門真市義会議員 様

平成18年11月28日

門真市立くすのき園さつき国保護者会
会長代理 中山 珠代

   障害者自立支援法施行に伴う費用負担軽減の継続と
門真市に養護学校(知的・肢体不自由児)の建設についての要望書

平素はお世話になりありがとうございます。

10月より障害者自立支援法が完全実施されてから、2ヶ月が経とうとしています。 この度は、給食費助成にご助力下さいまして、誠にありがとうございます。 さて、契約制度になり、保育料が日割り計算となった今、利用料が以前より増大した為、 実際に通園を差し控えている人が出ています。これは子供にとっても親にとっても精神的に負担となっています。契約制度になり、事業所と利用者は対等な立場になったとは言 え、くすのき園さつき園以外に事業所はなく、行き場を閉ざされた思いです。他市を利用 する場合は、利用料(給食費全額負担等)も高くなり、なおさら通園できません。私達の 子供は、早期療育と訓練が必要です。利用料が増える事により、大切な療育の場を損なわ れる事のないよう、利用料と給食費の助成をお願いします。障害児にとって、給食は単に 栄養を補給するだけでなく、食べる為の訓練や、楽しく食べる情緒を育てるなど、大切な 役目を果たしています。障害がある為に、偏食のきつい子供や、麻療がある為食事が難し い子供達に対する給食は、療育の大切な柱なのです。給食費の実費負担は、耐え難いもの があります。

 さらに補装具、自立支援給付や地域生活支援事業にも1割負担が生じています。上限が設定されていても高額で、支払う項目も分かれているため、家計に掛かる負担が大きく、障害児を介護している、家族をサポートする制度を、もっと利用しやすくする為に、上限の見直しや、還付制度も検討して下さい。今の制度のままでは、支払いが嵩み通園ができなくなります。今迄のように、先生方と一緒に、発達や障害について考え、実践していける園である事を切に望んでおります。  また、就学時の間額になりますが、守口養護学校では入学者数が増え続けている為、教 室・特別教室とも不足状態になっています。交野養護学校は、体の弱い子供が毎日片道1 時間もバスに揺られて登校しているのが現状で、かなりの負担になっています。障害児が 自宅より短時間で安心して通学できる、又、専門知識を持つ先生方がいる養護学校が、親 としても安心して預けられます。門真市に養護学校の建設を強く希望致します。

要望事項

1.給食費の徴収はやめて下さい。
2.施設利用料を門真市保育料徴収基準額・階層区分と同様に設定し課税世帯を細分化し通園日数の少ない場合、日割計算をし、低い保育料にして下さい。
3.課税世帯の通園施設・自立支援給付・地域生活支援事業・補装具の負担の上限の見直しをしてください。
4・門真市に養護学校(知的・肢体不自由児)の建設をお願いします。