門真市ホームページの人権侵害レッテル貼り記事への
厳重抗議と削除・謝罪要求


   門真市長  東 潤 殿
                                        2001年 2月 5日
                                 門真市議会議員 戸田ひさよし


1: 東市長は門真市ホームページの作成最高責任者であるが、同ホームページ中の「市議
   会」コーナーの中に、本年2月1日付けで掲載された「議会だより;12年第4回定例議会
   (12月)」において、議員たる私の名誉と人権に関わる極めて不当・非常識な記載がある
   ので、厳重に抗議するとともに、その削除と謝罪を強く求めるものである。

2; 問題の記述は、「12年第4回定例議会(12月)」の中の、「9 家宅捜索を受けた市議は
   戸田久和議員 」という赤字見出しと、その下の「昨年12月2日の新聞やテレビで日本赤軍
   重信房子容疑者の逮捕に関連し、警視庁公安部と大阪府警が「門真市議宅など捜索」と
   の報道がされました。本市議会では、12月4日の議会運営委員会において、議長が遺憾
   の意を表明するとともに、同月20日の本会議において、家宅捜索を受けたのは戸田久和
   議員であることを確認し、再度遺憾の意を表明しました。」、という部分である。

3; 「2月1日付議会だより」の私への捜索事件に関する記事の不当性については、既に1月
   30日に発行責任者である大本議長に文書で示すと共に、この文書を同日朝市役所玄関
   前で市役所職員約300人に手渡すとともに、私のHPでも速やかに掲載して、警鐘を鳴ら
   しており、市の広報担当幹部も市長も、問題の存在は当然知っていた所である。

4; それにも関わらず、東市長を最高責任者とする門真市が、事案の重大性を何ら省みること
   なく、「捜索事件発生当時の一部マスコミですら実名を出さなかったのに」、「捜索が不当
   であるとの私の準抗告に対して、警察がそそくさと全押収物を自主返還してくる、ということ
   からも捜索の正当性への疑義が存在し」、「その後何らの進展もなく事実関係も明らかにな
   っていない」というのに、不当非常識な「議会だより」の記事をそのまま安易にホームページ
   に掲載したことは、市がこの人権侵害に加担したも同然であり厳重に抗議するものである。

5; 門真市の全戸に無料配布される「議会だより」のレッテル貼り記事もひどいが、全世界から
   いつでも、いつまでも自由に見ることができる市のホームページにおいて、このようなレッテ
   ル貼り・人権侵害記事が掲載され続けることによって、私が受ける名誉毀損と人権侵害の
   被害の大きさは、並大抵のものではない。

6; 以上のことから、私は東市長に次の点を求めるので誠実かつ速やかに実行されたい。

    @ 市のホームページから問題の記述部分を即刻全面削除すること。
    A 東市長はかかる問題を発生させたことについて、戸田に対して文書で謝罪し、
       それを広報と市のホームページに掲載することすること。
    B 以上のことについて、緊急を要することなので、市長の見解を2月8日(金)の
       午後4時までに、私に文書で回答されたい。

                                              以上