「自由・論争」 掲示板

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メルマガから再掲:☆映画1;「マトリックス」を幾たびも 戸田 08/6/29(日) 11:58
☆映画4;ゴールデンキャストの6月!「再装填(戦闘準備)完了!」など 戸田 08/6/29(日) 12:03
☆映画5;マトリックス2雑感あれこれ。ウーン・・・・ 戸田 08/6/29(日) 12:08
★ トリニティ て ひょっとして裏の表現ではないでしょうかね 砂川より 08/6/29(日) 19:05
☆「マトリックス3;レボリューションズ」の反革命!「フルシチョフ」への転落 戸田 08/6/29(日) 12:12
☆映画12;「マトリックス1」を楽しく突っ込む(メルマガ04年2/29) 戸田 08/6/29(日) 12:18

メルマガから再掲:☆映画1;「マトリックス」を幾たびも
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 戸田 E-MAILWEB  - 08/6/29(日) 11:58 -
  
旬刊メルマガ;ヒゲ-戸田メール通信 vol.17(2002.12.31作成、2003.1.2発行)
         【 第17号の内容 】
  http://archive.mag2.com/0000088759/20030102003000000.html?start=20
☆映画1;「マトリックス」を幾たびも
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 映画やそのビデオを繰り返してみることは滅多にない戸田が、中古ビデオを買
ってまで何度見ても飽きないのが、この「マトリックス」だ。(英語では「メイ
トリックス」と発音するらしいが)

 何度見ても飽きさせないほどそれはカッコイイし、映像的に美しく、面白い。
最後に主人公が自分の能力をついに自覚して、「かかってきな!」という感じ
で自信たっぷりに表情・人格が変わっていくなども堪らない。

 格闘シーン、銃撃戦シーン、メカバトルのシーン、それぞれに素晴らしい。
 「エージェント側があんだけ撃って当たらないはずないだろ」、とツッコミ入
れつつも、「世界最強の巨大軍用拳銃」イスラエル製のデザートイーグルがバ
ッシンバッシンとブローバックして薬莢がはね飛び、ヘリ搭載のガトリング砲機
銃が回転猛射撃する中で膨大な量の薬莢がキンキンバラバラとまき散らされるシ
ーンなどのリアルな迫力と、スローモーションで見せてくれるサービスはちょ
っと他にはない代物だ。

 敵地に乗り込む時の黒づくめスタイルのカッコよさ、静と動のコントラストの
見事さ。(男性客サービスですぐにノースリーブになる女性ファイターには「腕
にケガしやすいからしやすいから不合理」と思うが)

 話の筋立ても大きな破綻はなく重厚で、繰り返し鑑賞に耐えられる。いくつか
浮かぶツッコミも想像の楽しさに転化できる要素が多い。

 世界何十億の人類のほとんどが荒涼たる世界の中でコンピューターによって
「栽培」されているならば、この何十億の人類を「解放」した時に、どうやって
必要な食料・物資の生産をやっていけるのか、地球環境の再生など不可能に見え
るが大丈夫なのか、等々の「闘いの目的そのものの妥当性」が問題になりそうだ
が、新年6月公開予定の続編ではどうなるのだろうか?
 楽しみは尽きない。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i220-221-217-43.s04.a027.ap.plala.or.jp>

☆映画4;ゴールデンキャストの6月!「再装填(戦闘準備)完了!」など
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 戸田 E-MAILWEB  - 08/6/29(日) 12:03 -
  
旬刊メルマガ;ヒゲ-戸田メール通信 vol.27(2003.6.8発行)
         【 第27号の内容 】
  http://archive.mag2.com/0000088759/20030608173000000.html

☆映画4;ゴールデンキャストの6月!「再装填(戦闘準備)完了!」など
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ああなんと楽しみの多い6月であることだろう。本日6/7と言えば、あの「マ
トリックス」続編の「マトリックス・リローディッド」と韓国映画の「2重スパ
イ」が封切りされ、翌週6/14からは第2次大戦中の情報工作秘話「スパイゾルゲ
」が封切りされる。
 ほかにも面白そうな映画が目白押しみたいで、6月7月は映画館に足を運ぶこと
が多くなるだろう。

 ちなみに「ロード」=「装填」というのは銃や大砲の弾込めのことだから、
「リローディッド」というのは「再装填完了」、つまり「再度の戦闘準備完了」
ということ。ジャッキーン!、ガシャン!、というやる気マンマンが伝わってく
る題名だ。

 本日6/7封切り日はどこも込むに決まっているからやめようか、それとも今後
6月議会ほかで多忙になっていくから早めに見に行こうか、あれこれ悩ましい
6/7である。
 ちなみに議員は、議会出席以外の時はかなり時間を自由に使えるから、平日日
中でも映画を見に行けることが便利です。その代わり夜でも仕事をしますけど。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i220-221-217-43.s04.a027.ap.plala.or.jp>

☆映画5;マトリックス2雑感あれこれ。ウーン・・・・
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 戸田 E-MAILWEB  - 08/6/29(日) 12:08 -
  
旬刊メルマガ;ヒゲ-戸田メール通信 vol.28(2003.6.27発行)
         【 第28号の内容 】
  http://archive.mag2.com/0000088759/20030627235000000.html
☆映画5;マトリックス2雑感あれこれ。ウーン・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 「マトリックス2(リローディッド)」を見ちゃいました。封切り初日に茨木
マイカルのシネコンでレイト料金1200円で吹き替え版を。
 それしか空きがなかったのと、話が複雑そうなんで日本語版がよかろうと思い
まして。
 入館前にパンフレットまで買っちゃって、期待感いっぱいでワクワクしながら
・・・。出だしからオーッと引き込まれたのですが・・・・、以下雑感です。

1;冒頭5分くらいからネオとトリニティの「ラブラブいちゃいちゃの愛ある生
 活」、全編を貫く「二人の愛の物語」、「たとえ全人類が滅んでもオレはトリ
 ニティをとる」・・。アチャー!

  戸田はラブロマンスなんか全然好みじゃない。映画でそれを見るなんてまっ
 ぴらご免、という趣味なのでこれにはまいった。おふたりには(熱い思いを秘
 めながらも)あくまでクールな戦士の関係でいて欲しかった。

  ちなみに全人類が滅んだらふたりだけが生きられるはずがないのに、ネオは
 アホですね。断腸の思いで「トリニティよ死んでくれ。オレも後で行くからな」
 というのが「純愛」というものじゃないですか?まして戦士ならば。

2;カンフー的格闘シーンは確かに凄いけど長すぎ、ガンアクションがもっと欲
 しかった。アメリカ人にとってはガンアクションはありきたりでカンフーの方
 が面白いのかもしれないけどね。

3;みんな射撃がヘタ!
  トリニティとエージェントがビルから落下しながら射撃しあうシーン。
  ふたりとも直線的に落下しながら射撃しあうのにさっぱり当たらない。
  この場合エージェントは身をよじってかわすことができないのだから当て
 られるはずなのにトリニティったらホントに射撃がヘタ。
  エージェントも何発も撃ってやっと1発命中できただけ。

  高速道路でカーチェイスしながらの銃撃シーン。
  銀髪男もエージェントもあんなに至近距離で撃ちまくりながら致命打撃を
 与えられないなんてヘタ!
  まあ、第1編でもエージェントとその兵士らは射撃がヘタでしたけどね。
 (拳銃でヘリの燃料タンクを打ち抜いた以外は)

4;高速道路でのカーチェイスはたしかにすんごい!特にバイク二人乗りでの逆
 行シーンなんかはもの凄い。今回、バイクアクションがとびきり光ってます。

5;やたらと説明が多いなあ。しかもマトリックス世界の中の人物まで「自分は
 こういうプログラムで・・」というのが多い。
  前回疑問だった、「エージェントはなぜ予言者とその周辺人物に変身できない
 のか?」という疑問の半分は解けたようではありますが。
  でも出演者がセリフの中で物語の状況設定を長々と語る芝居というのはあま
 り良いものではない。

6;衣装スタイルはカッコイイ。
  ネオのコートは特にカッコかっこいい。トリニティの黒ずくめスタイルももっ
 と見せて欲しかった。
  でも超高速で飛んでいるネオの髪にも服にも風圧が全然感じられないのはなぜ?
 サングラスなんかすぐに潰れるか吹っ飛ぶと思うんだけど・・。

7;おいおい、元エージェントのスミスさんよ、あんた出過ぎ!本来のエージェ
 ントに全然迫力がなくなってしまった。

8;今回、「予告編」「予告シーン」が映画でもテレビでも雑誌でも、いっぱい
 あってものすごくワクワクさせられたし期待が煽られたけど、本編を見てみる
 と「予告」をいっぱい見るのも善し悪しだな、と思ってしまった。

  「初めて見る衝撃」というものが薄れてしまい、「ああこれか」という感覚
 で見ることが多いのはもったいないことだ。デジャブ(既視感)が多くなる。
  映画の予告はせいぜい2〜3シーンで留めて、あとはシャベリで期待を煽る
 べきですな。

  予告で多くを見せるのは客集めにとってはプラスでも、映画を見に行った客
 にとっては衝撃満足度としては明らかにマイナス。

9;銀髪兄弟も予想していたより強くも恐くもなかったね。予告編倒れ。

10;ザイオンとネオの反乱が実は6度目の反乱で、「反乱自体が支配のプログラ
 ムに組み込まれていた予定調和である」という筋立てはオーウェルの「1984年」
 を思い起こさせる。
  ネオの場合はその予定調和を乗り越えて反乱奪権を実現させていくのだろう
 けれども。
  しかし、「機械が人間を支配するようになって100年」という設定で、ザイ
 オンの人々自身も「100年間の闘い」と知っているのに、6つの反乱が全くお
 互いを知らずに、「救世主」も含めて順次起こっては5つが消滅させられてき
 た、というのはおかしくないか?

11:最後に、実は昨日2回目を見に行って思ったことなのだが、前編と違って何
 かが足りないと感じていたのは、「決めのシーン」と「カタルシス」とか、「ム
 フーッ」と観客の中に湧き起こってくる「増力感」が足りないんだな、と戸田
 としては思った。

  例えば前編での格闘シーンや銃撃戦シーンで敵を片づけた後の「スチャッ」
 という「決めのポーズ」やエレベーターのドアを閉めた時に柱の一角が崩れる
 シーン、ネオの内面が目覚めて力がみなぎって「かかってきな」という感じを
 示すシーン等々。

12:おまけとして。
  映画をよく一緒に見に行く中2の娘は恐そうな映画と暴力的シーンが嫌いとい
 う平和主義者なので、戸田がマトリックス2を誘ってもウンと言わなかったが、
 一緒に見に行かないでよかった。
  あんなキスシーンやベッドシーンが出てきたらお互いにものすごく困るではないか。
  ああ一緒に行かないでよかった。

●「2重スパイ」、「スパイゾルゲ」、「ターミネイター3」も見るぞ〜!
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i220-221-217-43.s04.a027.ap.plala.or.jp>

☆「マトリックス3;レボリューションズ」の反革命!「フルシチョフ」への転落
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 戸田 E-MAILWEB  - 08/6/29(日) 12:12 -
  
旬刊メルマガ;ヒゲ-戸田メール通信 vol.35(2003.11.20発行)
  http://archive.mag2.com/0000088759/20031120235000000.html
         【 第35号の内容 】
  ☆はじめに;今回は「マトリックス」1本!
  ☆映画11;「マトリックス3;レボリューションズ」の反革命!
        「ゲバラ」から「フルシチョフ」への転落
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆はじめに;今回は「マトリックス」1本!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 「またも敗けたか八連隊」、「またも遅れた戸田のメルマガ」。
 イヤー、11月も下旬に入ってしまいました。ゴメン、ゴメン。裁判書面作成が
ドッサリありまして、ムッチャクチャ時間と手間を喰ってしまってました。
 「11/5;マトリックス3;レボリューションズ」全世界一斉公開!の2〜3日
後、期待に胸を膨らませて戸田もみてきましたが、見てみたら「なんじゃコリャ!」
と怒り心頭。

 まあ、まだ見ていなくて期待一杯の人も大勢いることだし、と戸田の批評公開
は控えていましたが、その分、この映画について書きたいことが一杯できました。
 そんなこんなで、今回のメルマガ35号は「マトリックス3;レボリューション
ズ」への批評1本に絞って、その代わりたっぷり書くことにしました。

 これを見たのは、字幕版を1回だけなので話の複雑な部分や「哲学的」な部分
等については戸田の誤解や理解不足があるかもしれませんが、大筋に於いては理
解を間違っていないと思います。
 「マトリックス3」について、「世界で一番鋭い分析批評」であると自負して
おります。それではどうぞ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆映画11;「マトリックス3;レボリューションズ」の反革命!
        「ゲバラ」から「フルシチョフ」への転落
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 とうとうご対面した「マトリックス3;レボリューションズ」(以下、「マト
リックス3」と略)。
 予告編を見過ぎて感動と驚きが縮小した前回の反省に立って、この日のために
予告編や予備知識を禁欲してきた戸田は、期待に胸を膨らまつつ、フムフム、ホ
ウホウと映画に没入していく。

 いくつかの場面で満足はするものの、しかしやがて「アレ?」、「オイオイ」
「なんじゃコリャ?」と不満の方が募り、後半過ぎからは「アカンわ、この映画」
と判定を下さざるを得なくなってしまった。

 それら各点については、別途述べていくが、この映画の思想性のところで決定
的に決別を決断したのが、最後近くの「機械との戦争」が終結するシーンだった。

 ネオが「機械と人間の共通の敵」=スミスを破壊したことを受けて、機械がネ
オとの約束通り人間との「平和共存」を選択したおかげで、機械軍団が人間の地
下都市ザイオンに対する攻撃を停止し、機械軍団の圧倒的物量攻撃によって殲滅
寸前だったザイオンが救われた時の兵士の喜びの声、喜色満面で「戦争は終わっ
たんだ!!」との叫び。
 安堵と喜びにわき上がる兵士と民衆。
 人間世界は救われた!!メデタシ、メデタシ!

 しかし、まさにその瞬間、戸田は怒り爆発!

「バカ野郎!お前ら全人類の解放のために機械と闘い抜くんじゃなかったんかい!
全世界を解放するんじゃなかったんかい!」
 「終戦の喜び」は単に現場の兵士・民衆レベルでの、命が助かったという素朴
な喜びだけではなく、「全人類解放・世界革命路線」の全面放棄であり、指導部
全体の変質であった。

「平和共存」との美名の下に「機械様とはもう闘いません」、「全人類の解放は
諦めて機械の許容範囲内で少数の人間の生存だけで満足します」という完全な投
降路線への永久転落である。
 これでは全人類の解放を夢見て闘いに死んでいった者は浮かばれない。

 マトリックスにつながれた何十億の人間はそのままである。「希望する者はマ
トリックスから離脱させる」だって?ウソつけ!

 まさに「少数のゲリラから出発して世界革命を起こす」雄大な構想を持って闘っ
たゲバラの路線から、帝国主義の強大さにたじろいで自分達の保持に後退したフ
ルシチョフの「平和共存路線」への転落。

 歴史的現実としてのフルシチョフ路線は、社会主義革命の完全放棄だったとま
では言いきれない「捲土重来」の要素もあるが、マトリックスの「平和共存」は
完全なる投降路線であった。

 「圧倒的物量を持った敵と闘ってもダメだから、敵の許容範囲内で平和に生存
しましょ」というのが、「マトリックス3;レボリューションズ」の導き出した
結論であり、「総路線」であった。
 これのどこが「レボリューションズ(革命)」か?まるっきりの「反革命」で
はないか。

 「救世主」とは、実は革命路線を裏切らせるための「大スパイ」だったと言え
るのではないか。

 以下に各論的に映画の不満点や気が付いた点を述べていく。

1;あの「いやらしいフランス人」の存在は何を意味しているのか?
  あれは思うに、米帝の起こしたイラク戦争に反対したフランスへの米帝国民の
 敵意を象徴しているのだろう。
  なぜ「フランス人」として表現されるのか?
  答はイラク戦争における対立にあるはずだ。

2;そう考えていくと、あの圧倒的物量の、猛烈に気味の悪い、ゴキブリの大群
 のような、もの凄く高性能な機械軍団は何を象徴しているのか?
  それは圧倒的力量を誇る米帝軍を意味しているのではないか。

  世界の民衆にとって、「絶対に適わない、絶対に勝てない敵」としての米軍。
  そのイメージを投影しているのがあの機械軍団の物量と戦力なのだ。
  (現実の米軍のイメージはイラクでのゲリラ戦でだいぶ低下したが)
  だから、そういえばザイオンで人間の武器として結構役に立ったロケット砲は
 アフガン・イラクのゲリラ戦をイメージしているのだろう。

3;映画での「現実世界」のもはや「自然の回復」など1%も望めないほどの荒
 涼たる風景は何を意味しているのか?
 
  そもそも「現実世界」があそこまで荒涼としてしまっているのなら、「全人類
 の解放」など食料生産・居住生活そのものからして絶対無理だと分かるはずなの
 に、なんで「機械支配の打倒と全人類の解放」路線で闘おうとしたのか?
  あの「もはや回復不能な荒涼たる現実世界」とは、「革命の断念」のための言
 い訳のイメージなのではないか。

4;映像的に一番面白くないのが、今回は「現実世界」の気味悪くて汚らしい世
 界での闘いの場面が多すぎて、マトリックス世界でのシュールでカッコイイ闘い
 が少なかったこと。

5;マトリックス世界でのスミスとの闘いも含めて、今回の闘いの大半はまるで
 「ゴレンジャー」や「アバレンジャー」のお子さま活劇みたいな闘いだった。
  スミスとの「決戦」は少年ジャンプの「リングに賭けろ!」やね。

  荒唐無稽なボクシング漫画で「ギャラクティカ マグナ〜ム!」とか叫んで
 パンチを放つと相手が空高くブッ飛んでいってしまう、というヤツ。

6;ザイオン防衛で人間が乗り込む歩行型戦闘ロボットも、なんじゃありゃ。
  いっちばん弱い人間戦闘員の体がむき出し。しかもロボットの前面の一番攻撃
 を受ける箇所で。
  これじゃあ弾丸どころか何かの破片が当たっただけでたちまち戦闘不能になっち
 まうのに、なんで防御カバーを付けないの?

7:「機械の難敵」スミスが破壊されたのなら、機械にとって人間との平和共存
 を守らなければならない理由がどこにある?
  機械は「人間電力」に頼らないでも世界が維持できるの?

8;「平和共存」体制下での「マトリックスへの侵入と同志獲得」およびそれへ
 のエージェントによる取り締まりはどうなるの?
  国家権力対革命ゲリラの「非和解的闘争」から、おまわりさんと風俗業者や
 「暴力団」との馴れ合い的取り締まりになるの?

9;仮に「平和共存」で生きていくとして、「敵機械との死闘」も「革命の大儀」
 も喪失した人間社会は今後どうなる?
  「絶対に勝てない相手の許容範囲内の平和な生活」に忍び寄るのは夢も自尊心
 もない、腐敗と堕落ではないだろうか。

◆マトリックスの監督、なんちゃら兄弟に言いたいことはただひとつ。
 「マトリックス3」を作り直せ!!

 米帝の世界制覇戦略によるアフガン戦争、イラク戦争の「一見米帝勝利的状況」
の下で、映画「マトリックス」2と3は制作公開された。そして「マトリックス
3」公開による幻滅の下でイラクにおける米帝軍の苦戦が拡大進行している。

 なんちゃら兄弟は米帝軍の「一見勝利的状況」に感覚を惑わされて、当初の構
想とは違う展開に滑り落ちてしまったのかもしれない。
 いずれにしても、このふたつの事態はおそらく現在の世界の実相を示唆してい
るのである。                             
                        (完)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i220-221-217-43.s04.a027.ap.plala.or.jp>

☆映画12;「マトリックス1」を楽しく突っ込む(メルマガ04年2/29)
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 戸田 E-MAILWEB  - 08/6/29(日) 12:18 -
  
旬刊メルマガ;ヒゲ-戸田メール通信 vol.38(2004.2.29発行)
  http://archive.mag2.com/0000088759/20040229205000000.html
☆映画12;「マトリックス1」を楽しく突っ込む
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 「マトリックス3」は2度と見る気がしないが、「1」の方は何度見ても楽し
める。その「1」の方に楽しく突っ込みを入れてみたい。

A;まずオカシイのが、冒頭のトリニティに対して一般警官が踏み込む場面。
  張り込み現場にやって来たエージェントは「お前らの手には負えない」と言う
 だけで、突入警官に乗り移ろうとしないのはなぜ?

  あんたらマトリックス世界の住人の誰にでも瞬時に乗り移れるんだから、
 しかも2人も来てるんだから、サッサと現場警官に乗り移ったらトリニティは
 簡単に逮捕か殺害できるのに、なんでそうしないの??

B;敵陣ビルでの圧巻の銃撃戦闘シーンもおかしい。

  ネオは柱の間を走っているだけなのに、おまけに派手な側転までして体表面
 積を広げてくれたりもするのに、自動小銃だけでなくショットガン(散弾銃)
 まで使ってネオの走行に合わせて猛烈射撃してるのに、壁や柱にだけ銃弾が
 当たってネオには当たらないなんて、そんなの絶対にありえな〜い!

  と言うより、ショットガンまで使って猛烈射撃してネオにだけ当てないよう
 にすることが絶対に不可能なことじゃん!

C:モフィアス救出のためにヘリから室内に銃撃する場面もおかしい。

  なんせぶっ放しているのが円形に束ねた10本近くの銃身が回転しつつ弾丸を
 発射する「バルカン砲」で、これは「面に弾をばらまく」ためのもので当然精
 密射撃なんか出来るわけがない。
  おまけに小刻みに揺れるヘリからの射撃。
  オイオイ、モフィアスを殺す気かよ!

  この設定でモフィアスにだけ弾を当てないで他の奴らを倒すなんて選別射撃
 ができるわけないじゃん!
  辺り一面弾丸の嵐で室内の人間は全員切れ切れの破片にされてしまうじゃないか。

  それなのに、モフィアスに当たらないだけでなくエージェントにも1発も当
 たらず、壁と床に当たっているだけ。あんだけの連続猛射撃で!

  ネオよ、さっきのビル内で戦闘で見せた超人的射撃の腕はどこ行ったの?
  弾丸の無駄遣いもいいかげんにしなさい!
  おまけにエージェント達ときたら、いくら世界最強の軍用拳銃デザートイー
 グルとは言え、高々拳銃でバルカン砲に対抗するかい? 勇気ありすぎ!

 ・・・・とまあ、こんな感じです。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i220-221-217-43.s04.a027.ap.plala.or.jp>

★ トリニティ て ひょっとして裏の表現ではないでしょうかね
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 砂川より  - 08/6/29(日) 19:05 -
  
じつは、
ブッシュと同じ系列の、
本音はキリスト教絶対主義の映画ではないのかな??

名前をどう付けるかは、よくよく頭をヒネッて
するものですからね

表向きにいうと非難されるからね

違ってたらゴメン

でも 銘々には意味がある
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 1.1.4322)@c207232.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp>

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