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2/10連帯ユニオン議員ネット大会に大参集を!カンナマに「目に見える支援激励」を! 戸田 20/1/31(金) 12:31

【1】馬毛島への軍事基地建設及び南西諸島の軍事化に反対する特別決議 戸田 20/2/11(火) 17:43

【1】馬毛島への軍事基地建設及び南西諸島の軍事化に反対する特別決議
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 戸田 E-MAILWEB  - 20/2/11(火) 17:43 -
  
 2/10連帯ユニオン議員ネット大会で採択された決議5本を順次紹介する。
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【1】馬毛島への軍事基地建設及び南西諸島の軍事化に反対する特別決議
          提案説明:(種子島)西之表市議:和田香穂里
  
 馬毛島(まげしま)は、琉球弧(南西諸島)の最北、大隅諸島(鹿児島県)
に位置する種子島の北部を占める西之表(にしのおもて)市の、西方12km
に浮かぶ、周囲16km余りの小さな島です。

 現在は無人島ですが、1980年代半ばまでは人々が暮らし、豊かな漁場とし
ても、西之表市民の生活に深く関わってきました。
 またこの島には、マゲシカをはじめとする希少な動植物を含む独特な自然
環境や、古代人が埋葬された遺跡などが存在していますが、違法開発を含む
土地造成によって、現在は十字の滑走路が刻まれ赤土が広く露出した痛々し
い姿になっています。

 この馬毛島に自衛隊施設を整備し、併せて米軍空母艦載機離発着訓練
(FCLP)の恒久的な施設とすることが、2011年6月の日米安全保障協議
委員会(ツープラスツー)の共同文書に明記されました。
 地元には何一つ事前の説明も無いこの決定に、種子島、屋久島の島民は怒
り、強く抗議しました。

 地元西之表市民はこの計画に反対する市長と議員を選び、「馬毛島基地化
反対」の意思を示してきました。
 「馬毛島軍事施設絶対反対」の公約を掲げた八板市長は「馬毛島には
FCLPよりもふさわしい活用法がある」と主張し、
 市議会も今期、「FCLP移転及び自衛隊施設整備に反対する」意見書、
「FCLP及び自衛隊施設整備を前提とした土地売買交渉に反対する」意見書
などを決議しています。

 しかしながら政府・防衛省は、地元の賛否を問うことなく頭越しに、
馬毛島の99.6%の土地を所有する地権者との売買交渉を続け、昨年11月
に160億円という価格で売買合意に至り、12月20日山本防衛副相は、土地
の約6割を取得したこと、自衛隊馬毛島基地(仮称)を整備すること、
米軍FCLPは引き続き候補地との考えであることなどを、西之表市長及び
市議会議長に説明しました。

 今回馬毛島の土地購入に充てられる160億円は、沖縄・辺野古移設工事の
遅れによって余剰となる予算の流用で、国会審議を経ずに支出され、法的に
は問題無いとされるも、かなり強引なやり方です。

 また馬毛島の土地は、県や国も森林法違反を指摘しており、高額な根抵当
権が設定されているため、国有化にはそれらの解決が必要です。
 国は算定根拠を明らかにしていませんが、違法開発をも評価しての、国の
鑑定評価額45億円を大きく上回る160億円という金額だと言われています。

 さらに一部の土地売却金をもって抵当を抹消するなどと、一企業の借金を
国が肩代わりするような手法で馬毛島の国有化を進めようとしています。
 このような税金の使い方を許してはなりません。 

 中国の太平洋進出を防ぎたい米国の戦略を受けて、政府・防衛省は石垣、
宮古、奄美など南西諸島の自衛隊配備いわゆる南西シフトを強引かつ急速に
進めています。
 島嶼防衛とは、島々を守るのではなく島々を捨て石にして本土を守ること
であり、そこに暮らす人々の命は虫けら同然です。
 その証拠に、住民の避難に関する訓練は一切含まれません。

 種子島では自衛隊の鎮西演習や水陸機動団演習などが一般の砂浜や公園な
どを使って行われ、18年には基地以外の陸上では初めての日米合同訓練ま
でが行われ、訓練拠点化が進んでいます。
 南西諸島全域で基地以外での訓練の常態化も必至です。

 「地元の理解と協力が重要」と繰り返されるお決まりの文句の欺瞞性は、
島々での基地をめぐる数々の暴挙を見れば明らかです。
 地元住民の意向を無視して進められる馬毛島自衛隊基地建設も米軍
FCLPも種子島の訓練拠点化も、この南西シフト上にあります。

 近隣諸国との軋轢をなくし、軍拡競争を止めアジア太平洋の平和をつくる
ためにも、南西諸島の軍事化を今すぐ止めなければなりません。
 
 私たち馬毛島への軍事基地建設及び南西諸島の軍事化に反対し、地元の
種子・屋久(たね・やく)島民や、連帯ユニオン議員ネットの一員である
和田香穂里西之表市議とともに声を上げ、連帯し行動することを決議します。

  2020年2月10日「連帯ユニオン議員ネット」第15回大会参加者一同 
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引用なし
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