「自由・論争」 掲示板

★この掲示板は戸田が「革命的独裁」をする所である。
この掲示板はジャンルを問わず、論争・口ゲンカ・おチャラけ・ボヤキ等、何でもOKだが、「掲示板のルール1」「掲示板のルール2」を読んで必ずそれに従うこと。
●ここのルールを守らない荒らし的文句付け屋に対しては、「何で稼いでいるのか、どんな仕事や社会的活動をしているのか」等を問い質し、悪質な者には断固たる処置を取り無慈悲にその個人責任を追及していく。
★戸田の回答書き込みは多忙な活動の中では優先度最下位である。戸田の考えを聞きたい人は電話して来る事。
●「Re:○○」形式の元タイトル繰り返しタイトルは厳禁!!必ず「内容が伺える独自のタイトル」をつけること。
◆約10年間完全自由投稿制を維持してきたが、荒らし・妨害投稿頻発のため、投稿者登録制に移行した。投稿する方はこちらにアクセスし、所定の手続きを行なうこと。
◆投稿者のメールアドレスは戸田が把握するが、掲示板では非表示にできる。
◆投稿者名・メールアドレス・パスワードは登録時のものを使わないと投稿できない。 登録・投稿についての分かりやすい説明はこちら。うまくいかない場合の問い合わせは戸田事務所まで。(冒頭記:2009年4/8改訂)   これまでの管理者命一覧(必読)

  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
214 / 2575 ツリー ←次へ | 前へ→

愚かで危険な利敵行為〜第4インターの「知事選共産党投票」論を徹底批判する!(1) 戸田 11/11/20(日) 11:20
(2)愚かで危険な利敵行為〜第4インターの「知事選共産党投票」論を徹底批判する! 戸田 11/11/20(日) 11:39
(3)愚かで危険な利敵行為〜これが問題の第4インター「11/14声明」だ 戸田 11/11/20(日) 11:46

愚かで危険な利敵行為〜第4インターの「知事選共産党投票」論を徹底批判する!(1)
←back ↑menu ↑top forward→
 戸田 E-MAIL  - 11/11/20(日) 11:20 -
  
  (長文なので分割して掲載する)

◆この愚かで危険な利敵行為〜第4インターの「府知事選では共産党候補に投票せよ」論
を革命派議員の立場から徹底批判する!

  門真市議(無所属鮮烈左翼)戸田ひさよし 2011年11/20(土)
 
<前書き>・・この部分は時間を惜しむ方はすっ飛ばしてもらっても全然構わない。
 A:ここで言う「第4インター」とは、「日本革命的共産主義者同盟(JRCL)」を
   指す。この同盟は30年ほど前から「第4インターナショナル日本支部」の資格を剥
   奪されているので、「第4インター」と呼ぶのは正しくないのだが、それを理解し
   た上で、左翼業界では今でも「第4インター」と通称されているので、戸田もこう
   呼ぶ。

 B:その第4インターの「関西地方委員会」の京阪神で活動している極く僅かのメンバ
   ー個々人については良く見知っているし、みな献身的で持続的な活動家だと敬意を
   払っており、個人的に含むところは全くないが、事は反橋下闘争の命運がかかった
   事態に対する左翼政治党派の対応の問題なので、歯に衣着せぬ批判を行なうもので
   ある。

<本論>

1:久しぶりに激しい言葉で「左翼党派」を批判をせねばならない事態になった。
  それは戸田を初めとする多くの「橋下/維新ファシズム粉砕!」を願う人々が、今回
 「大阪府市ダブル選挙」の府知事選において、「維新=松井の当選を現実に阻める唯一 の候補として倉田氏への投票」を訴えているその時に、「第4インター・関西地方委員
 会」が「府知事選においては(共産党の)梅田氏の勝利のために闘おう」という、
 11/14声明を発表したからである。
 
2:この第4インターの11/14声明は全く愚かでトンチンカンであるだけでなく、橋下/
  維新に勝利要素を与えるのみの「極めて危険な利敵行為」である。
   そして関西の第4インターが極めて少数の、飛びっきり極少数と言って良いほどの
  活動家しか擁していないとは言え、彼らそれぞれが「非共産党(+非カクマル・非中
  核派)」の反戦護憲の市民運動・左派労組との共闘などの共同行動団体の事務局やパ
  イプ役的位置を持っている事からして、彼らの声が届く範囲がそれなりに広範である
  事も、戸田としては危惧を持ち、この批判分を発表する次第である。

3:11/14声明における「共産党候補に投票せよ」論は、現象的には第4インターが50年
  来繰り返してきた「選挙に置いては社共に批判的に投票せよ」という「古ぼけたレコ
  ード」の何万回めかの再生に過ぎない。

   しかし橋下ファシズムが大阪を乗っ取ろうかという危機にある現在において、ヒト
  ラー政権がドイツ国会で成立させた「全権委任法」(正式名称「民族および国家の危
  難を除去するための法律」に例えて考えるべき強権2条例(教育基本条例・職員基本
  条例)が維新の会過半数の府議会で成立かという現在において、反維新の票を「絶対
  に勝ち目の無い=死に票必至」の共産党候補に割ろうとする第4インターの行動は、
  「極めて危険な利敵行為」と認識して強く批判しなければならない。

4:かつて「選挙なんかでなく、人民の決起で革命達成すべし!」と単純に考えていた30
 代までは、戸田は第4インターの「社共に批判的に投票せよ」論に対しては、「批判
 的に投票したって社共側がそれを認識してくれるのかい?」という角度での批判を持っ
 ていた。
  しかし40代以降に「選挙のひとつも勝てないようでは革命など達成出来ない」という
 認識に「進化」した今となっては、「共産党候補には『批判的投票』が出来ても保守系
 候補には『批判的投票』が出来ないって、いったいどういう訳だい?」との疑問をぶつ
 けるものである。

5:日本共産党が「革命には決して向かわないエセ革命党」であり、「ブルジョア議会主
 義の範囲内での左派国民政党」であり、その反動性・差別性・独善性等々については、
 第4インター諸君も「そんな事は先刻承知のことだ」と断言するだろう。
  そして「共産党候補に投票する事(それを呼びかける事)は決して共産党を美化する
 事でも共産党に溶解する事でもなく、よりマシ選挙戦術として活用するだけだ」、と
 胸を張って言うであろう。

  そして倉田氏については「反橋下とは言い難く、財界主導の道州制にも親和的で、
 革新的府政をやるわけがない」と指摘するであろう。
  しかしそんな事は戸田は「百も承知、二百も合点」の話であって、それを十分承知の
 上で、極悪ファシスト=橋下の手先=松井の当選阻止のための緊急避難的選挙戦術と割
 り切って「倉田氏への批判的投票」を呼びかけているのである。

6:第4インター主張の問題点の1は、「共産党の候補は他の保守系候補とは何か別格で
  ある」ように考えている事である。
   推測するに、「共産党は自分ら左翼陣営の一角」だと片思い的に親和感を持ってい
  るのだろう。ある意味での共産党美化である。
   しかし革命左翼から見れば、共産党候補も保守系候補も「ブルジョア議会主義の範
  疇内での若干の違い」しかなく、共産党候補を特段に神聖視する必要はどこにもな
  い。
   その時々の人民的課題に照らして是々非々で考えればいいだけだ。

  第4インター主張の問題点の2は、「日本の労働者民衆は共産党候補になら『批判的
 投票』が出来るが、保守系候補には『批判的投票』が出来ない」=「保守系候補への投
 票は保守陣営への溶解賛同に流れてしまう」と考えている事である。
  では日本の労働者民衆は第4インターの諸君が考えているように、「よりマシ選挙戦
 術と割り切って保守系候補に『批判的に投票する』こと」が出来ないのだろうか?
  そういう政治判断が出来ないほどに日本の労働者民衆は「愚か」なのだろうか?

  とんでもない!
  日本の、そして大阪の労働者民衆は「橋下独裁阻止のための選挙戦術として、唯一当
 選可能な候補と判断して」、倉田氏への「批判的投票」をよく理解できるし、現にその
 ように多くの庶民が投票決起している。
  仮に「愚かな者」がいるとすれば、それは労働者民衆ではなく、第4インター諸君自
 身なのではなかろうか?

  戸田が緊急に呼びかけた極く狭い範囲でも、「戸田への投票以外は選挙は絶対共産
 党」という人も、保守系の人も、「何が何でも公明党!」という人までも、今回選挙の
 意味を理解して倉田候補への選挙葉書を書いてくれている。
  大阪の庶民の大半は、「共産党候補はマジメでいい人だが知事選では絶対に当選でき
 ない」と知っている。

  そしてそれは全く確かな事実なのだ。
  2004年知事選で梅田氏50.5万票、2008年知事選で51.8万票でみな3位、知事当選に
 は150万票前後は必要、という現実から見て、しかも共産党(も左翼全般も)ずっと地
 力低下という状況下で、こういう庶民の直感的判断は全く正しい。
  そうであればこそ、橋下/維新に危惧を持つ大衆は「選挙に行くのならば死に票には
 したくない」と考えるのである。

  第4インター諸君は一体何を根拠に「左派が頑張れば共産党候補が府知事に当選でき
 る」と考えているのか?!
  そんな根拠はあるのならば公表してみたまえ。
  共産党基礎票50万+共産党頑張り拡大票+第4インターほか全左派頑張り票で150
 万票前後に達するという根拠を出してみたまえ。
  せめて年府知事選での共産党あじさか候補102万票に達するという「希望的観測」の
 希望的根拠すら出せないだろ! 違うか?
 
7:つまりは、第4インターの「梅田氏への投票」論、「梅田候補勝利のために闘おう」
 論は、梅田氏に当選可能性が皆無なのを承知しながら、労働者民衆に対して、その貴重
 な1票を死に票に導くための宣伝扇動をするという、極めて危険で悪質な利敵行為なの
 である。
  かかる宣伝扇動は断固として粉砕されなければならない。
   
8:革命的左派陣営が有力な候補を出せない場合で、かつ「革命的宣伝戦としての選挙闘
 争」をやるゆとりのない「ファシスト政権を許すか、反ファシズム共同戦線の暫定政権
 かの瀬戸際」(地方自治体首長の座も「政権」の一種と考える)に、「共産党候補を支
 援した方が良い」のは、以下の2つの場合でのみある。

 A:共産党候補がかなり有力で、革命左派とその影響下の民衆の協力があれば当選可能
   性が大きい場合。
 B:反ファシズムの保守中道系候補がかなり有力で、革命左派とその影響下の民衆の協
   力が無くてもファシズム候補を確実に落選させられる場合。

 しかし今回の府知事地選の場合は、どれも全くあてはまらない。
  政権与党の民主党と前政権党の自民党の府議団・市議団をバックにして、府内20超も
 の市町村長が公然と応援に立つ、ベテラン池田市長の倉田氏が本来は有利なはずなの
 に相変わらずの「橋下人気」・「橋下パフォーマンス」とマスコミの橋下迎合的報道に
 よって(その一部が「脱橋下」しているとはいえ)、橋下・松井陣営が圧倒的に優位に
 立ったままである。

  松井陣営は、「倉田陣営は大政翼賛会だ」という橋下詭弁や「既得権益保守のおっさ
 ん連合だ」という世論操縦(ネットで顕著)に対して、本当は「反独裁の共同戦線だ」
 と胸を張って主張し、「ヒトラーと闘うためなら悪魔とでも手を結ぶ」としたチャーチ
 ルの故事を引き合いに出し、自治体首長ら大結集の地域自治的意味(自治体消滅の大阪
 都妄想批判)を語るべきなのに、全然そうは出来ていない。
  (そのように民衆に語っていく資質や能力がかなり不足しているのだろう)

  この「ファシスト優位状況」を打破するには、倉田陣営に左派勢力が積極的に「勝手
 連共闘」・「押し掛け共闘」する以外にはない。
  そして左派勢力=「権力・資本と真に闘う者達」の存在を大きく浮上させて、「反独
 裁の共同戦線」、「1%勢力と闘う99%勢力が推す共同候補としての倉田」を浮かび上
 がらせて、「橋下一派=改革派」と誤解している人々の迷妄を覚ましてやる事である。

  しかるに!第4インターの諸君は「左派勢力が倉田を全力支援を投じないと橋下一派
 が勝利してしまう」瀬戸際において、あえて11/14に「重ねて」「共産党梅田候補支
 援」を呼びかけ、倉田氏への(左派的)な「批判的投票」の増加を防ごうとするのであ
 る。
  これを利敵行為と呼ばずして何と呼ぶべきだろうか? 

9:大阪市長選に関しては、共産党は独自候補を取り下げて平松支援の「反独裁共闘」に
 大転換した。
  これは共産党の「極めて珍しい、自己犠牲的な、大英断」であり、戸田も多くの人々
 も高く評価している。
  特に注目すべきは、取り下げ理由の説明の中で共産党陣営が

    橋下氏は、「財界べったり・巨大開発推進」という従来の保守政治家の域をはる
   かに超えた、特異なファシストです。
    大阪市を乗っ取り、これを拠点に全国展開しようとしています。これは単に
   2011年の大阪市長選挙だけの問題にとどまらず、全国的歴史的な意味合いを持っ
   ています。(大阪市をよくする会の対応について:11/5事務局長談話)
      http://www.yokusurukai.com/?cat=1
  との判断を示した事である。

  「従来の保守政治家の域をはるかに超えた、特異なファシスト」=橋下という認識
  と危機意識は全く正しい。
   共産党にしては珍しく全く正しい認識と危機意識である。

   ところが第4インターの諸君は、この共産党のような常識的判断すら持たない事を
  今回露呈した。
   彼らは11/14声明においてもなお、共産党の渡司候補を「労働者階級の要求を反映
  しうる候補者」と美化した上で(何たる過剰な美化か!)、「渡司の立候補辞退は、
  大阪の政治に深刻な事態を作り出している」と、ひとり渋面を作って見せるのであ
  る。
   反独裁の良識ある世論の力で共産党の「英断」が生まれ、平松氏に一本化された事
  を「深刻な事態」とマイナス評価する政治感覚の独自さには驚く他ない。

   そして「渡司の市長選立候補辞退を受けても、JRCLの(渡司支援のかつての)
  『声明』は基本的に正しいと考え」ていると述べるし、集票運動の真っ最中なのに
  「今から平松・倉田(民主・自民)との決別が必要である」と述べている。

   つまり共産党は「反独裁共同」と位置づけて平松支援を積極的に行なう事にしたの
  に、(これを読む限り)第4インターは、大阪市長選で平松への投票呼びかけなど実
  際的な平松支援は一切せずに、民衆に対してひたすら「平松との決別の必要性」を吹
  き込もうというのである。
       ーーーーーーーー(以下続く)ーーーーーーーーーーーーー
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i60-35-88-64.s04.a027.ap.plala.or.jp>

(2)愚かで危険な利敵行為〜第4インターの「知事選共産党投票」論を徹底批判する!
←back ↑menu ↑top forward→
 戸田 E-MAIL  - 11/11/20(日) 11:39 -
  
   ーーーーーーーー(続き)ーーーーーーーーーーーーー

10:いったい第4インターは、なぜこれほどまでに共産党候補のみへの「批判的投票運
 動」に執着するのか?
  詳しくは心理学者に分析してもらうしかないのかもしれないが、戸田が推測するに
 は「共産党へのコンプレックス」が大きいのだろう。
  また「左翼としては保守派支援運動をしたら格好悪い」という、変な「左翼プライ  ド」があるのかもしれない。
  しかし、根本的には「自治体闘争の現場を知らず、自治体に何ら足場を持たない左翼
 インテリ活動家の頭でっかち性のゆえ」と考える。

  今回早くから自分のHPで「チャーチルの故事」を引いて「反独裁共同戦線」を訴え
 平松・倉田への投票を呼びかけてきた戸田の政治判断は、革命左翼としての意識性だけ
 でなく、革命派議員として12年(権力弾圧失職2年含む)の現場体験(旧式な政治の
 場・公明党創価学会の大拠点・「大都市部の貧困地域」である弱小門真市での断固たる
 革命派市議!)の中から出てきている判断だ。

  門真市が「守口市との合併を免れて単独市として継続出来ている」こと自体も、全国
 的にも珍しい「全ての審議会・説明会の議事録の2週間での公表」や「民間委託の場合
 は応募段階から全業者に就業規則や具体金額が分かる給与表の提出を義務づけた」の
 も、今年に「小出先生などの本の市費購入とそれを使った職員の自己研修の通達を出し
 た」り、「PPS電力購入方針を議会で公表した」り、全国初に「ザイトクに厳しい行政
 見解を議会で表明した」事も、「関電が強制してきた長期電力契約の守秘義務部分の公
 開を決定した」事も、そして門真市長が倉田出陣指揮で私のカメラを前にしても断固た
 る橋下批判をブチ上げた事も、決して自然にそうなったのではない。
 
  これらは全て、革命派議員としての種々の改善工作、政治工作、統一戦線工作の中で
 初めて現出し得たものである。

  対するに関西の第4インターの「自治体闘争」における実績はどうなのか?
  関西の第4インターは自派の議員を全く持てないままだし、自派系の住民運動集団も
 市民団体も無い(無いに等しい)し、自派の労働者部隊と言える程のものは微弱なまま
 だと思う。(昔は三里塚管制塔占拠闘争などで存在感を示したが)

  自治体の行政や議会にも、住民の中にも、これといった足場を全く持たない極少数の
 活動家集団でしかない。
  そこから今回のような、民衆の健全な意識と遊離したとんちんかんな、実際的には危
 険な利敵行為的な政治判断が生まれてしまうのではないか?

  自治体住民の運動と無縁で浮遊してきた第4インターの諸君には、府に睨まれたら困
 る貧乏な門真市の自民党市長が、自己の見識として橋下と一線を画してきた意味も、
 倉田落選なら行政報復必至を覚悟して戸田カメラの前で橋下批判をブチ上げた事の重さ
 も、その動画を見て門真市民が「我が市長を誇りに思う」と声を寄せている事の意味
 も、そしてそれらに表徴される「反橋下反維新闘争の死活性」も理解できないのだろ
 う。
  そういう人達が自治体選挙でご大層に「闘争方針」を語るのはお門違いというもので
 ある。

11:ついでに指摘するならば、「梅田候補勝利のために闘おう」と高唱しつづける第4
 インターの諸君は、梅田陣営に支援申し込みに行ったのか?
  事前ポスターを積極的に貼って回ったのか?
  選挙葉書どっさり引き受けて知人のあて先を書いて梅田事務所に持っていったの
 か?
  街頭で梅田支援の演説などをしたのか?
  選挙戦で「勝利のために闘う」とは、そういう実務をこなすこと抜きにはあり得な
 い。 (戸田は例えば倉田氏の選挙葉書を1100枚出したが)

  これは戸田の偏見による誤解だったら謝るが、私には第4インターの諸君がそういう
 汗を流しているとは思えないのだ。
  単に口先で言っているだけのように思えてならない。

  もしそうだとしたら、大衆に宣伝する者のとして極めて不誠実な態度だと思う。
  もし街宣やポスター、葉書で汗を流したのであれば、その体験談を公表してもらいた
 いものだ。
  「第4インターの人々が街頭で共産党候補の宣伝をしていた」という風聞を全く聞い
 ていないので、あえて尋ねる次第である。

12:共産党が独自候補を立てる事自体については、戸田はさほど悪い事とは思っていな
 い。
  そもそも共産党については「革命左翼とは別世界の政治団体」だと考えているし、
 「党員や支持者には単純な善悪2言論ので政治意識で統制しないと持たない組織」なの
 で(だから今回の大阪市長選対応は希有な例外)、「組織支持のお家の事情」としては
 そんなもんだろうと思っている。

  また、個別今回の府知事選で言えば、「橋下さえ落選すれば維新の崩壊は必至」とい
う事情からも、また倉田ではあまりに反橋下の立場が弱く、大阪都構想・財界主導政治
 への親和感が払拭できない、という観点から「左からの批判者」の存在があった方がい
 い、とも考える。

  それはもちろん「それへの支援運動は共産党の固い支持者だけにやってもらう」とい
 う前提の下での話である。
  我々の側は倉田氏に勝たせるための支援活動で手一杯だし、一方共産党側は共産党
 勢力だけで大阪府内全域でちゃんと宣伝出来るのだから、何の問題もない。
  共産党は倉田氏の右ブレを牽制する役割を果たし、非共産党左翼・リベラル派は倉田
 氏当選への不足分を押し上げるという役割を果たせば良いのである。

13:戸田は2008年の橋下出馬の時から一貫して激しく橋下を批判し、宣伝カーを出し、
 ビラやHPで訴え、ポスターを作り、権力弾圧のリスクを背負ってまでも(HPでの選
 挙宣伝がホントは合法なのに弾圧を狙う)、そして橋下的ファシズムと表裏一体のザイ
 トク暴力やザイトク公安弾圧を受けても、断固橋下ファシズムと闘い続けてきた。

  その一方で第4インターの諸君が反橋下でどの程度活動してきたか(どの程度しか活
 動して来なかったか)もそれなりに知っている。
  (反戦反基地運動や反原発運動などで献身的に活動している事も知っている)
  そういう経過があって今、大阪市の住民と大阪市以外の住民の共通項として「府知事
 は倉田を勝たせよう!」という意識に一本化して宣伝扇動しないと橋下・維新の勝利を
 許してしまいそうな時に、第4インター諸君がそれを阻害して敵を利する宣伝を行なっ
 ている事に大きな憤りを感じるのである。

14:★結語
  全ての良識ある人々は、第4インターの「府知事選では共産党候補に投票せよ」論  を一蹴し、反独裁反維新の選挙戦術として、大阪府知事選で倉田候補、大阪市長選で
 平松候補の勝利のために残された期日で全力を挙げよう!
     
15:参考資料1:戸田のHPアピール(10月発表以来)
   http://www.hige-toda.com/_mado04/oosakafutijisen/hasimototo-ru.htm
  かつてチャーチルが「ヒトラーと闘うためなら悪魔とでも手を結ぶ」と方針を立てた
 例にならって、橋下・維新の会候補落選をまずは絶対実現するために、今回は大阪市長
 は平松、府知事は民主+自民(+公明?)連合候補を勝たせるべきだと割り切って考え
 るべきだ!

  平松氏には釜ヶ崎労働者の住民票剥奪を初めとして悪い所もいろいろある。民主党主
 導知事候補にしても同意できない所は沢山あるだろう。
  しかし、それをまず橋下・維新の会を選挙で負かして「大阪ナチス政権樹立」を広範
 な統一戦線で阻止する事が絶対的な必要事項。その上で、平松や新府知事の悪政部分と
 闘っていけばいい。

   ーーーーーー(以下、第4インターの「11/14声明」に続く)ーーーー
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i60-35-88-64.s04.a027.ap.plala.or.jp>

(3)愚かで危険な利敵行為〜これが問題の第4インター「11/14声明」だ
←back ↑menu ↑top forward→
 戸田 E-MAIL  - 11/11/20(日) 11:46 -
  
    ーーーーーーーー(続き)ーーーーーーーーーーーーーーーー

16:参考資料2:第4インターの11/14声明 (かけはし2011.11.21号)
         http://www.jrcl.net/index.html
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎ 橋下・維新の会との闘争を堅持し梅田氏の勝利のために闘おう
  大阪市長・府知事選挙の新事態
              日本革命的共産主義者同盟(JRCL)関西地方委員会

 <渡司候補の出馬取りやめ>

 一〇月二八日、日本革命的共産主義者同盟(JRCL)関西地方委員会が、大阪府知事・大阪市長選について声明(本紙11月7日号、橋下・維新の会の強権政治を許すな!市長は渡司、知事は梅田に投票を!)を出したあと、一一月五日、渡司考一が市長選への出馬をとりやめるという情勢の重要な変化が生じた。

 この出馬とりやめについて渡司は「ローカル組織だった維新が、教育基本条例などを全国にひろげていくというメッセージを発し始めていることに危険を感じた」「全国の支援者から『なんとしても(立候補を)押さえてほしい』という意見が寄せられていた」と説明した。

 日本共産党大阪府委員長の山口勝利は、渡司の立候補取りやめを「新たな闘争宣言」だとし、「(橋下の)ファッショ的な独裁政治を阻止するために全力を尽くす」と述べ「平松氏には自主的に支援する立場」「当選後も与党になることはない」と説明している。
 知事選については、これまで通り梅田候補の当選のために全力を尽くし、平松とタッグを組む倉田候補は批判していくという。

 共産党は、これまでの平松市政に対する批判は一時的にではあれ抑え、街頭でも職場でも平松の「反強権性」を評価して、平松への投票を呼びかけている。

 こうして、大阪市長選での投票において、労働者市民は強権的手法による新自由主義の実現(橋下)か、よりソフトな形態での新自由主義の実現(平松)かという選択肢しか与えられなくなった。

 そこには、どんな形であれ労働者階級の要求を反映しうる候補者はいない。
 これは、強烈な反動・右派が登場した場合、労働者階級の利益に重大な打撃を与えても、独自性を放棄して資本家のより柔軟な勢力との共闘に走るという彼らの伝統的手法に乗っ取っている。
 渡司の立候補辞退は、大阪の政治に深刻な事態を作り出している。

 <新しい動きが始まっている>

 しかし、この事態は、一様でない複雑な動きを伴っていることも事実だ。
 平松・倉田陣営はもちろん、共産党のこの変化を大歓迎している。
 そればかりでなく、戦闘的な労働運動、市民運動の中にも、共産党への評価は別にこの決定を歓迎する気運が広がっている。

 こうした事態の中でも、自民党中央は、橋下・維新の会の勝利後の協力をあてに平松・倉田陣営への支持を躊躇し続けている。
 これは民主党においても同様で、国会議員を中心に中立の立場をとろうとしている部分がいる。
 公明党などは、府・市議会における維新の会との関係を悪化させたくないとの意向もあり自主投票を決めた。もちろんその背景には、彼らの新自由主義的改革の推進という基本的政治姿勢があってのことである。

 渡司の立候補取りやめの後の、共産党陣営、支持者の反応は多様である。

 党派優先的感覚から、自らの選択肢がなくなったことを残念がる部分もあるが、渡司自身が述べているように「橋下の強権政治・『ファシズム』反対」の立場からの渡司の立候補に批判的で、平松への一本化を求める声が強かったことは、さきのJRCLの声明でも触れた。

 共産党員や支持者に対して、橋下・維新の会の「君が代」起立斉唱条例、教育基本条例、職員基本条例などの強権政治に危機意識を持つ人々からの「平松に一本化すべきだ」との圧力は大きかった。
 大衆運動に積極的で大衆との接触が多い人ほどそれに敏感であったといえる。

 こうした人たちの中から、これまでは敵対的であったり、疎遠であった部分への共闘の働きかけが始まっている。

 それは、彼らより右で、穏健な勢力・潮流に対する接近だけではない。
 たとえば、大阪労連は「大阪中から独裁政治ノーの世論を結集し、梅田知事の実現、橋下・『維新の会』の野望を打ち破る闘争を!」と声明を出し(11月9日)、すでに日航争議などで交流・共闘が始まってはいたが、大阪全労協に対して「橋下打倒・梅田支持」での共闘を呼びかけている。

 また、教育基本条例・職員基本条例反対の闘争でも、日の丸「君が代」強制反対ホットラインなどの反対運動との協力を強め、集会での交流なども強めようとしている。
 教育労働運動においては、いくつかの地域で日教組系組合や教育合同など独立系組合と全教組系組合との共同アピールも出されている。
こうしたことは、これまでの大阪の政治では見られなかったことである。

 <橋下・維新の会を敗北させよう>

 この大阪市長・府知事選において、橋下・維新の会とは異なった方法で教育労働者や公務員労働者に対する攻撃を実現しようとする平松・倉田の陣営への抵抗を放棄し支えようとする労働組合官僚のもとにある連合と共産党系全労連や全労協の勢力が入り交じった「反ハシズム」「強権政治反対」の選挙闘争の共存、あるいは部分的な共闘が生まれようとしている。

 われわれは、こうした変化、実情を無視しない。
 われわれは、こうした運動と「橋下・維新の会の強権政治絶対反対」を共有する。
 しかし、われわれは、「平松への投票の呼びかけ」に含まれる、労働者・市民の利益のための闘争の放棄の危険性、新自由主義的政治への武装解除に対する警告をゆるめはしない。

 われわれは、この選挙戦を通しても教育基本条例や職員基本条例に反対する実際の共同闘争を作り出していくよう呼びかけ、その実現のために闘う。
 さらにその運動の中で、民主党政権の日米軍事同盟の強化、普天間基地の存続や辺野古新基地建設、南西諸島への自衛隊配備、TPP参加強行などに反対し、東日本大震災被災者・福島原発事故被災者への無条件の補償を要求し、もんじゅをはじめとする福井の原発の全面的廃炉をめざす運動の強化と共有化を訴える。

 こうした訴えと努力が結実することによってこそ、たとえ橋下・松井・維新の会が勝利した場合にはもちろんのこと、平松・倉田が勝利したとしても、その後に予想される新自由主義に基づく労働者市民の権利の剥奪、教育や社会の破壊と荒廃と闘う主体的体制が準備される。

 そのためにも今から「ソフトな形態による新自由主義の実現」、平松・倉田(民主・自民)との決別が必要である。

 われわれは、渡司の市長選立候補辞退を受けても、JRCLの「声明」は基本的に正しいと考え、市長選においては「橋下の敗北のための闘い」府知事選においては「梅田の勝利と反資本主義の労働者市民の闘争の強化」を呼びかける。     (一一月一四日)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i60-35-88-64.s04.a027.ap.plala.or.jp>

214 / 2575 ツリー ←次へ | 前へ→
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
ページ:  ┃  記事番号:   
870,845
(SS)C-BOARD v3.8(とほほ改ver2.1) is Free