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☆念願の鳥海山ブルーライン!●夜の霧中走行の恐怖と疲労!1速半クラで延々と!
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 戸田 E-MAILWEB  - 14/8/29(金) 4:21 -
  
 今回ぜひ走りたかったのが、秋田山形にまたがる「東北最高峰」の鳥海山の山腹を35kmに渡って走る「鳥海山ブルーライン」だった。
 (正式名称「鳥海ブルーライン」。上の投稿で「ブルーウエイ」と書いたのは誤記)

 学生時代に帰省した折り、戸田のバイク師匠の友人とバイクで走って、その素晴らしさに大感動して以来、戸田にとっては「何度でも走りたい絶景道路」になった。
 (写真や記事)
http://grand-touring-japan.travel.coocan.jp/roadofjapan/tohoku/chokai/blueline.htm
http://corocoma.hateblo.jp/entry/2014/06/05/171935

 「V-MAX帰省」の過去2年は、「夜になって時間が合わない」とか「雨天」とかで行けなくて残念な思いをしてきたが、今年は大阪出発を早朝にして往路夕方の鳥海山ブルーライン走行を可能にした。

☆そして、(高湿度猛暑走行の疲れで休憩を多くしたため予定より遅れはしたが)ついに
 雨に降られる事なく、念願の鳥海山ブルーラインを登る事が出来た!
  実に30年ぶりの再訪だ!

 ただ、山形県側から登って4合目あたりの「太平山荘」に着くまでの路程では、
「絶景」はそれほど多くない。
 しかし空腹で仕方ないので、「話のタネ」も兼ねて、初めて「太平山荘」に入って食事と休憩をする事にした。
 
 食堂の広い窓から、日が暮れていくのを眺めながら、「後の楽しみは大阪に帰る時に秋田側から登って」、と考えてゆっくり休憩した。

●で、「太平山荘」を出ると夜の闇の上に猛烈な霧(ガス)!
  山荘のおばさんに「霧が濃いから気をつけてね」と言われた時は軽く考えていたが、
 実際にバイクに跨って道路に出ようとしたら、これが半端じゃない!
  霧がこんなにも恐ろしいものとは知らなかった。  

●霧雨でヘルメットのバイザーが濡れて見にくくなる中で、見えるのはバイクの前輪の周
 辺2メートル程度だけ!
  道路の左端ラインと中央線がボヤ〜ッと極く短く見えるだけ!
  そのわずかの路面の様子以外の空間状況は全て濃霧の中で何も見えない!   
  
●つまり空間感覚がまるで掴めない。登り坂にいるのか下り坂にいるのかすら分からな
 い。
  バイクの2メートル先がどうなっているのか、まるで分からない。
  もちろん、ライトの明かりの範囲外の自分のすぐ横や後ろや上は、濃霧の壁だ。

■こんな中でV-MAXで走るためには、そのほとんどを「1速半クラッチ」で超低速走行
 するしかない。もう「走行」と言うよりは超低速での「移動」と言った方がいい。
  オーバーヒートに気を使って、時々は2速にも入れるが(やはり半クラッチ多用)、
 すぐに1速半クラッチに戻さないといけない。

■実は大型バイクを超低速走行させるのは、「ある種の曲芸」である。
  両手両足でアクセル・クラッチ・前ブレーキ・後ブレーキをそれぞれ微妙に操りなが
 ら、全身で上手にバランスを取り続けないと、何かの拍子に車体が倒れてしまう。

  車体が左右に倒れてしまう「限界角度」は、ビックリするくらいに僅かな角度だ。
  その僅かな角度を超えて車体が傾いたら、地面に足をいくらしっかり踏ん張っていて
 も、傾いて倒れるバイク事をもう支える事が出来ない。

■そして巨大トランク装備の戸田のV-MAXは、倒れてしまったら戸田1人では絶対に起
 こせない。
  明るい平地ですら起こせないのだから、闇夜と濃霧の山道では絶対に不可能だ。
    (これは戸田の技術不足ではあるが。上手な人なら1人で起こせる。)
  つまり、この濃霧の中でV-MAXをコカしてしまったら、「自分の居場所も不明な、
 鳥海山での遭難」になってしまうのだ。
  「母親の居る施設に今夜顔を出してお土産を渡す」どころの話ではなくなる。

▲「いつまで続くぬかるみぞ」。
  この恐怖と疲労の濃霧中走行を、いつまで続ければ視界が開けてまともに走れる場所
 に出るのか、全く見通しが立たない。(「やがては終わる」事ははっきりしているが)  
  ただひたすら、ヘルメットシールドの雨粒越しにうっすらと見えるわずかな路面ライ
 ンを凝視しながら、V-MAXをコカさぬよう、オーバーヒートさせぬよう、1速半クラ
 ッチ多用でノロノロと延々進み続けないといけない。
  いつ果てるとも知れない苦役。時々雷まで鳴って不気味さを盛り立ててくれる。

▲バイク歴40年の中ではもちろん、58年半の人生の中でも、これほど泣きたくなるほど心
 細く、情けなく、恐い思いをしたのは初めてだと思う。
  「ガス=濃霧を甘く見ては絶対にいけない!」、という強烈な教訓になった。
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 こうした「孤独な苦難の行軍」を続けること、たぶん1時間あまり。
 「太平山荘」から五合目の「展望台」下まで登り、ヘアピンカーブ連続の下りを「移
動」して、おそらくは3合目あたりまで降りた段階で、ようやく濃霧地帯が終わり、「小雨の暗い夜道」状態になって、やっと普通に走れるようになった。
 距離にしてたぶん10キロくらいだと思う。

 その後、国道や高速道を使って秋田市に入り、潟上市の母親の居るグループホームに着いたのが夜9時半過ぎ。
 予定よりだいぶ遅くなったので、母親には会わずに職員に手土産を託して「サンルーラ大潟」に向かい、10:20着。
 
 「念願の鳥海山ブルーラインで天国と地獄を見た初日」が終わった。
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 8/24(日)の帰路では、早朝7:20に出発して、懐かしい景色を楽しむために、あえて一般道のみを通って鳥海山ブルーラインに向かう。
 秋田県側の入り口からから入いって案内板に従って進んだつもりだが、なぜか道を間違えて離れた山麓を走ってばかり。(ナビも見ていたが)

 悔しいが諦めて国道に出て山形側に進み、8/22(金)に入った山形側入り口から入って、
「太平山荘」でラーメンとコーヒーでしゃれてみる。

 ブルーラインを秋田側に進んで終了手前でまた山形側に戻って国道に出るという、
「鳥海山ブルーライン往復の贅」を尽くす事にした。
 (鳥海山で何やかんやと4時間ほど費やしたので、その後の路程が遅れたのだが、
  「今この時にしか出来ない事」を優先する事にした。)

 30年ぶりに走るブルーラインは、たしかにいい景色ではあったが、曇り空だったせいか、過去3回ほど体験した「スカッとした素晴らしい景色」とは違っていたし、路面も昔感動したようなしっとりした美しさではない気がした。
 これはまあ、前々日夜の「恐怖と疲労の夜間濃霧走行」の悪影響が体と心に残っていたせいもあるかもしれない。

■太平山荘から5合目展望台下を経て秋田側まで走って思ったのは、「この道をよくぞ
 1速半クラッチ多用で延々と走ったものだ」、という感慨だった。 

  ちなみに、5合目展望台に分岐する道は、秋田側に向かって走った場合は道路の右側
 に分岐しているが、これがもしも道路左側への分岐だったら、車線左端ラインを頼りに
 進んでいた戸田は、この分岐で展望台側に進んでしまって訳が分からなくなって濃霧の
 中で立ち往生してしまったところだった。くわばらくわばら!
 
・・・・かくして、戸田の「30年ぶりの鳥海山ブルーライン走行」は終わった。
 来年夏もまた行こうと思う。

 今度は明るいうちに通過して秋田に向かうようにして、霧が出そうならば近づかないようにする事は言うまでも無い。 
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引用なし
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さあ「母親見舞い・秋田2泊3日弾丸ツアー」に出発だ!(残り点数1点で) 戸田 14/8/22(金) 2:35
◆往路940キロを17時間、復路1055キロを仮眠含め28時間、8/25(月)昼前無事帰着! 戸田 14/8/27(水) 12:44
☆念願の鳥海山ブルーライン!●夜の霧中走行の恐怖と疲労!1速半クラで延々と! 戸田 14/8/29(金) 4:21
▲バイク疲労に強い戸田が初めて体験した「体のロレツが回らない」ような疲労 戸田 14/8/29(金) 7:42
△40年前の強烈な体験。8号線の「親不知子不知」難コースを追体験 戸田 14/8/29(金) 8:26
☆何はともあれ無事故無違反で、8/26から点数回復したのは良かった! 戸田 14/8/29(金) 8:39

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