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★警察と軍隊の違い、エジプト人が掃除する意味、やはりパレスチナへの熱い連帯心!
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 戸田 E-MAILWEB  - 11/2/14(月) 7:48 -
  
 非常に含蓄に富むフィフィさんの投稿。目と鼻の先で苦しんでいるガザのパレスチナ人に対する熱い熱い連帯の心が、エジプト人全般の心情である事がはっきり分かる。

◎2011-02-13 01:00:25 エジプトの夜明け〜明日への一歩
  http://ameblo.jp/fifi2121/entry-10799236364.html

 そもそもエジプト人で天気予報を気にする人なんていない。
 日本だと「おはよう」の後の会話のネタに困ると今日の天気を話題にする。だってエジプトは毎日晴れなんだもん。
 だけどタハリールの映像を見てお気付きの通り今の季節は結構寒い。日本と同じ北半球に位置し、今はエジプトでも冬なのだ。
 こんな時になにを呑気なこといってんの?って、何が言いたいかというと、この革命が成功した要因には天候ってのも大きく関わったのではと思うわけですよ。
 だってそうでしょ?日本でやってたら雨だの雪だので、二週間近くもテント張って居続けるなんて厳しいでしょう。

 あのタハリール広場をデモ隊で占拠し続けなければ革命は失敗に終わることをわかっていたし、その先に今まで以上の制圧が待っていることはわかっていた。
 タハリール広場を軍にあけわたしてしまうことは革命の失敗を意味するようなものだ。
 しかしながら軍が国民に危害を加えなかったのは、自国を守るための軍が国民に手出しはしないとゆう信頼関係からだけではない。

 エジプトの軍隊は上層部を除いては徴兵制度で召集された若者によって構成されている。
 しかもその若者は知識人であれば軍隊、満足に教育を受けてない者は警察と振り分けられる。
 そのため軍隊の若者たちは、デモ隊の若者と同じく政治の仕組みを理解していて、その腐敗政治に不満を持つ若者の行動に共感していているわけで。
 立場が違えど同じ考えを持つ若者たちが国の命令で国民を抑え込めないことくらい政府もわかっていたのだろう。

 一方警察に課される任務はとにかく厳しく手加減なしに人々を取り締まること、無知であるがゆえにその命令を疑いもなく遂行してきたのだろうが、そのせいで警察は「政府の犬」と国民に揶揄されてきた。まぁ、エジプトはアメリカの犬だったわけだが。

 大統領辞任のアナウンスを新聞が掲載したことで我々エジプト人は革命の成功を確信した。今まで国民の側に立ち国民の求める政治記事が掲載されることなどなかったのだから。
 そして、人々は意外にも冷静だった。革命を祝う人々はお祭りムードの中にもこれからのエジプトを考え行動しようとゆう意志を忘れてはいなかった。

 いまだかつてわたしはエジプトの人々が自らホウキを持ちゴミを片付ける姿を見たことがなかった。
 国民は自分達が政府を変えられない事でこの国の未来を諦めてきた。
 自分の国をきれいにする事にすら意欲を失っていて、恥かしながら観光の国でありながら街はゴミだらけ、エジプト人の誇りを取り戻せずにまさに埃まみれになっていたのだ。
 わたしは人々が街を綺麗にしようとゆう姿勢にこの国を自らの手で変えられるとゆう自信を得て、エジプトの未来に夢と希望を託していることを実感した。

 民主化支持の意思表示を見せエジプト国民に歩み寄ろうとする一方で、次なる政権でもなお、アメリカの国益を守ろうと企てるアメリカの矛盾はエジプト国民に見透かされていた。
 そもそもこの親米で私たちは長年苦しんできたのだから。彼らにそれを指揮する隙を与えなかった。

 今までだって人々は貧しかった。5兆以上とも言われるムバラクの資産。国民を裏切り続けてまで作ったへそくりはアメリカからのご褒美。国民はその恩恵を受けることなんてなかった。
 今回のデモでエジプトの経済はさらにダメージを受けたのだろうが、我々国民は慣れっこだ!

 それよりも、食うに困る人々もいるこのエジプトでムバラクの策略になびくことなく目の前のパンより明日の自由のために人々が一丸となって訴え続けたことにエジプト人としての誇りを感じる。
 少数のムバラク派と名乗る者達が現れたものの、その信念の無い行動は力を生むことはなかった。(ムバラク支持派の正体)

 エジプトはエジプト国民によって歴史を変えることに成功した。
 我々はそれに至るまで三千人の負傷者、三百人にも及ぶ死者という犠牲を払ったことを決して忘れない。
 命と引き換えに政府に立ち向かった彼らはその歓喜の瞬間を目にすることなく亡くなった。彼らの雄姿をわたし達はあのタハリール広場で称え続けるだろう。

 革命の余波はさらにその勢いを弱めることなくアラブ全域に広がろうとしている。
 何よりガザの人々がエジプトの革命を祝福している映像を目にして止めどなく涙が溢れ出た。
 アラブの裏切り行為とも言われる平和条約の下で、私たちは同じアラブの民が虐殺している姿を目の当たりにしながらもムバラク政権下でそれになす術が無かった。
 それはどれだけでも私たちのプライドを傷つけてきた。

 実体なき和平の上に存在する大国のための平和条約など誰が望んだだろうか?
 エジプトはパレスチナを見捨てていないことを彼らは信じていてくれた。
 本当の平和はそんな名ばかりなものなんかじゃない、パレスチナに明るい未来が来る日は容易ではないが、私達は彼らのためにその一歩を歩み出したんだ。待っていて欲しい。

 記事を読んでくださっている皆様へ。応援や祝福の多くのメッセージ、胸が熱くなるばかりです。心から感謝しています。次の記事でその想いなどをまとめさせて頂きます。

引用なし
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