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●自公民緑が領土排外主義煽る「尖閣問題意見書」を!★戸田の質疑と土山議員の答弁
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/10/5(金) 21:53 -
  
 6月議会に続き、自民党新政クラブが自民党本部から全国に伝達された領土排外主義の
「尖閣問題意見書」を安易に提起し、公明党も民主党系の「門真市民クラブ」も、自民党系保守の緑風クラブも、安易にそれに載る、という事態になった。

 こういう形で全国の自治体議会で領土排外主義の「意見書」が吹き荒れ、「それに賛同しない議員は非国民だ!」的な風圧が強まっている。
 (「意見書は全会派賛同でないと議会上程しない」という申し合わせの議会も結構ある
   ので、そういう議会では、この手の意見書への賛否が問われないが)

 これに対して、「それは日本の領土ではない!」という真実の立場から反対する議員は極少数である。共産党は「日本の領土だと一番キッパリ主張してるのは我が党です!」、という体制迎合を土台として「でも強硬論には反対」というヌエ的立場に過ぎない。
 以下に、意見書文面と戸田の質疑、それへの土山議員の答弁を紹介する。
 (質疑と答弁は、今回自由化された音声データからの文字起こしによる。)
  (※明らかな言い間違い部分は訂正している。)
 
 領土問題を正しく知るために、ぜひこのツリーの論議を精読して欲しい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▲議員提出議案第11号:
        香港民間団体による領海侵入及び尖閣諸島不法上陸に関する意見書
                   (当初議運への提案は、自民党新政クラブ)

【提出議員】平岡久美子・春田清子(公明党)、土山重樹(自民党新政クラブ)、
      五味聖二(緑風クラブ)、日高哲生(門真市民クラブ(民主党系))

 8月15日、香港の民間団体である保釣行動委員会の船が、我が国領海に侵入し、乗組員の一部が尖閣諸島の魚釣島に不法上陸した。
 今回の不法上陸に関しては事前に予告があり、政府としても対応方針を決めていたはずであるにもかかわらず、みすみす不法上陸させることとなった。

 これらに対する一連の政府の対応は、我が国の国家主権も守れない愚行と言わざるを得ない。
 また、海上保安庁艦船に対してれんが等を投げつけるなど、明らかにほかに罪を犯した嫌疑があるにもかかわらず、出入国管理及び難民認定法第65条を適用し強制送還としたことは極めて遺憾である。

 民主党政権となって以降、メドヴェージェフ大統領の北方領土不法上陸、李明博大統領の竹島不法上陸が相次いで行われ、一昨年の中国漁船衝突事案では、那覇地検の判断との名目で船長を釈放してしまい、我が国の外交及び危機管理において歴史上の汚点を残してしまった。現政権の外交施策は国益を損ない続けている。
 今回の事案も、民主党政権の国家観の欠如、外交の基本姿勢の欠如が招いたものであると言わざるを得ない。

 よって政府は、日本の国家主権を断固として守るために、下記の項目を実行するよう強く求める。
     記
1 政府は事実関係を明らかにするため、現場海域で撮影した映像を早急に公開すること。

2 今後、同様の事案があった場合、出入国管理法及び難民認定法第65条を適用するこ
 となく厳正に刑事手続を進めること。
  また、中国に対し、断固たる抗議を行うとともに再発防止を強く求めること。

3 尖閣諸島及びその海域の警備態勢・方針を抜本的に見直すとともに、領土・領海を守
 るために必要な法制度の整備、関係機関との連携、装備・人員の手当て等の拡充を急ぐ
 こと。
  また、南西諸島防衛を強化する施策を実行すること。

4 施設の整備などを通じた尖閣諸島の有人化と海の有効活用を図ること。
  また、島及び海域の安定的な維持管理を強化するために、尖閣諸島の国有化に向けた
 取り組みを早急に進めること。

5 尖閣諸島は歴史的にも国際法的にも我が国固有の領土であり、そもそも領土問題は存
 在しないという明確な事実を国際社会に示す外交努力を行うこと。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成24年9月26日
                       門真市議会
 内閣総理大臣
 法務大臣
 外務大臣
 財務大臣 各宛て
 国土交通大臣
 防衛大臣
 内閣官房長官
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【 戸田の質疑 】
 14番、無所属・「革命21」の戸田です。
 今から8項目の質疑を行ないますが、この質疑の骨子は先週金曜日に既に提案者の自民党新政クラブの方にお渡ししており、日曜日夜には全文をメール送信し、月曜日には紙の文書で全文をお渡ししてますから、それなりの真摯な回答があるものと期待して質疑いたします。

 まず質問の1:
 この意見書は「そもそも尖閣諸島我が国固有の領土である」という認識が土台になっているが、それが間違いであって、
 「歴史的にも国際法的にも中国領土であり、日本が日清戦争勝利のどさくさに紛れて、
  どんな条約にもよらず盗み取ったものであり、日本の領土ではない」
事を私が6月議会で明示し、

 今回は、日本側がよく使う
  「中国は釣魚島付近の石油資源が明らかになった1970年ごろから領有権を主張し始
   めた」
という主張が間違いである事を示す資料も提示しておきました。
   
 提案者のみなさんが「尖閣諸島は日本国固有の領土である」と自分で考えているのなら
ば、私が示した論に反論すべきですが、反論できますでしょうか?
 ちゃんとした反論が出来ないようであれば、自分で検証する事無しに、中国・台湾側の
主張と照らし合わせること無しに、「日本固有の領土だ、とみんなが言うから日本固有の
領土だ」と信仰しているだけの事になりますが、そういう事で良いのでしょうか?  

 そういう「信仰」は大日本帝国時代の「日本は神の国で不滅=神州不滅」、「満蒙は日本の生命線、台湾・朝鮮は日本の不可欠な一部」という「信仰」と同レベルではないでしょうか?

 質問の2:
 従来、市議会で意見書採択する案件は、門真市民の生活や諸権利に直接影響する事柄が
ほとんどでしたが、この意見書の採択は、門真市民の生活や諸権利に直接影響する事柄でしょうか?

 「国民として領土主権の保持が大切だ」と言うのであれば、
  ・日本の施政権下にある日本全土に関して、首都東京を初めとした主要地域の空の少
   なからぬ部分に日本の法律が適用されず、米軍に排他的に支配されている事や、
  ・航空法で禁止されている飛行体が〜例えばオスプレイですね〜、米軍には自由に使
   える事、
  ・敗戦のドサクサで占領されて国際法に違反して外国軍の基地にされた所〜沖縄に典
   型ですが〜いまだに外国軍基地として使われていて、ひとつの県丸ごとの民意=沖
   縄の総意が踏みにじられたままである事
への抗議の方がよほど重大な「国民的課題」ではないでしょうか?

 また、福島原発事故が収拾せず、十数万人の人々が故郷に住めなくなったままであり、膨大な面積の国土と大気、海や食物が放射能汚染の危機にさらされている事への抗議と対
策要求の方が、よほど緊急重要事ではないでしょうか?

 6月議会で共産党が提起した「大飯原発再稼働反対の意見書」案には、「既に再稼働決
定されたから、再稼働反対の意見書は適切でない」と言って葬っておきながら、尖閣問題
ではなぜ、「既に国有化決定がされた」のに、「国有化要求」も含めた強硬な意見書を採択させようとするのでしょうか?

 質問の3:
 「釣魚(ちょうぎょ)諸島問題」=いわゆる「尖閣諸島問題」は、遺憾ながら当分冷却
しそうになく、いろんな事件が今後も続きそうですけども、何か事あるごとに全国の自治体会で中国を糾弾し、日本政府を弱腰だとして非難する意見書採択を続けていく事が、果たして良い事でしょうか?

 かつて日本の国民は国力や外交の実態を知らずに、日露戦争後の賠償 に対する不満か
ら、1905年9月、「政府の弱腰」を糾弾して「日比谷焼討事件」という暴動を起こした事があります。
 また、大日本帝国の財閥や軍部による侵略に対する朝鮮・中国民衆の正当な抵抗を正当と認識できずに、「不逞鮮人の撲滅」・「匪賊の討伐」、「暴支膺懲(ぼうしようちょ
う)」のスローガンに熱狂した時代がありました。
  
 事件が起こるたびに地方議会で「中国糾弾、日本政府の弱腰糾弾」の意見書を上げてい
く事は、大日本帝国時代の日本の悪しき轍(てつ)を踏む事になる事を私は危惧します
が、みなさんはどう考えていらっしゃいますでしょうか?

 質問の4:
 冒頭文では、「北方領土」や「竹島」にロシアや韓国の首相が「不法に上陸した」と書
いおりますが、日本の施政権下にない・その国が自国領土だと主張し施政権下に置いてい
る場所に・その国の首相が上陸する事が、日本のどの法律への違反になるのでしょうか?

 いやしくも市議会の意見書で、「不法行為」として誰かを、ましてや国家元首を非難する場合には、該当する法律について厳密な認識をしないといけないと思いますが、どう
でしょうか?
 この意見書の文は余りに粗雑ではないでしょうか?

 質問の5:
 意見書では、釣魚諸島=いわゆる尖閣諸島に中国の団体個人が上陸した場合は、「日本の国内法=刑事手続きを適用して逮捕起訴、勾留せよ」と趣旨の要求をしていますが、そ
ういうやり方は、私の記憶では自民党時代・自公政権時代にもなかったやり方ではないでしょうか?
 自民党や公明党の議員はなぜ、「自分達の政権でやらなかったやり方」を民主党政権がやらないからといって、非難するのでしょうか?

 当面、現実政治的には「上陸者はその都度強制送還する」ことがもっともマシな手法で
あって、国内法で逮捕起訴勾留すれば、中国側からすれば、「中国人愛国者政治犯の日本による監禁事件」となって、日本憎悪の感情と行動が激烈・長期に燃え上がる事は必至だ
ろうと思います。
 そして「対抗措置」と称して、世界各地で日本人の拉致監禁事件が起こる可能性も否定できないと思います。
 
 提案者のみなさんは安全な日本国内にあって、世界各地の日本人や日本企業の安全に対
して、余りに無頓着無責任な強硬論を弄んでいるように思えますが、どうでしょうか?
 中国や台湾で暮らす日本人の安全にもっと思いを馳せたらどうでしょうか?
 それとも「中国や台湾で暮らすなら領土問題で命を賭ける覚悟で暮らせ」と考えている
のでしょうか?
    
 質問の6:
 今回、中国側の激烈な反発を招いた原因は、中国にとって「国の恥=国恥」となる無念
の日である9月18日、「柳条湖事件=満州事変勃発の日」直前に、野田政権が尖閣国有
化をした事にあります。
 これは中国側からすれば、1972年日中国交正常化以来初めて、釣魚(ちょうぎょ)諸島の状況変化起こされた事になりました。

 従来の、「日本側は一民間人の所有物であって日本政府の所有物ではない、とみなして
いる」という状態から、「日本側が政府の所有物に変更した」という重大な変化があった
事が中国側を激烈に刺激し、激しい行動を引き起こしたと思われます。

 提案者のみなさんは、それに加えて更に、釣魚諸島=いわゆる尖閣諸島に新たな設備の設置や、有人化=人員の常駐化といった、自民党時代・自公政権時代にもなかった強硬策
を求め、中国本土・台湾・香港、ほか世界の中華人勢力へのいっそうの対決を要求していますが、それで問題解決に進むと本当に考えていますでしょうか?

 いたずらに日中間の憎悪対決を煽ってしまうだけの、無責任な強硬論を吐いているだけ
ではないでしょうか?
 見解を聞かせて下さい。

 以上で質疑を終わりますので、どうかよろしくお願いします。
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【 答弁:自民党新政クラブ・土山重樹議員 】

 戸田議員の質問にお答えさせていただきます。

 最初の質問で、
 わが国固有の領土である尖閣諸島に関して、国内外で様々な資料があるようですが、
ここで個別の資料について、その信憑性もふくめ、いちいち検証する必要性はないと考えています。
 尖閣諸島は我が国固有の領土である事は「信仰」ではなく、「事実」です。

 2つめの質問に関してですが、
 国民的課題は様々存在しているので、その優先度や意見書の内容については、個々の考えで判断すればいいと認識しています。

 3番め、
 戸田議員は「悪しき轍(てつ)を踏む事を危惧されている」とのことですが、今は大日本帝国時代ではないので、私はそのような危惧は持っておりません。

 4番め、
冒頭文において、「この書き方は余りにも粗雑ではないか」ということですが、特に粗雑とは思いません。

 5番め、
 それぞれの国内事情、そして国家間の関係は常に変化しているので、現時点での対応に対して意見書を提出しています。

 6番め、
 最後の質問に関しては、我が国固有の領土として、主張・保全しない方が無責任であると私は認識しています。
           以上です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
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最終9/26本会議:8人の一般質問で12:06、午後は4本の意見書論議で2:35で終了 戸田 12/10/5(金) 9:13
●自公民緑が領土排外主義煽る「尖閣問題意見書」を!★戸田の質疑と土山議員の答弁 戸田 12/10/5(金) 21:53
☆歴史の真実真相を説き、自民党・公明党議員を諫める戸田の「反対討論」! 戸田 12/10/6(土) 8:03
★ある市民派議員に送ったメール:領土排外主義意見書と闘うための対応ポイント 戸田 12/10/6(土) 9:57
◎共産党の領土問題対応の根本的なダメさの解説と、共産党に対して質疑する時の案 戸田 12/10/6(土) 10:25
↑▲一部訂正:米女性議員単独反対は「報復戦争決議」、愛国者法には複数議員が反対 戸田 12/10/10(水) 7:00
◆共産党;福田議員の「反対」討論。尖閣=日本領のデマの上で道理・冷静を唱えても 戸田 12/10/11(木) 20:53
◆これも排外主義煽る「韓国大統領に抗議、対韓国外交見直し意見書」!★戸田の質疑 戸田 12/10/5(金) 23:49
▲戸田質疑に対する中道議員の「答弁」。苦心の作のようだが、スレ違いの大きさ感じる 戸田 12/10/6(土) 0:10
☆これも歴史の真実真相を説き、自民党・公明党議員を諫める戸田の「反対討論」! 戸田 12/10/6(土) 9:46
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★戸田の領土問題渾身パンフ「そこは日本領土にあらず!」がついにネットでも公開! 戸田 12/10/29(月) 5:10

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