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非組織左翼の知性=草加さんの重大な投票指針提起:「主張を嘘にしないために」(1) 戸田 07/7/31(火) 4:00
草加さんの重大な投票指針提起:「都知事選での主張を嘘にしないために」(2) 戸田 07/7/31(火) 4:23
草加さんの優れた分析と提起:7/29「あと数時間で投票日ですが」 戸田 07/7/31(火) 4:43
・草加さん:7/27「参院選投票指針-迷っているあなたへ」 戸田 07/7/31(火) 5:13
・草加さんによる7/26紹介:「左派は民主党以外に投票を」 戸田 07/7/31(火) 7:18

非組織左翼の知性=草加さんの重大な投票指針提起:「主張を嘘にしないために」(1)
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 戸田 E-MAILWEB  - 07/7/31(火) 4:00 -
  
 旗旗HP:http://bund.jp/ でおなじみの草加耕助さんは、「非組織左翼」
(政治団体に属していないという意味で。いろんなネットワークには属しているけど。非
共産党系)の知性と良識を代表する人士だと思う。
 その草加さんが、旗旗HPで選挙の投票を護憲派・左派はいかに考え選択すべきか、
7/29投票日前から非常に傾聴すべき分析と指針の提起を行なっているので、ツリーを立て
てこの掲示板で紹介する。
 議論の土台となれば幸いである。

 思うに、今回の参院選における自公大敗と並ぶ勝利は、ネットで投票行動についての議
論が広範に・深く行なわれ、護憲派・左派にとっての具体的な指針提起までに進んだ事
と、ネットでの選挙活動規制を粉砕した事だと思う。
 まずは最も煮詰められた思考と指針として、草加さんの「都知事選での主張を嘘にしな
いために」を2回に分けて掲載する。
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
2007年7月28日(土曜日) 都知事選での主張を嘘にしないために
   http://bund.jp/modules/wordpress/index.php?p=370
   『誰が勝つのかではなく、何が勝つのかが大切なのだ』(ラヴロフ)

■都知事選で私たちが主張してきたこと

 昨日のエントリーでご紹介させていただいた「参院選投票指針(有権者選挙協力)」
http://kaze.fm/wordpress/?p=133 を具体的にイメージするために、大阪・京都の両
選挙区にあてはめて考えてみます。左派無党派・共産支持者・社民支持者・9条ネット支
持者のみなさんはこれをご参考に、ご自分の選挙区でも考えてみてください。

 結論から申しますと、両選挙区において、私たち<社民・9条ネット寄りの無党派>
は、こぞって(たとえイヤでも)共産党候補に票を集中させます。これによって民主党に
続いて共産党が2議席を確保すると共に、自民党の議席をゼロにすることも可能です。
 ただしその見返りとして、<共産党寄りの無党派>は、比例区ではこぞって(たとえイ
ヤでも)社民か9条ネットに投票してください。

 こうすることでお互いの支持する党派の議席がかえって増えるのです。護憲派議員で議
席の3分の1を確保することも、このような方法によってのみ、はじめて可能になります。
 そうでなければ、「民主躍進」のあおりを受け、その副産物として、護憲派議員が壊滅
しかねません。民主が増えてもそれが野党から奪う形になったのでは意味がないのです。

 そうでなければ、私(たち)が都知事選で言ってきたことがすべて嘘になります。
 私(たち)は同じ理由で吉田万三さんに直前まで立候補断念を要請し続けたのではなか
ったか?
 つまり「大阪・京都選挙区では共産に票を集中せよ」という方針は、無党派としての変
節ではなく、全く逆に、私個人として、自分の言ってきたことに一貫した責任をとるため
の態度表明だとご理解ください。
 この千載一遇のチャンスにこそ原点に返るべきだということです。

 都知事選において、私は共産支持者の人に対し、石原氏の君が代処分などで、ただ自分
の思想だけを理由として人生のどん底に叩き落とされ、特定の思想を権力で強要され、そ
れでも、銭金や生活や待遇ではない、人間としての誇りと自己の尊厳を賭け、歯をくいし
ばって抵抗している人の眼前で、「石原都政が続いてもかまわない」というも同然の自己
の方針を同じように吐けるのかということを問い続けてきました。

 同じことが今度は私たちに問われているのです。たとえば「イラク撤退」は全野党の主張です。「たとえ自民を助けることになろうとも、共産に入れるわけにはいかない」「それでイラク派兵が続いてもかまわない」という方針を、イラクやパレスチナの人々に説明できるのでしょうか。

■有権者選挙協力は勝手連の発展形態である

 従来なら私たち左派市民は「社民・9条ネット・共産の票をあわせれば自民に勝っている(=実は多数派である!)のに」とため息をつき、政党・団体に対して「一刻も早い反ファシズム統一戦線の形成を!」と要求して終わりでした。
 しかしもう、政党・団体にまかせてなどおけません。いつまで待っても統一戦線など実現しないではありませんか。「政党間選挙共闘」が実現しないのであれば、私たち市民が、政党の思惑など超えた勝手連の精神で、「有権者選挙共闘」を実現するのです。

 次の選挙では是非とも無党派市民たちで、自分が良いと思う候補や党の勝手連をどしどし結成し、その勝手連同士でそれこそ「勝手に」選挙協定を結んでしまいましょう。「地方は共産・比例は社民」とかね。そしてその力で政党にも共闘を迫っていくのです。「文句があるなら、野党同士でちゃんと勝利の希望が持てる方針を示せ!」と。次の選挙は国政レベルでも「勝手連選挙」「インターネット選挙」にしていきたいです。政党の動きに絶望しているばかりではいけません。選挙法の関係で研究課題も多いでしょうが、なんとか実現させたいですね。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

★次の選挙では是非とも無党派市民たちで、自分が良いと思う候補や党の勝手連をどしど
 し結成し、その勝手連同士でそれこそ「勝手に」選挙協定を結んでしまいましょう。
★次の選挙は国政レベルでも「勝手連選挙」「インターネット選挙」にしていきたいで
 す。

・・という具体的行動提起も出されました。「次の選挙」たる衆院選挙は年内にもあるかもしれません。
 それでは本論文後半の(2)に進みます。更に具体的分析と提起がなされています。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i222-150-202-94.s04.a027.ap.plala.or.jp>

草加さんの重大な投票指針提起:「都知事選での主張を嘘にしないために」(2)
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 戸田 E-MAILWEB  - 07/7/31(火) 4:23 -
  
「都知事選での主張を嘘にしないために」(2)
   http://bund.jp/modules/wordpress/index.php?p=370

■大阪選挙区(定数3)の場合

 さて、まずは具体的に大阪選挙区(定数3)の場合、現在、追い風を受けた民主と、磐石の地盤を持つ公明が堅調で当選圏内、3人目を自民の谷川さんと共産の宮本さんが争い、その後を社民の服部さんと自民系無所属の林さんが追っています。

 社民の服部さんは9条ネットの推薦も受けた統一候補です。ご本人の人柄や主張から言っても、左派としては是非とも当選させたい人です。私もできれば服部さんを応援したい。
 しかしこのままでは共産の宮本さんと共倒れして、自民の谷川さんが当選しかねません。
 その場合は大阪地方区の左派票はすべて死票となり、大量に存在する大阪の左派の声は国政に全く反映されないことになります。

 ここで先に紹介した投票基準を適用すれば、大阪の左派は選挙区では優勢な共産の宮本氏に票を集中させて極右の谷川氏を落選させ、「野党2議席・自民ゼロ」を狙うべきです。その代わり、比例区においては選挙区で犠牲になってもらった社民党・9条ネット(またはその候補者)にこぞって投票するべきです。

 さらに谷川さんは同じ自民の中でも何としてでも落選させたい人物です。
 その主張で「自主憲法の制定」を掲げ、格差社会の問題でも、貧困で給食費の払えない親をつかまえて「子どもにタダ喰いさせよる」と無神経かつ傲慢に言いはなった庶民の敵です。酒場のオヤジトークならともかく、こんな感覚の人が要職についたら、国民は地獄です。

 最近はもう何でいいから右翼の主張を掲げておけば、それだけで「改革派」みたいな顔をしていられますが、高齢の谷川氏は「小泉流改革」とも一線を画す復古主義者であり、はっきり言えばただの守旧派極右オヤジ、つまり単純に「古い考えの人」にすぎません。 まあ、今、防衛大臣をしている女性議員も似たようなレベルですけど。ちなみに「小泉流」を代表するのは自民系無所属の林氏ですが、当選の可能性はありません。

 本来なら、小泉さん以来の「改革」を支持する右派の人は、古臭い谷川さんではなく、林さんを支持するのが筋だと思います。ですが、右派票は当選可能性のある谷川さんに集中してくるのではないでしょうか?
 ここで左派無党派票が服部さんと宮本さんに綺麗に分散したら、両方が共倒れで死票となり全滅です。3議席のうち、野党は民主の1議席だけとなります。

 死票はどんな理屈をつけても死票であり、その声は国政にいっさい反映されません。
 また、民主がどんなに大量得票しようとも、1議席は1議席にすぎないのですから、与野党逆転が第一課題の<民主党寄り無党派>の方にとっても、民主党に不必要に票が集中するのは得策ではないはずですよね。
 ここは1位は公明に譲ってでも、「野党2議席・自民ゼロ」を狙うべきです。

 今回の大阪では、服部さんが共同候補として立ったために、左派はこぞってこれの支援に動き、ついつい「特定党派の支持者」と同じ発想をしてしまいがちです。
 服部さんを支持して闘ってこられた左派や無党派の仲間の皆さんには本当に申し訳ないし、私自身も辛い思いで一杯なのですが、ここは涙をのんで共産党宮本候補への投票を呼びかけます。

 そのかわり、大阪の共産党支持者の皆さんには、私たちと同じく、涙をのんででも、たとえイヤでも、バーターとして比例区で社民・9条ネットに投票されることを強く要請いたします。
 選挙共闘はギブアンドテイクです。そして全体として与党を減らし、護憲派議員の数が増えなくてはなりません。
 そのためには狭い自分の地域では犠牲になる場合もあるのです。自派に有利な場合にだけ共闘に賛成して、相手に何も与えないのでは対等な関係が原則の「共闘」にはなりません。

 具体的には
地方区は・・・たとえイヤでも社民・9条ネット・民主支持の左派は共産の宮本さんに投
      票する
その代わり

比例区は・・・たとえイヤでも共産の支持者は社民・9条ネット・民主党内の明確な護憲
      派に投票する

 ※政党名の他、山内トクシンさん、天木直人さん、ZAKIさんなど
 ※民主党公認候補者の「《護憲派》《明白な改憲派》のリスト」

 どうでしょうか?
 まだどうしても、地方・比例とも自分が支持する党にだけ入れたいですか?
 わが身のことになってはじめて「統一戦線形成の難しさ」がわかりましたか?
 もてる勢力は全部自分の勢力伸張のためにだけ使いたいのは人情ですよね。

 思い出してほしいのは、今まで独自候補擁立などにこだわる政党やその支部に対し、私たち無党派市民は、「自党や自分の地方の狭い利害ばかり考えて民衆全体の利害を見ない」とか言って批判してきました。
 大阪だけをみて「服部氏がベストで他の候補に投票するなんて…」と考える人は、そのことを思い出してください。
 国政選挙は今後数年間、「全体としてどのような国会を作るか」を選ぶ選挙なのです。

■京都選挙区(定数2)の場合

 京都の場合は定数2に対して1位を民主党が走り、自民が2位で追っています。それに対抗するのは3位の共産党の成宮まり子さんと、極右の維新政党新風です。社民党・9条ネットは候補を立てていません。
 ここでは、1位の民主にばかり当選必要ラインを超えて集まりすぎている政権批判票を、3位の成宮さんに回して野党で議席を独占することが課題です。

 従来の力関係ならば、1位は自民で安定。2位を民主と共産で争うも、近年はほぼ民主党の勝ちとなっています。
 民主党登場以前は「自共指定席」と言われていたことからもわかるように、京都は共産党が非常に強い土地柄です。

 で、私たち左派無党派にとって、共産党の人達というのは、自分たちが少数派な場所では非常に頼りになる「頼もしい仲間」なのですが、いったん自分が多数派をとった場所では、そのテリトリー防衛が第一課題となってしまい、反対派(特に同じ左派陣営からの異議申し立て)に対しては、自民党も真っ青なめちゃくちゃな弾圧を加えることがままあります。
 それはまあ、共産党に限らず、他の左翼党派にも共通して見られる傾向なのですが、京都ではなまじ共産党が強いばかりに、左派陣営内部でも、かなり共産党に対するアレルギーがあります。

 近年は共産もかなり弱くなってきましたので、若い人達や一部の市民団体からは再び「仲間」として認識されることが多いのですが、未だに牙城の立命館大学などではかなり無茶やっておられます。
 それで今までは左派の中でも「どうせ自民を落とせないのだったら、共産党に入れるのはイヤ!」という発想の人も多かった。「消えるのも困るが、強くなってもまた困らされる」というわけです。

 党派が多数派を形成した機関(大学自治会など)は、将来その党派が権力を奪取した時の雛形の世界です。
 そういう意味では私は、共産党が現在に続く排他的な体質を一掃してくれない限りは、共産党に権力をとらせるなんて恐ろしくてできません。
 因みにですが、共産党の人は、私のこういう「排他的な体質を一掃してほしい」という要望と、「排他的だから共産党なんてダメだ」という攻撃を区別してくれません。その区別がどうしても理解できないことを人は排他的と呼ぶのですが…。

 このサイトの「客筋」には、共産党系以外に、非共産党系の左派や無党派の方が多いので、「それはわかってますよ」という意味で、書かなくてもいいこともあえて書いたのですが、そういう心情は心情として保留しながら、今回は民主党を利用してきたように、あえて共産党を利用すべきだと思います。
 だって民主ではなく、共産に投票することで、自民を叩き落とすことが可能になるのですから。こんなこと10数年に一度しかありませんよ(笑

 従って、有権者間選挙協力の投票指針は、大阪と同じです。

地方区は・・・たとえイヤでも社民・9条ネット・民主支持の左派は共産の成宮さんに投
       票する
 その代わり
比例区は・・・たとえイヤでも共産の支持者は社民・9条ネット・民主党内の明確な護憲
       派に投票する

 ※政党名の他、山内トクシンさん、天木直人さん、ZAKIさんなど
 ※民主党公認候補者の「《護憲派》《明白な改憲派》のリスト」

 とりわけ民主党左派に期待している無党派の方に訴えたいのは、上記のリストにおいて、民主党京都の候補者である松井孝治さんは「明白な改憲派」に分類されていることです。バリバリの右派です。
 これが一人区ならば、与野党逆転を実現するため、「自民党の改憲派を民主党の改憲派と置換する」のもありです。みすみす共産の泡沫候補に入れて死票にし、自民当選を応援するよりも、はるかに有効な一票の使い方です。

 しかし二人区の京都で、すでに松井さんに票が集まりすぎており、2位を共産と自民で争っているのですから、ここは自民党を落として、明白な護憲派議席3分の1以上を実現するために一票を使うのが有効です。

■結語

 繰り返します。国政選挙は「今後数年間、全体としてどのような国会を作るのか」を選ぶ選挙です。自分の地域だけではなく、全体を見て判断しなくてはなりません。
 私たち一般の市民にとっては、特定党派の消長をかけた闘いでは断じてないのです。

 議員も国会も政党も、ただそういう観点から私たちが利用するために存在しているのです。
 また、このような「有権者選挙協力運動」は、選挙制度をいじくりまわして、世論から乖離したニセモノの国会を作り出した与党への、民衆の側からするレジスタンスでもあります。
 「どうせ変わらない」ではなく(まあ大きくはその通りでもあるのですが)、抵抗し続けることも大切だと思います。

 安倍政権打倒! 9条改憲阻止! 特定の思想を国家権力を使って強要するな!
 君が代・日の丸・愛国心の押し付けをやめろ!
 貧困に取り組まない・拡大する政府はいらない! 殺すな!殺させるな!死ぬな!
 生きろ!生きさせろ!生きて奴らにやり返せ!
「生き方」の押し付け反対! 一人がみんなのために!みんなが一人のために!

 左派の皆様には、賢明なご判断をお願いします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・・しかしこのままでは共産の宮本さんと共倒れして、自民の谷川さんが当選しかねませ
ん。
 その場合は大阪地方区の左派票はすべて死票となり、大量に存在する大阪の左派の声は
国政に全く反映されないことになります。・・・

 たしかにその通りになりました。
 「今ある団体をどのように組み合わせるか」を考えれば草加さんの指摘の通りです。
 一方、「新しいものを作っていくための必要な過程」(社民党+左派・市民派の第3極
政治勢力)を考えれば、今回の服部選挙となります。
 しかし同時に、「それは改憲危機に対して間に合うのか?」、「辻元清美のいる大阪で
すら共産党の1/4少々の票しか取れない現実なのに今後の可能性があるのか?」と問われ
れば、厳しいものがあることは認めざるを得ません。・・ウーム・・・
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i222-150-202-94.s04.a027.ap.plala.or.jp>

草加さんの優れた分析と提起:7/29「あと数時間で投票日ですが」
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 戸田 E-MAILWEB  - 07/7/31(火) 4:43 -
  
 2007年7月29日(日曜日) あと数時間で投票日ですが
    http://bund.jp/modules/wordpress/index.php?p=371

(左の映像の一部に、ZAKIさんの選挙期間中の街宣映像が使用されていますが、これは私がZAKIさんを応援する立場から独断で使用しているものであり、候補者本人からの制止要請があっても、独自の立場からこれをお断りいたします。よってZAKIさん陣営の責任とは無関係です。
 この立場について詳しくはこちら ttp://shonowaki.net/cat3/をご覧ください)

 あまりに蒸し暑くて目がさめてしまい、これを書いています。もうすぐ日付が変わって参院選の投票になりますね。前の衆院選の時は、ある意味醒めていたのですが、今回はいろいろと白熱したり、話題も豊富で楽しめそうです。
 私としては、主に比例区における、当落線上の小党派の動向が気になるのですが。

 今回は単純に自分が支持したい人や党に投票するのではなくて、有権者選挙協力を呼びかけ、死票を最小化して野党を最大化する、一人区の場合は、たとえそれが民主党改憲派の候補であろうとも、観念的に意地を通して死票にするのではなく、自民党の改憲派と野党の改憲派を置換するというような、現実的な実践を提起してまいりました。

 この投票基準にあてはめた場合、私の選挙区では共産党候補に投票し、比例区では共産党以外の護憲派に投票するということになります。
 で、地方区はいいとして、比例区で誰に入れるか、未だに悩んでいます。一応は次の3人にしぼりました。

・山内トクシン(社民) ・天木直人(9条ネット) ・ZAKI(9条ネット)

◇山内トクシンさんについて

 山内さんについては、沖縄読谷村の村長(6期)として米軍基地返還に尽力し、基地の
内部に役場を移転するなどした硬骨漢で実績もあります。その後は大田県政の三役(出納
長)を勤められ、このほど引退する大田議員の後継候補でもあるわけですから、辺野古基
地建設阻止闘争には、是非ともなくてはならない、落とせない人ではあります。
 ただし私の回りではあまり人気がない。
 これは社民党の人気がないせいで、本人のせいではない。

 9条ネットに惹かれる人が多いみたい。社民と9条ネットでは、2:8くらいの割合
で、9条ネットのほうが人気がある。意外と9条ネットで1議席いけるのではないかとさ
え思えてきた。
 ただそうは言っても9条ネットはやはり議席の獲得が微妙ですから、万が一にも死票にならないことを最優先するなら山内さんになると思います。

 あと、やはり「あってよかった社民党」ということで(笑)
 今回の新潟地震による原発事故でも、社民党は東電の隠蔽工作を暴いて、本当にいい仕事をしている。社民党なしで、ここまで被害の全容が明らかになることはなかった。そのまま隠されていたかもしれないと思うと、ゾッとします。
 この党になくなられることは、左派のみならず、すべての国民にとっても損失ではないか?できれば今回も10議席、非改選あわせて20議席くらいは常に持っていてほしい党だと思う(現状では無理だろうけど)。

◇天木直人さんについて

 元外務官僚(駐レバノン大使)の天木さんについては有名なので、何も説明はいりますまい。
 政府の中枢にいながら、自己の良心にしたがって叛旗を翻し、政府内部の誤りや腐敗した部分をも熟知している。それだけに表向きは徹底的に無視され、同時に目の仇にもされてきました。
 天木さんの魅力は、そんなことどこ吹く風で、飄々と信念を貫いてこられたことです。 実際は大変なご苦労をされてきたと思うし、並みの人なら潰されていた。いえ、そもそも沈黙を守って、ようやく掴んだ自分の地位を捨てることなどしなかったでしょう。
 マスコミからは意図的かつ徹底的に無視され続けていますが、ネット上では絶大な人気を誇ります。天木さんが当選できたら、それはひとえにネットワーカーの団結の力です。

 さらにここにきて、あの石原選挙の参謀、佐々淳行氏が「天木だけは絶対に落とす!」と公言して各地でいろいろ頑張っているそうですよ。反動派にそこまで憎まれる天木さんの存在ってさすが!かえってシビレますよねー。
 佐々淳行氏は劣勢が予想された石原氏に「たとえ100票差でもいいから勝ちたいんだ」と土下座せんばかりに泣きつかれて選挙参謀になった「選挙の神様」です。

 おそらく氏の発案だと思われますが、「ちょっとは反省してよね!でもやっぱり石原さん」のキャッチコピーと共に、石原氏に「低姿勢」の演技をさせた戦略には、正直舌を巻きました。今回は必死に左派票の分断―共倒れ戦略をはかっているそうです。もう「民主党が勝つのはいいが、とにかく左派を潰したい」”左派憎し”ということなのでしょう。 うかうかと分断され続けている左派組織のていたらくも問題ですが、それだけに、私たち一般市民は、ますます戦略的に票の集中をはかっていかねばなりません。

◇ZAKIさんについて

 SMAPなどの作曲家として有名なZAKIさんは、あの衝撃の名作、「変な改憲手続法の歌」「世直しでよろしくネっと!」などの作者であります。
 各地の反戦集会などにも、その大小にかかわらず、積極的に出かけて自作の歌を披露し続けてこられました。とにかく歌そのものが今風ですごくカッコイイです。このカッコ良さでこの歌詞というギャップ(?)がシビレるのですよね。

 特に法政大学での大弾圧事件に関して、学生たちの抗議集会で歌われたことはすごく評価しています。
 なまじのヘタレ左派だったら、「あれは『過激派』が混じってるみたいだし、運動規模も小さいから関わらないでおこう」とか、そういう自己保身が働いたと思う。
 問題はそういうことではない。では、「過激派」が混じっていたら、どんなに酷い人権弾圧をしても許されるのか?それは明日の自分たちに跳ね返ってくる問題ではないのか?

 そこで許せないものはやはり許せないと、ためにする誹謗を恐れず学生を応援したZAKIさんの勇気は尊敬に値します。
 ZAKIさんのようなメジャーな人が来てくれたことで、大学当局の人権侵害にさらされている学生たちが、どれほど勇気づけられたか計り知れません。

◇希望的観測

 で、希望としては、社民3、9条ネット1、共産4、自民33、公明10、民主66、その他4、くらいで。特に「公明は10切れ!」ってことです。

 事前予測では、自民は最低で31から、最大で45くらい。だいたい38くらいの予想が多いかな。
 どう転んでも大敗になるでしょうが、もし自民が40台にのったら安倍首相は居座るでしょう。
 橋本首相は44で退陣したのだから、40台なら「居座り」と言っていいと思いますが、言い訳無用の状態まで追い込むためには、40台割れ、できれば30台前半まで追い詰めないといけません。

 まあ、なんとなく、「参院で与野党逆転+護憲派3分の1+安倍首相」という組み合わせで、無様に居座ってくれたほうが左派としてはありがたい気もしてきました。
  自民党内でもそう考える人が多いでしょうから、選挙後は「とにかく早く辞めてよ!」という悲鳴も出るでしょう。
 けど、こんな状態で総理をやりたい人もいないでしょうしねえ。前の総裁選で当選可能性もあった福田さんが、自分からレースを降りたのは本当に賢かった。と、みんな思っているんでしょうな、麻生さんなんか、そうそうに選挙直後に異例の外交日程を組んで、逃げ出す算段しています。たいした「愛国者」だことで。

◇「なし崩しネット選挙」を歓迎します

 なお、今回なりふりかまわぬ自民党がやったことで、唯一「偉かった」のは、今まで政府が違法であるかのように宣伝してきた「選挙期間中のホームページ更新(=ネットの選挙利用)」を勝手にやってしまったことです。

 実は選挙のネット利用は、公選法では禁止する規定がない。だから本当は違法ではないのです。
 違法だとされている根拠は、実は内容もあやふやで基準も提示しない「総務省見解」にすぎません。
 役所の見解が法律より優先されるのはおかしなことですし、その「見解」でも明確な基準が提示されていないので、「個人でも特定候補への投票の呼びかけはまずいらしい」「いや、俺は選挙期間中は支持政党を書いてもいけないと聞いたぞ」などという、根も葉もない、単なる噂がネットで飛び交っていたのです。

 今回の選挙では、政権政党の自民党が自分でその禁を破ってくれ、他党も追随したので、そのへんがなし崩しになりました。そのため、終盤に入って、特定候補を応援する記事を掲載するブロガーもいっきに増えた。
 で、私も冒頭でZAKIさんの選挙運動の映像を掲載したわけです。
 もし、これで摘発されるのならば、選挙期間中に安倍総理の遊説演説の動画を掲載した自民党、ひいてはその総裁であり、事実を知りながら中止を指示しなかった、安倍総裁自身が摘発されなくてはなりません。

 もはやこうなってしまっては、それが誰であれ、摘発されたということ自体が大きなニュースになって非難をあびてしまうでしょう。ましてや野党支持者「だけ」を摘発することなど100%の政治弾圧で許されません。これだけは「安倍ちゃん、よくぞ『違法行為』にふみきってくれた、本当にありがとう!」と思います(笑)

 この問題についてはまたエントリーを立てて書こうと思っていますが、選挙期間中であろうがなかろうが、1年365日24時間、個人が自分の支持政党を明らかにして、ネット上で幅広い議論をすることを禁止すること自体、「お前ら正気か?!」と思います。
 だったら街角の政治談議も全部取り締まれや!親戚や知り合いに一人はいる創価学会員さんが、電話や手紙や面談で投票依頼してくるのも取り締まっていいのか?
 電話は否応なしにかかってくるものだけれども、サイトはURLを入れて「自分の意思で見に行かない限りは見ることができない」ものだとわかっているのでしょうか?

 これについては右翼も左翼も関係ないと思っています。
 よしんばそれが自民党候補への投票の呼びかけであったとしても、今までネトウヨの荒し行為を民間言論弾圧だという理由で糾弾してきたこととの整合性から言っても、「市民の意見表明の自由は最大限に守られるべきだ」との立場から、勇気をもって意見を表明されたこと自体については断固支持します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・・自民党がやったことで、唯一「偉かった」のは、今まで政府が違法であるかのように宣伝してきた「選挙期間中のホームページ更新(=ネットの選挙利用)」を勝手にやってしまったことです。・・・これだけは「安倍ちゃん、よくぞ『違法行為』にふみきってくれた、本当にありがとう!」と思います(笑)・・・

 たしかに!
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i222-150-202-94.s04.a027.ap.plala.or.jp>

・草加さん:7/27「参院選投票指針-迷っているあなたへ」
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 戸田 E-MAILWEB  - 07/7/31(火) 5:13 -
  
2007年7月27日(金曜日) 参院選投票指針-迷っているあなたへ
   http://bund.jp/modules/wordpress/index.php?p=369

「平和への結集ブログ」http://kaze.fm/wordpress/ が選挙情勢を分析した上で提言
しているものをまとめてみました。この提言の目的は
  1)民主党への過度な票の集中をふせいで野党議席を最大化
  2)護憲派候補の大量当選と与野党逆転を両立させる
  3)少数野党を増やして強制的「保守2大政党制」に楔をうちこむ
  4)もって安倍政権を完膚なきまでに叩きのめすこと

 そのために、比例区では少数野党に票を優先的に割り当てる代わり、地方区で当選見込みのない少数野党候補への死票を有力野党候補に一本化して生かすという戦略になっています。その核心は、地方区と比例区で必ず違う野党に投票するということです。

■民主党寄り無党派⇔社共・9条ネット寄り無党派 の投票バーター
■社民党寄り無党派⇔共産党寄り無党派⇔その他の左派無党派 の投票バーター
■バーターの核は地方区と比例区で違う野党に投票する「有権者選挙協力」
■各党支持者はバーターに応じることで、かえって自分の支持政党の議席が増える構造に なっている

と、いうことで、大変によくできた投票指針になっていると思います。
 各党支持者の方は是非、真剣に検討してみてください。政党や大組織同士が私たちの切実な願いなど顧みることもなく、襲い来るファシズムの前で小競り合いばかりくりかえしているのなら、私たち有権者同士で勝手に「選挙協力」しちゃいましょう!
 なお、この指針の根拠となっている分析についてはこちらをご覧ください。                   http://kaze.fm/wordpress/?p=133

【一人区】
 定数1の選挙区では、ごく一部を除き、野党では民主党公認・推薦候補の当選可能性が
一番高いと思われます。地方区ではみんなで民主党候補に票を集中してあげるかわり、比
例区ではみんなで民主以外の党に票を集中します。

 共産・社民・9条ネット支持者・左派無党派は
地方区で・・・イヤでも民主党または同党推薦候補に投票します
 その代わり
民主党支持者・民主寄り無党派は
比例区で・・・イヤでも共産・社民・9条ネットに投票して下さい
-------------------------------------------------------------------------
【二人区】
 ここでは民主党候補は1位当選の可能性もあります。したがって、2位も野党候補が占めるように、民主党以外の護憲派候補のうち、一番当選可能性の高い候補にみんなで票を一本化してあげるかわり、比例区では地方区で投票した候補とは別の野党に票をバーターします。

地方区は・・・イヤでも「民主党以外の最有力護憲派候補」へ投票
 その代わり
比例区は・・・イヤでも「地方区で投票した候補が所属していない」別の護憲政党・団体
      へ投票
-----------------------------------------------------------------------
【三人区】
 定数3の選挙区では、共産・社民の支持者が一人の候補に票を集中させれば、1議席の獲得も可能です。
 したがって、共産・社民候補のうち一番当選可能性の高い候補に票を一本化する「共産・社民支持者間の選挙協力」が中心になります。

地方区は・・・イヤでも共産・社民候補のうち、「最有力候補」へ
 その代わり
比例区は・・・イヤでも共産・社民のうち、地方区で投票した「最有力候補」が所属して
       いない方の党へ

-----------------------------------------------------------------------
【五人区】
 定数5は東京選挙区のみです。投票指針は2人区の場合と同じになるでしょう。

地方区は・・・イヤでも「民主党以外の有力護憲派候補」へ投票
 その代わり
比例区は・・・イヤでも「地方区で投票した候補が所属していない」別の護憲政党・団体
       へ投票

 民主党などが強化を図っている小選挙区制の導入で、決定的な差異のない二大政党制が強制されています。民主党に票を集中せざるを得ない状況に有権者を追い込んでおきながら、少数野党は民主党に従うべきだ、とする考え方で票を集中しきれないことは明らかです。強制的な二大政党制の実験はもう終わっています。

 与野党逆転のためだけならば、比例区で民主党に票を集中させる必要はありません。
 比例区を少数野党に優先的に割り当てる代わりに、地方区での少数野党候補の死票を有力野党候補に回して生かす投票行動をイヤでも実践できるかどうか。今は、あの政党が嫌いだ、絶対に入れてやらない、といえる状況ではありません。
 有権者が主体的で賢明な判断をすれば、護憲派候補の大量当選と与野党逆転を両立させることは可能でしょう。http://kaze.fm/wordpress/?p=133

 一番最悪なのは、野党同士で争って票を食いあい、「与野党逆転」も「護憲派3分の1」も達成できないこと。
 その次に懸念されるのは、民主党だけに野党票が集中してしまい、かろうじて「与野党逆転」は達成されるが、護憲派政党が壊滅的な敗北を喫すること(←この可能性はかなり高い)です。議席は野党同士ではなく、自民党から奪うべし!

 「与野党逆転」についても、選挙後には自民党のなりふりかまわぬ野党議員の切り崩しが予想されます。民主党だけでかろうじて逆転では危ないのです。
 どんなにあがいても、多少の裏切り者が出ても、絶対に3年間は与党多数にならないくらいの大敗北にしなくてはなりません。
 この指針もご参考にしていただき、賢明なる判断をお願いします。

 投票は、総体としての国会にどんなことをしてもらいたいか、を示す行為です。特定政党の躍進を図る機会ではありません。
 死票はどんな理屈をつけても死票です。

 1人区では、社民の牙城といわれる大分選挙区などを除き、共産・社民の票はほぼ死票となります。共産・社民支持者が1人区で民主党候補に投票するメリットは少なくとも2つあります。

 まず、全野党共通政策である自衛隊のイラクからの撤退が実現します。また、程度がいかほどかという問題はあるものの、比例区での共産・社民票の増加が期待できます。死票を選ぶことに比べれば、意義は明々白々です。

 民主党の右翼候補に投票し、当選したとしても、総体としては、自民党の右翼候補を民主党の右翼候補で置換することだから、この点では、共産・社民票を死票にすることの帰結、自民が勝つ現状となんら変化はなく、問題ありません。
 民主党候補が自民に鞍がえしたとしても、同様です。右翼に投票したから投票者が右翼になるのではありません。そう思う人は、観念左翼であって、実践左翼とはいえないでしょう。

 上記の「懸念」を示す方々にに対して、再度、考えていただきたいことがあります。以前の記事も参照してください。(選挙と脱原発)

 日本の平和憲法は世界の宝だ、したがってイラク人の宝だ、というセリフとともに、1人区では民主党に投票するべきではない、したがって自衛隊をイラクから撤退させるために決定的に有効な行動を取る気はない、というあなたの選挙方針を、イラク人に面と向かって吐けるか、ということを想像してみてください。

 なお、政党選挙共同にしろ、有権者選挙共同にしろ、この種の運動は、そもそも、死票をなくすための小手先戦術運動です。が、小選挙区制によって損なわれた国民主権格差を是正するための対抗運動なのです。小選挙区制を廃止するまで継続しなければなりません。 http://unitingforpeace.seesaa.net/article/45774285.html

参考サイト
◇平和への結集ブログ
 参院選投票指針―有権者選挙共同で9条護憲派「3分の1」突破と与野党逆転が可能
 補足:「1人区で野党が全勝」を前提にするものではない
 全国収支を重視した有権者選挙共同を
 民主党公認候補者《護憲派》《明白な改憲派》リスト
 民主党へは1人区でだけ投票しても野党は勝てる
 1人区でも民主党に投票するのは問題?

◇今度の参院選に期待する事(アフガン・イラク・北朝鮮と日本)
◇恥ずかしくて、そこにいられないくらいの惨敗をプレゼントしてあげよう!
  (らんきーブログ)
◇広島県の「反自民」の皆さんへ〜選挙に行こう!参院選!!
   (わたしの心のものさしで)
◇面白い動向・・・(三四郎日記)
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i222-150-202-94.s04.a027.ap.plala.or.jp>

・草加さんによる7/26紹介:「左派は民主党以外に投票を」
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 戸田 E-MAILWEB  - 07/7/31(火) 7:18 -
  
2007年7月26日(木曜日) 左派は民主党以外に投票を
   http://bund.jp/modules/wordpress/index.php?p=368

 某巨大SNSに掲載したら、結構な反響があったのでこちらにも載せておきます。
 今回は保守・改憲政党の民主党ではなく、自分の好きなところに入れることができる
(一人区を除く)のは大変に嬉しいことなのですが、そうなると「どこに入れるか?」
で皆さんすごく悩んでおられるようでした。

 さて、ここからが本文なのですが、私たち左派有権者にとっての今回の参院選の「獲得目標」は
  1)与党の議席を一つでも減らす
  2)参院での与野党逆転を実現して国会から強行採決を減らす
  3)9条改憲反対派の議席を3分の1以上確保する
  4)もって安倍政権を打倒する
の4点に集約されると思います。

1)の達成はほぼ確実。
2)の目標についても油断はできませんが、どうやら目処がつきつつあります。
 そこで次に問題となるのが3)の目標です。

 AMLで流れていた分析なのですが、ここにきて、従来の「野党の票が分散して自民が少数でも勝ってしまう」というのとは全く逆の問題で、「民主党に過度に票が集中しすぎる」という問題が出てきました。
 このままでは改憲反対派の議席がかえって減ってしまう可能性が高いです。
 今回は一人区以外の地方区において、左派は従来の「当選可能性がある野党候補への票の一本化」ではなく、民主党以外への票の分散化を提言します。

 たとえば私の選挙区は定数2ですが、現在トップを民主党候補が走っています。
 2位が自民党で3位が共産党です。特に野党票がかつてなく民主に集中しており、共産党が従来以上に苦戦。このままでは民主・自民で議席をわけあうことになり、結局は順位が変わるだけで、議席の配分は以前のままということになります。
 ここでもし、1位の民主党候補への投票を、少し3位の共産党に振り分けることができれば、2議席を野党で独占することも可能となります。自民党が得票を減らしている今だからできることです。

 もちろん民主党の支持者と共産党の支持者はあまり重なっていないでしょう。しかし、特定の政党を支持しているわけではない、私たち一般の左派(政権批判派)は、今まで野党の議席を増やして政権に打撃を与えたいという一心から、その可能性が最も高い民主党に投票してきた人が多いと思います。
 そして当選の見込みのない共産党の泡沫候補が、「票割り」の役割を演じて自民を助けるのを忸怩たる思いでみてきましたし、反安倍-反ファシズムの統一戦線の実現を熱望してきました。

 が、今回はその投票行動を見直して、一人区以外の地域においては、民主党以外の野党候補(具体的には社民・共産・9条ネット・護憲派無所属など)に票をふりわけることを呼びかけます。
 ただし与野党逆転の鍵を握る一人区においては従来通り民主に表を集中させるのが得策です。
 逆に言えば、今回、民主党の利用方法は、一人区で全勝させてやればそれだけで与野党逆転はほぼ確実になる(目標2)のであり、それ以外では社共などの明確な反改憲派候補に投票するべきだ(目標3)ということです。

 だいたい私たちは安倍政権を打倒するために、言葉は悪いけれども民主党を「利用」してきたわけです。
 政党というのはいずれにせよ国民が国政に民意を反映させるために「利用」することが存在意味なのですから、そのことは悪いことではありません。
 今回は地方区において民主党とその他の野党をあわせれば二人が当選できる=自民を一人減らすことができるのに、民主党が1、5人分とか2人分の票を独占するのはもったいないということです。

 共産党支持者の皆さんは、今こそ本物の「確かな野党」の出番とばかり、この選挙での躍進を信じて疑わず、大変に意気軒昂なようですが、とんでもない!本文にも書きましたが、今のままでは民主党躍進の思わぬ副産物として、改憲反対派の議席がかえって減ってしまう可能性が高いと思っています。
 「確かな野党」のスローガンは、与党が選挙制度のペテンのために民意を超えて強すぎる時には説得力がありました。しかし、与党の過半数割れが現実的な状況では、かえって「そんなもの別にいらない」ということになると思います。

 私たち左派は民主に投票する時でも「所詮は保守政党だから将来的には信用できないが」という前提をつけてきたわけですけれども、その「将来」が現実のものとなり、いよいよ民主党(保守2大政党制そのもの)と闘わなくてはならない日も近づいていると感じます。

 ただしその闘いは「左派の復活・再生」とセットの過程でなくてはなりません。つまり左派が民主党に頼る必要がなくなり、民主党も左派の票をあてにしなくても自公と闘えるくらいに強くなった未来での闘いでなくてはならないということです。 そうでなければ都知事選と同じく、反ファシズム勢力の内輪もめにしかなりません。

 共産党に限らず左派の人々は、むしろ現状に震えるくらいの危機感を持ってもいいくらいだと思います。

●2007参院選3人区情勢と2007参院選投票指針(太田光征さん作成)
 複数の方から、3人区でどう投票したらよいかと質問を受けました。皆さん困っている様子です。
 私が提案している「2007参院選投票指針」では、<民主党へは1人区だけ>としています。

 7月20付け朝日新聞が公表した参院選情勢調査の結果を平和への結集ブログにまとめてありますが、3人区情勢について補足するとともに、3人区との関係で、指針の狙いを再度説明します。

■ 2007参院選――選挙戦情勢
      http://kaze.fm/wordpress/?p=139
■ 2007参院選投票指針――有権者選挙共同で9条護憲派「3分の1」突破と与野党逆転が可能 http://kaze.fm/wordpress/?p=133

(1) 2007参院選3人区情勢(埼玉・千葉・神奈川・愛知・大阪選挙区)

埼玉、千葉、大阪の各3人区は、民主党候補がそれぞれ「堅調」「安定」「独走」の表現でトップに立ち、次いで自民候補などの順になっています。ここでも、野党候補の当選者数を最大化させる上で障害となる、民主党候補への票の集中現象が起きています。

民主党トップの票を他野党候補に回せば、野党2議席の確率が高くなるでしょう。

【詳しい情勢】

3人区で民主党候補に票を集中して民主党候補の当選がより確実になるのは、埼玉、千葉、神奈川、愛知選挙区の各1人、計4人しかいまん。大阪選挙区は民主党単独候補が情勢1位なので、民主党候補に票を集中させると野党もう1人の当選が危うくなります。

 朝日新聞の情勢調査によれば、大阪選挙区を除く4選挙区では、各区で2人立つ民主党候補のうち、1人が情勢3位につけています。
 それら4氏のうち、千葉選挙区の加賀谷氏が「護憲派」である以外、埼玉の山根氏は「保守・準保守」、しかも日本の核武装に関する毎日新聞のアンケートに対して、「今後の国際情勢によっては検討すべき」と回答しており、神奈川選挙区の水戸氏、愛知選挙区の大塚氏もともに、「保守・準保守」です。分類は下記ブログ記事参照。

■ 私の視点 ―「07年参院選・民主党公認候補者《護憲派》《明白な改憲派》リスト」(東本高志氏作成)
http://kaze.fm/wordpress/?p=132

 同調査によると、埼玉、神奈川、愛知選挙区の各区で2人立つ民主党候補のうち、護憲派候補は保守派候補よりも情勢上位につけています。また、下記の「原発アンケート」に回答している3人区の民主党候補者は、埼玉の行田氏、千葉の加賀谷氏、神奈川の牧山氏、愛知の谷岡氏のみで、いずれも護憲派です。

参院選.com 候補者公開アンケート
http://saninsen.com/

(2) 2007参院選投票指針

 「2007参院選投票指針」は、1選挙区内の当選者数の収支にこだわらず、全国収支を重視し、自分が住む選挙区以外の有権者の投票行動に良い影響を及ぼすことを狙ったもので、また次期衆院選なども見据えた提案です。

この指針は、主として2種類のバーターから成ります。

■ 民主党支持者(民主党寄り無党派)―護憲派有権者間バーター(主に1人区)
■ 共産党支持者―社民党支持者間バーター(主に複数定数区)

 29もある1人区での有権者選挙共同は特に重要で、有権者がバーター投票に応じたくなるような指針でなければなりません。
 3人区でも民主党候補を優先する必要がないとの提案は、次期衆院選なども視野に入れ、1人区に住む護憲派有権者のそうした動機付けを考慮、優先した結果です。

太田光征
Global Progressive Media Action
http://homepage3.nifty.com/antiwar/
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i222-150-202-94.s04.a027.ap.plala.or.jp>

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