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裏金告発せんとし弾圧、静岡刑務所の三井元検事の訴えを紹介する!(面会人戸田) 戸田 09/12/6(日) 14:14
・・・参考(1)三井環事件とは何か?【発端は元「関西検察のエース」の逆恨み】 戸田 09/12/6(日) 14:30
・参考(2)三井環事件とは何か?【三井氏が語る公安の実態、裏金の本質と実務など】 戸田 09/12/6(日) 14:55
参考(3)三井事件とは?【内部告発・刑事告発したが「けもの道」やられて自分が逮捕】 戸田 09/12/6(日) 15:23
参考(4)三井事件とは?【けもの道、問題は裁判所にあり、ヤメ検弁護士の実態、質疑】 戸田 09/12/6(日) 15:40
★千葉法務大臣に対する10/9要望書:検察のウソと暴走を新政権は追求して下さい! 戸田 09/12/6(日) 16:02
◇要望書添付資料1:「法務省関連組織の改革案」 戸田 09/12/6(日) 17:07
◆要望書添付資料2:「仮釈放」(検察の横ヤリと三井事件の真相。新政権は!?) 戸田 09/12/6(日) 19:28
△要望書添付資料3:「けもの道」(「真っ黒」な犯罪を「真っ白」にした大罪) 戸田 09/12/6(日) 19:55
▲要望書添付資料4:「裏金づくりの隠ぺいと今後の展望」 戸田 09/12/6(日) 20:31
ロシアも日本と権力の腐敗という事で よう似ているな〜〜 砂川より 09/12/31(木) 8:32
★1/18(月)朝、戸田と元連赤の植垣さんと一緒に静刑前で三井さんの出所を出迎えます! 戸田 10/1/15(金) 8:59

裏金告発せんとし弾圧、静岡刑務所の三井元検事の訴えを紹介する!(面会人戸田)
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/12/6(日) 14:14 -
  
 実を言うと、あの「現職公安検事部長でありながら検察裏金問題をテレビに実名顔出し出演して告発せんとした当日朝にデッチ上げ逮捕された」三井環(たまき)元大阪高検公
安部長と武委員長は懇意である。
 ※三井氏逮捕:02年4月(もうそんなになったのか!)

 かつては弾圧する側とされる側だったが、三井氏がデッチ上げ逮捕され、長期投獄後にやっと保釈されて地裁・高裁で裁判闘争をして「国家権力と闘う側」になって以降は、武委員長・連帯ユニオン生コン支部は三井氏を積極的に支援してきた。
 06年7/15には「KU会第4回勉強会」で2人で講演をする事までしている。
 http://blogs.yahoo.co.jp/ku_kai2006/17841263.html
 その時の講演記録は、以下で無量で読む事が出来る(これって凄いでしょ!)
   ↓↓↓
  http://www.geocities.jp/ku_kai2006/4benkyokai.html
   ※ 三井さんの経歴や検察裏金問題については、
     三井環 HP   http://www012.upp.so-net.ne.jp/uragane

 さて、その三井氏は裁判闘争むなしく最高裁上告を08年8/29に棄却され、10/17に大
阪拘置所に収監。
 その後09年初頭(?)に静岡刑務所に移送されたが、そこで申請や審査があって今年
6月中旬頃に仮釈放される予定になったのに、検察の横やりが入って直前に取り消されて
満期2010年1/17いっぱいまでの投獄に固定されてしまう、という異例の目に遭わされた。

 それで、各方面にこの仮釈放取り消し横やりの違法性を訴え、また検察改革を訴える中で武委員長にも支援要請があり、三井氏の法務大臣宛要請書を11月に連帯ユニオン中央本部を通じて法務大臣に提出したり、武委員長の名代として戸田が静岡刑務所に面会に行ったりしてきた。

 三井氏の訴えは、一部のミニコミやブログに紹介されているとはいえ、もっと広く報道されるべきものだと思う。
 そこで微力ながら、戸田も「自由論争掲示板」や阿修羅掲示板に投稿して、三井氏支援を行なう事にした。
 今後は、5月以降久しく更新していなかった戸田HP扉を更新して、三井氏支援コーナーも開設していく予定だ。

 まずは、次々に三井氏の血を吐くような訴え文書を公開していくので、読んで人にも紹介していって欲しい。
 これらの文書はいずれも三井氏が獄中から「1月5通」に制限されている手紙に書いて自宅に郵送し、それを奥さんがポツポツとパソコン入力して作ったものである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB6)@i58-94-95-240.s04.a027.ap.plala.or.jp>

・・・参考(1)三井環事件とは何か?【発端は元「関西検察のエース」の逆恨み】
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/12/6(日) 14:30 -
  
「KU会第4回勉強会:記録パンフレット」より
  http://www.geocities.jp/ku_kai2006/4benkyokai.html
   前代未聞の「口封じ逮捕」!
    三井環事件とは何か?

 2002年4月22日。大阪高等検察庁公安部長検事の三井環(みつい・たまき)氏はこの日、昼間にテレビ取材に対して検察の裏金作りの実態を実名告発する予定になっていた。
 しかし、まさにその直前、その日の朝、彼は待ち構えた検察職員によってでっち上げ逮捕されてしまう。明らかな「口封じ逮捕」である。

 このとき大手マスコミは、こぞって検察側からの一方的な情報を垂れ流し、悪徳検事・三井環¢怩作り上げた。
 以後、起訴された三井氏は長期勾留を経て、翌2003年3月15日に保釈。
 そして2005年2月1日、一審大阪地裁で懲役1年8カ月、追徴金約22万円の不当有罪判決を言い渡される。
 現在、三井氏は大阪高裁で控訴審闘争£である。 (※06年7月段階の話)

 「内部告発を思い立ったのは、ある人物に対する個人的な恨み、つまり私憤(しふん)だった」と、三井氏は言う。事の発端は、1997年にさかのぼる。

【発端は元「関西検察のエース」の逆恨み 】

 1997年11月、特捜部長時代「関西検察のエース」と呼ばれていた大阪地検次席検事(当時)の加納駿亮(かのう・しゅんすけ)氏が指揮した京都地検での贈収賄事件で、三井氏(当時、大阪高検刑事部検事)の進言により、ある教授の逮捕が見送られた。
 この事件は内偵不足が明らかだったのだ。結局、この独自捜査は失敗に終わる。そしてそれは、指揮官である加納氏の責任であった。

 その後、三井氏は当時の高松高検の村田恒検事長にこの京都事件の顛末(てんまつ)と自身の意見を手紙に書いて送った。ところが、この手紙が思わぬ災いのきっかけとなってしまう。
 1998年春、村田検事長が京都地検の武内徳文検事正と会い、彼に手紙の件を話し、それが大阪高検の幹部に伝わった。そして、それが加納氏に伝わってしまったのだ。
 それ以降、加納氏は三井氏に対し不快感を露骨に表すようになる。
 そして、三井氏は関西検察にいることができない状況になってしまった。

 そこで、三井氏は大阪高検・荒川検事長に異動願いを出した。
 1998年4月、三井氏は名古屋高検総務部長に着任。その年の末、法務省筋は三井氏の高松高検次席検事への異動を提案したが、加納氏らがこれに異を唱え、見送りとなる。
このことは、三井氏が加納氏を告発する遠因となる。

 1999年7月、三井氏は名古屋高検総務部長から大阪高検公安部長へ異動になった。
 ここでまた加納氏らの横やり≠ェ入る。本来、高検公安部長の給料は検事2号俸ポストなのだが、三井氏は3号俸ポストのまま据え置かれた。
 これは加納氏の逆恨みによるものであった。

 このとき三井氏は、この加納氏の行為を自分に対する侮辱であると同時に、自らが愛する「検察への冒とく」と受け止め、調査活動費・裏金問題で加納氏を告発しようと決意する。
 三井氏は加納氏を告発することで関西検察の性根を叩き直し、逆恨みや私情で人事を左右する不正義を正そうと考えたのだった。

【 加納検事正を刑事告発! 】

  2000年5月、三井氏は信頼する川上道太(四国タイムズ社社長)氏にこの件を相談する。
 これに対し川上氏は全面的に三井氏に協力することを約束。その後、三井氏と川上氏は協力して告発を進め、同年12月ごろ、月刊誌「噂の真相」の取材を受ける。
 
 そして、2001年1月10日発売の「噂の真相」(2001年2月号)に、
<加納駿亮・大阪地検検事正が、高知地検検事正時代に約400万円にも上る調査活動費を私的に流用していた>、というスクープ記事が載る。
 しかしこの時、他のマスコミは後追い記事を書かず、大きな社会的影響力を与えることはできなかった。

 三井氏と川上氏は裏金追及第2弾として、2001年3月29日、このとき大阪地検検事正になっていた加納氏が高知地検検事正だったころの裏金作りを「虚偽公文書作成、同行使、詐欺」などの罪で最高検に刑事告発した。
 表向きの告発人は川上氏になっているが、実質的な告発人は三井氏だった。

 この捜査が始まる前に、早速告発の効果があらわれた。
 加納氏の検事長人事に影響を与えたのだ。刑事告発したのと前後して、加納氏が高松高検検事長に就任することがほぼ内定していたのだが、それが直前でひっくり返った。
 結局、加納氏に代わって入省年次が1つ下の宗像(むなかた)紀夫氏が高松高検検事長に就任した。

 加納氏の検事長人事は見送られたが、捜査が始まる気配は見えなかった。
 そこで、三井氏と川上氏は同年5月11日に、加納氏が神戸地検検事正だった当時の裏金作りについても最高検に刑事告発した。

【検事長に昇任されるその裏で・・・ 】

 一旦は検事長の線が消えた加納氏だったが、元大阪高検検事長の逢坂貞夫氏や、元検事総長の土肥孝治氏らの強烈な巻き返しがあり、同年11月15日発令の検事長人事で、勇退する飯田英男福岡高検検事長の後任として、加納氏が昇任する案が浮上した。
 人事のゴリ押しである。

 ここで三井氏は、被告発人である加納氏がシロ・クロはっきりしないまま、天皇の認証官である検事長に就いていいはずがないと思い、自らが表に出てこの不正を告発することを決意する。
 「週刊文春」、「週刊朝日」に対し三井氏本人が匿名で告発し、その内容がそれぞれに掲載された
  (「週刊文春」2001年11月8日号、「週刊朝日」2001年12月7日号)。

 しかし法務省は、こうしたマスコミの批判に対して委細構わず、同年11月1日、加納氏の福岡高検検事長昇任内示を発表した。
 実はこのとき、この裏で、検察の原点を崩壊させかねない信じられない事態が起きていたのだ。
 これが三井氏をして現職のまま実名で検察の裏金作りをマスコミなどに公表する決断をさせたきっかけだった。

 その信じられない事態とは何か?それはこれから、三井氏本人に語ってもらおう―。
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB6)@i58-94-95-240.s04.a027.ap.plala.or.jp>

・参考(2)三井環事件とは何か?【三井氏が語る公安の実態、裏金の本質と実務など】
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/12/6(日) 14:55 -
  
「KU会第4回勉強会:記録パンフレット」より続き
  http://www.geocities.jp/ku_kai2006/4benkyokai.html

(司会)
 それでは、まず本日の講演の第一部として、三井環元大阪高等検察庁公安部長検事より、「検察の実像」と題しまして講演をお願い申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。

<三井 環>(元大阪高等検察庁公安部長検事)
 
 私が「悪徳検事」と呼ばれている、元大阪高等検察庁公安部長検事の三井環です。よろしくお願いをいたします。
 まず、本日はこのような場において、講演する機会を与えていただきましたことに対して深く感謝をいたしております。

 現職当時でありますと、みなさん方とは「敵と敵」との間柄です。
 このような場で話をする機会もなかったでしょう。あるとするならば、それは取調室でしょう。
 ただ、場が変わりますとこのようなことになるわけで、人間分からないものです。

 私は、公安部経験は鹿児島地検三席検事当時、公安労働係に3年間、それから、神戸地検公安部に2年間、そして、大阪高検公安部に3年間あります。
 その通算8年間、公安労働係の仕事をしてまいりました。
 みなさま方が将来、何らかのかたちで会う相手というのはやはり、公安、あるいは公安労働係だろうと思いますので、公安労働というのはどういう仕事をしているのかを、まずお話しておきたいと思います。

 1つは、右翼、日本共産党、過激派、労働組合、市民運動、今はオウム教団、それらの情報収集を行います。そして、情報収集をしまして、高検の方に結果を報告します。

 2点目が、検察・警察が逮捕してきた事件の捜査と公判をやります。
 公安労働関係の事件で警察が逮捕する場合には、必ず検察と事前協議をしなければならないんです。
 一般刑事事件というのは、汚職事件とか、選挙違反事件などの特に重大な事件以外では警察独自の判断でやります。
 公安労働係が担当する事件というのは、この事前協議をしなければならないという点が違います。

 ですから、そういう事件は警察の警備課が担当いたしますけれども、警察の考えだけでやるわけではありません。検察と警察が一体となってやるというのが公安労働係の事件の特質であります。
ですから、検察の意図というのが必ず入ってきております。

 公安事件で、私が神戸の公安部に所属しておった当時にどういうことをやったかと申しますと、当時は公安事件というのはほとんどない時代なんです。
公安事件の多発した時代というのは昭和30年代、40年代なんです。50年代以降ほとんどありません。全国でも1年間で数えるほどしかいない、そんな時代です。

 その中で何をやったかと言いますと、例えば、天皇がどこかに巡回に行く、あるいは外国の要人がどこかに巡視に来ることがあります。そういう場合に、いわゆる過激派を、例えば架空の不動産売買契約を作ったとして逮捕勾留する。20日間勾留するんです。
 そして、全て釈放です。それを2年間に10回くらいやってきました。
 これがいわゆる「一般予防」なんです。要人がいる場合に、一般予防のためにそういった起訴することのない事件を使って、そういうことをやってきました。

 それから、これは京都の事件ですけれども、ある中核派の人が三千院等を時限爆弾で放火したという事件がありました。
 わずかしか焼けなかったのですが、その鴨居(かもい)についた人間の臭気・においと、他で押収された彼の靴の臭気が犬の臭気鑑定で一致するということで、証拠はそれだけしかなかったんです。
 
 一審では無罪になりました。私がその記録を読んでみましたら、証拠は犬の臭気鑑定しかないんです。
 犬の臭気鑑定というのは、科学的な根拠が全然立証されていないんです。そういうものだけで起訴した。
 そして、私が裁判所に「だらだら公判を続けてもしょうがないから、一度犬を使って検証してみましょう」と言いました。

 臭気鑑定というのは、現臭(げんしゅう)と言いまして、現臭(この事件の場合なら、靴のにおい)を布に含ませて犬に嗅がせるんです。そして、15mくらい先に5個の対象臭というものを置くんです。
 そして、その内の1つ、この場合は鴨井についたにおいが含まれた対象臭を実際にくわえてくるのかどうかを試すのです。これを18回やってみました。
 現臭と対象臭で一致するものをくわえてきたのは、ゼロなんです。
 これで裁判は終わりました。もう進行する必要はありません。
 裁判所も「これで終わりましょう」と言って、結審しました。だから、検事控訴をしていました。が、控訴棄却です。

 そういうことをやっていたんです。
 なぜかと言いますと、いわゆる労働事件というのは起訴しますと、確定するまでに5、6年かかるんです。保釈されるまでにも時間がかかります、保釈になってからも制限条項があるでしょう。
 つまり、その人がずっと拘束されたままなんです。その間は活動ができません。それで充分なんです。
 5、6年活動できない状況が続けば充分なんです。そこに意味があるんです。
 一般刑事事件ではこういうことはしません。公安労働事件ではそういうことをやっている、昔からやっています。

 これがいわゆる一般予防なんです。
 その中核派の彼も現実に無罪確定まで7年ほど何も活動できませんでした。
 それが、公安検察の実態なんです。

 これは検察側からすると意味のあることかも知れません。
 どこかに要人が行く、そこで仮に何かあったらたら困ります。その期間中は危険人物をできるだけ捕まえる。そして、20日間だけ捕まえて釈放する。警備の観点に立つと意味のあることかも知りません。
 しかし、捕まえられる方はたまったもんじゃありません。いくら過激派でも人間です。 私も現職の時にはそういうことをやってきました。

 次に、いわゆる「検察の裏金作り」のお話です。

 私は高知地検次席検事3年、それから高松地検次席検事3年、通算6年間それを実際に経験しました。もうどっぷりと裏金には浸かってきました。

 検察庁には「調査活動費」の予算があるんです。
 調査活動費というのは、情報提供者に対して謝礼を払うことを本来の目的として設けられた予算なんです。公安労働事件に関する情報提供に対する謝礼、それが出発点だったようです。
 そういうお金が裏金として使われるようになったのがいつ頃からなのか、私には分かりません。誰がこういう仕組みを考えたのかも分かりません。
 少なくとも、私が任官した昭和47(1972)年当時、裏金作りはなされていました。

 どういうかたちでやるのかと言いますと、まず、架空の情報提供者を3、4人でっち上げるんです。
 例えばAという情報提供者を作ります。架空ですから実名ではありません。
 住所についても、もちろん実際にはそこにはいません。
 そして、その架空の人間に対して、原則5万円を謝礼として支払うんです。

 例えば、ある右翼団体がいつ街宣するという情報をもらったという名目をでっち上げて5万円渡すことにする。そして、本来はその人から領収書をもらわなければいけないわけですが、架空の人物ですからもらえません。
 領収書は、その架空の人物の名義で検察事務官が作成します。
 そうやって5万円の現金を浮かせるんです。

 中小の地検であれば調査活動費の年間予算は400万円です。大阪地検であれば年間
2000万円、東京地検では年間3000万円です。
 そして、中小の地検で考えてみますと、1件5万円とすると年間80通の領収書を作らなければならないんです。それは事務官が全部作るんです。
 領収書だけではありません。Aという架空の人物に支出するという「伺(うかが)い書」、「この人に支出してもいいですか」という書類があるんですが、それも作らなければなりません。一生懸命80通作るんです、事務官は。
 だから事務官から「検事正が使う金のために何でこんなことをしなければならないのか」と文句が出るんです。

 そして、そういう風にして金が浮きます。
 浮いた金はどこに保管するのかと言いますと、それは事務局長の部屋です。
 これは個室なんですけれど、そこの金庫に保管します。
 常時30〜40万円くらい保管しています。足りなくなったらまた架空の伺い書・領収書を作って金を浮かします。それでまた保管する。

 そうやって浮かした裏金を一体何に使うかと言いますと、一つは接待です。
 最高検、高検、法務省などから高官が来た時の接待費です。そして、検事正自らのゴルフ代。それはここから全部出ます。
 マージャンをする人はマージャン代がここから全部出ます。ある検事正がマージャンで10万円使ったとします。
 その時、帳簿(裏帳簿)はどうなるのかと言うと「10万円検事正渡し」となります。 検事正に渡すから領収書は取らないんです。

 これは、検事正しか使えない一身専属的な(その人のみに属している)金なんです。
次席など他の人間は使えません。
 私は通算6年間次席をやりましたが、次席は使えませんでした。
 次席は職員が亡くなったり結婚したりする場合は、自費でお金を包みます。検事正はその裏金から包みます。
 部下を連れて飲みに行く場合でも、次席は自費で出しますが、検事正は裏金から出ます。
 なので、検事正は給料以外に約30万円くらいの副収入があるんです。昼も晩もそれで払うから自分のお金はいりません。

 だから、はっきり言ってしまうと調査活動費というのは、検事正が自由に使えるお金なんです。
 高検であれば、検事長の一身専属。高検でも次席は使えません。
 最高検では検事総長の一身専属。
 法務省であれば事務次官、官房長、刑事局長が使えるんです。これは一身専属です。

 そういうかたちで、1円も「表の金」として使われていないんです。
 平成10(1998)年当時の調査活動費の年間予算は約6億円ありました。全部裏に回っている。
 そういうウソの領収書を作って金を浮かし、全部裏金として保管し、それが接待費用や自らの遊興(ゆうきょう)費用等に使われている。
 これが裏金問題なんです。

 北海道警察の裏金問題も新聞等で報道されていますけれども、大体似通っています。警察は「捜査費」ですね。

 そして、この裏金問題というのは、検察庁内部におれば公然の事実なんです。
裏金のウソの領収書を作るのは公安事務官か総務課なんです。そこを経験した人なら全部知っています。
 そして、検事正・次席検事経験者、事務局長経験者は全て知っております。

 これが、検察の裏金問題です。

 そして、私が内部告発をしようとした動機と言いますのは、最初は人事上の私憤(しふん:個人的な事柄でのいきどおり)なんです。
 しかし、ある時期を境にして義憤(ぎふん:道義にはずれたこと、不公正なことに対するいきどおり)に変わります。
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB6)@i58-94-95-240.s04.a027.ap.plala.or.jp>

参考(3)三井事件とは?【内部告発・刑事告発したが「けもの道」やられて自分が逮捕】
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/12/6(日) 15:23 -
  
「KU会第4回勉強会:記録パンフレット」より続き
  http://www.geocities.jp/ku_kai2006/4benkyokai.html

 まず、その経過をお話します。
 平成12(2000)年の6月頃でありましたが、高松市で四国タイムズという新聞を発行している川上道太社長という人がいるんです。その人に裏金問題を話したんです。
 彼は義憤にかられる人間なんです。そしたら、川上氏は「三井さん、あなたは裏で私を指示して下さい。私は表で動きます」と言ってくれました。そこから始まったんです。
 そして、最初は平成12年の9月頃、朝日新聞の論説委員の村山さんのところに持ち込んだんです。東京のホテルで会いました。

 少し話がそれますが、村山さんというのは、いわゆる則定(のりさだ)問題(元東京高検検事長・則定衛氏の愛人疑惑)を報道した人です。
 この問題は最初、月刊誌「噂の真相」の西岡研介氏が情報収集して、「噂の真相」に載せたんです。

 「噂の真相」だけであれば、則定衛という当時の東京高検検事長は辞めることはなかった。その後、朝日新聞がトップで報道しました。しかし、則定氏は3日で辞めました。
 なぜ辞めたかと言いますと、当時、法務委員会に(則定氏が)出て追及されました。
 そして銀座のバーで飲んでいることが分かった。飲んだ金は裏金から出てるんです。
 だから辞めたんです。

 女性問題だけであれば、検察も助かるんです。
 法務委員会で追及されて裏金問題にまで発展したら大変です。つまり、則定問題というのは打算の産物なんです。
 女性問題だけで終わることによって、彼も助かりました。懲戒免職にならなかったんです。
 一方の検察も助かったんです。裏金問題にまで発展しなかったからです。
 このとき、内部では「これは行くかも知れない」「裏金がやられるかも知れない」というような雰囲気だったんです。それで3日で辞めた。

 このように、裏金問題の最初の危機は則定問題だったんです。3日で辞めることによって、裏金問題まで発展せずに済んだんです。
 この則定問題のときは、まだ私は別に裏金問題をやろうとは考えていませんでした。

 話を戻します。
まず、その朝日新聞の村山さんと会いましたけれども、彼は「則定問題をやったばかりだから、同じ検察のことはできません」という返事だった。
そして、今度はこの話を週刊新潮に持っていったんです。週刊新潮は編集会議を開いて、「やる」という決断を示した。それを土壇場(どたんば)で社長が反対した。それで週刊新潮もだめになった。

 その次に「噂の真相」に行ったんです。今話した西岡研介です。
西岡研介が平成13(2001)年の1月号で報道しました。もちろん、匿名の取材というかたちです。この時も、検察当局は大分動揺したんです。
しかし、「噂の真相」しか報道しなかった。後追い報道がなかった。特に大手新聞社のそれがなかったんです。

 そして、これではいけないということで、平成13年の3月末に四国タイムズの川上氏が、当時の大阪地検検事正である加納駿亮(かのう・しゅんすけ)氏を刑事告発しました。
 「公文書偽造、同行使、詐欺、私文書偽造」という罪名です。高知地検検事正時代の
400万円と、神戸地検検事正時代の1000万円、合計1400万円の犯罪ということで、検事総長宛に告発しました。

 すると検察当局は、なぜ四国タイムズはこんな告発をするのか、告発する意図を必死で探しました。昔のものから四国タイムズを全部読んだらしいです。これは公安調査庁の方からの情報です。
 川上という男は北朝鮮問題に強いんです。公安調査庁の情報提供者なんです。検察にはいませんが、公安調査庁には実際の情報提供者がおるんです。

 検察は必死で調べました。
 そうする内に、私が高松地検次席検事当時、川上氏からいろいろな情報をもらって、独自捜査したということが分かった。私が浮かび上がってきたのです。
 私が後ろで川上氏を操っているんだということが分かったんです。それがその年の5月頃です。

 そして、6月の上旬、北新地の料亭に元大阪高検検事長の逢坂(貞夫)から私は呼び出されました。「三井君、ちょっと飯でも食べよう」と言われました。私は行きました。
 そしたら彼は、「今日も松尾事務次官から、三井君のことを心配して電話が何回もかかってきた」と言うんです。裏金問題のことは言いません。裏金の「う」の字も言いません。それでも分かります。
 そして、1時間くらいご飯を食べて、酒を飲んで、彼が「わしのところ(弁護士事務所)に弁護士として来ないか?」と言ったんです。私はそこで断ったんです、「行きません」と。

 そしたら、彼は何て言ったと思います?
 「モリカズのようになるぞ」と言ったんです。
 「モリカズ」というのは手形詐欺事件で東京地検特捜部に逮捕されたヤメ検(検事を辞めたあとで弁護士になる人のこと)の田中森一氏のことです。これは脅かしです。

 話は戻りますが、3月末にそういうかたちで刑事告発しました。
 そして、その3月末頃の情報では、当時大阪地検の検事正だった加納駿亮氏が高松高検検事長になるということが事実上内定していたんです。
 検事長人事というのは内閣の承認がいります。法務当局はどうしたのかと言いますと、当時は高村法務大臣ですが、高村法務大臣にはこの告発の事実を隠していたんです。
 隠したまま、「加納氏を高松高検検事長に」という上申を高村法務大臣にしたんです。

 そして、4月23日がその内示予定だったんです。その直前に川上氏が高村法務大臣の秘書官に告発状を全部持って、会いに行ったんです。
 そこで初めて、この事実が高村法務大臣の知れるところとなった。
 そのために、加納氏の人事は先送りです。

 この時期、4月28日の政変で森総理から小泉総理に代わりました。法務大臣は森山真弓に代わりました。
 それでもまだこの人事をあきらめきれずに、法務当局は交渉した。
 しかし、連休明けの5月7日、結論は先送りになったんです。
 加納氏の1期下の宗像(むなかた)氏が高松高検検事長になった。これが5月の人事です。ここまではいいんです。

 次に、その年の11月15日に福岡高検検事長が定年で辞めることになったんです。
 この時も、やはり森山法務大臣です。
 今度は、法務省は福岡高検検事長に加納氏を上申したんです。
 しかし、(大臣は)なかなか難色を示して、どうにもならなかったんです。
 そこでどうしたのかと言いますと、検察・法務当局は困ったんでしょう。
 いわゆる「けもの道」を通ったんです。

 「けもの道」というのは私が付けた名前ですけれども、当時の原田明夫検事総長、事務次官の松尾邦弘、刑事局長の古田佑紀、古田は後藤田正晴氏が法務大臣だったときの秘書官だった人間です。
 その3人がそろって、10月26日だったと思いますが、東京・麹町の後藤田事務所を尋ねました。そこには後藤田元法務大臣と秘書官がいました。

 それで、彼らは「加納の検事長人事を内閣で承認してくれないと検察が潰れます」と泣きを入れたんです。
 潰れるというのは、検察の裏金問題が表ざたになるという意味だと思います。
 当時は、週刊文春とか週刊朝日がすでに裏金問題を報じていました。
 そして、(後藤田氏は)小泉の秘書官の飯島に電話連絡しました。
 そして、その日の会談はそれで終わって、翌日、小泉に原田検事総長が直談判をした。
そこで事実上、加納の検事長人事が承認されました。
 正式な閣議は11月13日なんです。そこで正式に承認されました。

 こんなことをしたらどうなりますか。
 「検察が内閣に借りを作る」という一番やってはならないことをやったんです。
 内閣の助けを求めた。こんなことをしてしまったら、内閣を構成している大臣クラスを事件にはできません。ここまでやるんです。

 「国策捜査」は昔からありましたが、私は、ここが最近の国策捜査の原点だと思っています。
 例えば、内閣の誰かを逮捕できるような事件があったとします。
 そしたら、小泉が「裏金どうするの?」と言う、それだけでいいんです。事件にできません。できるはずがないんです。
 後藤田さんはもう亡くなりましたけれども、この事実は彼の秘書から聞いた話なんです。

 本来、検察というところは真実を明らかにするところなんです。
 加納の事件は、この直後に「嫌疑なし」になりました。「真っクロ」なのを「真っシロ」にしてしまったのです。
 内閣にとってみたら、加納の刑事告発が残ったままでは承認できません。それでは内閣の責任になります。「真っシロ」なんだという判断が下っていれば、内閣の責任ではないんです。

 刑事告発事件で「真っクロ」であるものを「真っシロ」にしてしまった、これは検察の原点の崩壊です。これが1点。
 もう1点は、最もしてはいけないことをしてしまった。内閣を利用してしまった。

 その2点なんです、私が義憤を感じたのは。
 それから先は義憤だけです。加納のことは頭にありませんでした。

 そして、この問題を追及するために私が協力を求めたところは、やはりマスコミと政治家です。
 それからは、マスコミにずっと会ってきました。
 政治家では、民主党の管直人。彼には大阪の財界人を通して3回ほど会ってもらって「了解」を得ました。「了解」というのは法務委員会でこの問題を追及するということです。

 新聞では朝日新聞東京本社の落合博実さん。最終的には4月18日に心斎橋の日航ホテルで会って最終了解を得た。
 その内容は、5月の連休明けに朝日新聞東京本社が裏金問題を1面トップで報道する。 社会面では、私が実名のまま1問1答形式で答える。そういう方法です。
 そして、NHKとか他の新聞社は、「朝日が書くのなら後追いします」ということを言った。

 そして、管直人氏の方は朝日新聞の記事を持って法務委員会で追及する。そして、その過程で私を参考人招致して、私が証言する。そして、私が国会で記者会見して、検事のバッチを外して辞める。
 そういう段取りが全部できあがっていたんです。それが4月18日です。

 そして、4月22日に何があったのかと言いますと、その日の昼から「ザ・スクープ」の鳥越俊太郎さんが大阪に来て、裏金問題についての取材・収録の予定だったんです。
あとは、4月24日に大阪の毎日テレビの取材・収録の予定がありました。

 4月22日。
 昼に「ザ・スクープ」の取材・収録をするその日の朝、私は8時半頃任意同行をされて、何の弁解も聞いてもらえずに逮捕された。
 これが第1次逮捕なんです。

 これがもし、私を逮捕していなかったらどうなっていたと思いますか?

 その予定通り進みますと、朝日新聞東京本社が報道する、管直人氏が法務委員会で追及する、私が証人として出廷し証言してバッチを外す。
 これは、外務省の機密費どころの話じゃないんです。

 まず、当時の現職検事70名が辞めなければいけない。
 検事総長ももちろん、森山法務大臣も辞めなければならない。
 それだけではありません。引退したOB連中、何人生きているか知りませんけれども、1000人くらいはいるでしょう。その人たちもみんな勲章を剥奪(はくだつ)されます。
 使った金を返さなければいけません。
 当然、国民から刑事告発を受けます。そうなれば、一時検察機能が麻ひします。
 
 私を逮捕しなかったらそうなっていたんです。だから相手も必死だったんです。

 その辺のことを考えてもらえば分かると思います。
 検察の置かれた立場、検察の組織的な裏金作り、これは事実です。それを隠蔽(いんぺい)するということです。
 仮に、私がもう少し早く公表しておればこの逮捕はなかったんです。逮捕できません。 5月の連休を挟むと報道が途切れるから公表を連休明けにしたんです。それをもっと前にすれば、私の逮捕はなかった。

 裏金というのは、国民の血税なんです。
 にもかかわらず、こんなことまでするんです、検察は。
 確かに、検察はちゃんとしたこともやってきました。国会議員を逮捕したりして、ある程度は国民の期待に応えてきました。
 しかし、自らが犯罪者になるとこんなことまでやるんです。これが許せますか?

 最近の国策捜査の原点はその「けもの道」なんです。
10月の末に裏金問題で内閣を利用したことです。
それから何がありましたか。

 鈴木宗男の逮捕がありました。
 昔は、贈賄者が時効になった事件では逮捕しなかったんです。時効になればいくらでも自由に話ができるじゃないですか。
 しかし、鈴木宗男の事件では、本来目的としていた事件では逮捕できずに、昔の事件についてのみで逮捕起訴した。捜査の失敗です。

 それから、社民党の辻元議員の問題もありました。
 あれは衆議院総選挙前にやられたんです。その2年くらい前に彼女の議員秘書の問題は発覚していたんです。全部、弁償しました。
 なのにそれを総選挙前にやられて、社民党はどうなったと思いますか。事実上崩壊したじゃないですか。これが、内閣指導による国策捜査なんです。

 最近は、ホリエモン(堀江貴文・前ライブドア社長)とか、経済犯罪の方に特捜部は向かっておりますけれど、そうやっている限りは10月末のその問題、「けもの道」は問題になりません。
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参考(4)三井事件とは?【けもの道、問題は裁判所にあり、ヤメ検弁護士の実態、質疑】
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/12/6(日) 15:40 -
  
「KU会第4回勉強会:記録パンフレット」より続き
  http://www.geocities.jp/ku_kai2006/4benkyokai.html

 私の予測では、小泉が辞めても自民党内閣が続く限りは自民党の大臣クラスは事件にできないでしょう。
 「けもの道」が平成13年の10月の末でしょう。そこから現在までの5年間で東京地検特捜部がやった事件を見てもらったら分かります。誰もやっていません。できないのです。

 先ほどのお話にありました「日歯連事件」、あれは橋本(龍太郎・元首相)と青木(幹夫・自民党参議院議員会長)と野中(広務・元内閣官房長官)、村岡(兼造・元内閣官房長官)の事件ですね。
 あれを私はどう考えているのかと言いますと、野中は、私が逮捕される前の平成14(2002)年の3月の末頃、京都府知事選挙の応援に来たことがあったんです。

 そのときに、京都の事務所の秘書から私に連絡がありまして「(野中氏が)会いたいと言っている」と言われました。
 そして、京都駅前の都ホテルに当時彼の事務所があったんですけれど、そこに行ったらすぐに案内してくれました。彼が事務所に一人でおりました。
 それで、裏金問題を1時間ぐらい話しました。

 私は、彼がそれを利用したんじゃないかと思っています。
 野中は全部知っています、裏金問題は。日歯連事件で野中もやられなかった、橋本も青木も。それを利用して取引したんじゃないかというのが私の考えなんです。
 あんなつまらない捜査はないです。村岡は起訴されて無罪になりました。あの捜査は誰が考えてもおかしい。

 そして、問題は裁判所なんです。
 
 最近の裁判所というのは、逮捕状でも勾留状でも自動販売機≠ネんです。チェックしないんです。そして、裁判そのものが最近おかしいです。

 昔「大津事件」(1891年)というのがありました。ロシアの皇太子(ニコライ)が巡視に来た時に、津田三蔵という巡査がサーベルで切りつけてけがを負わしたという事件があったんです。
 当時は、日本の皇族に対してけがを負わせたり殺したりすると死刑になったんです。
 法文上は、ロシアの皇太子は日本の皇族ではないから死刑にできなかったんです。いわゆる罪刑法定主義というものがあるでしょう。

 しかし、当時のロシアは日本にとって大国です。日本は開国したばかりの弱小国です。その大国の皇太子にけがを負わせた。そしてその上、その犯人に対する処罰が軽かったらロシアは日本を攻撃(戦争)するかも知れません。
 それだけでなく他の国からも野蛮な国だと思われてしまう。そう日本政府は考えたのです。

 ときの政府も、法務大臣も、裁判を担当する裁判官に働きかけました、「津田を死刑にしろ」と。
 しかし、当時の大審院(現在の最高裁判所)院長の児島惟謙(こじま・いけん:写真左上)がその政府側の要求を突っぱねて、日本の司法の独立・法治国家を守ったと言われる事件なんです。死刑にしていれば、罪刑法定主義の崩壊だったんです。

 しかし、この事件にもいろいろ問題があるんです。児島惟謙が他の裁判官に「死刑にしてはだめだ」と働きかけたのです。本来、裁判官というのは独立性を保ち、自分で判断しなければならないのです。
 大津事件は日本とロシアの問題だった。私の場合は、検察組織と私個人の問題なんです。
 この大津事件に対比してもらえれば、ある程度私の事件の構図が分かってもらえるんじゃないかと思うんです。

 検察組織というのは非常に重要です。これはなくなったらいけません。
 検察組織が国民からそっぽを向かれて崩壊してはだめです。検察組織はどうしても守らなければならないと思います。それを裁判所は考えるんです。
 口封じ逮捕、裏金も認めるべきなんです。
 裁判官は独立性を守って良心に従ってやってもらいたい。そうすれば私の事件は結論(無罪)が出るんです。
 しかし、それがなかなかできないんです。彼らも人間だから出世があります。だからできない。そこが大きな問題です。

 先ほど、武委員長の事件の中身もお聞きしました。
 以前、JR東日本労組の組合員が「強要」で7人逮捕された事件がありました。これは非常に古い事件を掘り起こして、組合員を脱退させたという「強要」、JRという会社を無理に辞めさせたという「強要」ということで逮捕したんです。
 この事件も裏で何らかの政治的な意図があるのではないかという気がします。
 組合のことは組合に任せればいいじゃないですか。脱退に関しては、組合の方針に反したものを脱退させるのは仕方がないじゃないかと私は思います。

 以上で私の話は終わりです。会場のみなさん、何か質問はありませんか?

(参加者1)
 三井さんは裏金問題を告発されたわけですが、他の検事たちは三井さんを「敵だ」「裏切り者だ」と思っているんでしょうか?

(三井)
 本音はそうではないと思います。感謝されていますよ、裏金問題では。今は、裏金はほとんどなくなったんです。

(参加者1)
 裏金がなくなったということは、ある意味で言うと、三井さんのやろうとした裏金問題で検察を追及するという、そのためのネタがなくなったことにはなりませんか?

(三井)
 反対に言いますと、そういう風にも言えます。
 今は、この問題に関する刑事事件は全部時効になっています。だから、告発しても全部時効なんです。
 しかし、人間やる時には何でもやりますね。自分の組織の犯罪を隠蔽するためなら何でもやります。

(参加者2)
 検事を辞めて弁護士になっている人、いわゆる「ヤメ検」と呼ばれる人たちは現役の検察庁との親密な付き合いはありますか?

(三井)
 それは、端的に言ってあります。もう少し詳しく話しましょう。
 これについて、大阪には2つの派閥があるんです。元検事総長の土肥孝治弁護士と、先ほど話した前大阪高検検事長の逢坂という人間です。
 その下にヤメ検がずっと連なっています。それらの人を使ってどうするのかと言うと、構図はゼネコンと同じなんです。

 例えば、事件を土肥元検事総長に依頼に行きます。そうすると、土肥元検事総長は「ピンハネ」をするんです。何も仕事はしません。事件は検察OBである自分の部下にやらせるんです。

 阪南事件というのがありましたね。
あれは逢坂元検事長のところに依頼があったんです。いくら取ったと思います?逢坂元検事長は。着手が1億円の依頼です。そのほとんど、8割ぐらいは逢坂が取るんです。
 そして、後は検事OBが実際にその事件をやりました。この事件は1審が実刑だった。 だから、依頼者は弁護士をみんな変えた。2審は、鈴木宗男系統の弁護士に依頼したんです。

 結局、検事というのは現職のときもそうです、上がおって下がおる。検事を辞めても上にボスがいてその下で働くんです。そして、ボスが事件を持って来るんです。
 ボスは検察といろいろと話ができる。元の検事総長、元の検事長ですから現職検事たちはむげにはできません。そういう構図がずっと続いております。

(参加者2)
 ありがとうございました。
 私たちも応援しますので、どうぞ一つ三井さんもこれに屈せずがんばって下さい。

(三井)
 どうも、ありがとうございました。

(司会)
 さて、次に全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部執行委員長・武建一氏に、停滞していた中小企業運動が武建一氏の復帰によりどのように再建されてきたのか、どういう方向に向かっていくべきなのかを明らかにしていただきます。
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★千葉法務大臣に対する10/9要望書:検察のウソと暴走を新政権は追求して下さい!
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/12/6(日) 16:02 -
  
   【 要望書 】
千葉法務大臣殿
                       平成21年10月9日
                       三井環を支援する会
                       TEL・FAX 078-261-////
                       携帯 090-////-////
                       m-may@rd6.so-net.ne.jp

 別添の
 資料1.「法務省関連組織改革案」、
 資料2.「仮釈放」、
 資料3.「けもの道」、
 資料4.裏金づくりの隠ぺいと今後の展望
に記載のとおり、静岡刑務所が上申し関東地方更生保護委員会が6月中旬頃仮釈放との予定を面接2日前の5月11日検察がこれを覆して反故にしました。

 検察にはその権限は全くありませんのでこれは検察の暴走以外の何ものでもありません。
「検察の暴走をチェックする」と発言されていますが是非実行されることを切に望みます。

 小沢代表の公設秘書の逮捕でも選挙に影響を及ぼす時期には強制捜査をしないという検察の鉄則を破ってまで逮捕起訴したのです。
 検察の最大の弱味は組織的裏金づくりの犯罪を平成13年11月原田検事総長が「裏金づくりは事実無根である」と記者会見し国民に大嘘をついてあらゆる方法で隠蔽し続けていることにあります。

 政権はこの最大の弱みを利用しない手はないでしょう。「けもの道」において詳述しているとおりです。不偏不党の検察の伝統さえかなぐり捨てたのです。
 何故かような事態になったのでしょうか。
 それは国会議員、マスコミが裏金づくりの犯罪を知りつつ検察を恐れて黙認し続けた結果なのです。検察は何をやっても大丈夫とたかをくくっているのです。

 犯罪を隠蔽しようとするのは何も検察だけではありませんが、表では犯罪を検挙しその裏では犯罪を自ら犯して血税を流用する、口封じ逮捕する、仮釈放にさえ横槍を入れる、こんな不正義が許されるでしょうか。
 巨額の犯罪を免れた検察幹部はのうのうと闊歩しているのです。

 他方、三井はあのような事件で325日間勾留され、さらに受刑中でさえ報復されているのです。
 現検事総長の樋渡利秋氏は刑事局長当時「裏金づくりは業務上横領、詐欺、私文書偽造罪などが成立する」と参院予算委員会(2004年3月19日)において犯罪であると明確に答弁しています。
 
 又三井裁判の控訴審でもそのことは認定されています。
 法治国家であるなら判決に従うべきではありませんか。
 国民に謝罪して使った金(年間6億・10年で60億)を国に返還すべきではありませんか。

 従前の政権はこれを黙認しましたが、無駄使いをマニフェストとする現政権においてはまず犯罪を一掃すべきではありませんか。
 それは全く必要もない裏金づくりの原資となる調査活動費予算の全廃なのです。
 是非強い姿勢で臨まれることを期待しています。

 また仮釈放については余りにも不正義ですので善処方をお願いする次第です 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ※戸田の責任において、読みやすいように原文の改行を行なった。
  また「三井環を支援する会」のTEL・FAXや携帯電話の番号は取りあえず伏せ字にして
  メールアドレスのみ表示した。三井さん支援の立場から連絡を取りたい人は、そこへ
  メールして連絡を取って下さい。
引用なし
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◇要望書添付資料1:「法務省関連組織の改革案」
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/12/6(日) 17:07 -
  
「法務省関連組織の改革案」(資料1.)

                              平成21年9月11日
                        三井 環(元大阪高検公安部長)
                         TEL,FAX 078−261−////

 民主党を中心とする連合政権は、そのスローガンの一つに無駄遣いをなくするため徹底的にメスを加えるとする。
 血税であるのでしごくもっともなことであるが法務、検察においても多くの無駄遣いがある。
 だが庁益を守るためあらゆる手段を講じて徹底的に抗戦するであろう。

 これに対抗するためには法務、検察の実態をまず充分知ることが先決である。
 そうしないと経験豊富な法務官僚に言い負かされその主張の真偽さえも定かでなく充分議論ができないまま現状を打破することが不可能で敗北するであろう。

 私は29年間検事をやり特に高知地検、高松地検各次席検事、名古屋高検総務部長、大阪高検公安部長と幹部検事を約10年間経験したため法務、検察組織の実態を充分知り尽くしてきたのである。
 検察OBは法務、検察とのしがらみがあるが私にはそのしがらみはなく、むしろ検察の組織的な裏金づくりの犯罪を追及してきたのである。

 連合政権にも弁護士はいるものの法務、検察を外から見ただけではその実態を把握することは不可能である。
 その実態を把握しないことには何を改革すべきか、何が無駄遣いなのか指摘することもできない。

 国民は連合政権が果たして法務、検察の無駄遣いを一掃することができるのか疑問視しているであろう。
 何故ならそれは法務、検察との戦いであるからである。
 従前から検察を恐れる国会議員が多い中、検察の裏金づくりの追求もなおざりになったという経緯があるからだ。
 従前とは違うのだという姿勢を行動で示してもらいたい。

 私は連合政権を切に願望していた一人である。
 それは法務、検察の無駄使いをなくし、改革を成し遂げてくれるであろうという期待感である。公約を守って実現するならば国民は拍手喝采をするであろう。そして莫大な財源が捻出されるのである。

 次に法務、検察の無駄遣いとその改革の骨子を記述したい

1 公安調査庁の廃止と調査活動費予算の全廃

 1. 同庁は昭和27年破壊活動防止法の施工に伴い法務省外局として新設され、日本共産
  党、過激派団体、朝鮮総連などの暴力主義的破壊活動を行う団体を調査し、場合によ
  っては団体規制請求するのが任務である。
   ところが日本共産党を調査するのは論外とし、過激派団体の衰退などから平成5年
  頃廃止論が政府関係者から浮上した。

   これに対し公調は組織の生き残りをかけ「公安動向一般」についても調査すること  にし、部署を再編するなどした結果、定員や予算の削減をするに止めて廃止されるこ  とはなかった。それは私が高松地検次席検事当時であった。

   私は約8年間公安担当を経験したが都道府県警察の警備、公安部門のみの情報で充  分であって、その情報量と質は公調と対比すると完全に同庁は見劣りするのである。
   もはや公調の存続される理由は如何なる角度から見てもないのである。

 2. 法務省に調査活動費予算があるがその予算は情報提供者に対する謝礼である。
   検察において年間約6億円の調査活動費が全て裏金に回って幹部の遊興飲食費等に  使われた。
   これは私文書偽造、同行使、虚偽公文書作成、同行使、詐欺罪等の犯罪である。
   当時の原田検事総長は記者会見までして「検察の組織的な裏金づくりは事実無根で
  ある」と国民に大嘘をついた。
   だが現在では検察が否定するのみで誰もが裏金を否定するものはいない。

   公調には情報提供者が実在するが調活費が余って湯水のように幹部が飲食等に使っ
  ていたことは現職当時見聞した。
   公調を廃止すれば、調査活動費予算は全く必要ないのだ。
   公調廃止と調活の全廃でどれだけの財源が捻出可能であろうか。私は今独居房にい
  るので資料の入手が困難であるので計算はできないが。

 3. 内閣調査室をも廃止して首相直轄の組織として「情報局」(仮名)を設置し強力な
  情報機関の設置こそが望まれる。
   情報の重要性を否定するものは誰もおらず、情報こそ「宝」であるとの命題は変わ
  らず、ますますその重要性は増すであろう。

2 地方更生保護委員会を廃止し第三者機関の設立

 同委員会は法務省に設置され仮釈放決定等の実務を担当する。
 仮釈放は、
   &#13008;刑務所長から委員会に申請する場合、
   &#13009;委員会が職権でもって決定する場合、
 の2通りがある
 
  私の場合は、&#13008;で3月中旬頃静岡刑務所長から委員会に対して申請がなされ5月13日か
 14日に委員会の面接をして6月上旬頃開花寮に入寮し同月中旬頃仮釈放の予定であっ
 た。
  ところが面接の2日前の5月11日、検察から横槍が入って予定が反古にされた。
  なお、横槍が検察から入ったことを私が知ったのは8月末である。

  検察は仮釈放についてはなんらの権限もない。予定が反古になったのは検察の横槍が 入ったからである。5月7日頃までは仮釈放を前提での準備をやっていたのである。

  法治国家を検察は一体どのように考えているのであろうか。早期に仮釈放と考えたの は多分検察の組織的な裏金づくりの犯罪を私が、公表しようとしなかったならば、かよ うな事案での逮捕自体があり得ないことを刑務所及び委員会の幹部であれば分かるの  で、法律の許す範囲で早急に実現してやろうという考えであったと思われる。

  これに反して検察は保釈後も裏金づくりの講演、執筆等を活発に繰り広げ、検察の信 用を失墜させたその報復であろうと思われる。私は捨石になる覚悟である。

  また&#13009;の職権発動による仮釈放については、現職当時「天の声」あるいは「本省事  案」と呼ばれ委員会と検察OB あるいは政府関係者との癒着があった。
  検察OBらが暗躍し多額の報酬を得るため早期の仮釈放を実現すその「天の声」が受刑 中2件も目の前で発生し、ただ唖然とするのみである。


  国政調査権を行使し職権発動による場合とそうでない場合(&#13008;と&#13009;)とを比較検討す れば&#13009;の場合の仮釈放が早期に実現されているのが分かるであろう。

  これらの弊害をなくするためには、法務省に検察と委員会が設置されているからかよ うな事態が発生するのであるから、法務、検察の影響力の及ばない第3機関の設置を立 法的に図るべきである。

3 取調べ可視化法案の成立

  同法案の成立だけでは充分でなく検察官による被告人に有利な「証拠隠し」が従前か ら行われ、それが発見され死刑が無罪になった事例もある。
  証拠物や、検察官の手元資料である残記録は弁護人の閲覧、謄写を認めない。

  そこで、
  &#13008; 録音テープに供述されていない供述については証拠能力を付与しない。
  &#13009; 押収証拠品の前面開示。
  &#13010; 残記録の全面開示
 をする法案成立が望まれる。

  検察官は「公益の代表者」である。真実発見に努めるべきであって反対すべき理由は ない。

4 裁判員制度の改善

  裁判員制度の存否の議論はあるが陪審制導入するための第1歩であると私は考えてい る。改善すべき最大の問題点は対象事件である。
  「対象事件」に国策捜査事件や反戦ビラ事件等の政治的事件については「対象事件」
 とすべきである。最も民意を反映させるべき事件であるからである。

  裁判官は最高裁の人事評価を気にして体制に反対する判断をしない傾向があるからで
 ある。
  「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」に「弁護人及び被告人が裁判員による裁
 判を希望する場合には対象事件とする」との条項を追加すればそれで充分なのだ。

  他にも公判前準備手続き、守秘義務、裁判官の裁判員を利用した裁判官による裁判、
 になっていないかなど多くの問題点があるが、しばらくはその運用を見守り改善を検討
 すべきであろう。

5 刑務所改革

  軍隊式思考を見直し人間性を肯定し人間の特性であるコミュニケーションを重視して 刑務官との信頼関係を構築する行刑を基本方針とすべきではないかと思われる。
  
  行刑の目的は更生改善させ再犯を防止することにあるが、1年内の再犯率が80%以上で
 ある。
  その原因は刑務官と受刑者が憎しみ、さげすみあい、あちこちで怒号が鳴り響く現況
 下ではお互いが反発するだけであって更生改善の意欲もわかないであろう。
  また出所後の就職先が決定されていない受刑者が多くその点に関する行刑はなおざり
 にされている感がある。

  監獄法が廃止され「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律」が平成18年5
 月24日から施行されたが、それは従前からある所内生活の心得をほぼ丸写ししただけで
 あり受刑の実態は何も変わっていないのが実情である。
  精神的暴力である軍隊的行進が何のためにあるのかさっぱり分からないまま相変わら
 ず続いているのだ。

6 矯正協会の廃止

  法務、検察の天下り先であるが、独占的に日常品等の物品販売を定価で拘置所、刑務 所等の受刑者に販売している。ほとんどの物品は同協会以外からは購入できないシステ
 ムになっている。
  そのため受刑者の経済的負担が多く、また受刑者が製作した家具、靴等を市民に販売
 して多額の利益を得ている。
  協会の「益」のみで受刑者は「損」のみである。

7 首相直轄の「国家戦略局」の担当相に菅直人氏が就任したが、同人は私が逮捕されて なければ法務委員会において検察の裏金づくりの犯罪を追及する予定であったので大い
 にその手腕に期待したい。
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB6)@i58-94-95-240.s04.a027.ap.plala.or.jp>

◆要望書添付資料2:「仮釈放」(検察の横ヤリと三井事件の真相。新政権は!?)
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/12/6(日) 19:28 -
  
      仮 釈 放 (資料2.)
                           平成21年10月9日
                      三井 環(元 大阪高検公安部長)

1 「法務省関連組織の改革案」において骨子は述べたが詳細を明らかにしておきたいと
 思う。

  2月25日、刑務官から「反省文」の用紙を手渡され「委員会に提出する重要な書類な
 のでよく考えて書いてください」と言われ3月2日に提出をした。
 「委員会」とは「関東地方更生保護委員会」のことで、更生保護法第39条の規定により
 仮釈放の決定をする。

  3月23日刑務官が独居房に来、「6月上旬に部屋をかわるから、もうすぐだから早かっ たね、頑張るように…」と言われ、開花寮に入ることが分かった。
  開花寮というのは仮釈放される受刑者だけを集めた開放施設で入寮すれば2週間後に は仮釈放されるのである。従って仮釈放は6月中旬頃になる。

  上記の話は独居房が静かで声が良く響くため同じ工場で作業しているすぐ近くのN受
 刑者にも聞こえたらしく翌日の作業時間にNから「もう仮釈放ですか、良かったです
 ね」と言われた。Nにはその後、何かあればその都度話をするようになった。
  従って静岡刑務所が委員会に対して仮釈放を許すべき旨の申し出を(更生保護法第34
 条)したのは3月23日以前となる。

  刑務官はもちろん委員会が仮釈放の決定をすることを充分認識した上での話である。 申し出をしただけなのに「6月上旬・・・・」等と話をすることはありえない。
 地方委員会が6月中旬頃仮釈放をする予定だったのだ。それ以外には考えられない

  私にいつも声をかけてくれていた処遇部長が4月1日付で異動になったことを4月中旬 頃に刑務官から聞き知った。
  この部長は「早く仮釈を」「三井辛抱しろよ」と何度声をかけてくれたことか。
  一面識もない人なのに涙が出た。
  何故かというと私の事件の真相を理解してくれていると思ったからだ。

  4月19日頃、他の刑務官から「八王子に眼底検査に行くからこれが最後になると思う
 のでよく診察してもらうように…もうすぐだから頑張るよう…」といわれ、4月20日八
 王子刑務所に行き眼底検査をしてもらった。
  医師から「3ヶ月後にまた検査するので」と言われたので「いや、仮釈になるかもし
 れません」と言うと「ああそれじゃあ外で見てもらってください」と言われた。
  ところが仮釈にならなかったため7月9日、8月31日と八王子に行く羽目になった。

  5月7日、静岡の医務課で糖尿病の診察がありヘモグロビンが7、4から6、4と正常値に
 近い数字になっていた。
  医師は、「いやあ、よくなったですね、刑務所様様ですね、出てからが問題です、ア
 ルコールも食事もね」と言われ、看護士数名からも別の機会に「もうすぐだね、それま
 でにもう1回血液検査をしておくので検査する日を連絡してくれませんか」と言われ
 た。
  その意味は仮釈放の日時が決定(開花寮に入寮)すれば教えてくれと言うことだと分
 かった。

  そんなこともあって私は切手、便箋等の物品購入も6月まであれば充分だと思って購
 入の申し込みをしなかった。
  ところが面接の2日前の5月11日午後2時頃、静岡の処遇担当官から作業場前の廊下で
 「重大事件ですので…前回の反省文を反省に重点を置いて書き直してくれませんか、そ
 の意味は分かっていますよね、一度書き直してもらってそれを見て不十分ならまた書き
 直してもらいます…」と言われた。

  私はそれを聞いて仮釈放が駄目になったとすぐ思った。
  委員会の面接が5月中旬頃だと聞いていたが、その2日後の13日と14日に他の受刑者は
 面接があった。
  私の場合、委員会は了解していたのにどうしてだろうと思ったが、クレームをつけた
 のは検察サイドしかありえないと思った。

  また処遇官の言うところの書き直し点がどの点であるかもすぐに分かった。
  3月2日付けの反省文には検察の裏金づくりに関する事柄を書いていたからだ。
  それを読めば検察サイドは激怒するであろうが委員会にとっては何も腹を立てること
 でもないからだ。
  その証拠に3月23日、4月17日、5月7日とスムーズに仮釈放に向けて進んでいたのだ
 が面会の2日前に急にクレームがついたからこれは検察サイドしかありえないと思っ
 た。

  後述するように私も仮釈放の求意見をつけた経験がある。
  その日の夕方刑務官が房に来た時に「一体どうなっているんですか反省文はだいぶ前
 に提出しているのに今さら何があったんですか、部屋は変わらないのですか」と尋ねる
 と「とにかく言われたとおり書き直しなさい、それでうまくいくから」と言うので「部
 屋のことはどうなったのですか」と尋ねると「そんなこと言ったかな」ととぼけた返事
 だった。

  当日夜、人間と言うのは弱いもので早く出たい一心で反省文を書き直した。
  私は戦前にあった予防拘禁制度を想起した。「思想転向しないと満期となっても予防 拘禁する」という制度だ。
  私の場合は「裏金づくりの追求を断念」という転向なのか。

  書き直しといってもある部分のみを削除することなのだが、その削除する部分と言う
 のは、
  「ザ・スクープが逮捕当日の昼から取材・収録の予定であったが、その数時間前にい
   きなり何の弁解も聞かず、あのような事案で逮捕されたため、検察の組織的な裏金
   づくりの犯罪の発覚を免れ、これを隠蔽するための口封じ逮捕である、と公訴棄却
   の申し立てをしたが、それは歴史が解決するであろう」、

  「私は受刑すれば全てが終わるが、他方苦渋の決断をしたと言われる原田検事総長
  (大阪地検検事正は逮捕に反対)は裏金づくりの発覚を免れ保身を果たしたものの
   『心の痛み』は一生癒されることはないのではなかろうか」、
 
  「平成14年4月19日(逮捕4月22日)の時点において5月の連休明けに朝日新聞東京本
   社が裏金づくりの犯罪を一面トップで報道し、社会面で現職のまま実名で一門一答
   形式で答え、それを基に民主党の菅直人氏が法務委員会で追及し、その過程で私を
   証人喚問し 裏金づくりを証言し検事のバッヂを外すというスケジュールであっ
   た」、
 という箇所であった。
  削除したものを提出後刑務官に聞くと「上等、上等」と言われた。

  削除した部分を検察サイドが読めば激怒し、仮釈放等まかりならぬと言うだろう。
  削除した部分はいずれも犯罪事実そのものではなく、仮釈放かどうかという事柄では ない。それがゆえに5月11日まで何らの指摘もなかったものと思われるのだ。
  静岡の処遇官においてはただ伝達しただけであって何の責任もない。

  5月28日今西憲之氏の面会があり、「6月中旬頃仮釈予定だったが面接の2日前の5月11
 日クレームが入って駄目になった。検察サイドらしい、大阪地検には大坪がいるから  な…仮釈になる思とったので物品購入をしてないんだけどニベアクリーム等差し入れし
 てくれんかな」と話した。

  大坪と言うのは私の事件を捜査した検事で、現在大阪地検特捜部長をしている人物
 だ。
  7月中旬頃、他の刑務官に仮釈放のことを尋ねると「こちらはもうだいぶ前に出して
 ますんで何もすることもない、お手上げだよ、委員会がどうするかだよ」と言われてし
 まった。

  7月21日頃、山口一臣氏に対し手紙で「5月上旬から5月11日までの間に仮釈放の求意
 見書が大阪地検に送付されてないか調査してくれないか」と依頼した。
  と言うのは高知地検次席当時、無期懲役受刑者の求意見書が刑務所から送付され、意
 見を付して回付した経緯があったからだ。
  刑務所からは逮捕起訴した地検に対し求意見書が送付されるのだ。
  しかし次席検事通算6年間のうちでたったそれ1件だけだった。

  検察サイドからクレームがついたことはまず確実だと思ったし「重大事件」との認識 のようだから調査方を頼んだのだ。
  検察の組織的な裏金づくりの犯罪を隠蔽し、その発覚を免れるための口封じ逮捕で、
 起訴自体が違法であると真向から対決した事件なので、検察サイドに求意見を求めてい
 ると思った。
  求意見を求めるのはあくまで刑務所の裁量だが、刑務所及び委員会が事実上検事の意
 見を求めているかも知れないとも思った。

  8月28日刑務官が房に来た時「6月はあんなことになったし一体どうなっているんです
 か、面接はあるんですか」と尋ねると「俺よりも三井のほうが1番良く知ってるのと違
 うか」と言うので、私が1番良く知ってるのは検察なので、やはり思っていた通り検察 がクレームをつけたのだと思って「検察の横槍ですか」と尋ねると、うなずいてすぐ立
 ち去ったのだった。

  面接2日前の5月11日クレームをつけたのはやはり検察だった。
  誰であるのか特定はできないけれど、刑務所及び委員会が検事に意見を求めること自 体は違法とはいえない。
  だが検事が仮釈放はまかりならんと反対すれば、刑務所及び委員会としては従わざる を得ないのだ。
  何故なら検事は委員会にとっては、同じ法務省内の人なのでその意見に反して仮釈放 する等絶対に不可能なのだ。

  仮釈放の決定権は委員会にあるのだが、実質的には検察が決定したことになるのだ。  私の場合がまさにそれで、結局は3月23日までに委員会サイドでは6月中旬に仮釈放予 定であったのが、面接2日前の5月11日検察のクレームによりこれが覆されたのだ。
  これは検察権力の恣意的な濫用ではないか、検察の力により仮釈放の有無が左右され
 るのだから。

  検察は裁判で約6年も苦労したので仮釈放なんかとんでもないという考えなのだろう
 か。
  ただこれは検察の総意ではなく逮捕起訴した検事の仕業だと思われる。
  また上記の経緯はNら受刑者も5人ほどが知っている。

2 ちなみに私の事件は

 1. 詐欺…登録免許税の軽減の証明書1通を区役所から詐取
   (京大名誉教授の「法律解釈上詐欺罪は成立しない」とする有力な見解がある。)
 2. 不実記載…銀行ローンを組むため先に住所を移動、その1週間を不実記載とした
 3. 公務員職権濫用…前科調書を検察事務官に指示して入手
     (大阪市立大学大学院教授の「法律解釈上職権濫用罪は成立しない」とする有
      力な見解がある)
 4. 収賄…事業資金として200万円を無利子で貸与しその謝礼として3日間22万円相当の
      私的な(これが真実)飲食接待だが、その接待には職務に関する接待も併存
      すると認定(併存率を仮に半分とすると約11万円相当の接待)

 1.〜3.は通常であれば立件さえしない(過去立件の事例なし)。
 4.も真相は私的接待だが、仮に検察の主張どおりだとしても、かような22万円の事件で
  逮捕することは絶対にあり得ないのだ。
   飲食接待での始めての立件は大蔵省汚職で500万円を超える接待で、どう考えても
  検察の組織的裏金づくりの犯罪の隠蔽で、その発覚を免れるための口封じなのだ。
  だから逮捕したのである。

3 裁判官は何故、証拠のみに基づき裁判官の独立を守った裁判ができなかったのだろう
  か。

  もし公訴棄却や無罪判決とすればどうなっただろうか。
  その場合は検察の組織的な裏金づくりの犯罪を認定し、口封じ逮捕も認定せざるを得
 ないのだ。
  そうなれば原田検事総長以下幹部検事約70名懲戒免職、国民からの刑事告発、使った 金の国への返還、検察OBへの波及、「けもの道」の対応、森山法務大臣及び小泉内閣へ の波及等、社会を震蕩させる重大問題へと発展するのだ。

  そうすれば検察機能は完全に麻痺し、検察への信頼は一気に失墜し捜査もままならな
 いだろう。そうなることを恐れた政策的判断(判決)だったのだ。
  私を犠牲にして検察組織を守るための…。
  もし裁判官が独立を守って裁判していれば、私が有罪になることはないがその裁判官
 は司法会から追放されるだろう。

  内部告発者に対する見せしめだろうか。
  私の弁護人は「立小便をすれば逮捕されるかも」と本気で心配したくらいだ。
  私の逮捕により検察を恐れ、検察批判する政治家もジャーナリストもほとんどいなく なりそれだけの抜群の効果があった。
  裏金づくりの犯罪を追及すれば三井のようになると脅した検事もいたらしい。

  私は懲戒免職処分され、額面約7000万円の退職金も支給されず、弁護士資格さえな  く、被選挙権も平成22年1月17日(満期)から5年間はない。
  他方、巨額の裏金を使った検察幹部は、裏金づくりを隠蔽し続けたため何らの処分も
 ない。

  当時の森山法務大臣は「検察の裏金は事実無根だ」と言ったが、こんな不正義はある
 だろうか。
  かような社会が定着すれば不正を告発する人は誰もいなくなり、官公庁には隠れた不 正が横行し、がん細胞のように増殖し、血税を食いつぶすかもしれない。
  自民党を中心とする政権は検察の組織的な裏金づくりの犯罪を黙認し、ひた隠しにし
 ようとする弱みを逆に利用しようとした。
  現政権もそれに追従するのだろうか。

  検察は検察のためにも、国民に謝罪するのが最善の道なのだ。
  私は検察を愛している。
  生まれ変わるならばまた検事になりたい。
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引用なし
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△要望書添付資料3:「けもの道」(「真っ黒」な犯罪を「真っ白」にした大罪)
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/12/6(日) 19:55 -
  
け も の 道(資料3.)
                             平成21年10月9日
                        三井 環(元大阪高検公安部長)

2 検察の組織的裏金づくりの犯罪の分岐点は平成13年10月末にあったと私は思います。

  原田検事総長の判断の誤りが後に大きな災いをもたらすのです。
  当時は大阪地検加納駿亮検事正が裏金づくりの犯罪(虚偽公文書作成、同行使、私文
 書偽造、同行使、詐欺)で刑事告発され、週刊文春、週刊朝日が大々的に私の取材によ
 り報道していました。

  法務省は加納を福岡高検検事長に上申しましたが、当時の森山法務大臣は刑事告発さ
 れていることを理由に難色を示したのです。
  小泉内閣としては、人事を承認し刑事告発が「黒」であればその責任を内閣が負わな
 ければならないからです。
  法務省はなかなか内示ができなかったため報道が過熱し、大手新聞も一気に報道しか
 ねない状況下にあったのです。

  そこで原田検事総長が考え出したのが「けもの道」と言う選択だったのです。
  検察の組織的な裏金づくりの犯罪は内部では「公知の事実」でしたので、原田検事総
 長は自ら国民に謝罪し、ある程度の処分者を出して使った金を国に返還するだろう、そ
 れ以外の選択肢はないだろうと私は考えていました。

  そうすれば検察の信用は一時的には失墜するかもしれませんが、さすがは他の省庁と
 は違うと評価されたであろうと思います。私はそれを期待していました。
  ところが「けもの道」と言う最悪の選択をしてしまったのです。

  何故かような選択をしたのでしょうか。
  多分、検察の組織的な裏金づくりの犯罪が公表されますと、約70名の検察幹部の懲戒
 免職、国民からの刑事告発、使った金の国への返還、検察幹部OBへの波及等大問題に
 発展し、検察の信用は一気に失墜し、一時その機能が麻痺すると考えたのでしょう。
  10月末、検察の世紀最大の汚点が実行されたのです。

  原田検事総長とM法務事務次官F刑事局長が、他界された後藤田正晴元法務大臣の事
 務所を訪ね、「加納人事が承認されないと裏金問題で検察がつぶれる」と泣きを入れた
 と言われています。
  これを後藤田氏は後に「けもの道」と名付けたと言われています。

  検察の原点は、1.真実のみを追求しそれを確定する、2.政権に貸し借りを作らない
 こと、の2点にあります。
  政権は借りをつくると贈収賄等の捜査が事実上不可能になります。
  政権への捜査が進む中、検察最大の弱点である「裏金づくり公表しようかね」と一言
 いわれれば捜査を中断せざるを得ないのです。

  1.については、検察の裏金づくりの犯罪は公知の事実であるのに、刑事告発に対し
 「嫌疑なし」と裁定し、「真っ黒」を「真っ白」にしたのです。
  「けもの道」により小泉内閣は加納人事を11月13日承認したのです。
  そして天皇を欺して犯罪者を認証させたのです。

  更に原田検事総長、森山法務大臣は記者会見をして「検察の組織的な裏金づくりは事 実無根である」とまで言って国民に大嘘をついたのです。
  それが出発点となって、オンブズマンによる裏金づくりの裁判では虚偽の準備書面を
 提出し、法務委員会における野党議員による追及でも虚偽答弁をするにいたったので
 す。
  オンブズマン裁判でも私の裁判の控訴審でも、検察の裏金づくりの犯罪は認定されま
 したが、それでも裁判を無視して、鈴木宗男議員による法務委員会での追及でも裏金づ
 くりは無いと答弁するのであります。

  また政権による検察最大の弱点である裏金づくりの犯罪を利用して、安倍内閣は自ら
 の北朝鮮政策に反し朝鮮総連に協力したとして、元公安調査庁長官緒方重威を詐欺で逮
 捕起訴させ、更には麻生内閣は本年3月3日小沢代表の公設秘書を政治資金規正法違反で
 逮捕起訴させたのであります。
  後者は選挙に影響を及ぼす時期には強制捜査をしないという検察の鉄則を破ってまで
 実行されたのであります。

  検察の裏金づくりの犯罪は完全に隠蔽されましたが、国会議員や大手マスコミが検察
 を恐れ追求を避けたことにも大きな原因があるのです。

  検察最大の弱点を政権に利用されないためには、検察自ら裏金づくりを公表し、国民
 に謝罪し、使った金を国に返還(年間6億、10年間なら60億)するか、それができない
 なら民主党中心の連立政権が無駄使いを一掃することをスローガンにしているのですか
 ら、無駄使いという表現は適切ではなく犯罪を犯して血税を流用したのですから、これ
 を一掃することしか方法はありません。

3 私は上記のように検察の原点である1.,2.が踏みにじられたため検察の組織的な裏金
 づくりの犯罪を現職(当時大阪高検公安部長)のまま実名で公表する決断をしたので
 す。

  それは義憤以外の何ものでもありません(ただ加納に対する告発は私憤でしたが)
  そのためには国会議員とマスコミに協力を求めねばなりません。
  ほとんどの大手新聞、週刊誌、月刊誌テレビ局等と接触し、また国会議員とも接触を
 重ね、平成14年4月19日の時点で告発スケジュールが出来上がったのです。
  それは「朝日新聞東京本社が5月連休明けに一面トップで報じ、社会面で私が現職の
 まま実名で一問一答形式で答え、その記事をもとに民主党の菅直人氏が法務委員会で追
 及し、その過程で私を証人喚問し裏金づくりの犯罪を証言し、国会内で記者会見し検事
 バッヂを外す」と言うものだったのです。

  ところが、4月17日ザ・スクープの鳥越俊太郎氏と約束し4月22日昼から大阪で取材、 収録予定でしたが、その早朝私は逮捕されたのです。
  検察はどこからか情報を入手し、収録されれば直ちに放送されると思ったのでしょ
 う。
  だが実は5月の連休明けに朝日新聞東京本社が報道した後に放映するという約束だっ
 たのです。他の大手新聞、NHKテレビ等も朝日新聞を後追いするという約束だったので
 す。
  検察は組織的な裏金づくりの犯罪を隠蔽し、その発覚を免れるために私を口封じ逮捕
 したのです。あのような事件で公表しようとしなければ逮捕はあり得ないのです。
  
  また平成13年10月に「けもの道」の選択をしないで国民に謝罪しておれば私の逮捕も
 無かったのです。
 
  1年間に6億円もの調査活動費が1円も本来の用途に使われずに、自動的に全て裏金と
 なって検察幹部の遊興飲食費、ゴルフ代、麻雀代等に血税が使われたのです。
  私も次席検事通算6年間、その共犯者として裏金帳簿の決済をして飲食接待にも参加
 したのです。
 
  検察の調査活動費の予算は毎年減少し8000万円くらいになっていると聞いています  が、法務省の予算は以前と変わっていないのであります。
  公安調査庁に振り分けられた分が裏でバックされているとか、A地検の調査活動費を
 B地検が裏金として使い、B地検の調査活動費をA地検が裏金に使っているとの情報があ
 ります。
  一度甘い汁を吸った人はその味が忘れられないのでしょう。

4 民主党を中心とする連立政権は無駄使いを一掃すると言うことですが、まず犯罪を
 一掃してもらいたいと思うのです。

  警察の捜査費、地方公共団体の食糧費も全く同じです。
  まだ発覚されていない他省庁の裏金にもメスを入れるべきでしょう。
  そのためにはプロジェクトチームを編成すべきです。そうすれば政権がマニフェスト
 に掲げる「子育て支援」「高速道路無料化」「高校の授業料無料化」の財源が確保され
 るのです。
  原口一博総務大臣は「無駄使い一掃には聖域はない」とまで言われているのです。

  また検察を恐れて従前のような対応をするのでしょうか。
  検察の裏金づくりがあれだけ騒がれ、私も民主党議員と面談し追及を約束したのに、 それをしなかったのです。
  千葉法務大臣、副大臣、政務次官は毅然たる態度でこれに取り組むべきでしょう。
  特に千葉法務大臣は検察の暴走をチェックすると発言されているのですから、最大の
 試金石と言うべきです。

  平成14年4月22日逮捕されてから7年半を経ますが、検察という組織が巨額の裏金づく
 りの犯罪を犯しながら、自らの保身のためあらゆる手段を使って隠し通したがゆえに、 最大の弱点を政権に利用される。
  かようなことが許されるのでしょうか。
  検察が国民に謝罪するまで戦うつもりです。
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▲要望書添付資料4:「裏金づくりの隠ぺいと今後の展望」
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/12/6(日) 20:31 -
  
裏金づくりの隠ぺいと今後の展望(資料4.)

                              平成21年10月23日
                          三井環(元大阪高検公安部長)

1 けもの道(資料3.)で述べたとおり、平成14年4月22日、ザスクープの鳥越俊太郎氏
 の取材・収録の数時間前に何ら弁解を聞くこともなく、いきなり大阪地検特捜部に逮捕
 された。

  その逮捕事案は
 1. 不実記載・詐欺罪(これを第1次逮捕という)
 
   マンションを購入するに当たり銀行ローンを組む際に銀行担当者の要望により、
  融資申し込みと同時に住民票を移動したのだ。
   平成13年7月24日に移動し8月1日融資が実行されたのである。
   実行され購入代金を払わないと所有者とならないので、7日間の空白期間が生じる
  のだ。
   もちろん所有者でないのでその間入居することはできないのである。
   その空白期間を不実記載としたのだ。

   不動産取引、銀行実務では事務の煩雑から先に住民票を移動するのが慣行となって
  いる。銀行ローンを組んで住宅を購入された方は経験されたと思う。
   事務の煩雑さというのは、所有者となってから住民票を移動すると、融資申込時の
  住所は以前居住していた場所にあるので銀行帳簿の全てを書き直す必要があるのだ。
   これが大型新築マンションであれば300件くらいの書き直しをする必要がある。
   そのため先に住民票を移動するのが銀行実情となっている。
   またかような事案を立件されたことは過去1度もない。

   詐欺罪と言うのは、登録免許税の減額措置を受けるための証明書1通の財物を区役
  所から騙取したというものである。
   登録免許税法では、違法な減額措置を受けた場合には追徴金でもって対応すること
  になっている。
   すなわち減額された分の差額を追徴しょうというものである。そして処罰規定は存
  在しない。
   そこで仕方なくその予備的行為である区役所から証明書1通を入手した事案をとら
  えて詐欺罪としたのだ。
   証明書を入手して法務局に提出すると不処罰なのに、その予備的行為を処罰しよう
  とするのだ。いかにも不可解である。
   かような事案で立件したことは過去に1度もない。
   法律解釈的にも詐欺罪は成立しないとする京都大学名誉教授の有力な意見がある。

 2. 公務員職権濫用罪

   検察事務官に指示して○○○(×××)の前科調書を入手したと言うのが犯罪だと
  言うのだ。
   前日○○○の秘書から○○○は詐欺等の犯罪等を犯していたとの話を聞き、どうい
  う前科があるのかと思って入手しただけである。
   入手したことを渡真利は全く知らないし、これを何かに利用したこともまた流用し
  たこともなく自ら保管していたのみである。
   かような事案で立件すること事態が一般常識に反するであろう。

  この1.,2.が第1次逮捕である。
  他のマル暴資料を検察事務官に指示して入手した職権濫用罪と併せて起訴された。

  それは深夜自宅に10回くらい無言電話があったため、そのマル暴ではないかと考え
 て、どういうマル暴だろうかと思って入手したのだ。
  無言電話が脅迫罪であることは言うまでもない。
  公務員職権濫用について法律解釈上犯罪は成立しない、との大阪市立大学院教授の有
 力な見解がある。

  この起訴事実で森山法務大臣は懲戒免職処分とした。
  この件については人事公平委員会に対して不服申し立てをしているが、出所してから
 審理することになっている。
  上記事案が、一般常識から考えて刑事罰でいう死刑に相当する懲戒免職処分をすべき
 事案なのであろうか。
  裁判官は起訴されればそれにつき判断をせざるを得ないが(仮釈放等 資料2.で記載 したとおり政策的判断をせざるを得ないと思うが)、人事公平委員会が仮にも懲戒免職
 処分不相当だと判断しても、それが社会的重大問題に発展することもないのだ。
  だから政策的判断をする必要はなく冷静、公平な判断が期待できるのである。

  何故法務・検察は第1次逮捕起訴直後に懲戒免職処分にしたのであろうか。
  それは朝日新聞、週刊文春、週刊朝日、月刊誌等が、検察の組織的な裏金づくりの犯
 罪を隠ぺいしその発覚を免れるための口封じ逮捕ではないか、と連日大々的に報道し民
 主党の菅直人氏も法務委員会において追及する姿勢を見せたため、多分それを打ち消す
 必要性があったのだ。

  そして第一次逮捕起訴のみでは口封じ逮捕だとの批判をかわすことは困難であったの で収賄罪で第2次逮捕せざるを得ない状況下に置かれたのである。
  詐欺等の前科十二犯の詐欺師である○○○(×××)を巧みに利用したのである。
  取調べ検事は現在の大阪地検特捜部長の大坪検事である。

  ○○○が第3者に語ったところによると、「部長の(三井)首を取ればお前は有名人
 になって認められる、協力しろ、検察に恩を売っとけばその見返りもあろうが」と持ち
 かけたと言われる。

  ○○○はその期待に見事に応え、架空の事件まででっち上げるのだ。
  それは昼間の午後1時から3時まで大阪地検近くのグランドカームにおいてデート嬢を
 接待したと言う事件なのだ。
  そのデート嬢はすでに殺害されていて証拠はなく、何の裏付証拠もなかったのであ
 る。
  その○○○の虚偽の供述により第2次逮捕がされたのだ。

  収賄と言われる事件は、○○○の依頼により事業資金200万円を無利子で貸与し、そ
 の謝礼で3日間22万円の私的な飲食等の接待を受けた、というのが事実である。
  あくまでも私的接待であるので収賄罪が成立する余地はない。

  ところが、職務に関する接待も併存すると裁判官は認定したのだ。
  職務に関する裏付は皆無であって、あるのは○○○供述のみである。
  グランドカームで接待されたとされる時間帯には、○○○は三宮の弁護士事務所、兵
 庫警察署で知人の差し仕入れ、公衆風呂屋に行っている事実が運転日報等により明らか
 になったのだ。
  したがって接待は物理的に不可能なのだ。
  さすがにこれは無罪となった。架空の事実をでっち上げたのである。

  そのため裁判官は○○○供述を信用できないとして、その信用性の判断を回避し、有
 罪にするために、ただ暴力団関係者から検事が接待されればイコール職務に関する接待
 であると強引に職務関連性を認定したのである。
  何故かような判断をしたかは「仮釈放、資料2.」で記載したとおりである。

  他方、森山法務大臣、原田検事総長は、逮捕直後マスコミから口封じ逮捕ではないか
 との追究に対し「きわめて悪質な重大犯罪であって、口封じではない。検察の裏金づく
 りは平成12年11月頃に『嫌疑なし』と認定したとおり、そもそも存在しない」と国民に
 大嘘をついたのだ。

  法務委員会においても、野党議員が「口封じ」ではないかと追求したが古田刑事局長
 は上記同旨の嘘の答弁をしたのだ。
  古田刑事局長はその後、最高裁判事となったが、かような人が最高裁判事として人を
 裁くことが果たしてできるのであろうか。
  検事の裏金づくりの犯罪が公表されておれば懲戒免職処分となった1人である。

  私の事件を「裏金告発の口封じを狙った薄汚き検察の庁益捜査である」と批判する  (国策捜査 青木理著 KK週刊金曜日)。
  また東京地検特捜部副部長、鹿児島地検検事正、最高検検事を歴任した永野義一氏は
 裏金を使った事実を認めた上「最初に三井氏の事件を聞いたとき、そんなケースで特捜
 が逮捕するなんてあり得ないだろうと思った。しかし、逮捕したというのでびっくりし
 た。それが率直な思いだった。やはり口封じと言う政策的なものかなってね・・・」と
 述べている(上記 国策捜査)。

  検察の組織的な裏金づくりの犯罪を隠ぺいし、その発覚を免れるための口封じである
 と判断しないことには、私の逮捕はどのような視点からしても理解不可能なのだ。

  第2次逮捕が起訴された直後に、森山法務大臣は指導監督を怠ったとして原田検事総
 長を「戒告」大阪高検大塚清明次席検事を「減俸3ヶ月」いずれも懲戒処分とした。
  原田検事総長は歴代総長で始めて戒告処分を受けたが、辞職することもなく、また大
 塚次席検事はその後、高松高検検事長、仙台高検検事長へと栄転したのだ。

  検事が現俸3ヶ月の懲戒処分を受ければ、本来であれば出世は望むべくもなく辞職す
 るのが通常であるが…。自らが出血してまで口封じ逮捕する必要があったのだ。
  朝日新聞東京本社編集委員落合博実氏はこの処分を「猿芝居」であると酷評した。
  検察の裏金づくりの犯罪を隠ぺいし、その発覚を免れるための口封じ逮捕、起訴が実
 態であるのに、それを秘して重大犯罪であるので検察の正義として逮捕したんだという
 猿芝居を演じていると言う意味であろうか。

  原田検事総長から歴代の総長及び法務省幹部は、平成13年11月からすでに約8年が経
 つのに検察の裏金づくりを隠し通すのである。
  警察の捜査費、地方公共団体の食糧費の裏金づくりは公表された限度ではこれを認  め、国民に謝罪し使った金を国に返還して処分者も出したのに…。
  検察のみがただただひた隠しにするのだ。

  罪を犯した人が犯罪を隠ぺいすることは間々あり得ることではあるが、いずれかの時
 期には逮捕されるなり何らかの制裁を受けるのである。
  検察組織、検察幹部の犯罪を逮捕する機関が米国と違って日本には存在しない。

  そんなことない、警察があるではないか、また検事は独人制官庁ではないか、と言う
 人がいるかもしれないが、これらの人が検察幹部の犯罪を逮捕することは事実上不可能
 なのだ。「悪い奴ほどよく眠る」のである。
  決してそういう世であってはならない。

2 検察に自浄能力を期待することはもはや不可能である。
  ではどうすればいいのであろうか。
  2つの方法があると私は思う。

  その1つは、法務委員会において偽証の制裁の上、裏金づくりの有無の証人尋問をす
 ることである。
  原田元検事総長でも樋渡検事総長でもいいであろう。検事として人として偽証をする
 ことはできないのではなかろうか。
  万一偽証をすれば刑事告発すべきであろう。検察審査会に一定の起訴拘束力が認めら
 れたのでかなりの効果があるとおもわれる。

  もう1つは、千葉法務大臣が検事総長及び事務次官に対して行政上の指揮権を発動す
 ることである。捜査上の指揮権発動ではないので全く問題はない。
  「検察の組織的な裏金づくりの犯罪を認め国民に謝罪し使った金を国に返還せよ」と
 言う内容の指揮である。
  かような指揮をすれば、マスコミは大々的に報道するであろう。

  それでも法務省幹部及び検事総長は裏金づくりを認めないであろうか…。
  私は一人の人間としてそのような事態にはならないと信じたいのであるが。
  少なくとも犯罪をひた隠しにしてそれが通用する社会にだけはしたくないものであ
 る。
  かようなことを考えなければならないこと事態が本当に情けない話である。

3 資料1.「法務省関連組織改革案」、資料2.「仮釈放」、資料3.「けもの道」、
 資料4.「裏金づくりの隠ぺいと今後の展望」、はいずれも静岡刑務所の独房において
 書いたものである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB6)@i58-94-95-240.s04.a027.ap.plala.or.jp>

ロシアも日本と権力の腐敗という事で よう似ているな〜〜
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 砂川より  - 09/12/31(木) 8:32 -
  
世界のどの国も、
腐敗は強弱はあっても存在しているでしょうけれど、
その強弱は
そく、
国民のレベルを表しているのでしょう。


AFPが伝えているロシア警察腐敗の内部告発、
ロシア警察官が動画で内部告発していたところ、
三井さんと同じように当局より口止めのための告訴をされている。

ロシアでの内部告発は命がけでしょうな〜〜
新聞記者が何人も暗殺されているお国柄ですから

三井さんも刑務所から出てきたら、
是非とも動画で内部告発を語っていただきたいものです。
英語のキャプションもロシアの方のように入れて世界中に発信してくださいませ。

インターネットも玉石あい混じっていますが、
地球の風とうしが良いほうにいくといいな〜〜。

そうだ、
中国ではこのロシアの事件動画をインターネットで見れるのかな〜〜
中国のようなインターネットの重い検閲運用になると、
現在の既存報道メディアのようになってしまうのでしょうかね〜〜


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AFP
ロシア警察の腐敗暴いた内部告発者、告訴される 当局の報復か
2009年12月29日 19:09 発信地:モスクワ/ロシア
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2678422/5098750


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【参考】ディモフスキー氏のウエブサイト(ロシア語)
http://dymovskiy.name/
動画で本人が説明しています。

英語のキャブションが入っていますので、動画を止めながらゆっくり読んで理解できます。

当方のコラムでも載せています。
http://www.asahi-net.or.jp/~ph6j-sngw/what_new.html#2009Dec25
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.0; ja; rv:1.9.1.6) Gecko/20091201 Firefo...@c207137.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp>

★1/18(月)朝、戸田と元連赤の植垣さんと一緒に静刑前で三井さんの出所を出迎えます!
←back ↑menu ↑top forward→
 戸田 E-MAILWEB  - 10/1/15(金) 8:59 -
  
 検察の異様なまでの小沢攻撃の昨今ですが、裏金問題告発を決意したためにデッチ上げ逮捕→投獄されていた元公安検事の三井環(たまき)氏が時あたかも1/18(月)の朝8時頃に刑期満了で静岡刑務所から出所します。

 連帯労組は反弾圧の立場で三井氏と交流してきましたが、出所にあたって関西地区生コン支部武委員長の名代として戸田が激励出迎えに行くことになりました。
 前日夜から静岡入りしてスナックバロンで元連合赤軍兵士で電脳キツネ目組仲間の植垣
康博さんと久々に懇談し、1/18朝に一緒に三井氏出迎えに行きます。

 参考:スナックバロンと植垣康博(【さらば革命的世代】)
 http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/crime/090207/crm0902071801015-p2.htm

 そのまま神戸の自宅に帰るのか、どこかで取材を受けるのか不明ですが、1/18夜のフォ
ーラム神保町・緊急シンポ http://www.forum-j.com/index.html に飛び入り参加、とかなったら面白いやろね。

 今の検察の暴走を止めるには三井さんを大いに活用すべしと思うが、元検事で民主党側の郷原信郎氏も検察裏金問題を認めないというあたりが弱みかな?
 「現職の時は私も裏金に手を染めてました。今は反省してます」ってあっさり認めて三井氏と共闘してくれたらパワー3倍増するのにね。

参考:1/18夜のフォーラム神保町・緊急シンポ http://www.forum-j.com/index.html
     ↓↓↓
 「『新選組』化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!」
    〜1.18緊急シンポジウム開催〜

【日時】 1月18日(月)19:00〜21:00
【場所】 角川文化振興財団(角川書店本社第一ビル2階ホール)
【出席者】 魚住昭
      大谷昭宏(ジャーナリスト)
      岡田基志(弁護士)
      木村三浩(一水会代表)
      佐藤優 
      田原総一朗
      前田裕司(弁護士) 
      宮崎学
      青木理(ジャーナリスト)

【開催主旨】 今なぜ、緊急シンポジウムを開催するのか!?
  昨年(2009年)8月の「政権交代」で、民主党中心の政権が誕生した。
 その鳩山首相率いる新政権の中味への評価は別として、今、最も注視すべき最大の焦点 は、「司法権力」の狼狽とその後の迷走にある。

  東京地検特捜部は、まず、昨年の衆院選前から、「小沢一郎」へのピンポイント攻勢 をかけ、小沢主導の政権交代を阻止すべく、その臣下的存在であるメディアを駆使して の政治介入を行った。
  ところがこの思惑は完全に裏目となり、逆に国民の反発を買うところとなって、結  果、「政権交代」を後押しする役回りを果たすこととなった。

  そして、こうだ。
  東京地検特捜部はこの失地を回復し、また、地検特捜部の威信を回復するためにも、 どうしても小沢潰しを徹底貫徹しなくてはならなくなった。
 それが最近の民主党・石川知裕議員への事情聴取と起訴につながり、最後の狙いである 小沢一郎事情聴取に巡り着こうとしている。

  検察の「最終戦争」が始まった・・・。
  一方、警察は警察で、慢性的な内部不祥事と犯罪検挙率の低下を抱え、「犯罪と戦う 警察」をアピールせんがため、「反社会勢力との戦いのためには『ありとあらゆる法  律』を駆使していく」と、意味不明の「力み(りきみ)」を示している。

  今回のシンポジウム開催は、いよいよ、こうした「司法官僚」の姿の是非を徹底的に 議論しなければならないタイミングが来た、と考えるからだ。

  フォーラム神保町および現代深層研究会に関わる論客を総動員して、大いに闊達な議 論を繰り広げたい。
               フォーラム神保町(世話人/作家・宮崎学)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB6)@i58-94-105-217.s04.a027.ap.plala.or.jp>

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