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与えられた民主主義(Re:戦後すぐの社会の方が) ねこかぶり 08/7/15(火) 22:59
Re:与えられた民主主義(Re:戦後すぐの社会の方が) 徳永基二 08/7/16(水) 2:49
共産党との距離 ねこかぶり 08/7/16(水) 14:41
Re:与えられた民主主義(Re:戦後すぐの社会の方が) ホッシュジエンの国内ニュース 08/9/26(金) 12:49

与えられた民主主義(Re:戦後すぐの社会の方が)
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 ねこかぶり  - 08/7/15(火) 22:59 -
  
>>うーん、そこらへん、1945で途切れてしますのですよね。
>>変わらないのは官僚主義の世の中‥
>>社会システム均衡を保つには難しいのですよねぇ
>戦後すぐの社会は可能性に満ちた社会でした。新しくできた民主主義
>社会の下、多くの可能性が芽吹いていましたし。

そこは意見の分かれるところです。
少なくとも戦前の方が思想的に純粋だったと思う。

>そういう意味では赤木智弘の「丸山真男をひっぱたきたい」で言ってる
>ことはよくわかる。ただし、そこで評価するのは国家総動員体制で社会階層
>を越えて労働力が動員された(国家社会主義の見かけ上の平等性)ではなく
>丸山が唱えた「8月革命説」におけるそれでなんだけれども。

体制自体は戦前に問題が多かったのは誰もが認めるとこです。
ただ、その中で生まれた思想がどうだったかを論じているのです。

>心の声---
>{社会的上層部を吹っ飛ばすためには戦争や革命でないとダメなのだろうか??}

民主主義というシステムがある以上それを利用すべきだというのが私の持論です。

>今から考えると明治維新直後の政府も8月革命の次に優れていたと思う。
>確かに徳川について行った旧幕臣の多くは食えずに路頭に彷徨ったのだが
>その一方で優秀な人材ならたとえこの間まで敵方の武将であろうが政府高官
>として迎え入れたのだから。(榎本孝明とか勝海舟とか)西南戦争のおり
>なんかなんと旧会津藩士を反乱鎮圧のための官軍として使ったりした。

その後の明治憲法が決まるまでの民衆の論争の過程とか目に見張るべきところがあります。

>だからといって維新政府の見かけ上の能力主義を高く買うことはしないが。
>(所詮、西洋列強に対して中央集権・富国強兵に役立つ人材だけを登用した
>だけで真に個人の能力の前面開花を民主主義の名の下で目指したものではない。)

まぁ、明治憲法がすべてを決定付けたのでしょう。
その前は自由な論争があふれてました。

>心の声---
>{やはり日本国内だけでは真の民主主義は実現不可能なのだろうか??}

集団ヒステリーと狂気の集団ですからね。
民度をあげるというかそういう過程が必要です。

>維新政府を高く買うと司馬遼太郎史観に陥る。また、維新政府のイデオロギー
>の欺瞞性を見据えていないと中島岳志のような神風連の評価(「右翼とは天皇
>を絶対者とすれば全ての人間が一般化されて平等になる思想だ」)となる。

私は封建国家から近代国家として急速に変化したことには高い評価を与えます。
ただ、国民国家がいいかというと、それは民主主義国家への道筋ということで‥
むしろ、戦後のGHQによる強制民主化のほうに私は違和感を感じます。

>私は誰か一なるカリスマの前での平等など認めないし(天皇の変わりに毛沢東
>やレーニンでも認めない)、国家による労働力の動員や学校制度、ケインズ的な
>投資政策による産業育成、囲われた機密情報や特許・著作権、中央集権的な
>銀行団を中心とした産業団制度、これらをみな私人の権利を法人の権利に
>屈服させる民主主義上の敵対勢力だと思う。

御意

>心の声---
>{しかし、上記の民主主義には革命が必要だという話とどう辻褄を合わせるのか}

革命は必要でしょうね。
それが平和的に行われるのが一番ですけど

>基礎所得は本来、均等に無償提供されてしかるべきだし、そこになんらかの
>形での有益性ないしは収益率のついての判断を差し挟んではならない。なぜなら
>個人の活動が社会にどのような意味を持つのか直裁には判断できないからだ。

私も社会権には賛成です。
人間が人間らしく生きていくために必要なお金は国家が補償すべきです。
生活保護以下の所得しか得られない人には生活保護並みの生活を保障すべきです。

>例えば私は17世紀のブルジョワ対話的公共圏を高く評価したけどよく考えれば
>当時の文脈で考えればヒマ人が茶店で駄弁っていただけのどうでもよい無駄な
>活動だ。それに何か重要な意味を与えているのはただ現在の文脈においてだ。

いえ、議論するのは大切なことです。
その中から未来が生まれることもあるのですから

>勿論、個人の活動には明らかに犯罪的な行為もあるだろう。だから時に法によって
>規制を受けるだろう。だが法は最小限のものであり、個人の活動は原則自由で
>あってしかるべきだ。それに個人が破壊的な衝動に取り付かれるのは社会の側に
>個人を阻害するような何がしかの欠陥があるからだと自分は思う。

私は個人の行動や発言に対する自由は最大限に(他人を傷つけない限り無制限に)認められる
べきだと思うが、財産権に関してはそうは思わない。平等な社会を作るためには
所得に関する課税は重くあるべきだし、相続に関すする課税はもっと重くあるべきだと
思う。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)@58x4x92x253.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

Re:与えられた民主主義(Re:戦後すぐの社会の方が)
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 徳永基二 E-MAIL  - 08/7/16(水) 2:49 -
  
戦後すぐの社会については桜井哲夫の『可能性としての「戦後」』やら
小熊英二の「<民主>と<愛国>」などにわりと詳しい描写がありますけれど

獅子文六、杉浦明平、花森安冶、松田道雄、こういった人たちの活動を
占領下の民主主義という形で語ってしまっていいものやら。

もちろん、そのベースがなければ生まれてこなった動きですけれども。
それに「<民主>と<愛国>」を読むとすぐ気が付くのはフランスがそうで
あったようにアメリカ占領下、もっとも言論人に影響力を行使していたのが
不転向を貫いた日本共産党だったという皮肉がある。

知識人は多かれ少なかれこの共産党との距離によって自らの立場を測った。
そういった中で石母田正が率いる国民歴史学運動が展開される。

こういうのは確かに冷戦の影響が強い出来事ですけど、アメリカの影響とか
アメリカの作った枠組みが、とか一概にいえない。確かにそれを出発点と
していても、なにか独自の発展の仕方がみられる。
引用なし
<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9) Gecko/2008052906 Firefox/...@i219-167-42-192.s02.a027.ap.plala.or.jp>

共産党との距離
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 ねこかぶり  - 08/7/16(水) 14:41 -
  
午前中車検に持って行きました。
次回は7年目なので業者に頼むか‥

で、日本の近代の哲学史に関しては全くの素人なのでご容赦ください。

▼徳永基二さん:
>戦後すぐの社会については桜井哲夫の『可能性としての「戦後」』やら
>小熊英二の「<民主>と<愛国>」などにわりと詳しい描写がありますけれど

あまり良く知りませんが‥

>獅子文六、杉浦明平、花森安冶、松田道雄、こういった人たちの活動を
>占領下の民主主義という形で語ってしまっていいものやら。

まぁ、どうなんでしょうね。
少なくともその一部を飾ったとはいえるでしょう。

>もちろん、そのベースがなければ生まれてこなった動きですけれども。
>それに「<民主>と<愛国>」を読むとすぐ気が付くのはフランスがそうで
>あったようにアメリカ占領下、もっとも言論人に影響力を行使していたのが
>不転向を貫いた日本共産党だったという皮肉がある。

まぁ、戦前、戦後を通じての共産党の不転向は認めますが、60年代からの変節は
すごい。で、憲法第九条にこだわりがあるようですが、私は生存権の方に興味が
ある。

>知識人は多かれ少なかれこの共産党との距離によって自らの立場を測った。
>そういった中で石母田正が率いる国民歴史学運動が展開される。

まぁ、いつの時代にも民族の自尊心を満足させる方はいらっしゃるものです。

>こういうのは確かに冷戦の影響が強い出来事ですけど、アメリカの影響とか
>アメリカの作った枠組みが、とか一概にいえない。確かにそれを出発点と
>していても、なにか独自の発展の仕方がみられる。

歴史観というものは個人の感性によるものが強く、客観的な歴史観というものは
存在しないと思う。確かに冷戦という枠組みはあったにしろ左右どちらの論客も
自由にものをいえる時代だったからこそ多様な価値観が生まれたのではないで
しょうか?最近、ものを言うのに不自由になっている気がする。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)@58x4x92x253.ap58.ftth.ucom.ne.jp>

Re:与えられた民主主義(Re:戦後すぐの社会の方が)
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 ホッシュジエンの国内ニュース  - 08/9/26(金) 12:49 -
  
自民党の小泉純一郎元総理大臣は、25日に開かれた
後援会の会合で、次の衆議院選挙に立候補せず、今期
限りで引退する意向を関係者に伝えました。

ミ ・д・ミ < 日米和親条約から続く列強の代理人として近代化国家へ向けた
     支援を受け、代理戦争を次々こなして来た日本だが、また対米
     協力の軍国化シナリオを進める中での小泉引退と位置付けられる。
 
(・д・ ) < * 近代国家樹立のモデルとして財界の形成と天皇が起用されたと。

08.9.26 NHK「小泉元首相が引退の意向」
http://www.nhk.or.jp/news/k10014341191000.html#
08.9.26 Yahoo「小泉元首相が引退表明=衆院選に出馬せず、後継は次男」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080925-00000151-jij-pol

*  列強が幕末の鎖国した一島国家に過ぎなかった日本を戦争代理国へ
 変貌させるため、倒幕を初め近代国家への急速な工業力=軍事力と強力
 かつ新たな君主国家体制を支援した結果、今日の特権階級と財界の台
 頭があったとすれば、日本は最後まで対米追従を止める事はないと考
 えられます。
  その後の歴史もまた米が影響力を行使すると考えられる一方、温暖
 化による気象変動で、ハリケーンが米の石油産業と最先端軍事技術と
 軍事利権である宇宙計画の拠点NASAのあるテキサス州、および軍事中
 心主義者らのリゾート地であるカリブ海に大打撃を与えた事、米金融
 崩壊の兆しなどは、米の対外政策と影響力の凋落を象徴的に印象付ける
 出来事でした。そのためその間、日本が代わって米対外政策の受け持ち
 部分を押し進めようと、福田首相の電撃辞任から経団連会長を公務員
 改革顧問会議の座長に据え、財界代表を起用した次期政権の組閣および
 総選挙までの流れを一気に押し進めたのが最近の主な政局動向でした。
  そして昨日、小泉元首相の電撃引退という展開になったようです。
 つまりよく知られた総選挙後の自民・民主大連立と小泉第二次政権誕生
 というシナリオには、やや変更が加えられたようで、そのためやや混沌
 とした流れになって来ましたが、現時点では恐らくシナリオに大きな変
 更はないだろうと私は見ています。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@p3181-ip602marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp>

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