★2002年9月議会での、山本組ゴミの山問題についての、
五味議員(緑風クラブ)の初質問★

(議事テープ起こしによるもの)

五味議員の質問通告全体については、9月議会の一般質問通告一覧表にてどうぞ↓↓
  http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/5/2002-9/tukoku-itiran.htm


五味議員(緑風クラブ)

 山本組の不法投棄事件について伺います。
 この件に関しましては、皆様もよくご承知のことと思いますが、このたび行為者が7月21日に逮捕されましたので、今回は質問させていただくことといたしました。
 と言いますのも、この問題を1日も早く解決をするためには、行為者である山本本人を検挙、逮捕することが、あの建設廃材の山を撤去するにあたっての最善策であると思い立ったわけでありまして、そのためには、行為者を検挙するにあたって、まず警察による物的証拠の収集、あるいは、本人の居場所や行動等の把握をすることが先決であり、そのためにも、この件に関してあまり公けにしてしまうと犯人に逃げられてしまう恐れがあり、もしそのような事態になった場合、多くの方々に迷惑をかけてしまう恐れがあったため、質問を控えさせていただいておりました。

 市民の安全、あるいは財産を守るべき立場の議員として、この問題がいかに困難であり、慎重を期さなければならないかは明白であり、ただ質問すればいいとか、関係行政に対し、対応を迫るべき事柄ではなく、まず我々が第一に考えなければならないのは、先にも述べた通り、市民の安全、あるいは財産を守るための最善策を講じなければならないのであり、安易に行動するのではなく、議員としてその行動に対する重みを認識するべきであると思っております。

 そこでまず、改めて、これまでの経過を申し上げますと、平成10年頃より、門真市上島頭413番地付近の土地を建設重機の駐車場として、山本組が借りたのが始まりであります。そして翌平成11年頃より、建設重機を前面の歩道に不法駐車をし、その空いたスペースに産業廃棄物を放置するようになりました。
 この時点では、建設重機による歩道の占拠により、歩行者が歩道を通れず、やむをえず車道を通るという状況にあり、この道を利用する歩行者が非常に危険な状態にありました。 しかしながら、道路課あるいは関係警察等による取締りをお願いしていたものの、その場では撤去されておりましたが、数日たてば元に戻るといったような、なかなか解決策もなく、現在にいたってしまったわけであります。
 また、産業廃棄物に関しては、平成11年頃より徐々に量が増えていき、約5メートルのフェンス一杯にまで廃棄物が積まれるようになり、現在までの間、ホコリの飛散、重機の騒音、火災の発生等々により絶えず生活環境が阻害されてきたわけであります。

 そこでまず現在の状況について、これまでの対応と今月9月6日に大阪府と門真市に対し、近隣住民より500名の署名を添え、要望書が提出されましたが、これは近隣住民のみならず、多くの方々が関心を持たれております。そこで、府や市のその後の市の対応について併せてお聞かせ下さい。

 次に、そもそも廃棄物とは何なのか。・・(中略)・・
廃棄物処理法の定義では、ゴミ、粗大ゴミ、燃えがら、汚泥、糞尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体、その他の汚物、または不要物であって、・・(中略)・・
 これら、特殊な理由があるにせよ、この件に対して何故この様な状況に至るまで、対処・対応が遅れてしまったのか、その要因について答えられる範囲で結構ですので、お聞かせ下さい。



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