「希望の21世紀」の抗議声明

 希望の21世紀

12月2日、私たち「希望21」のメンバーが、全国で20か所もの家宅捜索を受けました。その後の報道では、警察が流している情報が、そのまま記事にされ、「希望21」が、日本赤軍の「大衆組織」とか「下部組織」とみられるなどと書かれていますが、このような事実は一切ありません 。組織として、日本赤軍と接触したことも全くありません。

 私たちは自発的に集まった、市民の団体であり、平和・自治・共生をめざす市民活動をしているグループです。「地域から政治を変えていこう」「何でも数の論理で通してしまう今の政治のあり方を変えて行きたい」という思いで、それぞれの地域で選挙に取り組んだり、政治への市民参加を強めていく活動をしてきました。

 だれでも自由に参加することができる組織であり、これまで何らかの団体・機関等の下部組織であった事実はありません。私たち市民の切実な思いを踏みにじるような今回の警視庁・大阪府警合同捜査本部による家宅捜索に対しては、今後弁護士を立てて、しかるべき法的手続きを踏み、抗議をしていく所存です。

 報道機関に対しては、公正な報道を強く求めるとともに、今後は当事者への事実確認もなく情報を流すことのないよう、切に訴えます。
                                        2000年12月2日