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012年箕面市選挙:ひ弱な市民派政治の破産、今や維新派とその追随派が牛耳る都市に! 戸田 12/9/3(月) 8:24
温故知新08年:戸田の予測:現「市民派」市長は自公民結託候補に破れると思う 戸田 12/9/3(月) 8:49
温故知新:藤沢氏が先導育成した「市民派の一時代」の終焉。つけるべきケジメは何? 戸田 12/9/3(月) 8:59
温故知新:「政党と無縁だから善」とのプロパガンダ、没階級的市民主義の限界を示す? 戸田 12/9/3(月) 9:18

012年箕面市選挙:ひ弱な市民派政治の破産、今や維新派とその追随派が牛耳る都市に!
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/9/3(月) 8:24 -
  
 8/5公示の箕面市市長選・市議選の結果とその評価を述べる。
・市長選は維新派の現倉田市長に誰も挑もうとせず、無投票で再選が決まった。
・市議選は、橋下維新派とその追随勢力が圧勝した。今回は箕面の自民党が維新派と協
 同して公認推薦する候補も出るなど、自民と維新の癒着が公然と行なわれた。

参照:2012年8月箕面市議選特集
    http://www.hige-toda.com/____1/tiikijyouhou/2012/120812mino.htm
 箕面市議選挙をざっと見ての私の感想を述べる。

1:「維新と闘う必要性」を何ら語らない、「維新との闘いを避ける穏和な市民派」の
 スタンスでは、けたたましく(エセ)改革を叫び立てる獰猛(どうもう)な維新派男
 女には勝てない。

2:脱原発で10数万人が毎週行動する一方で厚顔無恥に原発再稼働・電力不足デマ宣伝
 がまかり通る「決戦的世情」にあって、原発再稼働への怒りを強く出さない、国民の
 圧倒的多数が自公民結託による消費税増税に怒っている世情にあって、
  これらの問題が自治体の破壊・圧迫に直結しているにも拘わらず、「国政の問題を
 市議選で言うのは不適」というようなボンヤリした「市民感覚」に捕らわれて、この
 国民の危機感や怒りを代弁し主導しようとしない、「箕面閉鎖主義」では、意識の高
 い市民から強い支持は得られない。

 ※脱原発と増税反対を唯一選挙ポスターに大書した共産党が2現職落選したのは、
  別の原因によるものだと思う。

3:結果、「ベテラン市民派」は今までの蓄積でそれでも乗り切れたが、2期めで、
 しかも前回お膳立てをしてくれた藤沢さんに裏切られて非常に戦力不足だった森岡さ
 んなどは「維新のエセ改革の波」に飲まれて落選してしまった、ということだろう。
 (33候補中32位、321票で惨敗)
 (同様の市民派2期目の尾上てるみさんも29位、636票で落選)

4:藤沢市長は「箕面一国平和主義」のまま2008年再選に臨んで敗退し、その後悪しき
 変質の度合いを強めてエセ改革派に堕落し、阻害物に成り果てた。
  今回はむかいやま氏を単独支持したが、議員定数報酬2割削減などの「自分ら市民
 派が当選出来た土台」を自ら破壊するエセ改革主張をさせる堕落ぶりを示した。
  藤沢氏が育てた「市民派議員達」は、一部は権力弾圧や維新ファシズムに異を唱え
 る良識派として継続し、一部は権力弾圧にも維新ファシズムにも異を唱えないエセ市
 民派に堕落した。

  総じて見れば、箕面市は
 2008年春段階:「市民派市長」と数名の市民派議員達
         共産党も含めれば「議会での革新派議員比率日本一!」
  の市から、

 2012年秋段階:「維新派市長」が無投票で楽々再選。
         議会では「維新派」急増し、自民党は選挙時から維新と協同
      
 という、◆「維新の会が牛耳る反動自治体」に成り下がってしまった!
  そして市議会では自公民と合わせて「増税賛成・原発再稼働派が圧倒的多数!」
 というていたらくになった。

 これが「民度の高い箕面市」の今の実態である。
 この惨状を招いたのは、「2008年府知事選に橋下登場以来、一貫して維新ファシズム
との闘いから身を避け、市民啓発をして来なかった『市民派勢力』」に大きな責任がある、と戸田は考える。

5:新議会の構成は、(定数23)
  ・大阪維新の会箕面:4人(落選無し)
              (新人がトップと23位、自民現職が4位と12位)
  ・自民党     :2人(落選無し)(現職・前期会派としては7人いたが)
  ・公明党     :3人(落選無し・現状維持、新人が3位と6位、現職7位)
  ・民主党     :2人(落選無し)(2人現職、前期会派としては3人いたが)
                      小計:11人
  ・元自民無所属  :3人(落選無し、3人とも現職、1人は自民と維新の推薦)
  ・元民主無所属  :1人(落選無し)(現職)
                   ・・・ここまでで15人! 
  ・現職保守系無所属:1人
  ・新人保守系無所属:1人
            (2人とも自民党員で、1人は2位当選!1人は自民推薦)
                   ・・・これでもう18人! 

  ▲共産党     :2人(落選2人!)(みな現職18位、20位、24位、26位)
  ▲「市民派」無所属:3人(北川照子・増田京子・中西とも子、みな現職)
              (落選2人!=尾上てるみ・森岡秀幸、みな現職)
              (14位、15位、19位、29位、32位)
   
 ■つまり、23議員中、「野党」はたったの5人!
      一応「革新派議員」と言えるのは23人中たったの5人!
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 落選した新人無所属6人の色分け:
        (落選者総数は10人、現職で共産党2人、「市民派」2人が落選)
   保守系    :2人(佐藤大介・井上純一)
   エセ改革系  :2人(松尾まさき・うかい健夫)
  「藤沢系」市民派:1人(むかいやま義和:元箕面市長の藤沢氏推薦)
            (「革新無所属」を名乗るが実態はエセ改革系に過ぎない)
   福祉系?   :1人(田中秀明) 

◆この結果を見れば、1992年の藤沢さんの市議初当選以来開拓されてきた「箕面市での
 『市民派』勢力拡大」政治は、ほぼ破産したと言える。
  そのピークは2004年〜20085年の藤沢市長+市民派5議員時代だった。

 2012年の今は「一応も含めた市民派議員」が3人だけで、共産党は2人だけ。
 無投票再選の維新派市長と18人もの維新と維新追随・増税賛成議員を擁する「維新
 ファシズム勢力に乗っ取られた反動自治体」に成り下がってしまった。 

 この現状を「民主主義と住民主権の箕面市」にどう改善していくか、前途は多難だが、箕面市の人達が頑張るしかない。
 少なくとも「箕面市一国平和主義感覚」のままではどうにもならない事だけは確かだと思う。

 みなさんの分析や意見はどうだろうか?
 分析や総括を行なわないところに発展はありません。
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2012年8月箕面市議選結果:
   http://www.hige-toda.com/____1/tiikijyouhou/2012/2012minosigi_kekka.htm

得票順 党派 候補者氏名 得票数当選/落選

1 大阪維新の会箕面 :たけちひでお 3,261 当選 (犬を連れた極右的主張の新人!)
2 無所属      :原田りょう 2,644 当選  (自民党大阪府青年局)
3 公明党      :田中まゆみ 2,084.47 当選 (新人)
4 大阪維新の会箕面 :神代しげちか 2,048 当選 (現職・自民党から維新へ)
5 無所属      :内海辰郷 1,954 当選   (現職・保守系無所属)

6 公明党      :岡沢さとし 1,859 当選  (新人)
7 公明党      :西田隆一  1,688 当選  (現職)
8 無所属      :上田春雄  1,661 当選  (現職・前期は自民党)
9 無所属      :林つねお  1,567 当選  (新人・自民党推薦)
10自由民主党   :中井ひろゆき 1,548 当選 (現職) 

11民主党     :川上加津子  1,472 当選 (現職)
12大阪維新の会箕面:印藤ふみお  1,408 当選 (現職・自民党から維新へ)
13 無所属    :なかじま三四郎 1,406 当選 (現職・前期は民主党)
14 無所属     :北川てる子   1,364 当選 (現職・「市民派」)
15 無所属     :増田京子    1,318 当選 (現職・「市民派」)

16自由民主党   :牧野よしはる  1,197 当選 (現職)
17民主党     :二石博昭    1,167 当選 (現職)
18 日本共産党   :名手ひろき   1,127 当選 (現職)
19 無所属     :中西とも子   1,106 当選 (現職・市民派)
20 日本共産党   :神田たかお   1,094 当選 (現職)
21 無所属     :永田よしかず  1,073 当選 (現職・前期は自民党)
22 無所属     :いなの一三   1,038 当選 (現職・前期は自民党)
23 大阪維新の会箕面:尾上かつのり  1,026.32 当選 (新人・自民党も推薦)

24 日本共産党    :斉藤とおる  1,024 落選  (現職)
25 無所属      :佐藤大介    960 落選 (新人・保守系?)
26 日本共産党   : はとう隆    857 落選 (現職)
27 無所属     :むかいやま義和 857 落選 (新人・藤沢系「革新無所属」)
28 無所属      :うかい健生   641 落選 (新人・エセ改革系)
29 無所属      :尾上てるみ   635.677 落選(現職・市民派)
30 無所属      :松尾まさき   550 落選  (新人・エセ改革系)
31 無所属      :井上純一    381 落選  (新人・自民党推薦)
32 無所属     :森岡ひでゆき  321 落選 (現職・市民派)
33 無所属     :田中秀明    200.526 落選 (新人・福祉系)

計                42,538.00
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.4)@i222-150-202-70.s04.a027.ap.plala.or.jp>

温故知新08年:戸田の予測:現「市民派」市長は自公民結託候補に破れると思う
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/9/3(月) 8:49 -
  
 物事には原因がある。過去の総括をしない者は(普通は)現在の闘いに勝てない。
 箕面市を「維新ファシズム勢力に乗っ取られた反動自治体」にしてしまった2012年8月の大敗北の要因は、2008年8月の市長選市議選の敗北を「市民派勢力」が何らまともに総括しなかった事の中にある。 
 温故知新(「故(ふるき)を温(たずねて)新(あたらしき)を知る」が大事である。

参考:2008年8月箕面市長選・市議選特集
http://www.hige-toda.com/____1/tasi_senkyo/tomokonakanishi_in_mino/tomokonakanishi-index.htm

 特に「自由論争」での2008年箕面選挙の戸田分析評論ツリーのトップ記事を再掲する。

▼箕面市長選:戸田の予測:現「市民派」市長は自公民結託候補に破れると思う
      戸田 - 08/8/25(月)    
  http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=4604;id=01#4604

 箕面市長選・市議選の投票の当落結果が今夜11時か12時頃には判明するだろう。
 結果が分かってから後出しじゃんけんみたいに言うのは好きじゃないから、今から言っておくと、戸田はこの市長選、現職の藤沢さん、いわゆる「市民派」市長は、自公民結託候補に勝てないだろうと当初から思ってきた。

 戸田の予測がはずれて、藤沢勝利になるのなら、戸田が箕面市民の「市民力」や藤沢市長への信頼の強さを見くびっていた、という事であり、自分の眼鏡違いを恥じなければならないけれども、さてどうなるだろうか?

 開票結果は、箕面市選管HP http://www2.city.minoh.osaka.jp/SENKAN/home.html
でもうそろそろ順次公表されていくが、戸田が藤沢敗北を予測した理由を簡単に述べておく。

1:藤沢さんは、箕面市の「無所属市民派議員」の先駆者であり、市民派議員仲間を増
 やし、ついに市長にまで上り詰めた功績者である。この点は戸田も深く敬意を払う。

2:しかし、04年市長当選以来、自公民結託の議会多数派の横暴によってことごとく妨
 害を受け続け、公約の多くを実現出来ず、また府と国の進める巨大開発政治にかなり
 追随してしまった。
  このことで少なからぬ環境派の市民達や一部議員から不信を買い、共産党からも攻
 撃を受けることになった。

3:しかし、旧与党勢力が議会多数を占めて敵対してくる事は当たり前の事であり、戸
 田から言わせれば、問題は市民パワーと市長パワーの合作で旧与党勢力に攻勢をかけ
 て、これを分断し弱体化させるという、当然の戦略戦術・知略を藤沢市長が持たない
 で無策に任期4年を過ごしてしまった事である。
  
  どこでも問題になる「市民派・革新市長の少数与党体制で議会多数派の旧与党勢力
 をどう制御するか」について、当選2年目ころに何かの機会で藤沢市長と意見交換し
 たが、藤沢市長の観点は、いわば「自分は正しい事を言い、正しい政策をしているの
 だから、相手はやがては同意せざるをえなくなる」というような楽観的なもので、戸
 田は「こりゃアカンわ。こんなんじゃ勝てっこない。」と思った。

4:今回、藤沢市長が敗北したら、藤沢氏と取り巻きはきっと「自公民結託の組織力に
 負けた」と「敗因分析」するだろうが、戸田から言わせれば、それは現象であって本
 質ではない。
  そもそも04年市長選では自公民結託体制の一部が綻んで、当時の現職梶田市長に離
 反して与党議員5期の内海氏が出馬、それに藤沢氏と共産党の4者争いだった。
    当 16565 藤沢純一(無新、56歳、初当選)      
      15596 梶田 功(無現、自・民・公推薦、64歳) 
      10027 内海辰郷(無新、57歳)         
       5834 村上弘充(共新、58歳)

  藤沢勝利は梶田体制分裂の好機に恵まれてのもので、自公民はその敗北を教訓にし
 て一丸体制で市長奪還で向かってくるのだから、藤沢陣営は前回の1.5倍パワーを身に
 つけていなければ勝てない事は最初から明白な事だった。

  そのために必要な事は、箕面での民主党・連合勢力の少なくとも一部を自公と切り
 離す事であり、何よりも市民パワーを増大させる事だった。
  しかし藤沢市長はそういう事は何も出来なかった。自公民勢力を打破・弱体化でき
 なかったし、市民パワーを増大させるどころか期待した市民をゲンナリさせる事が多
 かった。

5:しかも、07年夏の参院選与野党逆転、年金、ガソリン、格差、後期高齢者医療
 等々、自公政権への国民的怒りが拡大し、「衆院でも与野党逆転で自公政権打倒
 を!」という世論がかつてない程盛り上がっているにも拘わらず、藤沢市長はそれを
 活用する姿勢も、自公政権への市民の怒りを代弁する姿勢もなく、従って箕面市での
 異様な自公民結託体制を崩す事にも無能だった。

6:高齢者とその家族に塗炭の苦しみをもたらしている後期高齢者医療制度について
 は、「国が決めた事だから逆らえない・仕方ない」という驚くべき冷淡・服従姿勢を
 取り、市長としてなし得るはずの何の抗議も抵抗もしなかった事も批判しておかなけ
 ればならない。
  たとえ1市長でも抵抗して入れば、少なくとも「議員たった20人」の全国最低の後
 期高齢者医療広域連合は絶対に出来ていない。
  この点では東大阪の共産党長尾市長(07年秋落選)落選も全く同罪だ。

  藤沢市長は選挙が近づいてからようやく後期高齢者医療制度批判を口にするように
 なったらしいが、カラー刷りのビラには、驚くべき事に、「後期高齢者医療制度」と
 いう言葉自体が全く載っていないのだ!
  重大な問題とは全然考えていないから、としか思えない。

7:藤沢市長のカラー刷りのビラには、「自公政権」という言葉も「橋下府政」という
 言葉も全く載っていない。(自公批判や橋下批判ももちろん皆無!)
  これつまり、今自治体の財政やその住民を苦しめている元凶と、それとの闘いの必
 要性について全く市民に説明しないということであり、ちゃんとした「説明責任」を
 果たしているとは思えない。
  箕面市は「自公政権」や「橋下府政」と関わりなく発展できる別天地・小宇宙だと
 でも言うのだろうか?

8:多くの「市民派」や左派は、そして戸田も、「藤沢市長には沢山の不満があるが、
 それでも自公民結託・巨大開発推進の国家官僚を市長にしてしまうのは、非常に大き
 なマイナスだ。」という立場を取ってきた。取らざるを得なかった。
  戸田はもう少し辛辣に、『「橋下徹を知事にさせないために民主党の熊谷を推し
 た」のに近い精神で、藤沢市長の再選を願うものである。』と書いた。↓↓    
    http://www.hige-toda.com/____1/tasi_senkyo/tomokonakanishi_in_mino/tomokonakanishi-index.htm

  しかしこの立場は、1期めも、仮に藤沢再選が出来た場合でも、藤沢さんの「変
 質」に対して歯止めをかける具体的な制動力を持っていない、という弱点がある。
  自公民結託市長誕生で環境破壊されたら取り返しがつかないが、かといって藤沢市
 長のままでいいのか、というのが藤沢支援の「市民派」や左派にとって悩まし所だっ
 た。

 戸田としては、藤沢市長は「自公民勢力よりはマシ」という以上のものでなく、
 「ちょっとリベラルな行政テクノクラート」でしかなく、「ホントの市民政治」実現
 にとっては阻害物に転化してしまったという感が日に日に深くなってきた。

 とりあえず、この文章はこれでいったん終わって、市長選の結果を見ることにする。
 今11:50 おそらく当落がはっきりしているはずである。戸田の「悪い予測」が当たってしまったかどうか・・・・。
                                398 hits
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.4)@i222-150-202-70.s04.a027.ap.plala.or.jp>

温故知新:藤沢氏が先導育成した「市民派の一時代」の終焉。つけるべきケジメは何?
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/9/3(月) 8:59 -
  
 これも2008年「自由論争」の箕面市選挙ツリーの重要記事の再掲。

■藤沢氏が先導育成した「市民派の一時代」の終焉。つけるべきケジメは何か?
     戸田 - 08/8/25(月) 23:26 -
  http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=4626;id=01#4626

 戸田の見解は以下の通り。そしてこれは全国的に多くの共通点があると思う。
 (だからこそこれほど多くの分析・評論を書いた)

1:箕面市の「市民派」活動は、藤沢氏が最初に「市民派議員」となって切り開き、藤
 沢氏が仲間を発掘育成、支援して市民派議員を増やし、ついには自分が「市民派市
 長」になって市政のトップに立つほどに拡大強化してきたものだった。
  現在の関係がどうであれ、全ての市民派議員にとって藤沢氏は、自分の先輩であり
 少なくとも初期の育成支援者である。

2:しかしそういった藤沢氏が築いてきた「箕面市民派の一時代」は、市長を1期務め
 て現職で臨んだ今市長選挙での落選によって、明確に終焉を迎えた。
  「市長選挙での落選で浪人生活へ・新人市民派議員の当選」という形態は2000年と
 同じでも、一度市長を務めた上での落選は、その持つ意味が全然違う。

3:その「意味の違い」、「一時代の終焉」を戸田が言う要因は、

  A:市長として藤沢氏が「右傾変質」を進めていった事。
     (その詳しい内容は既に書いた)
  B:しかもその「右傾変質」が藤沢氏の独断専行で進んで、誰にも制動できず、
    修正されない事が明白になった事。

  C:4年間の市長実践で、「藤沢氏主導の市民派運動」の限界と問題点が浮かび上
    がり、しかもそれが「藤沢氏主導の市民派運動」の中では克服不能である事が
    はっきりした事。

  D:また「藤沢氏主導の市民派運動」と藤沢市長では、議会の自公民多数派を打破
    できない事が明白になった事。
     暁光で藤沢市長再選ができたとしても、東大阪の共産党市長の醜態の二の舞
    にしかならない事は明白。 

  E:落選で藤沢氏が無役になった今、再び藤沢氏をリーダーとして藤沢市長再現を
    目指す「市民派運動」が続くとは思えないし、続けるべきとは思わない事。
     藤沢市長再現路線に乗る「市民派議員」はもはや皆無に近いのではないか?
     (藤沢氏本人は市長再挑戦の意欲満々かもしれないが。)
  
4:今後は、藤沢氏が何らかの活動をしていくとしても、上下関係ではなく、意見の違
 いがあれば公開的論議で話し合うなど、「箕面市民派」内部でもっと風通しの良い関
 係を作るべき。

5:次に市長を目指すならば、
  A:最初から「議会多数派横暴の打破」を実現する戦闘心と戦略戦術を持つ人。
  B:現在を(準)戦時下状況と正しく認識して自治体と住民の安全福祉を闘い取
    る、という時代認識、階級的観点を持つ人。
  C:「悪政打倒」(現在は自公政権)の必要性を市民に訴えて支持を得ると共に
    市民啓発をする人。
  D:市民(議員)時代の主張を変質させない人。
    「やむなき後退」・「苦渋の選択」をせざる得ない場合は、その旨を率直に言
     って「次の方針」を提示できる人。

6:箕面市は議員25人中「市民派」が5人もいるのに(こんなに比率の高い議会はめっ
  たにない!)、意外と御製制度・無駄金削減、議会運営制度で遅れた部分が残って
  いるようだ。役人の体質も悪い所が多そうだ。
   市民派議員やオンブズが、もっともっとおかしな部分をビラやHP・メール投稿
  などで外に出し、おかしな事をする役人や議員の実名も出して大衆的に批判してい
  けば変わっていくはず。
  
7:タチの悪い箕面の民主党・連合勢力を変えていく、少なくとも自公との結託政治に
  クサビを打っていく政治工作を真剣に考えるべき。
   基本は簡単で、国政選挙の動きを利用して民主党中央に箕面の民主党の悪しき実
  態を訴えて、箕面の連中の悪しき動きを制動していく事である。
   (少なくとも当分はこの戦術が有効)

  この事は箕面においても「衆院与野党逆転・自公政権打倒をしないと生活も自治体
  も守れない!」という啓発宣伝を進める事と一体である。  

8:今回の市長選で共産党は、藤沢市長の変質を最大限利用して、「市民派」という言
 葉を「藤沢市長にように変質する者」というイメージ付けして初めて大々的に宣伝し
 たのではないか?
  そうであれば、一般市民が「市民派」という言葉を聞いて浮かべるイメージもマイ
  ナス方向にだいぶ振られたのではないか。

  いつまでも金科玉条の如く「私は無所属市民派!」、「政党の支援を受けず、政党
 と関係を持ちません!」という事で「良きイメージが保てるのか」、「自分のスタン
 スを表現できるのか」などを考えてみる時期に来ているのでないか?
  ま、人好きずきではあるだろうが・・・。

 他にもいくつかありそうな気がするが、もう随分時間を使ってしまったので、箕面市長選・市議選に関しては、(基本的には)これで終了する。
 これを人達それぞれが、自分(の地域)に引きつけて考えてもらいたい。それでは。
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温故知新:「政党と無縁だから善」とのプロパガンダ、没階級的市民主義の限界を示す?
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/9/3(月) 9:18 -
  
 2008年「自由論争」の箕面市選挙ツリーの重要記事再掲の最後。

▲「政党と無縁だから善」とのプロパガンダ、没階級的市民主義の限界をも示したか?
      戸田 - 08/8/25(月) 12:38 -
http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=4617;id=01#4617

 戸田は一貫して「世界社会主義革命を目指す左翼の活動家」であり、「市民派」とか
「無所属市民派」とかは、議員当初に他に適当な呼称が無かったので便宜的に使っただ
けで、途中からは没階級的な「市民派」呼称を捨てて「左翼(議員)」と名乗ってきた。

 「無所属市民派」という呼称や自己規定が発生してきた歴史的背景や心情は戸田も理解
するが、今ある政党がロクなもんじゃない反市民的なものばかりだからといって、政党そ
のものが反市民的だという理解は全くのナンセンスである。
 言うまでもなく「市民各位が自分達の政治目的を実現するために形成する集団」が
「政党」なのかだら。

 政党一般と関係を持たないとか、政党一般の支援を受けない事自体が善であるはずがな
いのに、そういった宣伝や自己規定をして自分たちを善なる者達だと描き上げる事は偽善・
欺瞞でしかない。
 自分たちにとってどの政党が良くてどの政党が悪いか、どの政党とどのような関係・連携
を持つのがよいかなどを、個別具体的に明らかにしていく事が大事だろう。

 「私達は政党と関係を持ちません!」を自己の正当化根拠にしたがる発想は、「悪い政党」
による政治支配を倒す政治刷新の阻害物になる場合もある。
 端的に言って国政が政党政治で構成され動かされている以上、今の悪政=自公政権を倒
すには、地方レベルでも野党政党との何らかの連携が必要だし、野党政党を突き動かしていく事が必要なのに、「私達は政党と関係を持ちません!」の「美意識」では現実の政治を良くする事はできない。

 箕面の「無所属市民派市長」の敗退は、その事を示しているのではないか?
 没階級的市民主義的な「無所属市民派」標榜路線(プロパガンダ)の限界を示している
のではないか?

 箕面市・大阪府レベルの民主党勢力が自公と結託し続ける事を阻止できず、また共産党
との共同も作れずに(共産党の体質的悪さがあるとしても)、自公政権への国民的怒りが
これほど拡大している中で、箕面で自公勢力の市長奪還を楽々と許してしまったという重い
事実に、従来の没階級的市民主義的な「無所属市民派」標榜路線(プロパガンダ)の限界が
示されている、と戸田は考える。

 「政党」を不浄のモノ扱いにする故なのか、藤沢陣営は「箕面市を守るためには自公政
権打倒が不可欠だ!」とか「箕面市を守るためにも衆院選与野党逆転を!」とかの方向での
訴えは何もしなかったと、戸田は認識している。(これは事実として正しいはず)
 そんな大事な事を大衆に訴えないで「市民パワーが出来るはずないでしょ」、というのが
戸田の考えだ。

 「市長として制度的に出来る事には限界がありますが、市民の代弁者として後期高齢者
医療制度撤廃、国保・医療費国庫負担増額を訴え、自公政権の自治体締め付けに体を
張って闘っていきます!」等々と藤沢市長が当初から市民に訴えつづけていたら、共産党
も引きつけ、箕面市民主党勢力の悪い動きを制約し、市民の人気を博していただろうと思う。
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