「自由・論争」 掲示板

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●ここのルールを守らない荒らし的文句付け屋に対しては、「何で稼いでいるのか、どんな仕事や社会的活動をしているのか」等を問い質し、悪質な者には断固たる処置を取り無慈悲にその個人責任を追及していく。
★戸田の回答書き込みは多忙な活動の中では優先度最下位である。戸田の考えを聞きたい人は電話して来る事。
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「ゲセルプルードン派」の自分が協賛してもよいのか? 徳永基二 08/6/19(木) 8:15

信濃町が‥ ねこかぶり 08/6/24(火) 15:49
分析される側の立場から 徳永基二 08/6/26(木) 3:06
もともと粒子化されている上に憎しみあう様に配置される YUKI 08/6/26(木) 7:28
細分化しているのはどちらの方? ねこかぶり 08/6/28(土) 1:08
原発問題に関しては YUKI 08/6/26(木) 7:32
Re:原発問題に関しては 徳永基二 08/6/27(金) 0:47
人は罪科を背負うからこそまともな社会を創れる 徳永基二 08/6/27(金) 8:41
難しいものです。 ねこかぶり 08/6/28(土) 0:54
人間社会というものは ねこかぶり 08/6/28(土) 0:44
プルードンと国家について 徳永基二 08/6/28(土) 11:52
北朝鮮をどう考えるのか? 徳永基二 08/6/28(土) 12:27
北朝鮮をどう考えるのか?(ねこかぶりの意見) ねこかぶり 08/6/29(日) 16:25
国家の有り様について ねこかぶり 08/6/28(土) 21:56
私的所有について 徳永基二 08/6/29(日) 15:11
相続のあり方について ねこかぶり 08/6/29(日) 17:05

信濃町が‥
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 ねこかぶり  - 08/6/24(火) 15:49 -
  
▼徳永基二さん:
>実は私自身が非正規雇用者です。
>昼は皿洗い、夜はコンビニで働いていますし。

それはそれは‥
欝は抱えてますが、正規雇用です。
今度精神障害者手帳でも取ろうかと画策してます。

>「パートタイマーユニオン」とかありますけど、じゃあ、
>私も、といって加盟できるほど手直な存在でもないし
>「連合」は敵ですね、はっきり言って。現状がここまで
>悪化するのを座して見ていた(いや、リストラと賃金
>削減を手助けした)わけですし。

まぁ、連合の主要な部分が民営化でぶっ潰されましたから
どうぞ敵とは思わないでください。

>私「社民党員」ですけど、社民党もあまり信用なりませんね。
>今更、村山政権時代の話をするのは不愉快なんですけど...

あれは不愉快でしたね。

>1、阪神大震災の時、火の手が上がるまで数時間の余裕があったのに
>東京は何をやっていたんだ?災害救助への自衛隊出動は社民党の
>党是に反しないだろ。(私は大阪人ですからそう思う)

さくっと行けばよかったのに

>2、オウム真理教の時の警察権力の暴走をなぜ止めなかった。

まぁ、どこかの信濃町の宗教団体を潰してくれるなら大歓迎だけど
#ま、信教の自由とのバランスもあるしね。

>3、結局、従軍慰安婦への国家賠償はできませんでしたね。

お茶を濁されましたね。

>4、原発を容認し代替エネルギーへの筋道立てませんでしたね

まぁ、原発で出た核廃棄物をどううまく処理するかが未来に
かかってます。原発容認はしかたがないことです。

>5、消費税反対で野党第一党になったくせに与党になってから
>増税認めましたね。

(笑)

>6、沖縄へ米軍基地押し付けた上、「新ガイドライン」へ筋道
>つけましたね。

(笑)

>7、閣僚の靖国参拝を放任しましたね。

(笑)

>世間は知ってのごとくどんどん保守化してますし、その中で
>私はそうでない、敢えて左であると言い続けるのはそれだけで
>体力いります。勿論、孤立も覚悟しなければいけない。

それが問題なのですよ。
私は中道のはずがいつの間にか左翼に‥

>自分はおたく第二世代ですけど、自分らより先行する世代が
>(第一世代でなく宮崎駿の世代)が自分らのことを実経験がなく
>アニメ、ゲームが現実だと思っていると批判するのはすごく分かる。
>
>だか、自分はおたく世代のことを80年代全共闘だと思っていたので
>ぶれませんでしたがね。

まぁ、私も似たような世代です。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)@58x4x92x253.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

分析される側の立場から
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 徳永基二 E-MAIL  - 08/6/26(木) 3:06 -
  
自分は分析者としての立場からも(社会主義の理論家ですし)
分析される側の立場からも(フリーターの貧民ですし)
喋れるのですけど....

最初は分析される側の立場から見た時
なぜ、フリーターは団結できないか?まず、フリーターは特別な技能を
もった労働者ではないということです。これは個人の怠慢というより
経済が第三次サービス産業化する中で労働の代替可能性が飛躍的高ま
ったからです。

自分もアルバイトの世界をいろいろ転々としてきましたからいろんな
職種を自分の周りに見てきましたが、
介護士、ボーイ、警備員、トラックの運転手、タクシードライバー
ヘアデザイナー、調理師、ピザ配達人、新聞売り、ゲームプログラマー
技能のお陰で生活が豊かで給料が豊富という人は残念ながら知らない。

まあ、親会社がでかくて長時間労働(一日12時間、週休一日)もしくは
きつい肉体労働と引き換えならかろうじて厚生年金と社会保険に出会える。
給与は豊かか保障しませんが。

次に突き上げる対象自体が雇われオーナーやサラリーマンに過ぎなかっ
たりする。つまり企業は不採算部門の独立化を徹底的にやりまくった
結果、いざとなれば事業所ごと切捨て可能になっている。だから突き上げる
上司そのものが存在しない。場合によっては総務は東京にあって
従業員に一度も会った事もないということもある。

そしてこれは古典的な話ですけど、日本の社会は再就職の機会は恐ろしく
低い。もちろん、職を選ばなければ確かにあります。それは雇用条件の
悪化を意味します。

で、この話は社会主義の分析者である自分にも問われる質問ですけど
ではこの状況にどう社会主義は答えるのかです。革命がおこれば
とか政権の座に就けば等という答えはあまりにも遠緩すぎる答えで
すぐそこにある危機に答えられない。(例えば年金が払えずに老後の
生活設計がまったく立たないとか)労働争議だ、ゼネストだ、は
現在のアトム化した労働市場の状況ではまったく答えになっていない。
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9) Gecko/2008052906 Firefox/...@i219-167-42-192.s02.a027.ap.plala.or.jp>

もともと粒子化されている上に憎しみあう様に配置される
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 YUKI WEB  - 08/6/26(木) 7:28 -
  
非正規の分断については以下に分かりやすい文章があります。
http://www.n-yuki.net/index.php?itemid=149&catid=8

これ以外の要因としては、「リベラルvsコミュニタリアン」論争でも指摘される様にもともと粒子化が進んでいることと、若い世代を受け止められる組織が存在しないことも挙げられます。

それと、以下に象徴される利害の対立もあるでしょう。
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20080623ddm003070162000c.html

民主党内がまとまらなかった。この党は積極規制派と、強力な慎重派に分裂している。慎重派はグッドウィルと関連企業など派遣会社28社の正社員4万人で構成するJSGU(人材サービス・ゼネラルユニオン)と結びついている。日雇い禁止は派遣会社の経営を直撃する。

JSGUは産業別労働組合「UIゼンセン同盟」の一員で民主党の支持団体なのだ。

こんな文章も存在しています。
http://anarchist.seesaa.net/article/75663669.html
俺たちが、報道されない劣悪な環境の中で身を削って働きそのおかげで、やつら従業員は不況だといいながらヌクヌクと100万円ものボーナスを手に入れ長期休暇を満喫し、海外旅行に出かけている

その一方で、俺たち時給の派遣は、やつらの長期休暇のおかげで来月の給料は10万円以上のマイナスが約束されている

自分らの幸せが、俺たち派遣のおかげで成り立っていることをあいつらは、なにも自覚していない

何を買った、何を食べた、自分の子供がどうしたと自慢話をダラダラとブログに書き綴っている

あいつらは、俺たちを救うことなんぞ考えちゃいない

自分らの幸せな生活のためには、生贄としての俺たちが必要だからだ

せめて今日から、ささやかな、反撃の狼煙を上げよう

あいつらを、どん底に落とすためにナニができるか?

残業代タダ法の成立をさせることも、そのひとつだ

とりあえず、祈ろう、やつらの家族に不幸が訪れますように……

そして、派遣社員の来年が良い年でありますように。
引用なし
<Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; ja-JP-mac; rv:1.8.1.14) Gecko/...@118x240x206x101.ap118.gyao.ne.jp>

原発問題に関しては
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 YUKI WEB  - 08/6/26(木) 7:32 -
  
原発問題に関しては以下だけは指摘しておきたい

1.地球温暖化の嘘を日本語字幕で5つの分かれたビデオで紹介
http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/7306809.html
2.原発がなくてもやっていける電力事情 みやっちブログ(宮下さん)
http://blog.goo.ne.jp/miyacchi_z/e/d96c827ba63a679571ee032f5e10c68a
3.同じような視点のJANJANの記事
http://www.news.janjan.jp/world/0707/0707078546/1.php
引用なし
<Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; ja-JP-mac; rv:1.8.1.14) Gecko/...@118x240x206x101.ap118.gyao.ne.jp>

Re:原発問題に関しては
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 徳永基二 E-MAIL  - 08/6/27(金) 0:47 -
  
地球環境問題に関しての自分の立場は若干複雑です。
分かりやすく言うと本多勝一氏の「麦とロッキード」
からあまり変っていない。

要するに地域環境を破壊する公害には反対だが
だからといって機械文明によって生活が改善される
ことには賛成すると。

勿論、消費活動の進展と共に個々人の活動の集積によって
思わぬ影響が発生する場合もある。だから再帰的に各々
の活動の意味を見返す必要はある。だけどそれは
アンソニーギディンズの言うようにジャガーノート
(迷走するトラック)だとは思いません。むしろ、
我々が過去から築き上げてきた農業文明の中にその
解決の処方箋もあるという立場です。(そういう意味では
かなり保守的)

だから私の場合は、「ガラスの地球を守れ」ではなく
「持続的な発展」「地域の事情にあったミクロな投資」
という言い方になるわけです。(だいたい地球環境って
どの地球環境のことだ?今の気温は白亜紀より低く、
今の気候変動はシベリア大噴火に比べれば大したこと
はない。人間の作る二酸化炭素による環境汚染はシアノ
バクテリアが作った酸素による大気汚染以下だ。生物の
絶滅と異常繁殖はこれまで何度も地球で起こってきた
ことだ。)

だいたい私は近代市民革命そのものを人類が本来内包していた
政治体制に関する未完の可能性の再現(ルネッサンス)と
見做してる人なんで。

もし、民主主義というものが選挙を通じた意見の集約のこと
を指すとすれば(多数派の支配のことだとすれば)そんなもの
には私は興味はありません。そんな国家主権に私は反対します。
(国家主権とは元々、王の超越性を意味した)

それに対して社会の対話的公共圏が自発的に多元的な秩序を
生み出すメカニズムのことを民主主義と呼ぶとすれば私は
それを支持したい。そういう社会では異なった民族、宗教の
人でもお互いの対話を持続しながら住み分けることも可能で
しょう。(人が自己のアイデンティティを維持するのに国家
ナショナリズムは不要で、郷里への想いだけで十分だろう)

こういう分権型の社会においても優れた法や慣習はお互い同士
影響しあい、模倣されながら勝手に伝播し普遍化して行くもん
です。歴史に特定の発展法則がなくても理念は勝手に各地域に
おける実践を通じて経験や失敗を法の形で体系化しながら独自に
弁証法的に進化してゆく(そういう意味ではヘーゲルは正しい。)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9) Gecko/2008052906 Firefox/...@i219-167-42-192.s02.a027.ap.plala.or.jp>

人は罪科を背負うからこそまともな社会を創れる
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 徳永基二 E-MAIL  - 08/6/27(金) 8:41 -
  
私はこれでもキリスト教徒ですけど、

近代社会がキリスト経文化から引き継いだ要素から引き継いだ要素は
二つだと思っている。

1、神の死
律法を成就する上で最大の障害は特異点としての超越者たる
神の存在です。どんなに優れた律法だろうが神自身が好き勝手に
振舞っていれば、律法の権威はがた落ちです。そういう意味で
神が十字架に掛かったということは神とて法の裁きを受けるんだ
ということを示したということで画期的だった(早すぎたフランス革命
だった。)


2、人は罪科をもつ。
人は弱い存在なので、個人レベルでも集団レベルでも間違いを
犯す可能性がある。それでそのことを懺悔すれば神が許してくれる
というんじゃあ、また同じ過ちを犯すんです。むしろ、誰も
許してくれないなかで、罪を背負いながらそれと違った道を
模索してこそ初めて理性的な社会が出来るんです。そういう意味で
法とは過去の人間のやった過ちに対する懺悔なんです。

この頃、罪人を隔離し殺せば全てが解決するという風潮があふれて
いて非常に危険性を感じます。罪人を殺せという人たちは自分は
罪科を持たず、善人で正常だと思っているのでしょう。

でも私は悪人で異常者であり悪を犯す可能性のある人間ですので
不幸にも罪科に陥った人には更正の道を、そして再び同じ道に入る
人がないように社会のあり方の見直しを求めます。
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9) Gecko/2008052906 Firefox/...@i219-167-42-192.s02.a027.ap.plala.or.jp>

人間社会というものは
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 ねこかぶり  - 08/6/28(土) 0:44 -
  
ディスプレイの故障で日が開いてしましましたが
友人から中古品をいただいて復活です(泣)

▼徳永基二さん:
>要するに地域環境を破壊する公害には反対だが
>だからといって機械文明によって生活が改善される
>ことには賛成すると。

非常に難しい話ですが、高レベル核廃棄物の問題があります。
これが解決できれば核は夢のエネルギーです。
現在のところ埋めてしまうしかないとか‥
まぁ、理論的には消滅させることは可能ですが、日本は積極
的にそれをやってない。

>勿論、消費活動の進展と共に個々人の活動の集積によって
>思わぬ影響が発生する場合もある。だから再帰的に各々
>の活動の意味を見返す必要はある。だけどそれは
>アンソニーギディンズの言うようにジャガーノート
>(迷走するトラック)だとは思いません。むしろ、
>我々が過去から築き上げてきた農業文明の中にその
>解決の処方箋もあるという立場です。(そういう意味では
>かなり保守的)

未来は科学技術と共にあると思う。
人類がその可能性を否定するのか肯定するのかにかかっている。

>だから私の場合は、「ガラスの地球を守れ」ではなく
>「持続的な発展」「地域の事情にあったミクロな投資」
>という言い方になるわけです。(だいたい地球環境って
>どの地球環境のことだ?今の気温は白亜紀より低く、
>今の気候変動はシベリア大噴火に比べれば大したこと
>はない。人間の作る二酸化炭素による環境汚染はシアノ
>バクテリアが作った酸素による大気汚染以下だ。生物の
>絶滅と異常繁殖はこれまで何度も地球で起こってきた
>ことだ。)

その通りです。
地球温暖化と叫んでいるけど、人類のやらかすことはたかが
しれている。(局所的な環境汚染はあるけど)

>だいたい私は近代市民革命そのものを人類が本来内包していた
>政治体制に関する未完の可能性の再現(ルネッサンス)と
>見做してる人なんで。

そうでしょうね。

>もし、民主主義というものが選挙を通じた意見の集約のこと
>を指すとすれば(多数派の支配のことだとすれば)そんなもの
>には私は興味はありません。そんな国家主権に私は反対します。
>(国家主権とは元々、王の超越性を意味した)

でも、それを越えるシステムがない。
チャーチルの言った
「これまでも多くの政治体制が試みられてきたし、またこれからも過ちと
悲哀にみちたこの世界中で試みられていくだろう。民主主義が完全で賢明
であると見せかけることは誰にも出来ない。実際のところ、民主主義は
最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外
のあらゆる政治形態を除けば、だが。」
の言葉が私には一番感銘でします。

>それに対して社会の対話的公共圏が自発的に多元的な秩序を
>生み出すメカニズムのことを民主主義と呼ぶとすれば私は
>それを支持したい。そういう社会では異なった民族、宗教の
>人でもお互いの対話を持続しながら住み分けることも可能で
>しょう。(人が自己のアイデンティティを維持するのに国家
>ナショナリズムは不要で、郷里への想いだけで十分だろう)

難しいですね。
私もナショナリズムを否定したいですが、国家という存在を
否定しない以上それは出来ない。おそらく人の越えられない
性ではないかと思う。

>こういう分権型の社会においても優れた法や慣習はお互い同士
>影響しあい、模倣されながら勝手に伝播し普遍化して行くもん
>です。歴史に特定の発展法則がなくても理念は勝手に各地域に
>おける実践を通じて経験や失敗を法の形で体系化しながら独自に
>弁証法的に進化してゆく(そういう意味ではヘーゲルは正しい。)

そうですね。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)@58x4x92x253.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

難しいものです。
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 ねこかぶり  - 08/6/28(土) 0:54 -
  
ワインを飲みながら

▼徳永基二さん:
>1、神の死
>律法を成就する上で最大の障害は特異点としての超越者たる
>神の存在です。どんなに優れた律法だろうが神自身が好き勝手に
>振舞っていれば、律法の権威はがた落ちです。そういう意味で
>神が十字架に掛かったということは神とて法の裁きを受けるんだ
>ということを示したということで画期的だった(早すぎたフランス革命
>だった。)

フランス革命は私もいろいろと見ましたが、難しい判断ですね。
神と財のつながりはスペイン、ポルトガルでいろいろ見てきました。
私は無神論者なのでどうとはいえませんが、人は理性的であれ
としか言えません。理性のみが人間社会を作るフレームワークで
あるべきと

>2、人は罪科をもつ。
>人は弱い存在なので、個人レベルでも集団レベルでも間違いを
>犯す可能性がある。それでそのことを懺悔すれば神が許してくれる
>というんじゃあ、また同じ過ちを犯すんです。むしろ、誰も
>許してくれないなかで、罪を背負いながらそれと違った道を
>模索してこそ初めて理性的な社会が出来るんです。そういう意味で
>法とは過去の人間のやった過ちに対する懺悔なんです。

懺悔というと免罪符を思い出し教会の権力の源と思うのですが‥
あの懺悔自体が人の私情を暴き出し、教会に富を与える源だったと

>この頃、罪人を隔離し殺せば全てが解決するという風潮があふれて
>いて非常に危険性を感じます。罪人を殺せという人たちは自分は
>罪科を持たず、善人で正常だと思っているのでしょう。

それには同意します。

>でも私は悪人で異常者であり悪を犯す可能性のある人間ですので
>不幸にも罪科に陥った人には更正の道を、そして再び同じ道に入る
>人がないように社会のあり方の見直しを求めます。

それには同意します。
私自身いつどこで間違ったら犯罪者にされていたかわかりませんから
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)@58x4x92x253.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

細分化しているのはどちらの方?
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 ねこかぶり  - 08/6/28(土) 1:08 -
  
▼YUKIさん:
>これ以外の要因としては、「リベラルvsコミュニタリアン」論争でも指摘される様に
>もともと粒子化が進んでいることと、若い世代を受け止められる組織が存在しないこと
>も挙げられます。

どうなんでしょうね。私はリベラルを自称してますが、コミュニストの方が嫌っている
との感じを受けます。私自身は当面の目標が一緒なら一緒に戦おうという姿勢なの
ですが‥


>民主党内がまとまらなかった。この党は積極規制派と、強力な慎重派に分裂
>している。慎重派はグッドウィルと関連企業など派遣会社28社の正社員
>4万人で構成するJSGU(人材サービス・ゼネラルユニオン)と結び
>ついている。日雇い禁止は派遣会社の経営を直撃する。
>JSGUは産業別労働組合「UIゼンセン同盟」の一員で民主党の支持団体なのだ。

難しい問題ですね。
私自身は日雇い派遣反対派なのですがね。
まぁ、支持母体にはそれぞれの事情があるのはわかるけど、社会問題として
生活の安定を考えるのは当然かと

>俺たちが、報道されない劣悪な環境の中で身を削って働きそのおかげで、
>やつら従業員は不況だといいながらヌクヌクと100万円ものボーナスを
>手に入れ長期休暇を満喫し、海外旅行に出かけている

ま、正社員もそこまで甘くはないですよ。
私自身正社員ですが、そんな厚遇はうけてない。
以前は良かったのですが、年々悪くなります。

そろそろ闘わなきゃいけない時期なのに組合は会社の言いなりです。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)@58x4x92x253.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

プルードンと国家について
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 徳永基二 E-MAIL  - 08/6/28(土) 11:52 -
  
プルードンは実は1948年(二月革命直後の)補欠選挙でフランスの国会議員に
なっているんですよ。ただ、12月度の大統領選挙の際、マイナー候補のラスバーユ
を支持してルイナポレオンを猛然と攻撃したため監獄に収監。彼の発行していた
『人民』(後に『人民の声』)はたびたび発禁処分。結局、ベルギーに亡命せざる
えなくなりました。

ここで考えるべきは、そもそもアナキストであるはずのプルードンが国会議員に
なるのはどうなのか?また彼が計画していた「人民銀行」案は”国有”人民銀行
でないのか?という点です。

私は究極的には国家は単なるある特定の地域を管轄しているサービス機関でよい
と思っている。

サービスであるということは消費者が自由に選べるということです。例えば私の
使っているパソコンはマザーはASUS、グラフッィクはギガバイト、音源はクリエイティブですけど、同様に国民保険は韓国、年金は台湾、所得税はオーストラリア
でもいいかもしれない。

国籍の二重、三重国籍もあってしかるべきだし、朝は中国国籍、昼はアメリカ国籍
夜はインド国籍でもいいかもしれない。

こういう状態だと当然圧制を強いている国からは誰も居なくなり善政を敷いている
国には人が集まる。結果、多くの国が善政であろうとサービス競争になり、最終的には国家を超えた超越的な世界政府がないのに多くの国で同じような制度になる。

因みに国防問題はどう考えているのでしょう?
私はこれでも左翼ですから、国防という概念は使わないんですよ。使うとすれば
革命。どこかよその国に攻め込まれた場合も革命戦争です。その時の抵抗手段は
1、逃走 2、ゼネスト、3、ゲリラ闘争です。

因みに逃走は重要な反抗手段です。国家いう形がなくても人と理念が生きていれば社会はどこにだって再生できる。たとえ自分が死んでも理念さえ伝達できればいずれの日かその想いを引き継いでくれる人は現れるはず。だから忘却の穴に落ち込まないためにも集団で逃亡するのは大いにありなんです。

ゼネストはオーストリアでのカップ一揆の際に時の社会党政権が企てた抵抗戦術です。ムッソリーニはファシスト党の青年部隊を使ってゼネストを行う労働者の牛蒡
抜きを行い、工場施設を稼動させるという強行手段でゼネスト破りを行いましたが
もし、帰ってくる気がないのなら工場施設ごと爆破してしまえば、このゼネスト破り
に対抗できます。

ゲリラ闘争。モデルはフランスの人民戦線、ユーゴやイタリアのパルチザン、ベトナムの解放戦線。指南書は勿論、毛沢東の「遊撃戦論」です。問題は意志の統一です。
かつてナチと闘う際には有効な戦闘集団だったパルチザンはユーゴ内戦の際には民族浄化を行う殺戮部隊に変ってしまった。敵が無法ものだとしてもパルチザン側も無法ものであっていいはずがない。軍規の重要性はタリバンがアフガニスタン内戦でよく示してくれました。ゲリラ闘争が現在でも有効なことはアメリカの占領後のイラクとアフガンを見ていればよくわかります。

因みにここでいうゲリラは国軍でないことも注目です。よくて(合州国で言うところの)州兵、もしくは志願兵。しかもゲリラは占領後でないと機能しないので憲法9条に違反しないのです。(確か、東アジア解放戦線や連合赤軍もこういう論理で自己の戦力を考えていなかっただろうか?つまりここの文脈では「憲法9条を守れば、侵略にはどう対応するのか?」という右翼・保守側の問いを左翼の側の「革命闘争で」
という答えで返している。)
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9) Gecko/2008052906 Firefox/...@i219-167-42-192.s02.a027.ap.plala.or.jp>

北朝鮮をどう考えるのか?
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 徳永基二 E-MAIL  - 08/6/28(土) 12:27 -
  
周囲に独裁的な国家、社会があるとき、自分たちに何が出来るでしょうか?
出来ることはあります。北の反体制派に対する支持表明と支援活動。
脱走してくる人への手助け。どちらも民間レベルでやろうとすれば可能です。

北とは絶交して経済制裁を科すべきか?
いえ、国交を回復してどんどん民間支援をすべきです。北への援助物資にTVを
送るのもありかもしれません。西側の情報が大量に入ってくればそれだけ、独裁
制度が覆る可能性が高まります。

拉致被害者はどうするのか?国交回復後、こちらから大勢の調査団を派遣して
大々的に探すというのはどうでしょう。アメリカはベトナムとの関係でそうし
てます。

日本の韓国併合中の強制連行被害者にはどうするのか?国家予算を割いて大規模な
個人補償に乗り出すべきです。この問題に限らず、ODAや国際支援といった問題は
あくまで個人に対して行われるべきです。多額の復興資金を払った、ODAで橋や
工場を作ったは、どれだけやっても個人の心にまで届きません。問題とすべきは
個々人への法的保障、法的権利回復なのです。

北はテロ国家か?拉致に関して国家指導者が非を認めて誤ったことは私は高く
評価します。ラングーン爆破事件や大韓航空爆破事件も誤ってもらって偽札
作りや麻薬密売はやめてもらいましょう。

北からの工作員にはどう対応するのか?民主主義社会は多元的でP2P型の社会ですから細胞組織が一つ壊されても別な細胞組織がそれに取って代わるだけです。
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9) Gecko/2008052906 Firefox/...@i219-167-42-192.s02.a027.ap.plala.or.jp>

国家の有り様について
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 ねこかぶり  - 08/6/28(土) 21:56 -
  
▼徳永基二さん:
>私は究極的には国家は単なるある特定の地域を管轄しているサービス機関でよい
>と思っている。

私も同じ意見です。

>国籍の二重、三重国籍もあってしかるべきだし、朝は中国国籍、昼はアメリカ国籍
>夜はインド国籍でもいいかもしれない。

国籍選択の自由はあってしかるべきであると思う。
個人が個人であるためには国家というのは単なる手段に過ぎない。

>こういう状態だと当然圧制を強いている国からは誰も居なくなり善政を敷いている
>国には人が集まる。結果、多くの国が善政であろうとサービス競争になり、最終的に
>は国家を超えた超越的な世界政府がないのに多くの国で同じような制度になる。

まぁ、そうなればいいですけど、牢獄のような国家もあるので‥

>因みに国防問題はどう考えているのでしょう?

国家が国家の主権を守る手段です。
主権は国民の総意によるものであるべきです。

>私はこれでも左翼ですから、国防という概念は使わないんですよ。使うとすれば
>革命。どこかよその国に攻め込まれた場合も革命戦争です。その時の抵抗手段は
>1、逃走 2、ゼネスト、3、ゲリラ闘争です。

1と2は全面的に賛成ですが、3には民主的なシステムが存在する間は封印
すべきものだと思う。多少ひずんだ民主主義であっても‥

>因みに逃走は重要な反抗手段です。国家いう形がなくても人と理念が生きていれば
>社会はどこにだって再生できる。たとえ自分が死んでも理念さえ伝達できれば
>いずれの日かその想いを引き継いでくれる人は現れるはず。だから忘却の穴に
>落ち込まないためにも集団で逃亡するのは大いにありなんです。

御意
国家の主権に対して個人が対抗する手段として非常に有効だと思う。

>ゼネストはオーストリアでのカップ一揆の際に時の社会党政権が企てた抵抗戦術です。
>ムッソリーニはファシスト党の青年部隊を使ってゼネストを行う労働者の牛蒡
>抜きを行い、工場施設を稼動させるという強行手段でゼネスト破りを行いましたが
>もし、帰ってくる気がないのなら工場施設ごと爆破してしまえば、このゼネスト破り
>に対抗できます。

ちょっと過激な‥
私は私有財産制に賛成なので工場設備の破壊は反対ですが、封鎖は労働者として
あるべき権利だと思います。最近ストの話を聞かなくなったので残念です。
最近は組合が、資本の操り人形になっているようで非常に不快です。

>ゲリラ闘争。モデルはフランスの人民戦線、ユーゴやイタリアのパルチザン、ベトナムの
>解放戦線。指南書は勿論、毛沢東の「遊撃戦論」です。問題は意志の統一です。
>かつてナチと闘う際には有効な戦闘集団だったパルチザンはユーゴ内戦の際には民族浄化
>を行う殺戮部隊に変ってしまった。敵が無法ものだとしてもパルチザン側も無法もので
>あっていいはずがない。軍規の重要性はタリバンがアフガニスタン内戦でよく示して
>くれました。ゲリラ闘争が現在でも有効なことはアメリカの占領後のイラクとアフガン
>を見ていればよくわかります。

これは先も書いたとおり最後の手段でなければならないと思う。
つまり民主主義的な制度がなくなった場合は抵抗権として存在すると思う。

>因みにここでいうゲリラは国軍でないことも注目です。よくて(合州国で言うところの)
>州兵、もしくは志願兵。しかもゲリラは占領後でないと機能しないので憲法9条に違反
>しないのです。(確か、東アジア解放戦線や連合赤軍もこういう論理で自己の戦力を
>考えていなかっただろうか?つまりここの文脈では「憲法9条を守れば、侵略にはどう
>対応するのか?」という右翼・保守側の問いを左翼の側の「革命闘争で」
>という答えで返している。)

危険と隣り合わせになるが合衆国の銃を持つ権利は有効かもしれない。
合衆国憲法における抵抗権も理にかなっている。
米帝とワンパターンに叫ぶ左翼も居るが、あの国にも意外といい制度が
あるものである。まぁ、外部的にはあんましよい国じゃないけどね(笑)
引用なし
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私的所有について
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 徳永基二 E-MAIL  - 08/6/29(日) 15:11 -
  
ついでに私的所有についても考えてみたいと思います。
と言っても既に書き込みの中で言及されているのですが
あまりにもさらりと駆け足で流しすぎたので....

自分の考え方はハンナアレントの言っていることとあまり変りません。

「財産とは世界に特定の部分に場所を占めること、従って財産とは、
政治体に属すること、つまり集まって公的な領域を構成した諸家族
のうちの一つの長となること。

「生計の手段となっている私的富はその起源がまったく異なりもっと
歴史的に後の時代に属する。古代においては、生命の必要は、家族の
私的領域と同じと見られた。各人は生命が必要とするものを私的領域
のなかで手に入れなければならなかった。同じ自由人でも貧困によっ
て奴隷状態を「強制される」自由人がいた。したがって私的富が公的
生活に加わる条件となった。しかしそれは、その所有者が富の蓄積に
従事したからでなく、その所有者が自分で使用手段と消費手段を得る
仕事に携わる必要がなくなり公的活動力の自由に確実に保障されるか
らであった。」

「私的所有物はの方は、本質的に永続性がなく、所有者が死すべきもの
である以上その死と共に滅びる。なるほど富というものは個人が一生
使っても使い尽くせないほど蓄積可能だが、それでも消費されるなにもの
かであることはかわらない。」

「近代社会で今尚進行中の富の巨大な集積は土地収用に始まる。財産は
盗みなりというプルードンの格言はたしかにはっきり根拠がある。」

因みに私は一番下のハンナアレントの言葉に次のヴィクセルの言葉を
付け足せばより完璧だと思う。

資本とは「利子に対する貨幣額で表した元本のことであり、この語の
それ以上の意味はこの元本概念の拡張にほかならない。ここにおいては、
“全ての利子をを生む所有物―すなわち減価償却することなくその所有
者に所得を与える全ての財ないし財の複合体”に資本の定義を与えよう
と思う。」

土地は耕したり、手入れを怠ると荒野に変りますし、その上の建物は
30年もすれば老朽化が進み、工場施設は稼動しないと錆びたスクラップ
となりますのでここで減価償却しない財とは勿論、貨幣のことです。
近代社会の富の蓄積の原初にある土地収用は貨幣に対して利潤が提供
できなくなった所から始まります。

この考え方からわかるように自分が考えている私的所有とは個人に
所属し、個人の死と共に霧散するもの、いずれ消費されてなくなる
もの自然界のエントロピーの法則に飲み込まれて消え行くものです。
労働とはこのエントロピーに対抗する活動ですので両者を足し合わ
せると+-0にならないとおかしい。

因みにこの考え方は著作権制度にもそのまま、当てはまります。
元々、アメリカで最初に著作権制度ができた時は5年の制度でした。
後はパプリックドメインになる。勿論、著作物の権利は創作者当人
にあり、会社にあるわけではなかった。

自分は著作権制度改正論者ですけど、その時の改正ポイントはおそらく
4つではないでしょうか。1、批評権.パロディ権の創設。(フランスの
法制度を参考にしています。)2、著作者人格権に名誉毀損の場合のみ
と限定化する(本来、ベルヌ条約ではそうなっています。)3、著作権者は
実際に作った人のみ(運用を委託できますが他者に権利を譲り渡せません)
4、著作物保護期間は5年とする。

勿論、著作権者は侵害であると言わない限り原則、二次著作物は違法では
ありません。それに当たり前ですが著作権法は民法上の規定でして警察の
管轄ではありません。

見て分かるとおり私は二次創作に寛大な考えの持ち主です。(おたくでネット
で活動している人の大半はそうだと思っているのだがどうだろうか?)
これは私が「全ての創作は過去の創作から何がしかを被っている二次創作」
だと思っていること。また、「一端生み出された創作物は自ら生命を持ち
自由に解釈され流布するもの」と思ってることから来てます。
(この二つのテーゼはどちらJデリダが言ってるテーゼ)

人は自分に不利になるような偽情報を流されない権利並びに自己が公表
していないプライバシーを暴かれない権利がありますが、一端、創出さ
た創作物が酷評されようがパロディで茶化されようが文句はいえない。
それも一つの需要のあり方なのだから。だから人間の社会システムの
進化?を理解する上でもっとも重要なのは生産諸関係より需要諸関係
だと思います。どんなに真摯な訴えでも社会にそれを受けれる下地が
なければ芽吹かない。時代を越え、早すぎた発明発見、思想は歴史に
数多く埋もれているが残念ながら社会がそれについてゆけていない。
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9) Gecko/2008052906 Firefox/...@i219-167-42-192.s02.a027.ap.plala.or.jp>

北朝鮮をどう考えるのか?(ねこかぶりの意見)
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 ねこかぶり  - 08/6/29(日) 16:25 -
  
題名の方書きようがなかったのでこんな風になってしましました。

▼徳永基二さん:
>周囲に独裁的な国家、社会があるとき、自分たちに何が出来るでしょうか?
>出来ることはあります。北の反体制派に対する支持表明と支援活動。
>脱走してくる人への手助け。どちらも民間レベルでやろうとすれば可能です。

その通りですね。

>北とは絶交して経済制裁を科すべきか?
>いえ、国交を回復してどんどん民間支援をすべきです。北への援助物資にTVを
>送るのもありかもしれません。西側の情報が大量に入ってくればそれだけ、独裁
>制度が覆る可能性が高まります。

私も同意見です。
かたくなに経済制裁をしたところで態度に変化はない。
物の交流というのは必ず文化の交流をもたらしますのでそれにより社会的変化も
考えられます。

>拉致被害者はどうするのか?国交回復後、こちらから大勢の調査団を派遣して
>大々的に探すというのはどうでしょう。アメリカはベトナムとの関係でそうし
>てます。

かの国が大量の「スパイ」を受け入れるかは謎ですが、条件闘争の手段の1つ
であることには間違いはないと思います。北の情報機関がすべて把握している
のですから資料を出させればいいのです。

>日本の韓国併合中の強制連行被害者にはどうするのか?国家予算を割いて大規模な
>個人補償に乗り出すべきです。この問題に限らず、ODAや国際支援といった問題は
>あくまで個人に対して行われるべきです。多額の復興資金を払った、ODAで橋や
>工場を作ったは、どれだけやっても個人の心にまで届きません。問題とすべきは
>個々人への法的保障、法的権利回復なのです。

同じく個人補償であるべきですね。

>北はテロ国家か?拉致に関して国家指導者が非を認めて誤ったことは私は高く
>評価します。ラングーン爆破事件や大韓航空爆破事件も誤ってもらって偽札
>作りや麻薬密売はやめてもらいましょう。

拉致に関して国家指導者が非を認めたのは高く評価していいと思いますが、
情報機関の手の内をさらすことになる生存者の全員帰還はどうなんでしょうね。
国家としての存続にかかわるような問題だと思います。だから比較的無害な
生存者を見繕って帰したと‥
ま、偽札作りは愉快な犯罪なので今後も続けていただきたいですね(笑)

>北からの工作員にはどう対応するのか?民主主義社会は多元的でP2P型の社会ですから
>細胞組織が一つ壊されても別な細胞組織がそれに取って代わるだけです。

まぁそうですね。
昔の忍者で言う草ですので‥いたるところに潜伏している。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)@58x4x92x253.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

相続のあり方について
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 ねこかぶり  - 08/6/29(日) 17:05 -
  
ちょっと難しすぎて頭を抱えてます(苦笑)
単純な答えしか出来ないで申し訳ないのですが、世代間の相続は
富の偏在を生み、これは国家として最小限にとどめ、再配分に
勤めなければならないと

▼徳永基二さん:

>「私的所有物はの方は、本質的に永続性がなく、所有者が死すべきもの
>である以上その死と共に滅びる。なるほど富というものは個人が一生
>使っても使い尽くせないほど蓄積可能だが、それでも消費されるなにもの
>かであることはかわらない。」

前段の部分は難しすぎてどうコメントをつけていいかわかりませんでしたが、
基本的に相続は被相続者の住む住居程度のものでそれ以上は公共財として
再配分されるべきだと思う。

>「近代社会で今尚進行中の富の巨大な集積は土地収用に始まる。財産は
>盗みなりというプルードンの格言はたしかにはっきり根拠がある。」

確かに世代間にわたる土地の継承は最小限にされるべきですね。

>因みに私は一番下のハンナアレントの言葉に次のヴィクセルの言葉を
>付け足せばより完璧だと思う。
>
>資本とは「利子に対する貨幣額で表した元本のことであり、この語の
>それ以上の意味はこの元本概念の拡張にほかならない。ここにおいては、
>“全ての利子をを生む所有物―すなわち減価償却することなくその所有
>者に所得を与える全ての財ないし財の複合体”に資本の定義を与えよう
>と思う。」

資本の定義として正しいと思いますが、私は資本自体は否定しません。

>土地は耕したり、手入れを怠ると荒野に変りますし、その上の建物は
>30年もすれば老朽化が進み、工場施設は稼動しないと錆びたスクラップ
>となりますのでここで減価償却しない財とは勿論、貨幣のことです。
>近代社会の富の蓄積の原初にある土地収用は貨幣に対して利潤が提供
>できなくなった所から始まります。

現在土地の利用価値以上の土地の値段というものもまかり通っており、
現在のところ物でないものに対しても貨幣的価値が与えられ取引
されてます。貨幣自体が貨幣を無限に生み出す不思議な仕組みが
出来上がっている気がします。まぁ、バブルといえばバブルなんですけどね。

>この考え方からわかるように自分が考えている私的所有とは個人に
>所属し、個人の死と共に霧散するもの、いずれ消費されてなくなる
>もの自然界のエントロピーの法則に飲み込まれて消え行くものです。
>労働とはこのエントロピーに対抗する活動ですので両者を足し合わ
>せると+-0にならないとおかしい。

理想はゼロなんでしょうけどね。

>因みにこの考え方は著作権制度にもそのまま、当てはまります。
>元々、アメリカで最初に著作権制度ができた時は5年の制度でした。
>後はパプリックドメインになる。勿論、著作物の権利は創作者当人
>にあり、会社にあるわけではなかった。
>
>自分は著作権制度改正論者ですけど、その時の改正ポイントはおそらく
>4つではないでしょうか。1、批評権.パロディ権の創設。(フランスの
>法制度を参考にしています。)2、著作者人格権に名誉毀損の場合のみ
>と限定化する(本来、ベルヌ条約ではそうなっています。)3、著作権者は
>実際に作った人のみ(運用を委託できますが他者に権利を譲り渡せません)
>4、著作物保護期間は5年とする。

まぁ、4には議論の余地があるが、残りは賛成です。
現在の50年というのが長すぎるのは同意ですが、15年ぐらいはとって
あげてもいいのでは?

>勿論、著作権者は侵害であると言わない限り原則、二次著作物は違法では
>ありません。それに当たり前ですが著作権法は民法上の規定でして警察の
>管轄ではありません。

その通りですね。

>見て分かるとおり私は二次創作に寛大な考えの持ち主です。(おたくでネット
>で活動している人の大半はそうだと思っているのだがどうだろうか?)
>これは私が「全ての創作は過去の創作から何がしかを被っている二次創作」
>だと思っていること。また、「一端生み出された創作物は自ら生命を持ち
>自由に解釈され流布するもの」と思ってることから来てます。
>(この二つのテーゼはどちらJデリダが言ってるテーゼ)

私もその手は賛成です。
例えばうる星やつらで放映された「そして誰もいなくなったっちゃ」は
例の小説のオマージュですし、そういうものを見ることによって原作を
読むことだってあるのです。

>人は自分に不利になるような偽情報を流されない権利並びに自己が公表
>していないプライバシーを暴かれない権利がありますが、一端、創出さ
>た創作物が酷評されようがパロディで茶化されようが文句はいえない。

批評は自由ですね。そのために必要な最小限の引用も自由です。
また、公的人物(政治家なり団体代表なり)は批評の対象にされて
しかるべきですね。

>それも一つの需要のあり方なのだから。だから人間の社会システムの
>進化?を理解する上でもっとも重要なのは生産諸関係より需要諸関係
>だと思います。どんなに真摯な訴えでも社会にそれを受けれる下地が
>なければ芽吹かない。時代を越え、早すぎた発明発見、思想は歴史に
>数多く埋もれているが残念ながら社会がそれについてゆけていない。

まぁ、世の中そんなものです。
生きているときは二束三文で死んでから有名になった芸術家なんて
山と居ますので‥発明者の名前が残ってない物だって沢山ある。
それを日常的に使っている。文明とはそんなものじゃないでしょうか?
だから著作権にしろ、特許権にしろせいぜいその人が生きている間
少し幸せになればいい15年もあれば十分ではないでしょうか?
引用なし
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