▼秘話;01年に共闘求めた戸田。▼
山本組逮捕はまずいと言っていた五味議員
前々から書こうと思っていながら遅くなってしまった、五味議員の02年9月議会での奇妙な言い分についての反論である。
五味議員は、★2002年9月議会での、山本組ゴミの山問題についての、
五味議員(緑風クラブ)の初質問★
http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/8/gomi/gomigiin.htm
の中で、「問題を1日も早く解決をするためには、山本本人を検挙、逮捕することが最善策である」、と当初から考えていたかのように言っている。
実は、戸田は01年9月議会やHP連載で取り上げる前に夏頃に、五味議員に対して「ゴミの山の件は、あんな違法行為は許せないし、超党派的に解決を図るべき問題だから、何らかの形で連携して動きませんか?」、と話を持っていっている。
「主役に立つのは地元の五味議員で、私は脇役でいいですから」、とまで言って議会総体としての立ち上がりを呼びかけたのだ。(戸田がこんなことをしていたなんて、意外に思う人も多いかもしれないけれど、実はこれが基本スタンスのひとつです)
その時五味議員がしきりに言っていたことは、「山本の違法行為をおおっぴらに追求していったら、会社が潰れるか逃げるかして、地権者が処理しなければならなくなってまずい」、ということであり、要するに「山本を逮捕させるような動きをするのはまずい」ということだった。
結局、五味議員は「難しい問題だ」と言うばかりで、だったらどういう方向でやろう、という姿勢がさっぱりなかったので、戸田としては諦めて、同時に地権者問題も認識して、当初予定より柔軟ペースで「議会とHPで会社名を上げて現場実情を公開して各方面の奮起を促す」、という手法を単独で始めることにしたのである。
「戸田には本心を言わなかった」ということもあるかもしれない。
しかしそうであったとしても、五味議員の言い分は事実経過と照らし合わせてみれば支離滅裂である。
以下のそのことを論証していこう。
1;五味議員が議会質問通りに、01年段階で実は「検挙・逮捕が最善策」と考えていた場合。
◇この場合、9月質問のように「行為者を検挙するにあたって、まず警察による物的証拠
の収集、あるいは、本人の居場所や行動等の把握をすることが先決であり、そのため
にも、この件に関してあまり公けにしてしまうと犯人に逃げられてしまう恐れがあり・・・」
というのは、既に違法行為を初めて2年が経過しており、警察にも何回も通報している
のだから、「物的証拠」も「山本本人の居場所や行動等の把握」も、警察にしっかり掴
ませることは簡単にできるのだから、犯人に逃げられてしまう恐れ」などないはずである。
◇「検挙・逮捕させる」というのは、当然山本の拘束や会社の倒産なの可能性を当含む
わけだから、「地権者への負担転化もあり得る」という判断のもとに、「如何に逮捕に
持ち込むか」に努力を傾注すべきだが、五味議員がそのような動きを何かしたとはと
ても思えない。
自分の家の窓から継続的な現場の写真撮影すらしていないのではないか?
そういうことをちゃんとしていたのなら、それへの感謝の言葉を戸田は大阪府や地権
者代理人から聞かされていただろう。「公けにしない」としても、現場状況の記録を作
って警察に持ち込んでいなければおかしいが、そういう記録はあるのだろうか?
警察や検察に告発した記録はあるのだろうか?
◇そんなこともしていないで「検挙・逮捕が最善策」と「考えていただけ」ならば、それこそ
「議員としてその行動に対する重み」(行動しないことの責任)の自覚がない、というも
のである。
2;五味議員が本当に「あまり公けにしてしまうと犯人に逃げられ、多くの方々に迷惑をかけ
てしまう恐れがあった」ため、「質問を控えていた」、と言うのなら、なぜ戸田に「それはみ
んなのためにマズイからやめてくれ」と言わなかったのか?
自分だけ「質問を控えていた」って、戸田がHPも含めてバンバン公表していたら意味が
ないではないか。
公共のために必要だと思うのならなぜ、戸田に一言も言わなかったのか?「行動に移し
てこその信念」ではないのか?
3;五味議員が山本組を告発すれば逮捕させることは簡単だった。あれほど早くから沢山の
違法行為を現認しながら、なぜ告発しなかったのか? 「検挙・逮捕が最善策」と本当に
考えていたのなら、なぜ告発しなかったのか?
4;こうして論理的に分析してみると五味議員の言い分は、自分が無為無策に事態を放置
してきたことの無様な言い訳でしかないことがよく分かる。
5;たとえ行動を始めるのが山本逮捕の後からであろうと、遅れようと、それはいいと思う。
しかし、五味一族の自宅会社ビルから現場を見下ろして3年も事態の悪化を止め得なか
った者としての自責の念の一言くらいは表明するのが、公人としての最低限の筋ではな
いか?
2期目トップ当選の勢いのある五味議員が99年当時に動いておけば、あんなゴミの山は
できなかったことを真摯に反省するべきである。
6;五味議員が勇気を持って反省の気持ちを表明するのなら、戸田は五味議員を門真の若
手議員として、政治信条は別にして声援していくつもりである。