ちょいマジ掲示板

この掲示板は、門真市及び守口市ネタを中心に各地の議会や自治体ネタなどを、「比較的穏やかに」意見・情報の交換をする所です。詳しくは「掲示板のルール1」「掲示板のルール2」を読んでそれに従って下さい。 この掲示板では戸田の命令が絶対であることをくれぐれもお忘れなく。
内容的に関連がある投稿の場合は(先の投稿への)「返信」の形を取って投稿して下さい。
●ただ、「Re:○○」形式の元タイトルの繰り返しタイトルは厳禁です。必ず「内容が伺える独自のタイトル」をつけて下さい。
◆約10年間完全自由投稿制を維持してきましたが、荒らし・妨害投稿頻発のため、やむなく投稿者登録制に移行しました。投稿される方はこちらにアクセスし、所定の手続きを行なってください。 ◆投稿者のメールアドレスは戸田が把握しますが、掲示板では非表示にできます。 ◆投稿者名・メールアドレス・パスワードは登録時のものを使わないと投稿できません。 登録・投稿についての分かりやすい説明はこちらです。うまくいかない場合の問い合わせは戸田事務所まで問い合わせてください。 (09年4/8改訂記)   これまでの管理者命一覧(必読)

  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃番号順表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
3563 / 9658 ←次へ | 前へ→

▲糸さんの苛立ちは分かるけど、行政が動くには2重3重の壁がある事を理解して下さい
←back ↑menu ↑top forward→
 戸田 E-MAILWEB  - 13/4/10(水) 9:23 -
  
 糸さん、市長選に関してかなりおちゃらけというか投げやりな投稿ですね。
 「京都の芸者さんか芸能人でも出てくれたら」なんて、市長の仕事の重大性、求められ
る能力を考えての事とは思えません。

 これは中央小解体工事事件=糸さん冤罪事件で、「門真市が冤罪警察に協力した」、
「おかげで自分が冤罪で逮捕有罪にされ、拘置所・刑務所入りさせられた」、「門真市が
真相解明に動かない」、等々の憤りの気持ちの現れと理解します。

 そういう糸さんの苛立ちは分かりますが、何度も何度も説明してきたように、行政が糸
さん事件の真相解明、より端的に言えば「住野とZの2次下請参入強要と不当取引の究明」
に動くには2重3重の高い壁があります。
 そして少なくともこの半年くらいの間の門真市行政は、誠実に真相究明に取り組んでい
ます。

 糸さん事件の真相解明を進めるには、「数学的な論理構成が必要」なのです。
 以下に項目的に列挙していきます。

1:「糸さん事件」は、公式的には「元暴力団組長で過去に凶悪犯罪を起こした男が中央小
  解体工事への下請参入を狙って建設会社役員を電話で脅迫したために逮捕起訴され、
  地裁でも高裁でも有罪判決が出され、被告人が上告しなかったので有罪確定した事件」
  です。
   形式上は、糸さんもこの判決に納得した事になっています。

   糸さんや後藤弁護士が、「冤罪」を訴え、「暴力団関係者である住野とZの請参入
 強要と600万円不当利得こそ裁かれるべき」、「金川建設やイケダ社がそれを誤魔化
  すために架空工事をデッチ上げた」等々を詳細に主張立証したけれども、裁判所は
  「そんな問題は無かった」と認定して、糸さん有罪を認定したのです。

   日本の警察・検察・裁判官が非常に腐っていて、冤罪やデタラメ判決が横行してい
  おり、糸さん事件もその一例である事は、戸田には百も承知ですが、「公式な事実」
  はあくまでの上記の通りなのです。

2:このように裁判で有罪が確定した事件について、行政が裁判判決と違った認定に立っ
  てあれこれ言ったり動いたりする事は出来ません。
   「糸さんは冤罪被害者で無罪だ」とか、「金川建設が住野とZの不当介入に屈して
  不当利得を上げさせた」などと、簡単に認定出来るわけがないのです。

3:■一番ネックになるのは、「警察が暴力団関係者と認定しない者は暴力団関係者では
  ない」、という問題です。
   つまり、「暴力団関係者との認定出来るのは警察のみだ」という事です。
   警察が腐敗していて、実際の暴力団関係者とつるんでいる事が実際には多々あるけ
  れども、そんな事は公的には問題にならないのです。

   糸さん事件で言えば、警察が住野やZを暴力団関係者と認定していない以上、
  「住野やZは暴力団関係者ではない」のです。

4:ですから、糸さんが門真市に対して「中央小解体工事に暴力団関係者が介入して不当
  利得を得た」と訴えても、警察がそういう認定をしていないのですから、門真市が
  「暴力団関係者の介入事件」として取り上げる事は出来ません。

   言い換えると、「暴力団関係者が介入して不当利得を得た事を門真市行政や園部市
  長が認めないのはけしからん」、と非難し続けるのは不当なクレーム行為にされてし
  まわざるを得ない事です。(この点を糸さんは重々に認識して下さい)
   警察が認定していない事を行政が認定して物事を考える事は絶対に出来ません。

5:◆従って、「が暴力団関係者だから」どうだとか、「暴力団関係者ではないのか」な
  どという論理で市にものを言っていく事はナンセンスです。

  ◆だからこそ戸田は、暴力団関係者問題を切り捨て、「暴力団関係者であろうとなか
  ろうと、普通の市民であっても、社会通念に反する取引を公共工事業者にさせたらダ
  メ、業者がそれを受け容れたらダメ」、という観点から究明する作戦を採っているの
  です。

6:「住野やZの600万円の不当利得=相場の倍の価格の押しつけ」問題についても、裁
  判で弁護士が詳細に展開したにも拘わらず、裁判官はそれを「何ら問題ない事」と認
  定して「糸さんのみが悪い」とする有罪判決を書いて確定させました。
   (実際には「弁護士主張をまじめに検討せずに無視した」のですが)

   ですから、門真市に対して「こんな(弁護士)資料があるから600万円の不当利得
  は明らかだ」、と単純に迫ってもダメです。
   行政が有罪確定判決で認定された(無視された)事と違う認定をするには、いくつ
  もの壁を超えないといけないのです。
   それは行政が自分で調べて、それで判明した事実に基づいて自分で認定していく事
  です。

   しかしそれは簡単な事ではありません。「相場価格の倍の価格だった」と言っても、
  本当にそうなのか、当時の相場価格を今、市が調査し立証できるのか?
   仮に「相場の倍」だったとしても、「業者間の取引の自由裁量」という問題もあり
  ます。
   「その金が暴力団関係者に流れた」という論理が使えない事は既に述べました。
   また、解体整地工事は市との契約通りに出来ていますから、「市や市民に損害を与
  えた」という論理も使えません。

7:攻略ポイントは、
 1)住野やZが工事妨害をちらつかせた威迫をして下請参入を勝ち取った
    (各人の裁判証言で明白。ただし、それら証言が正しいことの再確認が必要)
 2)住野やZによるボッタクリ被害に逢ったイケダ社への補填のため、300数十万円の
   架空工事(埋め戻し整地)がでっち上げられて金が支払われた疑惑
 3)「業者が市に対して虚偽内容の文書を出したら処分される」という原則
 4)「業者が社会通念に反する契約をしたり、させられたりしたら処分される」という原
    則
 のあたりでしょう。
  
8:(腐敗刑事主導で)警察が「糸が強要犯罪を犯した」という絵図を描いて、市当局を
  巻き込んで協力させていく事に対して、詳しい事実を知らない行政職員が抵抗した自
  立的判断をしたり出来るはずがありません。
   糸さんが中野課長(当時、現在部長)の警察調書に怒る気持ちは分かりますが、
  ああいう調書になってしまうのは警察のお家芸であって、むしろ遅ればせながらも
  中野氏が調書作成の実態を率直に明らかにして、「警察が作文して持ってきたものを、
  こんなものかと思ってサインしただけ」と答弁した事を評価してあげるべきでしょう。

   これは実質的には警察の調書づくり手法を批判的に述べているとも言える答弁であ
  って、決して警察に好意を持たれる答弁ではありませんから。
   また、中野氏の調書や裁判証言が糸さん有罪を主導したわけではなく、あくまでも
  「添え物」に過ぎません。
    ※糸さんにとって中野氏や門真市当局は、「面と向かって怒りをぶつけられる
     唯一の存在」ではありましょうが。
      (他の事件関係者にそうしたら、脅迫などをこじつけられて弾圧される)

9:たしかに糸さん逮捕起訴、1審裁判当時の門真市の対応は酷いものでした。
  戸田が2009年4月から2年間議員失職して不在で、2011年当選後もこの事件の事を
  2012年1月末の糸さん手紙まで全く知らなかった、という不運が重なっていますが、

 ・事情聴取や裁判証言に関して、市としての組織対応全く無しで、中野氏個人に委ねて
   事実整理や報告書作成も無し。裁判傍聴にも行かず、起訴内容も弁護内容も判決内
   容も知らず。
 ・2011年2月に後藤弁護士から詳細な資料を添えて「暴力団関係者の介入疑惑の調査要
   請」が出され、市当局に一部が「元請け業者の面談調査くらいは必要か」と考えた
   のに、顧問弁護士が「調査の必要はない」と指導したので、全く調査しなかった。

 などの諸点です。
  (議会追求を通じて、事件当時の市の工事監理体制が非常にずさんであった事も判明)

  戸田が議員でおったら、糸さん逮捕・報道早々に調査に入っただろうし、その上に後
 藤弁護士が担当して冤罪と判断して弁護したのですから、戸田もその線で調査協力して
 いた事は間違いありません。 
  そうしたら裁判展開も全然違ったものになっていたでしょう。つくづく残念です。

10:戸田が2012年に議会で追求し始めてから、初めは門真市当局の動きが鈍く、不信も
  持ちましたが、段々にしっかりして、戸田の提起も受け容れて業者への文書質問を重
  ね、3月議会からは都市建設部の答弁も歯切れのいいものになってきました。
   つい最近では、1中解体工事の現場で、基礎掘り出しと埋め戻しで土の量がだおう
  なるかの検証実験までして戸田に見せるようになりました。
   動画撮影もしましたが、話で聞いて想像していた事と、実際に見たのとではかなり
  違う面もあることが分かり、収穫大でした。

11:冤罪でぶち込まれた糸さんからすれば、ノロノロした動きにしか思えないかもしれま
  せんが、一行政が警察・検察・裁判所の判断と別個に、独自に調査検討して真相把握
  に動く事自体、日本社会の中では希有な例だと思います。
   ましてや被告人が公式的には「元暴力団組長で過去に凶悪犯罪を起こした(と判決
  確定して長期収監された)男」ではありませんか。
   糸さんには失礼ながら、法律的には「一般市民になった」とは言え、そういう社会
  的評価がついて回る現実は否定できません。

   もしも糸さんが疑っているように、園部市長や門真市幹部が不正取引に関係してい
  るのなら、このような「行政としては画期的な調査検討」は決して行われなかったで
  しょう。
   私も一時期はそのような疑いも持たないけではありませんでしたが、実際の行政対
  応を見ることで、そういう疑いは持たなくなりました。

12:糸さんにとって「当然の事実」であっても、それが直ちに「他人にとっても当然の事
  実」になるわけではありません。
   まして「行政にとっても当然の事実」になるのには高いハードルを越さなければな
  りません。
   事が「不正行為の認定」に関わる場合は、相手(業者)の致命的損失にも直結する
  事であり、「裁判提訴されても絶対に大丈夫」と確信できるだけの多くの根拠が必要と
  なります。
   
   疑われた相手(業者)も必死に反論・反証するわけで、それを十分に出してもらっ
  て吟味しなければいけません。
   時間がかかるのはしかたないのです。
   (まして通常業務を膨大に抱えながらの行政の作業ですから)

13:糸さんが、従来と同じ内容で門真市や園部市長にクレームを付け続けるのは、決して
  適切とは言えないと思います。
   苛つきを我慢して、調査検討を見守ったり、当事者としての提言や助言を出して欲
  しく思います。

   また、大石事件など、糸さん事件の背景に関連する事で、一般には知られていない
  事柄を公表して、糸さん冤罪の構図の理解を促進するよう、要請します。

  とりあえず、以上です。
  これを書き上げるのに5時間くらいかかってしまいました。

  今後は門真市長選決戦を主軸に時間を使っていきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
4,032 hits
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.4; .NET C...@i60-35-86-95.s04.a027.ap.plala.or.jp>

門真市長選挙 徳之島人 13/4/2(火) 7:15
▲糸さんの苛立ちは分かるけど、行政が動くには2重3重の壁がある事を理解して下さい 戸田 13/4/10(水) 9:23

3563 / 9658 ←次へ | 前へ→
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃番号順表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
ページ:  ┃  記事番号:   
1,351,004
(SS)C-BOARD v3.8(とほほ改ver2.1) is Free