ちょいマジ掲示板

この掲示板は、門真市及び守口市ネタを中心に各地の議会や自治体ネタなどを、「比較的穏やかに」意見・情報の交換をする所です。詳しくは「掲示板のルール1」「掲示板のルール2」を読んでそれに従って下さい。 この掲示板では戸田の命令が絶対であることをくれぐれもお忘れなく。
内容的に関連がある投稿の場合は(先の投稿への)「返信」の形を取って投稿して下さい。
●ただ、「Re:○○」形式の元タイトルの繰り返しタイトルは厳禁です。必ず「内容が伺える独自のタイトル」をつけて下さい。
◆約10年間完全自由投稿制を維持してきましたが、荒らし・妨害投稿頻発のため、やむなく投稿者登録制に移行しました。投稿される方はこちらにアクセスし、所定の手続きを行なってください。 ◆投稿者のメールアドレスは戸田が把握しますが、掲示板では非表示にできます。 ◆投稿者名・メールアドレス・パスワードは登録時のものを使わないと投稿できません。 登録・投稿についての分かりやすい説明はこちらです。うまくいかない場合の問い合わせは戸田事務所まで問い合わせてください。 (09年4/8改訂記)   これまでの管理者命一覧(必読)

  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃番号順表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
5071 / 9658 ←次へ | 前へ→

▲自分が聞き慣れぬ言葉への脊髄反射的反発。「金がかかるから選挙するな」って言う?
←back ↑menu ↑top forward→
 戸田 E-MAILWEB  - 11/2/10(木) 10:51 -
  
 谷口さんのこの投稿には驚きました。
 既に戸田がちゃんと説明していることなのに。

 また事実としても、戸田が議員になって奮闘したからこそ、市議会の実態が市民に明らかになり、質問する議員も増え、いくらかの改革と意識変化が生まれたし、行政の面でも
数々の改革がなされた事が明白なのに。
 門真市がちゃんと残っているのも、戸田がちゃんとした議員報酬を保障されて活動できたからこそです。

 「議員無報酬」ならば、そもそも戸田は市議選出馬すらしていません。
 従って、「議員無報酬」ならば「門真市議の戸田」は誕生せず、谷口さんが門真市議会の実態を今のように知る事もなかったのです。

 おそらく谷口さんにとって、「民主主義のコスト」という言葉自体が耳慣れない言葉であり、「コスト=削減すべきもの」という一面的刷り込みと「金の事を言うのは汚いこと」という「日本的情緒」に影響されているのでしょう。

 ただ、「民主主義のコスト」という言葉はごく普通の社会的用語であり、特段に奇異な言葉でも、一部研究者だけの言葉でもありません。

 そもそも「コスト」という言葉や概念それ自体に善悪はありません。現実世界である以上、全てのモノや制度に「コスト」があります。
 「欲しがりません勝つまでは」とか「大和魂があれば敵に勝てる!」的な日本の悪しき精神主義を脱却して物事を冷静に考えるためにも、物理的な必要条件や「コスト」という概念を正しく把握して使う必要があります。

 民主主義において(何らかの形の)「議会」と選挙は絶対に必要なものです。そしてそれらが「形あるもの」である以上、必ず金がかかります。当たり前の事です。
 その金のかかり方において浪費的な部分や目的に反する部分があれば、直さなくてはなりませんが、それは部分的問題であり、個別に調べて改善すればいいことです。

 「コストをかけなければ、維持できないのでは、本当の民主主義ではない」との谷口さんの考えに従えば、「選挙をやるのは民主主義でない」、「議会を置くのは民主主義でない」、「世論調査するもの住民投票するのも民主主義でない」、・・・・、という事になってしまいますよ。
 それって明らかに論理矛盾でしょ。

 少し脱線して皮肉まじりに言わせてもらえば、議会などの俗世界よりも(信仰者にとっては)精神的に高次元な宗教活動の分野でさえも「コスト」がかかるでしょ。
創価学会の専従職員も聖教新聞の記者もボランティアではなく給与を受けているし、建物にも沢山お金をかけているし、海外にも出かけていますね。
 そういうのは、いわば「公宣流布のコスト」なわけでしょ。

 「コストをかけなけでば維持できないのは本当の宗教ではない」とは、少なくとも創価学会の信者は誰も言わないし、考えないのではないですか。
 だからこそみな懸命に寄付をして盛り立てているのだろうと思うのですが。

 さて、谷口さんには、上記の戸田投稿をもう一度じっくり読んでもらいたいです。
 それと、少し付け加えるならば、今の法律では無所属議員・候補は個人からしか献金を受けられません。
 その後援会は政治資金パーティを開けば資金集めできますが、議員・候補者に現金を渡せるのは選挙運動に関してだけで、日頃の生活や活動に対しては現金を渡せません。物品寄付が出来るだけです。

 ですから無所属議員・候補で生活費・活動費・選挙費用を調達できるのは、資産家かよほどの著名人とかタニマチが付いている人だけ。「門真市で有名な戸田」でも全然無理。
 と言うことは、「普通の市民が一念発起して議員になる」のは不可能になる、という事です。(選挙当選まではいけても、半年一年とは続けられない)
 これでは「民主主義社会」とは言えないでしょう。

 非営利団体の労組や宗教団体、後援会からであっても、日頃の生活費や活動費で現金寄付を受けられるのは政党所属議員だけ。

■ということは、谷口さんの「議員無報酬論」は、無所属議員を抹殺し、議員全員を政党
 議員にしてしまえ、という事になります。
  そして議員・候補者の生活費・活動費は全部、その政党や支持団体が丸抱えすると。
 公明党議員・候補の生活費・活動費は全部、公明党や創価学会ほかで丸抱えです。
  当然、支援者の負担は膨大なものに跳ね上がりますよ。

 門真市で言えば、市議議員ひとりの平均報酬(手当や政務調査費含も含む)は年間約1100万円前後だと思いますから、簡単に1100万円として7議員で7700万円。4年間で3億0800万円。
 門真市選出の府議報酬(手当や政務調査費含む)はもっと高くて多分年間2000万円くらいと思うので、仮に2000万円で計算すると4年で8000万円。

 市議・府議合わせると、年間9700万円、4年で3億8800万円。
 これのかなりの部分を門真市の創価学会員が負担することになりますね。
 (国会議員の分は門真市単独じゃないので省きましたが、これも合わせるともっと凄い
  額ですよ)
 それと引退議員が受ける「議員年金」の分の負担も出てきます。

 門真市の市議・府議の公明党議員が、今の議員報酬で贅沢な暮らしをしているとはあまり思えないので(贅沢してます?)、「もっと議員としてビシバシ仕事をしろ」という事は言えても、「もっと生活と活動を切り詰めろ」とは言えないんじゃないですか?
 
 多少は削減の余地があるかもしれませんが、24時間公的責任を負い、数百億規模の財政
のチェック、ほとんどあらゆる制度の学習、議会で活動と市民への啓発や相談受けを行なう専門家を「安上がりで雇おう」とするばかりで、いいのでしょうか?

 出されてくる議案を様々に調べ、職員に問い正し、行政の隅々までチェックする議員でなくて、短い時間で限られた範囲の事にあれこれ意見を言うだけの「コメンテーター」に議員の機能を低下させる事が、現実にある行政を良くする事になるでしょうか?
 
 また、「背活動費全部が団体丸抱え議員」であれば、今以上に議員の自立性は失われるし、「議員も自分で稼げ」となれば稼ぎ仕事に体と頭を使う分は確実に議員活動を減らさないといけなくなりますね。
 つまり、「議員としての活動労力の絶対的な低下」です。
 
 ついでに言うと、こういう議員・候補者の生活活動費を負担できない弱小政党は、議員・候補者を抱えられない→自治体議員で抱えられないから国政選挙での集票も弱まる→国会議席が維持できなくなり「政党」要件を満たせなくなる→政党の消滅、という運命をたどることになります。

 残った政党にしても、ますます大口献金、団体献金に依存し、党員・支持者はカンパカンパで追いまくられ、嫌気がさして脱退者が増加・・・国民の政治離れが一層進み、「政治は金持ちがやるもの」になっていくでしょう。

 これって、実質的には「高額納税者にしか選挙権がない」昔への逆行じゃないですか?

■「議員無報酬論」がいかに馬鹿げた、有害なものであるか、世界的にも「無報酬であっ
 た国でも報酬化、専業で暮らせる額への高額化が進行している」傾向も含めて、このス レッドでおいおい報告・考察を進めていきますので、ご注目下さい。

■この投稿の最後:
 河村たかし氏が、1983年愛知県議選落選、1990年衆院選落選後、1993年衆院総初当選
するまで生活し活動できたのは、資金的に支えてくれる組織基盤があったからでしょ。
 そして「政党」に属していたために団体からの献金が受けられたからでしょ。

 また、「市長は政治家だ」として「政治はボランティアでやるべき」と言うのならば、なぜ「市長は無報酬」を言わないのか? 「減額」に留めたのか?
ここらへんを見れば、河村氏の主張の怪しさが浮かんでくると思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

引用なし
4,140 hits
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i222-150-200-183.s04.a027.ap.plala.or.jp>

「諸外国の地方議員は低報酬・ボランティア」という「事実」についての考察1(序論) 戸田 11/2/7(月) 9:59
●「議員専業がけしからん!」とする竹原・河村らの主張はこの点で愚論暴論だ! 戸田 11/2/7(月) 14:02
◆民衆・議員から行政チェックの武器を奪わせない事が大事。予算の1%前後の議会費で 戸田 11/2/8(火) 9:11
◎議会費のデータを紹介:夕張市0.11%・大阪市0.18%から清川村3.35%・・・ 戸田 11/2/8(火) 9:38
「民主主義のコスト」という考え方が、理解できない。 ゆうすけ 11/2/9(水) 1:15
▲自分が聞き慣れぬ言葉への脊髄反射的反発。「金がかかるから選挙するな」って言う? 戸田 11/2/10(木) 10:51
仰るとおり、捉えかたが間違っていました。お詫びし、前の投稿撤回します。 ゆうすけ 11/2/11(金) 0:29
▲無所属への献金で説明不足の部分を補足。また、谷口さんの新質問については別途、 戸田 11/2/11(金) 11:09
まさに「国を挙げての理由無き無所属イジメ」。 ゆうすけ 11/2/12(土) 2:26
◎解明:門真市の議会費は予算の0.7%、議員収入はその67%で予算の0.47%と判明、他 戸田 11/2/15(火) 9:29
■1999年に較べ一般議員の収入は額面126万、手取り推定150万円も減って600万円程に! 戸田 11/2/15(火) 21:57
◎戸田の議員報酬等と天引き分詳細はココに紹介してます(06年8月分まででしたが) 戸田 11/2/16(水) 6:49
すべての議員が、公開すべきであります。 ゆうすけ 11/2/18(金) 0:42
議員報酬を引き下げることが、一番の改革だと思っていました。 ゆうすけ 11/2/16(水) 0:03
「悪貨は良貨を駆逐する」 ゆうすけ 11/2/16(水) 23:40
■地方議員、8年で4割減(2/13朝日)今3万6449人→4月更に902減で3万5547人 戸田 11/2/16(水) 9:37
●「3ない議会」=議案修正無し・議員提案条例無し・議員の賛否公表無し、なるほど! 戸田 11/2/16(水) 10:22
★これだ!内外議会に詳しい「地方議会 その現実を『改革』の方向」と竹下譲氏発見! 戸田 11/2/17(木) 11:29
☆竹内謙氏コラム『Samurai Mayors』も素晴らしい。矢祭町など現場の詳細な報告が 戸田 11/2/17(木) 12:57
▲日当制にした矢祭町の特殊性:全員兼業議員と心意気。肝っ玉町長交代後の「変化」 戸田 11/2/18(金) 14:03
△たしかに感動的な「小さくともキラリと光る」矢祭町の実話の数々。敬意を込めて紹介 戸田 11/2/19(土) 2:54
●矢祭町の日当制は全議員が兼業ゆえの特殊例、議会機能向上と無縁で手本にならない 戸田 11/2/19(土) 10:48
<地方議会 その現実と「改革」の方向> ゆうすけ 11/2/17(木) 15:25
公明党が「維新」の動きに敏感に反応。 ゆうすけ 11/2/20(日) 8:19
▲実は戸田も府県政令都市の議員年収(報酬手当+政調費等)は議員単独では高過ぎと、 戸田 11/2/22(火) 7:43
☆共産党「府議報酬20%減で74.4万円」は適切。政務調査費は15%減の現状で目一杯か 戸田 11/2/22(火) 12:10
◎考えさせられる意見いろいろ:名古屋市の議員報酬検討会議準備会報告へのコメント 戸田 11/2/22(火) 13:13
◎「素人が議員になり勉強して専門家となる」フルタイム議員でなければならない理由 戸田 11/2/19(土) 10:38
★英も韓国も議員報酬高額化←必要ゆえ!生保で奮闘議員もいる英国、日本で可能かい? 戸田 11/2/20(日) 10:12
☆同列に論じれない「国民117人に1人が地方議員!」の仏、専門委員設置の韓国、ほか 戸田 11/2/20(日) 14:54
★「想像を絶する」英国流:極小自治体・全世帯に事前に議案配布、住民も審議参加で! 戸田 11/2/21(月) 20:09
■支持母体である創価学会も、こうあるべきだと思った。 ゆうすけ 11/2/23(水) 2:48
↑フランスの部分で誤記訂正:地方議員の人口比率は日本の28-5倍、門真市なら1111人! 戸田 11/3/2(水) 10:01
▲竹下先生の「地方議会小選挙区論」と財務省的な財政危機煽りの2点だけは不同意です 戸田 11/2/23(水) 17:40
■結語:「議員には部課長級の生活費報酬+一定の調査広報費」を原則に現実対処すべき 戸田 11/2/24(木) 20:12

5071 / 9658 ←次へ | 前へ→
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃番号順表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
ページ:  ┃  記事番号:   
1,351,008
(SS)C-BOARD v3.8(とほほ改ver2.1) is Free