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提起書面2:この弱点が克服されそうにない以上、「市民派」議員の存在意義は薄い
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 戸田 E-MAILWEB  - 16/8/7(日) 4:01 -
  
 門真市議の戸田から、続きです。
戸田の論述に事実誤認等があれば、ぜひご指摘下さい。異論や反論ももちろん大歓迎。
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<近畿市民派100回への提起書面2:
     この弱点が克服されそうにない以上、「市民派」議員の存在意義は薄い>

【1:議員なのに「論議を嫌がる体質」でどうするの??】

1:昨今の(関西を中心とした)「市民派議員候補者の大半」の「最もどうしようもなく
 ダメな所」は、「公的な問題について公開的に議論するのを嫌がる」事だと思う。

  2005年頃からの事例については、「提起書面1」で触れたが、つい最近目にしたのは
 、この「近畿市民派100回め」を企画した泉大津市議で「緑の党」の高橋登議員の事例
 である。

  近畿市民派の最古参議員でもある高橋議員について、参院選挙対応をめぐる今年2
 月のある市民活動家懇談会で、参加者の面前で新社会党の山下けいき茨木市議を執拗
 に罵った事に対してメーリングリスト等で批判しておいたが、
   http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=9645;id=#9645
 高橋議員は無言無対応で続けるのみだった。

  それだけでなく、7月参院選公示前の市民会議で同席した時に、その件(空疎な候補
 者一本化論)に戸田が触れて問いかけた時に高橋議員が取った対応が、
  「メーリングリストで私の個人名を挙げて非難するのはけしからん」
 というものだった。

  これにはさすがに「目が点になる」ほど驚き呆れた。
  議員の公的言動について公開的に批判論評する事を「個人名を挙げて非難するのは
 けしからん」とは、もはや「自民党的ムラ議員の言い分」ではないか!?

  しかもそういう無茶苦茶な反発を市民活動家が会議している場で平然と述べるとは!
  これは「(近畿)市民派議員の全体的な意識レベル」がそこまで落ちてしまっている
 事の証左だと思わざるを得ず、心底呆れ果てたものだ。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2:「市民派議員の特色=売りもの」であるはずの「公職者の説明責任」や「活発な議  論」というものが、とっくの昔にゴミ箱に入れられてしまっている事を、市民派最古参
 市議で「緑の党」の役員議員の高橋登議員の言動が、余すところ無く示している。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3:ここ10年程前から、市民派議員学習交流会で頻繁に顔を合わせる者同士でさえ、
 メーリングリストにおいても、それ以外の場においても「議論を闘わせる」という事が
 絶えてしまっている。
  「議論」があるとすれば「限られた気のあった仲間内でのなあなあの話し合い」だけ
 になってしまっている。
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

4:「公開的に議論する事を嫌う」のは、次のような理由なのだろう。
    ↓↓↓
 (1)自分が批判されたくないから他人に批判的な事を言わない(自己保身)

 (2)ネトウヨやザイトク、極右議員らに目を付けられたくないから、彼ら彼女らへの
   公開的な批判言動をしない。(そいつらの被害者の痛みを無視した自己保身)
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

5:自治体議員の場合、ネット公開的な見解表明や議論をしないでいれば、変な事をし
 ても目立たず、意識的な人達にも知られずに済む、という事が多い。

  だから例えば、宝塚市の女性市民派議員の一部が「辺野古基地建設反対の誓願」に
 対して「国政問題だから地方議員会で取り上げる課題ではない」という口実を付けて
 請願採択に反対しても、
  社会的に報道される事はないし、「市民派議員界隈」で話題にされる事も無くて済
 んでしまう。
  「○○議員は反戦平和の市民派だ」という「商標」のメッキが剥げる事も無い!
  ホントは「看板に偽りあり!」なのだが。
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6:しかしこういった「議論を嫌がる体質」を続けたままでは、他のあらゆる弱点を克服
 する事は出来ないし、市民の信頼を裏切っていくばかりであり、自分自身の政治思想を 腐敗させていくばかりである。
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【2:「昨今の市民派議員の大半」の「その他の重大な弱点」について】

1:「市民派という立場性」のとめどのない曖昧化

  「市民派議員とは何か」については、「書面1」で述べたように、「曖昧な部分は
 含むが一応の定義は出来る」ものだ。
  「市民派」という言葉は、「あの人は大会社の重役だが『庶民的な人』だ」とか、
 「自民党国会議員だが『庶民派』だ」とかで使われる「庶民派」と同じでは無い。

  これはいわば「市民派というブランド価値で有権者から票を得て議員になる」ため
 のものであり、そのブランドの偽物が横行する事を、他人に対しても自分に対しても
 許すべきではない。

  ところが昨今の状況は「議論を嫌がる体質」と相まって、「自分に対しても他人に
 対しても、市民派ブランドのとめどのない曖昧化」が進んでいる。
   
  そして泉南市の小山さんのように、「自分自身が『市民派』だと思えばそれでいい
 んだ」、「他人がとやかく批判すべきではない」、というような事を公言する人もい
 る。
  ヘイトや極右になろうが、維新や自民党に行こうが、本人が市民派と言うのなら市
 民派なのだ、という事である。

  なるほど特許商品では無いのだから、本人の言を封殺する事は出来ない。
  しかし、「それはニセ物だよ」、と批判指摘する事は出来るのであって、それをし
 ないで放置するのは、結局、他人にも自分にもケジメを無くして、権力・右翼・資本
 にすり寄っていく道を保持する事であり、
  「有権者を騙すニセモノ商法」を自他に許す事である。
  これは到底「市民感覚を大切にする政治行動」ではない。 
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2:権力弾圧や右翼・ヘイト勢力の民衆攻撃に対して闘わない。

  これは「書面1」であらかた述べているし、かつて2013年7月に
大反響!戸田が「緑の党」を支援しない理由〜民衆勢力が国政進出をするためには(上)
 http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=7329;id=01#7329 
で述べておいた通りである。
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3:「議員の労働価値の安売り競争」を進めて集票しようとする傾向の増大。

  「市民派議員の大半」ではないが、決して「ごく一部の例外的少数」とは言えない、 それなりの部分で「議員報酬半減で活動します!」とか「政務活動費は受け取りませ
 ん!」とかの「議員の労働価値の安売り競争」を進めて集票しようとする傾向が増
 大しており、それへの批判が皆無に等しい。

  これについては、2013年7月の
戸田が「緑の党」を支援しない理由(下) 〜議員の情報発信潰す「報酬半減公約」の愚劣   http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=7330;id=01#7330

 でも批判しておいたが、「自己資産がある」とか「連れ合いが高収入を得ている」と
 かの特殊事情に頼って一般的生活者を議会から排除するものであるか、もしくは「議
 員活動にわずかの経費しか投入しません」という「お手軽活動」の推奨にしかならず、
 日本社会の現状を変えていくには害悪の方がはるかに大きい。

  「維新の会」などのエセ改革派は「身を切る改革」と大宣伝する裏で、不正蓄財や
 利権あさりをしているが、「市民派議員」の「清貧主義」は「活動量の縮小」になって
 「真の改革」を遠ざけてしまう場合がほとんどである。

  (▲「個人献金を広く薄く集める」手法は、権力弾圧に晒されたら弾圧の輪を広げ
    しまう危険と裏腹だし、「活動力量の配分」からみて不効率でもある)
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4:「労働者が反権力・反資本主義の方向で闘っていく重要性」への無知無関心

  日本の労働組合の大半が「労働者を分断する企業別労組」であり、「ろくでもない
 御用労組」である事は事実だが、それを打破せんとする「世界標準の産業別労組」と
 して頑強に闘い続けている「戦闘的・階級的労組、労働運動」も、連帯労組生コン支
 部のように少数ながら存在し、近年社会的影響力を飛躍的に拡大している。

  しかし「市民派の大半」は、市民運動や消費者運動は知っていても、労働運動につ
 いて余りに無知無関心のままで、「労組」といえば「原発推進の連合」とかしか思い
 浮かべられない人も少なくない。
  
  資本主義社会を根底的・民衆主体的に変革するには、「生産点」、「商品や情報の
 流通、販売点」での労働者の闘いを土台に据えなければあり得ない、
  「自由な市民の個々人連合での市民運動や選挙運動のみでは、運が良くても部分的
   改善しかないし得ない」、
 という見地を、「市民派」諸氏はもう少し考えて見るべきである。

  より具体的には「産業別的な戦闘的労働運動と中小企業の連携による地域作り」
 「ソウル市で数年前から大規模に進行しているような協同組合による地域作り」
 である。
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5:「公営住宅破壊・住民追い出し攻撃」に対する無知無関心

  およそ「基本的人権の保障」の土台となるのが「居住権の保障」であるが、日本の
 場合は「持ち家主義の推奨施策」によって国民を住居費奴隷に化しており、欧州で確
 立された「公営住宅の量的保障」にほど遠い状態にある。
  国民一般だけでなく社会的活動家も、それに洗脳されてきている。

  加えて昨今では「受益者負担」や「応能応益主義」の口実や、「低家賃公営住宅は
 入れない人達に不公平だ」というデマゴギーによって、「公営住宅破壊・住民追い出
 し攻撃」が全国いたる所で進められている。
  特に部落解放運動による「差別解消政策」として建設された「同和住宅」について
 は、建設当初の行政の約束や責務を無しにした破壊攻撃が著しい。

  しかし、「市民派議員の大半」は、「部落差別問題絡みの案件」には関わりたくな
 いとか、歴史的経緯を知らないので判断出来ないとかの事情によって、この問題には
 ノータッチで、つまりは行政のやりたい放題にさせている場合が非常に多い。
  「公営住宅破壊・住民追い出し攻撃」に対する抵抗闘争は、「市民派議員」である
 ならば、本来は積極的に支援していくべこ課題である。 
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 長文になりましたが、これで「近畿市民派100回への提起書面1・2」を終わります。
「市民派」の古参の人も、新しい参加者も、それぞれに考えてもらいたいと思います。

 異論や反論があれば、ぜひ出して下さい。「論議なくして発展無し」ですので。
 戸田と「市民派自認の人達」とでは、「政治的立脚点」にかなり違いがありますが、
「この日本社会を民衆本位の社会に改革していく事を願っている」点では、共通する部
分があると考えます。
 (「近畿市民派学習交流会」は勉強になる部分も多いので、今後も機会を見て参加し
   ていきます、) 
 それでは。
      8/3(水)14:00  戸田ひさよし 拝
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近畿市民派100回への提起書面:「市民派」議員とは何か?その発生と経緯(1) 戸田 16/8/7(日) 3:51
【3:「無所属市民派議員」が定着して以降に起こった「節目」のいろいろ】 戸田 16/8/7(日) 3:56
提起書面2:この弱点が克服されそうにない以上、「市民派」議員の存在意義は薄い 戸田 16/8/7(日) 4:01

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