「自由・論争」 掲示板

★この掲示板は戸田が「革命的独裁」をする所である。
この掲示板はジャンルを問わず、論争・口ゲンカ・おチャラけ・ボヤキ等、何でもOKだが、「掲示板のルール1」「掲示板のルール2」を読んで必ずそれに従うこと。
●ここのルールを守らない荒らし的文句付け屋に対しては、「何で稼いでいるのか、どんな仕事や社会的活動をしているのか」等を問い質し、悪質な者には断固たる処置を取り無慈悲にその個人責任を追及していく。
★戸田の回答書き込みは多忙な活動の中では優先度最下位である。戸田の考えを聞きたい人は電話して来る事。
●「Re:○○」形式の元タイトル繰り返しタイトルは厳禁!!必ず「内容が伺える独自のタイトル」をつけること。
◆約10年間完全自由投稿制を維持してきたが、荒らし・妨害投稿頻発のため、投稿者登録制に移行した。投稿する方はこちらにアクセスし、所定の手続きを行なうこと。
◆投稿者のメールアドレスは戸田が把握するが、掲示板では非表示にできる。
◆投稿者名・メールアドレス・パスワードは登録時のものを使わないと投稿できない。 登録・投稿についての分かりやすい説明はこちら。うまくいかない場合の問い合わせは戸田事務所まで。(冒頭記:2009年4/8改訂)   これまでの管理者命一覧(必読)

  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
249 / 2575 ツリー ←次へ | 前へ→

8/19しゅうこうで生コンストの勝利的妥結なるか?!(スト関連は今後このスレッドに) 戸田 10/8/19(木) 8:49

関西のスト情報第10弾〜勝利は下駄を履くまで〜 KU会スタッフ 10/8/30(月) 12:00

関西のスト情報第10弾〜勝利は下駄を履くまで〜
←back ↑menu ↑top forward→
 KU会スタッフ E-MAIL  - 10/8/30(月) 12:00 -
  
<勝利は下駄を履くまで> 関西のスト情報第10弾・8月27日
 
 ストライキ突入から57日目を迎える。事態の推移は刻々と変化する。まさに、下駄を履くまでわからない厳しい攻防が、現在も続いている。
 
 8月4日を一つのメルクマールとして、以降大きく流れが変わってきた。そして、盆明け以降、その流れは加速した。業界のスト情報(近バラ協・輸送協・近圧協事務局通信)では、焦点の大阪広域生コンクリート(広域協。日本最大規模の生コン工場の協組)の選別出荷(労組の基準で出荷を選別する)が大きく増えだしたと伝えた。「さて、7月23日(金)以降、選別出荷が進んでいます。生コン価格の適正基準に見合ったところから、どんどん生コン出荷できています。通常、広域協の一日の出荷量は平均して1万 前後とのことですが、すでに毎日7〜8千 の出荷量になっています。ところで、盆明けの出荷量は大量で、本日20日(金)は1万7千 あり、来週23日(月)も1万7千 でる模様です。鹿島もでていますので、スーパーゼネコンはすべてクリアです。値上げの方針がほぼ浸透した模様です」。生コン価格の値上が容認されたということになるはずだった。
 
 しかし、「8月19日(木)11時より、3労組と生コン経営者会との集交がありました。大阪広域協の理事会方針も『出荷ベース保留、旧契14,800円から16,300円(定価)、新契16,800円(定価)の値上げ』という労組方針と足並みがそろいました。しかし、労使交渉では、実際の値上げの収受も点検せざるを得ない状況や値上げの確認もできないとして、次回9月8日(水)に再交渉となりました。ストライキ体制は9月8日まで継続することとなりました。」(同通信)とある様に、労組は値上の実態の精査を始めた。定価で値上という形式だけを整え、仕切値(実際の販売価格)を曖昧にしたままであるとか、書面上の確認があるとはいえ与信能力の低い販売店のみの確認であったりした。そこで、労組はあらためて仕切値(実際の販売価格)の明記、ゼネコンの支払い確認という2点の確認がないものは出荷させないとした。
 
 事態は急変した。「8月24日(火)の出荷量は0 、本日25日(水)の出荷量は230 でした。広域協の生コン価格の値上について、定価だけではなく仕切値(実際の販売価格)での確認、調整に手間取っており、出荷できなかった模様です。ここにきて、具体的に生コン価格の値上を収受する取組が強化されている模様です。」(同通信)。一瞬、凍て付いた緊張が走った。
 
 だが、「本日27日(金)の出荷量は、6,350 、来週8月30日(月)は、1万3千 でる模様です。仕切値の確認作業も進みつつあるというのが実態です。竹中工務店を除いたスーパーゼネコンや大手ゼネコンは、ほぼ戻ってきた感じです。事態は刻々と変わります。情報が錯綜しているようですが、噂やデマに惑わされることのない様にお願いします。」(同通信)と、再度の前進が確認されている。
 
 山場はまだある。また、竹中工務店である。さらに、広域協は実際に価格通りに請求するのか、価格通りに入金されるのかが検証されなければならない。
 
 しかも、広域協の運営において影響力の大きいセメントメーカー直系の中心的役員達の動向が一貫して作為的である。生コン価格の値上の方向性を、セメントメーカー主導
で舵を切ろうとしている。
 
 元来、セメントメーカーは協同組合をセメント販売の道具としていた。ゼネコンとセメントメーカーと協組と労組の関係は以下に示す通りである。
 
 ゼネコンは、現場用のセメントをメーカーから大量に買うが買い叩く。生コン工場においても、組織化されていない場合は生コンを安く買い叩く。結果的に、セメント価格も安くせざるを得ない。
そこで、セメントメーカーは、生コン協組を作る。協組は生コンを買い叩かれずに共同販売価格でゼネコンに売る。協組工場はメーカー指示のセメント価格を支払う。
 
 しかし、セメントメーカーは、協組の生コン価格の適正化により、安定したセメント価格を収受できるにも関わらず、メーカー同士の拡販競争で、アウト工場の育成に努める。目先の利益のために、安価な生コン勝負のアウト工場数を増やしセメント量を拡大するが、協組の解体につながる。生コンの値崩れを起こし、セメント価格も暴落する。
 
 さらに、ゼネコンはコンクリート構造物建設に当たって、生コンの品質管理を強く求める。そのため、協同組合の品質保障体制が不可欠であるが、同時に、ゼネコンは過当競争の中で安値競争をするため生コン価格を買い叩き、協組を崩壊させようとする。アウト工場を増やす。過当競争によって、生コンの値崩れを起こし、粗製乱造を生み、品質が担保されなくなる。
 
 また、悪徳販売店もアウト業者も協組あってのアウトであり、技術的財務的基盤の脆弱なアウト業者及び販売店は、協組が崩壊すれば最も打撃が大きい。
 
 この事業者、独占資本では解決できない矛盾を克服していくのが関生支部の産業政策であり実力闘争である。
 
 セメントメーカーは、労組の力を利用して、生コン価格の値上を求めるが、協組運営に当たって、労組主導を許さない。自らの主導権と産業支配を死守しようとする。そのため、生コン価格の値上に続くセメント価格の値上がスムースに実行できる仕組み作り(出荷ベース)と、労組主導を容認する専業生コン工場への攻撃である。自己の利益を貫く為に、労資間に混乱を持ち込んで、スト解決を長引かせることによって、兵糧攻めにしている。まさにゼネコンと同じである。メーカー直系は資金力が豊富である。メーカーからの支援を仰げる。しかし、専業生コン工場は経営が単体であるため、運転資金が枯渇しており危機的である。広域協は金融機関から融資を受けて26工場を廃棄・集約した。セメントメーカー直系の中心的役員達は、ストを利用しての生コン工場の淘汰を狙っている。
 
 労働側は、ゼネコンとセメントメーカーの二重の産業支配の構造にあって、生コン価格の確実な大幅値上を勝ち取ることによって、それぞれの思惑を粉砕する。同時に、協組のメーカー主導体制の再編をめざしていく。

 さて、近畿コンクリート圧送労働組合の第11回定期大会が、8月22日に開催された。ここで、セメント、生コンと共に、ポンプ圧送の立場からする横断的な労組共闘の内実が語られている。紹介する。

〈成果を確信にしよう〉
 今回ストライキは、生コン業界の価格の改正という「対岸の火事」で、圧送とは直接関係しないと認識すると大きな間違いを犯していることになります。

 まず、1点目は、近圧労組の出発点でもあった圧送業界の再建が、生コン産業政策協議会の連帯労組や生コン産労などによって支えられたものであったということです。そして、その結節点は産業政策闘争にあります。10春闘の産業政策による統一要求は、横断的性格を有します。

 2点目に、今回はゼネコン(独占資本)の本質を学習しました。彼らは、労働者、中小零細企業、自営業者などを兵糧攻めにしました。この長期にわたる建設工事ストップの目的は、建設独占に反抗する者に対して、労働者の生活破壊、中小零細企業の倒産・廃業に追い込むこと、見せしめにすること、産業支配の死守にありました。ゼネコンと闘えば、躊躇なくつぶしにかかる非常さを学びました。
闘いは、自らが長期戦を維持でき、関連する労組との団結の強化と、多くの民主的勢力との大衆的包囲網で、巨大資本を追い込んでいく以外ありません。このことを実践的に学びました。長期ストライキの継続の難しさは、闘う者の絶対的な確信が不可欠なことです。同時に、今回のストライキが敗北するか頓挫(とんざ)すれば、関西の共同事業が続いて破壊されていくということを、理論的だけではなく実感としても認識できました。ストライキで明らかになるのは、階級闘争の現実です。

 3点目に、横断的な労組共闘の力の強さを証明しました。長期に構えての波状的なストライキの展開やゼネコンの反撃に有効的に応戦してきた事実があります。労組の力の結集が闘いを勝利に導きます。

 4点目は、今回ストで明らかなのは、ゼネコンという巨大資本といえども、限界があるということです。1つは、従来の右肩上がりの建設投資状況にはなく、金や力にものを言わせることが出来にくいこと、2つは、不況及びこの間のゼネコンの中小企業苛めの結果、多くの中小企業が結束する条件があったこと、倒産の危機的状況による中小企業の切実な要求で結集したこと、3つは、ゼネコンの兵糧攻めは、同時に、長期になれば、自らの工期の約束不履行を生み、信用失墜と損害賠償のリスクを負うこと、4つは、社会的問題(行政や世論に取り上げられる)になれば、責任を問われることなどがあります。

 5点目は、思想闘争、日ごろの教育・学習活動の重要性です。闘いの確信の強さは、闘いが困難になればなるほど、重要になってきます。執行部を中心に動揺しなかったかどうかが問われます。この生コン関連労組の共闘は、生コン製造・輸送、バラ輸送、圧送を一体の産業構造の中に位置付け、産業政策運動を積み重ねてきました。経営者は常に動揺し、自らが苦境にある時は助けを求め、自己の事業が順調であれば、求めを拒否します。しかし、労働者は常に相互扶助・相互信頼の関係にあります。闘いが厳しい時こそ団結は強化されなければなりません。そのためにも、教育の徹底が厳しく求められます。

 以上、今回の歴史的な長期ストライキが勝利的に収束していくのは確かだと思われます。総括課題を残すものの、近圧労組が最後までこの闘いに主体的に参加してきたことは、日本の労働運動の状況下にあって、誇り得ることであり、今後の確信にしていかなければなりません。
 
 ところで、ストの攻防は日々変化し、攻勢的とはいえ、予断を許さない状況である。ほんのわずかな隙が、大きな決壊となって事態を一挙に敗北に導く可能性もある。「緊急共同アピール」の支援の輪も一休みした感がある。二ヶ月にわたる長期ストであり、少なくとも9月8日の次回集交までストは続く。9月8日以降、スト解除になったとしても、予断を許さない。

 そうであるからこそ、大衆的包囲網は、本当に大きな励みになるし、かつ、実に有効な武器となる。これからも、賛同の声を、個人、団体として、上げて頂くことを切にお願いする。

(ブログ・KU会通信より>>http://blogs.yahoo.co.jp/ku_kai2006/50750746.html

引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB730; .NET CLR 1.1.4...@ntoska010248.oska.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp>

249 / 2575 ツリー ←次へ | 前へ→
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
ページ:  ┃  記事番号:   
870,845
(SS)C-BOARD v3.8(とほほ改ver2.1) is Free