9/20文教委員会;戸田と亀井副委員長に対する本末転倒な攻撃;午後のバトル第1弾
●午前中の「学校給食請願」の不当な質疑打ち切りを経て、戸田や亀井議員がそれぞれ請願賛成討論を行なう冒頭に、この不当措置を批判する発言を行なったことに対して、公明党ら与党議員がなんと鉄面皮にも「不穏当発言だ」とイチャモンをつけて攻撃し、午後からの委員会で陳謝・取り消しさせよう
と策動する状況が昼の休憩の中で進行した。
この動きを経ての、戸田・亀井発言問題でのバトルの記録がこのテープ起こし記録である。
各議員の発言ニュアンスも知ってもらうために、発言全文を以下にそのまま掲載する。
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五味聖二委員長(緑風クラブ); (2:00)
先程の委員会における討論において、亀井副委員長が「数の力において質問を封殺するようなやり方が行なわれた」、と発言され、戸田委員は、「赤の他人が勝手に質問がし尽くされたという判断をした」という発言をされました。この発言は不穏当発言に該当するのでは、との指摘が委員からありますので、この点についてご協議願いたいと思います。
亀井淳副委員長(共産党);
まさに「数の力でもって封殺された」、というのは、「発言がまだ残っている」と言うてるにもかかわらず、「もう出尽くした」、ということで動議が出され、動議が可決されて、やられたというのは、まさに封
殺じゃないんですか。私はその発言について撤回する意志はまったくございません。
戸田議員(無所属);
時間がね、大変長く、ふつう、昨日であればまあ30分で委員会終わってますけれども、この文教、なんせ1万数千の署名を背景にした請願を、しかも子供たちのことを、20年30年先のことを決定するようなことですから、当然審議は長くなってあたり前です。それを、質問事項がいっぱい残っている、理事者側だってそれに対する答弁の準備を実はいろいろしてたやつがいっぱいある、なんだけれども、いったいどれだけ質問が残っているか、という問いかけも全くなしに、「質疑がし尽くされた」という一方的な判断で動議がされて、何の協議もされずに、数の力で「ハイもう打ち切り」と、これではたまったものではありません。委員会審議として正常でないと思います。
ですから、今の「数の力ウンヌン」については、不穏当発言ではまったくない、と思ってます。私の、「赤の他人がウンヌン」で言えば、こちらの気持ちで言えば、こっちが一生懸命用意して一生懸命やって、これから、という時に、横からですね、「質疑がし尽くされたと思う」と、何で私のことがわかるの?って。ご自身のことは質疑がし尽くされたかもしれないが、私にとってはこれから始まるというところで中断されてしまう、ということについては、まったく腑に落ちないし、議会のあり方としておかしいと、こういうふうに思っております。
(上杉議員ボヤキ;「こんな大事な請願の審議に、なんで「赤の他人」・・」)
平岡久美子議員(公明党);
「赤の他人」の発言なんですけど、これに対して、今「審議がし尽くされた」とかそういうことじゃなくて、戸田議員に対しましては、この「赤の他人」、この「赤の他人」という言葉をみなさん、想像して下さい。
どういうふうに思われるでしょうか。同じ委員の仲でありながら、その委員をとらえて、「赤の他人」と、
この発言自体もっての外だと思います。
戸田議員(無所属);
「赤の他人」てどういう意味ですか?親戚、親族ではない、一族でない、これが普通の意味ですね。
(かなりの笑) これがどこがおかしいんですか? しかも、私と寺前章議員や、他の議員では考え方も違えば、いま質問しようとする中身も当然違う。それなのに打ち切り、「質疑がし尽くされた」と判断するというのはちょっとおかしくないか、ということを言ったわけで、いったいね、しかも、「議会の発言は通常の儀礼でもって判断してはならないという」、とちゃんと判例もあります。
「赤の他人」と言うのがいったいどこがおかしいのか、私は理解できません。
青野潔議員(公明党);
最初の方は、亀井議員が言われた、いわゆる審議の過程で、1時間有余にわたる審議の中でさまざまな議論を展開し、様々なまた質問を展開をしている中で、状況をみて質疑を打ち切り、そして然るべき判断をする、これは当然の議会民主主義のあたり前の判断でございますんで、何ら言われる筋合いない。それを「数の力」だとかなんとか言う判断を、僕はその言い方は、やはり我々に対する冒涜であると、議会制民主主義に対するやっぱり冒涜であると。同じく席を並べて審議する同僚議員に対しても侮辱であると、私は思っておりますんで。これは撤回をして欲しい、そういうふうに言っています。戸田議員の「赤の他人」、先程ありましたけども、戸田議員が「赤の他人」という言葉の発する真意をよくよくわかって使ったのか使っていないのか、その時の瞬間の感情で言ったのかわかりませんが、我々、字面で、字で見る場合は、「赤の他人」と、単なるスッといきますけれども、その時は感情は、やはり我々を侮辱をしている。審議をする委員に対しての侮辱である、これははなはだ侮辱であると。
我々同僚の、あなただけがこの請願を真摯に受け止めて、そして審議をするその場にいるが如くの
判断だと、「赤の他人」というのはそういう意味で我々は捉える。それに対しては、我々は議員である。議員であるし、やはり文教委員として我々は任じられた、その審議を*せず、その最中の、やはり、それを全て打ち消すような、そういう話には誰も納得いかない。断じて取り消しいただきたい。
(戸田;「とんでもない」)
上杉嘉信議員(志政会);
今、青野議員の方から話がありましたけれども、われわれは本会議の中で選ばれた委員であるので、戸田さんの考えているような、いわゆる「赤の他人」という感覚で、こういうを審議をやられていたんでは、大事なことも、ほんとのことは出てこない、このように思っております。これはもう本人から取り消してもらうか何かしてもらわなければ我々は困りますんで。
寺前章議員(緑風クラブ);
私の判断で、質疑が出尽くしたというふうな思いの中で、動議をまあ提出した中で、「寺前議員は赤
の他人である」、というような言い方をされたことについて、私は戸田さんにも抗議を、もう申し入れたところでありまして、しかしこの席上で、本当にその部分については、取消をしていただきたい、このよう
に思うわけでございます。
亀井淳副委員長(共産党);
先程も動議が出た時の状況を思い出していたんですけども、私は確かに「まだ質問が終わってない」と、テープ起こしてもらったら、その部分もあったと思うんです。で、にもかかわらず、動議優先ということで多数決が採られて、そして発言ができんようになる、発言が封殺されたわけです。そのことを何で言うたらあかんのですか? 事実に基づいて私は、「数の力でやられた」ということを言うただけのことやからね、なんら問題やとは私は思いません。
戸田議員(無所属);
「議員が」、とか「議員同士が」、とか言うのであればなおのこと、なぜ他の議員が質問を用意して熱心にやろうとしているのに、ご自分の質問が終わったからといって、ご自分の判断で「これでよかろう」と思ったからといって、唐突に質問打ち切りしてしまうのか。
しかもそれをあっという間に多数決で決めてしまうのか。
まさにそのことがですね、私の議員活動に対する侮辱ですよ。とんでもない話です。キチッと審議をして、それでやっぱりやるべきです。ここは審議をする所であり、意見を言う、質疑質問をする所であります。「私はもういらない」からといって、よその議員がこれからやろうとしているところにねえ、突然割って入って、「動議!打ち切り」、と、「打ち切り動議!」、それでササッと決めてしまう。
これはやり方として間違っております。まず、問題はそこにある。出発点はそこにある。
このことについて私はまず、みなさんにまず確認していただきたい。ですから、私当人から、自分の「赤の他人」という言葉、赤の他人ですから、議員としての同僚ではありますけれども、議員としてやるのだったら、議員としてやるべきことをね、お互いに保障し合わなければいけないと思います。
ですから私の口からは「赤の他人」という言葉を取り消すつもりはございません。
亀井淳副委員長(共産党);
あとまあ、1時からですね、今の時間になるまで開催されなかったこの1時間、考えたら、朝の時間にもっと発言を保障してやっていってたら、この1時間は必要なかったはずなんですよ。それが今の時間になっていると、こういう無駄な時間を使うぐらいなら、やっぱり我々の発言を保証するということをやっていたら、変な長引き方はせえへんかったと僕は思いますし、これまでの委員会、文教常任委員会だけやなしにね、委員会発言ていうのはやはり尊重されてきたわけですからね、こういうかたちで物事を進めるということを残すというのはやっぱりよくないと、それは門真市議会に全体にとっても決してエエことでないのでね、そういう事を改めていただきたい、いうのを改めてこの場で言うときます。
五味聖二委員長(緑風クラブ); (2:10)
えー、だいたいあの、意見のほうが出尽したように思うのですが、えー、まあ委員のほう、二手に分かれているような感じでございますが、ええまあ、質問の撤回をしていただきたいと、いう議員さんの、4名からのお話。その中で、ええ2名の、戸田委員、また亀井副委員長、の方がまあ、撤回はできないと、ええ、いうまあ思いをまあ、いろいろとまあ、聞かせていただきました。ここはあの、私の判断として、採らさせていただきたいと思うんですが、ええ、その発言の部分を踏まえまして、私から亀井副委員長、ならびに戸田委員に申し上げさせていただきます。ええ、ただ今問題
となっている発言を不穏当発言と認め、えー、委員会条例第22条により、発言の取消を命じます。(「納得いきません」;亀井淳副委員長)
以上です。 えー、次に所管事項に対する質問を続行したいと思います。
(文教委での学校給食請願審議の記録、終わり)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜◎ この後、平岡議員の所管事項質問に移って、これが終了した後に、
午後のバトル第2弾=戸田HPでの文教視察報告に対するイチャモンつけ攻撃との闘いが、
2:23〜2:53まで行なわれた。