が「爆撃対象だから危ない」と言われなければならないのかなぜ、僕の大切な友人、ダルウイーッシュが住む家のすぐそこに夜中に着弾して、みんなで飛び起きなければならないのか

たった1回、偶然もらったこの命を大切にしたい。パレスチナの人たちも僕たちと同じように思っています。

手のしわも、おへその位置も、足の形も、みんな同じでした。

笑顔も、優しさも、涙も、みんな同じでした。
 
国境へ向かう時、みんなに言われました。

「日本のみんなにここで見たことをちゃんと伝えてくれ。僕たちはここで毎日生きている。日本のみんなと、いつか自由に会える日が来ることと、この人間のつながりがいつまでも続くことをいつも信じているよ。また還っておいで」

医者として働いたんだから出国税はいらない、と言ってくれた国境管理官の横にいたパレスチナ人のおじさんの言葉です。
 
さて、ガザはまた振り出しに戻りました。「占領地」という振り出しです。でも今回ほどパレスチナの人と“つながれた”という思いになったことはありません。一緒に働き、血を浴びて、それをふき取り、包帯を巻いて、絆創膏を貼り、そして処置が終わると“やったね”の握手をがっちりと交わしてきました。でも僕の姿のその後ろに、実は多くの心ある日本人たちが、じっとパレスチナのみんなことを見守っているんだよ、ということもちゃんと伝えてきました。

これからもダンディなダルウイーッシュのことを見守っていきたいと思います。

彼の学校、エル・アマルもひどい被害を受けて修復には400万円近くかかるだろうと試算していました。

とても全部の支援は無理ですが、現在集まってきている募金でうねりをつくり、ますます皆さんとパレスチナが近くなるように、努力していきます。ガザの復興に力を貸して下さい。

火曜日の夜には成田に帰国できることになりました。

また全国の「地球のステージ」でお会いしましょう。

(転載終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

ガザ戦争での死者1315人 負傷者5450人
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/22(木) 14:09 -
  
■ ガザ戦争での死者1315人 負傷者5450人 (NNN=クウェート通信)

   http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200901201809262

【ガザ20日NNN=クウェート通信】パレスチナ保健省によると、パレスチナ自治区ガザ地区で19日、12人の遺体が発見され、イスラエルのガザ地区に対する攻撃による死者は1315人になった。 
 
同省によると、ジャバリヤとアルザイトンで2人の遺体が発見された。同省のムアウィヤ・フセイン緊急援助部長によると、3人のけが人が19日、死亡した。 
 
同部長によると、停戦が始まって以来、95人が遺体で発見された。戦争による負傷者は約5450人。がれきの下から発見される遺体や数十人の負傷者が重体であるからすると、死者数は増えそうだという。 
 
一方、パレスチナ・イスラム抵抗運動(ハマス)の武装部門、アルカッサム旅団は、その戦士で死亡したのは、わずか40人であったと発表した。

同旅団は、49人のイスラエル兵を殺したことを確認できたとしている。 
 
アルカッサム旅団は23日間の戦争の間、イスラエルの標的に向けて980発のミサイル弾と砲弾を発射した。

またガザに侵攻したイスラエルの戦車と装甲車に98発の対戦車砲弾を発射したという。 
 
(ベリタ通信編集部翻訳・編集)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

ガザ救援に赴いた医師桑山紀彦さんと後藤明子さんの最新コメントです。
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/22(木) 14:46 -
  
ガザ救援に赴いた「地球のステージ」の医師桑山紀彦さんは火曜日夜に帰国し翌日には神奈川県の中学校でステージ公演を行っています。

桑山さんと一緒にガザに入りイスラエル軍の攻撃の中カメラを回し続けた後藤明子さんの最新のコメントも「地球のステージ ブログ」に掲載されています。

http://blog.e-stageone.org/

________________

2009.01.22 Thursday

帰国、ニュース23

今日、神奈川県の中学校でステージがありました。「地球のステージ2」でした。
最初の曲は「祈り」なんですが、そこから崩れてしまい、涙声になって大変苦労しました。
中学生のみんなは「なんでこの人泣いてんのかなあ」って思ったでしょうね。
一つ一つの歌詞は、自分でつくったものでしたが、そのフレーズがあまりに厳しくて、ラファでの日々を思い出し、ダルウイーッシュのこと思い出し、何度もステージで歌いながら、「ごめんね、ごめんね」と思っていました。 自分だけ還ってきてしまいました。

でも今日の中学生のみんなはよく聴いてくれて、それが嬉しかった。さすがに「パレスチナ篇:前編」ではまた思い出して崩れてしまいましたが、ざわつくこともなく、なぜか涙声の僕のことを支えてくれました。

そして先ほどTBSの「ニュース23」に出てきました。担当ディレクターの黒河さんは、パレスチナ問題を「日本人の視点で報道したかった」と強く語るナイス・ガイです。

素敵なTBSの報道部の皆さんに囲まれて、ガザのことを伝えるという仕事をさせてもらえました。
これからまだまだガザへの取り組みは続いていきますが、「知る」「興味を持つ」ことがどれだけ現地の人を励まし、支えているかを痛感してきたので、このブログに寄せられてきたメッセージの多さや、テレビ報道の機会をダルウイーッシュたちに伝え、「日本からもちゃんと見守っているよ」ということを感じてもらいたいと思います。

ありがとうございました

桑山紀彦

今まで本当にいろいろとご支援いただきましてありがとうございました。

15日にガザに入ってから幾度とない空爆に、何故自分はここにいるのだろう、と思う瞬間も数多くありました。
その度に励みになったのがみなさんからの励ましの言葉でした。寄せていただける気持ちがどんなに嬉しかったことか。

そして、自らの命を危険にさらしながらも、必死に救命活動にあたるパレスチナの医師や救急隊員たちの姿。
空爆の危険があるというのに、患者さんの命を救うためと危険地帯とされる病院へ搬送するという医師、「桑山紀彦」。
私にできることは?と見つめた時、この現実と必死に活動する人々の姿をみんなに伝えること、と思い必死にカメラを回してきました。本当に多くの方々からのご支援をいただいたことに対して、今日ニュース23でその姿をみていただくことができ、自分の役割、責任を少しでも果たせたかなと思っています。

人は人によって支えられるんだ、とはっきりと実感した日々でした。
パレスチナの人々もきっと同じ。人によって、気持ちによって支えられていくものだと思います。どうぞこれからもガザで起きていることに関心を持ち続けていっていただけることを願っています。

最後に、身内ごとではありますが、留守の間事務局を守ってきてくれた優子ちゃんと美穂ちゃんにも感謝しています。

みなさん、本当にありがとうございました。

後藤明子

最後にお知らせがあります。

1月31日(土)より、ポレポレ東中野 にてドキュメンタリー映画「地球のステージ」の上映が始まります。

 これまでの桑山紀彦の活動の軌跡をたどりながら、そこで出逢った人々の生きざまを描いている映画です。
世界では何が起きているのか、もう一度自分の目で見て心で感じていただければと思います。

 *上映時間 12:30 / 14:40 / 16:50 より

 *お問い合わせ先:03-5428-3085
          e-stage@officeraft-qua.co.jp

 詳しくは、こちらのHPをご覧ください。
 http://officeraft-qua.co.jp/porepore.htm

 ぜひ、ご覧ください!

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

《情報拡散》 京都の岡真理さんより「今後の行動提案」です。
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/24(土) 14:32 -
  
京都の岡真理さんから配信されてきました「今後の行動提案」のメールを

以下転送いたしますので、情報拡散をお願いいたします。

_____________________________

『転送・転載歓迎】

京都のおかです。
以下、いくつか行動提案です。

長文になりますが、読んでください。
なお、問い合わせ先など、最低限の情報しか書けなかったことを、お詫び申し上げます。


1.「レインボー」

全国で「レインボー」上映の動きが広がっています。
アースビジョンさんのご厚意で、通常、63000円(消費税込み)かかる上映料が、

今回、ガザ緊急キャンペーンということで10500円(〃)で上映できます。

上映会に参加された方が、自分たちも地元で「レインボー」を上映したい、どうしたらよいのか、と上映会主催者に問い合わせておられるのを散見いたします。

そこで上映会主催者の方にお願いです。

上映会の配布資料を作成される場合は、アースビジョンさんの連絡先と、この緊急上映キャンペーンのことを、資料のどこかに掲載していただけたら、と思います。

また、配布資料がない場合は、上映会のときに、その旨、一言、会場のみなさんに口頭でお伝えください。


2.今こそ、封鎖と占領の真実について知ろう!

とりあえず「停戦」になり、攻撃がとまっています。
しかし、根源的な問題は何一つ、解決していません。
問題の根源は、ガザの封鎖、終わらない占領にあります。

殺戮が現在進行形で続いているときは、攻撃を止めろ!と
叫ぶことを最優先せざるを得ませんでしたが、
攻撃がとまっている今だからこそ、封鎖と占領の実態について、
私たちがまず、知り、それを広めていきましょう。

人間は、このように殺されてはならないだけでなく、
ただ、生きてさえいればよい、というものでもありません。
ガザの人たちは、この1年半、完全封鎖のなかで、「これが人間か」という生を強いられてきました。
もっと言えば、この40年以上、軍事占領のもとで、その人間としての尊厳を否定されてきました。

今回のような無差別殺戮が可能になったのも、国際社会がこれらの人々を、人権の彼岸にうち捨ててきたからです。

今こそ、封鎖の実態について、占領の真実について知り、その知を私たちの怒りと行動に変えていきましょう。

以下、何点か、封鎖と占領を知るための素材です。

1)古居みずえ「現在がナクバだ」『インパクション』165号(2008年10月)

 古居みずえさんのインタビュー。
 古居さんが撮られた数々の写真とともに、完全封鎖状態におかれたガザのようすについて語っていただきました。

2)古居みずえ『封鎖された街に生きて』(2008年10月17日、NHK・BSで放映)。
 古居さんが作られたテレビ・ドキュメンタリーです。
 衛星放送だったので、ご覧になれなかった方も多いと思います。
 また、ご覧になられた方は、ほかの人たちにも見てもらいと思っておられるのではないでしょうか。

 今こそ、観たい番組だと思います。
 ご覧になった方も、ならなかった方も、NHKに地上波での再放送を要望しましょう。

 NHKの意見・要望受付FAXは03ー5453ー4000です。

 ご覧になった方は、感想など、ファクスではなしに、直接、電話でプロデューサーに伝えるといいかもしれません。

3)サラ・ロイ「ホロコーストとともに生きる」『みすず』2005年3月号(No.525)


 ホロコースト・サヴァイヴァーを両親にもつ、ユダヤ系アメリカ人研究者、サラ・ロイが、ホロコースト生還者の娘としての自身の半生を綴ったエッセイです。
そのなかに、彼女が80年代半ば、はじめて、占領下のパレスチナを訪れたとき、彼女がそこで何を感じ、どのような思想を紡いだかが、深い洞察によって書かれています。
「占領」とはいったい何なのか、その暴力の本質が、端的に、描かれています。

*ちなみに、サラ・ロイさんは2月下旬から3月頭にかけて来日されます。
 東京と京都で講演会をされる予定です。

4)「シャヒード100の命 パレスチナで生きて死ぬこと」(インパクト出版会)

 第二次インティファーダの最初の死者100名の生きた証をつづったものです。
 今回も、人間の命が、名前を奪われ、ただの数字へと還元されています。
 数字に還元されてしまった死者たちに、もう一度、名前と、命と、尊厳をとりもどさせるために企画されたものです。

ほかにもまだまだあると思いますが、とりあえず、わたくし自身が関わったものを中心にご紹介しました。
ほかにもこれを読んだらいいよ、というものがありましたら、ぜひ、情報をお寄せください。

3.今だからこそ映画を観て考えたい、「テロ」とは何か?

今回の攻撃でもハマースのロケット弾攻撃による「テロ」が、出来事の起点に据えられていました。
しかし、パレスチナ人の「テロ」はなぜ、起こるのでしょうか?
それは、彼らが「イスラム原理主義」だから、なのでしょうか?
この問題について、私たちが考えるべきさまざまな視点を提供してくれる映画をご紹介します。

1)『アルナの子どもたち』(ジュリアノ・メル=ハミース監督)
キャンプの子どもたちの情操教育に携わったユダヤ人女優アルナと、子どもたちの交流を通して、
将来の夢を語っていたジェニン難民キャンプの子どもたちが、なぜ武器をとらざるをえなかったのか、なぜ、「テロリスト」として死ななければならなかったのか、アルナの息子、ジュリアノが描きます。

【お問い合わせ】 パレスチナの子どものキャンペーン
http://ccp-ngo.jp/organization.html

2)『Women in Struggle -目線‐』(ブサイナ・ホーリー監督)
70年代初頭、爆弾テロなど武装解放闘争にかかわり、人生のもっとも美しい歳月をイスラエルの獄中で過ごしたパレスチナ人女性3名の姿を追い、何が彼女たちに武器を手にとらせたのか、あれから20年以上の歳月が過ぎて、彼女たちが今、何を思い、占領下で生きているのか、繊細に紡いだドキュメンタリー。

【お問い合わせ】連連影展 FAV
http://www.renren-fav.org/works.html

* 占領とジェンダーについて考えるためのガイドブック『Women in Struggle -目線‐ パレスチナ・占領・ジェンダーを考える』(WiSEC)もあわせてお読みください。
【お問い合わせ】 WiSEC http://mikoan.com/wis/

3)『パラダイス・ナウ』(Up Link)
占領下の街ナーブルスに生きる二人の難民の青年に、自爆作戦の任務が下る。
映画は彼らのその48時間を描く。
彼らに、「テロ」を肯わさせるものとは何なのか?

【お問い合わせ】 Up Link
http://www.uplink.co.jp/film/howto.html

*なお、Up Linkさんは、映画『プロミス』の配給会社でもあります。

4.今だからこそ聞きたいこの方たちのお話

パレスチナ問題、ガザ問題について、今だからこそ、お話をうかがいたい方々を以下にご紹介いたします。

1)奈良本英佑さん
法政大学教授。
日本パレスチナ医療協会のメンバーでもあり、同協会のニュースレターは奈良本さんが編集人をしておられます。
同ニュースレターご希望の方は、jpma@mx6.ttcn.ne.jp
著書に、『パレスチナの歴史』(明石書店、2007年)
『きみはパレスチナを知っているか』(ぽるぷ出版、1997年)などがあります。

*このような形で奈良本先生のお名前を出すことについては、ご本人の承諾を得ております。

2)藤田進さん
東京外国大学を昨年、退官されました。
アラブ近現代史、とりわけパレスチナの近現代史がご専門です。
著書に『よみがえるパレスチナ』(東京大学出版会)などがあります。

*藤田先生の承諾は得ておりませんが、昨年、退官されましたので、お時間に余裕があるのではないかと、勝手に推測しております。
(藤田先生、ごめんなさい!)
 連絡先については、「パレスチナの平和を考える会」の役重さんに連絡されるとわかると思います。
http://www.palestine-forum.org/aboutus/index.htm

3)田中好子さん、そして、パレスチナ子どものキャンペーンのスタッフのみなさん、


田中さんはパレスチナ子どものキャンペーンの代表です。
ガザにもいらしたことがあります。
今はご多忙をきわめておられると思いますが、同キャンペーンのスタッフのみなさんのなかには、
ガザで活動しておられた方々もおられます。
ぜひ、ガザがどういうところで、そこに、パレスチナの人々がどのように暮らしているのか、直接、体験されてきた方々の貴重なお話をうかがいたいです。
田中さんからも、ぜひ、その旨、宣伝してほしいと言われました。

4)太田昌国さん(現代企画室)

ラテンアメリカがご専門ですが、現代世界において生じる事象について、つねにそれを普遍的、思想的に考察しておられる太田さんの論考を、わたくし自身が支えにしています。

私たちの目の前で公然と、3週間以上にもわたって続いた、この殺戮について、太田さんがどのような思想、どのような言葉を紡がれるのか、わたくし自身、たいへん知りたいです。

長文、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

おか まり

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

イスラエル軍が再びガザ地区への空爆と地上侵攻を再開
←back ↑menu ↑top forward→
 考える葦  - 09/1/28(水) 14:04 -
  
イスラエル軍が再びガザ地区への空爆と地上侵攻を再開した模様です。

以下に京都の岡さんより配信されました関連記事を転送しますので、情報拡散をお願い致します。

_______________________________________________________________________________________________________________________

京都のおかです。

ガザでイスラエルによる空爆が再開しました。
パレスチナ・フォーラムより転送します。

*********************

イスラエル軍、ガザ南部で空爆 地上部隊も越境 衝突再燃も

【カイロ=安部健太郎】イスラエル軍は27日、パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスの武装勢力を狙い空爆を加えた。
地上部隊もガザへ越境侵入させた。ハンユニスから10キロメートル弱のイスラエルとの境界にあるキスフィム検問所付近で同日、
武装勢力による爆弾攻撃があり、イスラエル兵1人が死亡、3人が負傷したため。18日のガザでの停戦入り後、最大の衝突で、
戦闘が長引けばガザの他地域でも衝突が再燃する恐れがある。
検問所での爆弾攻撃後、イスラエル軍とガザの武装勢力との交戦が起き、ロイター通信によるとパレスチナ人の農民1人が
死亡した。イスラエルのバラク国防相は爆弾攻撃について「容認できない。反撃する」と宣言した。(07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090128AT2M2704G27012009.html

>トンネルもまた空爆したようです。

イスラエル:ガザの密輸トンネルを空爆 境界爆発に報復

【エルサレム支局】イスラエル軍は28日未明、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファのエジプトとの境界に掘られた
密輸用トンネルを空爆した。イスラエル軍報道官は同日、空爆を認めた。

イスラム原理主義組織ハマス当局者によると、夜明け前に3度空爆があり、住民が避難を始めた。
負傷者の情報は今のところない。

27日には、ガザ地区との境界にあるイスラエル南部キスフィム検問所付近で、爆弾テロによりイスラエル兵1人が死亡。
イスラエル軍は同日、ガザ側に越境して反撃し、パレスチナ人1人が死亡した。ガザ南部ハンユニスも空爆し、
「制裁」としてガザ境界の検問所を閉鎖した。

イスラエル軍報道官は、イスラエル紙ハーレツに対し、28日のトンネル空爆は「報復措置だ」と述べた。

イスラエル軍は先月末から今月にかけてのガザ攻撃で「武器が密輸されている」としてガザとエジプトとの境界を
集中的に空爆した。停戦後、経済封鎖で困窮する住民がトンネル復旧作業を行っていた。


http://mainichi.jp/select/world/news/20090128k0000e030024000c.html?link_id=RSH05

(引用終わり)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Fire...@softbank219007255098.bbtec.net>

こういうやつらってさ、
←back ↑menu ↑top forward→
 まーくん  - 09/3/6(金) 2:13 -
  
中国のチベットなどでの虐殺や侵略行為に対しては、なんにも感じないのかね。

たしかに、イスラエルのやってることは反吐が出るほどむかつくけど、それを言うなら、もっとひどいことを長年にわたりやり続けている中国ってどうよ。
一度でも、批判したことあるのかな。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; GTB5; SLCC1; .NET CLR 2.0.5...@221.130.193.14>

401 / 2575 ツリー ←次へ | 前へ→
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
ページ:  ┃  記事番号:   
870,945
(SS)C-BOARD v3.8(とほほ改ver2.1) is Free