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救う会元幹部が呪縛を解く≪拉致問題 憎しみを超えて-ニーバーの祈りを礎として≫ 戸田 18/11/26(月) 0:01
私達は拉致問題における安倍総理の行動を「詐欺」と見なします。(新しい視点) 戸田 18/11/26(月) 0:27
I なぜ「拉致被害者の全員一括帰国」という目標はフェイクなのか? 戸田 18/11/26(月) 0:33
II 日本政府はどちらの方向をむいているのか? 戸田 18/11/26(月) 0:48
III なぜ北朝鮮への憎しみを増幅させるのか? 戸田 18/11/26(月) 0:50
IV なぜ安倍政権は拉致問題を政治利用できるのか? 戸田 18/11/26(月) 0:53
V 全ては戦争できる国になるために! 戸田 18/11/26(月) 1:01
VI 拉致問題の広報活動を担った人・団体は? 戸田 18/11/26(月) 1:09
VII ほぼ永遠に「生き続ける」ことになっている拉致被害者 戸田 18/11/26(月) 1:17
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<救う会>拉致問題と差別1 戸田 18/11/26(月) 1:52
<救う会>拉致問題と差別 2 戸田 18/11/26(月) 2:06

救う会元幹部が呪縛を解く≪拉致問題 憎しみを超えて-ニーバーの祈りを礎として≫
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 0:01 -
  
「安倍信者」やヘイト右翼ばかりが幅を利かすようになってしまった「拉致被害者救出
運動。
 しかし「救う会」の元県幹部が最近開設した非常に良質なサイトを発見したので、
その内容を順次紹介していく。
  ↓↓↓

≪拉致問題 憎しみを超えて-ニーバーの祈りを礎として≫
  http://serenityprayer323.blog.fc2.com/

某県「救う会」(北朝鮮に拉致された日本人を救出する〇〇の会)元幹事。
脱退後に意見の対立から除名されたらしい。(正式な通告はなかった)
ウヨク的思考を経て中立に物事を見て、判断し、発言する方向へ変わる。
中立の立場から今の拉致問題のあり方に疑問を持つ。
拉致問題に限らず、考え方はヒューマニズムに立つ。


ご訪問に感謝いたします.
最初に「新しい視点」からお読みいただくと判り易いと思います.
大変ボリュームがあるので、
「本文ダイジェスト」を読んで、目次から関心のある記事を探して
お読みいただいてもかまいません


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    http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-category-8.html
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.5; YTB730...@i121-118-39-136.s42.a027.ap.plala.or.jp>

私達は拉致問題における安倍総理の行動を「詐欺」と見なします。(新しい視点)
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 0:27 -
  
新しい視点 (16)
   http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-category-1.html

本文 ダイジェスト
  http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-32.html

私達は拉致問題における安倍総理の行動を「詐欺」と見なします。
そしてその「詐欺」の内容は、

・北朝鮮を一方的に嘘つき呼ばわりし、絶対解決できない要求をつきつけることで、
  拉致問題の進展をストップさせておきながら、その責任を全て北朝鮮に転嫁させた。
・そして北朝鮮の脅威を言い立て、社会全体の右傾化、アメリカ追従・憲法改正のための
 世論づくりのために最大限に利用した。
ことにあると考えます。

 今トランプ大統領による(その意図がどうであれ)アメリカの路線変更により、その詐欺行為は挫折し、東アジアにおける和解への道が引かれようとしています。
 この現状に「詐欺」を本質とする安倍政権がたとえしぶしぶとであれ、対応できるとは考えられません。

 現在森友・加計問題で行っているような、自分一人の権力の維持のために、表面的なごまかし・見え透いたうそなどを乱発し、和解への道をめちゃめちゃにすることが予想されます。
 そのような恐ろしい未来はなんとしても避けなければなりません。

 そのため、
  拉致被害者がかわいそうだ⇒全ての元凶は北朝鮮だ。制裁を加えよ。
という今までさんざん広められてきた、分かりやすいヘイト感情に対して、
  拉致被害者がかわいそうだ⇒二度と悲劇が繰り返されないように、真実を明らかにし
  て、和解の道を開こう。

という、現在の右傾化が進んだ日本では「偽善的」と言われかねない方針を、
説得力のあるかたちで示そうと考えました。
 それが以下の文章になります。
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目次
序文
I なぜ「拉致被害者の全員一括帰国」という目標はフェイクなのか?
(南北会談後は「即時全員一括帰国」と言い出している)
II 日本政府はどちらの方向をむいているのか?
III なぜ北朝鮮への憎しみを増幅させるのか?
IV なぜ安倍政権は拉致問題を政治利用できるのか?
V 全ては戦争できる国になるために!
VI 拉致問題の広報活動を担った人・団体は?
VII ほぼ永遠に「生き続ける」ことになっている拉致被害者
VIII 拉致被害者家族はマインド・コントロールにかかっているのか?
IX なぜ、家族をマインド・コントロールにかける必要があるのか―拉致問題の産業化
X 産業化されて、どうなったのか?
&#8554; 拉致問題の解決はどのようなかたちでありうるのか?
終わりに
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序文  http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-30.html

 かつて、第二次安倍政権成立から二日後の2012年12月28日、安倍総理は救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国評議会)・家族会(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会)のメンバーと面会し、以下のように言っています。

  「5年前に突然辞したとき、被害者家族の皆さんに大変残念な思いをさせた。私にと
   ってもつらいことだった。私がもう一度総理になれたのは、なんとか拉致問題を解
   決したいという使命感によるものだ。
    5人帰還の時、帰ってこられなかった被害者の家族の皆さんは涙を流していた。
    それを見て全員取り戻すことが私の使命と決意した。
    しかし、10年経ってもそれは達成されておらず申し訳ない。
    再び総理を拝命し、必ず安倍内閣で完全解決の決意で進んでいきたい。」

 当時私たちはある県の救う会に所属して、拉致被害者救出1000万署名運動に全力投球しており(2013年4月25日達成)、拉致問題に理解があるとされている安倍総理の再登板に、大いに意気があがる思いでした。

 1000万の署名は達成日の二日後の拉致被害者救出国民大集会で、当時まだお元気だった横田滋さんから安倍総理に手渡されました。
 その光景を会場で目の当たりにし、私たちはこれから拉致問題が前進することに、大きな希望を感じていました。

 それから5年後の2018年4月22日、拉致被害者救出国民大集会で安倍総理は以下のように言っています。
  「今後一層、日米で緊密に連携しながらすべての拉致被害者の即時帰国に向け、
   北朝鮮への働きかけを一層強化していく考えです。
  (略)
   拉致問題は安倍内閣の最重要、最優先の課題です。拉致問題は安倍内閣において
   解決をする。拉致被害者の方々が、ご家族の方々と抱き合う日がやってくるまで、
   私たちの使命は終わらないとの決意で、今後ともこの問題に取り組んでいきま
   す。」

 この5年の間に、願いが激しく裏切られた私たちは、安倍総理を盲信する救う会に幻滅
して脱退し、独自の運動をしていました。
 安倍総理を応援する運動ではなく、あくまでも具体的な拉致被害者救出につながる運動を目指し、行動してきました。

 その過程で私たちの安倍総理への見方はどんどん変わっていきました。

 2015年9月以降、国会前の反安倍デモの間で拉致問題に関するチラシを何万枚も配りましたが、その見出しは
 「STOP!ヤルヤル詐欺 気を付けてください!北朝鮮による拉致被害者を見殺しにする
  その手口」
というものでした。

 私達の現在の安倍総理に向ける視点はこうです。
「詐欺師」
・・・ヤルヤル詐欺などなまやさしいものではありません。

 その違いは
「ヤルヤル詐欺」で騙されているのは拉致被害者家族や支援者です。
 一方、無印の「詐欺」で騙されているのは日本国民全員です。
 日本国民全員が、この「詐欺」で大変なデメリットを負わされているよう、私たちには思われます。

 その「詐欺」の内容を私たちは、以下のように考えています。

「拉致問題における
“拉致被害者の全員(全被害者)一括帰国”という公式の目標はフェイクであり、
拉致問題を一切進展させず、未解決のままにするための、「誤った前提」である。
(ここまでが拉致被害者家族・支援者への「ヤルヤル詐欺」)

日本政府をはじめとする拉致関係者の真の目標は、
  仮想敵国である北朝鮮への憎悪・恐怖をあおり、
  その脅威に対抗するため、軍事大国アメリカとの絆を強固にする必要があることを
  主張し、日米の軍事的な共同歩調を正当化する。

 つまり日本がアメリカ主導の軍事作戦に参加できること、戦争できる日本にすることを目指すことであり、
 その目標達成のために拉致問題と拉致被害者とその家族を、徹底的に利用し尽くすこと。(これが日本国民全員への「詐欺」)」

 もちろん「詐欺をしました」という明確な証拠はありませんし、「騙された!」と被害者が申し立てを行わなければ詐欺罪は成立しません。

 そしてどこまでも安倍総理についていく方々は、こう言うかもしれません。
 「安倍総理は一生懸命頑張っている。お前たちのようなものが総理の足を引っ張るから
問題は解決しないのだ」
 「そのように文句を言うのなら、代案を出してみろ。北朝鮮に行ってお前が拉致被害者
を救出してみろ」

 それに対して、私たちは以下のように言いたい。

 「拉致問題を実際に解決するためには「常識的な前提」に基づいた目標が必要です。
 それは「誤った前提」では、拉致被害者は全員生存していて、全員帰国を切望している
ことを疑問の余地のない真実としていますが、それは何の根拠もなく、拉致被害者を
「全員」という顔のない集合として扱っているに過ぎません。

 「常識的な前提」では、以下のことを認めるべきです。

 拉致被害者の中には現在生きている人、残念ながらお亡くなりになった人がいる「可能性があります」。
 そして現在生きている人でも、帰国を望む人と望まない人がそれぞれいる「可能性があります」。
 「全員一括」ではなく、拉致被害者一人一人の実状に即した解決が必要です。

それは「拉致被害者の全員一括帰国」ではなく
 ・現在生きていて、帰国を望んでいる人 →帰国
 ・現在生きていて、帰国を望まない人 →こちらから訪問する 
 ・残念ながらお亡くなりになった人 →その死を悼み、北朝鮮側に何らかの形で償って
  もらう
といったケースバイケースの解決の積み重ねこそが、実現可能な拉致問題の解決と思われます。」

 上の記述は、拉致問題に関する公式な見方とは根本的に異なっています。
 これからそう思うに至った根拠を説明し、皆さんに「今まで私たちは騙されていたのか!」と感じて頂きたいと思います。

 そして現在日本国民の代表である安倍総理を、少なくても拉致問題についてだけでも、今後二度と騙されないように監視し、これからも「詐欺」行為を続けるようなら、厳しく批判し、これからも私たちの代表である資格があるのかどうかを問うて頂きたいと思います。

 安倍総理が今、政権を懸けて国民を騙し通そうとしている森友学園・加計学園の問題同様、拉致問題についても国民を騙し通そうとしていることを知っていただき、
「嘘つきに国を任せることはできない!」と声を挙げていただければと思います。

「そのうち、国民は飽きて、忘れる。」と嘯く人を国のトップに置き続けることを
許してはなりません。

 さて、これから行われる説明は今までの拉致問題に関する公式な見方に対して、厳しく批判的なものになります。

 その際、拉致被害者家族に対しても批判的な内容になることもあります。
そういう場合、「家族の前でその言葉を言ってみろ」という言い方をする方がいるかも知れません。

 そういう人にはこう言いたい。

 できれば私たちは自分達の意見を、拉致被害者家族にこそ訴えたいのです。
特に、拉致問題の象徴のような存在である横田早紀江さんには、まず、この文章を書く際の、心の支えとなった言葉をお伝えしたいと思います。
 クリスチャンである早紀江さんにはよく理解して頂けるものと確信致します。

「神よ、変えられないことを受け容れる心の平静さ、
変えられることを変える勇気、
変えられないものと変えられるものを
見分ける知恵を授けてください」

  神学者ラインホルド・ニーバーの「平静の祈り」

 読み終えた後、改めてこの言葉を振り返って頂ければ幸いです。
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引用なし
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I なぜ「拉致被害者の全員一括帰国」という目標はフェイクなのか?
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 0:33 -
  
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I なぜ「拉致被害者の全員一括帰国」という目標はフェイクなのか?
 (南北会談後は「即時全員一括帰国」と言い出している)
  http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-29.html

拉致問題において、日本政府に対して最も厳しい観方をする人でも、その非難の内容は「やる気がない」「解決する気がない」であり、あくまでも日本政府は「拉致被害者救出を目指す」という方向を向いていることになっています。
例えば、『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(蓮池透)という極め付けに厳しいタイトルの本でも、「本当に安倍晋三首相に拉致問題を進展させる気概があるのか、はなはだ疑問である」(p2)と書かれています。

しかし私たちの現在における、日本政府への評価は、それより遥かに厳しいものです。
それは
「そもそも日本政府は、拉致被害者救出を目指してなどいない」
ということです。
言葉を代えて言えば、一般の拉致被害者に同情的な国民と、日本政府は、向いているベクトルが違うのです。

これは私たちが勝手に思っている訳ではなく、きちんとした根拠があります。
それが
「「拉致被害者の即時全員一括帰国」という目標がフェイクである」
ということであり、さらに言えば、
この目標は前提自体が、誰が見ても間違っていて、その強引な間違い方は、単なるミステイクであるとは、とても考えられないということです。

それでは前提の間違いについて、具体的に見てみましょう。
そのために目標の前提を
1.「拉致被害者全員の内訳を日本政府は把握している」
2.「拉致被害者は全員生きている」
3.「拉致被害者は全員日本に帰国したがっている」
の3つに分け、それぞれの内容を分析してみることにします。

1.拉致被害者全員の内訳を日本政府は把握しているのか?
いわゆる認定拉致被害者については把握していると言えます。政府の拉致問題対策本部のHPでも17人の名前が明記されています。(内5人は帰国しているので実質12人) しかしさらに見るとこうあります。
「政府は、北朝鮮に対して、これまで認定している拉致被害者に限らず、すべての拉致被害者の安全確保と即時帰国を繰り返し要求しています。」
「すべての拉致被害者」とは、これまで認定している拉致被害者に限らない、と言っています。
HPをさらに見れば分かるように認定拉致被害者だけでなく、
「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない人」がいることになっています。
そして「政府は、北朝鮮に対し、北朝鮮によって拉致された可能性を排除できない人に係る関連情報の提供を繰り返し要求しており」とあります。

つまり、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない人」の中の実際の拉致被害者の内訳は日本政府も自ら知らないことを認めています。
それは北朝鮮にしか分からないのです。
「可能性を排除できない」というのは消去法による一方的な断定に過ぎず、毎年日本国内で生存・所在が判明する人が出ることからも判ります。

拉致被害者全員を、認定拉致被害者に限っていない以上、その内訳を日本政府は把握している、とは到底言う事はできないのです。
*警察庁のHPには「883人」の方が「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者」として記載されています。(2018.5.4現在)勿論、確たる拉致の「証拠」が有る為記載しているわけではありません。前述したように、状況証拠・消去法により「北朝鮮による拉致以外考えられない」という理由によります。

2.拉致被害者は全員生きているのか?
ここで私たちは「拉致被害者は全員死んでいる」と言いたい訳ではありません。そもそも拉致被害者全員の内訳を知らない以上、そのような言葉は無意味です。
1.で述べたように「全員」の内訳が明確でない上に、北朝鮮にいる拉致被害者の生死は北朝鮮にしか分からない以上、
「何人いるのか分からない拉致被害者が全員生きていることを日本政府が確信している」というのは、論外という他ありません。

3.拉致被害者は全員日本に帰国したがっているのか?
ここで私たちは「拉致被害者は全員日本に帰国したがっていない」と言いたい訳ではありません。
日本に帰国したがっているのかどうかは、拉致被害者本人にしか分からない、と言いたいのです。
そう言うと、「北朝鮮で自由にモノが言える訳ではないから、言わされている可能性がある。本心は帰りたいに決まっている」と言う人がいますし、もちろんそういう場合もあるでしょう。
一方で、
・北での家族を残して帰国できない
・日本には身よりがいない
・生活基盤が北朝鮮でとりあえず安定している
 以上の理由から帰国を望まない場合もあります。
頭ごなしに勝手に決めつける権利は誰にもありません。
※2.3.についてはより詳しく後述します。

以上これほど曖昧な前提に「一括」までついてしまったら、もうどうすることもできません。
それに「即時」までつくことになりました。「即時」とは具体的にいつのことをさしているのか、言い出した人がはっきりさせなければ、誰にも分かりません。
しかも「全員一括帰国」を達成しよう、というのは単なる努力目標ではなく、
「全員一括帰国」しか認めない、という自らを縛る救出の「原則」としてしまいました。
そうすると「段階的に」全員を把握する、「段階的に」生死を把握する、「段階的に」帰国の意思を確認する、という当たり前の過程が全てシャットアウトされてしまいます。

「拉致被害者の即時全員一括帰国」が目標である限り、拉致被害者救出活動は一歩も進むことはできません。
そしてこの目標は誰かから押し付けられたものではないのです。
日本政府・救う会・家族会が自分達で決めたものです。異論を許そうともしません。

だから上の根拠に基づいて改めて断言します。
「「拉致被害者の即時全員一括帰国」という目標はフェイクである」

今まで読んできた方にはお分かりでしょうが、被害者の救出を実現させるためには「北朝鮮に確認して、とりあえずそれを信じる・北朝鮮から出された情報をひとまず受け取る」ことが必要になります。
そうすれば、先の1.2.3.は全てクリアできます。
問題は全て0人になってしまう可能性が極めて高いことです。
ですから当然のことですが、情報を受け取るだけではなく、情報の内容精査が必要になります。
この精査こそが、支援者や家族にはできないことで、プロフェッショナルの政府関係者しかできないことになりますが、現状はどうなのでしょう。
この件は大変大事なことなので、後に改めて論じます。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.5; YTB730...@i121-118-39-136.s42.a027.ap.plala.or.jp>

II 日本政府はどちらの方向をむいているのか?
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 0:48 -
  
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II 日本政府はどちらの方向をむいているのか?
   http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-category-1.html

「目標」がフェイクであるとして、「向いているベクトルが違う」という結論の根拠は何でしょうか?
 皆さんご存知の安倍政権特有の言い回し
「対話のための対話はしない」という言葉を考えてみましょう。
「対話のための対話」・・・どういう意味でしょうか?
随分難解な行為のようですが、これは「対話をしない」ということをぼかして言っているだけです。
安倍政権は「北朝鮮とは対話・交渉をしない」と明言してきた訳です。
戦前の「蒋介石を相手にせず」そっくりそのままですね。

上で述べたように、日本政府の目標は、北朝鮮の協力がなければ、達成不可能なものです。
それなのに「北朝鮮とは対話・交渉しない」と言って、実際交渉してきませんでした。

救う会会長の西岡力氏は事あるごとに
「水面下で胃の痛くなるような交渉が繰り広げられている。詳細については機密なので言えない」
と言い続けてきましたが、そのような交渉は行われていなかったことは、現在の北朝鮮との外交チャンネルがなく慌てふためいている日本政府の醜態をみれば、おのずと明らかです。

交渉しないで何をしていたのか?
日本国民・海外向けの広報活動をしていました。
この広報活動が問題です。
日本政府の拉致に関する政策に厳しい観方をする人は、広報活動に狂奔する政府に対して「もっとするべきことがあるだろう」と批判しています。
目の前の難題からの逃避だと見なしているのです。

しかし私たちは逃避だと思いません。
これこそが日本政府の真の目的だと考えているのです。

それは「北朝鮮のイメージの実像以上の悪魔化」です。
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III なぜ北朝鮮への憎しみを増幅させるのか?
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 0:50 -
  
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III なぜ北朝鮮への憎しみを増幅させるのか?
  http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-27.html

とはいえ私たちも北朝鮮の実像を知ってはいません。
今のところ知っている人などいないでしょう。
ですからここでは「北朝鮮の実像を知らないのに、北朝鮮の脅威・北朝鮮への憎しみを過剰に煽る行為」を問題にします。

数カ月前のトランプ訪日前後の頃を思い出して下さい。
核と拉致のために戦争はもはや規定路線という風潮だったはずである。
Jアラートの訓練を思い出して下さい。
日本に北朝鮮のミサイルが飛んでくる前提で、物事を進めていたはずです。
そもそも日本と北朝鮮の間には戦争目的自体がなかったのに。
では戦争目的がないのになぜ脅威なのか。
そのすべての根拠は拉致にあります。
いや根拠というよりイメージ。13歳の少女を拉致する恐ろしい国というイメージをひたすら増幅させているのです。
何のために?

自民党(安倍)政権のためにです。

引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.5; YTB730...@i121-118-39-136.s42.a027.ap.plala.or.jp>

IV なぜ安倍政権は拉致問題を政治利用できるのか?
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 0:53 -
  
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IV なぜ安倍政権は拉致問題を政治利用できるのか?
   http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-26.html

 ここで拉致問題の政治利用について考えてみます。
先の蓮池透氏の本でもこう書かれています。
「拉致問題を最も巧みに利用した国会議員は、やはり安倍晋三氏だと思っている。拉致問題を梃にして総理大臣にまで上り詰めたのだ。」(p85)
それにしてもおかしな話です。安倍総理の拉致問題における実績はゼロなのですから。

よく政治利用でもいいから実績をあげて、という人がいますが、実績など一切上っていないのに、なぜ政治利用できているのか?

それが拉致問題における広報活動の成果です。
広報活動の成果に以下のものがあります。

1.最大の人権問題(?)である拉致問題に熱心な与党、不熱心な野党というイメージを作ることで、まるで与党が人道的で、野党が非人道的であるかのように装える。
2.5人帰国は与党の実績、死亡とされている7人は生きている、というイメージを作った上で、ただ「取り返す」と連呼することで、拉致問題では誰も死んでいないことにして、拉致被害を防げなかった与党の責任を棚上げすることができる。
3.危険な国家北朝鮮の危機を煽ることで、世論を右傾化させ、タカ派的な発言・行動をする与党の支持率上昇・憲法改正に利用することができる。
4.北朝鮮の危機を煽り、「交渉は無意味」「大事なのは圧力のみ」と言い続けることで、武力こそが全てという言論空間を作り上げ、「アメリカ追従容認」「9条改正は正義」という与党に都合がいいだけのスローガンを浸透させることができる。
5.北朝鮮の危機を煽り、政権のスキャンダルを追及する野党に対して、「総理は北朝鮮対策をしなければならないのに、些末なことで責任を追及する野党は非国民」と開き直ることができる。

これは大変な成果です。
日本政府の拉致問題への取り組みが不熱心であるとは到底いえません。大変熱心です。
ただ、取り組みの方向性が、政治利用の方しか向いていないということが大問題なのです。
しかしこれは、見てお分かりのように、私達大多数の国民の利益と、真っ向から対立しています。
それでは安倍政権にとっての利益とは何なのか?
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.5; YTB730...@i121-118-39-136.s42.a027.ap.plala.or.jp>

V 全ては戦争できる国になるために!
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 1:01 -
  
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V 全ては戦争できる国になるために!
   http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

 ここで見て頂きたい新聞記事があります。
 毎日新聞2017年12月22日のクローズアップ2017
「長距離巡航ミサイル導入へ 敵基地攻撃も可能 揺らぐ専守防衛」という記事です。
 ここで注目して頂きたいのは以下の部分です。

「公明党幹部は12月初旬、ミサイル導入への理解を求める防衛庁幹部に、「うちは『島しょ防衛のため』という説明ではもたない」と消極姿勢を示した。
 防衛庁は導入の根拠を練り直し、「北朝鮮の脅威からイージス艦を守るため」との「目的」を追加した。核・ミサイル開発を加速化する北朝鮮と関連づければ「世論の理解を得やすい」(防衛庁幹部)との狙いだった。この説明で公明党も容認に転じた。」

北朝鮮の脅威とはなんと便利なものなのでしょうか!

 また、見て頂きたい雑誌の記事があります。
 女性自身2017年11月14日号の
「横田早紀江さん 制止された「戦争やめて」大統領への直訴」という記事です。
 ここで注目して頂きたいのは以下の部分です。

「「会の終わり際に、早紀江さんがこう話したんです。『トランプさんに会ったら、戦争はしないでくださいと言おうかな、それとも政治的発言は控えたほうがいいのかな』と・・・
だがその瞬間、出席していた「救う会」関係者が、早紀江さんの言葉をさえぎるようにこう話したという。
「政治的発言はしないほうがいい。大統領に会えるのも安倍さんのおかげなんですから」」

補足説明すると「救う会」関係者とは前述の西岡力救う会会長。
横田早紀江さんはトランプ大統領との面談の際、「戦争しないでください」とは言いませんでした。

 さらに、2015年7月30日の参議院における、安保法制に関わる、中山恭子議員の質問への、安倍総理の答えを見て下さい。
安保法制の内容は、拉致被害者救出ができるようになっていない、という質問への答え。

「拉致被害者の方々の安全確保は極めて重要であり、その際、同盟国である米国との協力は極めて重要であると考えております。〜これまで米国に対して拉致被害者に関する情報を提供してきておりますし、拉致被害者の安全が脅かされるような事態に至った場合に、拉致被害者の安全確保のための協力を米国政府に対し依頼をしているところでございます。」

安倍政権が「戦争のできる国」を目指して行ったこと、言ったこと、アメリカ追従の振る舞いの数々は、何もここで列挙するまでもなく、皆さんも既に見て来たはずです。

駆け足ですが最初に提示した結論に行きついたようです。
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.5; YTB730...@i121-118-39-136.s42.a027.ap.plala.or.jp>

VI 拉致問題の広報活動を担った人・団体は?
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 1:09 -
  
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VI 拉致問題の広報活動を担った人・団体は?
   http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-24.html

ここで結びにいってもいいのですが、これだけだと、やや事実による裏打ちが足りないように感じられます。
特に拉致問題を大きくねじ曲げた広報活動について、成果は列挙しましたが、なぜこんなに成果が上がったのか、誰がこの活動を担ったのかについては一旦飛ばしました。

とても大事な事なので、そして実は広報活動などという生易しいものではなく、はっきり言って「詐欺」、具体的に言うと「マインド・コントロール」という側面があることについて、改めてここで説明したいと思います。
・拉致問題対策本部
・救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)
・家族会(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会)
主だったのは以上3団体です。
それぞれについて説明したいと思います。

1.拉致問題対策本部
拉致問題対策本部と拉致担当大臣については、非常に小さなことですが、その本質を鋭くついた出来事に、運よく立ち会ったことがあります。
まずその話をいたします。

2014年の4月29日に、劇団夜想会による拉致問題啓発演劇「めぐみへの誓い―奪還―」の公演が、横浜市の神奈川県立青少年センターホールで行われました。
その時私は、その会場のロビーで署名活動を行っていました。

公演が始まって、署名の波が収まり、少し休憩していると、ロビーの会場側の方で、当時の拉致担当大臣古屋圭司氏が、数人の記者にインタビューを受けているのが目に入りました。
拉致担当大臣としての自分の功績として、津川雅彦氏を起用したポスターを作ったこと、このような劇の各地での講演を後押しすることで、拉致問題の啓発に努めたこと、などを語っていました。

するとある記者が、
「それでは、拉致被害者救出のために、具体的にどのような活動をされているのですか?」という質問をしました。すると古屋氏は色をなして、「今言ったじゃないですか!」と声を荒げたのでした。
何だか笑い話のようですし、確かに滑稽なのですが、これは笑ってはいられない問題です。
これはHPを数分見れば一目瞭然のことなのですが、拉致問題対策本部は拉致被害者の救出に取り組む機関などでは、ありません。
本部長が、内閣総理大臣。副本部長が、拉致問題担当大臣・内閣官房長官・外務大臣。
というような何でもできそうな布陣ですが、やっていることは、拉致問題に関する広報活動・啓発活動のみです。北朝鮮向けラジオ放送というものもありますが、それが拉致被害者救出作戦だ、と胸を張って言うことは、さすがにできないでしょう。

横田滋・横田早紀江(聞き手石高健次)『めぐみへの遺言』に以下のような記述があります。
早紀江「それ(拉致対策本部の成立)以前は、拉致のことは外務省がいろいろやっていて、日朝協議があればその度に内容を教えてもらったり、突然情報が入ったら家族会が呼ばれて話を聴いたりしていました。けれど拉致対策本部ができてからは外務省の方と直接話をすることがなくなっています。拉致対策本部の会合に呼ばれた時には外務省の方もその場に来られたりしていたから、ちゃんと一緒になって機能していると思っていました。
ところが、ある時、外務省の方から、「僕たちには何も情報がこないんです」「今、拉致のことで日朝がどうなっているのか分からないです」と言われてびっくりしました。その人は、「何か一つの情報でも言ってくれればそれをきっかけにして外交手法で道が開ける場合もあるのに、それができない」と。」
「拉致問題対策本部事務局の実務責任者の三谷さんは、以前「いつでも電話下さいね」と言われていたから、電話をすると「いや〜、何もありません」と言われるだけ。何度かけても同じ返事です。」(p202-203)
対外交渉のエキスパート外務省から仕事を奪い取って、どんな成果をあげたのでしょうか?

ちなみに、つい先日の2018年4月22日(27日の南北会談の5日前!)の拉致被害者救出国民大集会で、現拉致問題担当大臣の加藤勝信氏は、政府の取り組みとして「アニメめぐみ」の教育現場での積極的活用や作文コンクールへの参加・演劇「めぐみへの誓い―奪還―」の公演について語り、さらに「最近ロンドンでは、日本人拉致問題をモデルにした舞台劇「ザ・グレイト ウェーブ」が、ロンドンの「ナショナル・シアター」で約1か月に渡り上演され、そして拉致問題を知らなかった英国の観客にも衝撃と感動を与え、大変好評を博したとうかがっています。」などと語ったのでした。
拉致被害者救出とは縁もゆかりもない話です。

さらに言うと救う会会長西岡力氏の著書『横田めぐみさんたちを取り戻すのは今しかない』で以下の記述があります。
「2006年9月、安倍晋三政権が成立し、・・・総理を本部長とする拉致問題対策本部と拉致担当大臣が新設され、予算を持つ事務局もできて、やっと政府レベルで死亡謀略と戦う体制ができた。」(p234)
・・・・救う会会長ですら、拉致問題対策本部を死亡謀略とやらと戦う組織だと見なしているようです。死亡謀略と戦ったら拉致被害者が帰ってくるのでしょうか?

上に「「アニメめぐみ」の教育現場での積極的活用や作文コンクールへの参加」とありますが、「拉致被害者救出につながる行動をとらず」「(コンクールというかたちで)ある方向へ若年層を思想誘導しようとしている」ようにも見えるもので、拉致問題対策本部の本質がここに如実に表れています。
この文章のような作文を子供たちが書いたら、賞を与えるのでしょうか?

とはいえ「アニメめぐみ」の内容は決して悪いものではなく、押し付けさえしなければ、私達も積極的に多くの人々に見てもらいたいものだと思います。
「めぐみへの誓い」はやや想像の部分が多く、北朝鮮批判が過剰なようにも感じられますが、ヘイトを煽るというほどの内容ではありません。
やはり政府の機関である以上、ある程度の制約があるように感じられます。

より多くの問題は民間の団体にあります。

2.救う会
救う会会長の西岡力氏の名前は今までも頻繁にでてきました。
この項では最初に救う会副会長の島田洋一氏を取り上げます。
(可能でしたら島田洋一氏のツイッター、ブログをざっと見て下さい)

ツイッター、ブログを見られない環境の方のために、特別印象深い箇所を抜き出してみます。

・かつての日本なら、とうの昔に軍事力で北の独裁体制を潰し、拉致被害者のみならず住民全体を解放していただろう。軍=悪という迷妄にはまった国の悲劇。
(2018年1月3日ツイッター)
・日本人拉致問題も取り上げるから支援して欲しいなどと韓国は言ってくるだろう。南北野合しての対北圧力緩和工作に一切乗せられてはならない。(2018年2月10日ツイッター)
・この期に及んでまだモリカケ問題で時間を空費させようとするならば、この国の野党の存在は犯罪的だ。(2018年3月22日ツイッター)
・シンガポール開催なら金正恩の乗る飛行機が「謎の墜落」で一件落着というシナリオも現実味を帯びてくる。(2018年5月10日ツイッター)
・安倍首相の存在は間違いなく大きい。「三重の布陣」の後の「二重」の強さについては知らないが。今安倍退陣などとんでもない。(2018年6月8日ツイッター)

なかなか強烈な内容です。
このような人物が副会長を長年務めている団体が不偏不党であるとは、誰にも言うことはできません。

そして会長の西岡氏です。
かつての民主党政権時の選挙前にはこのようなことを書いています。
「野田首相が、そうではなく、拉致という国家の主権と国民の人権に直接かかわる問題を、自らの支持率向上の手段にするという、禁じ手を使おうとしているのであれば、もってのほかである。今後の交渉は、衆院選挙後に誕生する政権に任せて、選挙前の再協議や水面下での譲歩をすべきでない。
 主権にかかわる問題を選挙に利用しようとするのは売国にも似た行為であると釘を刺しておく。」
(2012年11月27日 産経新聞正論欄「拉致を「人気取り」に利用するな」より)

そして直近の自民党政権時の選挙前にはこんなことを書いています。
「今、戦後日本は北朝鮮問題で未曽有の危機を前にしていると断言できる。その意味で安倍晋三首相が今回の総選挙で「国難突破」と訴えていることは理解できる。いや、もっと強く危機を訴えるべきなのにそれが足りないという印象だ。」
(2017年10月20日 産経新聞正論欄「未曽有の北朝鮮危機を直視せよ」より)

救う会は全面的に自民党寄りといえるでしょう。

また先の西岡氏の本には以下のような記述もあります。
「集団的自衛権行使を可能にする憲法解釈を行った安倍総理が、まず、オバマ大統領と北朝鮮崩壊時の日米韓の協力と被害者救出について戦略的レベルで真摯な議論をしてほしい。」
島田氏よりやや上品な言い回しですが、大変な「戦争屋」というべきで、横田早紀江さんの平和を願う発言を阻止したことも、この人であれば当然と言えましょう。

しかし救う会にはこの二人以外にも多くの人がいるのではないか?
確かにいることはいます。しかし独自な見解をもつことは許されていません。
それが証拠に、少しでも救う会の公式見解から外れたものは容赦なく排除しています。
2015年10月21日に救う会全国協議会は構成団体の「救う会徳島」「救う会神奈川」の両代表を除名しています。

その理由は「拉致被害者のみを優先せず、特定失踪者、日本人妻、残留日本人、敗戦時の混乱期に北朝鮮地域で死亡した人の遺骨探しについても公平に扱うべき」と救う会の運動方針と異なる内容の主張を行ったというもの。
・・・これが除名させられるほどの内容でしょうか?
人権問題に格差をつける人たちの方が遥かに問題なように思えます。

先に書きましたが、与党の専売特許である「最大の人権問題」拉致問題は、その他の人権問題と並べることすら許されないのです。唯一無二の悲劇でなければならないということです。

先に西岡氏が著書で、拉致問題対策本部は死亡謀略と戦う機関だと書いている箇所を引用しました。
その言い方を借りれば、救う会は生存謀略を行う機関であると言えます。

ここでは証拠として私が実際体験したことを書きます。
2017年11月21日開催の救う会・家族会主催の東京連続集会「トランプ大統領面会報告と緊迫する北朝鮮情勢」に参加した時のことです。
最後の質問の時間に、以下の質問をしました。
質問「西岡会長の書かれた配布資料にこう書かれています。
「米韓軍に救出を依頼するにしても、自衛隊を送るにしても、まず、被害者がどこに何人いるのかについての正確な情報が必要だ。安倍政権はすでに一定の情報を確保して救出のために米国との緊密な協議を行っているようだが、まだやるべきことはある。」
とあります。
これは安倍政権は最低一人以上の被害者の生存情報を得ているという意味にしかとることはできませんが、そのような解釈でよいのでしょうか?

それに対する西岡会長による回答。
「これは私の推測です。政府はそのような情報は出しませんので。逆に今ここまでできてないと怒るぞと(笑)」

ただの一人の生存情報も確言することができずに、全ては「推測」とは!
問題はその場に拉致被害者家族が大勢いたにも関わらず、一人も何の反応も示さなかったことです。
この期に及んでの「全ては推測」という言葉を、ただ聞き流すだけの拉致関係者たちの姿には、心の底から驚愕しました。
こんな状態で、よく目標は「拉致被害者の全員一括帰国」などと言えたものです。
これが生存謀略以外の何だというのでしょうか?

繰り返し言いますが、拉致被害者は全員死んでいると言いたい訳ではありません。
くどいですが、そのようなことは誰にも分かりません。
一方で、拉致被害者家族が「必ず生きている」という強い期待をもつのは当たり前のことです。

しかし「救う」会を名乗っている団体が、あやふやな情報をまるで絶対の真理のように装い、それを根拠に全ての行動を行っているとすれば、それは拉致被害者救出活動の妨げ以外のなにものでもないでしょう。

拉致問題をただ政治利用しているだけの安倍総理を異常なまでに支持し続けること。
それは救う会も家族会も同様です。

3.家族会
ここで2013年12月26日の産経デジタルNEWSの記事「安倍首相就任一年 拉致家族、進展ない中「でも安倍さんしかいない」」を見てみましょう。
「有本恵子さんの母、嘉代子さんは「どないなっているのか全然わかりません」と話す。それでも「安倍政権のときに解決しなかったら、無理なんじゃないかと思っている」と嘉代子さんは話す。
拉致問題が今ほど認識されていないころから、安倍首相は解決に向けた活動に取り組み、官房副長官として平成14年9月の日朝首脳会談にも同行した経験もあるからだ。
有本さんだけでなく、ほかの家族も安倍首相に対し、同様の思いを抱いている。横田めぐみさんの母、早紀江さんは「絶対に何とかしてくださると信じている。」家族会代表の飯塚繁雄さんも「安倍さんに代わる人はいない」と信頼は揺るがない。」

さて現在はどうなっているでしょうか?

2018年3月29日 本間勝(田口八重子さん兄)氏発言。
「私は今の国会を見ていると、森友学園であまりにも時間を取って、そして安倍総理を引きずり降ろそうとしている。今この大事な時期に、安倍総理には外交問題に専念させてほしい。」
2018年3月30日 飯塚繁男氏発言。
「総理は若干やせて疲れていましたが、この拉致問題の解決についてまだ意思が強い。私たちとしては、もう安倍さんしかいないという思いで今後を期待したいと思います。」

2018年4月22日 内田美津夫(寺越昭二さん三男)氏発言。
「私は、小泉政権、第一次安倍政権、そして今の安倍政権と、ずっと安倍総理大臣を見てきました。拉致問題を解決できるのはやはり安倍総理しかいないと私は思っています。
 私が言えることは、「安倍総理を信頼していますから、是非頑張ってください」ということで、これを先ほど言いました。ここにいる家族の皆さん、国民の皆さん、安倍総理を信頼して拉致問題を解決するようにお願いしたいと思っています。」

・・・これは一体なんなのでしょう。
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VII ほぼ永遠に「生き続ける」ことになっている拉致被害者
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 1:17 -
  
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VII ほぼ永遠に「生き続ける」ことになっている拉致被害者
   http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-23.html

1.横田めぐみさんの「遺骨」DNA鑑定
 2004年11月、北朝鮮は横田めぐみさんのものとされる「遺骨」を提出してきました。
その遺骨は1200℃という高温で焼かれたものでした。それ故、警視庁の科学警察研究所では、DNAそのものの抽出ができませんでした。
しかし、帝京大学の吉井富夫講師は、めぐみさんのへその緒から抽出したミトコンドリアDNAと比較し、
北朝鮮から提出さらた遺骨は、めぐみさんのものではないと発表したのです。

その際、吉井氏はサンプルは全て使いきったので、再鑑定はできない、とも話しをしています。又、遺骨は素手で触れたならその人のDNAが付着する(汚染)される可能性もあり、そのような場合、完全に汚染を除去することはできないとも話しています。
この結果に対し、北朝鮮は「1200℃の高温で焼かれた骨からDNAは検出できない。日本の発表は捏造である。」と声明を出しています。(2005.1.26)

又、科学雑誌Nature2005.2.3の記事では、この吉井氏の鑑定に疑義を呈しています。更に、吉井氏は、警察経験が無いにも関わらず、2005年3月警視庁科捜研の法医課長として採用されています。警察が、外部の人間を管理職採用することは異例なことです。以後、公務員となり公式なコメントを勝手に発表ができない状態になっています。
 日本政府の公式見解は、「横田めぐみさんの遺骨とされるものは偽物。よって、めぐみさんは生存している」です。


2.北朝鮮から「出されるもの」は全て捏造 ― 故に、被害者は「生存」している
 北朝鮮から提出された「遺骨」はめぐみさんのものだけではありません。2002年には
松木薫さんの「遺骨」も提出されています。これも鑑定の結果、別人のものであるとされています。

北朝鮮から出された「死亡診断書」も5人の帰国者の証言、脱北者の証言等から、「死亡」とされた年月日以降、生存していることが判明したケースがあると言われています。北朝鮮から提出された偽の「死亡診断書」「遺骨」から、北朝鮮から提出される情報は嘘ばかりで信用できない、ということが日本政府、救う会、家族会の共通認識となっています。
 そして、彼らは今後被害者の「遺骨」とされるものが提出されたとしても、それは「被害者の腕を折って本物の遺骨」を造ったものかもしれないと事前に予防線を張る発言を繰り返しています。

 つまり、本当に被害者が死亡していたとして、本当の「死亡診断書・遺骨」が提出されることがあったとしても、それ以前に偽物を出しているので、今回も偽物であると断言することができるのです。あるいは、「生存している被害者の体の一部を切り取って骨にしたものを出して来たので、被害者は生存している」と言えるのです。
拉致被害者は、「死亡診断書・遺骨」が提出されようと、偽物が提出されたに過ぎないので、「生存」していることになるのです。又、数年前の目撃情報を理由に「生きている」ということができるのです。数年前に生存していたことが確実であったとしても「今、現在」も生存しているという確証はありません。

 拉致被害者は、「死亡」することは無く、「生存」し続ける存在なのです。しかし、実際に被害者の生死を確実に知っているのは、北朝鮮だけなのです。日本政府、救う会、家族会はあくまで、「生存していることにする」と仮定すること以外できません。
それは正確には、「生存しているかもしれないし、死亡しているかもしれない」という50%ずつの可能性でしかないはずです。

「生存していて欲しい」という家族の希望は理解できます。
しかし、日本政府や救う会は「生存している場合は救出する」が「死亡していた場合には、どうするのか」を考えねばなりません。
金銭による賠償、北朝鮮に残されている被害者の北朝鮮での家族(たとえばウンギョンさん一家のような)との面会などを進めていかなければならないのではないでしょうか。

さて2004年12月、当時幹事長代理だった安倍晋三氏は以下の発言をしています。
「これからは証拠を出せと言うと危険だ。生存者を返せと言うべきだ。彼らは生きている人の腕を折って本物の遺骨をつくることすらやりかねない」
頭から「生きている」と決めつけ、証拠の有無など問題にしていません。
どういう根拠があって「やりかねない」と言っているのか不明ですが(そんな実例があるのでしょうか?)、そこまで残虐な国だと認識しているのに、それから13年以上たっても、その残虐な国で拉致被害者が全員生き続けていると言い続けるのには、相当な無理があると言わざるを得ません。


3.拉致被害者は生存していなければならない
被害者をほぼ永遠に生存していることにすることは、拉致問題の解決がほぼ永遠にできないということです。
本当に死亡している被害者がいたなら、返すことはできないからです。
「即時全員一括帰国」という譲れない条件を欠くことは許されないからです。(「全員」の範囲が不明確な以上、そもそも全員生存という言葉自体が現実性を欠いています)
家族が生存に希望を持つことは当然のことです。
政府、救う会が生存に拘り、家族に「即時全員一括帰国以外は認めない」と言わせることのメリットは何でしょうか。

拉致問題を終わらせないこと、これ以外に考えられません。
政治利用するためには、解決しては困るのです。

北朝鮮という敵国、悪の国が隣国に存在しなければ、防衛費増強、憲法改正等に大義名分を与える根拠が薄弱になります。
解決し、国交正常化すれば、莫大な賠償金を北朝鮮に支払わなければならなくなるでしょう。国民の反発も予想されます。2002年の小泉訪朝時とは比較にならないほど、北朝鮮憎悪、在日韓国・朝鮮人へのヘイト感情は高まっている現状、国交正常化交渉と聞いただけで、世論が反発することは想像できることです。

 つまり、拉致被害者には、生存していてもらわなければ困るのです。そして、家族に「即時全員一括帰国」以外は認めない、と言い続けてもらわなければ困るのです。
誰が?

拉致問題を利用している日本政府、安倍総理、救出運動を続けたい救う会がです。
分かりやすい例をあげましょう。

2018年3月29日の「チャンス到来、金正恩に拉致被害者帰国を迫れ!」緊急集会の決議文(A4の紙片面1枚の文章)の中で「全被害者の一括帰国」という言葉が6回出てきます。
そしてそのほぼ一カ月後の4月22日の国民集会の決議文では、それが「全拉致被害者の即時一括帰国」に変わっています。

なぜ「即時」を入れる必要があったのでしょう。
南北・米朝首脳会談が近づき、何らかのかたちで拉致問題が「解決」される可能性が高くなってきたので、慌てて「解決」のためのハードルをあげたのではないですか?
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<救う会>待てるのですか? 待てないのですか?
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<救う会>待てるのですか? 待てないのですか?
  http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-36.html

先日、救う会全国評議会のHPを見ていて、
信じられない文章を見かけましたので、ご報告させて頂きます。
メールニュース(2018/06/20)「全被害者の即時一括帰国を!
6/29(金)特別集会ご案内」の中にある文章です。

「家族会は、一刻も早く会いたい気持ちを抑えて、冷静な対応を求めています。」

なぜこれが信じられない文章なのか実感できない人のために説明します。
平成30年の家族会・救う会の運動方針は
「これ以上待てない!政府に今年中の全被害者救出を再度求める!
緊迫する情勢をてこにして、救出のための実質的協議を行え!」
なのです。
さらにその説明文には
「拉致被害者並びに残された家族には一刻の猶予もない。
また、各々が健康なうちに再会しなければ、真の解決ではない。
これ以上、家族が亡くなり、被害者が帰国しても肉親がいないという事態が起これば、
拉致問題が取り返しのつかない問題として永久に残り続ける。」という文まであります。

運動方針とは、状況次第でどうにでも解釈できる、柔軟なものなのでしょうか?
本ブログ「VI拉致問題の広報活動を担った人・団体は?」で取り上げられている、
救う会神奈川・徳島の除名問題ですが、
当時の退会通知の書面を見ると、
除名理由に
「家族会・救う会の運動方針と異なる内容を含む申し入れを政府や他団体に行った。」
とあります。
運動方針とは、
異なる内容を含む申し入れをしただけで
、除名されるほど厳密なものなのではないですか?
(救う会全国協議会においてはそのように見えますね)

米朝会談の結果、情勢が変わったからですか?
家族が直接外交交渉をする訳ではありません。
情勢が変わったからといって、
拉致被害者家族が全員健康になる訳ではありません。
実際、横田滋さんの健康状態は決してよくありません。
何のために、「これ以上待てない!と言っていたけど、
やっぱり待つことにしました」などと言う必要があるのでしょうか。

とはいえブログの本文を読んで頂いた方には、
これがなぜかはお分かりのことと思います。
安倍政権への「忖度」です。

拉致問題解決を願うものとして、
このような政権の都合に唯々諾々と従う態度に、
激しい怒りを感じずにはいられません。

拉致被害者家族が、
一刻も会いたい気持ちを抑えられるのならそうすれば良いでしょう。
北にいる拉致被害者はどう思うでしょうか。

救う会・家族会の集会でよく言われるフレーズに
「北朝鮮に間違ったメッセージを与えないように」というものがあります。
「家族会は一刻も会いたい気持ちを抑えられるそうだ。
中国から支援も得られそうだし、日朝首脳会談なんかやる必要ないよな。」
というような間違った(?)認識を持たれることがないように、声を挙げます。

「拉致問題の解決は一刻も早く行わなければならない。
政治利用のことしか考えていない人達以外の人の手で」

資料
救う会 運動方針


2003 「拉致はテロだ! いまこそ経済制裁を」
2004 「拉致はテロだ! いまこそ経済制裁を」
2005 「もう我慢の限界だ! 拉致被害者全員の救出を!」
2006 「今年中に拉致被害者全員救出を!」
2007 「すべての拉致被害者を救出しよう!」
2008 「全被害者の帰国なしに制裁を解除するな!」(新規)
    「拉致はテロだ!」
    「めぐみさんたちは生きている!」
    「制裁強化と国際連携ですべての拉致被害者を救出しよう!」
    「被害者を帰国させ侵害された人権を回復せよ!」
2009 「いまこそテロ国家北朝鮮に全面制裁を!」「モノ、カネ、ヒトの流れを止めよ!」
2010 「金正日はすべての拉致被害者をすぐに返せ!」
2011 「生きているのになぜ助けられない!」「すべての拉致被害者を救出するぞ!」
2012 「勝負の年 政府は、今年を勝負の年として、
     全勢力を傾けてすべての拉致被害者を早急に救出せよ!」
2013 「勝負の年の延長戦 すべての拉致被害者を救出するぞ!」
2014 「もう我慢できない!今年こそ結果を!」
2015 「最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!」
2016 「最終決戦は続いている 制裁と国際連携で全員救出実現を!」
2017 「政府は拉致問題を最優先とし今年中にすべての被害者を救出せよ!」
    「全被害者救出のための実質的協議を行え!」
2018 「これ以上待てない!政府に今年中の全被害者救出を再度求める!
     緊迫する情勢をてこにして、救出のための実質的協議を行え!」
引用なし
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<救う会>韓国ヘイトをする救う会・家族会
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 1:28 -
  
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<救う会>韓国ヘイトをする救う会・家族会
  http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-58.html

前回の「国民大集会報告」でも触れましたが、
横田哲也氏(横田めぐみさんの双子の弟)は
「北朝鮮はテロ支援国家ではなく、テロ国家である。
また、歴史を紐解けば、
北朝鮮も南朝鮮も息を吐くように平気で嘘をつき、
裏切り行為をしているような国であります。」
とヘイト発言をしました。
リテラの国民大集会に関する記事でも取り上げられており、
タイトルに「韓国ヘイト」と付け加えられ、詳細に論じられています。
https://lite-ra.com/2018/09/post-4281.html

リテラの記事で、
ポイントとなる部分は、もれなくカバーされていますが、
特に韓国ヘイトの実態について、救う会と家族会の双方を視野に入れて、
説明してみたいと思います。

最初に言いたいのは、横田哲也氏の発言は、
哲也氏という韓国嫌いの人物が、たまたま口を滑らせた訳ではない、
ということです。

そこで毎度のことながら、
国際政治学者である救う会副代表の島田洋一氏の、
ツイッターでの発言を見てみましょう。

・板門店で米朝首脳会談をやると、
米側の小声の打ち合わせも全て韓国政府が集音マイクで拾って
北側に伝えるのだろう。従って避けるのが常識だが、
「巨大な盗聴器」韓国を偽情報を伝えるパイプとして逆利用する手もある。 
5月8日
・人の情を弄ぶ許しがたい、そして見飽きた政治ショーだ。
南から北にカネも渡っているだろう。
〜南北離散家族が対面=朝鮮戦争以来の再会 8月21日
・存在感というより、揃いも揃って嘔吐感を催す連中だ。
〜南北首脳会談、存在感示した妹、金与正氏、
正恩流もてなしに文氏「恋人のよう」 9月20日
・文在寅によれば、金正恩が「できるだけ早く非核化を終え、
経済発展に集中したい」と言ったという。
ならば南北猿芝居の暇にさっさと実行せよ。
〜正恩氏、早期の米朝首脳会談希望=「非核化、早く終えたい」
文大統領 9月20日
・見下げ果てた男とは、こういうのを言うのだろう。
〜文在寅氏「国際社会が北朝鮮の努力に答える番」
国連で演説 9月27日

このような大学教授が、横田哲也氏の後ろについているということです。
恐るべき韓国憎悪!

一方、救う会代表の西岡力氏はどうでしょうか?
なんと「慰安婦」問題否定派として書いた記事で、
捏造したことを認めたことを、9月26日に報道されています。
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2018/09/26/antena-332/

救う会代表が、捏造してまで、慰安婦問題否定を訴えていたのです。

ここで、救う会で普通に活動していた頃の経験について、
書いておきたいと思います。
救う会・家族会の東京連続集会で、
産経新聞ソウル駐在特別記者の黒田勝弘が
ゲストとしてこられたことがありました。

その話の中で、朝鮮半島有事の時、
韓国軍が日本人の拉致被害者救出に動いてくれることが、
当然のことのように話されていて、
私は聞いていて非常に違和感を覚えました。
そこで質問時間に
「先ほど、韓国軍が日本人の拉致被害者救出に動いてくれる、
と言われていましたが、現在の険悪な日韓関係を見ていると、
とても命がけで韓国軍が動いてくれるとは思えません。
日韓の間に、何か確固とした約束事でもあるのでしょうか?」
と聞きました。

すると、黒田氏に質問したにも関わらず、
横から西岡氏が出てきてこう言いました。
「私は以前韓国軍高官の(名前は失念)氏と話していて、
朝鮮半島有事の時の日本人拉致被害者の救出について聞いたところ、
きちんと実行してくれることを約束してくれた。だから大丈夫です」
・・・なんと口約束!

韓国軍に命がけで日本人拉致被害者を救出することを頼んでおきながら、
慰安婦問題では捏造をしてまで韓国人を貶めていたのです。
ここまでのヘイトは、なかなかないのではないでしょうか。

これまで何度も引用している
『横田めぐみさんたちを取り戻すは今しかない』から、
再度西岡氏の主張を引用します。
「日々の情報分析や運動展開に忙殺されながらであるが、
必死の思いで私が本書をまとめた・・・」(p4)
この本が出版されたのは2015年5月ですが、
そのわずか3か月前の2月に、産経新聞の正論大賞を、
拉致問題と慰安婦問題での言論活動を評価されて受賞しています。
更に西岡氏は、大学教授として教鞭もとっています。
拉致問題は3足の草鞋でできるほど、容易いものなのでしょうか?
それに拉致問題では
協力すべきパートナーであるはずの韓国の怒りを買うような、
慰安婦問題否定の活動(それも捏造含む)を同時進行させるとは、
どこまで拉致問題を、そして韓国をバカにしているのでしょうか。

また、本年4月22日に行われた前回の国民大集会で、
27日の南北首脳会談で拉致問題が取り上げられることを、
登壇者の多くの人が当然のことのように語っていました。
それを見かねたのか、立憲民主党からの参加者長妻昭議員は
以下のように語りました。
「そしてまずは今週の金曜日、4月27日に南北首脳会談がありますが、
そこでやはり日本の拉致被害者の即時一括帰国を
韓国側から強く向こうに働きかけていただきたい。
私は昨年韓国、中国、アメリカに行って
拉致・ミサイル問題を議論してきましたが、韓国の反応が、
それほど日本の拉致問題について
深刻に受け止めていないような状況ですので、
これも政府も相当働きかけをしていると聞いていますが、
最後の最後まで韓国に対して、今週の金曜日の会談では、
必ずそれを要請を強くするように働きかけをしていただきたいと思います。」

結果どうだったかについては皆さんご存知の通りです。

ここで私は救う会・家族会関係者に、
韓国へのヘイトをやめて、協力すべきパートナーとして
まともな関係を築いていくべきだ、と忠告する気はありません。
このブログで何度も触れていますが、
彼らは本気で拉致被害者を救出する気などないから、
北朝鮮・韓国同時ヘイトという、
拉致の運動に大変なマイナスでしかないことを、
平然とやっているのです。

ではなんのためかと言えば、拉致問題をだしにして、
韓国・北朝鮮に強気の態度を見せ、ネトウヨの支援者の喝さいを得、
「外交に強い安倍」をアピールしている安倍総理のため、
としか考えられないでしょう。

だから私はこの韓国ヘイトの実態を、
この記事を読んでいる皆さんに訴えたいのです。

日本・韓国・北朝鮮の間には、
いわゆる「植民地支配」「慰安婦問題」「拉致問題」「核問題」など、
さまざまな大変な問題があり、一筋縄ではいきません。
その中でまるで拉致問題が、
「史上最悪(しかも現在進行形)の人権問題」と飛び抜けたものとして祀り上げ、
全てそれ中心でものごとを進めようとすれば、
そこにはトラブルしかおこりません。

韓国から見れば、慰安婦問題が「最高の人権侵害」と映るのでしょうし
北朝鮮にしてみれば、植民地支配こそが「最高の人権侵害」と訴えるでしょう。
ナチによるホロコースト、
その他、現在でも世界中で行われている民族間の抗争、
それに付随する民族浄化等、当事者にしてみれば、
「これこそが現在進行形の最高の人権侵害だ」と言えるものです。
当事者にとっては、「その問題」こそが「最高・最悪」なのです。

しかし、支援者あるいは第三者は、当事者に共感をしても完全に同調することは
控えなければなりません。
完全に同調すれば、「そうだ!相手は最悪の人権侵害を犯しているのだ。だから、せん滅してもかまわない。」
という極端な意見、私刑すら認めかねないほどの憎しみの感情に囚われてしまうからです。

実は、そのような感情的な物の見方では、問題の解決は見込めません。
当事者は、憎しみや怒りにかられても仕方がないのです。
しかし、支援者である第三者はそうであってはならず、
常に冷静で、現実的な物の見方をしなければなりません。

時に当事者を落ち着かせ、
謙虚さを取り戻させなければならないこともあるでしょう。
救う会のように、家族会の憎悪をたきつける行為などもってのほかです。

そう考えると、韓国・北朝鮮、ひいては世界から見て、
日本がどのように思われるかは、
一歩引いて見てみれば、自ずから明らかです。

拉致問題至上主義という偏見。
政府・救う会主導の、家族会を煽動し、
国民をまきこんでの北朝鮮・韓国ヘイトという罪悪。
私達は日夜マスコミ等を総動員しての
マインドコントロールから、解き放されなければなりません。

そして、対等なパートナーとなるために、
「植民地支配」「慰安婦問題」「拉致問題」「核問題」などの問題それぞれの、
捏造ではなく、
ありのままの実態と向き合うことから出発するべきなのでしょう。
それがどんなに苦い事実であったとしても、逃げてはならないのです。
ここで逃げたら日本は、和解に向かう世界において、
世界の孤児として、将来に大変な禍根を残すことになるでしょう。

そうならないために、皆さんに今すぐ、具体的にできることは何でしょう?

被害者意識を振り回し、ヘイト発言をする拉致被害者家族を、
きちんと批判して下さい。
いい人と見られたいがため、だんまりを決め込むことは、
百害あって一利なしです。
家族会を聖域化して
アンタッチャブルな存在のままにしておくべきではありません。
家族が大切な人を拉致されて、
悲しく辛くやり切れない思いをし、救出の為に奔走してきたことと、
韓国、北朝鮮へ憎しみを募らせ、
国民を煽動するようなヘイト発言をすることとは
分けて考えるべきでしょう。
気の毒な人たちだから、何を言っても良い訳ではありません。

そして拉致問題について「勝手にやってろ」と
冷笑的な態度をとるのではなく、
客観的にみておかしな言動があったなら、
はっきり問題視し、声を挙げるべきです。

ここでは私達一人一人の表に現われた言動が問われているのです。
引用なし
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<救う会>生きているのになぜ助けられない!
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 1:34 -
  
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<救う会>生きているのになぜ助けられない!
    http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-62.html

「生きているのになぜ助けられない!」
これは、2011年の救う会全国協議会のスローガンです。
この年、東日本大震災が起きました。
未曽有の災害で、多くの人々の命が失われました。
災害現場で生存している人々を助けるために、
自衛隊、消防、警察が懸命の救助に当たりました。
それを受けて、救う会が家族会と共に
「北朝鮮で生存している拉致被害者がいるのに、なぜ救出できないのか?!」
との思いから掲げたスローガンです。
「瓦礫の下で生存している災害被害者のように
北朝鮮で生存している拉致被害者の救出を急いで欲しい!」
との思いからこれに決めたと聞いています。
2011年5月8日開催の国民大集会のチラシには以下のようにあります。
「少なくとも世界12か国の拉致被害者も、自由を奪われながら、
今も救出の日を待っています。
私たちには、すぐそこに生きている日本人の同胞を救出しなければならない
という最優先課題があります。
生きている拉致被害者が北朝鮮にいるのに、
政府はなぜ助けられないのでしょうか。」

2011年から7年が経ちました。拉致被害者は1人の帰国どころか、
拉致問題そのものに、一切の進展はありません。

そして、今年9月の国民大集会のタイトルは
「全拉致被害者の即時一括帰国を!」となっています。
その国民大集会では、家族から以下のような発言が出ました。
「名簿だけでも出させろとか、調査委員会をもう一回立ち上げるべきだとか。
日本の中でそういう議論がありますが、私たちとしては、
そういうことに一々こだわらず、耳をかさず、
拉致被害者の帰国という一点に向けた着実な活動をお願いしたい。」
(飯塚繁雄家族会代表)

「合同調査委員会を設けたりとか、連絡事務所を設置をしたりとか、
調査リポートを求める、偽の証拠をもらう、
そんなことは一切求めていないんです。
日本国内にもそれを画策しているような連中がいます。
こういう連中を私たちは完全に批判しなくてはいけないし、
彼らに耳を傾けてもらいたいのは、
私たちの救出活動にとって間違いなく妨害行為であるということです」
(横田拓也氏:横田めぐみさんの弟)

その後も特定失踪者藤田進さんの弟の隆司氏は、Facebookで
「妙な動きが活発化している。「平壌に連絡事務所設置」
https://www.sanspo.com/geino/news/20181015/pol18101505010002-n1.html
これを先導しているのが、有田芳生、田中均、蓮池透・・か?
それとも、その裏に誰か?今後の動向に注目。」
と発言しています。

これらに共通しているのは、
「手順などどうでもいい!
全被害者は生きていることは判っているのだから、
さっさと被害者を全員今すぐ返せ!連絡事務所や調査などは必要ない。」
ということです。
さて、ここで単純な疑問がいくつか湧いてきます。
1.全拉致被害者とは誰のことで、一体何人なのでしょうか?
2.その「全拉致被害者」が全て生存している、という根拠は何なのでしょうか?
3.誰が、その「全拉致被害者」の生存の確証を持っているのでしょうか?
4.「全拉致被害者」のうち、死亡している人がいた場合どうするのか?

断っておきますが、私たちは「全拉致被害者」が
全員死亡している、生存していないと言いたいのではありません。
ですが、人の命には限りがあります。
永遠にこの世で生存をすることは生物学的に不可能です。
「全拉致被害者」の中で死亡された方もおられるのではないか?
そのことは人の命に限りがある以上、避けては通れない事実である
ということです。
このことは被害者も含めて私たちが人である以上覆すことはできません。
そして、ここが出発点にならなければならないのです。

そうすることで、見えてくることがあります。
「全員即時一括帰国」は不可能である、ということです。
つまり、
1の「全拉致被害者」が何人であろうと、
2の全員生存の根拠が「数年前に情報を得た」のであれば
現在はその生死は不明であること、
3は不可能なことを言っているのかもしれないこと、
4の場合も考えなければならず、
その場合はその後の交渉において取り決められることがあるでしょう。
平壌に連絡事務所を設置し、報告書を受け取り
日本側の情報と突き合わせ、精査をし
確実に生存し、帰国を望む人を帰国させる、
これが現実的な方法ではないのでしょうか?
「人数は不明だが、北朝鮮が拉致した人は全員生存しているので、
今すぐ、全員返せ。」ということは非現実的です。
というより、言われた北朝鮮側としては、答えのしようがありません。
先日金正恩委員長は、
交渉停滞の責任は日本側にあると言ったそうですが、
冷静に考えれば、その通りなのではないですか。

残念乍ら死亡された方については、
それ以後の交渉により賠償也、
なんらかのかたちの償いをして貰うことになるでしょう。
いずれにせよ、手順を踏み、返せる人から返してもらうことの
どこがいけないのか全く分かりません。
いけないという人の論拠は全く説得力がありません。

私たちは、このブログの初めに「新しい視点」の中で
「帰国予定者リストに、
日本側が期待している名前がないから受け取らないということは
リストに記載された方々の帰国の機会を奪うことになります。」
と書きました。
帰国可能な人が何人いて、それが誰なのかは、
まず、報告書を受け取らなければわかりません。
私たちは当初、「横田めぐみさん、田口八重子さん、有本恵子さん」
という多くの国民が拉致と言えば思い浮かべる人たちの名前のないリスト
を想定していました。
その名前が無いから、報告書を受け取れないのだろうと。
国民世論の反発が大きいから、
日本政府が拉致と判明した時点で
早急な対策を取らないから帰国の機会を逃したのだ、
と批判されることを恐れているからではないのかと、考えたのです。

しかしそうではないようです。
平壌に連絡事務所を設置するという話しが出ているということが
ニュースになった時、救う会はHPに西岡会長の文書を掲載しています。
「日朝合同調査委員会と連絡事務所がなぜ危険なのか 2018.10.16
10月14日、共同通信が、政府が拉致解決のために平壌に連絡事務所を設置する
ことを北朝鮮に打診していた、と報じた。
それに対して政府拉致問題対策本部は
家族会・救う会に「ご指摘の報道のような事実はない」
とする外務省の回答を伝えてきた。

中略
以下は西岡力救う会会長が「月刊正論」9月号に寄稿した
「日朝議連、田中均元外務審議官… 北朝鮮の謀略が始まっているのか」
の中から合同調査委員会と連絡事務所の危険性について
論じた部分を抜粋編集したものです。参考のため掲載します。

<参考情報>
なぜ、日朝合同調査委員会・平壌連絡事務所が危険なのか 西岡力 より抜粋

2002年の時点で死亡の証拠を出せなかったということは、
その時点で生きていた可能性が高いことを意味する。
その上、北朝鮮内部から多くの生存情報が出てきている。
救う会のような民間団体でも横田めぐみさん、田口八重子さん、有本恵子さんら
についてはかなり詳細な情報を入手できている。
それ以外の政府認定被害者らについても生存情報は多数ある。

 政府は救う会などとは比べられない豊富な予算と人材を使って
情報収集にあたってきた。すでに多くの生存情報が政府にあることは間違いない。
ただ、それが事前に漏れると北朝鮮が逆利用してくる恐れがあるから、
絶対に秘密は守らなければならない。
政府は被害者を助けることを最優先にしているので、
家族に対してさえ多くの情報を開示しない。」

これによれば、
横田めぐみさん、田口八重子さん、有本恵子さんらは生存している
という情報を救う会も政府ももっているようだ、ということになります。
これらの方々の帰国が実現すれば、
家族は勿論、多くの国民の喜びは大きなものとなるでしょう。
すぐにでも帰国を実現させてほしいものです。
一刻も早く、北朝鮮と交渉をし、
この生存の「情報」を突きつけて、北朝鮮から帰国させるべきです。
何しろ三家族の方々は高齢化しているのですから。
しかし、「全員即時一括帰国」は譲れないので、
彼らには救う会、家族会の目標である「全拉致被害者(他の拉致被害者)」の
生存情報の確実な裏付けが取れるまで、
帰国を待ってもらっているということになります。

横田さんらの帰国の機会を、「全員即時一括帰国」の前提は譲れないので
奪っているということになるのです。
しかも、この原則は横田・飯塚・有本さんのご家族も
「全員即時一括帰国以外は認めない」と発言している以上
了承、納得済みであるということです。

このようなことが許されていいのでしょうか?
帰国の実現の高い人から、1人からでも良いから帰国をして貰う、
その為に北朝鮮と交渉をするべきなのではありませんか?
そのために、平壌に連絡事務所を設置する、報告書を受け取ることは、
「全員即時一括帰国」という非現実的な「目標」より
はるかに現実的な1歩であると考えます。

「生きているのになぜ助けられない!」
それは西岡氏のような人物が救う会の会長をしているからではないですか?
そして拉致被害者家族の方々が、
彼に盲目的に付き従っているからではないのですか?
引用なし
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<救う会>権威を利用する救う会
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 1:42 -
  
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<救う会>権威を利用する救う会
   http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-64.html

10月20日、皇后陛下は平成最後のお誕生日の
宮内記者の質問に対する回答の中で拉致問題に触れられました。
http://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/21

「例えば、陛下や私の若い日と重なって始まる拉致被害者の問題などは、
平成の時代の終焉と共に
急に私どもの脳裏から離れてしまうというものではありません。
これからも家族の方たちの気持ちに陰ながら寄り添っていきたいと思います。」
この前段の災害の被災者の悲しみに心を寄せ、
健康が守られ、これからの生活が少しでも早く平穏なものに戻れるよう
祈られるということと同様に、
世界で起きている様々な出来事にも関心を持ち
これまで同様、心を寄せ続けることの1つとして
家族と長い年月離れ離れになっている拉致被害者家族に
これからも心を寄せ続ける、ということを言われたのです。

しかし、これを救う会西岡会長は、
「事件を風化させてはならないという
現時点での最重要課題をご指摘下さったものです。」
と受け止めたようです。
www.sukuukai.jp/mailnews/item_6721.html
皇后陛下は、
「これまでと同じく日本や世界の出来事に目を向け,
心を寄せ続けていければと思っています。例えば、〜」
と語られたのであり、
「拉致問題を最重要課題」であるとは一言も仰ってはおられません。
様々ある出来事の1つとして、例を挙げられたまでです。

何故、拉致関係者は
「拉致問題こそが最重要課題・最大の人権侵害」である
というのでしょうか?
何故人権侵害に優劣、順位をつけるのでしょうか?
皇后陛下のお言葉迄利用して
拉致問題に「権威付け」をしているようにしか見えません。

象徴天皇として、日本国と世界が平和であること
国民の生活の安寧と幸福を祈り求め続けてこられた天皇陛下と
お傍で支え続けてこられた皇后陛下が、
ただ1つの「事案」だけを特別に重要視することなど
ありはしないでしょう。
誰にでもわかることです。
ただ、心を寄せて下さったことに感謝するだけで十分ではありませんか。

皇后陛下のお言葉を都合よく解釈し、
「拉致問題を風化させず、最重要課題として」
「このお言葉を重く受け止め、関係各位におかれては〜」
と圧力までかけるような用い方には不快感しか覚えません。

それから、
今年中の解決は既に諦めているようですが、
「平成の御代のうちに何としてでも拉致問題の解決を!」
という意識を持てないものでしょうか?
引用なし
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<救う会>拉致問題と差別1
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 1:52 -
  
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<救う会>拉致問題と差別1
   http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-66.html

「拉致問題と差別」について語るにあたり、まず私の実体験から始めます。

このブログでは、証拠のない体験談ではなく、
基本的に公表されているデータ・発言などをもとに話をすすめる方法を、
今までとってきました。
そうでないと説得力がありませんから。
しかし「差別」について語る際には、公的な文書や発言だけでは分からない、
「実感」が求められる部分があるように思われます。
理解しようという気持ちのある人だけ分かる「実感」を、
体験談から感じ取ってほしいと思います。

まずは、2011年6月5日の
「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大行進」
(つまりは拉致問題関係者によるデモ行進)に参加した時の話です。
この頃私は、まだ拉致問題に関わり始めたばかりでした。
拉致問題に関して何の疑問も持っておらず、
国民大行進を成功させようとあちこちで参加を求めて声をかけ、
当日はある外国人の友人と共に参加しました。

当日は天気も良く、多くの人も集まっていて、
国民大行進の成功は間違いないように思えました。
私達が配置されたのは、第三梯団。
出発は芝公園から。
東京駅方面に歩いていっているうちに、
第二梯団と第三梯団の間は、かなり空いてきました。

そのあたりで梯団の中で異変が起こりました。
「朝鮮人を〜東京湾に〜叩き込め〜」
「ピョンヤンを〜爆撃して〜火の海にしろ〜」
などというおかしなコールが始まったのです。
正式なコールが行われているに関わらずです。

よく見るとネオナチのような人たちが梯団の中に紛れ込んでいて、
勝手に仕切っています。
誘った友人の手前(気を遣ってくれましたが)、
とても恥ずかしい思いをしましたし、
特に東京駅の八重洲口前の、大勢の人が見ている前を通る時は、
このような人たちの仲間と見られているのかと思うと、
本当に逃げ出したい思いでした。

この件については救う会もさすがに無視できずに弁明しています。
www.sukuukai.jp/mailnews/item_2607.html
「一方で、残念な点もあった。
第1に、個人として参加したある人物が手持ちマイクを持ち込み、
不適切な発言を繰り返して関係者に不快な思いをさせたことと、
それを主催者が止められなかったことだ。
関係者にお詫びするとともに、
今後はそのようなことがないように
隊列管理と責任体制の一層の確立を図りたい。」
とあります。

その場にいた私から見ると、悪質なヘイトコールをしていたのは、
一人ではなかったように思えました。
あと、実際ヘイトコールをしていた中で目立っていた人物が、
その後も拉致の集会に大手を振るって参加し、
傍若無人にふるまっている姿を、何度も目撃しました。

ある集会では、非常にわがままな振る舞いをしていたので、
主催者の人に「なんであんな行動を許しておくのですか!」
と詰め寄ったことがあります。
答えは「彼は昔から拉致問題に関わっている功労者だから・・」
というものでした。

その時はなんてひどい答えだろうと呆れたものですが、
今となっては当時の自分のおめでたさに呆れる思いです。
今なら分かります。
そのレイシストも集会の主催者も、同類だったのです。

次の体験は、具体的な日は覚えていません。
そのころ私は、さる地方の救う会の幹部となっていました。
恒例の署名活動の時の出来事です。
署名活動が始まると、ある見知らぬ若者が、
手伝わせて欲しいと言って、寄ってきました。
なんとなく生理的に危険なものを感じたのですが、
そう言われて断る訳にはいかないので、とりあえず署名板を渡しました。

その後しばらくすると、彼のいる方向で騒ぎがおこりました。
駆けつけてみると、彼が通行人のある女性と言い争っています。
確認してみると、
彼が女性に署名を求めると、在日朝鮮人なので、と断られました。
すると彼は「在日は朝鮮に帰れ!」と罵声を浴びせたのでした。

これはもう一方的にこっちが悪いので、
「日本で生まれ育ったのに、
どうして朝鮮に帰れなどと言われなければならないのか!」
と涙を流して訴える女性に、ひたすら頭を下げてお詫びをし続けました。
そして彼を脇に引っ張っていって、
「ここは在特会じゃない。差別がしたければ、在特会の集会に行け」
(これはこれで問題ですが・・)
と言ったところ、もうしないと言ったので、
署名活動が終わるまで、とりあえず真横について、
おかしなことをやらないように見張りました。

今から考えると、彼が救う会と在特会を同一視していたのも、
あながち根拠のないものではなかったのかも知れない、と感じます。

北朝鮮や韓国に向けての救う会・家族会の差別意識については、
このブログでも
「「朝鮮」と名のつくものには何をしてもいいのか? ―それはヘイトである」
「韓国ヘイトをする救う会・家族会」
で詳細に触れていますので、
まだ読まれていない方は、是非目を通して下さい。

そこでは触れませんでしたが、
先日の国民大集会で、
拉致問題の良心とも言うべき横田早紀江さんの変貌ぶりを目撃し、
残念な思いを持ちました。
息子である横田拓也・哲也の兄弟が、
ヘイト紛いの発言をしているのに、それをたしなめないどころか、
真横で黙って聞いていたのでした。
黙認は認めたことと同意です。
集会の後で、
そのことについて息子さん達に意見をしたという話しも聞きません。

ほぼ一年前、横田早紀江さんは差別を憎み、平和を愛する人であると、
心の底から信じて、今の救う会・家族会の排他的・好戦的な傾向を指摘し、
せめてそれに与しないように訴える手紙を書いて、送ったことがあります。
ご多忙な方なので、
お読みいただけなかったのかもしれません。
他の家族に至っては推して知るべしでしょう。

「「朝鮮」と名のつくものには何をしてもいいのか?―それはヘイトである」
の最後で、コミック『めぐみ』での
共生を訴える横田早紀江さんの言葉を引用しました。
2003年の時点では、朝鮮人差別について
このようなことを言われています。
「国民の皆様は、在日の方も北朝鮮に住んでいる方も、
本当は純朴な方だと思うのです。
そのような方々が、一人の指導者の間違った行動に、
それでも一所懸命尽くしていかなければ、生きていけない状況。
そんな今起きている現実を私たち日本人も、
韓国の方も、北朝鮮の方も含めて、自分達の子ども達や孫達が、
この悲惨さを引き継いでいく事がないように、
どうしたらいいのだろうかという事を共に考えて、
手を携えていきながら、歩んでいきたいと私は思っております。」
       (北朝鮮拉致ドキュメンタリーコミック『めぐみ』より)」

その発言の前に、早紀江さんは、子どもの時の体験を語っています。
当時京都に住んでいた幼い早紀江さんは、近所の在日コリアンの方々が、
日本人の子どもたちにいじめられている場面に出くわし、
嫌々一緒になって、邪険な行動をとったことがありました。
それをたまたまお父さんが見ていて、ひどく叱られたそうです。
引用してみましょう。

「人間は誰よりも自分が偉いと思っている・・・でも
誰よりも偉い人なんていないんだ!
どこの国の人であろうが、仲良くしなきゃダメじゃないか。
貧しかろうが、立派な家に住んでいようが、大事な事は心がきれいな事なんだ!
お前がした事は、
他の人がしているから同じようにしたらいいと思ったかもしれないけれども、
いくら小さくても許せない事だ」
          (同じく『めぐみ』より)

早紀江さんは今、亡きお父上の言葉に答えることができるのでしょうか。

先日、「横田早紀江さんを囲むブルーリボンの祈り会―拡大祈祷会」
に参加しました。
その時、エレベーターに乗り合わせた若者がいました。
途中階で3人程の人が待っていて「まだ、乗れるかしら?」と言うと、
その若者が「金正恩のようなデブじゃないから大丈夫。
金正恩なんか平壌ごと火の海に〜」というのです。
彼も祈り会に参加したのですが、
私の後ろに着席し、時々「金正恩なんか〜、北朝鮮なんか〜」と
憎悪的なことを言うのが聞こえました。

「祈り会」ですからクリスチャンの集まりです。
様々な考え方の人はいますが、北朝鮮ヘイトや戦争をしてでもというような
過激なことを言う人は今まで出会ったことはありませんでした。
彼もクリスチャンで、被害者救出等を祈るつもりで
参加したのかもしれませんが、明らかに場違いな発言を連発していました。

9月のヘイト発言が飛び出した国民大集会のノリで
「拉致の集会があるようだ」と参加し、ヘイトを言っても良いと
勘違いをしたのかもしれません。
そのような雰囲気を
「拉致問題」はもっているということにはならないでしょうか。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.5; YTB730...@i121-118-39-136.s42.a027.ap.plala.or.jp>

<救う会>拉致問題と差別 2
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 戸田 E-MAILWEB  - 18/11/26(月) 2:06 -
  
※この掲示板で読みやすく 改行整理したり文字化け記号を直したりする時間が、
 今は取れないので、単純にコピー・貼り付けをする。
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<救う会>拉致問題と差別 2 救う会11 /102018
  http://serenityprayer323.blog.fc2.com/blog-entry-67.html

北朝鮮・韓国・在日コリアンに対する差別だけでも大問題なのですが、
差別はそれだけではありません。
もっと本源的な差別があるのです。

今年の救う会・家族会の運動方針に、以下の文章があります。
「国家犯罪である拉致問題と他の人道問題を同じに扱うことに強く反対し、
拉致被害者救出の最優先を訴え続ける。」
そして、昨年の運動方針には、以下の文章があります。
「一部で未だにささやかれている残留日本人、日本人妻、日本人遺骨など
人道問題を先行して協議するなど絶対にあってはならない。
北朝鮮がそれら人道問題を無視してきたことは糾弾されるべきだが、
国家犯罪、主権侵害である拉致問題の解決なくして
制裁解除や人道支援再開などはあり得ない。」

国家犯罪である拉致問題と他の人道問題を同じに扱って、
なぜいけないのでしょうか?
他の人道問題を先行して協議してなぜいけないのでしょうか?
正直、人権問題の格差問題、というより、
拉致問題とそれ以外の人権問題、という極端且つ本源的な差別を感じます。

現在の日本政府は、人権問題という人権問題ほとんどに関心を示さず、
あるいは目の敵にして、予算も削ることがあっても
増やしたり、新たに設けたりといったことをしていないことは、
皆さんご存知の通りです。
しかし、拉致問題だけは違います。
まさに破格の扱いです。
拉致被害者の救出と言う本来の目的を除いては。
拉致被害者家族の待遇が破格なのです。

最優先課題と余りに持ち上げられたせいか、
以下のようなことを言う家族も出てきました。
「「拉致は進行中の人権侵害」
特定失踪者、藤田進さんの母校で弟の隆司さんが講演 埼玉」
(産経ニュース 2017/6/20)
https://www.sankei.com/affairs/news/170620/afr1706200014-n1.html
「講演会の冒頭で、隆司さんは拉致問題について
「最大の人権侵害」と断じ、
「拉致問題を日本が安全、平和かを考えるきっかけにして、
進行中の大問題と認識してほしい」と述べた。」

「最大の人権問題」と言われて、なるほどそうか、
といくら高校生とは言え鵜呑みするようでは、
人権意識が低いと言われてもしかたがないでしょう。
拉致問題よりもはるかに深刻な人権問題は、
この日本国内で、呆れるほどたくさんあります。
しかし藤田氏に限らず、拉致被害者家族が、
他の人権問題に関心を示したり、共感したり、言及したりしたところを、
私は見たことがありません。

もう一つ例を挙げます。
「社民系組織メンバーの「拉致より憲法」発言に家族会反発 
秋田街頭で隣で活動中、「被害者家族の思い踏みにじる」」
(産経ニュース 2015/8/4)
https://www.sankei.com/world/news/150804/wor1508040057-n1.html
「救う会秋田メンバーの男性が
1000人委員会メンバーの男性に署名を求めたところ、
「拉致より憲法だ」と拒否されたという。
話しを聞いた増元照明さんは、
「旧社会党、社民党は拉致問題解決の障害になり、
被害者家族の思いを踏みにじってきた。」と演説。
1000人委員会側に抗議をする救う会秋田幹部もいた。
照明さんはその後の県庁での記者会見で
「被害者家族の多くは安保法案の議論に違和感を覚えている。
約40年前に日本人が北朝鮮に拉致された時点で戦争が始まっている。
戦っている被害者を放置している状況が平和なのか。」と訴えた。
飯塚繁雄さんは「国民にとって重要な問題なのに、
署名活動をしても、横目でちらっとみて
通り過ぎる人がいるのが気になる。
だが、政府と北朝鮮に対するメッセージとして活動を続けていきたい」
と述べた。」

この記事は産経ニュースですから、
社民系メンバーを非難する趣旨で書かれています。
しかし色眼鏡を外して見てみれば、署名するのが当たり前という、
家族会の常識はずれの傲慢さが浮かび上がってきます。
増元氏の極論は大問題ですが、
飯塚家族会会長の発言も相当な「上から目線」です。
署名活動を、横目でちらっと見て通り過ぎて、
なぜ批判されなければならないのでしょう。
わざわざ署名してくれた人に、普通に感謝する。
それで十分ではありませんか?

「拉致問題が最優先課題だ、と日本政府は口だけ立派なことを言うが、
実際のところ、全く取り組んでいない」という見方があり、
もちろんその通りではあります。
しかしここで、「拉致問題が最優先課題」ということ自体に
意味があるとすればどうでしょう?

拉致問題と拉致被害者家族を神棚に祀り上げ、
祀り上げること以外何もしていないにも関わらず、
「拉致問題が最優先課題。それ以外の人権問題は後回し」
という構造になってはいないでしょうか?
だからこそ、神棚から拉致被害者家族と拉致問題関係者は、
政府与党と一体化して、北朝鮮・韓国・在日コリアンの人々を見下し、
他の人権問題を見下してはいないでしょうか?

そう考えると「最優先課題」という誇大広告は、
「勝手に言ってろ!」と見過ごしてよいものではなく、
日本社会全体を覆う差別の構造を成り立たせる、
重要なピースである、という事ができます。
少なくとも拉致被害者救出よりは、
そちらの方で存分に効力を発揮しているようではあります。

普通に考えれば、「何が最優先課題だ!真面目にやれ!」と、
拉致被害者家族が真っ先に怒りの声をあげなければならないはずです。
なぜ声をあげないのか?
気づいていないからでしょうか?
そうではないでしょう。
いつまでも「最優先課題」と神棚に祀り上げられ、
「神聖ニシテ侵スベカラズ」な存在として、
政府与党に利用されることに、心地よさを感じているからではないですか。
それは戦前の大日本帝国憲法における
天皇制と同様、差別の構造をなりたたせるものです。

そうでないと言うのならば、
拉致問題と他の人道問題を同じに扱うよう要求すべきです。
神棚に祀っていても拉致問題は解決しません。
「新しい視点」で言っているように、
拉致問題は普通に取り組めばすぐに解決するものなのです。

「拉致が最優先」という神棚にいつまでも祀り上げられていたい、
というのなら、彼らは批判されなければなりません。

それは、
北朝鮮・韓国・在日コリアンの方々の人権の面から、
拉致問題以外の見捨てられている人権問題の被害者側の立場から、
この極端な格差社会で、押しつぶされようとしている私達の立場から、
そして、拉致被害者家族からすら放置されている、
拉致被害者の立場から、批判されなければならないのです。

あと一つ。
つい先日の11月1日の東京連続集会で以下のような発言がありました。
www.sukuukai.jp/mailnews/item_6758.html
西岡力氏 
「9月の国民大集会で飯塚代表は重大な発言をしました。
私たちの今年の運動方針は、「再度政府に年内の解決を求める」ですが、
飯塚さんは「年内とは言いません」とおっしゃった。
運動方針に反しているんですが、
「でも慎重に、確実にやってほしい。
しかし急いでほしい。期限は切りません」と。

 これは情勢をよく分かっていらっしゃって、
「早く」という気持ちと、
「しかし失敗したら大変なことになる」ということが、
飯塚さんにあの言葉を言わせたんじゃないかなと思います。
国民大集会の一番の核心の発言は、
飯塚さんの発言だったと私は思っています。

 しかしこの道しかないんです。ここまで来た。
政府も、官房長官を大臣に据え
るというこれまでにない布陣をひいた。
全力で、我々もできることを民間でやる。
最後の力をふりしぼって、難しい、細い道ですが、
なんとか頂上まで辿りつきたいと思っています。」

飯塚繁雄氏 「「焦らずに」というのは、
何もしなくていいということではなく、
そういう考え方で着々と情報を集め、
どうしようかという段取りでまた総理の動き等全部を
考えた上での対応にしていただきたいなと思います。」

さて今年も後わずか。
そろそろ救う会・家族会も来年の運動方針を立てなければなりません。
上記の考えならば、来年の運動方針は一行ですみます。
「安倍総理に全ておまかせします。」
今年の運動方針もまさしくこれでした。
あるいは昨年も一昨年も。

西岡氏の言う「全力で、我々もできることを民間でやる。」
というのはこれでしょうか?
www.sukuukai.jp/mailnews/item_6768.html
「家族会・救う会は、
自治体の朝鮮学校への補助金を中止すべきだと訴え続けてきました。
今年の運動方針では、「朝鮮学校に対する自治体補助に対して、
拉致に関する教育内容の観点などから反対する。
各自治体への運動を継続強化する」と決めています。」とあります。

安倍総理から「そうしてくれ」と頼まれたのでなければ
(頼まれたのですか?)、
「総理の動き等全部を考えた上で」慎重に対応して頂きたいものだと思います。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.5; YTB730...@i121-118-39-136.s42.a027.ap.plala.or.jp>

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