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北朝鮮ミサイル騒動:憎悪扇動に流されないよう。例えば浅井基文氏の分析を
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 戸田 E-MAILWEB  - 06/7/10(月) 20:09 -
  
 かつては「鬼畜米英」、今は「鬼畜北朝鮮」か、と思われるような挙国一致的報道
の嵐。
 たしかに多くの周辺国が抑制を求めている中でのミサイル発射実験は望ましくはない。
 しかし現実に2つの国家体制を侵略戦争で消滅させ(アフガン・イラク)、大量殺人や
拉致拷問を継続している犯罪的な超軍事国家(アメリカ)とその追随国家(日本)の側が、
何千発ものミサイルを向けられ先制攻撃もするぞと恫喝し続けられている極小国家の悲鳴に
も似た軍事演習を、それ自体が諸悪の元凶・戦争の原因であるかのように憎悪宣伝を繰り広げ
、国民大多数がその憎悪宣伝に染まっていくのはいかがなものか、と戸田は思わざるを得ない。
 
 その一方的な嵐の如き宣伝に同調しない者、疑問や異論を呈する者は「非国民」扱いされ
てしまい、またそうされるのが恐いからみんながそれにこぞって同調していく、「北朝鮮撃つ
べし合唱」の声の大きさを競っていく。
 現代日本での戦争というのは、そうして米軍の北朝鮮侵略戦争の実態が誤魔化されて「北
朝鮮の攻撃から日本を防衛する!」という名目で被害意識にかき立てられつつ始まっていく
のではないか、もしくはそのような恐怖雰囲気の中で住民収奪・戦争加担の全体主義国家体
制になっていくのではないか、という危惧を持たざるを得ない。

 新聞テレビだけを見ていては、そうならざるを得ない。
 しかしHPブログでは別の見方、別の情報も沢山流通している。
 「ちょっと待てよ」、そのためにいくつかの見解を紹介していく。まずは浅井基文さんとい
う人の見解から。
 「北朝鮮脅威論は虚妄であり、アメリカの先制攻撃のみが考えられる戦争シナリオである
こと」、「北朝鮮はいつ何時襲われるかと戦々恐々しているハリネズミであること」、「戦争
を起こさないもっとも確実な保証はアメリカをして先制攻撃の戦争をさせないこと」というの
がポイントです。
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北朝鮮のミサイル発射についての視点(浅井基文さんのHP)
【対米一辺倒・アジア無視(蔑視)外交の総括急務】
http://www.asyura2.com/0601/asia5/msg/282.html
北朝鮮のミサイル発射についての視点(2006年7月7日記)
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/file147.htm

 北朝鮮のミサイル発射に対する日本国中の大騒ぎは広島に伝染して、広島の2テレビ局の取
材を受ける羽目になりました。こんなことは広島に来てから初めての体験です。それだけ、北
朝鮮関連の問題になると、冷静でいられない日本人の心理傾向を反映していると改めて思わさ
れました。
 私も、北朝鮮が7発ものミサイル発射を行った今回の行動に関心を持たないわけではありま
せん。しかし、そのことを直ちに「北朝鮮脅威」に結びつけて騒ぎ立てるこの国の有様には、
もっと恐ろしいものを感じます。そのことを書いておく必要があると思いました。

 まずその前に、北朝鮮の7発のミサイル発射の背景にある意図、7発の発射の意味について、
私の理解を記しておくのが筋でしょう。
 北朝鮮外務省報道官の発言(要旨)が7月7日付の朝日新聞に載っています。
 日本、アメリカにおける対北朝鮮批判の根拠の一つは、北朝鮮がミサイル発射凍結の約束を
しているのに、それを破ったという点にあります。
 それについて報道官は、その約束は朝米間に対話が行われる期間に限られたもの、平壌宣言
に関しては、「日本は、我々が「拉致問題」を完全に解決したにもかかわらず、(宣言の)自
身の義務は何一つ履行せず、米国の対朝鮮敵視政策に積極的に便乗して「拉致問題」を国際化
するなど、朝日関係全般を原点に逆戻りさせた」と述べて、宣言を守らない日本に宣言不履行
を判されるいわれはない、という認識を明らかにしています。

 私は別に北朝鮮の肩を持ついわれはさらさらありませんが、少なくとも北朝鮮には北朝鮮な
りの理屈はあるし、一方的に北朝鮮を責めればすむという単純な話ではないことを、私たちは
理解する必要はあると思います。つまり、アメリカも日本も100%清廉潔白ではないというこ
とは確かなことです。

 また、ミサイル発射は6者協議の共同声明にも違反するという批判もアメリカ、日本から出
されていますが、その点に関して北朝鮮外務省の報道官は、「米国は、我々に対する金融制裁
を実施したり、我々を標的にした大規模な軍事演習などで威嚇・恐喝をしたりして、6者協議
共同声明の履行を阻んでいる」として、もともとの原因はアメリカ側の金融制裁に端を発して
いる、という認識を示しています。
 この点は、実は昨年11月に開かれた6者会合において、「北朝鮮は、米国の最近の姿勢(特
にマカオの銀行を通じた「北朝鮮のマネロン」摘発)を激しく非難。北朝鮮は、右措置は共同
声明違反である、また、共同声明履行のために北朝鮮が行った公約を実現できなくするもので
ある、米国は敵視政策を止めるべしとの立場を示した」(日本外務省HP)とされている重大問
題です。

 7月6日に民主党の小澤代表と会談した6者協議の中国代表である武大偉外務次官も、ミサイ
ル発射の背景に「米国の金融制裁」があると指摘(7日付朝日新聞)したそうです。
 6者協議を拒み続ける頑なな北朝鮮、というイメージが日本では一般的ですが、6者協議を暗
礁に乗り上げさせたのはアメリカの金融制裁に原因があるという指摘は、アメリカ国内にもあ
るもので、ここでも私たちは先入主にとらわれない冷静な見方をすることが求められていると
思います。

 また、今回発射されたミサイルが、テポドンー2と見られるもの(新たなテポドンー2の発射
準備が進められているとする報道が正しいとすれば、今回発射されたものは失敗した、という
見方は多分当たっているのでしょう)を除き、ほぼ正確に日本海の日本側ではなくアジア大陸
側海域に着弾していることを見ても、北朝鮮のミサイルの精度の向上を物語っていると同時に
、日本を過度に刺激することを避けようとした配慮(?)を読み取ることはむずかしくないは
ずです。
 つまり、北朝鮮としては、北朝鮮を孤立に追い込むアメリカや日本の動きに対抗する姿勢を
示しつつ、しかし、事を収拾がつかないまで荒立てる気持ちはないことを、この着弾点の選択
で伝えようとしていることは間違いないところだと思います。

 北朝鮮の最大の目的は金正日体制の国際的認知(アメリカによるレジーム・チェインジの口
実を与えない確かな保証取り付け)にあることは明らかです。その戦略に沿った北朝鮮の布石
がミサイル発射だということもほぼ間違いないことでしょう。したがって私たちとしては、
「脅威、脅威」と騒ぎ立てるのではなく、冷静な対応を行うことが必要です。

 このように見てくると、私は、安部官房長官の声明をはじめとする日本側の一連の対応は明
らかに過剰反応であると思います。
 ただの過剰反応であるならば、「殿ご乱心」を戒めればすむことですが、そんな簡単なこと
ではないと思われるところに実は大きな問題があるのです。
 私は、今回の事件のそもそもの発端となった、アメリカによるテポドンー2発射の兆候を大
々的に取り上げるキャンペーンが始まった段階から、非常にきな臭い感じを否めませんでした。
 
 それは、日米軍事同盟の変質強化を推し進める度に利用されている「北朝鮮脅威」論がまた
演出されているという感じが強かったからです。
 1993年の朝鮮半島有事・危機を引き金とした1996年の日米安保共同宣言そしてそれを受け
た日米心ガイドラインの制定、1998年のテポドン発射をも利用したブッシュ・小泉連携の下で
日米軍事同盟の変質強化を思い起こせば、日本の一連の有事法制によって日米軍事同盟の変質
強化の法的基盤が整えられた(もちろん、正々堂々と憲法改正、その後での安保条約改定とい
う手続きを踏まず、憲法の下位にある法律で憲法違反の有事法制をでっち上げ、日米軍事同盟
の変質強化を実現すること自体、法治国家として到底許すべからざることです)いま、在日米
軍の再編計画の実現が至上課題になっているこの時点での北朝鮮のミサイル発射は、対米公約
の実現を迫られる日本政府にとって、これを利用しないはずがありません。

 つまり、基地機能移転を拒む地元自治体に対し、北朝鮮脅威を声高に言うことによって、
地元の利害のみに拘泥するのはけしからん、という世論を興し、その世論を味方に付けて関係
地元自治体を孤立化させ、ゆさぶり、スクラムを崩し、再編を強行する、という魂胆が透けて
見えてきます。

 私が以前からこのコラムで書いているように、北朝鮮脅威論は虚妄であり、アメリカの先制
攻撃によって始まる朝鮮有事のみが考えられる戦争シナリオであること、北朝鮮は、ライオン
(アメリカ)、虎(日本)にいつ何時襲われるかと戦々恐々しているハリネズミであること、
戦争を起こさない(したがって日本に飛び火が飛んでこないようにする)最大かつもっとも確
実な保証はアメリカをして先制攻撃の戦争をさせないことです。
 そのためには、岩国を含めた在日米軍基地の再編強化を許さないことこそがアメリカの危険
な戦争を阻止することにつながるのです。
 この私の考え方は、今回の北朝鮮のミサイル発射によって何ら修正を受けるものではありま
せん。

 したがって、私は、岩国をはじめとした地元自治体やこれを支援する全国の世論が、今回の
事件によってパニック・受け身になるのではなく、そして政府が繰り出すであろう脅し・すか
しに惑わされることなく、断固として基地機能移転受入を阻止する方針を堅持することを心か
ら期待したいと思います。

 もうひとつ述べておかなければならないことがあります。北朝鮮がミサイルを発射するのと
前後して、中国及び韓国の海洋調査船が、日本の排他的経済水域と日本政府が主張する海域で
海洋調査を行ったことも伝えられています。これら3つの事柄が相互に関連あるわけではあり
ませんが、私たち日本人としては、どうしてこういうことが立て続けに起こるのか、という点
について真剣に考えなければいけないと思います。

 結論から言えば、これは5年間にわたる小泉政権のアジア無視(蔑視かも知れない)の外交
的無為無策を集中的に表しているということです。もし小泉政権がアジアを重視し、きめの細
かい外交を行っていたのであれば、このような事件が起こることはあり得なかったでしょう。
 そのように考えるとき、私たちは、対米一辺倒に終始し、日本を限りなくアメリカの思い通
りの国にしてしまい、アジア諸国との関係をがたがたにしてしまった(本稿では書きませんが
、内政における小泉「改革」による破壊ぶりも、もはやこれ以上その暴走を許してはいられな
い段階にまで来ています)小泉政権の5年間を厳しく総括し、日本政治の根本的転換を目指す
決意を我がものにしなければならないと思います。

引用なし
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北朝鮮ミサイル騒動:憎悪扇動に流されないよう。例えば浅井基文氏の分析を 戸田 06/7/10(月) 20:09
千葉県議会での「北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議案」への唯一の反対論 戸田 06/7/10(月) 20:15
社共とは違う新社会党声明:威嚇の応酬をやめ、平和のための協議を促進せよ! 戸田 06/7/10(月) 20:24
支持します 社民党員 06/7/11(火) 23:09
海自護衛艦がミサイル発射訓練。北朝鮮のやる軍事演習はダメって? 戸田 06/7/10(月) 20:31
Re:海自護衛艦がミサイル発射訓練。北朝鮮のやる軍事演習はダメって? ねこかぶり 06/7/10(月) 21:21
二重基準がまかりとうる国際社会、  インドが中国を射程にミサイル試射 砂川次郎 06/7/10(月) 21:26
インド・台湾・日本・アメリカのミサイルは撃ち放題 社民党員 06/7/11(火) 23:15
騒いでいるのは日本だけ ねこかぶり 06/7/12(水) 0:15
実は日本政府の猿芝居 ねこかぶり 06/7/14(金) 20:54
戦闘機による北朝攻撃は不可能は 間違いと違う 砂川次郎 06/7/14(金) 22:15
Re:戦闘機による北朝攻撃は不可能は 間違いと違う ねこかぶり 06/7/14(金) 22:33
中国の根回し ねこかぶり 06/7/16(日) 11:57
朝鮮学校の子供たちへなど在日コリアンへの嫌がらせが心配だが 戸田 06/7/10(月) 20:42

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