大本議長の市民侮蔑発言に対する厳重抗議及び撤回の申し入れ
門真市議会議長 大本郁夫 殿
2001年 2月23日
門真市議会議員 戸田ひさよし
1; 税金還付申告の市民に対し、「税金返してもらう分には熱心やな」、「金取りに来たんなら
立たせとけや」とは何事か!
去る2月19日午前10時30分、合併行財政改革調査研究特別委員会の開始寸前の会議
場に於いて、大本議長は市役所3階での「平成13年度府市民税申告受付」コーナーに大勢
の市民が税金の還付申告の用件で来ていることを指して、「税金を返してもらう分には熱心
やな」、「払う時には来んくせに」、「何も座らせることない。カネ取りに来たんなら立たせとけ
や」というような、およそ聞くに耐えない発言を行なった。
税法上の正当な権利を行使して払いすぎた税金の還付を受けるために、市役所に足を運
び、廊下に出されたイスに座ってまで順番待ちをして時間を割いている市民に対して何とい
う侮蔑であることか。
この発言をしている時の表情、言い方にも貴職の市民への不当な侮蔑の感情がはっきり
表れており、私は議員としても市民の1人としても、強い不快感と憤りを感じざるを得ず、議
員傍聴席から「還付してもらうのは当然の権利行使でしょ。
そういう言い方はおかしい」と抗議したが、貴職は「これは雑談や」と抗弁し、私が重ねて
「雑談でもそういうことを言うものではない。品位が疑われる」といさめても、「どっちが品位
に欠けるんや」と言い放つだけで、全く反省しようとしなかった。
2; 「雑談」だからと言って済まされるレベルのものではない。
この暴言は、同委員会のメンバーでもある貴職が、委員長席の横に設けられた「議長席」
に座って、市議会議長としても臨席した時に、委員達、市長・助役収入役ほか理事者達、
傍聴の議員達が居並ぶ中で、委員会が始まる寸前に於いて、会場内に聞こえる声でしゃ
べったものであり、こういった「発言状況」からしても、その内容からしてもとうてい単なる「
雑談」として見過ごすことはできないものである。
正当な税金還付を受けるために労力を払っている市民に対して、ここまで侮蔑の心情を
露わにして、廊下にイスなど出さずに立たせておけばいい、というような最低限の市民サ
ービスまで意地悪く否定するような暴言が、「雑談」の形を取って公式の議会会場で関係
者が居並ぶ前で議長の口から開陳されても問題にされない、とすれば「議会の品位」は
どこにあるのか。
3; 還付申告市民侮蔑の暴言撤回と謝罪を求める。
かかる市民侮蔑の暴言についてはたとえ「雑談」であっても直ちに撤回すると共に、
市民に対して、そしてこの暴言を委員会開始寸前の議場で一方的に聞かせて不愉快な
思いをさせた行政・議会の関係者に対して謝罪の意を表されたい。
正当な権利行使をする市民に対する貴職の不当な侮蔑感情について、根本的に改め
るべきことが、公職にある者として当然であることは言うまでもない。
4; この申し入れ文に対する大本議長の文書回答を3月1日夕刻までに求めます。
以上