下浦氏の教育委員再任について、戸田の「条件付き賛成討論」 戸田

- 06/9/19(火) 14:53 -

 下浦氏の教育委員再任について、戸田は以下の「条件付き賛成討論」を行ないました。 またこの中で、「理由を言わずに反対する」というおかしなことを頑迷に続ける共産党への (名指しはしないけれども)批判も行ないました。

 この件での門真市共産党の頑迷な態度は、議会改革に大きなマイナスです。ホントに不可思議な対応です。

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 下浦氏の教育委員任命議案について

 6番の戸田です。

 下浦氏について、形式的には教育委員としての人事提案ですが、実際的には、議会で承認 されれば教育委員会での互選という形を経て教育長に再度就任することは明白であり、私はそのような認識に立って、下浦氏の教育委員継続就任について、意見を述べ、議会用語で言 うところの「討論」を行ないます。

 下浦氏は2002年10月より教育長に就任し、2005年の市長交代後の3ヶ月ほどの離脱を 除いては、ずっと教育長を務めてこられました。

 その間、下浦教育長は4年度に渡る卒業式・入学式において、小泉政権文科省の方針に追随して日の丸掲揚・君が代斉唱の押し付けをしてきたことや、保護者・児童生徒に対して「立つ・立たない、歌う・歌わないの自由」の説明をすることを拒絶してきました。

 また教職員に対する圧迫的な「指導」や調査も、政府文科省や社会の右傾化に歩調を合わ せて強めてきました。

 そういう点に関しては、私は強く反対してきたし、断じて許容することはできません。

 しかしながら、それらの点の存在をもって、下浦教育長の存在を否定すべきか、否定しなければならないか、と問われれば、必ずしもそうではない、少なくとも現段階はその段階で はない、と私は判断しております。

 また、この間努力されているはずの教育委員会の体質の改革改善の方も、継続してもらいたいと思います。

 以上、述べたようなことを総合して考え、私は下浦氏がじきに教育長に就任するであろう という見通しのもとに、今回の教育委員継続の提案について、反対まではせず、したがって 賛成の立場を採ることを表明します。

 もちろん、先ほど述べた問題からして、手放しの賛成というわけにはいきません。

 下浦教育行政が、日の丸君が代の押し付け、それに関わる教員や子ども達への圧迫などにおいて一線を越えた強圧を行なった場合には、下浦教育長の責任を追及し、辞任を求めて闘 う立場に立つことも併せて表明しておきます。

 そういう意味では、安倍政権下になるであろう来年の卒業式入学式において、強圧的な対応を採らないよう、この場で今から求めておきます。

 最後に、この人事提案に反対という議員がおられるのであれば、その場合はなぜ反対なの か、反対の理由を議会でしっかり述べることが絶対に必要なことだと私は思います。

 理由も述べずに反対では、私たち議員も市民もさっぱりわけが分かりません。誰が反対し たのかの事実さえ今の記録方法の議事録には載りません。

 もしも「人事提案では反対討論しないという慣例があるから」、というのであれば、私が何度も指摘してきたことですが、それは悪しき慣例であって、即刻打破すべきものであります。

 間違っても、議会の改革とか民主化を唱える人たちがこのような慣例に染まっておるべきではありません。

 議会が終わってからビラで出すということではなしに、議会でまず正々堂々と議論をしよ うではありませんか。

 少なくとも次回からは、ぜひそうしてもらいたいと思います。

 以上で私の賛成討論を終わります。御清聴ありがとうございました。

9/20民生常任委:自公政府追随の市民負担増議案が目白押し! 戸田

- 06/9/20(水) 8:59 -

 

 本日9/20民生常任委員会では、自公政権が国会で通した悪法にそのまま追随して市民、と りわけ障害者などの弱者に苛酷な負担増を強いる議案(条例の改正など)が目白押しです。

 たったひとつマシと言っても良いのが出産育児一時金が30万円から35万円に増えること。

 戸田は民生常任委のメンバーではないので傍聴するだけ。共産党議員の追及に期待するのみです。障害者などからの要望を受けた与党議員がどういう対応をするかも注目どころ。

 当事者市民からの傍聴が多ければいいのですが・・・。

12:23に終了:増井議員のみ発言なし。宮本議員、所管質問でのみ発言 戸田

- 06/9/22(金) 0:51 -

 報告したいことはいろいろあるが、時間が取れないので極く簡単に。

民生常任委員会委員 7人

   ◎委員長:田伏幹夫(改革クラブ)
 
 ○副委員長:島谷信夫(公明党)
   ・早川孝久(公明党)
   ・増井勝昭(緑風クラブ)
  
・宮本一孝(志政会)    
   ・井上まり子(共産党)
   ・福田英彦(共産党)

   9:57開会〜10:32閉会。

議案審議 提出議案一覧

 http://www.hige-toda.com/_mado05/2006/2006_9/200609gikaigian.html

1.議案第61号:門真市障害者自立支援法に基づく地域生活支援事業に係る費用負担に関する条例の制定について

  質疑は、鳥谷議員(公明党)、井上議員(共産党)のみ。

  討論は、井上議員の反対討論のみ。共産党2議員以外の賛成で可決。

  10:22   ※自立支援法による費用負担強制の条例たった20分弱の「審議」のみとは情けない。

2.議案第64号:門真市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部改正について

  質疑無し。全員賛成で可決。

3.議案第65号:門真市ひとり親家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について

  質疑無し。全員賛成で可決。

4.議案第66号:門真市老人医療費の助成に関する条例の一部改正について

  質疑無し。全員賛成で可決。

5.議案第67号:門真市身体障害者及び知的障害者の医療費の助成に関する条例の一部改正について

  質疑無し。全員賛成で可決。

6.議案第68号:門真市保健福祉センター条例の一部改正について

  質疑無し。全員賛成で可決。

7.議案第69号:門真市立知的障害児通園施設条例及び門真市立肢体不自由児通園施設条例の一部改正について

  質疑は、鳥谷議員(公明党)、井上議員(共産党)のみ。    
  早川議員(公明党)は要望発言。    (審議時間23分間)

  討論は、井上議員の反対討論のみ。
  共産党2議員以外の賛成で可決。11:00

8.議案第70号:門真市国民健康保険条例の一部改正について

  質疑は、福田議員(共産党)、鳥谷議員(公明党)のみ。(審議時間20分間)

  討論は、福田議員の反対討論のみ。共産党2議員以外の賛成で可決。

  11:00

 ※国保料の前納奨励金廃止問題の論議に注目だが、今は略。

9.議案第73号:平成18年度門真市一般会計補正予算(第3号)

 質疑は、福田議員(共産党)のみ。(審議時間8分間)

    全員賛成で可決。                     

10.議案第74号:平成18年度門真市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)                      

  質疑無し。全員賛成で可決。   11:44   

※以上の審議で増井議員(緑風クラブ)と宮本議員(志政会)は全く発言無し。

  ―――――――――――――――――

<理事者報告>

 職員による自治連合会費横領事件の8/16判決確定とその後の経緯

<所管事項質問>

  福田議員(共産党)

 ・保育所のありかた懇話会について
 ・国保料の収納状況について 宮本議員(志政会)      
 ・生活保護の件。ケースワーカーのこと

  ※門真では国基準からするとケースワーカーが17人も不足していることを浮き彫りにした。       

以上全て終了したのは12:23

9/21建設常任委:議案無し、所管質問3人。10:32で終了 戸田

- 06/9/22(金) 1:04 -

 いつも審議時間が一番短い建設常任委員会だが、今回はたまたま議案がなく、PCBの件 での理事者報告のあと所管事項質問が3人からあって、10:32に終了した。

 戸田は本会議一般質問の通告書作成で手間取って、傍聴に入ったのが10:25頃になり、 所管事項質問最後の公明党の山本議員の質問後半から聴いた。

建設常任委員会委員 7人

◎委員長:寺前章(緑風クラブ)
○副委員長:亀井淳(共産党)
・山本純(公明党)・風古波(公明党)
・秋田治夫(緑風クラブ)  
・大本郁夫(志政会)
・日高哲生(改革クラブ)

 議会事務局に後で聞いたところ、所管事項質問者は以下の順で3人だった。

1:秋田議員 ・第2京阪道路の環境問題
2:亀井議員 ・歩道の安全対策
3:山本議員 ・水路の水質浄化
 ・下水整備地域でトイレの水洗化をしていない所の問題
 
・EM菌の活用

本会議一般質問通告は10人で戸田は9番め。緑風クラブ7人誰も質問せずとは・・ 戸田

- 06/9/22(金) 1:53 -

 本会議一般質問の通告提出の締め切りは9/21午後4時。本会議での質問順番は通告書 の提出順になる。

 戸田はあんまり遅い順番にはなりたくなかったので午前10;20頃に提出したが、これは 見込みが全然甘かった。

 この時点で既に8人が提出していて、戸田は9番目だったのだ。

 一番早い村田議員(公明党)はなんと9/14に提出していて、以下9/20に公明党が2人、 共産党が5人全員通告を出していた。まいった、まいった。

 戸田の後に志政会の宮本議員が提出し、これで10人なった。

 出していないのは、緑風クラブ(7人)と改革クラブ(3人)、それに無所属の佐藤議員。

 緑風クラブや改革クラブから誰も質問しないということはないだろうから、全部で11人 か12人くらいになるだろうと思っていたが、結局それで9人でお終いだった。

 7人もいる緑風クラブで誰1人本会議質問をしないとは予想もしなかったが、これはあま りに情けない話だ。

 来春市議選が半年後に控えているのに、こんな無気力相撲みたいなことをしていていいの だろうか? 緑風の議員さん達は。

  定数が6減って、新人も2人くらいは通るだろうから、そうすると今の議員の顔ぶれの中か ら8人くらいは議会から消えていくわけだ。新人当選なしでも6人は消えていく。引退を明 かにしている議員が今のところたしか3人。ほかに五味議員と宮本議員が府議選出馬・・・。

◆これが戸田の一般質問の骨子です(一般質問通告書) 戸田

- 06/9/22(金) 2:39 -

9月定例議会一般質問通告

1;他人の所得税を上乗せ請求し市民に暴言を吐いた事件について

 ・自公政権による税制改悪のため、所得税が急増して全国各地で悲鳴と怒りが沸き起こっている中の7月に、門真の女性市民が、アカの他人の所得税を上乗せされて11万8700円も過剰に税金請求される、という信じられないような事件が門真市で起こっていた。

  しかも女性の記憶としては役所には絶対に教えていないはずの携帯電話番号にいきなり電話がかかってきて、面談もしないうちから、月収16万円しかない生活なのに、計16万円余の請求で、分割を頼んでも「毎月2万円は払ってもらわないとダメだ」、「払わなければ会社の給料から差し引く」と威圧され、「遊びすぎで支払えないのか」

 などの侮蔑的なことまで言われ、怒りと恐怖で体が震える思いをさせられたという。

 ・この不当請求は、当該市民が前に守口市に住んでいた知人である関係から、守口の三浦市議が疑問と抗議を呈したことから初めて発見されたことであり、それがなかったら市は突っぱねて不当請求を重ねていた可能性が極めて高い。

 ・携帯電話の件では、税徴収部署が督促の際に国保部署から調べることをしょっちゅうしていたにも拘わらず、そういった説明を市民に全くせず、(*すぐに)当時の国保書類を調べようともせず、(*もうひとつの可能性としてあった転入時の書類については)トラブル発生40日も過ぎた9月6日に私から指摘されて初めて調べる有様だった。

  戸田(注)(*・・・)は質問通告書で欠落していたので補足。

 その調査で、当該市民が6年前の国保加入申込書に記載した時の書類を税務当局で調べたもののようであることが推測できる根拠が発見されたが、その後もその説明と根拠を当該市民に書面で示す配慮をしなかった。

 ・この事件ついては8月9日付で雑ぱくで不明点だらけの経過報告書が作られただけで、その補強作成は9月6日に私の指摘を受けた後の9月12日になってやっとなされたが、いったいに、門真市職員は「事件があってもまともな報告書・顛末書を作らない・作れない」実態が浮かび上がってくる。

 これだから問題が整理されず、ケーススタディができず、共有化・教訓化されないのである。職員体質の欠陥は根深い。

 ・この事件は極めて重大な不祥事である。この事件のいきさつ、市民対応とその結果、職員や上司の責任、反省点、再発防止策などいろいろ質問する。

2:市が得た個人情報の使い回しについて

 ・上記税金事件の際に、税徴収部署が督促の際に国保部署から調べることを昔からしていたことが判明したが、その際の判断基準や記録義務など何もない状態できていることも分かった。

 市の現状として、各部署およびその相互の市民情報の取り扱いはどうなっているか?

 ・市の一部部署で取得した市民の個人情報を市役所内部で使い回しすることの是非、してよいこととしてはならないことの区分け、限定的に認めるとすればその利用の記録化などが必要ではないか? 関連していろいろ質問する。

3;障害者の投票支援有料化と選挙権保障・投票率向上について

 ・自公政権が成立させた障害者自立支援法という悪法によって、選挙で投票に行くに際して、以前はつきそい支援(ガイドヘルパー)を無料で利用できていた低所得の障害者の人々が、料金を払わないと投票に行けないようにされてしまった。

 ・これは、障害を持った人々の選挙権の侵害であり、「カネを払えない者は選挙に行くな」ということである。つきそい支援を受けて投票に行くことは「個人的な利益(受益)」   とみなすべきことではなく、社会的に保障されるべき事と考えることが、民主的国家、人権保障社会の正しい在り方である。

 ・様々な値上げラッシュの中でこの有料体制を放置すれば、低所得障害者の多くの部分が投票に行くのを断念することに追い込まれてしまうことは明白であり、ただでさえ低い門真市の投票率を一層下げてしまう要因になってしまう。

 来年は府議選・市議選・参院選など多くの選挙が予定されている。(もしかすれば衆院選もあるかもしれない)

  ・市としては今年度中に、障害者の選挙権保障と投票率低下要因への対処という位置づけから、障害者の投票付き添い支援について無料化するべき。ほんのわずかの予算でできる人権保障である。

 ・また、その需要や利用者人数の把握も行うべき。

 ・そのほか関連していろいろ質問する

4;戦没者追悼式に対する市の認識について

 ・市が毎年10月に主催している「門真市戦没者追悼式典」について、所管部署に問い合わせたところ、追悼する「戦没者」の定義があやふやで明確なことを答えられず、対象人数については万の単位のおおよその数字すら考えられていないことに驚いた。

 8/15の国、9月の府、10月の市という追悼式典の系列の中で、戦没者追悼の意味や思いがだいぶ以前から風化し、形骸化して市としての認識が深まるどころかあやふやなものに堕してしまっていると思わざるを得ない。

 ・戦没者追悼式典の開催経過や意義内容、市が開催している意味や認識などについて種々質問する。

9/22議運:市長退職金全廃議案、与党談合破綻で超みっともない緑風提案 戸田

- 06/9/25(月) 9:39 -

 時間がないので極簡単に。戸田がみっちり質問した9/22文教委の報告はのちほど。

 文教委終了後の議運で起こったことで大事の事として以下を報告する

1:市長から「市長の退職金を全廃する」議案が出された。形式としては園部市長が退職する場合に、ということだが、門真市政として画期的なことである。

 (この議案の表題くらいは、本日昼頃には市HPの中の市議会HPで公表される予定)

  園部市長の選挙公約だが、戸田がたしか3年前、東市長時代に初めて提起したことでもある。戸田としては「諸手を挙げて賛成」する。

2:もうひとつは超みっともない話。

 「議員定数削減は与党現職議員保身の談合に過ぎず、真の議会改革・機能向上・市民利益には逆行する」と戸田が鋭く看破し削減に反対した所だが、案の上である。

  緑風クラブの吉水議員が、「議員定数6削減の22人を本会議で議決したが、公明党が7人出馬を公明新聞で表明した。公明党が22人中の7人になるのは議席占有率が今よりもグンと高くなってしまうから、議員定数削減の見直しを協議する場を持つことを提案する」と提起したのである。

  要は、「定数22にしたら公明党は6人だけ出馬させる」与党4会派で談合して議員定数削減を強行したが、後で公明党に裏切られてこれでは自分たちの議席が危ない!と大慌てし て恥も外聞もなく、緑風クラブ(7人)・志政会(3人)・改革クラブ(3人)で談合して 新たな議員定数を23とか24に訂正せよ、ということである。

 緑風クラブの吉水提案に対して、議運の場で公明党は反発したが志政会や改革クラブは反 発の声を上げなかった、というのはそういうこと(3会派派談合がされたということ)だ。

※公明党も「猛反発」と言うほどの激しい反発ではなかったので、もしかしたら・かなり  の程度で、見直しすることに渋々同意したのかもしれない。

 戸田としては全く滑稽で仕方がない。「だから言ったでしょ。今さら何を騒いでいるの?」、 「見直し審議の場には戸田を入れないとダメやで!」とやじっておいた。

 こんな無様な見直し提案は全国の議会の中でも例がないことだと思うが、3会派議員らの思惑とは別個に、戸田としては、議会が市民の多様な指向を反映しやすく、新人が当選しやすくしてこそ、議会のガラス張り改革を進めて市政改革に直結させることができる、という 確信から、定数削減見直しそれ自体には賛成する。思いっきりの皮肉と共に!

9/27臨時議運:公明・改革が緑風提起に反対し志政会がキャスティング 戸田 - 06/9/27(水) 17:07 -  

 時間がないので極簡単に。

 本日朝10時からの議運は、9/22議運での緑風クラブ吉水議員からの「超みっともな提案」 (議員定数削減を緩和すること自体は戸田は賛成だが)を行革特別委員会で検討していくか どうかを決めるために開かれた。

 委員席での吉水議員と公明党の村田議員が丁々発止のやりとりで、傍聴席の公明党議員達 も盛んに吉水発言を批判して厳しい雰囲気の中、戸田にはちょっと意外だったが、改革クラ ブの日高議員も公明党に同調して「今さら定数見直しなどすべきでない」と反対。

議会運営委員会委員 7人
http://www.hige-toda.com/_mado06/meibo/2006iinkai.htm
◎委員長:稲田実(志政会)
○副委員長;平岡久美子(公明党)
委員:村田文雄(公明党)・吉水丈晴(緑風クラブ)・中井悌治(緑風クラブ) 日高哲生(改革クラブ)・中西みよ子(共産党)

  このため採決を取ったら、定数削減見直し行革委員会送りに賛成が緑風クラブ2+共産党1 の合計3、これに反対が公明党2+改革クラブ1の合計3、で賛否同数。

 そのため、議運委員長の稲田議員が「キャスティングボートを握る」形になり、どうなる か固唾をのんだ緊張の中、稲田委員長が「賛成」を表明し、決着がついた

 門真市議会では異例な展開だった

 この問題、様々な問題をはらんだ事なので、HPでどんどん紹介していきたいとは思って いるが、本日はこれまで。

 今夜ルミエールでの井筒監督講演会にいきつつ、明日28日本会議での何本もの討論と一 般質問の原稿作成をみっちりしなければならないので・・・・・。

参考:「キャスティングボート」 "casting vote"(英)    議会などで賛否同数のとき、議長が持つ決定権、決定票。    また広義で、敵対しあっている同程度の力を持つ二つの勢力があり、    ある少数の第三者がどちらかの味方をすることによって二つの勢力の勝敗が決定する    場合、その第三者を「キャスティングボートを握っている」と表す。

9/22文教委:涙の中西質問、9/21判決反発露骨な春田質問、戸田質問中断など・・ 戸田 - 06/10/2(月) 3:25 -

 9/22の文教常任委員会について報告がなされていませんでした。遅れましたが少し報告 しておきます。10時開会で「暫時休憩」や昼休みを挟んで1:54まで。

  文教常任委員会委員 7人

◎委員長:村田文雄(公明党)
○副委員長:中西みよ子(共産党)
 委員:春田清子(公明党)、吉水丈晴・今田哲哉(緑風クラブ)         佐藤親太(無所属)、・戸田久和(無所属)           http://www.hige-toda.com/_mado06/meibo/2006iinkai.htm

◎議案審議:議案第72号
門真市立学校設置条例の一部改正について              中央小学校及び浜町小学校の統合に伴うもの
質疑したのは春田議員と中西議員。 全員賛成で可決。10:13

議案第73号  平成18年度門真市一般会計補正予算(所管部分)  質疑したのは春田議員と中西議員と戸田。 全員賛成で可決。10:39

◎所管事項質問
 1番手の中西議員は、「学校プールについて」、「学校給食について」、「いじめについ て」の3項目に渡って質問。
  学校給食問題では、給食棟(調理室)が建築後年数が経って老朽化し、カビの発生や木の腐食が多くなっていて、保健所からも「早急な改善」を求められていること、自分で保健所に行ってその報告書を見てきたことを指摘し、強く追求 。
  教委は「老朽化は否めない」としつつ「その時々の事情から今日に至った」と答弁し、中西議員が「なぜ危機的な意識がないのか」と憤った。

  いじめ問題では、高知県でいじめで自殺した生徒の遺言を涙ながらに読み上げていじめ  問題についての教育長の見解を聞いたが、教育長は答弁に立たず。子供の命に関わる問題  を名指しで聞かれても無反応で部下に答えさせる、という門真市議会での「習慣」は普通の神経の人達には非人間的としか映らない。
  場合によっては子供の命に関わるいじめへ問題の対処としても、きめ細かい対処ができる「少人数学級」の設置を、文科省もその効果は認めている、と求める中西議員に対して、学校教育部の阪口次長や藤沢学校教育部長はのらりくらりと「少人数学級」を「少人数指 導」とすり替えた答弁を繰り返す。

 大阪府が遺憾なことに未だに少人数学級のための予算措置をしないために、少人数学級をやろうとすれば市単独でカネがかかる、だからやらないし、少人数学級の絶対的な必要性も認めたくないというのが門真市当局の理由だが、市長が代わってもこの点は子供たち への思いやりが足りなすぎる。部分的導入などの工夫もしようとしない。

  もうひとつ戸田が立腹したのが、こういういじめ問題で中西議員が真剣に追求している時に与党の傍聴議員でニヤニヤしながら雑音発言を繰り返す輩がいたことだ。人間としてどういう神経をしているのか。
 特に公明党の山本議員と改革クラブの田伏議員!(ほかにもいたようだが) あんまり腹が立ったので、山本や田伏を睨んで「何でニヤニヤ笑えるんだ?!真剣に考えてるのか!」と厳しく一喝した。     議員の中でのこういう実態は、ぜひ市民に傍聴して見てもらいたいものだと思う。

 2番手の公明党・春田議員は、「通学路の安全確保について」というまっとうな質問の後に、「国旗国歌について」として、前日9/21にあった東京地裁の日の丸・君が代押しつけ違 憲判決に産経新聞主張そのままの文句付けをして、教委に同調を求める反動質問を行なった。
 しかもその中で(これも産経新聞のデマ主張通りに)「広島県では学校長が日の丸・君が代 反対派の圧力に悩んで自殺したと聞いている」、とデマ吹聴をして教委をその線に誘導した。
 この校長は解放教育・人権教育を実践してきて日の丸・君が代押しつけに反対であったが 故に文科省・県教委の圧力と自己の良心との板挟みになってしまったのであり、何よりもその圧力を巨大にしたのが産経新聞による教育現場への狙い打ち的で大々的な攻撃報道だったのに、なんという話のすり替えだろうか!

 この春田反動質問と教委の追随答弁に対しては、戸田が自分の所管事項質問の中で反撃を しておいた。質問・答弁の様子は近日中に議事テープ起こしをして公表したいとは思っている。
 実は、9/21午後に所管質問通告を出した後で、9/21判決の事を知ってこれに関する質問を追加するために、9/22の文教委当日の朝にそれを追加した通告書を出し直していたのだ。
 春田議員が「国旗国歌について」を質問することは文教委開催の時に初めて知ったのだが、 おかげで自分の所管質問の場でそれへの反撃ができた次第。

 さて、所管事項質問の最後、3番手が戸田。
 内容は、「児童クラブについて」、「学校給食の食器について」、「中学生の進路教育の中 での法や権利の教育について」、「日の丸・君が代問題での9/22東京地裁判決について」の4 項目。
 それぞれの詳しい内容は別記で紹介するが、最初の児童クラブについての質問の途中で吉水議員(緑風クラブ)から教委の答弁姿勢についてクレームが付けられて休憩動議となり休憩し、非公開で議事録に載せない「協議会」を開いてから再開するというハプニングが起こった。(11:35で休憩し、11:55まで協議会。そのご昼食休憩し1時再開)

 戸田が追求していたのは、仮に12月議会で民間委託を議決したとしても、昨年の砂子小児童クラブの民間委託入札のような「超特急」時間ではするべきでないし、できないという ことを教委に確認させることと、同じく昨年のような10月に民間委託を庁内決定したのに 議員には12月議会議運まで教えない、という秘密主義は議会軽視でもあり許されず、これ からはそういうことはしないと教委に確認させることだったが、吉水議員の問題意識は「今 後の児童クラブの定員や料金など、議会で議決もしてないことを決まっているかのように答 弁するのは議会軽視だ」というもので、だいぶ問題意識が違っていた。

 吉水議員ら与党議員は「戸田議員の質問を潰すものじゃないから安心してくれ」とは言う ものの、自分らに話がされていない事を戸田質問への答弁の形で議会でドンドン公表される のは「議会で正式に決まっていない事を決まったも同然に公表するのは議会軽視だ」、とい うことらしい。
 戸田からすると、「議会に議案として出されたり、議決されたりしていなくても、行政当 局内部でどういう方針を持っているか等を議会で言うのは何ら問題ない。それが許されない と言うのなら、市民は市の方針の具体を知らされずに、最終段階たる『議会に出された・議 会で決まった』になってから初めて知らされるだけになってしまい、主権者・当事者として 尊重れないことになる」、と思う。

 教育長陳謝が冒頭になされた午後の再開文教委では、案の定、児童クラブの今後について 詳しい答弁が全然されなくなってしまった。まあ、動議以前にいろいろ答弁させた分が削除 されることはなく、戸田と与党議員が激しく対立する形でもなかったが、ちょっと煙にまか れた感じもする。

戸田の文教所管事項質問:教委へのFAX1 戸田 - 06/10/2(月) 4:00 -

 06年9月議会文教常任委員会 所管事項質問                              (9/22 朝 最終FAX)

A:児童クラブについて

1:砂子小児童クラブの運営は具体的にはどうか?
   保護者や子ども達の評判や意見など
   運営経費についても言いたければどうぞ
 なお、指導員の実働時間はどうなっているか?
 ミーティングなどでの無給残業はないか?

2:来年4月から児童クラブに移行する5校の児童クラブそれぞれについて、
 ・現在学童保育やふれあいでの児童クラブの実数と児童クラブ移行後の定数、
 ・施設改修の有無、
 ・開設時間や料金の違い(これは5校共通)  などを上げてもらいたい。

 浜町中央小              実数 75人 定員100人 施設 改築   (浜町は学童保育、中央小はふれあい)
 脇田小(学童保育)          実数 67人 定員100人 施設:新設
 速見小(ふれあい)          実数 91人 定員100人 施設 そのまま
 四宮小(ふれあい)          実数 79人 定員100人 施設 そのまま
 上野口小(ふれあい)         実数 65人 定員100人 施設 そのま

  開設時間      料金

3:砂子小児童クラブでは、保護者会ができていないと聞くがどうか?  以前は統合前のどちらか一校にあったのではなかったか?
 4月からできる5つの児童クラブに関して、そのうち現在保護者会のあるのはどの学校でか?

4:保護者会をなるべく継続するよう、あるいは作ってもらうよう、働きかけるべきではないか?
 親の参加意識と相互交流。
 現状は利用者家庭が個別バラバラであった方が良いかのような施策では?
 教委のホンネとしてそう思っているのではないか?

5:5小学校の児童クラブ移行についての保護者説明は、いつ・どのように、するのか?

6:4月からできる5つの児童クラブに関して、運営主体はどうなるか?
 直営継続か民間委託か?
 指定管理者か?
 いつ、どこで決めるのか?

  ●昨年のように第3回定例議会終了後の10月26日に民間委託を決めても、12月議会議運までそれを文教常任委所属議員にまで知らせないでおくようなことを今年もするつもりか?
  そういう秘密主義は許されないことと思うが、どうか?

  ●庁内会議で運営方式を決めたらすぐに議員に明らかにすることを約束せよ!

7:直営継続でいくべきと思うが、直営を選択しないとしたらその理由は何か?
 低い人件費による経費削減だけではないか?
 市・市教委の方針は直営廃止がミエミエなのに、なぜそれを明らかにしないのか?

8:民間委託の場合、砂子小のように価格のみで決定すべきでない。運営・収支計画、労働関連法遵守の担保方策や地域の労働事情に対する貢献策、など指定管理者審査に近い審査をすべき。
  これをどう考えているか?

9:今年5月22日の横浜地裁判決で、「直営保育園の性急な民営化は違法」(!)で市の裁量権を逸脱している、という判断が出され、市に賠償命令が下された。
  これは1年前の民営化移行発表、3ヶ月間の引き継ぎ期間に対しての判断である。
 また大東市の民営化移行での高裁判決は、「3ヶ月の移行期間では短すぎ、少なくとも1年程度を設定すべき」との判決である。

  門真市もこれらの判決を受けて、保育園の民間移行については、十分な期間設定をするとの答弁を議会でしている。

 ●教委は、門真市ではどれくらいの移行期間を取る方針なのか知っているか?
  幼児を預かるという点で共通する幼稚園を所管する教委としては知っておくべきと思うが 、どうか?

 ちなみに、昨年の砂子小児童クラブでの引き継ぎ期間は何ヶ月だったか?
 入札の公示から、業者決定、引き継ぎの開始から終了まで、具体的日取りを上げて説明してもらう。

10:判決で言う「引き継ぎ期間」とは、民間の運営主体が特定されてからのことを言うが、いくら小学生とは言え、1年生を多く含んだ児童クラブで、「保育園では引き継ぎに1年間は必要」と高裁判決が出されているのに、児童クラブで「引き継ぎに1ヶ月や2ヶ月」でよいと思うのか?
  児童クラブならば良いと思うなら、その根拠を述べよ。

 ただし、その答弁は、「引き継ぎに1ヶ月や2ヶ月」で民営化を強行して何か不具合が起こって、訴訟を起こされた場合に、市にとって極めて不利な証拠となることを自覚して述べてもらわなければならない。
 児童クラブならば「引き継ぎに1ヶ月や2ヶ月」でよいという正しい理由があるのか?!

11:直営を選択せず民営化を選択する場合でも、もっとも早くそれの議会議決を12月議会で得たとしても、それを今年度中に実施することはあり得ないはずである。
 なぜならば、12月議会議決後の来年1月〜3月の間で入札審査・決定・移行となり、民営化移行の公表に最大3ヶ月少々、移行期間に1ヶ月程度しか取れないからである。

  また、今年6月16日の文教委で、
「民間委託をやりますと決定した後で団体を選定していく過程が、余りにも短い過程で砂子の場合は行った。
 今回については、きちっとした審査とか準備とか、各応募する団体のいろんなことができるようにとらないとおかしくないかということを言っているんですが、その点についてどうですか。」
 という私の質問に対して。
西田社会教育部管理監が、
 「失礼しました。十分に時間をとりながら事務の執行をやっていきたいと、このように考えております。」 と、教育委員会として明確に答弁している。

 砂子小児童クラブの場合は十分に時間を取れなかったから、次は十分に時間をとりながら事 務の執行をやっていく、と答弁しているのに、砂子小児童クラブと同じ12月議会議決―年度末 決定をするのでは、虚偽答弁をしたことになる。

 仮に民営化移行を12月議会で議決したとしても、実際の民営化は今年度中はありえない、と いうことについては、教委も十分に織り込み済みのことだと思うが、念のために確認したが、 どうか?!

11:民間委託か指定管理者の場合、万一、今年度内実施だとすると、入札や審査の責任部署はどうなるのか?

※ 質問項目の4番目に 「日の丸・君が代問題での9/22東京地裁判決について」を加えて、質問通告書を出し直します。

 順番は

1番目 児童クラブについて
2番目 学校給食の食器について
3番目 中学生の進路教育の中での法や権利の教育について
4番目 日の丸・君が代問題での9/22東京地裁判決につい

 です。
 2番目、3番目は既に打ち合わせしている通りです。
 4番目は、門真市教委の主張を否定する内容の判決をどう思うか、 この判決を否定するような指導・職務命令は慎むべきではないか、 判決文の検討はどのようにするのか?
  検討の上での教委見解はいつころ出すのか?
  というようなことをやります。
 急なことですが、これも時の運と思ってよろしく。  

戸田の文教所管事項質問:教委への伝達2 戸田 - 06/10/2(月) 4:12 -

      (これは9/21に教委に渡して協議に使ったもの)

 06年9月議会文教常任委員会 所管事項質問2

B:学校給食の食器の改善について

1:大阪府内(および北河内)で、
    ・まだ全てアルマイト食器の自治体数は?
    ・アルマイト食器を全廃した自治体数は?

2:アルマイト食器に代わる食器材質にはどのようなものがあるか?

3:アルマイト食器から脱却するのに困難な理由にはどのようなものがあるか?
 できるだけ細かく・具体的に
 1.費用面について       :
 2.「重くなる」ということについて:   
  3.「かさばる」ということについて:   
  4.調理室の改造が必要になるということについて:

4:そのうち門真市で(他市とは違って)どうしても解決出来ない困難要因は何か?
 答え:4.調理室の改造が必要になると

  そのもっと詳しい内容を答えてもらう。
   ・耐震工事の必要性、その理由        
    ・改造費用、調理室建て替えにいくらかかるか?
   ・調理室建て替え(耐震改造)以外に手がない理由

5:調理室改造以外の便法は考えられないか?
   ・高学年だけ食器変更してスペースを節約するとか
   ・全校一挙改善でなく、少数校づつ調理室改修するとか

6:本当に絶対無理なのか?
  
困難要因の洗い出し、それを公表しての広く衆知を集めての研究
  実際に門真市と同様の状況で改善したところは本当にないのか?

C:中学での進路教育について

1:現状について
  1. 年間の中学卒業生のおよその人数  1100人
    全日制その他高校への進学率
   高校に行かずに、あるいは卒業せずに社会に出ると思われる中学卒業生のおよその人数

  2. 就職した時の労働条件的・法的トラブルへの対処方法や相談機関(労働基準法・労基    局・労働組合など)の初歩的知識、(アルバイト学生も含んで)労働者・社会人として    の権利の教育などは、どうなっているか?
  学習指導要領では?

 ◆・・雇用と労働条件の改善について、勤労の権利と義務、労働組合の意義および

労働基準法の精神と関連づけて考えさせる。
この通りに教育されているか?

教科書では?
 教委から受けた教科書資料では、権利の具体的な事が詳しくは書いていないようだ。

労働環境の問題点は書いているが、改善の仕方、困った時の相談や救済の方法などが書かれていない。
こういう教科書でいいのか?

   ・職業体験学習では?
   
・授業では?
   ・教委としては?

  3. 門真市の中学卒業生は、自分の権利や生活を自分で守る基礎知識を教えられていると言えるか?
  そうなっていないのではないか?

2:ポッセという東京の団体が15歳から34歳までの若者約2800人:   正社員(425名)とフリーター(365名)から得た回答から見ると

1.フリーターの7割以上は週5日以上働いており、労働時間も7割の人が7時間を超える。
 フリーターの大半は正社員並みに働いている。
2.残業している正社員・フリーターだけを抽出して統計をとると、なんと38%もの人が残業代を受け取っていない。正社員に至っては46%が不払いであり、時給制であることの多いフリーターでも28%が残業代を受け取っていない。

3.正社員の44%が有給休暇をとったことが一度もない。
フリーターの74%が有給休暇を取得したことがない。
4.正社員の13%の人が社会保険に加入していない。
フリーターの35%しか社会保険に加入していない。

5.労基法がだいたいどのようなものか知っている人の割合は、正社員、フリーターともに62%であった。だが、こうした知識が労働条件の改善にはあまり役立っていないようだ。
知識自体が断片的なものにとどまり、活用する域に達していないほかに、諦めの気持ちも。

6.フリーターは十代(44%)と30代(54%)の悩みの多さが目立つ。 その悩みの内実で一番多いのは、職場の人間関係(30%) 。
ただ、「人間関係」といっても、よくよく聞いてみると労働条件に関する問題を個人的な人間関係の問題として認識しているケースが少なからずあった。

7.正社員は年齢に比例して「上司に相談」が増えるが、フリーターは「何もしない」が増えていく傾向がはっきりと出ている。不安定で弱い立場に置かれているフリーターはそもそも解決することじたいを諦めてしまうようだ。

8.大学生の83%、高校生の49%はバイトをした経験があり、その大半は週3、4日働いている。労働時間は5〜6時間の人が多い。   学生がこれほど働く国は珍しい。背景には学費の高さや奨学金の不十分さなどがあるのだが、いずれにしろ学生の労働は社会的には「小遣い稼ぎ」として見られるため、低賃金の場合が多い。

9.学校は働く権利についてはきちんと教えてくれない。
 大学生の5割、高校生の6割は労基法を知らず、バイトをしていない学生に至っては66%が知らない。
 学生のほうが社会的常識がないと思われているせいか、残業代不払いもフリーターよりも  学生のほうが多かった。大学生は37%、高校生は39%にのぼる。
「就職対策」もいいが、過労や残業不払いで会社を辞めてしまっては何にもならない。
  まずは、基本的な「働く権利」の教育が必要なのではないだろうか。  

10.今の日本社会においては、「若者は無責任だ」などといういい加減な議論が氾濫する一方   で、若者が非常に厳しい、違法な労働条件におかれているという現実はほとんど省みられることがない。    必要なのは、若者をバッシングすることなどではなく、企業の違法行為を改めさせていくことであり、また、若者自身が横のつながりを持ち、エンパワーメントしていくような環境作りなのだ。


こういうことを知ってどう思うか?
労働者の権利や救済方法について、具体的に教えるべきでは?