【学校教育課】戸田議員の御質問に対する回答(任期付校長退職) 19/3/3更新

   

(戸田質問)Q1:「大畑和彦」氏の「経歴」を詳しく回答されたい。

 (1)出身地(府県と市町村名)
 (2)出身大学
 (3)大阪市の任期付き校長になる以前の職歴
 (4)学校だよりの本人文章によれが、「私立専門学校で20年仕事をした」というが、その学校名を回答されたい。
 (5)その私立専門学校では、具体的にはどういう仕事をしていたのか?
   教員免許を持っているのか?
   教員だったとすれば、教科は何か?

(学校教育課)A1:
(1)個人に関する情報のため回答は控えさせて頂きます。
(2)大阪府の報道発表資料によりますと、「駒澤大学」です。
(3)大阪府の報道発表資料によりますと、以下のとおりです。
   平成元年4月 学校法人 三幸学園グループ 入職
   平成7年4月 大阪医療秘書福祉専門学校 副校長
   平成10年4月 東京医療秘書福祉専門学校 副校長
   平成11年4月 三幸学園法人本部 経営企画部 課長代理
   平成12年4月 株式会社 日本教育クリエイトへ出向(経営企画部課長)
   平成14年2月 学校法人 滋慶学園グループ入職
   平成25年11月 滋慶学園EAST本部 新規校事業室 事務局次長
   平成27年1月 大阪市教育委員会事務局 非常勤嘱託職員
   平成27年4月 大阪府大阪市立豊崎本庄小学校 校長
(4)上記のとおりです。
(5)専門学校での具体的な職務につきましては把握しておりません。
   教員免許につきましては、任期付校長の資格要件ではございませんが、当該校長につきましては、中学校の社会科免許、高等学校の社会科及び商業の免許を所有しております。

Q2:2017年の「大阪府の公募校長の募集」は、「門真小学校の校長」と特定しての募集だったのか?
  「大畑和彦」氏が門真小学校の校長と決まったいきさつを含めて回答されたい。

  (「門真小学校の校長」と特定したのは、大阪府か?門真市か?)(門真市が関わっているのであれば、宮本市長と久木元教育長のそれぞれの関係を具体的に説明されたい)  

 
A2:
・大阪府の公募校長の募集は、門真小学校を特定しての募集ではありません。
・2017年の公募校長は、寝屋川市、門真市、東大阪市、八尾市を対象とした募集でした。
・大阪府の選考試験において最終合格者となり、門真市の採用予定者と決定されました。
・当該校長の配置校を門真小学校と決定したのは、門真市です。
・門真市の公立小学校長の配置校決定につきましては、門真市教育委員会に権限がありますので、久木元教育長は関わりがあります。宮本市長は関わっておりません。

Q3:「公募校長の募集」では、「2000字程度の論文の提出」があり、「論文は公表される」となっていると思うが、どうか?そうであれば、大畑氏が2017年に公募校長に際して出した論文のコピーを戸田にメールして下さい。もしくは、その論文が掲載されているウェブページのアドレスを示して下さい。

A3:公募校長の募集に関する規定は任命権者ごとに異なります。大阪府教育委員会につきましては、論文は公表されておりません。


Q4:2018年の「大阪市の公募区長」についても、「2000字程度の論文の提出」があり、「論文は公表される」となっていると思うが、どうか?そうであれば、大畑氏が2018年に公募区長に際して出した論文のコピーを戸田にメールして下さい。もしくは、その論文が掲載されているウェブページのアドレスを示して下さい。

A4:http://www.city.osaka.lg.jp/jinji/page/0000456096.htmlです。


Q5:大畑氏が「2018年度の門真小校長」として受け取る収入は、何によって定められているか?その規定に従えば、このケースで支払われる金額は、税込みでいくらになるか?

A5:
給料及び諸手当等については、大阪府の「職員の給与に関する条例」他関係諸規定に基づき支給されます。給料決定及び支給は大阪府において行われますが、「平成31年度 大阪府公立小・中・義務教育学校任期付校長 募集要項」には、「給与年収は、経歴等により異なりますが、現在の試算では、通年で勤務した場合(4月〜3月分)、満45歳で約940万円、満55歳で約970万円となります。」との記載があります。


Q6:2018年実施の「大阪市の公募区長」は、8月末〜9月上旬が「願書提出期限」である。
という事は、大畑氏は門真小校長に就任した4月から8月までの段階で、大きく心変わりをして「門真小校長は1年だけでやめて、大阪市の公募区長になりたい!」、と考えて、行動した、という事になる。
この、「2018年4月から8月の間の大畑校長の心境変化」について、教委は何も気づかなかったのか?何も相談や報告を受けていなかったのか? 何か「予兆的なもの」はなかったのか?
・校長を補佐する教頭は、何も気づかなかったのか? 
 
A6:学校運営等に関する日々の報告や相談についてはございましたが、心境変化に気づくような相談はございませんでした。教頭の受け止めについては把握しておりません。


Q7:2018年実施の「大阪市の公募区長」は、9月に書面審査、10月に1次面接、11月に最終面接があり、大畑氏は11月最終面接で都島区長に合格している。
従って、大畑氏が2018年12月以降に門真市教委に「辞職申し出」した段階では、都島 区長への2019年4月就任が「確定的に内定している」状態になっている。
そこで聞くが、

12月10日(月) 大畑校長が市教委に来庁され、満永教育部長に今年度末で退職したい旨の申出があった。

について、具体的に誰と誰が同席し、それぞれどういう発言をしたのか、詳しく回答されたい。
また、その「会談」のメモ記録があるはずだが、どうか?

A7:満永教育部長以外の同席者はおりません。
内容につきましては、今年度末に退職したい旨の報告でした。退職理由につきましては、門真市の校長として学校運営を進める中で、自分では力不足であると感じたためとのことでした。
その際の報告についてのメモは取っておりません。


Q8:12月12日(水)
大畑校長が再び市教委に来庁された。久木元教育長に対して、あらためて退職の申出があった。

についても、具体的に誰と誰が同席し、それぞれどういう発言をしたのか、詳しく回答されたい。
また、その「会談」のメモ記録があるはずだが、どうか?

A8:教育部長への報告と同様、今年度末に退職したい旨の報告でした。その際の報告につきましても、メモは取っておりません。


Q9:2019年1月29日(火)
大畑校長が市教委に来庁。
来年度の4月より、大阪市の公募区長制度により、区長就任予定であるとの報告を受けた。また、2月1日に大阪市のホームページで氏名が公表される予定であるとのことであった。

についても、具体的に誰と誰が同席し、それぞれどういう発言をしたのか、詳しく回答されたい。
また、その「会談」のメモ記録があるはずだが、どうか?

A9:大畑校長と満永部長のみであります。
内容につきましては、2月1日に大阪市の公募区長への就任予定者として、大阪市のホームページへ掲載されるとの内容でした。
メモについては取っておりません。

Q10:「学校教員の勤務評価制度」が実施されてきたが(戸田は大反対だが)、
それにおいては、門真小の教員の勤務評価は、大畑校長が評価判定者になっていると思うが、どうか?

「門真小の教員の勤務評価と大畑校長との関わり」について、何月にどのような事が行われるのか、回答されたい。

A10:大阪府の教職員の評価・育成システムにつきましては、校長が二次評価者となっております。また、大まかなスケジュールとしましては以下のとおりです。
4月上旬 学校の教育目標等の周知(校長)
4月上旬から中旬 教職員へのシステムの説明(校長)
5月中旬まで 目標設定の自己申告(教職員)
6月中旬まで 目標設定面談(校長、教職員)
7月末日まで 目標設定の自己申告票提出(教職員)
9月下旬 進捗状況の自己申告(教職員)
12月下旬まで 学校運営に関するシートの提出(教職員)
1月下旬 達成状況の自己申告(教職員)
2月下旬まで 評価・育成シートの作成(校長)
3月下旬まで 開示面談(校長、教職員)

 

Q11:学校長の勤務評価は、教育長が行う事になっているように思うが、どうか?
「門真小の大畑校長の勤務評価」は、具体的にはどのように行われるのか?

A11:校長の評価者は教育長となっております。
スケジュールにつきましては、教職員に関する評価・育成システムと概ね変わりありません。

Q12:大畑校長が取った行動と教育現場への悪影響を考えれば、十二分に「厳重な懲戒処分」に該当するはずだ。
(3年任期で就任したのに、就任わずか4月以内に転職決意し、それを秘密にして他市の公募に応じ、選抜過程も合格した事実も極秘にしたまま辞職希望を通告し、1月になって初めて実情報告した)  

市教委・教育長は大畑校長への懲戒処分を検討すべきだが、検討しているのか?
今後検討する予定はあるか? 

A12:任期途中での自己都合退職は制度上、認められており、非違行為には該当しないと考えております。したがいまして、懲戒処分は検討しておりません。