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「逮捕拘留議員は議員報酬停止」という条例改悪。俗論追随の危険性を論ずる
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 戸田 E-MAILWEB  - 08/7/2(水) 6:55 -
  
 (議員関係MLに出したものを紹介)

1:5月28日の大阪府臨時議会最終日、「議員が議会に出席できない場合は、議
 員報酬支払いを停止する」という、条例改定が圧倒的多数でなされた。
  100人超の府議の中で反対したのは、社民党の小沢福子議員ただひとり!

2:この改訂は、昨年に当選後間もない自民党の新人府議(枚方市議出身)が、
「ゴミ焼却場」入札談合問題で副市長や幹部職員、府警の刑事とともに逮捕・起
 訴・拘留され、議会に1度も出て来ないのに、議員報酬・手当は支払われ続け
 ている、本人が議員辞職もしない、という事態と「府民からの批判」を受け、
 行なわれたもの。

3:しかし当然にも、
  A:「無罪推定の原則」からして、逮捕や起訴だけでの不利益処分は不当。
  B:冤罪の場合もあり得る。
    (鹿児島県選挙違反デッチ上げでの当選県議逮捕を見よ!)
  C:後で無罪となったとしても、拘留時点での報酬停止の種々の損害は取り
    返しがつかない。
  D:「議会に出席できない」=「議員報酬停止」と短絡させたら、病気ケガ
    で出席できない場合でも、生活費すら奪う事になる。

  E:●不当な権力弾圧で狙い打ちされたら、裁判闘争や生活の費用も奪われ
     る!権力弾圧やり放題! (戸田弾圧を見て考えればよく分かる)

  F:●「報酬停止された議員」に生活・活動費をカンパする事は「政治献金」
     であり、献金者の全ての氏名住所を会計ノートに記載し、5万円以上
     は公表しなければならない。
      権力が何度もガサ入れして、献金者情報を得て千円2千円の献金者
     でも押し掛け、威圧する事が可能になる。(戸田弾圧でもやられた)

      だからよほど勇気のある人以外は、毎月の献金はできなくなる。
      また、無所属議員の場合は「労組を含めた団体献金も禁止」なのだ
     から、個人的に金持ちの議員以外は、生活自体が成り立たなくなり、
     議員を辞めて別の収入を探さざるを得なくされてしまう!

 等々の問題と危険性がある。

4:腐敗議員が逮捕勾留されて、議会には出ないが議員を辞めようとしない場合
 はどうすればいいのか?

 ★その「対案」は、大衆運動で、辞職要求をし、議員の家にも押し掛け、後援
   会や支持企業等にも要求を突きつけて辞職に追い込む事である。
  その大衆運動の労を惜しんで、自分らが汗をかかずに、条例改定で機械的・
  権力的に片づけてもらおう、と思うのが大きな間違いである。
   「対案主義」とは、こういう時にこそ言うべき事だ。

 ◆まずはその運動をやること。
  仮にそれでも議員の地位に居座ったとしても、「冤罪」・「恣意的権力弾圧」
  による取り返しの付かない議会制民主主義の破壊、将来に渡る危険の大きさ
  と比較して、それは明確に「民主主義のコスト」と割り切るべき事である。
  
5:府議会では、自公がこの改悪案を提起し、民主党は両論併記的に問題点をし
 てきたものの賛成した。
  共産党は問題点を厳しく指摘したから反対かと思ったら、「棄権退場」とい
 う逃げを打っただけで、「反対」をしなかった。
  みなこれ、大衆運動に打って出る事を思いもつかず、「府民の反発」という
 俗論におもねて民主主義社会の大原則を裏切ったのである。

 (ただひとり反対した社民党の小沢さんは、1人会派であるために、府議会規
  則によって「反対討論すらできない」(!)で、不起立で意志表示するのみ
  だった!!)

6:そして高槻市の評判の良からぬ自民党市議が汚職で逮捕起訴拘留され、6月
 議会で案の定、「逮捕議員は議員報酬停止」という条例改悪が提起された。
 幸い、高槻市議会では良識ある議員が過半数を占めていて、条例改悪がかろう
 じて阻止された。 
 (民主党、市民派、左派、それぞれの議員の議決行動はどうだったろうか?)

  しかし、9月議会やその後もこの良識が維持されるかどうか。
  この問題について、「推定無罪」「冤罪危険性」を一般論的に語るだけでな
 く、より積極的で真剣な理論武装が必要だと思う。

7:「最初は共産主義者が・・・、でも私は何もしなかった。」と戦後反省した
 「良心的牧師」は、反省したから「良心的」となったのであって、戦前(ヒト
 ラー支配下時代)の行動は、「口先できれい事を語るだけの権力追随の保身主
 義者」で、多数の被抑圧者見殺しにしてきた罪を持つ事を忘れてはならない。
 
  私が思うに、日々民主主義の破壊・不当な人権侵害・憲法空洞化・戦争体制
 への進行が進められている、この「準戦時下の日本」で、護憲・人権・反戦を
 口にしている全ての「市民派」・「リベラル派」・「革新陣営」等々の人々は
 、この「ヒトラー追随の牧師」に転落するかどうかが、日々問われている。

 「自分は逮捕されっこない。逮捕されるような活動はしない」という事を前提
 にしてしか、この問題を考えられない人々は、既に「ヒトラー追随の牧師」に
 転落しかけている、と自戒すべきであろう。
 「戦後」に反省しても遅い。「反省しない人よりはマシ」というに過ぎない。
 例のドイツの牧師と同じように・・・・。

8:「議員」というのは、大きな行動の自由と社会的発言権を持つ、ある意味で
 「税金で養われる活動家」であり、権力にとっては「議員」が国家政策に反対
 して行動する事を叩きつぶしたい、と思うのは必然である。
  それは自治体議員であっても同様であり、ある意味で国会議員よりも住民へ
 の直接影響力があり、かつ潰しやすい存在だろう。
   (「無所属」であればなおのこと)

 ●「逮捕議員は議員報酬停止」という条例改悪は、権力のそうした弾圧衝動を
  間違いなく促進する!

9:戸田が拘留されていた06年初頭、神戸市議会の親子2人の自民党議員が汚職
 で逮捕される事件があったが、その時に神戸市議会で「逮捕議員は議員報酬停
 止」という条例改悪がなされた。
  
  しかもそれは神戸市議会の「市民派」の何人かが積極賛成して進めたのだっ
 た。「市民感覚」・「税金無駄遣い反対」を錦の御旗にしながら・・・・。
 
  彼らは「市民派議員」として戸田と数年知己だし、戸田弾圧も知っていて、
 それでもその条例改訂が何ら問題だとは思わないどころか、積極的に良い事だ
 と思って推進したのだった。
  (被逮捕者への接見禁止の長期拘留すら不当とは思わない程度の「人権感覚」
    だったようだ。)

 「自分は逮捕されっこない。逮捕されるような活動はしない」という事を前提
 にしてしか物事を考えられない、「ヒトラー追随の牧師」の典型例だろう。
  (今はそれを反省してくれていればいいが、どうだろうか??)
  
  政令都市神戸での条例改訂の全国的影響は小さくなかっただろう。
  3年後には大阪府議会でも改訂(改悪)がなされた。 

10:警察による労働者への暴力が日常化している釜ヶ埼。労働者の不満が噴き出
 し度に、地域ユニオンの「釜ヶ埼合同労組」の稲垣委員長が不当に逮捕勾留・
 有罪判決を受け続けている。
  http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=3707;id=

  稲垣さんは、ずっと大阪市議会に挑戦し(落選し)続けているが、仮に稲垣
 さんが当選して釜ヶ埼労働者の問題を議員としてバシバシ訴えたとしたら・・

  労働者の暴動や騒動が起こる度に、きっと警察は稲垣さんを逮捕し、不当拘
 留するだろう。
  「大阪市議会議員」になった稲垣委員長は、権力にとって今以上に邪魔な人
 物になるのだから。

  逮捕理由は、決して「政治弾圧ではない」ようにみせかけ、扇動するだろう。
 「政治資金規正法違反」(違法カンパ)、「暴力行為」、「道交法違反」、
 「恐喝」、「公務執行妨害」等々、いくらでもデッチ上げられる。

  その時、大阪市議会で条例改悪が出来ていたら・・・・?
  奇跡的に当選できた稲垣さんは、たちまちに逮捕勾留と議員報酬停止のダブ
 ルパンチを受けて、議員を続けることが出来なくされるだろう。

  この条例改訂問題は、そういう事(仮定)も見通して対応すべき問題である。
 くれぐれも俗論におもねて、「口先できれい事を語るだけの権力追随の保身主
 義者」で多数の被抑圧者を見殺しにしてきた「ヒトラー追随の牧師」であって
 はならない。

引用なし
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<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i60-42-225-76.s04.a027.ap.plala.or.jp>

「逮捕拘留議員は議員報酬停止」という条例改悪。俗論追随の危険性を論ずる 戸田 08/7/2(水) 6:55
Re:「逮捕拘留議員は議員報酬停止」について 徳永基二 08/7/2(水) 8:20
レス感謝ですが、「Re:○○」形式の元タイトル繰り返しタイトルは厳禁ですので・・ 戸田 08/7/2(水) 10:00
気をつけたいと思います。 徳永基二 08/7/4(金) 2:36
Re:気をつけたいと思います。 ねこかぶり 08/7/4(金) 3:13
私も不勉強ですが ねこかぶり 08/7/4(金) 2:13

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