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戸田

- 11/3/20(日) 8:34 -
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「大阪都妄想」に関して鋭い分析記事があったので紹介する。
このブログ記事は「維新の会」のカラービラもアップして分析批判している。
↓↓↓
ブログ:アフガン・イラク・北朝鮮と日本 より
◎橋下チルドレンの支離滅裂 2010年12月19日
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/b1a88d864839434fe3f1d1a26356a586?fm=rss
先日、大阪・下町の某駅頭で、橋下新党「大阪維新の会」の来春統一地方選予定候補者がビラを撒いているのに偶然遭遇しました。
撒かれていたのは、「いとう良夏(よしか)後援会」ビラ(下記左写真)と「維新プレス」号外(同右)の、計2種類のビラでした。
両方ともそれぞれ見開きになっています。
それを、候補者の「いとう(伊藤)良夏」と、同じ様な年恰好の若い女性の運動員が、2人で撒いていました。
私も、そのビラを受け取ってざっと目を通してみたのですが、少し目を通しただけでも、おかしな点が幾つか目に付いたので、早速目の前の運動員に下記の質問をしてみました。
●「大阪維新の会」発行の2種類のビラ。
左が「いとう良夏後援会」発行のもので、右が「維新プレス」号外。
質問の一つ目は、「いとう後援会」ビラの見開きページにある「議会改革4プラン」の項目についてです。
4プランのうちの「議員年金廃止」や「議員報酬3割削減」は良いとしても、「議員定数の半減」というのは如何なものか。
今でも特権の上に胡坐をかいてロクスッポ仕事をしない議員が多いのに、定数を半減もしてしまったら、今以上にカネや地盤・看板がモノをいう選挙になってしまい、特権・世襲議員が跋扈するようになる。
主権在民・住民自治を実現する意味からも、寧ろ定数は逆に増やして、やる気さえあればカネや地盤・看板が無くても議員になれるようにしておかないと、市民の意見が政治に反映しないし、チェック機能も働かなくなる。
定数増に伴う経費は報酬削減で相殺すれば良い。低報酬でも市民の為の政治がしたい人には、寧ろ門戸を広げるべきではないか。
これが一つ目の質問です。
●「いとう良夏後援会」ビラの見開きページ。
左半分では「議員定数半減」などの「議会改革4プラン」と「大阪市職員の天下り」
問題、右半分では大阪経済や府民生活悪化の現状について書かれている。
そしてもう一つの質問は、
上の「いとう後援会」ビラと下の「維新プレス」号外の2種類のビラとも、左半分に 書いてある事と右半分の結論部分が全然繋がらない、
何故左半分の記述から右半分の結論が導き出されるのかが分からない、書いている事
が支離滅裂でよく分からない、
という事です。
まず上の「いとう後援会」ビラで言うと、
左半分では先の「議会改革4プラン」の次に、今度はいきなり「大阪市役所職員の天下りがケシカラン」とあり、
それが右半分の、府内GDP・府民一人当たり所得の減少や、企業・人材の他府県流出、生活保護率・失業率の悪化を招いている、という構成になっています。
しかし、これら大阪の経済地盤沈下や府民生活悪化は、全て大阪市職員の天下りによるものでしょうか。
違うでしょう。
経済低迷も国民生活悪化も、元はと言えば全て、自民党政権時代も含めた歴代中央政府による経済の無為無策によるものでしょう。
それが大阪では、中小企業の占める割合が他の大都市よりも多いから、その影響が特に深刻な形で現れているのでしょう。
だったら、大阪府知事としてまず為すべき事は、中小企業を初めとした府民生活への支援策ではないですか。
それをさて置いて、直接には何の関係もない大阪市の天下りを問題にしても、何の解決にもなりません。
確かに大阪市の天下りも、それはそれで大きな問題です。
でもそれは、「この不況下において自分たちだけ甘い汁を吸っている」という事にしか過ぎない。
そんな奴らを幾ら叩いた所で、一時の鬱憤晴らし(ガス抜き)にはなっても、不況自体の根本的解決には全然ならない。
それ以前に、
「そんなに大阪市の天下りを槍玉に挙げるのなら、何故、大阪市長選に出馬せず、管轄 外の大阪府知事なんかになったの?」
「府知事になってから、何故今頃になって取って付けたように、大阪市政の問題にそん
なに介入するの?」
という素朴な疑問があるのですが。
これでは、単に平松・大阪市長への対抗意識や大阪市との縄張り争いだけで動いているだけではないかと、勘ぐられても仕方ないでしょう。
同じ事は、下のもう一つの「維新プレス」号外ビラについても言えます。
左半分に「がけっぷちの大阪」と題して、
「下がり続ける府民所得」や「中小企業の相次ぐ廃業」「大阪府・市の莫大な負債」
の現状が記されています。
そして右半分には、その打開策として、
「大阪都」創設による「府・市二重行政の解消」や、
将来的には近隣府県との合併による「関西州」創設をめざすと書かれています。
しかし、そもそも今の不況を招いたのが中央政府であるのに、それには何も言わず、
必要な手立ても取ろうともせずに、徒に器(行政)を多少大きなものに置き換えた所で、何の根本的解決にもならないではないですか。
寧ろ、今までの矛盾も器と共に大きくなるだけではないですか。
それどころか、「大阪都」になんかにしてしまったら、東京都と同じ特別区になる訳ですから、府(都)議会とは別に各区に区議会も置かなければならなくなり、「議員定数半減」どころか「倍増」になってしまう。
言っている事が矛盾している。
「府・市の莫大な負債」にしても、その原因を作ったのは関西財界でしょうが。
関西財界が岸昌(きし・さかえ)以降の保守知事と組んで、ATC・WTCやら舞洲(まいしま)やら阪南・箕面のニュータウン建設をごり押しした為に、膨れ上がったものでしょう。
安価な公営住宅の建設には背を向け続けて。その仕組みを温存したまま幾ら府・市を都にしても、伏魔殿がより巨大化するだけです。
しかも「今のバラバラな大阪ではいけない」と、淀川左岸線開通で阪神高速道路環状網の寸断(ミッシングリング)解消を言うに至っては、もう一つの「いとう後援会」ビラにあった「箱モノ行政との決別」とも全く矛盾するではないか。
●「維新プレス」号外ビラの見開きページ。
左半分で「がけっぷちの大阪」の現状について、
右半分でその打開策として、「大阪都」「関西州」創設により「官(公共部門)の縮
小」「バラバラな都市インフラの解消」を図ると述べられている。
このように、言っている事がてんでバラバラで、全然整合性が取れていない事について、どう考えているのかを運動員の女性に聞いてみました。
すると、横から予定候補の「いとう良夏」当人がいきなり割り込んできて、「これから勉強します」の一点張りで、逆にビラには一切言及が無く、こちらも何も聞いていない「区長公選制実現」について、やにわにまくし立て始めました。
完全な論点そらしです。
そりゃあ、民主主義の観点からすれば、区長も任命制よりは公選制のほうが良いに決まっていますが、別に今それが喫緊の行政課題ではないでしょう。
それよりも、議員定数の削減見直し・拡充を図るほうが、よっぽど民主的です。
その後もしつこく「何処に住んでいるの?」と聞いてきましたが、「そんな事まで何で見ず知らずのアンタに言わなアカンの、放っといてくれ」。
ビラにもポスター掲示場所募集のお願いが書かれていたので、よっぽど困っているのでしょう。でも、これだけ言っている事が支離滅裂ではねえ。
その日は帰宅してから、「いとう(伊藤)良夏(よしか)」や「大阪維新の会」のHPも見ましたが、全然魅力に感じませんでした。
まず候補者について言えば、セレブと言えば聞こえは良いが、只のブルジョアのお嬢さんでしかない。
モデル出身で、何やら今のAKB48の先輩格に当たるようですが、先の受け答えの様子からも、真面目に政治をやろうという意志は全然感じられなかった。
それなりに苦労もしたのでしょうが、それも所詮は人を蹴落とす為のもの。
そんな人にシングルマザーや高齢者などの生活弱者の苦労なぞ分かろう筈も無く。
単なる小泉チルドレン(ゆかり・さつき・百合子等々)のミニ版でしかない。
次に「大阪維新の会」ですが、肝心の「大阪都構想」のページでいきなり、
「保育所の数がどうなるかとか、そんな瑣末な質問には応じられない」だの、
それより先にまず「上山信一とかいう学者の書いた本を読め」だの
「研究会の資料に先に目を通せ」だの、
やたら上から目線の物言いが出てきたのには、恐れ入りました。
世の中には、本を読んだりネットをしたりする暇なぞない、生きていくだけで精一杯の人も大勢います。
しかし、そういう人も立派な有権者です。
寧ろ、そういう人こそ幸せになれるような政治をする事こそが、政治家の役割ではないでしょうか。
それがこれでは、中間層以下は最初から相手にしないと公言しているようなものです。
だから、言っている事も徹頭徹尾「支配者目線」でしかない。
「企業に儲けてもらい、従業員の給料を上げる」のが景気対策だなんて書いていますが、これほど実態からかけ離れた言葉はない。
実際は「従業員の給料を下げリストラする事で、企業は不況下でも増収を続け、それを社会に還元しようとしない」のが問題になっているのに。
今のウチの、下請け叩きに走る元請大資本と、そのしわ寄せを労働者に転嫁して生き延びようとする下請企業の現実が、それを何よりも雄弁に物語っています。
そもそも、橋下徹の「大阪にカジノ誘致」「国民を勝負師にする」発言(産経記事など参照)にしてからが、何をか況やです。
ギャンブルなんて、合法を装った詐欺でしかない。
儲かるのは胴元だけで、あとはみんな損する仕組みに最初からなっている。
それをさも公正な競争であるかのように言い包めて、貧乏人の射幸心につけ込み、人をギャンブル依存症にする、只の貧困ビジネスではないですか。
せいぜいが、煙草のようなものでしかない。
それは、今は急には無くせないけれども、やがてはそんなギャンブルに依存しなくても良いように、国民の生存権を保障していくのが政治ではないですか。
それがこれでは、「自分の所さえ儲かればそれで好し、後は野となれ山となれ」と言っているようなものです。
流石にこの親玉にしてこの候補者あり。正に新自由主義=強欲資本主義の権化のような2人です。
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なかやましげる
- 11/4/8(金) 0:54 -
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中山です。
選挙戦も最終局面。今日、大阪市内の区役所の前で「大阪維新の会」の候補者が揃い踏みでマイクを握っていました。内容はほとんど記憶にないくらい、ふすっぺらなものでした。しかし、国政ならまだしも市議、府議選では見たことがないほどの人が集まっていました。谷口さんが書かれたように「維新の会」は人気があるようです。私の周りではまったく人気がないのですが。恐怖しました。
そこでおいていた古い新聞を読み直して、標題の記事を見つけました。
朝日新聞2月4日夕刊。一面左肩に「公明大阪、都構想賛同へ」「過半数へ協力態勢」とあります。12面の解説記事では「高い支持率の知事と対決を避け」とあります。
「2月5日に発表する統一選マニフェストに盛り込む」とあります。
府議会であれほどコケにされた公明党府本部が橋下の大阪都構想に賛成するのでしょうか?
この「統一選マニフェスト」にはどう書いてあるのでしょうか。
▼ゆうすけさん:
> 6日某新聞社による世論調査での支持率。維新の会27,1% 自民16,0% 民主10,3% 共産7,6% 公明7,3% これにはさすがの公明 ごとうが危機感を抱いた。門真は2人区であるが、これで行けば、当選圏外である。トップ当選どころではない。当日の投票率で票数は変わるが、現時点で3,000〜4,000票宮本にあけられている。
>
> 維新の会ができて初の地方選で情勢が読めないまま、終盤に入る。そもそも2008年の知事選で橋下を自民党大阪府連推薦・公明党大阪府本部支持・新風自主支援としての構図であった。橋下は無所属を強調するため、表立っての政党の応援はなかったが、市ごとの決起大会を取り、橋下を担いできた。それが、今回の選挙でこのような構図になるとは、公明府本部としても、誰が予想しただろうか。結局この3年間、府議会が橋下に振り回されてきたのだと思う。
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ゆうすけ
- 11/4/8(金) 2:17 -
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なかやまさん、お久しぶりです。
「大阪都構想とは中立の立場」 公明府本部が統一選マニフェスト
■4月の統一地方選挙に向け、公明党大阪府本部は2月5日、大阪府内の43市町村を合併・再編し、権限と財源の移譲を目指すことなどを盛り込んだローカルマニフェストを発表した。大阪市の分割については踏み込んでおらず、府本部代表の佐藤茂樹衆院議員は「『大阪維新の会』が掲げる都構想とは中立の立場」と述べた。
キャッチフレーズは「ひとつの大阪、関西は一つ」。43市町村の合併と再編を図り、権限と財源を移譲することで、住民に最も身近な行政サービスを行う基礎的自治体優先の枠組みを再構築することを明記した。府の役割は、鉄道や病院などの広域的、専門的事業について市町村の連携を図る調整を行うとし、調整機関として「広域自治協議会(仮称)」を設置する。
大阪市については「抜本的な見直しを検討する」とするにとどめた。・・・・・・
との事で、大阪都構想には、賛成でもなく反対でもないとの中立の立場をとっています。
■朝日新聞2月4日夕刊。一面左肩に「公明大阪、都構想賛同へ」「過半数へ協力態勢」。12面の解説では「高い支持率の知事と対決を避け」。
「2月5日に発表する統一選マニフェストに盛り込む」。・・・・・・との記事でした。
しかし、公明の発表は『中立の立場』とのことで、一晩にして賛同から中立に変わったのだと思います。」◎「過半数へ協力態勢」「高い支持率の知事と対決を避け」というのには矛盾があり、苦戦を強いられている選挙区は維新の候補と競り合っているのが現況であります。門真においても、将来的に議員定数削減となれば、今回の戦いで、維新もごとうもトップで当選することに命運を賭けてのあと3日となりました。
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戸田

- 11/4/11(月) 6:37 -
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報道記事紹介などを略して簡単にだけ書いておくが、大阪では橋下一派の「大阪維新の会」が府議選では過半数制覇、大阪市議選・堺市議選では第1党になるという大勝を得た。
戸田が親しくしている人の中で、高槻市選出府議・社民党の小沢福子さん・大阪市議民主党の沓沢(くつざわ)さん、(連帯ユニオン議員ネットの)堺市議民主党の永田和子さん・堺市議候補民主党の岡田ひふみさん、東淀川区の大阪市議候補民主党の牧憲一さん、らが落選してしまった。
西成区から大阪市議選に出た稲垣さん(釜ヶ埼合同労組委員長)も落選だった。
門真では、「不正看板男」の宮本一孝(維新の会)が21,361で、
公明党の後藤太平:17,575を上回ってのトップ当選。
共産党のベテラン門真市議だった吉松さんは6,365票と、共産党の07年市議選総票7209票や07年府議選票6965票を大きく下回っての落選だった。
宮本一孝は07年府議選の11,840票から倍近く伸ばしたのは凄いと言えば凄いが、門真では保守陣営一本化で「公明党・保守・共産党」の3陣営の闘いになった時は22000を取っている(1999年府議選:園部一成22614票)ので、今回、自民も民主も出馬できず、という状況の中では「定石通り」と見ることもできる。
公明党が07年の山本ゆきお:18,807票(03年は18940票)に較べて1000票以上減らしているは自公政権時のツケと橋下人気への票流れの双方だろう。
◆東京都知事選はもっと酷くて、「震災=天罰」暴言と福島県に乗り込んでの「原発断固 推進」発言の我欲極右の石原慎太郎が圧勝して4選当選を果たした。
また、市民派県議として頑張っていた千葉県柏市の吉川よろしさんが落選してしまった。
共産党はほとんどどこでも議席を減らしてしまった。
また、原発立地県の原発推進知事らは全員再選された。
よかったのは鹿児島県議選で元阿久根市長の専制主義者=竹原氏が落選した事くらいか。
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ゆうすけ
- 11/4/13(水) 3:52 -
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和泉市;定数2 - 候補3(選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派(推薦・支持) 新旧 当選回数 代表的肩書
29,543(43.7%) 森 和臣 45 維 新 現 2 NPO理事長
19,046(28.2%) 杉本 太平 34 無所属(自) 新 1 税理士
19,015(28.1%) 池川 康朗 57 公 明 現 党府副幹事長
31票の僅差で惜しくも敗れる。無所属新人に敗れる。こともあろうに、門真ごとう太平と同じ太平という名である。あと16票もぎ取っていれば、勝てたのである。残念で仕方ない。維新の風に公明票を持っていかれ、その結果、無所属新人に議席を奪われてしまう。府議会で最も政策通で実績のある池川さんを落としてしまう。
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