「コンビニ住民票発行事業」とは
1:住民ひとり平均2年に一度程度しか求めていない住民票(や印鑑登録証明書)を、 5:しかもそこに誘導するために、「15ヶ月間は住基カード無料発行」の馬鹿サービスで市のカード代負担と手数料減収をさらに拡大し、 という、究極の「税金浪費有害事業」だ! しかも市の言う「窓口混雑緩和のため」、「市民の利便性向上」等の口実は全くの捏造で、実態調査ゼロ、費用計算せず、住民票発行の実態分析すらしないで、コンピューターシステム入札のNECの提案と住基カード推進の総務省の策謀に安易に乗っかっただけの事! |
2013年3月議会 戸田の一般質問(2013年3月議会特集はこちら) |
Q4:1枚1万5千円弱のコンビニ住民票など税金浪費事業と人事・事業評価! 質問と答弁 |
(戸田注釈) ※「1枚1万5千円弱」という金額は2/15実績での算定で、2/26質問通告の時はこれを使うしかなかった。 本番原稿の「1万3045円」という金額は、その後2/28実績が出たので、それによる算定の数字。 いずれにしても、コンビニ発行1枚あたり(2011年度の準備経費も含めて)1万円をはるかに超す経費をかけるなど、許し難い税金浪費である! |
◆戸田委員 Q1:コンビニ発行に関して、今年3月の発行数を2月の1.1倍と仮定して計算すると、 Q2:「発行が続けばコストが下がる」というが、2013年度に、市の見込み通りにコンビニ発行が行なわれた場合でも、 2回以上請求した人は少なくとも185人、 2月末段階ではこの実数最大限896人のささいな利便のために、 Q4:3月の発行数を2月の1.1倍と仮定した今年度のコンビニ発行は、 Q5:コンビニ発行事業は、そもそも「発行数見込み」・「コンビニ移行見込み」が全くデタラメだった! Q6:「何度批判指摘を受けても、事実が判明しても、過大な需要見込みを維持し続ける幹部職員」は、 Q7:市は「人事評価で検討評価する」旨の議会答弁をしているが、このコンビニ発行事業の発案・計画・実施に関して、 Q8:人事評価手引きの中にも、事業計画作成手引きの中にも、 |
(戸田注釈) 本番での答弁は、総合政策部部長、総務部長、市民部長の順で行なわれ、それぞれの中で、 コンビニ住民票問題についての答弁がなされたが、ここでは、直接担当の市民部、事業評価など担当の総合政策部、 人事評価担当の総務部、の順で答弁原稿を紹介する。 |
【 市原市民部長の答弁 】 戸田議員ご質問のうち、コンビニ住民票問題についてであります。 コンビニ発行に関して、コンビニでの住民票の写し、印鑑登録証明書について、1枚当たりの経費でありますが、 平成24年度の経費に関しましては、 このことにより、平成24年度単年でのコンビニ発行経費に関しては、1枚当たり5,947円となります。
次に、平成25年度において市の見込み通りにコンビニ発行が行われた場合の、1枚あたりの経費でありますが、 また、平成25年度の経費に関しましては、 この金額を、平成24年度経費の1,125万7,413円に加えますと、1,685万1,945円となります。
なお、平成23年度における準備経費も含めますと、3,031万3,945円となり、コンビニ発行経費として1枚あたり、3,841円となります。
現在、住基カードの普及とともに、コンビニ交付サービスの利用も徐々に増えてきているところでありますので、今後事業を進めていく上で、市民の身近なサービスとして利用する方が増えていくものと考えております。
現在、住基カードの普及とともに、コンビニ交付サービスの利用も徐々に増えてきているところであり、全国的にも広がりを見せつつあることから事業自体は失敗とは考えておりません。 しかしながら、議員ご指摘の点についてですが、12月議会の答弁で申し上げたように、いくつかの課題等もあったことから、今後、行政事例集に掲載することについても考えてまいります。 戸田議員ご質問の内、一部につきまして、私より、御答弁申し上げます。 まず、『このコンビニに関する総合政策部及び市民部幹部は、謝罪と反省及び丸坊主になる考え』についてでありますが、 しかしながら、本事業は、市民サービスの向上をめざし、これまで本市で行ってこなかった、他市で見られる駅構内など、市民の皆様にと りまして、利便性の高い場所での、平日夜間も含めた証明発行業務を補完し、また、北部市民サービスコーナーを廃止したことによる、市民サービス低下の改善 を図るため、導入したものであります。 24年度の実績につきましては、当初見込みに至ってはおりませんが、住基カードの普及とともに着実に、住民票等交付件数も増加傾向で あり、今後におきましても、普及に努めながら、コンビニ交付事業の利便性を市民の皆様に周知啓発し、当初見込みの達成に向けて、最善の努力を図ってまいり たいと考えております。 また、丸坊主に対する考え方につきましては、目標の達成を図ることこそが、市民の皆様に対する責務であり、責任の取り方であると考えており、現段階では、そのような考えはございません。 次に、『事業計画作成手引きの中に、「最少限の費用で最大限の効果を挙げる」事に努めたかどうかなどの項目が存在しない所に問題があるのではないか』についてでありますが、 事業計画の採否の時点におきまして、今後、より一層、事業の費用対効果の精査を行い、「選択と集中」による決定を行ってまいります。 平成25年度予算編成におきましては、実績等を踏まえ、事業費の精査を行ったところであり、今後とも、事業効果、実績等の検証を行い、事業内容の精査に努めてまいります。 また、『予算編成方針の事務要領で「最少の経費で最大の効果に努め」という項目に明らかに反した状態が続いているのではないか』についてでありますが、 【 森本総務部長の答弁 】 次に、「コンビニ住民票問題についてのうち、過大な需要見込みを続ける幹部職員が本来どのような人事評価を受けるのか」、についてであります。 本市人事評価制度における業績評価の方法といたしましては、年度当初に被評価対象者が目標設定を行い、年度の終期の達成状況、進捗状況により評価を受ける制度といたしております。 次に、「コンビニ交付事業の発案・計画・実施に関して幹部職員に対してどのような項目で、いつ、どのように人事評価がされたか」、についてでありますが、個々人の評価結果につきましては、個人情報保護の観点から申し上げることができませんが、 コンビニ交付に関連する目標設定につきましては、 23年度につきましても市民部次長、市民課長及び企画課長補佐が目標項目の一つといたしており、22年度は企画課長及び同課長補佐が目標項目のひとつといたしております。 なお、23年度以前については部長級職員を評価対象外といたしております。 次に、「人事評価項目に費用対効果の項目が存在しないこと」、についてでありますが、ご指摘の評価の視点につきましては、公務員とし て業務を進める上での基本姿勢であり、評価項目である「取組姿勢」の中で評価されているものと考えておりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げ ます。 |
●利用見込み1日18人で利便性向上?実利用は見込みの0.3%!コンビニ住民票の愚!
戸田 - 12/8/11(土) 共産党の8/12「門真民報」が1面に大きく写真を使って「コンビニ住民票制度」の愚劣さを批判する秀逸な記事を出しました。 あれほどの大宣伝と莫大経費をかける事業の「利用見込み」は実は「1日18人」! 1日たった18人の利用見込みのためにあれほどの大宣伝と莫大経費をかけるのか!? さらに実際の利用は、制度開始早々とは言え、その「見込み」の0.3%しかなかった! こういうデタラメ事業を強行した総合政策部の稲毛部長や小野企画課長ら幹部や、市民部の市原部長、澤井市民課長ら幹部はキッチリ責任を取ってもらわないといけない。 以下に8/12門真民報の痛烈批判記事を紹介する。現物はカラー写真入りで迫力があるので、ぜひ現物も見て欲しい。 利用18人で市民の利便性の向上?個人情報漏えい危惧、税金の浪費−住民票、印鑑証明のコンビニ交付の問題点浮彫りに! 住民票の写しと印鑑登録証明書が、一部のコンビニエンスストアで交付が受けられるサービスが7月9日からスタートしました。 交付には住民基本台帳カードが必要ですが、利用促進のために7月9日から来年3月末までは発行手数料の500円が無料、コンビニ交付手数料は窓口交付より100円安い1通200円の「大盤振る舞い」です。 ところが、スタート後7月31日までの23日間のコンビニ交付の状況は、住民票の写しが12通(全体3655通)、印鑑登録証明書は6通(全体2160通)で合わせて18、1日1通にも満たない状況です。 スタート後間もないとは言いながら、全体に占める割合はわずか0.3%となっており、今年度、5000通(1日当り18通)の発行見込に対して20分の1以下となっています。 「市民の利便性の向上と職員の負担軽減」どころか、「個人情報漏えいの危惧と合わせ、担当職員の大幅負担増と税金の浪費」という愚策であることが浮き彫り、直ちに中止すべきです。 住民票(写し):印鑑証明書: 合計 合計 :3,655 2,160 5,815 |
▼ 「コンビニ住民票サービス」の正体は住基カード取得誘導の不当巨額な税金浪費事業だ! 戸田 11/9/23(金) ◇参考:福田議員ブログ:大丈夫?コンビニでの住民票の写し、印鑑登録証明書の交付 戸田 11/9/23(金) ▲準備質問1〜2と回答:電算システム選定のNECプレゼンに市が乗せられてこんな事が! 戸田 11/9/23(金) △準備質問3〜6:住民票発行の諸実態を何も調べず、市民要望皆無なのに公金投入と! 戸田 11/9/24(土) ◆準備質問7〜8:市も個人も高負担の住基カード使わす詐欺商法!逆ザヤ200円の怪! 戸田 11/9/24(土) ◇準備質問9〜11:年650万円の北部市民センター廃止でより高額事業開始?本人確認は 戸田 11/9/24(土) ▲準備質問12〜14:他の削減策と正反対の浪費、2万通発行で年1000万円近い税金支出! 戸田 11/9/24(土) △準備質問15〜16:議会提出延期の理由、コンビニ住民票のコストの計算 戸田 11/9/24(土) ★準備質問17〜20:職員減効果論は妄想捏造!待ち時間データ皆無、チェック無き構造 戸田 11/9/24(土) |