第3弾はトップ当選の勢い03年6/25本会議での攻防

日時: 2005/03/15 20:49:10 名前: 戸田

【戸田】
 1番、市長らへの高額な退職金プレゼント制度について質問します。これは市長本人の 見解を求めるものです。
 今回の市議選の結果は、門真市民、有権者の新しい意識の芽生えがはっきり示されたと いう点において、極めて画期的なものでした。それが門真市に転居してわずか11年、何 の地縁、血縁もなく、いわゆる地元団体や業界とのつながりもない私が、門真市議会選挙 史上空前の6.5%の得票率でぶっちぎりトップの3106票を得られたという事実に集約 されております。
 この大きな支持を選挙戦において生み出した最大の原動力が、実は街頭演説で徹底的に この市長、助役らへの高額な退職金プレゼント制度の廃止を訴えたことでありました。
 聴衆の反応はまさに激烈と言ってよいものでありました。
 聴衆のほとんどがこの制度の存在自体に驚き、廃止すべきだ、4年ごとに2000万円 だの1400万円だのの退職金などは許されないという反応が、その聴衆の政治的立場、 政党支持を問わずありました。
 私と同様に合併反対や、あるいは議会、行政の改革を訴える候補者はいても、この問題 を訴える候補者は私1人であったからこそ、2位候補に918票もの大差をつけてのトッ プ当選に結びついたと感じております。
 さて、現行の市長ら特別職への退職金制度について、市は門真市民の理解と納得が得ら れているものと思うと昨年3月議会で答弁していますけれども、今回の市議選の結果を見 れば、市民はこの制度に理解や納得などしていないのは明かではないでしょうか。
 市議選で3000票台の当選3回という門真市で空前絶後の経歴を持つ東市長であれば こそ、門真史上ようやく3人目の3000票台の当選者がよりによって一匹オオカミ的な 無所属、市民派議員から出たことの重み、現在の門真市民がこの特権的制度の廃止を求め ている重みをだれよりもよく理解できるはずであります。
 この問題は門真の私が言っているだけでなく、この制度の廃止を公約に掲げた候補が高 石市の市長に当選したことにも示されるように、時代の流れとして開始されたことが明ら かではないでしょうか。
 横並び意識で改革にしり込みするのではなく、新たな改革に身を削ることが求められて いると思います。  市長は、この問題を現在はどう考えているのか、市民が理解も納得もしていないという 事実が出たに等しいこの市議選結果を踏まえて、答えていただきたいと思います。
 また、この制度がなくなったら困るとか、存在が必要であるとかの理由があるのでしょ うか。もしあると言うのであれば、それを具体的に答えてください。

【答弁;総務部長(西川光男君)】
 ・・・・特別職への退職金についてでございますが、まずさきの選挙におきまして、有 権者がどのような御判断で投票をなされたものかにつきましては存じ得ないものでござい まして、この場でお答えできかねますので、御理解いただきたいと存じます。
 市長等常勤の特別職の退職金につきましては、昨年の3月議会以降の本会議におきまし て御答弁いたしておりますとおり、地方自治法の規定及び特別職等の職員の退職手当に関 する条例に基づきまして支給いたしているところであり、手当額の算出に用いております 支給率は、客観的な算定方法として明確に条例で定めているものでございます。
 現条例を議会に御上程した際も、市民の代表である議員の皆様に御審議いただき、可決 されたものでございますので、住民の理解と納得は得られているものであり、現在も同様 と考えております。

【戸田:再質問】
 それから、選挙の結果及び退職金の問題について、私は市長本人の意見を聞きたい。
 選挙で訴えて聴衆の反応がどのようなものであるかということをベテラン市議を経験し た市長が、今回の選挙を見てどう思うのかということを率直に語っていただきたいと思い ます。
 私は、確かに大阪府の中で平均よりも低い、同時にこれは物すごいむちゃ高い大阪市を 含んだ計算でありますけれども、それにしてもばか高いとは言えない。確かにそうです。 東市長が始めた制度でもない。全国どこでも横並びである制度です。
 しかしながら、今この問題が提起され、市民に知れ渡っている。
 そして、行革だ合併だということが盛んに言われてるこの現在において、トップに立つ 者として、その身の処し方、有権者、市民に対する対処の仕方としてどうなのかというこ とをきちっと御自分の言葉で話していただきたいと思うわけです。
 条例に定まっているからいいんだとかいうようなことであれば、ちょっと前まであった おかしな時代おくれの条例、それをそのまま認めるのと一緒ではないですか。
 そのときはよくても、新しい問題意識、新しい市民の意識、社会動向によって機敏に見 直していく、これが当然ではないですか。
 個々の事情をしんしゃくするものではない。しかしながら、なぜ4年ごとに2000万 円とか1400万円の退職金が必要なのか。市民のほとんどだれもがこのことは納得でき ないし、わけわからない。  そういうむだなところにお金を使うべきではないということをひしひしと私は思ってお るし、少なくとも市民の納得が得られるものと思うと議会で答弁したのであれば、今でも そうなのか、この選挙の様子を見て、今でもそう思われるのか、改革をするのに遅過ぎる ことはないと思います。  今からでも取り組んでいくべき、ないしは見直しを検討していくべき、そのように思い ます。市長自身のお言葉、見解を求めます。よろしくお願いします。

【再答弁;市長(東潤君)】
 退職金問題については、今日まで申し上げているとおりであり、また先ほど担当部長が 答弁したとおりでありますが、私個人の見解ということでもありますので、あえて答弁を いたします。
 それぞれに与えられた職務、それに付随する責務があり、またいろいろな制限もあろう かと存じます。
 これらを加味した上でそれぞれの報酬や退職金制度が成り立っているものと考えており ます。  戸田議員の考えはお考えとして、私の脳裏にとめておきたい、こう思っておりますが、 ただ退職金の不必要を市民に戸田議員が訴えることは、とめるものでもなく、自由であり ます。
 ただ、私がこの権益を受けるのは2年先であります。その時点で論議されるといたしま しても、現在この時点でこれ以上戸田議員とこの問題について議論することは、遠慮いた したいと考えております。
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1:条例で決まっている、
4;市民の代表である議員が審議して可決したから、住民の理解と納得は得られている
●03年6月議会では上の2点を正当化の理由に挙げているね。
 再質問で、この問題で初めて東市長本人の答弁がなされた。