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共産党・参院選惨敗について 共産党枚方交野青年支部支部長 07/8/15(水) 1:34

―さざ波通信8/4原仙作さん投稿(2)・・これでは終わりが近い・・・ 戸田 07/8/15(水) 21:12

―さざ波通信8/4原仙作さん投稿(2)・・これでは終わりが近い・・・
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 戸田 E-MAILWEB  - 07/8/15(水) 21:12 -
  
http://www.geocities.jp/sazanami_tsushin/dc01/situation2/s07081.html
8、共産党の指導部には『心』が失われている

 何よりもこの文章には『心』というものがない。jcpの指導部は政治革新の願いを託した国民の一票をどう考えているのであろうか?
 志位らは「おにぎりが食べたい」と言って餓死した人の話をよく例に出すが、藁にもすがる思いで託された一票をどう感じているのであろうか? 託された一票の期待に応えられなかったおのれのふがいなさに慚愧の念を覚えないのであろうか?
 木で鼻をくくったような事実を羅列して逃げを打つこの文章と比較すれば公明党の声明さえ、まだ、心に伝わってくるものがある。

 票日29日の「赤旗」一面には「大激戦、大接戦」という大きな活字が踊っていたのであるが、どの選挙区が「大激戦、大接戦」であったのであろうか?
 東京は13万票の差、京都は87000票の差、大阪は14万票の差があった。

 7月25日の「全国いっせい総決起集会」の志位演説では「共産党の存在意義がかかった重大な選挙」(「赤旗」26日)とさえ言われていたのである。また、「歴史的な参議院選挙」(同)とも言われている。

 文字どおりに理解すれば、「歴史的な参議院選挙」、かつjcpの「存在意義のかかった重大な選挙戦」で、比例区と東京選挙区で議席を減らしたことはjcpが存亡の淵に立ったことを示している。
 それにもかかわらず、惨敗の事実さえ隠蔽して自己保身と責任回避に走る総括声明を発するとは一体どういう感覚なのであろうか?
 今では彼らの発する言葉にはどんな真実の裏付けもない。言葉が単なるプロパガンダに堕しているのであり、国民の心に訴える力を失っている。

9、まがいものの「科学的社会主義」

 すでに党指導部の利害は生活弱者である国民の利害とは遊離しているのであり、彼らの唱える「科学的社会主義」もマルクスやレーニンが苦闘して創出した理論の外見だけを図式として利用しているだけである。生活弱者を救済する理論ではなく、図式化され、保身と自党第一主義の弁護論に換骨奪胎されている。
 不破らの唱える「科学的社会主義」なるものは、もはや縷々説明するまでもなく、6連敗という国政選挙の惨状を指摘するだけでその内容を推測するには十分であろう。

 しかし、補足の意味で一例を挙げてみよう。最初に要約として述べたことだが、「参議院選の結果について」には次のような文章がある。

「・・・国民の審判は、それにかわる新しい政治の方向と中身を探求する新しい時代、新しい政治的プロセスが始まったことを意味するものです。」

 確かにそういう実感が深いのであるが、しかし、このような評価をすれば、jcpがこれまで主張してきた政治「理論」と矛盾することになるということに、jcp指導部は気がついていないようである。

 これまでの「理論」=政治図式では自民党も民主党も「同じ穴のムジナ」であり、真の対抗勢力jcpが伸びなければ政治は変わらないと主張してきたのである。だから、この「理論」からすれば、自民党が敗北しても民主党が躍進するのでは政治は変わらないと評価すべきなのであり、ましてやjcpが議席を減らしてはなおさらのことである。「新しい時代、新しい政治的プロセスが始まった」と評価するなどとんでもない誤りであるはずなのである。

 その「理論」に反し、自民党が参議院で過半数割れを起こし民主党が参院第一党になっただけで、政治は変化を起こし始めたということをjcp指導部はいやでも認めざるを得なかったのである。
 この文章にはみずからの「理論」がどの程度のものとして理解され取り扱われているかが端的に示されている。自民党惨敗後の変化しつつある政治情勢、政治の現実を肌で感じて、おのれの「理論」を忘れてしまった党指導部の姿がある。

 こうしてjcp指導部は自ら「同じ穴のムジナ」論の破綻を告白することになったわけである。
 ささやかなものであれ、まことに現実の変化は偉大であり、干からびた「理論」の誤りを教えてくれる良薬である。今では国民がjcp指導部に政治を教えている。「前衛」が後衛になり、後衛が「前衛」の先を進む。

10、全小選挙区立候補戦術の愚劣

 jcp指導部の告白は、また、全小選挙区立候補戦術が寄るべき理論上の根拠を失ったことを教えている。

 「同じ穴のムジナ」と把握し両者に対抗しなければならないからこそ、全小選挙区に候補者を立てて自民、民主と議席を争う必要があるというのが、これまでの議論であった。 しかし、民主党の躍進で政治が変化し始め、両者は同じものではないことが明らかになったのである。
 流動化しはじめた政治の現実は「同じ穴のムジナ」論が現実にある両者の相違を捨象した抽象論(本質論ではない)であり、同じものと把握することの誤りを教えている。

 今はまだ民主党と自民党は同じではないのである。
 基本政策に類似のものが多いとはいえ、異なった政策も多い。自民党は官僚機構と癒着しているが民主党にはそれがない。そして何よりも、一方は政権にあり他方は政権にない等々。
 これらの相違こそ、国民が民主党を選ぶ理由なのである。抽象論で同一視すれば国民の政治意識のありかを見誤り、正しい戦術を立てることができなくなるのである。

 正しい戦術とは両者の違いに着目する戦術だったのである。違いがわかれば、一方とある提携を結び他方を叩くという戦術が素人にもわかることになる。

 以前に述べたことがあるが、実は、全小選挙区立候補戦術の誤りはjcp指導部の告白を待つまでもなく、すでに100年近くも前から解明されていたのである。「科学的社会主義」なるものを唱えるjcpの選挙戦術がレーニンの議論とどれだけかけ離れているかを一瞥しておこう。古典家達の議論は今でも大いに参考になる。

11、レーニンが90年前に教えていたこと

 レーニンは社会の変動期には国民大衆は支配政党から離れはじめるが、その政治意識の変化(これがポイントで、あれこれの政治条件の違いは問題ではない)は一挙に共産主義政党のもとへ来るものではなく、一旦は支配政党より「左」の政党へ途中下車するものであることを繰りかえし教えていた。
 この変化、途中下車は宣伝や説得では決して変えられるものではないことを経験が教えているとし、共産党の戦術はまず変化する大衆の願望を実現することに手を貸すこと、そして、その援助の過程を通じて共産党への理解と支持を広げることであると説いていたのである。

 変化する大衆の政治的願望を実現することを通じて、彼ら大衆が支持した政党を政権につけ、その政権の真実の姿を大衆自身が目の当たりにしてはじめて共産党の主張が理解されるのであり、この政治過程、国民の政治的経験は宣伝などで飛び越えることは決してできないことも繰りかえし教えていたのである。ましてや今日、社会主義世界体制が崩壊し、共産主義の評判が地に堕ちているときではなおさらのことである。

 だから、jcpの選挙戦術は、民主党政権を期待する大衆の願望を実現するような選挙戦術を採りつつ、自党の議席増をめざす選挙戦術を採用しなければならなかったのである。
 すなわち、比例区と2〜5人区では候補を立てるが、議席獲得を望めない定数1の選挙区選挙では候補者を立てず、有力野党候補に一票を投ずる選挙戦術ということになる。

 これらのことはレーニンの有名な著作「共産主義内における左翼主義小児病」で語られていることであり、今だ常任幹部会に居残り院政を敷く不破が十分承知していることである。ことのついでになるが、こうした戦術を理解しない者は「マルクス主義と科学的な近代社会主義一般をすこしも理解しないものである。」(全集31巻「・・・左翼主義小児病」58ページ)とレーニンが言っていることを付け加えておこう。

12、参議院選の結果は問題を明確に提起した

 今回の参議院選は、jcp指導部の選挙戦術の誤りを赤裸々に見せてくれている。
 与党には20年に一度の大暴風雨が吹いたのであり、jcpには大順風の選挙戦であった。
 その意味で敗北の原因を外部環境のせいにする道は閉ざされている。「小泉旋風」はもうないのである。しかも、現有議席を確保できず「善戦健闘」とは言えない明確な敗北である。

 政治現象は複雑怪奇であり、めったなことでは明確な輪郭をあらわすことはないが、今回の選挙戦はどの側面から見ても明確な輪郭を出現させている。
jcp指導部は敗北の原因をおのれの内に求めるほかない政治状況が出現したのである。

 この期に及んで、マスコミの二大政党制論に国民が押し流され民主党に票が集中したことが敗因だったと敗因を他者に転嫁するわけにはいかないであろう。志位は「難しい風」があったというが、いかに厚顔でも民主党旋風が逆風となったとは言えないようである。

 参議院選初出場の、jcpより小さな国民新党や新党日本でさえ議席を得ているのに、jcpは与党批判票を取り込みやすい比例区でさえ議席を減らしているのである。

 全小選挙区立候補戦術の誤りは、すでに理論的にも実践的にも証明済みである。
 参議院選における敗北の直接の原因はjcpの選挙戦術にある。野党との選挙共闘を拒否し、至る所で他の野党を批判し、jcpだけが正しいとして全選挙区に候補者を立て宣伝しまくったことが独善的に見え国民の共感を呼ばなかったばかりか、自民党候補を倒したいと欲する有権者には妨害者に見えたのである。
 大順風を消し去ったのはjcp自身であり、「難しい風」を作り出したのもjcp自身である。

13、有権者の一票は天の声であった

 jcpが全小選挙区立候補戦術に固執する理由としてよく言われていることがある。
 全小選挙区立候補でなければ地方組織が動かず、また、公選法の関係で宣伝手段が少なくなるので比例区の得票を増やせないという議論である。

 しかし、この議論は純粋に党の内部事情の問題であり、政治情勢という要因に優先して選挙戦術を決定する要因にはなりえない。
 これは戦術を決定する場合のイロハに属する問題であり、党内事情を政治情勢に優先させるのは本末転倒である。

 何のために議席を増やすのかということを考えてみれば、議論の本末が簡単にわかるであろう。党員をアクティヴにする工夫や宣伝手段を広げる方法は組織内の創意工夫で克服すべきことである。

 政治情勢を顧みない「お家の事情」第1の選挙戦術は、政治情勢によっては反動的な選挙戦術に転化するのであり、有権者から手痛いしっぺ返しを受けることになるのである。
 私の見るところでは、jcpの議席は伸び悩みになるが現有議席程度は確保できるのではないかと予想していたのである。というのは、与党への大逆風があり、「2チャンネル」のスレッドなどでは極右政党「新風」に投票する者まで「戦略投票」と称して最下位争いの与党を落とすためにjcpに投票するという例が数多く見られたからである。

 しかし、国民の怒りの一票は自民党を打ち負かしたばかりか、jcpをも打ちのめしたのである。jcpは自民党ともども生活弱者の敵として打ちのめされたのである。
 国民のこの投票行動は、この間、jcpが果たしてきた与党の「つっかい棒」という役割を考慮する場合にだけ、まことに合理的な投票行動であったと合点がいくのである。まさに”天の声”である。

14、愚かな指導部がつくる党の危機と党員の疲弊

 jcpが全小選挙区立候補戦術に固執する理由が何であれ、国民はこの党を打ちのめし生活弱者の敵と認定したのである。あるいは敵と認定しないまでも、社会主義世界体制が崩壊して以降、視野の外にあったjcpを改めて政治革新の邪魔者として認定したということである。
 jcpが国政上の存在としては危急存亡の淵に立つことになった理由である。

 同情すべきは、全身これ善意の塊のような末端党員の苦労である。
 馬鹿げた選挙戦術で無用の風圧を受けたうえに、賽の河原の石積みのような徒労を強いられて疲労困憊し、参議院選の惨敗で失意のうちにあることは想像に難くない。

 この順風、国民の怒りが大爆発している選挙戦では「水を得た魚」のように活動できたはずなのだが、実際には、党員の活動は惨状を呈していた。選挙戦終盤の25日においても志位は「党員の決起は、のべでも約4割から5割です」(上記決起集会での志位演説)と言わざるを得なかったのである。
 これでは順風でも勝てるはずがない。党員は疲弊し、志位ら指導部は指揮官としての無能を晒した選挙戦であった。

15、不破、志位、市田を更迭し指導部体勢と選挙戦術を一新せよ

 1年後には、本当のラストチャンスがやってくる。小沢が政治生命をかけた衆議院選である。無能な安倍が政権にあるかぎり、政権崩壊劇の条件はおのずから成熟してくる。政権崩壊は無能な者が居座り愚策を連発することによって条件が整う。ここでは300の小選挙区があり、jcpの選挙戦術が威力を発揮する場所である。
 jcpはそこでどうするかである。

 全小選挙区立候補戦術を採り他の野党との選挙共闘を拒否し、相変わらず与党の「つっかい棒」になるならば、現有9議席は半減することになろう。
 今回の参議院選が再現する。政治の変化を実感し政権交代に目標を定めつつある国民はもはや容赦しないであろう。

 昨年の「赤旗祭り」で不破が講演したように、日本は反共主義が強まっていると参議院選後の政治情勢を把握するのであろうか? それならば、次回の衆議院選でjcpは行き着くところへ行き着くであろう。

 参議院選の惨敗を真摯に総括するために臨時党大会を開き、21世紀の国政選挙を指導し6連敗を喫した不破、志位、市田の現指導部に責任を取らせ、かれらを更迭し、新しい執行部を選出してその選挙戦術を全面的に転換することが必要である。
 惨敗して居座る指導部を安倍総理同様、有権者は許さないだろう。党の顔も戦術も変えることである。それ以外にjcpが生き延びる道はない。

 そして、今ひとつ付け加えるならば、人材も活動力も枯渇させるだけの上位下達の官僚組織でしかない民主集中制を改めること、日本人の国民気質を理解することである。判官びいきであり、勝って奢らず敗れて潔くというのが日本人の美学である。
 今のjcp指導部では敗れても一片の同情すら得られない。
引用なし
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