◆(5/24、大阪府議会) 社民党 小沢府議の一般質問 ◆ 次に、シルバー人材センターについておたずねいたします。 国においても、平成8年9月20日の閣議決定で、「公益法人の設立許可及び指導監督基準」及び「公益法人に対する検査等の委託等に関する基準」が示されました。この中で、公益法人はわが国の経済社会において重要な役割を担うに至っており、今後ともその活動の適切な発展を図ることが重要であり、公益法人に対する適正な指導監督を強力に推進していくため、とあり、その重要性が指摘されています。 昭和46年10月1日施行の「高齢者等の雇用の安定等に関する法律」により、シルバー人材センターが誕生しました。現在、府下に46団体あり、そのほとんどが社団法人という法人格を有しております。この法人に対しては、府が検査の実施主体となっています。 いわゆる「高齢者法」施行後、30年を経過いたしました。当時、市でもどのようにしてシルバー人材センターを立ち上げるか、いろいろ論議のあったところであり、実行にあたり協力なさった住民の方たちのご努力には、敬意を表するものです。 しかし当初の試行錯誤から早や30年が経過した今日、緊急雇用対策事業の受け皿にまで発展したシルバー人材センターについて、 そこで、以下3点にわたり質問いたします。 まず、社団法人としてのシルバー人材センターに対する検査について、過去5年間にわたり、殿程度実施されてきたのか、おたずねいたします。 次に、その時の検査項目など、府はどのような姿勢で臨まれたのか。就業率など点検されたのかどうか、検査基準及び府の姿勢についておたずねいたします。 次に、閣議決定の中に、情報公開として10項目があげられています。この中に議事録が入っていないが、公益法人としてあまりにも当たり前のこととして書かれていないだけのものであり、議事録が作成できた段階で社員に公開されるものとの理解でよいか、おたずねします。 ◆ 5月府議会一般質問(社民・小沢議員)答弁 ◆ ○ シルバー人材センターは、自主、自立、共働、共助の理念のもと、就業を通じた生きがいの充実を希望する高齢者に対して、地域社会の日常生活に密着した仕事を提供する自主的な団体であり、府内33市9町1村に設置されている。 ○ このうち、社団法人として運営されているシルバー人材センターは、33団体で、これらのシルバー人材センターについては、業務運営の透明性と適正化を図る観点から、立入り検査を行っており、過去5年間の状況は、平成9年度が9団体、10年度、14団体、11年度、20団体、12年度、11団体、昨年度は8団体で検査を実施した。 ○ 検査にあたっては、業務及び財産の状況等に加え、各年度の重点検査項目を定め、実施している。 ○ 公益法人の情報公開については、平成8年に閣議決定された指導監督基準で、定款、事業報告書、収支計算書、財産目録など業務及び財務に関する資料を一般の閲覧に供するよう明記されているところである。 ○ 今後、少子高齢社会が一層進展する中、高齢者が意欲と能力を十分に発揮し、仕事を通じて地域社会に貢献できる社会システムを構築することは、重要な課題であり、シルバー人材センターに寄せられる期待も大きく、府としては、市町村や関係団体と連携を図りながら、就業分野の拡大などシルバー人材センターの機能強化を促進し、適正な就業機会が確保されるよう図りたいと考えている。 (※ 下線は戸田) ●「日頃から(見せる)」とは、「年度内は議事録は見せない」という門真シルバーの規則は不当であって即刻削除しなければならないことをいみしています! |