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☆3/19文教所管2:地球温暖化説問題(2)気温データのウソ、99年以降は気温低下だし
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 戸田 E-MAILWEB  - 15/7/11(土) 8:15 -
  
◆戸田 委員(議事録101ページ)
  これは議員の皆さんにも渡してあるやつの表紙にありますけれども、図の1、この本のページの9、教育委員会は見てほしいですが、

 これは2009年の気象庁の公表値をそのまま載せたもので、最近20年間の地球全体の平均気温の変化ということで、1990年から2008年までのやつです。

 これで見ますと、一旦1998年あたりに高くなって、後はおおむね下がっているんですね、少しずつ。

 平均すれば少し上昇ということは言えると思うけれども、10年、10年で見ると最近は下がってきていると、こういうことが言えると思うんですけれども、これはいかがですか。

◎寺西 学校教育課長
  この20年間の分ですか。

◆戸田 委員
 はい。このうちのこのグラフ、図1、今お渡ししたやつのトップにあるやつですがね。 確かに20年間のがあって、そのうちの前半のほうは上っていって、それから後は下がりぎみだということなんですがね。

◎寺西 学校教育課長
  このグラフで見る限り、委員言われているとおりということになります。

◆戸田 委員
  データをどのように解釈するかというのは、確かにいろいろあるわけで、平均すれば少し上がっているとも言えるし、
 でもこの10年で、最初上がったのが今下がりつつあると。
 この延長でいけばどうなるかと考えたときに、別の考えも当然生まれるわけです。

 その次のページの17ページ、18ページに行きますと、図の2、3なんですが、
これは広瀬さんが──だけじゃないけど──発見したもので、

 1998年というのは温度が非常に上がった年なんですが、そのデータが後で改ざんされていて、この年がすごく上がったというふうになれば、後は下がっていくというふうにどうしてもならざるを得ないんですけれども、

 図2、3にありますように、
1998年の0.8℃も上昇したとされていますけれども、16ページにありますように、これが2002年のデータでは0.64℃上昇に抑えられて、
2008年のデータでは0.37℃ということで、

 つまりデータがひそかに改ざんされていたという問題を指摘しておきます。
 これは、今回答を求めてもどうしようもないと思いますからね。

 さて、次のページで図4を見ますと、年平均の上昇で地球全体、北半球、南半球、日本というふうな四つの図があります。
 これを全体的に上昇しているんだと、こういう主張に使っているわけなんですけれども、北半球のほうが上昇率が多いと。

 これは、北半球は陸地が多いからそうなんだと言っています。もっともにも思えますが、日本はどうか。
 日本は陸地ではないですね。島ですね。けれども、すごく上がっている。

 これはなぜかということですが、ここで図の5の22ページのほうに行きますと、日本は電気がぴっかぴっかに光っている。要するに都市化が非常に進んでいると。そういうと
ころだと。

 地球全体、その地域の地面が上がっているんじゃなくて、その地面の上にある人間のいろんな人工物が局地的に非常に高い温度をしているので、それが気温に反映されてしまって、まるで地表の温度が上がっているかのように誤解されているんだと、そういうこともあるということを指摘しています。

 さて、次に質問の8なんですけれども、今言ったヒートアイランド現象です。
 ヒートアイランド現象というのは何なのか。これが都市に住んでいる者の感覚として、昔よりも雪が少ない。確かにそうですね。
 そういうこととして、都市の中で排熱とかでいっぱい温度が高くなっていることをもって、ああ、地球が温暖化していると勘違いしている、ないしはそのように宣伝してすり込まれていると。
 そういう可能性はないのかということについてお願いします。

◎寺西 学校教育課長
  ヒートアイランド現象は、都市部の地表面の熱収支が道路舗装や建物などの増加や冷暖房などの人工排熱の増加により変化し、都市部の気温が郊外に比べて高くなる現象と聞き及んでおります。
 また、ヒートアイランド現象が地球温暖化と混同されている可能性については、客観的に判断できる材料を持たず、お答えできかねます。

◆戸田 委員
  じゃ、問題を指摘する前に次のやつも一緒に行きますね。準備メモでいうと質問9、1)地球の気温、すなわち世界各地の気温測定の平均なのかということ。

 それから、世界各地の気温の測定というのは、具体的にはどういう場所で行っているのか。
 この2点について、今わかっていることをお答えください。

◎寺西 学校教育課長
  地球の気温が世界各地の気温測定の平均かにつきましては、環境省によりますと、
地球全体の緯度、経度により線を引き、格子化して区切り、世界各地の気温の測定によって面積差を考慮した上で、面積に重みづけを行って計算を行い、地球全体の平均気温を算出しているとあり、
 測定の正確性に関しても、一定の客観性を担保した手法であるとの記載がございます。

 なお、陸の格子の場合で測定所が1カ所しか含まれていない場合は、その気温が格子全体の値になります。複数の測定所があれば、それらを平均して格子全体の値としております。
 また、海上の気温は船舶が測定した海面水温を代用しております。
 陸と海の両方を含む格子におきましては、陸と海の面積比で配分したものが平均気温として算出されております。

 一方、この方法が正確ではないという説もあることは認識しております。

◆戸田 委員
  世界的な問題でいうと、そもそも地球の気温というのは、昔の氷の名残とか、木の年齢とか、いろんなことで科学的にはかることもできるんですが、最近では現実に気温をはかっているということです。

 次、質問の10のほうに先行きまして、気温測定というのが行われるようになったのは近代からだと思いますけれども、いつごろから、どの地域から始まったのか。

 また、質問11に行きまして、世界各地で気温測定が行われて統計が出される。そういう以前の段階の地球の気温は、どういう方法で推定しているのか。
 まとめてお答えください。

◎寺西 学校教育課長
  19世紀後半以降、各国で気象観測が行われるようになったと聞き及んでおります。具体的に、フランスにおいては1854年、フランス海軍の指示において、パリの天文台長ルベリエが気象観測を行っており、1863年からフランスの国家事業として気象観測が開始されております。

 また、古くは、木の年輪の幅やサンゴ、氷床コアの調査など方法があると聞き及んでおります。

 木の年輪による測定によって、過去1万年程度の気温が測定され、それ以上、過去の気温の測定に関しましては、氷床に閉じ込められた太古の気体や、サンゴや貝殻等の化石に吸収されている酸素に関しまして、安定同位体の含有量を測定することで、過去の気温を推定しているとのことです。

◆戸田 委員
  では、世界各地の気温のはかり方を聞いたついでに、質問12ですね、
日本の平均気温というのは、いつごろからどのように測定して数字を出しているか、
測定地点の問題指摘はないかということをお聞きします。

◎寺西 学校教育課長
  環境省ホームページには、1898年から日本の平均気温が掲載されております。
 文部科学省、環境省、気象庁によると、2009年、日本の気候変動とその影響によりますと、現在の日本17カ所の観測地のデータから平均気温を算出されているとのことです。

◆戸田 委員
  ちょっとまとめていた問題を指摘しておきますね。
 世界各地の測定でいうと、この広瀬さんの本の23ページ、図の5の横なんですけれどもね。23ページの真ん中ぐらいですね。

 アメリカほどの先進国でさえ、建物から至近の距離で測定したり、でたらめであることが続々と報告され始めた。

 過去100年間で0.7度上がったというのでわあっと騒いでいますけれども、誤差が1℃以下の温度データは、実に10%しかない、こういうことを指摘している人もおります。
 ストーブの煙突とか、エアコンの温風の排気口の前に測候所の温度計が設定されていたのもいろいろある。

 2001年のIPCC報告書の起草者の1人であったアラバマ大学の有名な気象学者ジョン・クリスティ教授は、気象衛星から何百万というデータを集めて解析すると、地球温暖化を示す兆候はまず全くないと、こういう主張もされております。

 日本の場合はどうかというと、137ページになるんですけれども、最後のほうですね。
 気象庁は、日本の平均気温を出すに当たって、どういうとこでやっているかということを言っていますが、137ページ最後尾以降、翌ページまで開けて、北日本でこれこれ、138ページ、東日本でこれこれ、西日本でこれこれ、南西諸島云々と17カ所挙げてますけれども、

 この中で山形市、石巻市、水戸市、長野市、飯田、銚子、彦根、宮崎では、都市化が進んでいないとは到底言えないはずなんですね。
 また、水戸や山形、長野、宮崎の県庁所在地、ここで都市化が進んでいないはずがない。

 東北大学名誉教授の近藤純正氏が、気象庁の気象観測所17地点を自分の足で歩いて調査した結果、いずれも都市化とか日だまり効果の影響があり、その補正をしなければならない問題があって、北海道の寿都というところ、岩手県の宮古、高知県の室戸岬のわずか3カ所しか長期データとして信用できないと、こういうことを述べております。

 そして、その139ページのほうへ行きますと、IPCC関係者は、気温のデータは、先ほど答弁にもあったように、ヒートアイランドの分を補正してと主張しているけれども、これはどんな補正をしているのか、それが果たして正しいのかというのは、全く怪しいもんだと。

 真ん中あたりで、オーストラリアでのヒートアイランドの大都市の温度を採用して──オーストラリアですね、あの大きな大陸の。

 オーストラリアでは大都市の温度を採用して、アメリカでは過去100年間に都市部だけ気温が上昇して、田舎では変化がなかったデータを補正して、何と田舎でも気温が上昇したかのように手を加えていたことがクライメートゲート事件で発覚したと、こういうふうなことも述べております。

 ですから、気温の測定値自体にかなりの問題も──どこではかってもいろんな問題があるでしょうけれども、こういうこともあり得るんだということをまず指摘しておきます。

 続いて、地球温暖化で、この本のほうでいうと29ページ、図の7、ホッケースティックと呼ばれる気温変化、これが有名な詐欺事件なんですね。

 これは地球温暖化の論をやって、これは大変だと世界的に広げるときの道具立てになって、ホッケーのスティックのように、今までの地球は長い歴史で余り変わらなかったけれども、ここ急激にバーンと上がってきたというホッケースティック、これをやっていますが、これが全く捏造であった。

 しかも、捏造した有名な科学者グループがメールでいろいろやりとりして、うまいこと数字をごまかして、こういうふうにうまいデータに改ざんしちゃった、しめしめという話をメールでやりとりしたことがハッキングによってばらされて大問題になったという事件、これはもう揺るがすことのできない事実なんですね。

 そういう事件があったし、そういう捏造があったということ。ホッケー・ゲート事件ということもあります。そういうふうにしてやられても……

○中道 委員長
  戸田委員、簡潔にお願いします。

◆戸田 委(議事録105ページ)
  はい、わかりました。指摘をしておきます。
 それから、次に31ページの中世の温暖期の件についてちょっと聞いていきますね。
 それでは、私の質問の準備メモでいいますと、質問の16の部分ですね。
 これは、図の8、31ページの上の図に関連するわけですけれども、中世の温暖期と小氷期と現在と、こういうことについて関連しますけれども、

 ここでは過去1000年の地球の変化というのはどういうデータか。
 ここの図について科学的常識に属するということのようなんですけれども、教諭になる人は、これはどういうふうに学んできたのか、お答えください。

◎寺西 学校教育課長
  国立環境研究所によりますと、西暦1000年から2000年までの過去1000年間におきまして、1990年代の10年間は、最も温暖な10年の可能性があるとのことです。
 また、全ての教員が養成過程でこの内容を学ぶことではなく、科学的常識に属するかどうかはわかりません。

◆戸田 委員
  相対論を、相対的にいろんなことを出そうと焦る余りに、ちょっと今の答弁にはかなり問題があると思うんですがね。

 1990年代の10年間は、つまりこの中世の温暖期とありますけれども、
 この1000年、この中で、いや最近の10年間が一番中世の温暖期よりも温度が高いんだと、可能性があるとのことですと述べていますけれども、
 ここの取り上げている図8のこれは、IPCC第1次評価報告書に記載された過去
1000年間の地球温暖の変化です。

 そして、地球温暖化でわあわあ言うている団体自体が、第1次報告書においては、中世が温暖化していて、温暖期があって、今よりかずっと温度が高かったんだということをみずからの図で出しているわけですね。

 今の教委の答弁だと、これは信用できなくて、別に、いや、この中世の温暖期よりも最近の10年間はさらに高いんだという主張があるということを言っているわけなんですけれども、これは一体どこから引っ張り出したものなんでしょうか。

 ということは、このIPCC第1次評価報告書のこの記載については否定されているのか、ちょっとお聞きします。
 もし今すぐにわからなければ、答弁は次回なりでもいいんですけれども、どうでしょうか。

◎藤井 学校教育部長
  基本的な立場として、我々も深くこの件について学んでいるわけではございませんし、使った資料についても、孫引きの孫引きのさらに孫引き程度のものですので、確信を持って言えるという資料は、今までの答弁の中でもほとんどございません。

 ただ、今御指摘の点につきましては、IPCCの第4次報告の中に、その中世の云々についてはそれほど大したことではなかったという修正が入っているということは、聞き及んでおります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(続く)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

引用なし
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