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橋下が2/1に市長辞職表明!実施6億円のだだっ子市長選・再選作戦糾弾!橋下追放を 戸田 14/2/2(日) 13:16
▲市長選では「あえて不戦敗で橋下裸踊り」?いや、対抗馬で橋下粉砕すべきでしょ! 戸田 14/2/2(日) 13:35
▲なるほどそうかもしれない〜橋下劇場にわざわざ観客を呼び込んでやる事はない 戸田 14/2/7(金) 9:07

橋下が2/1に市長辞職表明!実施6億円のだだっ子市長選・再選作戦糾弾!橋下追放を
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 戸田 E-MAILWEB  - 14/2/2(日) 13:16 -
  
 昨2/1(土)に仰天ニュースが流れた。
 「大阪都構想がオレ様の思う通りに進まないから大阪市長を辞職する」
 「そのために実施される市長選挙に再出馬する」
  ・・・そして再度大阪市長に返り咲いて大阪都構想を進める。
   (市長選挙負けたら政界を去る)
というのだ。
 
★1:これは「反橋下運動」のひとつの勝利である!
   「ペテンと利権の橋下・維新」に対する抵抗闘争、反対運動の進展拡大によって橋
  下は追いつめられた。
   それを打開する「悪あがき」として橋下は「自発的辞任」という奇手に出ざるをえ
  なくなったのだ。
   この事をまずしっかり認識しよう。「主因は何か」という事だ。

◆2:一方、市長選をやるとなれば、約6億円もの公費が必要となる。
   自分の勝手な作戦都合で市長を放り出して、そのために大阪市は6億円もの金を要
  する市長選を、年度末の一番多忙な時にやらないといけない事になってしまう。
   自分の私的都合で公の金と労力を膨大に使わせようとする橋下の「わがままだだっ
  子」ぶりは厳しく糾弾しなければいけない。

■3:同時に、これによる3月大阪市長選は「市民の力で橋下を追放し、維新を殲滅でき
  る絶好のチャンス」でもある。
   (「市長選で負けたら松井府知事にも辞めてもらう」と橋下が言ったし)

  1月の沖縄名護市での基地反対派市長の勝利に端を発して、2月東京都知事選で「原
 発ゼロの細川・小泉連合が勝てば安倍政権に大打撃」、という状況になり、さらに大阪
 で「安倍の右翼仲間の橋下の市長辞職」という波紋が起こり、3月大阪市長選で橋下を
 負かせば「安倍&維新の極右政治連合の崩壊」という大勝利までも見えてきた!

  年末には誰も想定しなかった大激動である。
  2月都知事選での細川勝利、3月大阪市長選での橋下追放・維新殲滅を目指そう!
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◎橋下氏が大阪市長辞職の意向表明、出直し市長選に再出馬へ
  http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2117280.html

 日本維新の会の共同代表を務める大阪市の橋下市長が1日、市長を辞職し、出直し市長選挙に再出馬する意向を表明しました。

 「僕は政治の世界からもう出て行ってくれ、葬り去れという市民の声、府民の声があれば、潔く退場しますけれども、そうでない限り、ここで、はいそうですかと、黙っておられません」(大阪市 橋下 徹市長)
 市民に対し、「大阪都構想」の是非を改めて問うためです。

 1日の党大会は、当初は、野党の再編を目指す運動方針の採択が主な目的でした。しかし、橋下氏はあいさつで、大阪都構想をめぐる公明党への批判を展開しました。

 「公明党から反対ということになったので、事実上大阪都構想の協議はこれで止まると思います」
 大阪市を、5つか7つの特別区に分割する大阪都構想。橋下氏は、来年4月の実現に向け動いてきましたが、これまで協力的だった公明党が1月31日の協議会で慎重な姿勢を見せたため、「協議がストップする」というのです。

 「僕はこんなことで、大阪都構想の協議を止めてられません。これをずっと言い続けて、ここまでやってきました」
 橋下氏はさらに、おととしの衆議院選挙の前に、公明党とはある合意をしていたと暴露しました。

 「僕は党対党で公明党と約束したんです。我々は大阪において、また近隣の兵庫県においても、6議席では議員(候補)は立てませんと。
大阪都構想、統治機構改革については、協力をよろしくお願いします。住民投票までは進めさせてください。
 公明党の支持基盤の皆さんは宗教を説いていますが、宗教の前に人の道があるんじゃないかと、僕は思っています」

 橋下氏は党大会の後、大阪維新の会の会合に出席し、市長を辞めて、出直し市長選挙に再出馬し、市民に対し、改めて、大阪都構想の是非を問う考えを表明しました。

 「出直し選挙をするということですね。全員が承認して、一致協力してやるということ」(日本維新の会 馬場伸幸衆院議員)

 橋下氏の辞意表明について、地元では・・・。

 (Q.橋下市長が辞任するが?)
 「え?最近ちょっと迷走っていうか」
 「考え方が悪くないと思うんだけど、言い方が切って捨てるような言い方されるから、ちょっと誤解を生んでいるのかなと思う」

 また、名指しで批判された公明党は「市民投票まで進めるという約束などしていない」と反論しています。(01日17:06)
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◎橋下氏:市長辞職、再出馬を表明 敗れたら「政界去る」
    毎日新聞 2014年02月01日 14時39分(最終更新 02月01日 19時58分)

大阪市の橋下徹市長(大阪維新の会代表)は1日、東京都内で開かれた大阪維新の全体会議で「市長選をやる」と明言し、市長辞職と出直し選挙出馬を表明した。
 松井一郎大阪府知事(大阪維新幹事長)については「私の参謀になってもらう」と述べ、辞職させない方針を示した。
 自らが提唱する大阪都構想が野党各党の反対や慎重姿勢で事実上頓挫しており、出直し市長選に勝利し、民意を得たとして事態打開を図る構えだ。

 全体会議の出席者によると、自らも辞職する意向を示した松井氏を橋下氏は制し、そのうえで出直し市長選で敗れた場合には「2人とも政界を去る」と述べた。
 また、「代表として失格かもしれないが、組織選挙でなく個人としてやりたい」との考えを示し、維新は公認という形をとるかどうか検討する。辞職時期は明言しなかった。
 この時期に辞職すれば新年度予算の編成中の選挙となるため、「住民不在」との批判を懸念する声が党内にある。

 大阪府・市を再編する都構想を巡り、制度設計をする法定協議会で1月31日、市を分割してつくる特別区の区割り案4案を1案に絞り込むとの橋下氏らの提案を、維新以外の各会派の反対で事実上否決した。
 特に、これまで協力関係にあった公明党も反対。
 府・市両議会で過半数に満たない維新にとって公明の協力が不可欠だが、今後期待できない状況に追い込まれていた。【林由紀子、茶谷亮、阿部亮介】
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.5; YTB730...@i60-35-88-183.s04.a027.ap.plala.or.jp>

▲市長選では「あえて不戦敗で橋下裸踊り」?いや、対抗馬で橋下粉砕すべきでしょ!
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 戸田 E-MAILWEB  - 14/2/2(日) 13:35 -
  
 橋下辞任による市長選については、自公民は「対抗馬は立てず、あえて不戦敗にして
橋下に裸踊りさせたらいい」、という姿勢が今のところは強いようだが、それでいいだろうか?

 なるほど、「対抗馬を立てて橋下と闘う」というのは、橋下が仕掛けた「わがまま勝手な6億円選挙」を承認して土俵に乗る事でもある。

 しかし一方、「対抗馬は立てず、あえて不戦敗にする」というのは、「橋下市長の再選・存在を承認する」事にもなる。

 「急な話で準備が間に合わない」とか、「もしも負けたら橋下に優位を与えてしまう」という危惧もあるだろうが、ここは一番、「橋下と真っ向勝負して橋下を粉砕する!」という戦闘的方針に踏み切るべきだと、戸田は考える。

 対抗馬は前市長の平松さんがいるじゃないか。
 「平松さんは前回橋下に負けた人だ」とか「平松さんでは力不足」と言う人もいるが、
戸田はそうは思えない。

 この1年の維新の不人気傾向増加(=橋下維新の正体に気づいた市民の増加)と、平松さんがリターンマッチを考えて準備してきた事を考え合わせると、平松さんで十分に勝てると思う。
 何よりも反橋下で闘ってきた人々は、この絶好のチャンスを逃さずに「橋下落選追放・維新殲滅の闘い」として大阪市長選を闘うべきだ。
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◎「選挙は橋下氏1人で」…他党、不戦敗戦略か 読売新聞 2月2日(日)9時59分配信

 橋下徹市長が出直し選という手段を選んだことに、各党は「今後は政策が止まるたびに選挙するのか」と一斉に批判。焦点となる対抗馬については、「選挙は橋下氏1人でさせておけばいい」と不戦敗が望ましいとの考えが広がっている。

 この日の党大会で橋下氏から離反を批判された公明党府本部幹部は「法定協が進まないから選挙するなんて考えられない手法で、政治をバカにしている。出来ないからワーワー叫ぶ子どもみたいなものだ」と怒り心頭の様子。
 自民党市議団幹部も「歳出削減に取り組んできた橋下市長が大義のない選挙で税金の無駄遣いをするのか」と批判した。

 共産党市議団幹部も「市民生活に密着した新年度予算を審議する2月議会を放棄するほどの意味があるのか。破れかぶれの選挙」と突き放した。

 2011年11月の前回選挙では、自民、民主、共産がそろって前市長を支援し、橋下氏との一騎打ちとなった。
 降って湧いた出直し選に、民主党府連幹部は「各党ですりあわせる必要はあるが、橋下氏1人で勝手に選挙をさせれば、有権者にその無意味さが伝わる」と不戦敗が望ましいとの考えを示した。

 自民、公明も取材に、同様の考えを明らかにしており、共産党府委員会幹部も「維新の会に一番ダメージを与える方法が何なのか、一点共闘で考えていく」と柔軟な姿勢を見せている。
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<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.5; YTB730...@i60-35-88-183.s04.a027.ap.plala.or.jp>

▲なるほどそうかもしれない〜橋下劇場にわざわざ観客を呼び込んでやる事はない
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 戸田 E-MAILWEB  - 14/2/7(金) 9:07 -
  
 「橋下わがまま6億円市長選」について、戸田は「反橋下候補を当選させて橋下追放を!」が望ましいと思ってきましたが、平松さんは「今回は見送り」との判断だそうで(仮に本人に出馬の気持ちがあっても民主党も自公も「見送り」決定である以上、選挙の土台が作れない)、そうであれば、「選挙ボイコット」(+白票投票)戦術もありかなとも考えます。

 そういう気持ちもあって、反橋下でも鋭い分析を出してきた「アフガン・イラク・北朝鮮と日本」というブログの意見を紹介します。
   ↓↓↓
 ブログ:アフガン・イラク・北朝鮮と日本
    〜戦争も人権抑圧もNO!万国のプレカリアート団結せよ!

◎橋下劇場にわざわざ観客を呼び込んでやる事はない 2014年02月06日
    http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/7a8790e339da51577be4b50a6d71b8ef

今度また大阪市の市長選挙があるそうです。大阪都構想を実現すると息巻いて、大阪府
知事を辞めてせっかく大阪市長になった橋下徹が、それでもまだ自分の思い通りにならず、「俺と反対派のどっちが市民から支持されているか勝負するのだ」と、破れかぶれの出直し市長選に打って出てきました。

 自分が当選した時だけ「俺は市民から支持されている」とウソぶいておきながら、支持されなくなったら今度は「どちらが本当の民意か問わなくてはならない」とは。橋下はどこまで自分勝手な奴なのか。

 何でも、大阪都構想の中身を審議する為に設置された府市合併協議会(いわゆる法定協議会、略して法定協)で、出された4つの区割り案について全部審議していたのでは時間がかかって仕方がないから、特定の1つの案に絞って審議しろと言ったら、みんなに反対された。それで逆切れして「選挙で決着を付けてやる」となったそうで。

 そんな事なら、一層の事、法定協も何も置かずに、試案作りから住民投票の実施まで、何から何まで全部自分一人だけでやれば良い。市役所の仕事も、そんなに職員を無能呼ばわりするなら、全部自分一人でやれば良い。
 やれるものなら。せいぜい取り巻きの、問題児ばかりの公募区長と一緒になって。北朝鮮の独裁者のように。

 これを機に、改めて大阪都構想の区割り案についても調べてみました。
 大阪都構想の範囲には吹田・東大阪・堺などの周辺自治体も含まれますが、中心はあくまでも大阪市内です。その中心の大阪市を大阪都に、市内の24行政区も5つか7つの特別区に再編しようとしています。その中で出された4つの区割り案の中身が上図です。
 (※図は原文を見て下さい。〜戸田)

 なぜ4案なのか。
 大阪市の人口は約200万人だから、30万人づつ割れば7区も必要だが、45万人づつだと5区で済む。
 本当はその2通りだけ示して安上がりな5区の方で決めたいのだが、それだけだと税収の多い北区と中央区が一緒になってしまったりして、余りにも不均衡になってしまうので、それぞれについて、北と中央を分ける案も考えたら4案になった。

 その上で、あいりん地区を抱える西成区や、在日朝鮮・韓国人の多い生野区、低所得者の多い下町の大正区や西淀川区をどこが引き取るかという駆け引きも、水面下ではあったのでしょう。

 以上の様に、区割り案の根拠は、どこまでも数合わせの論理でしかない。
 そうでなければ、西淀川区から住之江区までの臨海部一帯や、住之江区から平野区までの大和川沿い一帯を、1特別区に統合しようという案なぞ出てくる筈がなありません(上図の試案3、試案4参照)。
 住之江区から平野区まで行くには、電車やバスを何度も乗り継いで片道だけで2時間近くかかってしまいます。
 橋下は代わりに出張所を置くと言い訳するでしょうが、そんなものを置くのも最初のうちだけで、ほとぼりが冷めたら一気に廃止するに決まってます。今の赤バス廃止の様に。

 当然そこには区としてのまとまりなぞある訳がありません。
 大阪都構想に賛成の御用学者の中には、「特別区になる事で区議会もでき区長も選挙で選べるようになる、これぞ民意の反映だ」と言っている奴もいますが、本当にそう思うなら、何もわざわざ区割りし直さなくても、今の24行政区をそのまま大阪都の特別区にすれば良いだけの話です。
 大阪市議会の議員定数についても、削減ではなく増員を主張する筈です。
 本当はまず予算ありきで住民サービスの削減しか考えていないくせに、お為ごかしで誤魔化すのも大概にせえ。

 それが大阪都構想の正体です。
 財政再建といえば聞こえが良いが、要は地方自治の破壊です。
 財政赤字の解消だけが狙いで、そこに住む市民の暮らしや地域振興などは二の次。

 その財政赤字も、元はと言えば、ゼネコンを儲けさせる為にやったWTCやら舞洲やらの巨大開発でこしらえた物なのに。巨大開発より遥かに額が小さい公務員給与や、生活保護全体の0.4%にしか過ぎない不正受給ばかり攻撃して。
 そうして、大阪都の目的が住民福祉の削減にある事を悟らせないようにしてきたのです。

 だから、最初は橋下を支持してきた自民党や公明党も、いよいよ大阪都構想が現実味を帯びてきて、それが住民福祉や地方自治の破壊でしかない事が明らかになるに連れて、次第に橋下とは距離を置くようになったのです。
 こんな奴の言いなりになってたら、最後には自分たちの次の選挙が危なくなりますから。
 それが橋下にとっては気に入らないのでしょう。それで四面楚歌の状態から抜け出そうと、破れかぶれの辞任劇となったのです。

 今までも橋下は、そうやって次々と自分で勝手に敵(抵抗勢力)をでっち上げて、敵と戦うヒーロー役を演じてきました。かつての大阪W選挙もそうでした。
 これが橋下お得意の「ショック療法」による「劇場政治」です。
 でも、同じ手ばかり何度も使っているうちに、相手にすっかり手の内を見透かされてしまいました。

 この「劇場政治」に対する一番有効な対抗法は、「橋下の作った土俵に乗らない事」です。ヒーローがヒーローでいられるのは土俵(劇場)の中だけなのですから。

 そこで、自民党も民主党も公明党も、出直し市長選挙には敢えて候補を擁立せず、橋下を「一人相撲」に追い込む作戦に出てきました。
 これはなかなか有効な作戦です。
 別に無投票で橋下が市長に再選されても、同じ人間が元のさやに納まるだけなので、市長の任期は変わらず。市議会の構成もそのまま。別に何も変わらないのです。
 逆に「税金の無駄遣い」を追及される破目になるだけ、橋下が恥をかくだけです。

 ここで二転三転しているのが共産党です。
 最初は他党と歩調を合わせて選挙をボイコットするような事を言いながら、突然、候補擁立を検討し始めたものの(2/4日付産経)、市議団から「橋下の人気取りに利用されるだけだ」と異論が出て、候補擁立表明の記者会見も中止に(2/5日付毎日)。今後どうするか、引き続き党内で議論する事になりました。

 そこで慌てたのが維新。
 せめて共産党ぐらい出てもらわない事には、完全に「一人相撲」になってしまう(同日付朝日)。
 候補者も当選者も橋下一人の「自作自演」選挙に幾ら受かった所で、到底、市民の審判を受けた事にはなりません。
 下手したら、今まで形だけの選挙で政権を維持してきたアフリカや中南米あたりの独裁者とも同列とみなされかねない。これでは人気挽回どころか、完全に世間の物笑いです。

 共産党が何故そこまで選挙にこだわるか。これは同党の歴史を見れば分かります。
 戦前から戦後50年代前半にかけて、共産党は権力から徹底的に弾圧されます。その弾圧に対する反発から、党内の一部には暴力革命や武装闘争に走る人たちも現れます。
 そうした党内混乱の中で、やっぱり武装闘争なんかではなく、党員や「赤旗」読者を増やし、選挙で支持を得る中で日本を変えていこうとする人たちが、共産党をここまで大きくしてきたのです。
 実際、1970年代の共産党が一番強かった時代には、定数1の参院補欠選挙で、共産党の沓脱タケ子が自民党の森下泰に競り勝ったりもしました。その中で「選挙ボイコット」なぞ主張するのは、「昔の武装闘争の時代に帰れ」と言うに等しい。
 だから、他党みたいに簡単にボイコットには踏み切れないのでしょう。

 しかし、70年代当時と今とでは、同じ戦後でも時代は全く違います。
 70年代当時は、高度経済成長による歪(ひずみ)が、公害問題や物価高となって庶民に襲い掛かっていました。それに抗う住民運動や労働組合の力も、今よりも格段に強かった。
 当時は社会党も健在で、東京も大阪も革新系の知事だった。そういう時代だからこそ共産党も伸び続ける事が出来たのです。

 しかし今は違います。
 昔の高度経済成長なぞ見る影もない大不況で、住民運動や労働運動も低迷。社会党ももはや無く、知事は全部保守系に変わってしまいました。
 選挙制度も中選挙区制から小選挙区制中心の今の制度に変わり、革新系はそう簡単に議席を取れなくなってしまいました。
 世論も昔よりははるかに右傾化してしまいました。

 では何故、世論が右傾化したか。
 「ベルリンの壁」崩壊や北朝鮮拉致問題の影響は確実にあるでしょうが、私はそれ以上に、労働組合の右傾化による影響が大きいと思います。
 不況が続く中で、労働組合も御用化が進んだ。総評が解体し連合になってしまった。
 この連合が、東京都知事選挙では自民党推薦の舛添を応援するようになってしまった。

 労働組合が自民党推薦候補を応援するなぞ、70年代には考えられなかった事です。
 それもこれも、長期不況の中で、労働組合が企業の言いなりになってしまったからです。
 そして、その外側には、正社員をクビになり、会社からも組合からも見捨てられた非正規雇用の労働者が大勢いる。
 それらの貧しい人たちの中には、もはや共産党も組合も当てにはならないと、自暴自棄になって秋葉原の無差別殺傷事件やアクリフーズの農薬混入事件を起こしたり、ネット右翼に走る人たちも出てきました。

 そんな人たちにとっては、選挙なんて何の意味もありません。
 所詮、当選できるのは、金持ちか、マスコミを味方につける事の出来る有名人のみ。
 それでも、共産党や社民党は今も議席を保持していますが、昔とは格段に力は弱くなった。
 貧乏人は、大政党に有利な小選挙区制や、高額の供託金に行く手を阻まれ、政治家になる事なぞ到底できなくなった。
 そんな時代が80年代から数十年も続く中で、世論も次第に「寄らば大樹の陰」「長い物には巻かれろ」的な考え方に染まる様になった。
 これが右傾化・保守化と呼ばれる物の正体です。

 選挙一つとっても、そこまで様変わりしてしまっているのに、70年代と同じ様な選挙至上主義、議席や「赤旗」拡大一本槍の見方だけでは、橋下のやり方には対抗できないのではないでしょうか。

 大体、独裁国家においては、選挙は単なるセレモニーでしかない。そんな選挙には民衆も見向きもしない。
 これは、共産圏や開発途上国の独裁国家だけに限った事ではないと思います。
 表向きは民主的と言われている日本や米国にしても、政治を牛耳っているのは、旧財閥の御曹司か、議員二世か、新興成金の長者か、マスコミを味方につけた電波芸者のみ。安倍晋三、麻生太郎、鳩山由紀夫、小泉純一郎、橋下徹、石原慎太郎、ホリエモン、渡辺喜美、東国原英夫、渡辺美樹(ブラック企業・和民の経営者から自民党議員になった)・・・皆そうじゃないか!

 共産党に限らず、日本人には生真面目(きまじめ)な人が多いので、「不戦敗=無条件で悪」と捉える向きが強い。当の自分達の棄権を棚に上げて。
 でも、さすがに、かつての共産党のような暴力革命路線なぞは肯定できませんが、今回の出直し市長選挙のような、大義のない選挙については、時と場合によっては、敢えて無視するのも私はアリだと思います。

 橋下も、そんなに対抗馬を立てて欲しい、選挙で人気を挽回したいのなら、幸福実現党あたりに頭を下げて、対立候補を擁立してもらったら良いでしょう。
 どうせ、維新も幸福も似たり寄ったりなんだから。実際、両党の主張は驚くほど似通っている。
 どちらも、憲法改正や軍備増強には大賛成、TPPや大型開発にも大賛成。弱肉強食の経済・競争至上主義で、原発も推進。橋下も脱原発なんてとっくに放棄した。
 違いと言えば、幸福が消費税には反対している事ぐらいです。
 そこで、似た者同士で「目くそ鼻くそ」の劇場対決をあおればよろしい。野次馬がわんさか来るから。但し、ヒーローではなく怖い物見たさにw。
引用なし
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