5/27(月)府が門真シルバーを呼びつけて厳しく指導したときに示した文書を戸田にも公開したもの


雇 第 219 号
  平成14年5月24日

社団法人門真市シルバー人材センター
    理 事 長  御田 實 様      

大阪府商工労働部
   雇用推進室長

情報公開に関する取り組みについて

 日ごろから、本府の労働行政の推進に御協力いただきありがとうございます。
 さて、大阪府においては、シルバー人材センターが地域の高年齢者を社員とする社団法人であることから、透明性の向上が不可欠と考えており、社団法人大阪府シルバー人材センター協議会を通じ、各シルバー人材センターにおける情報公開規定の策定を要請してまいりました。

 また、貴センターに対しては、会員による総会等の議事録の開示請求について、正当な理由なく拒否することは、法令・定款の趣旨に反する旨申し上げてきたところであります。
 その結果、貴センターにおかれては、総会等の議事録を閲覧文書とする「文書開示事務取扱要綱」(平成13年3月)及び「文書開示事務取扱要領」(同6月)を策定されたところであります。

 しかしながら、同取扱要領において開示請求年度内の議事録を非開示とする規定が定められています。この非開示の規定は原則公開という趣旨に反するばかりか、合理性に欠けるものと言わざるを得ません。

 公益法人における情報公開については、「公益法人の設立許可及び指導監督基準」に情報公開規定が設けられ、業務及び財務に関する資料を一般の閲覧に供するように明記されております。
 また、シルバー人材センターは、社員総会の意思に基づき運営されることから、日ごろから総会や理事会の議事録など会員への情報提供や意見の反映などに努め、適正な運営が確保されなければならないと考えております。

 加えて、シルバー人材センタ-に対しては、事業運営にあたり国・府・市から財政的及び人的支援がなされている訳であり、こうしたことからも地域社会の理解と支援が得られるよう、市民に対しても積極的に情報を提供していくことが望ましいと考えております。

 貴センターにおかれましては、今後、上記の趣旨に沿って情報公開に関する規定を整備され適切な運用を図られるようお願いします。

(※ 下線は戸田)