★遂に門真市議選分析で実証できた!議員定数を減らせば低レベルな組織議員の天下に!
戸田 - 10/12/11(土) 10:45 -

これは秋田講演に際して作成したレジュメを整理したもので、おそらく日本で初めて
の分析立証です。
 実際の自治体選挙の結果(1991年〜2007年までの5回)を基にして仮説を立証して
「法則」を打ち立てました。

 その「法則」を基にして「門真市の議員定数をもしも14に削減したらどうなるか?」
の説得力ある予測を導き出した!
 ちなみに「議員定数14」というのは、07年市議選以前の「定数28」の半分=1/2であって、
「議員定数削減は何をもたらすか」を考える時に非常に分かりやすい設定である。
 (公明党らの言う「さらなる定数削減」は現行の22議席から10議席台に向かわせよう
  としている事に注意!)

 それでは以下に記述していく。市民も議会・行政関係者もぜひ精読して欲しい。
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【 基礎データと考え方 】

1:全当選者の得票総数               ・・・・・・・・[A]とする。
2:全当選者の得票総数の中での「当選者の平均得票数」 ・・・・・・・[B]とする。
    ([A]÷議員定数=[B])
3:当選者のうちの最低得票数            ・・・・・・・・[C]とする
4:「当選者の平均得票数」に対する「最低当選得票数」の割合(%)・・[D]とする。
    ([C]÷[B]×100=[D] )

【仮説1】
  議員定数を減らせば、その減らした割合の逆数だけ「当選者の平均得票数」[B]が
増大するのではないか。
  (例:定数を1/2にすれば、「当選者の平均得票数」[B]は2倍になるのではないか)

【仮説2】
  議員定数を減らせば、その減らした割合の逆数だけ「当選者のうちの最低得票数」[C]が増大するのではないか。
  (例:定数を1/2にすれば、「当選者のうちの最低得票数」[C]は2倍になるのでは
     ないか)
  
【仮説3】
  別の角度から見ると、議員定数を減らしても、「当選者の平均得票数に対する最低
 当選得票数の割合(%)」[D]は変わらないのではないか。
  (例:定数を1/2にしても、[D]は変動しないのではないか。)
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【 検証1 】
 門真市は、2003年市議選までは「定数28」が続き、2007市議選から「定数22」に減らされた。
・・・・・これは、22/28の割合だけ減ったので、その逆数は28/22=1.27である。

【 検証2:実際の選挙データ 】

◎1991年選挙(定数28)<落選者4人><投票率50.69%>
      [1991A]= 48468票                        
      [1991B]= 1731票                        
      [1991C]= 1231票                        
      [1991D]=  71.1%                       

◎1995年選挙(定数28)<落選者3人><投票率46.42%>
      [1995A]= 46961票                        
      [1995B]= 1677票                        
      [1995C]= 1169票                        
      [1995D]=  69.9%                       

◎1999年選挙(定数28)<落選者7人><投票率51.34%>
      [1999A]= 48515票                        
      [1999B]= 1733票                        
      [1999C]= 1313票 ・・・・・(←これ戸田です!)        
      [1999D]=  75.8%                       
  
  ※門真史上珍しい大激戦の中、戸田が最下位で初当選!

◎2003年選挙(定数28)<落選者1人><投票率44.92%>
      [2003A]= 46866票                        
      [2003B]= 1674票                        
      [2003C]= 1011票                        
      [2003D]=  60.4%                       
                                      
  ※戸田が史上空前のブッチ切りトップ当選!                
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◎2007年選挙(定数22)<落選者4人><投票率45.56%>■定数8減!22/28に
      [2007A]= 45668票                        
      [2007B]= 2076票                        
      [2007C]= 1424票                        
      [2007D]=  68.6%                       
                                      
  ※戸田が連続トップ当選。                        

【 検証3:各データの変動について 】

◎「当選者の平均得票数」[B]について:
 Bア:「定数28」時代の[B]の平均=[B28]は、  
   [1991B]=1731票、[1995B]=1677票、[1999B]=1733票、[2003B]=1674票の平均
  で・・・・・1703.7票≒1704票
                       ・・・・・[B28]=1704票 (Bア)
 Bイ:「定数22」時代の[B]=[B2]は、
    [2007B]=2076票=[B22]      ・・・・・[B22] =2076票 (Bイ)

 Bウ:(Bイ)は(Bア)の何倍に増加したか?
    2076÷1704=1.218≒1.22      ・・・・・1.22倍(Bウ)
 Bエ:[B28]=1704票に「定数減割合の逆数=1.27」をかけるとどうなるか?
    1704票×1.27=2164票       ・・・・・・2164票(Bエ) 

 ◆B結論:定数を28から22に減らした時の実際の「当選者平均得票数」[2007B]=[B22]
      =2076票は、「逆数倍理論値=×1.27」の2164票に極めて近い。

◎「当選者のうちの最低得票数」[C] について:

 Cア:「定数28」時代の[C]の平均=[C28]は、  
   [1991C]=1231票、[1995C]=1169票、[1999C]=1313票、[2003C]=1011票の
   平均で・・・・・1181票
                     ・・・・・[C28]=1181票 (Cア)
 Cイ:「定数22」時代の[C]=[C22]は、
    [2007C]=1424票=[C22]     ・・・・・[C22] =1424票 (Cイ)

 Cウ:(Cイ)は(Cア)の何倍に増加したか?
    1424÷1181=1.205≒1.21      ・・・・・1.21倍(Cウ)
 Cエ:[C28]=1181票に「定数減割合の逆数=1.27」をかけるとどうなるか?
     1181票×1.27=1499.8≒1500票     ・・・・・・1500票(Cエ) 

 ◆C結論:定数を28から22に減らした時の実際の「当選者のうちの最低得票数」
      [2007C]=[C22]=1424票は、「逆数倍理論値=×1.27」の1500票に極めて近い。

◎「当選者の平均得票数に対する最低当選得票数の割合」[D] について:

 Dア:「定数28」時代の[D]の平均=[D28]は、  
   [1991D]=71.1%、[1995D]=69.9%、[1999D]=75.8%、[2003D]=60.4%の
   平均・・・・・69.525%≒69.5%
                      ・・・・・[D28]=69.5% (Dア)
 Dイ:「定数22」時代の[D]=[D22]は、
    [2007D]=68.6%=[D22]      ・・・・・[D22] =68.6% (Dイ)

 ◆D結論:定数を28から22に減らしても、[D28]=69.5%と[D22] =68.6%はほとん
      ど変わっていない。

★以上の結果、【仮説1】【仮説2】【仮説3】は全て現実に適合している事が立証さ
 れた!
  すなわち、
【実証1】議員定数を減らせば、その減らした割合の逆数だけ「当選者の平均得票数」が
     増大する。
    ★定数を1/2にすれば、「当選者の平均得票数」は2倍になる!

【実証2】議員定数を減らせば、その減らした割合の逆数だけ「当選者のうちの最低得票
     数」が増大する。
    ★定数を1/2にすれば、「当選者のうちの最低得票数」は2倍になる!

【実証3】議員定数を減らしても、「当選者の平均得票数に対する最低当選得票数の割合
     (%)は変わらない。
    ★定数を1/2にしても、[D]は変動しない。
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【 重要考察1:定数14になった時の[B] [C]の予測 】

●現在、公明党らを中心に議員定数をさらに大幅に減らそうとする策謀がある。
 20とか18に減らそうとするだろうが、議員定数削減の本質を見るのに、
「定数14=定数28時代の半分に減らされたらどうなるか?」をシュミレーションして
 予測を立てる事が極めて重要である。

●J1:定数14になれば、「当選者の平均得票数」[B14]は、[B28]の2倍になる!
     すなわち、[B28]1704票×2=3408票[B14]になる!
   (●正確に言えば、[B14]は3400票前後に跳ね上がる!)

●J2:定数14になれば、「当選者のうちの最低得票数」[C14]は、[C28]の2倍にな
    る!
     すなわち、[C28] 1181票×2=2362票[C14]になる!
   (●正確に言えば、最低当選ライン[C14]は2400票前後に跳ね上がる!)

【 重要考察2:現在の各議員得票数から見て、定数14時の当選可能人数は? 】

■K1:定数22になった2007年市議選の各議員各勢力の当選者得票数は以下のビラの通り
   <2007年4/27ヒゲ−戸田通信 当選特別号2>
    http://www.hige-toda.com/_mado02/2007/tsuushin_tokubetsu2.PDF

■K2:2007年市議選当選者の各勢力ごとの得票総数と1人平均得票数は、
  ・公明党7人 :得票総数16645票・・・・・・・・・[公2007総数]
            ÷7=1人平均2377.8≒2378票・・・・・[公2007平均]
  ・自民党系7人:得票総数12385票・・・・・・・・・[自2007総数]
            ÷7=1人平均1769.2≒1769票・・・・・[自2007平均]
  ・民主党系3人:得票総数 5945票・・・・・・・・・[民2007総数]
            ÷3=1人平均1681.6≒1982票・・・・・[民2007平均]
  ・共産党4人 :得票総数 7209票・・・・・・・・・[共2007総数]
            ÷4=1人平均1802.2≒1802票・・・・・[共2007平均]
  ・戸田1人  :得票総数 2959票・・・・・・・・・[戸2007総数]
            ÷1=1人平均    2959票・・・・・[戸2007平均]

■K3:「定数14にされた場合に2007年当選の各勢力から何人当選する事が可能か?」

  その下限は「各勢力の1人平均得票数」を[B14]「当選者の平均得票数」で割った数
  であり、上限は「各勢力の1人平均得票数」を[C14]「最低当選ライン」で割った数
  である、
   と推測するのが極めて妥当である。
   以下にその数値を出していく。

■K4:「各勢力の得票総数」=[2007総数]を「定数14時の当選者の平均得票数」[B14]
    で割った数(定数14での当選可能下限人数)は、
  ・公明党 :[公2007総数] 16645票÷[B14] 3408票=4.884人≒4.9人≒5人
  ・自民党系:[自2007総数] 12385票÷[B14] 3408票=3.634人≒3.6人≒4人
  ・民主党系:[民2007総数] 5945票÷[B14] 3408票=1.744人≒1.7人≒2人
  ・共産党 :[共2007総数] 7209票÷[B14] 3408票=2.115人≒2.12人≒2人
  ・戸田  :[戸2007総数] 2959票÷[B14] 3408票=0.868人≒0.88人≒1人
                             ・・・・・・合計14人!
     
■K5:「各勢力の得票総数」=[2007総数]を「定数14時の最低当選者得票数」[C14]
    で割った数(定数14での当選可能上限人数)は、
  ・公明党 :[公2007総数] 16645票÷[C14] 2362票=7.046人≒7.1人≒7人
  ・自民党系:[自2007総数] 12385票÷[C14]2362票=5.243人≒5.2人≒5人
  ・民主党系:[民2007総数] 5945票÷[C14] 2362票=2.516人≒2.5人≒3人
  ・共産党 :[共2007総数] 7209票÷[C14] 2362票=3.052人≒3.1人≒3人
  ・戸田  :[戸2007総数] 2959票÷[C14] 2362票=1.252人≒1.3人≒1人
                             ・・・・・・合計19人
   ※これでは定数14より5人も多い!
     つまり、この設定は各勢力それぞれに「甘い」設定であり現実的ではない、
    という事になる。
     という事は、K4:の設定の方が現実的だということになる。

【 重要考察3:定数14では戸田さえ当選危うい!「第2の戸田」は絶対当選できな
 い!】

◆L1:上記の考察予測からみて、「定数14にした場合の各勢力の当選予想人数」は、
    K4:の「当選可能下限」±αと見るのが妥当である。

◆L2:すなわち、議員定数を14にした場合は、
    ◆A:戸田でさえも落選すれすれになる!
    ◆B:「第2の戸田」というべき改革派新人はほぼ絶対に当選できない!
    ◆C:従って、戸田が当選できたとしても会派を組む新人がおらず、
       「1人会派を認めない」現行制度が続く限り、戸田は永遠に会派を組め
       ず、永遠に議運や会派協議から排除され、各種特別委員会からも排除され
       てしまう!

    ◆D:これこそが、自公民の会派議員達の「定数削減」の本当の狙いなのだ!!

◆L3:議員定数を14にした場合は、公明党は楽々と5議席以上を占める!
    現状で公明党は「上位独占でなく単に当選するだけだったら8人楽々、9人でも
   可能」な集票能力を持っている! 保守系や民主系候補に票を回して恩を売って縛
   る戦術を長年取ってきた。
    従って、議員定数を14にした場合に5議席楽々、6議席も容易である。
   定数14に占める議席占有率は、5議席の場合:5÷14×100=35.71%≒36%
                 6議席の場合:6÷14×100=42.85%≒43%
   ◆これは現状の32%(22議席中7人)よりもずっと高い!
   ◆他陣営にはマネの出来ない「票割りの芸術」を駆使すれば7人当選も可能で、
    それなら議席占有率50%!!
     (この場合は他陣営には票を回さないで公明党に全部集中)

◆L4:門真では戸田と共産党のみが「革新勢力」だが、その議席占有率は、
    定数28時代は計6議席で21.428%≒21.4%≒21%
    定数22になって計5議席で22.727%≒22.7%≒23%
    定数14になって計3議席だと21.428%≒21.4%≒21%

   定数14になると「戸田の落選や、戸田が当選しても共産党が1人しか当選しない」
   ことも十分に起こり得る。そうすると革新勢力は2議席のみとなり、議席占有率が
   14.28%≒14.3%≒14% に激減!

  ◆繰り返すが、定数14では戸田さえ当選危うい!「第2の戸田」は絶対当選できな
   い!
    投票率の激増も含めて有権者の意識と投票行動が革命的に変化しない限り、そ
   うであり、そして有権者の意識行動の変化は「真剣議員」が2人3人と増えて議
   会・行政を改革していく事を間近に見ない限り、望ましい方向には進んでいかな
   い。これが社会的な真実である。

  ◆定数削減は「組織票で議席を得るが中身が低レベルな議員」による議会操縦を
   ますます容易にし、「真剣議員」の排除・既存会派談合政治を固める方向にしか
   作用しない毒物である!
 


■有権者意識は少しずつしか変わらない。低レベル議員を淘汰する連立方程式は・・・
戸田 - 10/12/11(土) 15:17 -

 「定数削減問題に関わる重要な考察」の続きです。「いよいよ本論」と言っていいかもしれない。

 「議員の質の向上」、「議員にかかる経費の費用対効果の向上」、
「税の無駄遣い排除」を実現するにあたって難しい点は、「議員は選挙でのみ選ばれる」
=「有権者の意識が良くならない限り議員は良くならない」、という点です。

 「議員定数と税金使用の効率化」の問題は、いくつもの要因を持った、
結構複雑な連立方程式であり、単純思考では決して改善しないどころか却って悪くしてしまいます。
 端的な話、単純に「議員定数を削減して支出削減」すれば、その結果は必ず
「議員としてレベルの低い、組織票だよりで当選する議員達」の比率をより高め、
「真剣議員」の比率を低めるかゼロにしてしまい、それによって何億円何十億円、
場合によっては何百億円もの無駄な支出を生み出してしまいます。
 これは絶対に間違いありません。

 そうなってから文句を言ったって遅いのです。またそういう膨大な無駄支出が
生まれた場合、「定数削減せよ!」と叫んだ議員や市民達はどう責任を取るのでしょうか?
 責任を取るなんて全くしないのは目に見えてます。
 多くの市民にとっては迷惑この上ない話ではありませんか?

【 重要考察4:有権者の意識や行動は少しずつしか、時々しか変わらない 】

 この考察は国政選挙ではなく自治体選挙、それも自治体議員の選挙に焦点を当てて考察
したものである事を、まず断っておきます。

M1:日本社会の現実を見ていると、残念ながら有権者の意識や行動が劇的に連続的に良
  くなっていくことは期待できない。
   棄権者が劇的に減って投票率が劇的に増えていく事は期待できないし、投票に行く
  人は行く人で、集団からのしがらみや惰性から脱却して「個人の判断で」人物本位・
  政策本位で投票する人が劇的に連続的に増えていく事も期待できない。

M2:もちろん大きな変化が起こる事は、時々はある。
   門真で何の組織票もない(連帯労組家族30票程度では組織票と言えないだろう)、
  在住歴8年しかなく、逮捕歴のある左翼活動家の戸田が最下位とはいえ当選できたの
  は、たしかにそんな「時々起こる変化」のひとつだろう。
   ただこの時は、門真史上珍しい7人落選の大激戦で、かつ共産党が無理して6人立
  てて票割りに失敗した、という偶然も幸いした。

   より本質的な「大きな変化」はそんな戸田が2003年市議選でブッチ切りトップ当選
  した事であり、05年逮捕・06年1審有罪にも拘わらず2007年市議選で連続トップ当
  選を果たした事だ。

   しかし同時に、戸田のあとに続く「真剣議員」を新たに生み出す程には有権者の意
  識は変わらなかった。
   それなりの数の市民が、戸田の活動によって議会や行政への認識を高めたものの、
  それを反映した市民運動までは出来なかったし、投票率が50%台後半に上がっていく
  事もなく、公明党上位独占が相も変わらないのみならず、「議会で質問しない給料泥
  棒議員」として戸田が大批判し続けた大本議員が2007年市議選では却って得票を増や
  して、かつてなかった得票数4位に躍り出る事さえ起こっている。

   他市の例でも、尼崎市や箕面市など「市民派議員」が多数誕生し定着しているよう
  な一部例外はあるが、たいがいは1人かせいぜい2人当選して打ち止めになっている。
   情報公開を積極推進する「市民派議員」が1人も生まれない自治体の方がまだ圧倒
  的多数であり、当選ラインが7000票前後で中選挙区の数議席を奪い合う政令都市にお
  いてはそういう「市民派議員」か皆無か、いても1人2人という場合が多い。
   
M3:悪い方向への激変なら(扇動家の扇動によって)最近立て続けに起こっている。
  「議会内容の全面的公開」や「議員をしっかり仕事させる仕組み作り」を求めるので
  はなく、独裁指向(+憲法擁護義務無視+新自由主義)首長に扇動され、日頃の不満
  や閉塞感を議会にぶつけて「議員を減らせ!」と叫ぶ「市民運動」という「有権者の
  意識や行動の激変」なら、名古屋や大阪、阿久根市で沸き起こっており、全国に波及
  している。
   
   しかしこれは明らかに「悪い方向への激変」であり、税金無駄遣いを拡大する方向
  にしか働かない性質のものである。
  (独裁的首長へのチェック効かず、財界言いなり、貧困と格差拡大の政治に流れる)
 
M4:日本の有権者のこういった性質はしかし、生来のものでもなければ自然なものでも
  ない。この社会体制の中で、マスコミや行政・議会・議員、各種政治勢力の恣意的報
  道・無報道や情報隠ぺいによって自治体議会に対する無知無関心や誤解が刷り込まれ
  てきた結果の産物に他ならない。

   遠い東京でやっている国会の事、政府の事は(情報操作が甚だしいとはいえ)連日
  報道や中継があるのに、なぜ最も身近で地域生活上影響が大きい自治体の議会や行政
  の事がロクに報道されないのか?
   この実態になぜ「地域の生活者達」は怒らないのか、不当だと思わないのか?

【 重要考察5:「組織」だから悪いのではなく、低レベル議員でよしとする組織だから
       悪いのだ 】

■N1:犯罪団体でもない、合法的な政党、宗教団体、業者団体、労働組合、住民組織、市
  民団体、運動団体等々自体が悪いはずがない。
   それらはそれぞれに「ある課題に基づく集団」であり、それらが集団の利益の向上
  =日本社会の改善との認識で議員を輩出して行政を良くしようと考え集票する事自体
  は、何ら悪くないどころか全く正当な事である。

■N2:いわゆる「市民派」標榜の御仁の中には「私は何の組織にも属していません!」と
  いう事をまるで「正義の証明」みたいに高唱する人がいるが、これは全くの間違いで
  ある。
   本当は「地域社会を良くし日本を良くする組織」を作り強化する事に努力すべきだ
  し、そういった組織の代理人とか代弁者として議員をやるべきだろうと、戸田は思
  う。

   もちろんここで言う「組織」とは、「緩やかな結合」、「ネットワーク」、「個人
  を大切にする民主的で分権的な運動」等々の様々なものを含んでいる。
   それがどんなに緩やかなものであれ、2人以上の人間が協力し合うものは社会学的
  に「組織」という言葉で表現してよいものだ。

   だから連帯ユニオンの路線や運動が非常に正しいものだと確信している戸田は、胸
  を張って「自分は連帯ユニオンの組織議員だ」と表明してきたのである。
   
■N3:議員や候補者に関わって言う「組織」とは、会員や役員が定まっている「後援会組
  織」であろう。
   名称や形態は様々でも選挙の時の集票と議員・候補者への種々の支援を行なう組織
  である。
   各種の政党、創価学会などの宗教団体、連合や日教組・連帯ユニオンなどの労働組
  合、各種の業者団体、経営者団体、市民運動団体、自治会や県人会、同窓会、それに
  「○○後援会」的なそのものズバリの団体等々だ。
  
■N4:戸田の場合、出身母体・支援組織として連帯ユニオンがあるが、門真での集票力は
  微々たるものだし、いわゆる「後援会」を全然持てていないので、他の陣営に較べれ
  ば「集票組織無しで浮動票頼み」一本でやっていると言える。
   戸田以外の議員・候補者は全て「ちゃんとした集票組織」を持っている。

■N5:問題なのは、(共産党陣営以外の)全ての集票組織・後援会組織が、自分達の議
   員に対して「議会でしっかり質問し、議会内容と自分の議決行動をちゃんと公表
   し、議会を市民常識的に民主的に運営してくれよ」という事を全然求めていない、
   ということだ。

    自分達の議員に求めるのは、自分らの自慢と勢力誇示のために「議員でいるこ
  と」自体がたぶん一番大きく、次いで行政情報などを流したり、自分らの意向を行政
  に反映させたりする「利益代理人」の役割である。 
   「議員やその家族に頼まれた義理を果たして恩を売る」のも結構大きそうだ。
   
   後援会や支持者の意識がこの程度であれば、「人前で討論が出来ない」、「自分で
  活動報告の文章が書けない」、「問題意識が鈍いし勉強もしない」、「保身のために
  支持者のご機嫌第一で、市民全体の事や公益のために汗を流そうとしない」
  ・・・・等々の議員が出来上がるのも当然だ。

■N6:そうして出来上がった議員達は、そうした自分らの在りよう(レベル)に何ら問
   題を感じようとしない。
   なぜなら、その程度のレベルでしかなくともちゃんと議員として当選できるし、
  行政も世間も議員様々で扱ってくれるのだから。

   そうした在りように批判をしてくるヤツがいたら、とくにそいつが同じ議会の
 議員であれば、極めて腹立たしい感情をもって当然であろう。
  「そんな文句を言うのはお前だけだ」と確信しているだろうし、「こいつがワーワ
 ー言ってバラさなかったら一般市民には知られていないのに!」と思うだろうし、
 「最近市民が議員の隠し手当がどうのとか、議会の情報開示をもっとしろとか言い始め
 たのは、こつが煽っているからだ!そんなの『本当の市民の声』なんかじゃない!」と
 逆ギレしたりもするだろう。


●削減害悪1:組織票無き新人の当選も真剣議員の会派形成も不可能に!ダメ議員安楽に
戸田 - 10/12/13(月) 7:28 -

 門真の場合を例に取れば、上で分析したように「定数14=現状の8減=定数28時代の
半分」にすればどうなるか、を見れば良く分かる。
 次に策動されている定数削減が「定数14にまではいかない」としても、
定数削減をすればするほどその結果は「定数14シュミレーション」に近付いていく。
 すなわち、

●M1:既存の集票組織の組織候補以外の、これといった組織票のない「ふつうの市民的
   新人」の当選がどんどん不可能になる!

   定数14になれば、最低当選ラインは2400票前後に跳ね上がる!
   これでは有名芸能人か何かでない限り、既存集票団体以外の新人は門真では絶対に
  当選できない!
   「こんな議会や行政を変えてやる!」と主婦や青年が一念発起して出馬しても、
    ・その人が門真育ちで親族や各種同窓会、自治会や仕事仲間などに支援されても
    ・その人がビラを書けて、街頭演説も出来る人でも、
   絶対に当選出来なくなる。

   当選の出来る「新人」とは、既存の組織票議員の後継者の「新人」に限られる。
   既存集票組織にしても定数削減が進めば進むほど当選可能人数が少なくなり、現職
  を続けたい議員同士で「どちらが引退するか」の調整が大変になるのだから、新たな
  拡大はほぼ不可能になる。

  ●言い換えれば、「1999年市議選での戸田当選」のような「ハプニング」はもう絶対
   に起きない、と言うことである。その新人が有名芸能人か何かでない限り。
  
   定数が22になった2007年の市議選では最低当選ラインが1424票に跳ね上がってし
  まい、新人ながら門真のPTA協議会会長など歴任し民主党の推薦を受けた石谷さんで
  さえ当選できなかった(1017票で次点)。
   定数14に近付けば近付くほど、現職引継以外の「新人」はもっと当選不可能になる。 

●M2:現状の定数22でさえ、「戸田と会派を組めるような真剣派新人」は当選困難で、
   「戸田は当選できても会派は組めない」=戸田を議運からも決算特別委や行革特別
   委、会派代表者会議からも全て排除できる体制である。
    (門真では1人会派は認めず必ず2名以上必要)
   ●定数14に近付けば近付くほど、戸田自身でさえ当選が不確実になり、「戸田と会
    派を組めるような真剣派新人」は絶対に当選不可能になる!
     低レベル議員のままで楽チンに4年間を過ごしたい議員やその支持団体にとっ
    て、これは大変にありがたい事である。

  ◆定数削減は「組織票で議席を得るが中身が低レベルな議員」による議会操縦を
   ますます容易にし、「真剣議員」の排除・既存会派談合政治を固める方向にしか
   作用しない毒物である!   (上記投稿の◆L4:)


▲削減害悪2:「一念発起新人の当選不可能」は市民を白けさせ、投票率増加も望めない
戸田 - 10/12/13(月) 8:16 -

 創価学会員でも共産党員でもなく、自民党系議員や民主党系議員の後継者でもない、
「一念発起型」の新人は、門真でそこそこ人脈を持っていて人望のある人でも当選不可能、となれば「ふつうの市民」は白けてしまう。

 公明党でも共産党でもない、自民党員や民主党員でもなくその集票団体員でもない、
戸田みたいな「鮮烈左翼」支持でもない「ふつうの市民」にとっては、自分の友達や親
しい親族、主婦仲間、ママさん仲間、同好会仲間、仕事仲間が出馬した場合に市議選へ
の関心が最も高まると思われる。
 そして自分が応援した新人が当選して頑張ったら、議会・行政への関心と理解がさら
に高まるだろう。

 しかし「定数削減」は、そうした「自分らの身近な仲間の当選」をどんどん不可能に
していくのだから(定数14では絶対的に不可能に!)、その分市民を白けさせる。
 「どうせ現職議員やその後継者で議席が埋まってしまうだけ」との感覚になる。
 これでは投票率も上がらないだろう。

 門真市議選では、1999年選挙以降の3回の市議選では、<落選者7人>の1999年選挙
の<投票率51.34%>が最高で、あとは2003年選挙の44.92%、2007年選挙の45.56%と、
45%前後を続け、今後上昇する気配もない。
 これが、もっと定数削減して「どうせ現職議員やその後継者で議席が埋まってしまう
だけ」になればどうなるか? 
 投票率は下がることはあっても上がる事はあまり考えられない。

▲P1:「投票率が低いことによって一番得する勢力はどこか?」と言えば、それはも
   ちろん公明党・創価学会である!
   「組織的集票力の強さ」が自慢の公明党・創価学会は、ホントは「池の中の棒クイ
  と同じ」で、水面(投票率」が低い時にはグンと突き出て目立つが、水面(投票率)
  が上がれば姿が見えなくなってしまう。

   投票率が低い事によって、公明党・創価学会は実際の有権者比率の2倍の力を発揮
  しているのだ。
   定数28時代の議席比率28.6%、定数22時代の議席比率32%(しかもいずれも当選
  上位にズラリと並んで!)は、そうして出来た数字である。

▲P2:市町村の議会選挙は、「ふつうの生活者」が一念発起して出馬して頑張れば当
   選できるようにしておくべきである。
   そうしてこそ、住民の議会や行政への関心と参与が高まり、低レベル議員の淘汰
  が行なわれるし、既存議員とその支持者や集票団体も「議席維持のためには議員と
  しての質を上げねばならない」との認識を持って自己改革に取り組むようになるの
  である。


■削減害悪3:低レベル議員と支持者への変革圧力を減じ、自己改革の動機も削ぐ
戸田 - 10/12/13(月) 9:42 -

Q1:定数削減が進むと同時起こって来る事は、
   1. 既存会派内での出馬人数削減のための「調整」(暗闘もあり得るが)
   2. 出馬人数が減るから引退議員の票田の分配をして、継続議員にとっては「新し
    い支持者との顔つなぎ・引継ぎが必要になる。
     (議席継承の新人議員にとっても引退議員支持者の引継ぎが不可欠)
   3. 当選ラインが上がるわけだから、集票行動は今まで以上に必死にならないとい
    けない。「従来からの支持者だけでは当選できない!」のだから。

  という事である。
   ここでは、「情報開示議員への自己刷新」だとか「従来の会派談合による情報封
  鎖や無所属議員排除を改める」だとかの「議会改革意識」は生まれないで、
   ・引退議員がやってきた路線に逆らわずに従来の会派政治を続ける。
   ・「とにもかくにも票固めが第1!」

  の意識の方が、議員・候補者はもちろん、支持者達にも強く蔓延する。

Q2:その上、定数削減が進めば「戸田に会派を作られる心配が全く無く」なり、
 「一念発起型の新人もますます当選出来なくなる」し、旧来型の「低レベル議員製造
  意識」で票固めさえすれば議席は安泰、議員になってからも戸田や共産党の言うこ
  とは多数決や会派談合政治で今まで以上に楽々と封じ込められる、という状態にな
  るのだから、彼らへの「改革圧力」は弱まるし、危機感が無くなるから自己刷新の
  動機も削がれてしまう。
   
Q3:そして「勝てば官軍」、「当選すれば4年間は安泰!」である。
  今の定数22でも「戸田会派」は絶対出来ないし、共産党は会派談合政治に引っ張り込
  んだままで口先だけで議会改革を言うだけ、定数14にでも出来れば「戸田会派」どこ
  ろか戸田本人さえ落選させられるかもしれないし、「野党勢力は2人だけ」という事
  態も期待できる!
   戸田と共産党で3議席いたところで、定数22時代の合計5議席よりもずっと押さえ
  つけやすい!(定数28時代の合計6議席よりもはるかに楽チンだ!)

Q4:一般市民も議会に対して「どうせいつもの議員達がやってるだけ」、「番狂わせの
  ない選挙じゃ興味が湧かない」、と白けた気分になる事が否めない。
   これも低レベル議員とその支持勢力に取っては結構な状況である。


●削減害悪4:指標で明白!議会の行政チェック力量が減少し、行政にとっては楽チンに
戸田 - 10/12/13(月) 11:48 -

 戸田と共産党議員が行政をチェックし改善させる力量を1人平均10とすれば、自公民
の与党議員の平均力量はは戸田が見るところせいぜい3だ。「4」や「5」の議員もい
るが、「ゼロ」や「1」の議員も多いので、平均すれば「3」になる。
 (これでもちょっと甘い点数かもしれない)

 戸田や共産党は個人としては目一杯頑張ってきた。これ以上チェック力量をアップさせ
る事はそれほど期待できない。(共産党議員の何人かはもう少し伸ばす余地があるかもしれないが)

R1:で、この仮装指標を使って「門真市議会の行政に対するチェック力量」を計ってみ
  ると、
  ◎定数28時代:戸田+共産党5人で合計6人=60
         自公民与党議員22人で、3×22=66
                          合計チェック力:126(1)
    (2003年市議選〜2006年度末の「野党議員最高比率時代」で)

  ◎定数22時代:
    戸田がいた時は、戸田+共産党4人で合計5人=50
           自公民与党議員17人で、3×17=51  
                          合計チェック力:101(2)
    戸田失職後09年6月補選・五味議員復活以降は、
                  共産党4人で 40
           自公民与党議員18人で、3×18=54  
                          合計チェック力:94(3)

  ◆「定数22」になると、「戸田当選+共産党2人」という最もありそうな状況では
           戸田+共産党2人で合計3人=30
           自公民与党議員11人で、3×11=33  
                          合計チェック力:63(4)

  ■何と、定数28時代と較べてチェック力半減(合計126→63)ではないか!
     戸田が在職の定数22時代と較べても(101→64)約4割も減るではないか!

R2:定数減ではなく、定数22のまま、「低レベル議員のレベルアップ」を図ったらどう
  なるか?

  ★現状の自公民与党議員の行政チェック力「3」を「5」にアップできたら、
          5×18=90
    これに共産党の4人=40を加えると、合計チェック力:130(!)・・(5)

  ★★そして定数22のまま2011年市議選で戸田が復活当選し、共産党が4人当選なら
            戸田+共産党4人で合計5人=50
       それ以外の自公民与党議員18人で、18×5=90 
                        合計チェック力:140(!)・・(6)

R3:行政チェック力のうち、(1)から(6)のどれが市民にとって良いのか、
  どれが最悪なのかは、この指標数字を見れば明白だ。
   今の与党議員の低レベル状態を改善させて、現状の「平均チェック力3」を
  「平均チェック力5」に向上させることしかない!
   ・・・・それだけ向上させても戸田+共産党の平均のまだ半分であり、「さらに
       伸びる余地十分」(笑)なのだし。

  ◆それを実現するのは、上に提起した「議員に対して実績主義・成果主義を導入して
   市民から勤務評価してもらう仕組み」の構築である!

  
  ●上に解説したように、議員定数削減は与党議員・支持者達の改革を阻害して「低レ
  ベル議員製造」を維持拡大するだけであり、「百害あって一利無し」の愚作である。

R4:市民はほとんど意識しない事だが、チェックすべき行政規模が変わっていないのに
  チェック役の議員の数だけ減らしたら、チェックの密度はどうなるか? という問題
  がある。
   一番端的な例が常任委員会での審議だ。
  従来は4つの常任委員会に分割して膨大な行政内容を審議してきた。
  それが定数22になって、「4つでは1委員会に4〜5人の議員(委員長を除けば3〜
  4人)しか配置出来ず手不足になる」という事で(戸田失職後の09年度から)3つの
  常任委員会体制へと改変された。

   これが定数14にでもなったらどうなるか?
   3つの常任委員会のままでは、「1委員会あたり3〜4人、委員長を除けば2〜3
  人」となってしまい、多様な視点からの審議がしにくくなる。
   共産党は良くて2人当選だが、どれかの常任委員会には入れなくなってしまい、市
  民的には大きな欠損になってしまう。
   
   また1委員会あたりの審査範囲が増大したのに、配置議員が少なくなるのだから、
  議員1人当たりの負担が大幅に増加して、与党議員のチェック力量を向上させたとし
  ても、議会総体としてのチェック力量は大幅に低下してしまう。

R5:◆「議員が大幅に減る」というのは、行政当局にとっては「大変気が楽になる」話
  である! 低レベル与党議員が大半とはいえ、28人の議員を相手にするよりは22人、
  22人を相手にするよりは14人の方が、ずっと楽にスイスイと行政が進められる。
   しかも議員14人になってくれたら野党議員はせいぜいたったの3人で済む!
  
  ◆しかし「行政の楽チン」は「市民の危機=無駄遣い政治蔓延の危機」と用心すべき
    事だ!
  ◆また「行政の楽チン」は「特定議員・勢力と行政との癒着」と一体である場合が
   多い。「低レベル議員」が議会を牛耳り、情報封鎖を続ける議会が一般市民の暮
   らしを良くできるはずがない。

R6:こうなれば、何十億円、何百億円の無駄遣いもどんどん垂れ流しである。
  議会でのチェックや歯止めが十分に出来なくなってしまうのだから。

   もともと議会の総経費は市の支出の1%。そのうちの議員の人件費を削った所で全
  体の0.1%とか0.2%程度の「支出削減効果」しかない。
   しかしその削減は、こうしてほぼ確実に何十億円、何百億円の無駄遣いの増加とな
  って市民に跳ね返って来るのである。

  まともな市民ならどっちを選ぶのか?
   「議員定数削減」で「低レベル議員製造システム」を存続して何十億円、何百億円
  の無駄遣いをもたらすのがいいのか?
   今の定数で「議員に対して実績主義・成果主義を導入して市民から勤務評価しても
  らう仕組み」を導入して「議会全体の行政チェック力を向上させて無駄遣いを阻む」
  のがいいのか?

   答えは明らかではないか?

  (戸田個人としては、意欲ある新人が当選し易いように定数を28に戻すべきだと思う
   が、残念ながら昨今の情勢ではそれは無理なので「これ以上の削減は断固阻止!」
    という立場からものを言っていく事にした。)