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【7】公明党の武田朋久議員(一部削除にもそれ以外残すにも賛成)●苦渋の宮本容認?
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 戸田 E-MAILWEB  - 17/2/8(水) 17:51 -
  
 この討論は、「公明党としての討論」であるとはいえ、討論者の武田議員の「独特な
武田哲学と武田論理」が非常に明白に出ている。

 「結局は宮本暴政容認の言い訳に過ぎない」とはしても、そこには武議員(ら)の
「良心のうずきと苦悩」がある、「苦渋の賛成論」のように、戸田は受け止めた。
 (「甘いぞ」、と言われるかもしれないが)

 そして内容的には、「議会における『討論』の意味」など、「戸田が今まで言い続け
てきた事と同じ提起」が含まれていた。
 これは門真市議会では「画期的な発言」である。

 武田議員が、発言最後の方で、「涙声」になっていたように見受けられ、何人かの
議員や傍聴者を驚かせた。
 武田議員がそれほど「深刻な苦渋の意識」を持って、原稿作成して読み上げた、という
事なのかもしれない。

▲ただし、それでもやはり「公明党の判断は宮本暴政を甘やかすもので、絶対に間違い
 だ!」、と戸田は言っておく。
=================================== 

【7】公明党の武田朋久議員(一部削除にもそれ以外を残すのにも賛成)
               =●宮本暴政に「苦渋の」実質容認

【賛成討論原稿】(武田議員に送信してもらったもの) 

 議席番号6番、武田朋久です。
 公明党を代表して、議案第2号「平成28年度門真市一般会計補正予算(第9号)」に対
する修正案に関して、賛成の立場から、討論をさせていただきます。

 今まで、現時点に至るまで、我々、門真市議会は付属機関条例については、9月の
第3回定例会から議論を重ねてまいりました。

 率直に、大原則を述べるならば、背景的制度設計を変更しているとはいえ、提出されている議案である「門真市付属機関に関する条例の一部改正」はほぼ変更なく、提出されています。

 議会において一度否決されたものを再度提出するというのであれば、それ相応の理由や状況の変化、もしくは脈絡の変更があってしかるべきであり、
 それなくして提出しているのであれば、「議会軽視」と言われた場合にどのような反論を行うのでしょうか。

 この点については理事者、執行機関に今後しっかりと確認をさせていただきたいと考えております。

 もちろん、議案の提出権や執行権、さらには予算の編成権についての権能は執行機関に属するものであり、それを否定するつもりは毛頭ありません。

 しかしながら、それらの権能を保持しているからといって、それを「濫用」すること
まで果たして、「地方自治法」において担保されているのでありましょうか。

 この場合に「濫用」とは、通常の常識内であれば、議会において一度否決された議案を変更なく再度提出することであり、
 制度的には同一の議会会期内での再議という手続きがあるにも関わらず、認めるまで
議会に対して出し続けるがごとき行為として述べておきます。

 私の議案の取り扱いに関する一般的認識は、今述べたようなものであります。

 さらに、このたび、私は賛成の立場から、「討論」をさせていただいております。

 この「討論」とは議会手続上の用語としては、議論の最終局面においての採決前の態度表明として規定されており、議員諸氏に対して、なんらの影響はないのかもしれません。

 しかし、私はここで、議会という「言論の府」として、敢えて、「討論」という用語の本来の意味に立ち返って、門真市議会の議員諸氏に訴えたいと思います。

 「討論」とは本来、理性的に批判しあうことによって真理や真実に近づいていく建設的行為をいうものであると私は考えています。

 ここで問題となるのは「批判」と「批難」の違いであると考えます。
 「批難」は誹謗中傷を目的として他者を貶めることを目的とするのであり、
 「批判」はドイツの有名な哲学者カントの著作「純粋理性批判」などにみられるように、理性にもとづいて情報を判断し、妥当性や真理を目指す行為であると規定することができます。

 私は皆さんに対して、理性的であれ、などと説教をする資格も立場も有してはいません。
 しかしながら、どうでしょう。
 今までの議論は、それぞれの方々について建設的であり、真理へのチケットを用意してくれたでしょうか。

 この場合の私の求める「真理」とは、門真の市民の方々が最も幸福になることを意味します。

 私は、自己の利益や我が党の党利党略のために働くことを、党の大原則として禁じられています。

 我々公明党は「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」、と
党綱領のなかにも規定されており、その原則なき公明党議員はいないと、いてはならな
いと私は確信しております。

 こう述べれば、即座に次の瞬間、必然的に、また嘘を言っているとか、建前だけでしょうといった非難があることも、承知しています。

 しかし、みなさん考えてみてください。
 確かに、人間は「言葉」を使って嘘をつきます。人を騙します。
 ただ、逆に真理を伝え、善き方向に導く手段も「言葉」です。

 人間である限りにおいて、「言葉」で伝えることを信じえないというのであれば、
何をもって真実を伝え、何を信じているというのでありましょうか。

 昨年の9月議会以来、新たな市長を迎えて、我々門真市議会は多くの時間を費やし、
多くの議論を重ねてきました。

 その門真市議会の議員諸氏の真摯な態度には最大の尊敬を以て、多様な意見をさらに
研鑽していきたいと私は思っています。

 ただ、物事には時間的制限もあります。
 さらに、「形式論理的には成立するけれども、事実的には論理に即さない」ことが世の中には、たくさんあるということは、皆さんの経験的にも、ご理解いただけるのではないでしょうか。

 ためしにこの場で「世界平和」と叫んでみてください。
 即座に世界のどこかで平和ではない状況が厳然としてあります。
 つまり、言葉を発する人間の意志と客観的状況はいつも一致するとは限らず、また、
それを即座に悪と断罪することは果たして可能でしょうか。
 「言葉」は世界を覆うことができますが、事実と一致するとは限りません。

 くどいようですが、門真市議会議員諸氏におかれましては、一言でつくせぬ様々な脈絡や背景となる市民の方々のご意見があることも、重々に認識しております。

 しかしながら、我々公明党が今週月曜日の本会議において提出させていただいた
「地域会議の在り方についての決議」は、門真市議会の全議員のご賛同を頂戴しております。

 そして、それに対して市長は「言葉」で態度を改めると述べたのです。

 これをどのように認識するか、そこまで私は強制をするものではありません。
 そして、強制などできません。

 私は、市長を知るにまだ時間も浅く、すべてを知らない可能性の方が大きいこともよくわかっています。
 私よりも、市長をよく知っている方が、仮に市長は、今をつくろうために嘘をついていると述べられるならば、それに対して反駁するだけの情報を私は持っていません。

 しかし、先に述べたように、人間は「言葉」で嘘をつき、「言葉」で真理・真実を伝えるのです。

 我々公明党は、我々の提出した決議に対する市長の異例である所見を受諾し、
 さらに監視の目を厳しくしつつ、財政運営上必要な措置を進めていくことが、
門真の市民の方々への最良の選択であると考えます。

 我々公明党も、今までの経緯の中で、執行機関のなしてきたことに対して、諸手をあげて賛同しているのではありません。

 我々公明党は現時点でも苦悩しています。
 
 そして、その苦悩は門真市民の方々のために必要な苦悩であると、それならば喜んで
悩もうと、そう決断して、この補正予算の修正案に対して賛成の立場で討論をいたしました。

 尚、執行機関に対してはこれを我々公明党のデッドラインとして、認識していただきたい。
 また、今後、我々公明党からのチェックは以前に増して厳しくなると捉え、地域福祉の最大化を図っていただきたい。

 最後に、言論の府の議員諸氏の良識へ今一度訴えながら、討論を終えさせていただきます。

 ご清聴ありがとうございました。
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引用なし
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