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オバマ大統領は「強大な支配勢力」と闘わざるを得ない
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 考える葦  - 08/11/9(日) 10:44 -
  
オバマ大統領が今後どのような政策を掲げて政治を行っていくのか、特に安全保障政策でブッシュ政権の「対テロ戦争」を中止できるのか否かが注目されます。オバマ新大統領が今後どのような大統領になるのかに関して、大きくは二つの異なった意見があります。

【一つの意見】

オバマ大統領が庶民階級出身の黒人で、シカゴの黒人貧民街で貧困層救援の草の根運動を長年やり、人権派弁護士となり、イリノイ州議会上院議員から連邦議会上院議員となった若いリベラル派政治家であっとしても、世界最強の帝国主義国家アメリカの大統領ともなれば、その国家戦略の決定は、個人的価値観や経歴や願望とは別の「国家の論理」で決定せざるを得なくなる。

特に外安全保障政策では、アメリカの国家利益を最優先し「歴代の大統領と大きな違いはなくなってくる」との意見です。

この意見は今のところ多数派の意見だと思われます。

東京財団の菅原出氏は、2008年11月7日付け日経ビジネスweb版で「オバマは本当に
“ハト派”なのかどうなる?新政権の安全保障政策」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20081106/176438/の記事の中で、
オバマ新大統領の政策ブレーンにはクリントン政権時の多くの政策ブレーンが登用されていて、安全保障政策、特にアフガニスタンでの対テロ戦争政策では、ブッシュ大統領以上にタカ派的政策をとる可能性が大きい、と述べています。

東京財団は、A級戦犯右翼の笹川良一氏が1962年に創立した日本船舶振興会(日本財団)が、1997年に設立した右派の政策立案・提言シンクタンクです。

この記事は「オバマは実はタカ派だった」との反オバマキャンペーンの一つかも知れませんが、オバマ大統領の周りを囲む政策ブレーンに関する情報はなかなか貴重です。

【もう一つの意見】

オバマ氏が従来の米国支配階級出身の大統領とは全く異なったと経歴と実績と価値観を持っているために、支配勢力との闘いの中で妥協や敗北を繰り返しつつも、最終的には米国と世界中の良識派市民の支持を背景に、「アメリカの支配体制を根本から変える」可能性を秘めていると考える意見です。

おそらくこの意見は今のところ少数意見だと思われます。

今回の大統領選挙で、もしもヒラリー・クリントン民主党候補が大統領に選ばれていたならば、「結局は歴代の大統領と大きな違いはない」「没落する帝国を支える存在」でしかならなかったと思いますが、オバマ氏にはそのようにはならない明白な違いがあると私は思います。

オバマ氏とヒラリー・クリントン氏との明白な違いは一体どこにあるのでしょうか?
オバマ氏の出生や生い立ちを含めて、彼がこれまで歩んできた経歴と実績と価値観の中にその明確な違いがあると思います。

【オバマ氏の経歴と実績と価値観】

1)アフリカ・ケニヤ出身の黒人男性と米国白人女性との間に生まれた→最貧国ケニヤと最富裕国米国の二つの血縁ルーツを持つ

2)ハーフの黒人であること→ 米国での黒人差別を実体験

3)父親はイスラム教徒、母親はキリスト教徒→ 全く異なる二つの宗教の違いを実体験

4)ハワイで生まれ育った→ マイノリテイ民族が共存する小さな共同体での生活体験

5)両親の離婚 → 母子家庭の貧困を経験

6)母親の再婚相手の国インドネシアでの4年間の生活 → アジアの貧しい国での生活体験とアジア人への共感

7)ハワイに戻り祖父・祖母の下で生活 → 祖父・祖母の愛情の豊かさと両親のいない寂しさを体験

8)コロンビア大学とハーバード大学ロースクールでの高等教育 → 企業コンサルタント後に弁護士資格をとり人権派弁護士として活動

9)シカゴの貧民街で黒人救援運動を20年以上にわたる草の根ボランタリー活動 → 人種差別、貧困、麻薬汚染など矛盾を現場で解決

10)1996年イリノイ州選出上院議員に当選 →政治家としてイリノイ州の地方政治を経験

11)2004年連邦議会上院議員に当選 → ワシントンで中央政治を経験

12)2004年8月民主党全国大会での演説が全米の注目を浴びる→

「リベラルのアメリカも保守のアメリカもなく、ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ。ブラックのアメリカもホワイトのアメリカもラティーノのアメリカもアジア人のアメリカもなく、ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ」「イラク戦争に反対した愛国者も、支持した愛国者も、みな同じアメリカに忠誠を誓う“アメリカ人”なのだ」

13)2008年8月ヒラリー・クリントンを破り民主党大統領候補に選出される → 初の黒人で最年少の民主党大統領候補

14)2008年11月マケイン共和党大統領候補を大差で破り米国大統領に当選 → 黒人で初めて47才最年少米国大統領誕生

【オバマ氏の原点はシカゴの黒人貧困層救援の草の根運動】

オバマ氏は、名門コロンビア大学を卒業し、ニューヨークのコンサルティング会社で高給を取っていた生活を捨てて、24才で悪名高い黒人居住区を抱え全米でも屈指の犯罪多発地域として知られてシカゴのサウスサイドに転居しました。

貧民街の子供の教育を受ける環境作りや住民が抱える様々な問題を現場で解決する「貧困層救援の草の根運動」を年俸1万ドルで始めたのです。

オバマ氏が20年以上にわたりシカゴの黒人貧民街で「貧困層救援の草の根運動」をどのようにやってきたかは、日経ビジネス記者金田信一郎氏が2008年11月6日付け日経ビジネスweb版の記事「(2)シカゴ オバマを鍛えた貧民街 」に詳しく書かれていますので是非ご覧ください。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20081105/176303/?P=4

オバマ氏の人間としての原点は、ハーフの黒人であるこ、シカゴで20年以上にわたる「黒人貧困層救援の草の根運動」を担ったことの二つです。

この2点こそが、オバマ大統領が他のどの歴代大統領とは異なった政策をとる可能性がある理由です。

【世界最強の帝国主義国家米国の支配勢力は5つ】

世界最強の帝国主義国家である米国を実質支配しているのは以下の5つの勢力です。

1)軍産複合体: 世界最強の軍隊、諜報機関、軍需産業、エネルギー産業などが一体なって政治、経済、金融、マスコミを支配

     (いまや最大の敵対勢力)

2)ユダヤ金融資本:ロスチャイルドとロックフェラーが支配する大手金融機関 

     (今回の金融システム破綻で相当のダメージを受けた)

3)ネオコン:米ソ冷戦終結の後の世界支配戦略を「対テロ戦争」と「市場原理主義」と規定。アフガニスタン、イラク戦争を主導

    (共和党と民主党政治家、軍人、諜報機関員、シンクタンク、マスコミ)

4)キリスト教右派:ダウィンの進化論を否定し旧約聖書の「世界最終戦争後キリスト復活」を信じるキリスト教原理主義者。

   (全米で約4000万人)

5)イスラエルロビー:イスラエル国家の存続を至上目的とする米国在住のユダヤ人ネットワーク

 (イスラエルとの緊密な連携で米国議会とマスコミに強力な影響力を持っている)

【オバマ大統領を支えるのは世界中の草の根市民運動】

オバマ氏がこれらの強大な支配勢力とどのような関係をとっていくのかが今後大きな問題となります。

オバマ氏が米国を根本から変えようとする場合、当然ながら支配勢力から猛烈な妨害や陰謀が仕掛けられ、最悪の場合はリンカーンやケネデイー大統領の様に暗殺される可能性も大きいと思われます。

米国を「Change」して行こうとするオバマ新大統領が、これら支配勢力からの圧力や脅迫や買収工作に屈して、敵方に取り込まれてしまう可能性も無いとはいえません。

彼が踏みとどまり「Change」に成功し、「アメリカの支配体制を根本から変える」ことが出来るか否かは、彼を大統領に押し上げた米国の無数の「良識派市民の草の根運動」と世界中の良識派市民達が連帯して、強大な5大支配勢力に対して常にプレッシャーをかけて続けて内部からの崩壊・解体を誘発して、妨害や陰謀や暗殺を封じ込める事です。

オバマ大統領の闘いは、「強大な5大支配勢力」と「世界の草の根市民運動」との熾烈な闘いとなると私には思われます。

【オバマ大統領の闘いの勝敗は世界の運命を決める】

米国の大統領の運命など日本人には関係ないと思われている多くに日本人に言いたい。オバマ大統領が支配勢力との闘いに勝つか負けるかは、我々日本人のみならず、世界中の人々の生活と運命に直接的な影響を与える重要なことなのだ、と。
引用なし
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オバマ大統領は「強大な支配勢力」と闘わざるを得ない 考える葦 08/11/9(日) 10:44

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