「自由・論争」 掲示板

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Re:気にしないで下さい
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 杉本 一平 E-MAIL  - 08/7/15(火) 10:31 -
  
徳永様
概念の受け取り方が違うので途惑っています。
異を論じることも容易いですが、第一インターでのバクーニン以来の対立を論じても仕方ないですよ。おかげさまで、英国銀行のことなどあまり視野に無かったことが勉強できました。互いの先入観での違和が大きいですね。
まず共通点を探してみました。

http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/nwo3-4-jp.html
〜代表作「自然的経済秩序」〜
第3部 お金の実態
3-4 どうして紙からお金ができるか
b) 事実の説明

ある人が何らかの事物を必要とし、欲し、その求められた事物を他人が所有し、もはやその所有を欲しない場合、求めているものをその所有者が手放し、彼に譲渡してもらうためには、自分が持っている何かの提供が一般的に必要となる。こうして、交換を通じて自分のものにすることができる。そして、もし求める商品がその所有者にとって不要である場合でも、これを行わなければならない。それを証明するには、もし所有者が、他の人がその商品を必要としていると知った場合、その商品をその人にただで渡すことはなく、そのためだけに取っておくということが往々にして行われるということを示すだけで十分だが、これは所有者が、その人以外にもその商品を有効利用できる人がいると知っているからだ。 そしてその事物への必要度が差し迫っていればいるほど、所有者の要求も高くなる。

ここまでの文章は現在のところ、あまりにも自明で自然なため、多くの人がこの表現を冗長なものとみなすだろう。確かに、私が知る限り、経済学の文献でこんな法則をわざわざ書いたのは初めてである。だが実はこれは、今日の経済やビジネス、そして市民同士や市民と国家との関係の基本的な法則にかかわるものだ。

上記の「世界を震撼させる」発見は、ニュートンの重力の発見と同じように、凡庸で自明なものである。そのためこれは経済学にとって、自然科学に対するニュートンの発見と同じ画期的な意味を持つ。

・・・・・・
そのため、お金になる紙が自ら紙幣となることの可能性を明らかにするには、この状況でシュルツが、ミュラーの所有下にある紙幣を彼に渡してもらうために特定の場所に来ることを立証すればいい。そしてこの立証は、非常に簡単に行える。

この分業(※6)の産物である商品は、以前から交換されるべきものとして規定されており、つまりわれわれにとってのお金と同じ意味をその製作者に対して持っており、交換物として役に立つ。他の商品と交換できる生産物(商品)という見込みだけで、生産者は原始経済から脱し、分業を導入するようになる。


このゲゼルさんの<「世界を震撼させる」発見>としての分業と商品・貨幣の関連

は、マルクスがこう述べていることと同じ意味ですね。


 資本論1巻3章第2節 流通手段a 商品の変態
「W−G。商品の第一の変態または販売。商品価値が商品のからだから金のからだに飛び移ることは、私が別のところ〔『経済学批判』、『全集』第13巻71ページ〕で名づけたように、商品の“命がけの飛躍”である。この飛躍に失敗すれば、なるほど商品は打撃を受けないかもしれないが、商品所有者はたしかに打撃を受ける。社会的分業は、彼の欲求を他面的にするのと同じ度合で、彼の労働を一面的にする。・・・・・・・
言いかえれば、その労働は、社会的分業の一分肢であることを実証しなければならない。しかし、分業は、自然発生的な生産有機体であり、その網の目は、商品生産者たちの背後で織られたものであり、また引き続き織られつつある
・・・・
こうして、商品は貨幣を恋したうが、「“まことの恋が平穏無事に進んだためしはない”」。分業体系のうちにその“引きさかれた四肢”を示している社会的生産有機体の量的編成は、その質的編成と同じく、自然発生的・偶然的である。それゆえ、わが商品所有者たちは、彼らを独立の私的生産者にするその同じ部分が、社会的生産過程とこの過程における彼らの諸関係とを彼ら自身から独立のものとすること、諸人格相互の独立性が全面的物象的依存の体制によって補完されていること、を見いだすのである。
 分業は、労働生産物を商品に転化させ、そうすることによって、労働生産物の貨幣への転化を必然にする。同時に、分業は、この化体が成功するかどうかを偶然にする。」

「全面的物象的依存の体制」つまり、商品・貨幣の物象に依存した社会的分業の体制ですね。エンデが『モモ』で明らかにした――灰色の男達を媒介にした分業のシステムです。

「社会的分業」が、インカ帝国のように使用価値の生産を目的とするもので無く、交換価値の生産ですので、商品は、商品と貨幣の二重の姿態を持っているとマルクスさんの提示なのです。

この点での徳永さんのお考えを教えて頂ければと思います。
引用なし
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Re:世間一般並びに左翼系団体内へゲセル主義のプロバカンダ(金融不安について) ねこかぶり 08/6/30(月) 23:15
Re:世間一般並びに左翼系団体内へゲセル主義のプロバカンダ(金融不安について) 徳永基二 08/7/2(水) 6:56
良くわからないのは新資本主義理論 ねこかぶり 08/7/2(水) 23:15
Re:イングランド銀行 杉本 一平 08/7/5(土) 23:51
貧困と投資信託について(サプライムローンから考える) 徳永基二 08/7/6(日) 22:04
貧困が受け継がれるのは防がねばならない ねこかぶり 08/7/7(月) 0:48
Re:重商主義――イギリス商業革命そして、英仏百年戦争 杉本 一平 08/7/8(火) 5:05
時代背景について 徳永基二 08/7/8(火) 8:58
Reグレシャムの法則 杉本 一平 08/7/14(月) 4:03
Re:マルクスとゲセル 徳永基二 08/7/14(月) 8:56
朝は若干、つっけんどな書き方をしてしまって申し訳ありません。 徳永基二 08/7/14(月) 23:44
Re:気にしないで下さい 杉本 一平 08/7/15(火) 10:31
Re:問題は単に翻訳上の問題に過ぎないと思いますよ 徳永基二 08/7/16(水) 0:28
Re:問題は世界貨幣 杉本 一平 08/7/16(水) 6:43
Re:問題は世界貨幣 徳永基二 08/7/16(水) 23:26
いわゆる帝国主義戦争について 徳永基二 08/7/17(木) 0:06
Re:みすぼらしいマルキスト――本当に? 杉本 一平 08/7/17(木) 3:02
マルクスの遺稿の整理状況を第三者が知れという傲慢 徳永基二 08/7/17(木) 8:44
マルクスの残した遺産 ねこかぶり 08/7/18(金) 0:43
ついでながら、ゲセルとケィンズについて 徳永基二 08/7/18(金) 20:55
労働全収益について 徳永基二 08/7/18(金) 21:44
ケインスについて ねこかぶり 08/7/19(土) 23:38
スタグフレーションとインフレについて 徳永基二 08/7/20(日) 0:39
Re:投機マネー 杉本 一平 08/7/20(日) 5:28
Reためにする批判と経済学 杉本 一平 08/7/20(日) 7:14
Re:Reためにする批判と経済学 徳永基二 08/7/20(日) 17:02
世界貨幣は幻想 ねこかぶり 08/7/18(金) 1:00
Re:世界貨幣と銀行券の違い 杉本 一平 08/7/18(金) 6:06
国際通貨同盟(バンコール案)について 徳永基二 08/7/18(金) 20:09

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