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質問準備(5)行政・議員・市民必見!深い内容の「幼児教育振興検討委員会」抜粋紹介 戸田 08/3/11(火) 10:30

深い内容の「幼児教育振興検討委員会」第3回め抜粋。こういう事知っとかないと 戸田 08/3/11(火) 12:20
「幼児教育振興検討委員会」第4回め抜粋(上)。早川教授が色々教えてくれてます 戸田 08/3/11(火) 13:13
「幼児教育振興検討委員会」第4回め抜粋(下)。★ホントに勉強になります! 戸田 08/3/11(火) 14:18

深い内容の「幼児教育振興検討委員会」第3回め抜粋。こういう事知っとかないと
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 戸田 E-MAILWEB  - 08/3/11(火) 12:20 -
  
 第3回門真市幼児教育振興検討委員会議事録  07年12/6(木)午後3時〜5 時10分
   http://www.city.kadoma.osaka.jp/keikaku/pdf/youjikyouiku3.pdf
戸田が関心を持った部分を抜粋紹介する。(※  )は、戸田のコメント
     ↓↓↓
議長:資料6は、門真市内の幼稚園に通う障害のある児童数を表にまとめてもらっていま
  す。これを見ますと私立の幼稚園でも障害をもっている子を意識的に多く受け入れて
  いるところが1カ所あり、事情があるのでしょうが現在まったく受け入れていない幼
  稚園もありますね。                  (※★!)
   公立幼稚園の方は、大体似たような傾向ですね。
   全体として私立と公立では、倍以上の受け入れの差があるという実態を少し認識し
  ておきたいところです。               (※★★!)
   それでは会議次第にそって進めていきます。
 ――――――
5 .私立幼稚園及び公立保育園の現状と課題についての報告

委員:大阪ひがし幼稚園の取り組みについて概要を報告します。
    ・・・・
 (8)卒園児のアンケート調査とその情報の発信
   アンケート意見の中に、幼稚園教育と小学校教育のギャップに対する戸惑いや不安
   が、毎年多く寄せられている。
 (9)今年度の方向性と課題
   ・・・・年々、保護者のカウンセラーへの相談活動が増加しており、今後の検討課
     題である。
   ・小学校との連携活動については有意義な活動ではあるが、教師間の交流や継続し
    ていくことに課題がある。

委員:門真市立上野口保育園の取り組みを報告します。    
 ――――――
 (4)障害のある幼児についての取り組み
   障害のある子どもに対しては、特に園全体での関わりが大切であり、担任一人が抱
  え込まないようにケース会議をもって意見交換や情報交換を密にし、一人ひとりの子
  どもについて共通認識をもてるようにしている。
 ――――――
委員:公立幼稚園におきましてもやるべきことは多彩にやっていくべきと思っています
  が、実施にあたり人手不足や諸事情でできないのが現状です。
   また、幼小の連携など少しずつですが部分的には広げていきつつあります。今後
  どうすれば地域の子育てセンターというか、役割を果たせるのかが課題です。・・

議長:確かに公立幼稚園も地域交流はかなりなされているようですが、ただ他の保育園と
  か小学校との連携ということになるとできていない。バランスがどうもうまくいって
  ない印象がありますね。
   なぜ公立どうしの幼稚園と保育園の交流がうまくいかないのか、その問題は門真市
  の特有の課題なのか、他の市でも同じなのか、検討していくことはこの検討委員会の
  課題の一つでもあります。           (※★鋭い!)

   もう少し交流の何がネックになっているのかを明らかにしなければ前へ進まない。
   小学校へ連携・交流しようと思うと、小学校が授業時数の関係でなかなか継続的
  に対応してくれないという問題がでてくる。
   どこの小学校と組むかということになると対象校を限定しにくい。

   特に私立幼稚園は広範囲から通園しているので、保護者から「自分の子が行く小学
  校と連携してほしい。」という話も出てきますね。   (※★)

委員:その保護者の声はつらいものがあります。だから、運動会にみんなで手分けして見
  に行ったり、入学式や授業参観を参観したり、また園だよりで紹介するなど努力はし
  ております。

議長:現実に1小学校に1幼稚園という体制がないため、今はどこから来てもよいという
  ことになっている。特に保育園なども広範囲から通うことになっている。
   しかし、一方で地域との交流を行政は指導しているわけです。 (※★)
   行政としては、どの程度の範囲を「地域」と考えるのかという問題がでてきます。

   地域とは何なのか、漠然としていて進めていく方は大変なわけです。具体的には、
  『地域とは作っていくものであって、初めからあるものではない』という考え方もあ
  ります。例えば、今日の報告のようにどろんこ遊びをするため田んぼを貸して欲しい
  と申し出なければならない。待っていては貸してくれません。

   そういう努力の結果、新たな地域がうまれるわけです。そういう工夫をどれだけ重
  ねていくかが大切です。積極的に先生方ががんばって開拓していかないとだめだと思
  います。
   先ほど公立幼稚園は、人手が足りないという意見がありましたが、私立幼稚園にし
  ても人手がないのは同じで、人件費の問題など私立幼稚園の方がもっと厳しい問題を
  抱えているかもしれません。
 
   人件費はかかるけれど、こまめな関わりをして地域の信頼を得て、園児数を確保す
  るという努力を私立幼稚園はせざるを得ないのです。     (※★)
   公立幼稚園は「子どもが来てくれなければ終わりだ。だから統廃合になる」また
  は、その統廃合の部分だけ「反対だ。」と言ってもどうしようもないわけです。

   定員確保の問題を公立の幼稚園の先生たちが「自分たちの問題でなく、行政の問題
  だ。」と考えるのか、「自分たち自身が努力して地域の信頼を得るのだ。」と考える
  のか。これは、おのずと明らかでしょう。
   そういう意味で民間の幼稚園の努力を学んでいくことも大切なのではないかという
  意味で申し上げているのです。
     (※ さすがの委員長も、門真市が公立幼稚園の募集を1ヶ月遅らせたり預か
       り保育をさせなかったりで、わざと公立にハンデを押し付けている事まで
       はご存じ無い。市がその情報を委員達に隠しているから!)

委員:公立・私立幼稚園の両方の子育て支援の報告をお聞きしましたけれど、子育て支援
  は保育とは別のプラスの部分なわけで、よく活動されていると思います。
   しかし今の社会の要請は、もっと多くのことを望んでいます。そういう状況の中で
  もっと取り組んでいく場合に、どういうことが必要だと感じておられるのか、教えて
  ください。

委員:もう目一杯ですね。ベテラン・中堅教員がいないとできないですね。・(※★!)
 ――――――
議長:教育委員会は幼稚園に対して、カウンセリングの先生は配置しているのですか。
事務局:配置はしておりません。要求はしているのですが。      (※★)
 ――――――
副議長:市によって教育委員会の中に、別の専門的な知識をもった相談員が常駐している
  場合がありますが。
事務局:門真市ではございません。本当は教育センター内に教育相談室を設けるという計
  画はあったのですができませんでした。必要性は感じております。(※★)
 ――――――
議長:公立幼稚園に39名の障害のある子がいますが、カウンセラーの配置などの対応は
  しないのですか。予算の問題で無理ということなのでしょうか。
副議長:職員の加配はあるのでしょうか。

委員:加配はあります。行政とヒヤリングを行った上で、最終決定がなされます。
    (※★39人の障害児がいてもカウンセラー配置はしていない、ということ!)

議長:公私立ともよく取り組んでおられますが、子育て支援が幼稚園の主体性でがんばら
  ないとできないものなのか、そこを考えていかないとと思います。
   保育指針の素案が出て、今年度末には新しい幼稚園教育要領も出ます。(※★)
   その方向を無視して、この委員会が今後の方向性を出していくということはできな
  いわけですから、当然新しい教育要領を踏まえたかたちで門真市の幼児教育を考えて
  いかなければならない。                     (※★!) 

   保育指針と幼稚園教育要領の内容は一体化したものがでてきます。 (※★!)
   つまり、指針と要領の中身が同じなのに、幼稚園と保育園の保育の中身・サービス
  が異なると困ることになるわけです。子育てがメインで子育て支援がプラスアルファ
  という考え方がなくなります。                 (※★★!)

   新しい要領ではそれをすることが保育園や幼稚園の機能だと宣言したのですから。
  状況は一挙に変わってきます。 (※★★重大な事だ!)
  そして幼稚園・保育園がそうしたもののセンターになりなさいと言っているわけで
  す。
   しかし、そのことを可能にするための体制づくりやそれにかかるコストについては
  カウントされない危険性はかなり高いのです。          (※★★!)
   この委員会で回答を出していくにあたり、そのような状況の中、どう整理していく
  のかを視野に入れて議論を進めていく必要があると思います。
    (※★大事な事は公立幼稚園の民営化だとか数を減らせなんて事じゃない!)
  ・・・・・・・
   幼稚園も小学校も時間確保は大変だけれど、毎年取り組みの交流を続けていくと、
  ・・・・個々の担任が自らの気まぐれで止めるというわけにはいかなくなる。連携・
  交流もやらざるを得ない関係性をつくってしまう。
   つまり、その関係性の成立が「地域」なんですよ。  (※★卓見!)

   もう一つ、保護者会がこれだけ自立できているというのは、家庭数が400いくらあ
  ってPTA 委員を潤沢に担ってくれる人がいるわけですよね。
   幼稚園で親の数が40〜50 人で委員を毎年変えていくとなれば、親だけで自主
  的活動というのは大変ですね。全部幼稚園の先生が準備するということは、これもま
  た大変です。

副議長:保・幼・小の連携については、現場はやりたいと思っていると思いますが、その
  一つの壁になっているのは行政の壁が大きいのでしょうね。  (※★その通り!)
   せっかく検討委員会ができたのですから、幼・保が連携して小中学校へどう働きか
  けていくかということを、ここでもう少し議論できたらいいと思います。
  ・・・・しかし、門真市は公立幼稚園が4カ所しかないというのが連携を難しくして
  いると感じます。    (※★その通り!民営化だとか園減らしじゃなく!)

   具体的に日常的な交流をしようと思えば、近くの地元の小学校でないと無理なわけ
  で、まず近場の小学校と連携をどうしていくか、うまく公立の保・幼が私立を巻き込
  んで全体としてどう連携をつくっていくかを考えていかないといけないと思います。

議長:学びの連続性とか発達の連続性が言われていますが、保・幼の指針や要領だけ示さ
  れるのではなく、当然小学校の学習指導要領の方にも書き込まれてくる可能性がある
  と思います。        (※★教委も保育課も新たな勉強が必要だ!)       
   そうすると校区に公立の幼稚園がある小学校は相手が保障されているが、そうでな
  い学校は私立幼稚園に頼んで連携・交流の相手を探さなければならない可能性があ
  る。そういうことも考えていかなければならないと思います。
            (※★校区に保育園・幼稚園が皆無な東小は?!)   
 ――――――
委員:・・・保護者会についてですが、かつて私も役員をさせてもらいました。園から任
  されることで、子どもたちのために活動しようというお母さん方は多いです。
   そういうところで幼稚園とつながったり、子ども同士のつながりが親同士のつなが
  りに広がったりと、様々ないい経験をさせてもらいました。
   親というのは、情報がたくさんほしいのです。ですから、いろんなことをたくさん
  発信してくれる幼稚園に大きな魅力を感じるのではないでしょうか。

   また障害のある子どものことを、なかなか理解してもらえない親もいます。
   これは、情報を知らないことが原因であって、幼稚園のうちから親の交流などで知
  識を持つことが大事なのだと思います。           (※★!)
   それから、講演会など子どもの成長についての話などを聞ける機会がたくさんあっ
  たらいいと思います。
   今、お母さんたちの活動を支援する役員をしておりますが、そういう講演会をやっ
  てみてお母さんたちから「本当にいい話・情報が聞けました。」という感想を聞きま
  す。
   これからもがんばって続けたいと思っています。 (※頑張りに敬意を表します)

委員:・・・私は、子育て支援のスタートが幼稚園と保育所とでは違うと思っています。
   そんな中で同じように協力してやっていくというのであれば、公立・私立にかかわ
  らず同じ門真市内の子どもをあずかるという意味で、どこの園に行っても同じような
  情報が聞けて同じようなサービスを受けられる、そういうメニューを市役所や教育委
  員会が提供する、それが一番いい情報提供ではないかと思います。 (※★!)

議長:保育課の場合は、子育て支援センターの予算をつけますが、教育委員会は、そうい
  う予算はありません。                      (※★!)
   結局、園庭開放というかたちでやっています。その辺りもやはり出発点が違いま
  す。
   未就園児に対するサービスも思惑が違っていたり、今まで各園でバラバラにやった
  りしてきている。                        (※★!)
   保育園も幼稚園も公立も私立もやっていることがバラバラ、独自性ということでは
  いいが、これからはそれでいいんだろうかという曲がり角に就学前の子育ての問題が
  きているというご指摘をいただいたかと思います。・・・      (※★!)
引用なし
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「幼児教育振興検討委員会」第4回め抜粋(上)。早川教授が色々教えてくれてます
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 戸田 E-MAILWEB  - 08/3/11(火) 13:13 -
  
 第4回門真市幼児教育振興検討委員会議事録  08年1/31(木)午後3時〜5 時00分
   http://www.city.kadoma.osaka.jp/keikaku/pdf/youjikyouiku4.pdf
戸田が関心を持った部分を抜粋紹介する。(※  )は、戸田のコメント
     ↓↓↓
3.資料説明
  資料7 『門真市幼児教育振興検討委員会(第3 回終了時点での中間まとめ)』

事務局:第3 回終了時点での現状と課題について、課題のみ報告させていただきます。
  1.子育て支援について
   ・子育て支援の定義・その目的・意義を明確にすること
   ・幼稚園教育要領、保育所保育指針の改定を受けて、それに基づいた子育て支援の
     あり方を考える                  (※★重要!)
   ・公立幼稚園における子育て支援の一本化(どこの幼稚園でも質・量ともに同様の
     子育て支援を行う)                  (※★重要!)
   ・地域の子育て支援センターとしての保育所・幼稚園はどのような役割を果たして
     いかなければならないのか

  2.就学前における特別支援教育について
   ・就学前から障害のある幼児と共に育つ保育の保障
   ・人員の問題、財政面での問題について
   ・障害の認定をどうするか
   ・障害について、保護者への啓発をどう行うか

  3.連携・交流について
   ・地域との交流を進める際の、園側の姿勢はどうあるべきか
   ・公立幼稚園、私立幼稚園、保育所のネットワークをどうつくっていくか
   ・幼・保・小の連携・交流の構築

  4.保育の内容について
   ・幼稚園教育要領、保育所保育指針の改定を受けて、本市の幼児教育のあり方を
     考える

今後3回目以降の委員会の議題についての予定について
・第4回(子育て支援という連携のあり方について)
・第5回(地域連携による子育て、就学前の特別支援教育について)
・第6回(保育内容の充実について)
・第7回以降
  (就園率の問題、充実した保育が行われるための適正規模及び適正配置、厳しい財政
   下での幼稚園運営のあり方)

4.資料に対する質疑応答  (※これは質疑無しだった、と確認できた3/11)

5 .子育て支援について、委員長からの説明と提言等
 資料8 「保育所保育指針(素案)」
 資料9 「幼保の共通カリキュラムの考え方」について(早川委員長論文)(※★!)
 資料10 「中教審答申」よりの抜粋

議長:昨年8月3日、厚生労働省から保育所保育指針の素案が出て、また今年の1月17日
  に中央教育審議会から「学習指導要領の改善について」が文部科学大臣に答申され
  ました。
   この答申を受けて、教育課程審議会で具体的な文章作りがされ、幼稚園教育要領
  の素案が出てくることになります。                
   幼稚園教育要領と保育所保育指針の内容を重ねていこうということで、厚労省と
  文科省の専門部会が合同で審議を重ね、できるだけ内容が整合性あるものにしていこ
  うという前提のもとに作業がされています。・・・(※★与党議員も勉強せえよ!)

   また、今回の保育所保育指針は厚生労働大臣の告示という形になります。
  これまでの保育指針は一定のガイドラインであったものですが、法律に準ずるものと
  なり、ある程度強制性というものが生まれてきます。
                         (※★与党議員も勉強せえよ!)
     問題になってくるのは「認定子ども園」です。
   これは保育所機能と幼稚園機能を統合したものでありますから、そこでどんな保育
  をするのかといったときに保育所保育指針と幼稚園教育要領が違っていたら、混乱す
  るわけです。
   「認定子ども園」のことを考えると幼稚園教育要領と保育所保育指針は、内容的に
  は両者の一体化が強く目指されているわけです。          (※★)
   1月17日に出された答申の基本的な考え方にも、子育て支援と預かり保育につい
  て、幼稚園教育要領ではかなりきちっとやっていこうとしているようです。

   以下、「学習指導要領の改善について」の幼稚園の「改善の基本方針」について
    説明
  改善の具体的事項
    1.発達や学びの連続性を踏まえた幼稚園教育の充実
     (A)幼稚園教育と小学校教育との円滑な接続
     (B)体験と言葉の重視など子どもや社会の変化に対応した幼稚園教育の充実
    2.幼稚園での生活と家庭などでの生活の連続性を踏まえた幼稚園教育の充実
    3.子育て支援と預かり保育の充実

議長:門真市ではすでに預かり保育はしているのでしょうか。

事務局:公立幼稚園では、やっておりません。
        (※★民間に遠慮して意図的にやらせていないのだ!)
  ―――――――――――
議長:私立幼稚園の場合、コストの問題や緻密な連携を考えてみても、幼稚園教育の中で
  矛盾なくいくわけです。
   しかし、公立幼稚園の場合はやっかいですね。行政が預かり保育をした場合、保育
  活動であり教育活動ではない、という問題がある。     (※★鋭い指摘!)

   またその時間帯だけの指導を免許のある保育士だけにまかせる場合、綿密な連携を
  組まないと不自然な預かり保育(一時預かりのような)になり、これは危険になって
  きます。
   小学校の場合も学童保育と必ずしも連携しているわけではない。学校という枠の中
  で「共に育つ」という教育的効果があるにもかかわらず、現実には連携されていない
  だろうと思います。                 (※★これも鋭い指摘!)
   門真市の学童保育は、教育委員会管轄ですか。

事務局:子育て支援課になりつつあります。

議長:今日は子育て支援について、具体的にどう考えたらいいのか、中身を少し整理して
  いこうと思います。
   今回の保育指針は従来のものとどこが違うのか。 (※★みんなで勉強しよう!)

   まず、保育指針の第2章「子どもの発達」と第3章「保育の内容」の2つの章立て
  になったこと、また「保育のねらい及び内容」も「養護に関するねらい及び内容」と
  「教育に関するねらい及び内容」に分けて整理されています。

   一方、幼稚園教育要領との関係でみますと、例えば「人間関係」の部分の内容は幼
  稚園教育要領のこれまでの柱立てとほぼ一致しています。
   つまり、幼稚園教育要領の内容を保育指針がそのままかぶせて採用しているわけで
  す。             (※★与党議員も勉強せえよ!)           
   そして第6章が今日のテーマに関係していまして、「保護者に対する支援という項
  目が新たに章としてあげられました。確認していくためにも、みんなで読んでいきた
  いと思います。      (※ みんなに学ばせようという配慮でしょう。)       
委員: 第6章保護者に対する支援 (読み上げ)
  保育所における保護者への支援は、保育士の業務であり、その専門性をいかした子育
  て支援の役割は、特に重要なものである。・・・
   1.保育所における保護者に対する支援の基本

議長:「保育所における保護者への支援は、保育士の業務であり」の部分は、留意・配慮
  すべき事項ではなくて、保育所の仕事・役割であると明確にしたというのが今回の特
  徴だと考えています。             (※★★重要!) 

委員:2.保育所に入所している子どもの保護者に対する支援
議長:・・・・・夜間の保育は、この門真市では無認可でやっているのでしょうか。

事務局:民間でされていると聞きますが、具体的にはわかりません。
        (※★ありゃりゃ!民間保育園は府の所管だとは言え・・) 

副議長:無認可でやっているところが多いと思います。自治体によっては公立でやってい
  るところもあります。夜間ではないですが、最大8時ぐらいまでですね。大抵は私立
  ですね。
  ―――――――――――
議長:無認可に対しての援助は。
事務局:・・門真市の認可外の保育施設では夜間保育はされていないと聞いております。

議長:病児・病後児の保育を専門に担当しているところはありますか。
事務局:本市ではありません。
  ―――――――――――
議長:つまり、門真市では財政上の問題もあって、今のところ夜間保育、病児・病後児の
  保育はしていないということになります。
   次に「発達障害等の障害がある場合、関係機関と連携して・・・」とありますが、
  門真市ではどこになるのでしょうか。

委員:保健福祉センターになります。
  ―――――――――――
議長:(※虐待に関し)日本では相談員の数が少なくて後手にまわり、深刻な事態になる
  などの問題があります。子育て支援もそこまで考えていくと、深刻な問題なのです。
   つまり、子育て支援も悩みの電話相談ぐらいを考えているかもしれませんが、保育
  指針ではそれが幼稚園・保育所の業務だと書かれているわけです。(※★★重要!)

   しかし一方で、「夜間保育、病児・病後児の保育もできない、虐待の対応も十分で
  きない」という矛盾があり、ここをどう処理したらいいのかという問題があるわけで
  す。・・・・・
   また早朝保育や延長保育をするときに問題になったのは、保育士の中でローテーシ
  ョンを組んで行うのか、そのときだけのアルバイトで対応するのか。
   どうすることが子どもの最善の利益になるのかです。  (※★★鋭い指摘!)
   門真市は、どうでしょうか。

委員:本市は、ローテーションで行っています。

議長:つまり門真市は、保育士どうしの連携を職員体制として密にやられているというこ
  とですね。保護者の方の思いはどうでしょうかね。
委員:親としては、アルバイトの方より先生の方が安心です。 (※★当然の気持!)

議長:ところで採用についてお聞きしますが、幼稚園の免許と保育所の免許を持っている
  人を採用するのでしょうか。
事務局:今のところ、採用はそういうようになっています。
               (※★しかし正職員にせずアルバイト採用で!)
  ―――――――――――
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i58-94-111-98.s04.a027.ap.plala.or.jp>

「幼児教育振興検討委員会」第4回め抜粋(下)。★ホントに勉強になります!
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 戸田 E-MAILWEB  - 08/3/11(火) 14:18 -
  
第4回門真市幼児教育振興検討委員会議事録  08年1/31(木)午後3時〜5 時00分
   http://www.city.kadoma.osaka.jp/keikaku/pdf/youjikyouiku4.pdf
 後半部分で戸田が関心を持った部分を抜粋紹介する。(※  )は、戸田のコメント
     ↓↓↓
3.地域における子育て支援

議長:この「地域における子育て支援」の対象は、保育所にも幼稚園にも行ってない0歳
  から3歳までの未就園児です。・・・・
  ―――――――――――
議長:門真市では、保育士がいて、親子がつどえて、自由に出入りできるような子育て支
  援センターはありますか。

事務局:智鳥保育園の子育て支援センターの園庭開放は、火・木・土曜日で1時から4時
  まで、年間140回行っているという報告を受けています。
   原則、就学前児童対象でいっしょに遊んだり、相談を受けたりしているようです。

議長:「子育て支援」という場合、保育所に入所している子どもの保護者に対する支援と
  地域における子育て支援には内容に違いがあるということ。
   また入所している子どもの保護者に対する支援も、わざわざ6項目も設けなければ
  ならない程、課題があるということだと思います。      (※★鋭い指摘!)
  ―――――――――――
副議長:就労時間がからんだ預かり保育で「特定保育」というのがあります。

事務局:門真市では特定保育は行ってないようです。

委員:預かり保育も0歳児から預かっていますので、実際の現場は大変です。しかし、
  地域の役に立っていると思っていますので、利益が無くても止められませんね。

議長:問題は、例えば公立保育所も統廃合という問題が起こったときに、民間だったら対
  応できるのに、コストを理由に公立は対応できないということであるなら、いくつか
  の公立保育所だって民営化しようかという発想も起こってくることになりかねないと
  いう気がします。
   (※実際には「コストを理由に公立は対応できない」という事は無い。
     ★当局が意図的に「公立にサービス拡大をさせず」、民間保育園優位を演出し
      ているだけだ、という実態を委員達に知って欲しい。)        

   子育て支援というものが、今回こうしてかなり細かく「保育所に入所している保護
  者に対する支援」と「地域における子育て支援」を整理してできているわけで、子育
  て支援の一定の方向が出てきたかなと思います。         (※★)

   そういうことを踏まえて、どこまで本市として子育て支援を充実していくのか。
 
   その場合に保育所が担当するのがベターなのか、幼稚園が担当するのがベターなの
  か、整理できるのかできないのか、そんな問題もあるような気がします。

  早川委員長の資料「幼保の共通のカリキュラムの考え方」についての説明

  保育所・幼稚園の役割 
   1.家庭・地域社会・幼稚園等の三者による総合的な幼児教育の推進
   2.生活の連続性、発達や学びの連続性
          (※★こういうご自身の論文を出して論議できる所が凄い!)

議長:1.2.は、幼稚園教育要領と保育所保育指針の改定の2本柱です。
   これからの就学前教育は、従来の幼児保育の機能に加えて、未就園児との交流・地
  域の子育て家庭への支援、また地域の高齢者との交流・連携、保幼小中の連携および
  幼保の一元化の問題など、就学前をとりまく状況はかなり複雑な仕組みになってきて
  います。 
   こういう中で幼稚園・保育所も自分たちが業務を展開していくんだというイメージ
  をもっていく必要があると思います。
    (※★市長・教育長・職員・議員、市民、みんながこれを勉強せないかん!)

   保育内容も幼・保がカリキュラムをどうお互い連携づけながら作っていくか。
   基本的にはどんな場で育っても、公立・私立、幼稚園・保育所にかかわらず同じス
  タイルの子育てを受けて義務教育の場である小学校に上がっていくべきであるという
  考え方が強く出ています。            (※★★重要!)

   保育所だから不利だとか幼稚園だから有利ということになれば、やはり子どもの
  それぞれの場で最善の保育の利益を保障することにはなりにくい。
   そういう意味でこんな複雑な状態の中で、保育所・幼稚園がどう自分たちの業務を
  展開していけるのかを考えていかなければならない。

   その場合にどうカリキュラムを作っていくのか、保育についてどんな風に見直して
  いったらいいのか。
   例えば、どちらかと言うと保育所は早朝保育から延長保育までやっていますが、そ
  ういう場で育った子どもと、幼稚園で預かり保育までのところで育った子どもの育ち
  では、幼小連携を考えていったときにどんな課題が出てくるだろうか。

   より長くこうした子育て施設で生活した方が子どもの育ちが保障されるのだろう
  か、逆にそういう長時間の保育を受けたことが子どもの負担やしんどさを生じさせた
  り、長時間の保育が子どもの育ちに一定の妨げになったりはしないのか、どうなの
  か。                   (※★うーん、難しい問題ですね)

   そのようなことを考えると、やはりそれぞれの時間で子どもの何を育てるのかにつ
  いて、ていねいに「一つのカリキュラム」を目指していかなければいけないだろう。
   そのためには保育所・幼稚園が共通の課題をもちながら、検討していかなければと
  思います。

   次回は、地域連携による子育てについて具体に議論し、第6回では第4回・第5回
  の議論をふまえて、保育内容の充実とはどういうことなのかを議論していきます。

委員:今日の話を聞いていまして、子育て支援というのは子育て力の支援ではないかと思
  いました。

議長:その通り、子育て力の支援です。
   基本的には自分の子どもは責任を持って育てるという自覚が必要であって、親の労
  働条件を満たすためだけにするのは本来の子育て支援ではありません。
                          (※★たしかにその通りです)
   10時間も子どもが保育所にいて、「子どもが幸せなの?」、これは本当に子ども
  を支援していることになるのかどうか。       (※★鋭い指摘!)
   子どもの犠牲の上に労働が成り立っているのではいけない。
                             (※★★卓見です!)
   保育所が子どもの負担の場ではなくて、子どもが長時間いてもそこで子どもたちが
  豊かに育つ条件を保障していくような場でないといけないだろうと思います。
                             (※★★卓見です!)

   それでは特に皆さん方からのご意見がないようでしたら、これで終了します。

事務局:長時間のご審議、誠にありがとうございました。 次回の第5回委員会ですが、
   2月28日(木)午後3 時より、・・・・・
  ―――――――――――
引用なし
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