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尼崎市議選についてのスレッドを開始します 戸田 09/5/24(日) 9:53

■尼崎市の議会・議員の問題、市長の問題を考える(1) 戸田 09/5/24(日) 10:25
●同上(2):「女性・市民派市長」の白井あや市長の成果と限界・問題点 戸田 09/5/24(日) 10:32

■尼崎市の議会・議員の問題、市長の問題を考える(1)
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/5/24(日) 10:25 -
  
尼崎市:☆労働者のまち、尼崎 
          ・・・・活発だった労働組合、労働運動、今は?
    ☆公害問題のまち、尼崎
               43号線大気汚染問題、 アスベスト公害
             ・・・・住民運動、裁判闘争、・・・
    ☆「全議員の不正出張」を市民が猛追及して議会解散させ、議会大刷
    新をやったまち、尼崎 1992年から93年にかけて

     あの大闘争勃発から17年、市民派議員初誕生から16年!
      1人は07年に県議に転出し活躍。
        尼崎市議会の「市民派議員」の刷新パワーは、今もあるか?
        議会改革・議員の体質改善はどこまで進んだか?
           どこで停滞しているか?

    ☆全国最年少の女性市民派市長(白井あや)を誕生させたまち、尼崎。
    2002年:社・共・市民派・保守良識派の大共闘で、鉄壁組織選挙の現職を打破!
             兵庫県及び近畿地方の女性市長は芦屋市の北村春江(2003年
             退任)に次いで2人目
         しかも2期め06年には自公全力支援の対立候補を2倍以上の差をつけ
          て破る!
        ※この市長選挙での白井市長の101,388票は、一人の候補者が獲得した
          票数としては過去最高。

       その「輝ける市民派女性市長」は2期め移行、どんどんと新自由主義政治
        屋・「クビ切り市長」に転向(企業向けコンサルの地金が出た?)し、
        自公とも「いい仲」に。
       「市長の新自由主義暴走」を全然止められない「市民派議員」、社共議
員、「大歓迎」の自公議員。

     ☆公明党大増加のまち、尼崎
        01年:48議席に対して8人当選。⇒05年:定数45で11人に大増加!
            全て4000票越で2位〜12位独占!(うち1人は07年4月に県
            議に転出して欠員)
         公明党以外の支持者は、それを公にできず、公明批判などしようもの
          なら「ささやき作戦」で悪口を言われ「村八分」的扱いを受ける。
          (特に復興住宅や市営住宅では)(尼崎在住記者)

■尼崎市議会不正出張問題とは

 1992年9月に発覚した元議長の沖縄・北海道カラ出張が端緒となり、他議員の不正も
次々と判明。翌年1月に発足した行政視察等実態調査委の調べでは、不正は全議員に及び、269件、総額約1939万円に達していた。
 同委が議会側に自主解散を勧告、93年5月25日、市議会は解散した。

 出直し選挙が93年6月に行われ、追及運動の先頭に立った市民派議員4人をはじめ34人の新人が当選し、議員定数52人中3分の2にあたる議席を占め、ボス支配と言われてきた議会に新風を吹き込んだ。
 また、女性議員が10人となり、それ以降の活動もあいまって、新しいめばえを育んだ。

 当初、不正追及運動の息吹は、必然的に議会改革運動に活力を与え活発な動きをもたらした。多数の傍聴者が詰めかけ、絶えず市民の強い監視の目が注がれた。
 市民団体は、議会内の会派やグループに伍して改革案を提案した。
 これらのこともあいまって、常任・特別委員会や議会運営委員会などの会議の原則公開の確立、傍聴規則の見直し、傍聴枠の拡大、議長・副議長選挙などで、新人議員中心ともいえる議会運営を実現し、さらに「議会改革検討委員会」を設置させ、白熱した議論や「情報公開法の早期制定」要望の決議がされるなど、前進が見られた。 (その後、議会改革は一定程度行われたが、不正出張に関わった古参議員が復権する現象も出た)

■2001 年・尼崎市議会議員選挙を振り返って(定数48 、立候補者数は68 人)
      (「人民新聞」の01年記事)
 市民派9 人の立候補

 市民派は、現職3 人(飯田、酒井、丸尾)の他に、5 人の新人と1人の元職が立候補。
  市民派としての共通確認事項を印刷したビラを集会や街頭演説の時に配った。
 新聞報道でも市民派9 人立候補と取り上げられ、9 人の共同街頭演説の実施、集会の開催、市民派統一のぼりの作成など「市民派」の存在について一定のアピールはできたが、カラ出張問題の怒りが消え去った今回の選挙において、市民派の風を起こすには至らなかった。
 9 人の市民派、当選は現職3 人のみ

 有権者に見えなかった「市民派」

  今回の市議選において、「市民派」に特段の風が吹いたわけではありません。それどころか小泉人気は明らかな逆風でもありました。その様に追い風が無い中で、選挙前の短期間だけ共同で訴えても、有権者の中には染み込みません。
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◆2001年市議選:48議席に68候補の激戦、市民派増加なるか尼崎市議選6/17投票 
        日付: 2001/06/14 17:29:45 名前: ヒゲ-戸田
 20人が落選する激戦で、しかも「市民派候補」が9人も出るという凄さ。8年前、「全議員がカラ出張=旅費の不正受給」という大スキャンダル発覚・・・問題追求の市民派新人
4人が当選し一定の改革もなされたものの、4年前の選挙では市民派が2人に減少、古手議員
や利権勢力の盛り返しもあり、「改革の前進か後退か」が問われる選挙です。

 尼崎市議会では一定の改革がなされる一方で、未だに「議会を欠席する・遅刻・早退する」、という門真ではないようなひどい事もまかり通っています。(全然質問しない議員が幅を利かせているのは同様ですが)
 ちなみに公明党候補(おそらく全員当確)は48議席に対して8人。


■2007年市議選:尼崎市議選 世代交代進んだ「保守派」地域活動が弱まった「市民派」
     人民新聞:2005年07月08日記事

 6月5日、任期満了に伴う尼崎市議選(定数45)の投開票が行われ、立候補した現職34人、新人27人のうち、それぞれ31人、14人が当選。20代の3人が当選するなどで平均年齢は50歳と、改選前からほぼ6歳若返った。
 議会ぐるみの「カラ出張」発覚で解散─出直し選挙から四回目の選挙で、東京都議選と並び常に興味深い結果が出る。

 今回の尼崎市議選は、市民派・白井文(あや)市政に対する与野党の構図がどう変わるかが注目されたが、大きな変化はなかった。
 一方、尼崎選挙区で現職衆院議員を抱える公明党(冬柴鉄三)と民主党(室井邦彦)は、次の国政選挙の前哨戦として市議選を位置づけ、総力戦の様相を呈した。

 民主党は、2議席の現有議席に対し引退議員の後継2人を含め8人を推薦し、現職2人、新人4人を当選させた。さらに隠れ民主(室井チルドレンと呼ばれる)も複数いると言われ、若い見栄えのいい候補者・選挙カーを使わず自転車による選挙活動など、新鮮さを前面に出して台風の目となり、市民派のお株を奪った恰好だ。

 一方公明党は、現有10議席に対し11人を立候補させ、全て4000票(当選ライン2325票)
を超え、上位をほぼ独占した。

 市民派は、現職2(丸尾牧氏は三回連続トップ当選)が議席を確保。引退議員の後継も議席を確保した上に、新人1が加わった。なお本紙で支援を呼びかけた市民派・田中寿雄氏は、残念ながら1770票で落選。
 市民派は、合計4議席となったものの、存在感の減少傾向は否めない。

 公明党の上位独占は、毎度のことながら異様である。圧倒的集票力に加え、絵に描いたような票割りでその力を誇示しているようだ。私も尼崎住民だが、その隠然とした圧力を肌で感じる。
 復興住宅や市営住宅では、公明党以外の支持者は、それを公にできず、公明批判などしようものなら「ささやき作戦」で悪口を言われ「村八分」的扱いを受ける。

 これほどの組織力を誇示する公明党は、議会内では決して主導権を握らず、第二党として影響力を行使しようとする。
 理由は、
   1.ヌエ的に顔形を変えその時々の利害で動くため、
   2.キャスチングボードをしっかり握ることで、影響力を最大限行使する。
   3.あからさまな影響力行使に対する警戒や反発を抑える。
   4.そもそも政治理念もなく政策立案能力が低い、
 ということだろうか。

 今回の尼崎市議選は、総じていうと保守派の世代交代が進んだと言える。
 12年前に改革勢力として颯爽と登場した市民派は、議席を得ることで活動の中心が「議会」に引っ張られ、本来の市民派としてのラディカルな行動・問題提起といった地域活動が弱くなっている。
 今回の選挙結果は、そうした状態が続き、徐々に体制内化してきた結果と言えるだろう。(編集部・山田)
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i220-221-217-204.s04.a027.ap.plala.or.jp>

●同上(2):「女性・市民派市長」の白井あや市長の成果と限界・問題点
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 戸田 E-MAILWEB  - 09/5/24(日) 10:32 -
  
■「女性・市民派市長」の白井あや市長に関して

1979年 - 全日本空輸入社。このため、大学は休学の後中退。全日空にキャビンアテンダ
     ントとして勤務。
1990年 - 全日空を退社。人材育成コンサルタントに転身。姓名判断で通称名を「文」と
     する。
1992年 - 大阪YMCA国際専門学校講師(〜1997年)。
1993年 - 尼崎市議会議員となる。(〜2001年)。

2002年 - 11月17日実施(任期満了に伴う)の市長選挙で62,308票を獲得し初当選。
    全国最年少の女性市長。
     3選を目指した現職の宮田良雄(自民・民主・公明・自由・保守推薦)を破る。
     兵庫県及び近畿地方の女性市長は芦屋市の北村春江(2003年退任)に次いで2
     人目。
      また、同時に戸籍名を「文」に改める。

2006年 - 11月19日実施(任期満了に伴う)の市長選挙で101,388票を獲得し、
      元市議で新人の谷川正秀(自民・公明推薦)を2倍以上の差をつけて破り、
      尼崎市長に再任。
    ※尼崎市では、今回の市長選挙で獲得した票数は一人の候補者が獲得した票数と
     しては過去最高。
2008年 - 全国自治体首長からの道路特定財源を維持を求める署名に尼崎市長として署名
     拒否。
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◆2006年11/19尼崎市長選:市民派市長、自公候補にダブルスコアで圧勝
  (人民新聞も賞賛記事)
                                       
圧勝もたらした「市民直接対話」

 11月19日投開票の尼崎市長選挙は、現職市民派市長・白井文氏(10万1388票)が、自公推薦の谷川正秀候補(4万7487票)にダブルスコアーで快勝した。
 現職とはいえ、既成政党としては共産党が「支持」したのみで草の根市民が支えた白井氏が、自公連立の国政与党候補に大差をつけての勝利は快挙といえる。勝因と今後の展開についてレポートする。

 「冬柴鉄三衆議(公明党)が決起集会で土下座をした」-こんな情報が入ってきたのは、選挙戦最終盤の11月17日。
 自公推薦の谷川候補は、安倍首相とのツーショットを選挙ポスターに使い、自公の大物政治家を次々と尼崎に招いた。尼崎は公明党元幹事長・冬柴鉄三の選挙区で、強力な支持基盤がある。それだけに冬柴衆議が土下座したのは、強い危機感の表れである。

 実際、冬柴のみならず「やるだけのことはやった」と公明党幹部は胸を張る。神戸新聞の出口調査では公明支持層の八五%が谷川氏に投票したと報道している。

 一方白井陣営は、政党・団体の推薦は受けず、共産党が「支持」を表明したのみ。
 尼崎市長選は、国政与党対無所属市民派という構図で組織力からいえば、谷川候補が有利だった。

 谷川大敗の原因は、まず、対立候補=谷川のひどさだろう。
 父親は参議院議員・谷川秀善、家業は「万徳寺」住職。28才で市議初当選以降、5期市議をつとめ市議会議長の経歴も持つ43才の若手政治家となれば、十分無党派層の支持を獲得できる候補だった。

 ところが、華やかなプロフィールの裏で、業者からの口利きの噂が絶えず、「金に汚い、女性関係が派手」、とその体質は、保守の利権屋そのものなのである。
 こうした体質は、自民党市議の一部が白井市長支持に回るという結果を招き、自民党内部からも「世間知らずのぼんぼん」「傲慢」の批判がある。
 こうした政策不在の利権屋的体質は、選挙ビラに如実に表れた。安倍首相の写真を前面に出し、「共産党が推す市長に市政を任せ続けますか?」というネガティブキャンペーンに明け暮れた。

 白井氏の勝因は、市民との直接対話の蓄積だ。継続した車座集会をはじめ、環境・ジェンダー・障害などテーマを問わず各種団体との対話を重ね、市政批判にも真摯に耳を傾けてきた。
 「財政再建」を柱に据えながらも障害者自立支援法通過後は、障害当事者の自己負担増を緩和するため3億円の予算を確保して補填するという尼崎市独自の施策を実施。低所得者向けの医療制度支援や国保の補填は増額した。
 市の借金を800億円ほど削減したが、7割程度は職員の人件費削減で達成しており、福祉切り捨てによる財政再建ではない。


●白井市長の問題点(企業向け人材コンサルの地金が出てきた?自公に取り込まれた?)

■ やっぱりそうか!イダヒロユキさんの鋭い指摘 
  ↓↓↓
兵庫県尼崎市で、非正規の女性職員(派遣労働者)5人が、ストライキをしています!
         2008年03月28日
  http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/462/
 非正規で「住民票入力業務」をさせていた5人の労働者を、市側は偽装請負で使っていて、それがまずいとなって派遣労働者というかたちにし、さらにその派遣会社を通じて
5年は雇うといっていたのに、その約束を反故にして、競争入札にして、事実上「ユニオ
ンに入っている5人」を解雇・切り捨てようとしているということです。
 3年以上働いてきた、この業務に熟達したものを、少しの待遇改善を求めて組合運動し
たことに腹を立て、事実上、解雇しようとしているのです。

 私は、この問題で一番ネックになっているのが、白井市町その人だとわかってきて、
唖然としています。
 白井文市長は、無党派・市民派だとおもっていました。

 しかし、この間のこの問題への対処を知るほど、この市長は、人権とか労働運動といったことに対して、素養がかなり欠けた「素人」ゆえに、変な思い込みに囚われ、いまの新自由主義的な思考に完全に従属しているのだとわかってきました。

 白井市長は、単純に「財政赤字を減らすのが私の使命で、どんなことを言われようとやり遂げる」と変に“いこじ”になっているようなのです。
 新聞記事による言葉でも、派遣会社があまりに契約額が低くて労働者にまともな賃金を払うと赤字になるということで、その契約単価の契約額の引き上げを求めたことに対し「市民に引き上げの正当性を説明できない」といっています。
 しかし、今回ストをしている労働者たちは、年収が150万円です。熟練技能に加え秘密
保持性もふくめて、時給が1100円前後です。

 一体、どの「市民」が年収150万円、時給1000円前後を高すぎるというのでしょうか。

 白井市長は、随意契約がいかにも労働者の高い賃金を密室で取引しているかのように言うという、卑劣な言い方をしたのです。
 これは、悪いやつらが裏取引しているというイメージで、まともな労働条件を求める
ことを否定しているということです。とんでもないことです。
 まともな政治家なら、随意契約とか、密室での賃金交渉などといった一般論で非難がましくいうのではなく、賃金水準自体を見て、それが不当なものであるかどうかを判断すべきです。

 白井市長は、事実上は、安い労働者をさらに競争に投げ込んで、解雇したり、さらに貧乏にしようとしているのです。
 その言い訳の言葉にだまされてはなりません。
 結局、自分の意に沿わない非正規を、形式論で切り捨てるというひどいことをしようとしているのです。

「組合に入って文句をいうやつは切る」なんてことをするのは、客観的には独裁国家のリーダーがすることですよね。白井市長がしているのはそういうことなのです。

 もうここまでくれば、だめですね。
 市長に対して、かなり周りで説得や妥協調整に動いている人がいるのに、市長自身がかたくなになって聞く耳をもたないなんて、事実上、「新自由主義者のような、確信犯的な差別容認論者」と同じだといえます。

 もう退出していただくしかない。やけどをしてもらって、力づくでわかってもらうしかないようです。
 市民派といっていたのに、情けないことです。

 この背景には、管理統制社会、能力主義、グローバリゼーションに対抗的な、世界的な非暴力主義運動の思想、労働運動の思想、マルチチュード、スロー観点といった展望への「教養」が、白井市長にはないという問題があるように思います。
 知的な深みの素養がかけていて、簡単に、いまの優勝劣敗の流れに取り込まれてしまったということでしょう。

 「社会運動をする」ということの意義より、「財政再建」という「経済」の思想に囚われているのです。
 これは典型的な、今の勝ち組の思想です。

 強靭な深い思想があれば、そのような良くある「経済成長至上主義」に対抗できますが、そうしたものがないと、簡単に「現実主義」という名の、従来型の政治家になりさ
がってしまいます。

 企業を誘致しないとだめ、政府の補助金が付くようなことをやらないとだめ、自民党ににらまれたらダメで中央に日参し、あたまを下げて陳情し、道路とか公共事業で、経済を活性化するのが現実の政治なのだというわけです。社民党や共産党はダメで、自民党や商工会議所こそが大事というわけです。
 そのとき、企業契約も労働者の人件費コストも安ければいい、というのは、竹中平蔵などが言う発想で、単純なものです。

 経済成長しないと、何も解決しないというのは、洗脳された人の典型的な考え方です。

 でもそれがわからないから、「素人」市長は、市民派のつもりで簡単に「従来の自民党的政治家」と同じになってしまいました。
 今回のかたくなな尼崎市の姿勢の背景には、こうした問題があるように思います。
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