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11/28戸田の秋田講演(仮題「議会って何や?!」)で配る資料の一覧を紹介 戸田 10/11/25(木) 9:49

★遂に門真市議選分析で実証できた!議員定数を減らせば低レベルな組織議員の天下に! 戸田 10/12/11(土) 10:45
■有権者意識は少しずつしか変わらない。低レベル議員を淘汰する連立方程式は・・・ 戸田 10/12/11(土) 15:17
まあ〜、よくぞここまで、分析できるものですね。 ゆうすけ 10/12/12(日) 0:43
▲昨今の議会存在の否定・歪曲の危険な動きと「志ある議員」が取るべき立場 戸田 10/12/12(日) 21:24
●全国最低レベルの門真の議会だより:どう変えればいいか、具体例を紹介する! 戸田 10/12/12(日) 21:32
選挙工学ともいえる数式です なかやましげる 10/12/12(日) 22:12
平成11年9月29日(水)午前10時。本会議開議。 ゆうすけ 10/12/13(月) 2:32
☆議員こそ実績主義成果主義で淘汰すべき!給料泥棒議員を作り続ける一部有権者の責任 戸田 10/12/13(月) 0:51
●削減害悪1:組織票無き新人の当選も真剣議員の会派形成も不可能に!ダメ議員安楽に 戸田 10/12/13(月) 7:28
▲削減害悪2:「一念発起新人の当選不可能」は市民を白けさせ、投票率増加も望めない 戸田 10/12/13(月) 8:16
■削減害悪3:低レベル議員と支持者への変革圧力を減じ、自己改革の動機も削ぐ 戸田 10/12/13(月) 9:42
●削減害悪4:指標で明白!議会の行政チェック力量が減少し、行政にとっては楽チンに 戸田 10/12/13(月) 11:48

★遂に門真市議選分析で実証できた!議員定数を減らせば低レベルな組織議員の天下に!
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 戸田 E-MAILWEB  - 10/12/11(土) 10:45 -
  
これは秋田講演に際して作成したレジュメを整理したもので、おそらく日本で初めて
の分析立証です。
 実際の自治体選挙の結果(1991年〜2007年までの5回)を基にして仮説を立証して
「法則」を打ち立てました。

 その「法則」を基にして「門真市の議員定数をもしも14に削減したらどうなるか?」
の説得力ある予測を導き出した!
 ちなみに「議員定数14」というのは、07年市議選以前の「定数28」の半分=1/2であって、「議員定数削減は何をもたらすか」を考える時に非常に分かりやすい設定である。
 (公明党らの言う「さらなる定数削減」は現行の22議席から10議席台に向かわせよう
  としている事に注意!)

 それでは以下に記述していく。市民も議会・行政関係者もぜひ精読して欲しい。
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【 基礎データと考え方 】

1:全当選者の得票総数               ・・・・・・・・[A]とする。
2:全当選者の得票総数の中での「当選者の平均得票数」 ・・・・・・・[B]とする。
    ([A]÷議員定数=[B])
3:当選者のうちの最低得票数            ・・・・・・・・[C]とする
4:「当選者の平均得票数」に対する「最低当選得票数」の割合(%)・・[D]とする。
    ([C]÷[B]×100=[D] )

【仮説1】
  議員定数を減らせば、その減らした割合の逆数だけ「当選者の平均得票数」[B]が
増大するのではないか。
  (例:定数を1/2にすれば、「当選者の平均得票数」[B]は2倍になるのではないか)

【仮説2】
  議員定数を減らせば、その減らした割合の逆数だけ「当選者のうちの最低得票数」  [C]が増大するのではないか。
  (例:定数を1/2にすれば、「当選者のうちの最低得票数」[C]は2倍になるのでは
     ないか)
  
【仮説3】
  別の角度から見ると、議員定数を減らしても、「当選者の平均得票数に対する最低
 当選得票数の割合(%)」[D]は変わらないのではないか。
  (例:定数を1/2にしても、[D]は変動しないのではないか。)
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【 検証1 】
 門真市は、2003年市議選までは「定数28」が続き、2007市議選から「定数22」に減らされた。
・・・・・これは、22/28の割合だけ減ったので、その逆数は28/22=1.27である。

【 検証2:実際の選挙データ 】

◎1991年選挙(定数28)<落選者4人><投票率50.69%>
      [1991A]= 48468票                        
      [1991B]= 1731票                        
      [1991C]= 1231票                        
      [1991D]=  71.1%                       

◎1995年選挙(定数28)<落選者3人><投票率46.42%>
      [1995A]= 46961票                        
      [1995B]= 1677票                        
      [1995C]= 1169票                        
      [1995D]=  69.9%                       

◎1999年選挙(定数28)<落選者7人><投票率51.34%>
      [1999A]= 48515票                        
      [1999B]= 1733票                        
      [1999C]= 1313票 ・・・・・(←これ戸田です!)        
      [1999D]=  75.8%                       
  
  ※門真史上珍しい大激戦の中、戸田が最下位で初当選!

◎2003年選挙(定数28)<落選者1人><投票率44.92%>
      [2003A]= 46866票                        
      [2003B]= 1674票                        
      [2003C]= 1011票                        
      [2003D]=  60.4%                       
                                      
  ※戸田が史上空前のブッチ切りトップ当選!                
   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎2007年選挙(定数22)<落選者4人><投票率45.56%>■定数8減!22/28に
      [2007A]= 45668票                        
      [2007B]= 2076票                        
      [2007C]= 1424票                        
      [2007D]=  68.6%                       
                                      
  ※戸田が連続トップ当選。                        

【 検証3:各データの変動について 】

◎「当選者の平均得票数」[B]について:
 Bア:「定数28」時代の[B]の平均=[B28]は、  
   [1991B]=1731票、[1995B]=1677票、[1999B]=1733票、[2003B]=1674票の平均
  で・・・・・1703.7票≒1704票
                       ・・・・・[B28]=1704票 (Bア)
 Bイ:「定数22」時代の[B]=[B2]は、
    [2007B]=2076票=[B22]      ・・・・・[B22] =2076票 (Bイ)

 Bウ:(Bイ)は(Bア)の何倍に増加したか?
    2076÷1704=1.218≒1.22      ・・・・・1.22倍(Bウ)
 Bエ:[B28]=1704票に「定数減割合の逆数=1.27」をかけるとどうなるか?
    1704票×1.27=2164票       ・・・・・・2164票(Bエ) 

 ◆B結論:定数を28から22に減らした時の実際の「当選者平均得票数」[2007B]=[B22]
      =2076票は、「逆数倍理論値=×1.27」の2164票に極めて近い。

◎「当選者のうちの最低得票数」[C] について:

 Cア:「定数28」時代の[C]の平均=[C28]は、  
   [1991C]=1231票、[1995C]=1169票、[1999C]=1313票、[2003C]=1011票の
   平均で・・・・・1181票
                     ・・・・・[C28]=1181票 (Cア)
 Cイ:「定数22」時代の[C]=[C22]は、
    [2007C]=1424票=[C22]     ・・・・・[C22] =1424票 (Cイ)

 Cウ:(Cイ)は(Cア)の何倍に増加したか?
    1424÷1181=1.205≒1.21      ・・・・・1.21倍(Cウ)
 Cエ:[C28]=1181票に「定数減割合の逆数=1.27」をかけるとどうなるか?
     1181票×1.27=1499.8≒1500票     ・・・・・・1500票(Cエ) 

 ◆C結論:定数を28から22に減らした時の実際の「当選者のうちの最低得票数」
      [2007C]=[C22]=1424票は、「逆数倍理論値=×1.27」の1500票に極めて      近い。

◎「当選者の平均得票数に対する最低当選得票数の割合」[D] について:

 Dア:「定数28」時代の[D]の平均=[D28]は、  
   [1991D]=71.1%、[1995D]=69.9%、[1999D]=75.8%、[2003D]=60.4%の
   平均・・・・・69.525%≒69.5%
                      ・・・・・[D28]=69.5% (Dア)
 Dイ:「定数22」時代の[D]=[D22]は、
    [2007D]=68.6%=[D22]      ・・・・・[D22] =68.6% (Dイ)

 ◆D結論:定数を28から22に減らしても、[D28]=69.5%と[D22] =68.6%はほとん
      ど変わっていない。

★以上の結果、【仮説1】【仮説2】【仮説3】は全て現実に適合している事が立証さ
 れた!
  すなわち、
【実証1】議員定数を減らせば、その減らした割合の逆数だけ「当選者の平均得票数」が
     増大する。
    ★定数を1/2にすれば、「当選者の平均得票数」は2倍になる!

【実証2】議員定数を減らせば、その減らした割合の逆数だけ「当選者のうちの最低得票
     数」が増大する。
    ★定数を1/2にすれば、「当選者のうちの最低得票数」は2倍になる!

【実証3】議員定数を減らしても、「当選者の平均得票数に対する最低当選得票数の割合
     (%)は変わらない。
    ★定数を1/2にしても、[D]は変動しない。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【 重要考察1:定数14になった時の[B] [C]の予測 】

●現在、公明党らを中心に議員定数をさらに大幅に減らそうとする策謀がある。
 20とか18に減らそうとするだろうが、議員定数削減の本質を見るのに、
「定数14=定数28時代の半分に減らされたらどうなるか?」をシュミレーションして
 予測を立てる事が極めて重要である。

●J1:定数14になれば、「当選者の平均得票数」[B14]は、[B28]の2倍になる!
     すなわち、[B28]1704票×2=3408票[B14]になる!
   (●正確に言えば、[B14]は3400票前後に跳ね上がる!)

●J2:定数14になれば、「当選者のうちの最低得票数」[C14]は、[C28]の2倍にな
    る!
     すなわち、[C28] 1181票×2=2362票[C14]になる!
   (●正確に言えば、最低当選ライン[C14]は2400票前後に跳ね上がる!)

【 重要考察2:現在の各議員得票数から見て、定数14時の当選可能人数は? 】

K1:定数22になった2007年市議選の各議員各勢力の当選者得票数は以下のビラの通り
   <2007年4/27ヒゲ−戸田通信 当選特別号2>
    http://www.hige-toda.com/_mado02/2007/tsuushin_tokubetsu2.PDF

K2:2007年市議選当選者の各勢力ごとの得票総数と1人平均得票数は、
  ・公明党7人 :得票総数16645票・・・・・・・・・[公2007総数]
            ÷7=1人平均2377.8≒2378票・・・・・[公2007平均]
  ・自民党系7人:得票総数12385票・・・・・・・・・[自2007総数]
            ÷7=1人平均1769.2≒1769票・・・・・[自2007平均]
  ・民主党系3人:得票総数 5945票・・・・・・・・・[民2007総数]
            ÷3=1人平均1681.6≒1982票・・・・・[民2007平均]
  ・共産党4人 :得票総数 7209票・・・・・・・・・[共2007総数]
            ÷4=1人平均1802.2≒1802票・・・・・[共2007平均]
  ・戸田1人  :得票総数 2959票・・・・・・・・・[戸2007総数]
            ÷1=1人平均    2959票・・・・・[戸2007平均]

■K3:「定数14にされた場合に2007年当選の各勢力から何人当選する事が可能か?」

  その下限は「各勢力の1人平均得票数」を[B14]「当選者の平均得票数」で割った数
  であり、上限は「各勢力の1人平均得票数」を[C14]「最低当選ライン」で割った数
  である、
   と推測するのが極めて妥当である。
   以下にその数値を出していく。

■K4:「各勢力の得票総数」=[2007総数]を「定数14時の当選者の平均得票数」[B14]
    で割った数(定数14での当選可能下限人数)は、
  ・公明党 :[公2007総数] 16645票÷[B14] 3408票=4.884人≒4.9人≒5人
  ・自民党系:[自2007総数] 12385票÷[B14] 3408票=3.634人≒3.6人≒4人
  ・民主党系:[民2007総数] 5945票÷[B14] 3408票=1.744人≒1.7人≒2人
  ・共産党 :[共2007総数] 7209票÷[B14] 3408票=2.115人≒2.12人≒2人
  ・戸田  :[戸2007総数] 2959票÷[B14] 3408票=0.868人≒0.88人≒1人
                             ・・・・・・合計14人!
     
■K5:「各勢力の得票総数」=[2007総数]を「定数14時の最低当選者得票数」[C14]
    で割った数(定数14での当選可能上限人数)は、
  ・公明党 :[公2007総数] 16645票÷[C14] 2362票=7.046人≒7.1人≒7人
  ・自民党系:[自2007総数] 12385票÷[C14]2362票=5.243人≒5.2人≒5人
  ・民主党系:[民2007総数] 5945票÷[C14] 2362票=2.516人≒2.5人≒3人
  ・共産党 :[共2007総数] 7209票÷[C14] 2362票=3.052人≒3.1人≒3人
  ・戸田  :[戸2007総数] 2959票÷[C14] 2362票=1.252人≒1.3人≒1人
                             ・・・・・・合計19人
   ※これでは定数14より5人も多い!
     つまり、この設定は各勢力それぞれに「甘い」設定であり現実的ではない、
    という事になる。
     という事は、K4:の設定の方が現実的だということになる。

【 重要考察3:定数14では戸田さえ当選危うい!「第2の戸田」は絶対当選できな
 い!】

◆L1:上記の考察予測からみて、「定数14にした場合の各勢力の当選予想人数」は、
    K4:の「当選可能下限」±αと見るのが妥当である。

◆L2:すなわち、議員定数を14にした場合は、
    ◆A:戸田でさえも落選すれすれになる!
    ◆B:「第2の戸田」というべき改革派新人はほぼ絶対に当選できない!
    ◆C:従って、戸田が当選できたとしても会派を組む新人がおらず、
       「1人会派を認めない」現行制度が続く限り、戸田は永遠に会派を組め
       ず、永遠に議運や会派協議から排除され、各種特別委員会からも排除され
       てしまう!

    ◆D:これこそが、自公民の会派議員達の「定数削減」の本当の狙いなのだ!!

◆L3:議員定数を14にした場合は、公明党は楽々と5議席以上を占める!
    現状で公明党は「上位独占でなく単に当選するだけだったら8人楽々、9人でも
   可能」な集票能力を持っている! 保守系や民主系候補に票を回して恩を売って縛
   る戦術を長年取ってきた。
    従って、議員定数を14にした場合に5議席楽々、6議席も容易である。
   定数14に占める議席占有率は、5議席の場合:5÷14×100=35.71%≒36%
                 6議席の場合:6÷14×100=42.85%≒43%
   ◆これは現状の32%(22議席中7人)よりもずっと高い!
   ◆他陣営にはマネの出来ない「票割りの芸術」を駆使すれば7人当選も可能で、
    それなら議席占有率50%!!
     (この場合は他陣営には票を回さないで公明党に全部集中)

◆L4:門真では戸田と共産党のみが「革新勢力」だが、その議席占有率は、
    定数28時代は計6議席で21.428%≒21.4%≒21%
    定数22になって計5議席で22.727%≒22.7%≒23%
    定数14になって計3議席だと21.428%≒21.4%≒21%

   定数14になると「戸田の落選や、戸田が当選しても共産党が1人しか当選しない」
   ことも十分に起こり得る。そうすると革新勢力は2議席のみとなり、議席占有率が
   14.28%≒14.3%≒14% に激減!

  ◆繰り返すが、定数14では戸田さえ当選危うい!「第2の戸田」は絶対当選できな
   い!
    投票率の激増も含めて有権者の意識と投票行動が革命的に変化しない限り、そ
   うであり、そして有権者の意識行動の変化は「真剣議員」が2人3人と増えて議
   会・行政を改革していく事を間近に見ない限り、望ましい方向には進んでいかな
   い。これが社会的な真実である。

  ◆定数削減は「組織票で議席を得るが中身が低レベルな議員」による議会操縦を
   ますます容易にし、「真剣議員」の排除・既存会派談合政治を固める方向にしか
   作用しない毒物である!
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(続く)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i58-94-106-64.s04.a027.ap.plala.or.jp>

■有権者意識は少しずつしか変わらない。低レベル議員を淘汰する連立方程式は・・・
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 戸田 E-MAILWEB  - 10/12/11(土) 15:17 -
  
 「定数削減問題に関わる重要な考察」の続きです。「いよいよ本論」と言っていいかもしれない。

 「議員の質の向上」、「議員にかかる経費の費用対効果の向上」、「税の無駄遣い排除」を実現するにあたって難しい点は、「議員は選挙でのみ選ばれる」=「有権者の意識が良くならない限り議員は良くならない」、という点です。

 「議員定数と税金使用の効率化」の問題は、いくつもの要因を持った、結構複雑な連立方程式であり、単純思考では決して改善しないどころか却って悪くしてしまいます。
 端的な話、単純に「議員定数を削減して支出削減」すれば、その結果は必ず「議員としてレベルの低い、組織票だよりで当選する議員達」の比率をより高め、「真剣議員」の比率を低めるかゼロにしてしまい、それによって何億円何十億円、場合によっては何百億円もの無駄な支出を生み出してしまいます。
 これは絶対に間違いありません。

 そうなってから文句を言ったって遅いのです。またそういう膨大な無駄支出が生まれた場合、「定数削減せよ!」と叫んだ議員や市民達はどう責任を取るのでしょうか?
 責任を取るなんて全くしないのは目に見えてます。
 多くの市民にとっては迷惑この上ない話ではありませんか?

【 重要考察4:有権者の意識や行動は少しずつしか、時々しか変わらない 】

 この考察は国政選挙ではなく自治体選挙、それも自治体議員の選挙に焦点を当てて考察
したものである事を、まず断っておきます。

M1:日本社会の現実を見ていると、残念ながら有権者の意識や行動が劇的に連続的に良
  くなっていくことは期待できない。
   棄権者が劇的に減って投票率が劇的に増えていく事は期待できないし、投票に行く
  人は行く人で、集団からのしがらみや惰性から脱却して「個人の判断で」人物本位・
  政策本位で投票する人が劇的に連続的に増えていく事も期待できない。

M2:もちろん大きな変化が起こる事は、時々はある。
   門真で何の組織票もない(連帯労組家族30票程度では組織票と言えないだろう)、
  在住歴8年しかなく、逮捕歴のある左翼活動家の戸田が最下位とはいえ当選できたの
  は、たしかにそんな「時々起こる変化」のひとつだろう。
   ただこの時は、門真史上珍しい7人落選の大激戦で、かつ共産党が無理して6人立
  てて票割りに失敗した、という偶然も幸いした。

   より本質的な「大きな変化」はそんな戸田が2003年市議選でブッチ切りトップ当選
  した事であり、05年逮捕・06年1審有罪にも拘わらず2007年市議選で連続トップ当
  選を果たした事だ。

   しかし同時に、戸田のあとに続く「真剣議員」を新たに生み出す程には有権者の意
  識は変わらなかった。
   それなりの数の市民が、戸田の活動によって議会や行政への認識を高めたものの、
  それを反映した市民運動までは出来なかったし、投票率が50%台後半に上がっていく
  事もなく、公明党上位独占が相も変わらないのみならず、「議会で質問しない給料泥
  棒議員」として戸田が大批判し続けた大本議員が2007年市議選では却って得票を増や
  して、かつてなかった得票数4位に躍り出る事さえ起こっている。

   他市の例でも、尼崎市や箕面市など「市民派議員」が多数誕生し定着しているよう
  な一部例外はあるが、たいがいは1人かせいぜい2人当選して打ち止めになってい   る。
   情報公開を積極推進する「市民派議員」が1人も生まれない自治体の方がまだ圧倒
  的多数であり、当選ラインが7000票前後で中選挙区の数議席を奪い合う政令都市にお
  いてはそういう「市民派議員」か皆無か、いても1人2人という場合が多い。
   
M3:悪い方向への激変なら(扇動家の扇動によって)最近立て続けに起こっている。
  「議会内容の全面的公開」や「議員をしっかり仕事させる仕組み作り」を求めるので
  はなく、独裁指向(+憲法擁護義務無視+新自由主義)首長に扇動され、日頃の不満
  や閉塞感を議会にぶつけて「議員を減らせ!」と叫ぶ「市民運動」という「有権者の
  意識や行動の激変」なら、名古屋や大阪、阿久根市で沸き起こっており、全国に波及
  している。
   
   しかしこれは明らかに「悪い方向への激変」であり、税金無駄遣いを拡大する方向
  にしか働かない性質のものである。
  (独裁的首長へのチェック効かず、財界言いなり、貧困と格差拡大の政治に流れる)
 
M4:日本の有権者のこういった性質はしかし、生来のものでもなければ自然なものでも
  ない。この社会体制の中で、マスコミや行政・議会・議員、各種政治勢力の恣意的報
  道・無報道や情報隠ぺいによって自治体議会に対する無知無関心や誤解が刷り込まれ
  てきた結果の産物に他ならない。

   遠い東京でやっている国会の事、政府の事は(情報操作が甚だしいとはいえ)連日
  報道や中継があるのに、なぜ最も身近で地域生活上影響が大きい自治体の議会や行政
  の事がロクに報道されないのか?
   この実態になぜ「地域の生活者達」は怒らないのか、不当だと思わないのか?

【 重要考察5:「組織」だから悪いのではなく、低レベル議員でよしとする組織だから
       悪いのだ 】

N1:犯罪団体でもない、合法的な政党、宗教団体、業者団体、労働組合、住民組織、市
  民団体、運動団体等々自体が悪いはずがない。
   それらはそれぞれに「ある課題に基づく集団」であり、それらが集団の利益の向上
  =日本社会の改善との認識で議員を輩出して行政を良くしようと考え集票する事自体
  は、何ら悪くないどころか全く正当な事である。

N2:いわゆる「市民派」標榜の御仁の中には「私は何の組織にも属していません!」と
  いう事をまるで「正義の証明」みたいに高唱する人がいるが、これは全くの間違いで
  ある。
   本当は「地域社会を良くし日本を良くする組織」を作り強化する事に努力すべきだ
  し、そういった組織の代理人とか代弁者として議員をやるべきだろうと、戸田は思
  う。

   もちろんここで言う「組織」とは、「緩やかな結合」、「ネットワーク」、「個人
  を大切にする民主的で分権的な運動」等々の様々なものを含んでいる。
   それがどんなに緩やかなものであれ、2人以上の人間が協力し合うものは社会学的
  に「組織」という言葉で表現してよいものだ。

   だから連帯ユニオンの路線や運動が非常に正しいものだと確信している戸田は、胸
  を張って「自分は連帯ユニオンの組織議員だ」と表明してきたのである。
   
N3:議員や候補者に関わって言う「組織」とは、会員や役員が定まっている「後援会組
  織」であろう。
   名称や形態は様々でも選挙の時の集票と議員・候補者への種々の支援を行なう組織
  である。
   各種の政党、創価学会などの宗教団体、連合や日教組・連帯ユニオンなどの労働組
  合、各種の業者団体、経営者団体、市民運動団体、自治会や県人会、同窓会、それに
  「○○後援会」的なそのものズバリの団体等々だ。
  
N4:戸田の場合、出身母体・支援組織として連帯ユニオンがあるが、門真での集票力は
  微々たるものだし、いわゆる「後援会」を全然持てていないので、他の陣営に較べれ
  ば「集票組織無しで浮動票頼み」一本でやっていると言える。
   戸田以外の議員・候補者は全て「ちゃんとした集票組織」を持っている。

■N5:問題なのは、(共産党陣営以外の)全ての集票組織・後援会組織が、自分達の議
   員に対して「議会でしっかり質問し、議会内容と自分の議決行動をちゃんと公表
   し、議会を市民常識的に民主的に運営してくれよ」という事を全然求めていない、
   ということだ。

    自分達の議員に求めるのは、自分らの自慢と勢力誇示のために「議員でいるこ
  と」自体がたぶん一番大きく、次いで行政情報などを流したり、自分らの意向を行政
  に反映させたりする「利益代理人」の役割である。 
   「議員やその家族に頼まれた義理を果たして恩を売る」のも結構大きそうだ。
   
   後援会や支持者の意識がこの程度であれば、「人前で討論が出来ない」、「自分で
  活動報告の文章が書けない」、「問題意識が鈍いし勉強もしない」、「保身のために
  支持者のご機嫌第一で、市民全体の事や公益のために汗を流そうとしない」
  ・・・・等々の議員が出来上がるのも当然だ。

■N6:そうして出来上がった議員達は、そうした自分らの在りよう(レベル)に何ら問
   題を感じようとしない。
   なぜなら、その程度のレベルでしかなくともちゃんと議員として当選できるし、
  行政も世間も議員様々で扱ってくれるのだから。

   そうした在りように批判をしてくるヤツがいたら、とくにそいつが同じ議会の
 議員であれば、極めて腹立たしい感情をもって当然であろう。
  「そんな文句を言うのはお前だけだ」と確信しているだろうし、「こいつがワーワ
 ー言ってバラさなかったら一般市民には知られていないのに!」と思うだろうし、
 「最近市民が議員の隠し手当がどうのとか、議会の情報開示をもっとしろとか言い始め
 たのは、こつが煽っているからだ!そんなの『本当の市民の声』なんかじゃない!」と
 逆ギレしたりもするだろう。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(続く)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i220-221-36-49.s04.a027.ap.plala.or.jp>

まあ〜、よくぞここまで、分析できるものですね。
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 ゆうすけ E-MAIL  - 10/12/12(日) 0:43 -
  
門真に限らず、市議選の各陣営が、自分達のデータをここに示された連立方程式にあてはめ、作戦を練り直すことと思います。それにしても、数学者というか、物理学者というか、ここまで理論立てて、感服であります。

■自分達の議員に求めるのは、自分らの自慢と勢力誇示のために「議員でいること」自体がたぶん一番大きく、・・・・・・


■後援会や支持者の意識がこの程度であれば、「人前で討論が出来ない」、「自分で活動報告の文章が書けない」、「問題意識が鈍いし勉強もしない」、「保身のために支持者のご機嫌第一で、市民全体の事や公益のために汗を流そうとしない」・・・・等々の議員が出来上がるのも当然だ。・・・・・・

そういうことが、確かにあると思います。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; GTB6.6; .NET CLR 2.0.50727)@ntoska202234.oska.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp>

▲昨今の議会存在の否定・歪曲の危険な動きと「志ある議員」が取るべき立場
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 戸田 E-MAILWEB  - 10/12/12(日) 21:24 -
  
※これは9/12戸田投稿文の再紹介。講演で話せたのはこのごく一部。講演レジュメ表紙の <クイズ2>(自分の意に染まない)議員・議会会叩いてマスコミ世論の拍手喝采を浴
 びている橋下・河村(名古屋市長)・竹原(阿久根市長)の「共通する経歴」とは何で
 しょうか? の答えも含まれています。

▲昨今の議会存在の否定・歪曲の危険な動きと「志ある議員」が取るべき立場
戸田 - 10/9/12(日) 5:41 -
  http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=5756;id=#5756
 戸田が市民派議員MLや連帯ユニオン議員ネットMLに出したメールです。市民にも
ぜひ考えてもらいたい事なので、紹介します。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎議会存在の否定・歪曲の危険な動きと「志ある議員」が取るべき立場について

 現在、議員のみなさんに新たに危機感と問題意識を持っていただきたい事が発生して
います。
 それは阿久根市長の暴走、河村市長の扇動などに典型的な、
   ・地方議員は不要
   ・議員数は半分でいい
   ・日当制にすべき
   ・地域委員会で代替できる
   ・議員報酬や政務調査費を激減させろ、
というプロパガンダについてです。

 阿久根市長の場合は、裁判判決に従わない・地自治法に違犯して議会を開かず専決処
分を繰り返し、「市長独裁制」を敷く、など、「市長が違法行為やりたい放題」を重ね
、その都度全国ニュースで好意的に報道・扇動されるという、特に由々しき事態です。

 これらは「闘っている自治体議員」から見て、簡単に言えば、

1:一度たりとも自治体議員をやって議会・行政刷新で闘った事なくトップになった者
  の「上っ面しか知らない」扇動である。
   そういった彼らが間近に見る自治体議員は、たしかにボンクラ揃いで内心蔑視し
  ながら利用しているのだろう。

2:本当に議会・行政を改善するには、まじめな左派・市民派・リベラル派議員を増や
 していくしかないのに、それに目を背けて「機構いじり」の空論・暴論を弄んで市民
 を騙している。

3:彼らの行動は財界の後押しを受けて「首長独裁と少人数の翼賛議会」を作るための
 もの。

ですが、間近に「真に闘う議員」を見ていない、日本の圧倒的多数の住民達は、行政・
政治への不満をこういう騙し宣伝に簡単に絡め取られています。
 「真に闘う議員」を評価する市民でも、「あんた以外の議員はボンクラだから定数も
報酬も減らすべき」と考えてしまいます。

▲「市民派議員」ですら、これにからめ取られる人が出ている危うさです。
 神戸の若手市民派議員が「議員大削減!」を掲げる「みんなの党」(しかも財界・米
 帝の賛美追随勢力!)で参院出馬したり、関東の不当懲罰と闘っている新人女性市民
 派議員が、阿久根市長をHPで絶賛したり(!)など。
  また、民主党自体、議員定数削減の積極派です。(反対派はいますが)

■これらのプロパガンダを粉砕していく「こちら側」の宣伝啓発方策を早急に考えるべ
 きだ、そのために公正に国際比較出来る情報収集を行ない、論議をしてくべきだ、と
 いうのが戸田の提言です。

 「闘う議員歴10年の有能議員」である私ですら、日当制・ボランティア議員になっ
 たら以前のような行政チェックは絶対に不可能だ、と確信するし、それは誰にも論破
 出来ない真実なのです。
  要は、「世の人々はマジメな議員の仕事の実態を何も知らない」=「マジメな議員
 の側も市民のそれを伝えれていない」ところに問題があります。

  ただ、戸田は、「日本の自治体議員報酬は異様に高い!」、「他国は少人数やボラ
 ンティアで議会をやっている」、という宣伝に対しては各国の事実を踏まえた的確な
 反論までは出来ません。
  (各国の行政・議会の実状や形成過程、法制度の基礎も知らないので)

■「他国はともあれ、日本では今の議会制度を十分に活用しながら深化発展させていく
 事こそが大事だ。具体的には『真に闘う議員』を各議会で増やしていく事が決め手」、
 と戸田はまずは主張します。

 「戸田と門真市議会・行政の闘いを見よ。情報公開をグイグイ進め、議員の出席手当
 合や市長の高額退職金を廃止に追い込み、併阻止して門真市を守った実績を見よ。
 『定数削減・報酬カット』思考ではこういう改善は不可能だ。それでもいいのか?」  と付言しつつ。

 今の自治体議会で問題なのは、
   ★「昨日の議会で何が決まったのか、どういう論議がされたのか」が全く分から
    ない。
    (圧倒的多数がネット中継無し。多くがカメラ・録音機持ち込み禁止)
    (都道府県議会や一部市議会ではネット中継あるが、本会議のみの場合
      が多い)
   ★議案に対して「誰が賛成で誰が反対か、が全く不明」、
     (一部議会では公表しているが)

 であり、「市民に知られないからロクでもない議員が横行できる」事であって、この
 重大問題に何ら関心を持たない者が、議会傍聴にも来ず、平日傍聴に来れない人でも
 議会内容を知る事ができるような議会報道(例えばネット中継)も求めずに、「議員
 が多い」だのなんだのとばかり文句付けするのは全くの筋違いだと、厳しく指摘もし
ます。

  求めるべきは「ガラス張り議会」であり、「民主主義の諸原則に則った議会運営」
 なのです。
  (これ無しには「市民の各議員への正しい評価」や「民意の反映」はなされません)

  しかしそれだけでは、阿久根市長や河村市長の全国的な扇動には対抗できません。
 「こちら側」でせめて欧米と韓国台湾アジア、中南米くらいの概括的でもよいからそ
 れぞれの議会・議員の地位と実状、行政との関係、法制度、歴史経過などを把握して、
 トータルに反論できるようにならないと対抗できない、と考えます。

 マジメに闘う議員達がこの問題を考え論議して対抗宣伝・啓発の具体化を図っていく
事が必要だと思います。

※大阪府内での統一自治体選挙は、橋下一派の「大阪都構想=大阪市乗っ取り・橋下独
 裁樹立策動」との積極的な闘いでなければなりません。
  私は「橋下一派打倒!大阪都構想粉砕!」をから高く掲げて闘います。
   (既にそういう趣旨の大看板を事務所ベランダに出しています)
      ↓↓↓
  http://www.youtube.com/user/todajimusho#p/u/70/S4u2ypC98Oc

※アメリカ初のゲイの議員(暗殺される)を描いた「ハーベイミルク」を見たら、サン
 フランシスコの市議会議員は「スーパーアドバイザー」と呼ばれて極く少人数、しか
 し大勢の秘書やスタッフが公費でついていました。
   極少数議員=膨大な得票がないと当選不可能=集票マシーン付き候補が圧倒的に
   有利=小政党・少数派が圧倒的に不利=多様な民意の反映が不可能

 ※ヨーロッパでは自治体規模が、人口10万以下が圧倒的多数らしい。
  「人ではなく政党を選択する選挙」が自治体議会選挙でも多いらしい。
   
 ※「議員の職務とは何か?」の位置づけが違えば、議員のあり方も違う。
  「市民への日頃の情報公開」の度合いや、「市民の労働時間の長さ」の違いによっ
  ても、「市民の関与可能性」が違い、議員のあり方も違うだろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i60-35-93-49.s04.a027.ap.plala.or.jp>

●全国最低レベルの門真の議会だより:どう変えればいいか、具体例を紹介する!
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 戸田 E-MAILWEB  - 10/12/12(日) 21:32 -
  
 これも秋田講演のために戸田が持参した投稿文で08/7/7のもの。
 この文のあるスレッドで他の文もぜひ読んでもらいたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●全国最低レベルの門真の議会だより:どう変えればいいか、具体例を紹介する!
         戸田 - 08/7/7(月) 16:20 -
  http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=3731#3731
■門真の議会だよりはなぜ「全国最低レベル」なのか? 問題点を指摘する。
 
1:議会が終わってから2ヶ月も経ってようやく出来上がる。
  つまり、「議会で何がどう審議され、何が決まったか」を市民に2ヶ月(以上)も
 伏せておく、という事である! 今時どうしてこんな事が許されるのか?!

2:どの議員がどういう議決行動を取ったのか、を全く書かない。
  つまり、各議案に対して誰が賛成し、誰が反対したのかを、市民に知らせない!
  何対何で可決・否決されたか、それすら市民に知らせない!
  
3:どの議員が何を質疑質問したのか、どういう討論をしたのか、を全く書かない。
  つまり、議員が議会で何を言ったのか、を市民に知らせない!

4:議会質問で書くのは、「本会議質問」の議員からの「質問要旨」だけ。
   それも極く粗い項目名的なものでしかない。
  しかも、それが誰からの質問であるかを伏せて書く!
   議員名を書いたら、戸田が毎回質問している事や、どの議員が質問してどの議員が
  質問していない事が市民に分かるから、わざと議員名を伏せて書くのだ!

5:さらに、どういう答弁がなされたかは全く書かれていない。 
   「質問要旨」があっても「答弁概要」(検討する・実施する・考えていない等々)
  が全く書かれていない代物が「議会だより」だなんて言えるのだろうか?

6:議員による編集体制も作らず、議長専決の下で、何事も「前例主義」で、議会事務局
 のみが作成作業にあたっている。
  戸田や共産党議員の改革的意見は全く採用されず、与党会派の「変えたくない主義」
 の「総意」が「議長専決」という体裁で全てをコントロールしているだけ。
  ――――――――――――――――――――――――――――――――
 上記問題点のうち、
<「1:議会後2ヶ月も経ってようやく出来上がる> については、
   戸田の感触では、大中規模の市と都道府県議会は大体そんなとこだが、小規模市や
  町村では1ヶ月未満で出来る所が少なからずある。2週間で出来ている所すらある。
   (しかも今議会の要点解説や質問・答弁の概要も載せて!)

<2:各議員の採決行動> については、
   議員個人の賛否行動全てを議会だより(およびHP)で公表しているのは、朝日新
  聞の議会アンケートでまだ5.4%だけ。(回答1510議会のうちで。08年6/8記事)
   「会派単位で公表」・「重要案件だけ公表」を加えて15.1%

  一番進んでいる三重県伊賀市(1999年に「公明党主導で」議長ら選挙に立ち会い演説
  会を導入した!)では07年3月議会から全議員の賛否を公表し、反対議員は反対理由
  まで公表している。全国的にこの方向に動いていく事は間違いない。

<6:議員による編集体制> については、全国的に議会の3割かそれ以上が実施してい
  そうだが過半数ではまだないだろう、と戸田は感じている。

●しかし!<3:><4:><5:>の、「議員が何を言ったのか全く知らせない」
 ・「答弁概要すら書かない」、というのは余りにもお粗末で酷い話である。
  だから現状を総合して、「門真市の議会だよりは全国最低レベルだ」と断じるのだ。

  また、全戸配布されるから誰でも気軽に接する議会だよりに書かずして、「(図書館
 などで)議事録を見れば分かる」とか、「(過半数の市民がPCすら持っていないの
 に)HPで議事録が見れる」、とか言うのは詭弁言い逃れでしかない。

◆こういう低レベルを脱するため(市民への情報隠しをやめさせるため)戸田は早くから
 他市の議会だよりを他の議員に示して来た。
  門真市の姉妹都市の村岡町(現香美町)は早くから「優秀な議会だより」作成で有名
 な所だが、与党議員達はそういう所は全く学ぼうとしないで来た。

  あまりの鈍感さに、戸田は07年11月に香美町議会に依頼して、創刊号から11号まで
 を各5部送ってもらい、それを全5会派に参考資料として進呈したのだった。 
  ―――――――――――――――――――――――――――――――
 次ぎに、門真市がお手本とすべき具体例をいくつか紹介する。

A:田舎の町でも門真市より進んでいました!(秋田県天王町〜今は合併して潟上市)
  ”議員と議会の情報公開に関して”
   http://www.hige-toda.com/_mado04/jyouhoukoukai/komento.htm
  田舎の町でも門真市より進んでいました 
     投稿者:ヒゲ−戸田   投稿日:1999年8月19日(木)
 門真市よりも進んでいる所をざっと挙げてみます。(抜粋)

  ・議員中心に「編集委員会」形成。(門真は編集委員会なし、職員だけ作業)
  ・議会の翌月15日に発行。 しかも16ページ立て。
  ・詳しくわかりやすい。写真多数。
   質問・答弁の骨子、請願などの一覧と結果も公開。傍聴町民の声も。
   ・・・事務局長いわく、「ここらへんの町村はみんなこんなレベルですよ。」!

B:01年9月に文教委視察で訪れた秋田県能代市の議会だより
   文教視察8.;能代市大館市の議会のこと、他雑記あれこれ
    http://www.hige-toda.com/_mado04/sisatu/01-08akita3.htm#f
 ◎能代市議会の「議会だより」を見ると、カラーA4、8ページ立てで、質問議員の名前
  会派を明記して1人につき3分の1ページ弱の同じスペースで質問答弁の概要を記載
  しているのは、門真よりだいぶ進んでいます。
   6月定例議会で一般質問11人というのも立派。(門真は普通7人前後)また議会だよ
  りは議員8人が2年任期で編集委員を務めて作成。

C:02年4月に「女性を議会にバックアップスクール・秋田」で訪れた秋田県大潟村議会
  当時、報告記事を書きそびれたが、強烈に覚えているのが、

  ☆議会後2週間少々で議会だよりを完成させて全戸配布している(!)
    議員編集、議員の名前写真入りで質問・答弁概要をカラー20ページで紹介!
  ☆地元有料ボランティアを議場に入れてテープ録音・テープ起こしをしている。
  ☆村HPで音声報道もしている。
 というところ。

  これを議会事務局は正職員(局長)1人、他2名は嘱託職員だけでやっている。
  しかも決して「ほとんど質問しない議会」ではなく、当時議員が10数人いて毎議会
 10人前後が質問するという活発な議会だった。  
 
D:箕面市議会だより
  2色刷16ページで議員の名前入りで質問・答弁概要を紹介。会派ごとの賛否も公表。
  これを「議会後45日で全戸配布」している。 
    その一例 ↓
http://www2.city.minoh.osaka.jp/GIKAI/gikaidayori/gikaidayori71/71
sanpihyou.ikensyo.iinnkaikatudoujyoukyou.pdf
  http://www2.city.minoh.osaka.jp/GIKAI/gikaidayori/gikaidayori71/71
ippansitumon.pdf

E:兵庫県香美町議会だより
  合併前の村岡町も香美町も、ともに早くから議員編集・議員の名前写真入りで質問・
  答弁概要を16ページで紹介。
   両者とも「全国町議会だよりコンテスト」で成績優秀の常連議会!
     (しかしそこと「姉妹都市」の門真市の与党議員達はそれに全く無関心!)
  その一例 ↓
http://www.town.mikata-kami.lg.jp/cgi-bin/odb-get.【URL短縮沸:C-BOARD】f
pdf&wit_jasminecharset=SHIFTJIS

F:福岡県古賀市の議会だより(07年11/16訪問)
       http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=2760;id=
  古賀市議会は凄い!「開かれた議会」のお手本だった。
   ★本会議は10年も前から一問一答方式! 質問時間1人30分。
   ★傍聴者の録音機持ち込みOK!
   ★本会議発言は全てビデオ撮影して別室で同時放映!
      ★議会1週間後からそのビデオを希望者に貸し出し!
   ★議員20人の議会で本会議傍聴席20人分、しかも資料読みやすい小机付きのゆっ
     たりイスで!
   ★本会議場横廊下はガラス張りで中がよく見え、傍聴席入口はスロープつき。
     (市民が本会議場半分を取り囲む事ができる設計)
   ★決算審議は議長・監査を除いた全議員で審査! (門真は会派議員選出のみ)
   ★議員図書室に図書充実。しかもPCとプリンターまで設置!

 こんな進んだ議会だから、議会だよりも進んでいて、
  議員編集・議員の名前写真入りで質問・答弁概要を16ページで紹介し、議員個人ごと
  の賛否と賛否数も公表。(主要議案について)
   その一例 ↓
http://www.city.koga.fukuoka.jp/phpdata/gikaikoho/
2e30055b56c57e73953414e7920746dc.pdf

G:滋賀県長浜市議会:08年5月の長浜市海洋堂視察のついでに訪問
    http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=3518;id=
  動画で紹介と解説  http://jp.youtube.com/watch?v=oqQFjjb1chw
   「議事内容の公開」で先進的な市議会だった。人口8万、議員28人の議会で。
                        (2010年からは議員24人に削減)
  ★05年から本会議をHP中継! 06年からはケーブルテレビでも報道!
  ★議会だよりは議員が編集し、議会後20日程度で発行!
    もちろん、議員氏名と質問・答弁概要付き。(10ページ。表紙カラー、他2色)
      (08年3月議会では6会派の代表質問と13人の個人質問)
    議会事務局7人。
      http://www.city.nagahama.shiga.jp/index/download/017929;000001.pdf

■北河内の議会だよりの状況(門真市以外の6市のHPで調査)
  
守口市:ちょっと前までは「議会だよりすらなかった」(!)遅れた守口市だが、今や門
    真議会を軽々と追い越した! (市広報の中の「議会の動き」として作成)
   ★質問会派名明示で(1人会派もあり)質問をもの凄く詳細に!
      答弁概要もしっかり記載。
   その一例 ↓
     http://www.city.moriguchi.osaka.jp/contents/osirase/pdf/200501/07.pdf
     http://www.city.moriguchi.osaka.jp/contents/osirase/pdf/200501/14.pdf

大東市:これも門真市よりはるかに先進的(たしか、議員による編集のはず。)
   ★質問議員の氏名と質問・答弁概要を紹介し、全議案について会派名と議員名を挙
     げて賛否を公表。
    本会議での議案討論も概要を掲載。   
   その一例 ↓
      http://www.city.daito.osaka.jp/sec/140/tayori/No-40.pdf

寝屋川市:これも門真市よりはるかに先進的(たしか、議員による編集のはず。)
   ★本会議質問議員の氏名と質問・答弁概要を詳細に紹介。
     委員会審議についても議案質疑と答弁概要を紹介(議員氏名は記載せず)
   その一例 ↓
    http://www.city.neyagawa.osaka.jp/var/rev0/0000/8944/080501-2.pdf
    http://www.city.neyagawa.osaka.jp/var/rev0/0000/8948/080501-6.pdf

四条畷市:門真市よりはずっとましだが、他市と比べるとたいした事ない内容
                      (たしか、議員による編集のはず。)
   ◎本会議の会派代表質問は会派名で質問・答弁概要を紹介。
    本会議一般質問(個人質問)は質問者氏名を出して質問のみ少し詳しく紹介
    本会議での議案討論も概要を掲載。   
   その一例 ↓
    http://www.city.shijonawate.lg.jp/h130101/fixed/16/01/160108_pdf/134.pdf
    http://www.city.shijonawate.lg.jp/h130101/fixed/16/01/160108_pdf/133.pdf

交野市:門真よりかなり進んだ内容。(たしか、議員による編集のはず。)
   ★本会議の会派代表質は所属議員名と質問・答弁概要を紹介。
    本会議一般質問(個人質問)は質問者氏名を出して質問・答弁概要を短く紹介。
   ★委員会審議について議案質疑・答弁・討論概要を紹介(議員氏名は記載せず)
   その一例 ↓
    http://www.city.katano.osaka.jp/kakka/gikai/gikaidayori/20-5-10.pdf
    
枚方市:門真よりはるかに進んだ内容。(議員による編集。編集委員氏名も明記!)
   ★本会議での議案への質疑・答弁概要を紹介(議員氏名は記載せず)
   ★本会議の会派代表質は所属議員名と質問・答弁を結構詳しく紹介。
    本会議一般質問(個人質問)は質問者氏名を出して質問・答弁概要を短く紹介。
      (答弁は全て市長)
   ★委員会審議について議案質疑・答弁・討論概要を紹介(議員氏名は記載せず)
   その一例 ↓
   http://www.city.hirakata.osaka.jp/freepage/gyousei/gikai/files/hirakatagikai2542.pdf
   http://www.city.hirakata.osaka.jp/freepage/gyousei/gikai/files/hirakatagikai2544.pdf
   http://www.city.hirakata.osaka.jp/freepage/gyousei/gikai/files/hirakatagikai2546.pdf
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i60-35-93-49.s04.a027.ap.plala.or.jp>

選挙工学ともいえる数式です
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 なかやましげる E-MAIL  - 10/12/12(日) 22:12 -
  
ほんとうに議員削減が実施され続けると最大会派の比率が高くなります。
門真の例では公明党の議員の比率がさらに高まっていました。
なぜ与党会派が議員削減を執拗に提案するのかわかりました。

民主主義の破壊であり、後退です。
別に門真の個々の公明党議員には特別の感情はありませんが、議員削減が民主主義の後退であり、地域住民の声が圧殺されることということだけはきちっと言っておかなければならないと思います。そういうことを理解して議員削減に賛成しているのかと。

具体的には「第2、第3の戸田」を出さないための陰謀です。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; YTB730; GTB6.6...@softbank218130024017.bbtec.net>

☆議員こそ実績主義成果主義で淘汰すべき!給料泥棒議員を作り続ける一部有権者の責任
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 戸田 E-MAILWEB  - 10/12/13(月) 0:51 -
  
 市職員に対して「公務員にも成果主義を導入して勤務評定すべし」などと偉そうにのたまう与党議員達がいる。
 質問もしない、行政チェックもしない、議員としての仕事をロクにやってないあんたらがどの面下げてそんな事言えるのか、とその鉄面皮ぶりに呆れてしまう。

数字や効率で計り難い・計るべきでもない職員の業務よりも、議員に対してこそ実績主義・成果主義を導入して「雇い主」たる有権者市民から勤務評価してもらう仕組みを整えるべきだろうよ。

 やり方は極く簡単でさしたる経費もかからない。たいそうな「システム構築」も要らない。次のようにして市民に情報を不断に提供して評価を仰ぐようにすればいい。

1:「議会だより」に質疑や質問をした議員、「討論」を行なった議員の氏名を載せる。
  これは本会議についても、常任委員会・特別委員会(決算や行革)についても行な   う。
 ・本会議一般質問については、質問の項目と各概要を載せる。(答弁概要も)
 ・委員会については、質疑の概要と答弁概要、所管事項質問のタイトルと答弁概要を載
   せる。
 ・紙の「議会だより」は誌面限界があるので簡単にせざるを得ないが、HP「議会だよ
   り」ではもう少し詳しく載せる。

2:これだけだと「質問回数はしてない(少ない)が他の面で活躍している」と不満がる
 議員もいるだろうから、毎年1回、「議会だより」か何かで(紙とHP)、全議員に  「この1年の自分の活動や成果の報告」を自己申告で書かせて公表する。
  紙で600字以内、HPで1000字以内とかの字数制限をつけて、各議員に提出してもら
 う。
  提出は任意でよいが、出さない議員は出さないなりの評価を受けることになる。
  また、各議員の報告文に批判や異論がある他の議員や市民は、自分のビラなどで批判
 を公表したりすればいいから、鉄面皮議員でも余りデタラメな事は書けないはずだ。

◆以上の事を1任期4年間続ければ、「給料泥棒議員」はかなり淘汰されるはずである。

■「市民目線」とか「市民感覚で」というならば、こういう所にこそ目を付けるべきであ
 り、こういう事を全く考えずに単に報酬が高いとか人数が多いとかの批判だけしている
 「市民感覚」など全く浅薄なものでしかない。なぜこういう事に目を向けないのか?

◎戸田は(近日中に画像アップするが)講演レジュメ1ページめに
 クイズ1:「人口20万人の都市には警官が50人必要」と法律で決まっていると仮定     します。住民の安全と財産を守るため、市民もそれに納得しているとします。
      ところが、が調べてみると50人の警官の8割くらいは警官の資質に欠け、
     しょっちゅうさぼっている事が判明しました。
      さて、どうすればいいと思いますか?

    1. 資質に欠ける警官をクビにして、街の警官の定数を大幅に削減する。
    2. 資質に欠ける警官をクビにして、今度からは警官の勤務実態を公開的に点検      し、質の悪い警官をクビにできるようにする。
    3. 「警官も身を削る改革」を宣伝して、警官の定数を1割削減する。
       (問題発覚警官の大多数は留任させて)

 とクイズを出した。↓↓↓
 ◎11・28秋田講集会6:戸田講演5、の開始7:30秒あたりから.
   http://www.youtube.com/user/todajimusho#p/u/4/L441bKdWzwU

  もちろん誰が考えても妥当な答えは2.だ。「住民の安全と財産」のために「20万都 市には警官が50人必要」との規定が法で定められ、住民も納得しているのだから、
 警官定数を削減して安全を脅かす選択を誰もするはずがない。
  問題になるのは警官の資質をいかに高めるかの方策のみ。

 戸田が言いたいのは、じゃあなぜ議員の場合は「資質を高める」・「ダメ議員を淘汰す
る」方策論議にいかずに、「定数削減」ばかりに話がいっちゃうの? と言うこと。
 それは「議員とは何をするべきものか」を知ろうとせず、「議員なんて飾り物さ」という意識の方がはるかに強いからだ。
 「飾りもの」なら人数が少なく人件費がやすい方がいいだろう、という考えにはまってしまっている。

 「議員は少なくていいのなら、5人でいいだろ、3人でもいいだろ。じゃあ3人にしたらどんな連中が議員になるんだ?門真なら公明党が2人、自民党が1人。そんな議会構成でまともな行政チェック=税金の使い道チェックや市民の声の反映が出来るとでも言うのかい?!」
 ・・・と、戸田は「議員定数削減論者」に問いかける事にしている。

◆そしてぜひ考えてもらいたいのが、質問しない・行政チェックもしない「給料泥棒議  員」に対して多くの有権者が「そんなの排除せよ!」と怒っても、こういう議員に投票
 して当選させ続ける有権者達がいる、という問題である。

 「給料泥棒議員」の典型が自民党門真支部長の大本郁夫議員だ。
 1979年当選以来連続8期32年目の大本議員は、この32年間、常任委員会での質疑質問
ゼロ!
 本会議質問は2000年3月議会での「会派代表質問」をやったのが実に6年ぶりの本会議質問で、 ←「ヒゲ-戸田通信15号」(2003年3/3)
      http://www.hige-toda.com/_mado02/2003/tusin2003-15/tusin15.htm
なんとそれ以降、本会議質問ゼロ!委員会での質疑質問ゼロ! というものすごさだ。
 (おまけに議長として戸田への発言禁止命令などの攻撃、門真市破壊の合併策動推進な
   ど、他にもマイナス査定すべきことがテンコ盛り!)

 こういった大本議員の給料泥棒実態を、戸田は2007年市議選でさんざん訴えた。
 「役員手当も含めて大本議員は年間報酬平均1200万円は下らない。4年間で4800万円
だ。大本議員をまた当選させるという事は、今後4年の任期で4800万円からの税金浪費をする事だ。そんな事をしていいんですか?!」、と盛んに訴えた。

 しかし選挙結果は、必死になった大本議員が「今度で最後だから何とか当選させてくれ」と走り回り、人気の高い奥さんが頭を下げまくって同情を引き、過去最高の「4位当選」という大勝利を得たのだった。
 こんな給料泥棒議員に2390人もの有権者が投票して8期連続当選させたのだ!
 (得票数は正確には2398票。本人と家族等をのけて2390と表現した)

 で、当選した大本議員は、戸田が予測したように、2007年4月当選以来、本会議でも委員会でも今まで一度も質疑質問をしていない!(07年度・08年度とも議長になった時は本会議質問はできないが、それ以外の本会議や4年間の各所属委員会では質問しようと思えば質問できるのに)
 議会質問以外の面でも、戸田が議員であった09年3月までの間には議会や行政にマイナスのことしかしていないし(戸田の評価としては)、それ以降も同じだろうと思う。

 この2390人の有権者の行動が、人口13万5000人門真市で4年間で約4800万円の税金浪費を生んだ事になる。
 2003年市議選までの定数28時代は1500票前後で中間あたりで当選していた大本議員に
約800人も投票する有権者が増えたのだ。「質問しない議員」として勇名になっているにも拘わらず!

 800人増えるのでなく500人減っていたならば、それが民主党推薦新人の石谷さんに回っていたならば、石谷さん初当選・大本議員落選となり、少なくとも大本議員当選よりは税金が有効に使われたであろうに・・・・。
 参考:2003年選挙結果
    http://www.hige-toda.com/_mado02/2003/tusin2003-4tokubetu/2003-5-9.htm
    2007年選挙結果
    http://www.hige-toda.com/_mado02/2007/tsuushin_tokubetsu2.PDF
 
 大本氏を議員につける事によって何か得する人々、これは「利益共同体」として行政チェックとか議会質問など全く関係無しの「確信犯」達だが、そうではない有権者達、「奥さんがいい人だから」、「本人や奥さんに頭を下げられたから」、「ご近所だから」、「所属団体
が同じだから」、「今までずっと大本支持できたから」、「何となく」・・・・などのモヤ〜っとした支持で(税金浪費になる事など考えずに)投票した人たちが数多くいる事が、より問題だと思う。
 
 他の多くの有権者がいくら「こんな人物を議員に雇ってはダメだ」と憤慨しても、これらの「モヤ〜っとした支持」の有権者が「税金から高額な報酬を払う専門家として大本氏がふさわしいかどうか」をしっかり考えてくれるようにならないと、低レベル議員が議会を牛耳って低レベル=税金浪費議会が続く事になってしまう。

 これらの有権者の責任は大きいが、すぐにそれを改善する特効薬はない。
 全議員の仕事ぶりを公開しながら啓発宣伝を続けて「議員という専門家を選ぶ鑑識眼」を養ってもらうようにする他ないだろう。

 大本議員の例は、その最も分かりやすい端的な例として挙げたが、他にも似た例はいくつも門真市議会では転がっている。

 そして議員定数を減らせば確実にこういう低レベル議員の比率が増え、それを打破しようとする正義派新人はますます当選不可能になっていく。
 それでいいのか?! いいはずないでしょ。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i58-89-135-218.s04.a027.ap.plala.or.jp>

平成11年9月29日(水)午前10時。本会議開議。
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 ゆうすけ E-MAIL  - 10/12/13(月) 2:32 -
  
議事録より、抜粋。

議長(早川孝久)  議員戸田久和君に対する懲罰についてを日程に追加し、議題に供したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (異議なし)
               (中略)
(石橋章一)私は日本共産党議員団を代表いたしまして、ただいま議題となっております議員戸田久和君に懲罰を科すことに反対の立場から討論を行います。 

 懲罰特別委員会の結論は、議員戸田君の本会議での発言に対して、事実無根、議会の品位を汚し、その権威を失墜するような発言ありとして陳謝を求める処分を委員会の多数で決定したのでありますが、私どもは憲法上の言論の自由が定められ、さらに議会における議員の発言は最大限保障されているものであり、こうした上に立って、今回の処分については極めて残念に思う次第であります。

 もともと今回問題となりました発言は、北野助役の市税滞納に端を発した徴収猶予の適用などこの是非をめぐって、そして市長及び北野助役に対する処分として、給与の30%カット、6ヶ月間というこの処分、専決処分の議案質疑を通じて行った本会議場での発言が懲罰の対象となったものであります。

 しかし、特別委員会の審議の中でも、見解の相違から議論が平行線となり、私どもの見解、戸田議員の一連の発言が懲罰の対象となるものではない、こういう観点から懲罰を科することについて、反対の立場の討論を行ったものであります。

 私ども、今回の発言で議員に対して懲罰を科するということは、今後の活動において議員の自由な発言を妨げるおそれもあり、断じて認めることはできません。よって戸田議員に懲罰を科することについての反対を申し上げ、意見の表明といたします。


(議長) 次に、村田文雄君を指名いたします。

(村田文雄) 採決に当たり、公明党、緑風クラブ、志政会、市民リベラルの四会派を代表して、懲罰を科することに賛成の立場から討論をいたします。

 提案説明にありましたように、議員の発言は、議場の秩序を保持し、品位を重んじる上からも、無礼の言葉を使用してはならないと地方自治法と会議規則で明確に規定されております。いやしくも市民の負託を受けた議員といたしまして、本会議での言動については十二分に注意を払わなければならないのは当然であります。しかるに、戸田議員は、いわれなき誹謗、中傷など本会議の名誉と品位を汚したことは明白であります。よって懲罰を科することに賛成し、懲罰の種類は公開の議場における陳謝が相当であると考えるものであります。以上で討論を終わります。

(このあと、起立により、採決が行われる)


■議事録の抜粋である。この記録に間違いはないこととして、村田君は当時新人議員。村田君の後にも、賛成の立場で稲田君が討論を述べる。おかしい表現だと思うのが、賛成・反対と発言する者が決まっており、一度発言するに留まるのに、何で討論なのかである。一つも、討ちあっていない。討ちあうこともなしに、(人間なら反対意見や賛成意見を言い合って、真理が見えてくると思う)。冷酷にも、自分の意思ではなく、会派に従うがごときの多数決。

この日の本会議は「門真市議会の一番長い日」であった。終わったのが、夜9時4分。議会場のエアコン・照明だけでも大変な無駄使いである。小さな門真で、何を派閥の存続に形式ばったことをやってるのかと。もっと、大事なことに時間を使えよと思う。この二人の答弁の前後は当時の議員、そして傍聴人なら記憶に新しいと思う。私が言いたいのは、同じ市議で状況判断も同じくできて、一人の議員の有罪か無罪かに、”何で”意見が分かれるのであろうか。石橋君、村田君の判決主文を読んで、もう一度考えてもらいたい。

■私の結論は、発言する議員のバックに自分の考えを正直に言えないものがあるのだろうかと考えてしまう。私が石橋君、村田君のどちらが正しいと言わずとも、自分の言った事に会派やバックにあるものの重圧に負けたとすれば、本人が一番知るところである。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; GTB6.6; .NET CLR 2.0.50727)@ntoska196220.oska.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp>

●削減害悪1:組織票無き新人の当選も真剣議員の会派形成も不可能に!ダメ議員安楽に
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 戸田 E-MAILWEB  - 10/12/13(月) 7:28 -
  
 門真の場合を例に取れば、上で分析したように「定数14=現状の8減=定数28時代の
半分」にすればどうなるか、を見れば良く分かる。
 次に策動されている定数削減が「定数14にまではいかない」としても、定数削減をすればするほどその結果は「定数14シュミレーション」に近付いていく。
 すなわち、

●M1:既存の集票組織の組織候補以外の、これといった組織票のない「ふつうの市民的
   新人」の当選がどんどん不可能になる!

   定数14になれば、最低当選ラインは2400票前後に跳ね上がる!
   これでは有名芸能人か何かでない限り、既存集票団体以外の新人は門真では絶対に
  当選できない!
   「こんな議会や行政を変えてやる!」と主婦や青年が一念発起して出馬しても、
    ・その人が門真育ちで親族や各種同窓会、自治会や仕事仲間などに支援されても
    ・その人がビラを書けて、街頭演説も出来る人でも、
   絶対に当選出来なくなる。

   当選の出来る「新人」とは、既存の組織票議員の後継者の「新人」に限られる。
   既存集票組織にしても定数削減が進めば進むほど当選可能人数が少なくなり、現職
  を続けたい議員同士で「どちらが引退するか」の調整が大変になるのだから、新たな
  拡大はほぼ不可能になる。

  ●言い換えれば、「1999年市議選での戸田当選」のような「ハプニング」はもう絶対
   に起きない、と言うことである。その新人が有名芸能人か何かでない限り。
  
   定数が22になった2007年の市議選では最低当選ラインが1424票に跳ね上がってし
  まい、新人ながら門真のPTA協議会会長など歴任し民主党の推薦を受けた石谷さんで
  さえ当選できなかった(1017票で次点)。
   定数14に近付けば近付くほど、現職引継以外の「新人」はもっと当選不可能になる。 

●M2:現状の定数22でさえ、「戸田と会派を組めるような真剣派新人」は当選困難で、
   「戸田は当選できても会派は組めない」=戸田を議運からも決算特別委や行革特別
   委、会派代表者会議からも全て排除できる体制である。
    (門真では1人会派は認めず必ず2名以上必要)
   ●定数14に近付けば近付くほど、戸田自身でさえ当選が不確実になり、「戸田と会
    派を組めるような真剣派新人」は絶対に当選不可能になる!
     低レベル議員のままで楽チンに4年間を過ごしたい議員やその支持団体にとっ
    て、これは大変にありがたい事である。

  ◆定数削減は「組織票で議席を得るが中身が低レベルな議員」による議会操縦を
   ますます容易にし、「真剣議員」の排除・既存会派談合政治を固める方向にしか
   作用しない毒物である!   (上記投稿の◆L4:)
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i58-89-135-218.s04.a027.ap.plala.or.jp>

▲削減害悪2:「一念発起新人の当選不可能」は市民を白けさせ、投票率増加も望めない
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 戸田 E-MAILWEB  - 10/12/13(月) 8:16 -
  
 創価学会員でも共産党員でもなく、自民党系議員や民主党系議員の後継者でもない、「一念発起型」の新人は、門真でそこそこ人脈を持っていて人望のある人でも当選不可能、となれば「ふつうの市民」は白けてしまう。

 公明党でも共産党でもない、自民党員や民主党員でもなくその集票団体員でもない、
戸田みたいな「鮮烈左翼」支持でもない「ふつうの市民」にとっては、自分の友達や親
しい親族、主婦仲間、ママさん仲間、同好会仲間、仕事仲間が出馬した場合に市議選へ
の関心が最も高まると思われる。
 そして自分が応援した新人が当選して頑張ったら、議会・行政への関心と理解がさら
に高まるだろう。

 しかし「定数削減」は、そうした「自分らの身近な仲間の当選」をどんどん不可能に
していくのだから(定数14では絶対的に不可能に!)、その分市民を白けさせる。
 「どうせ現職議員やその後継者で議席が埋まってしまうだけ」との感覚になる。
 これでは投票率も上がらないだろう。

 門真市議選では、1999年選挙以降の3回の市議選では、<落選者7人>の1999年選挙
の<投票率51.34%>が最高で、あとは2003年選挙の44.92%、2007年選挙の45.56%と、
45%前後を続け、今後上昇する気配もない。
 これが、もっと定数削減して「どうせ現職議員やその後継者で議席が埋まってしまう
だけ」になればどうなるか? 
 投票率は下がることはあっても上がる事はあまり考えられない。

▲P1:「投票率が低いことによって一番得する勢力はどこか?」と言えば、それはも
   ちろん公明党・創価学会である!
   「組織的集票力の強さ」が自慢の公明党・創価学会は、ホントは「池の中の棒クイ
  と同じ」で、水面(投票率」が低い時にはグンと突き出て目立つが、水面(投票率)
  が上がれば姿が見えなくなってしまう。

   投票率が低い事によって、公明党・創価学会は実際の有権者比率の2倍の力を発揮
  しているのだ。
   定数28時代の議席比率28.6%、定数22時代の議席比率32%(しかもいずれも当選
  上位にズラリと並んで!)は、そうして出来た数字である。

▲P2:市町村の議会選挙は、「ふつうの生活者」が一念発起して出馬して頑張れば当
   選できるようにしておくべきである。
   そうしてこそ、住民の議会や行政への関心と参与が高まり、低レベル議員の淘汰
  が行なわれるし、既存議員とその支持者や集票団体も「議席維持のためには議員と
  しての質を上げねばならない」との認識を持って自己改革に取り組むようになるの
  である。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i58-89-135-218.s04.a027.ap.plala.or.jp>

■削減害悪3:低レベル議員と支持者への変革圧力を減じ、自己改革の動機も削ぐ
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 戸田 E-MAILWEB  - 10/12/13(月) 9:42 -
  
Q1:定数削減が進むと同時起こって来る事は、
   1. 既存会派内での出馬人数削減のための「調整」(暗闘もあり得るが)
   2. 出馬人数が減るから引退議員の票田の分配をして、継続議員にとっては「新し
    い支持者との顔つなぎ・引継ぎが必要になる。
     (議席継承の新人議員にとっても引退議員支持者の引継ぎが不可欠)
   3. 当選ラインが上がるわけだから、集票行動は今まで以上に必死にならないとい
    けない。「従来からの支持者だけでは当選できない!」のだから。

  という事である。
   ここでは、「情報開示議員への自己刷新」だとか「従来の会派談合による情報封
  鎖や無所属議員排除を改める」だとかの「議会改革意識」は生まれないで、
   ・引退議員がやってきた路線に逆らわずに従来の会派政治を続ける。
   ・「とにもかくにも票固めが第1!」

  の意識の方が、議員・候補者はもちろん、支持者達にも強く蔓延する。

Q2:その上、定数削減が進めば「戸田に会派を作られる心配が全く無く」なり、
 「一念発起型の新人もますます当選出来なくなる」し、旧来型の「低レベル議員製造
  意識」で票固めさえすれば議席は安泰、議員になってからも戸田や共産党の言うこ
  とは多数決や会派談合政治で今まで以上に楽々と封じ込められる、という状態にな
  るのだから、彼らへの「改革圧力」は弱まるし、危機感が無くなるから自己刷新の
  動機も削がれてしまう。
   
Q3:そして「勝てば官軍」、「当選すれば4年間は安泰!」である。
  今の定数22でも「戸田会派」は絶対出来ないし、共産党は会派談合政治に引っ張り込
  んだままで口先だけで議会改革を言うだけ、定数14にでも出来れば「戸田会派」どこ
  ろか戸田本人さえ落選させられるかもしれないし、「野党勢力は2人だけ」という事
  態も期待できる!
   戸田と共産党で3議席いたところで、定数22時代の合計5議席よりもずっと押さえ
  つけやすい!(定数28時代の合計6議席よりもはるかに楽チンだ!)

Q4:一般市民も議会に対して「どうせいつもの議員達がやってるだけ」、「番狂わせの
  ない選挙じゃ興味が湧かない」、と白けた気分になる事が否めない。
   これも低レベル議員とその支持勢力に取っては結構な状況である。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@i60-35-86-1.s04.a027.ap.plala.or.jp>

●削減害悪4:指標で明白!議会の行政チェック力量が減少し、行政にとっては楽チンに
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 戸田 E-MAILWEB  - 10/12/13(月) 11:48 -
  
 戸田と共産党議員が行政をチェックし改善させる力量を1人平均10とすれば、自公民
の与党議員の平均力量はは戸田が見るところせいぜい3だ。「4」や「5」の議員もい
るが、「ゼロ」や「1」の議員も多いので、平均すれば「3」になる。
 (これでもちょっと甘い点数かもしれない)

 戸田や共産党は個人としては目一杯頑張ってきた。これ以上チェック力量をアップさせ
る事はそれほど期待できない。(共産党議員の何人かはもう少し伸ばす余地があるかもしれないが)

R1:で、この仮装指標を使って「門真市議会の行政に対するチェック力量」を計ってみ
  ると、
  ◎定数28時代:戸田+共産党5人で合計6人=60
         自公民与党議員22人で、3×22=66
                          合計チェック力:126(1)
    (2003年市議選〜2006年度末の「野党議員最高比率時代」で)

  ◎定数22時代:
    戸田がいた時は、戸田+共産党4人で合計5人=50
           自公民与党議員17人で、3×17=51  
                          合計チェック力:101(2)
    戸田失職後09年6月補選・五味議員復活以降は、
                  共産党4人で 40
           自公民与党議員18人で、3×18=54  
                          合計チェック力:94(3)

  ◆「定数22」になると、「戸田当選+共産党2人」という最もありそうな状況では
           戸田+共産党2人で合計3人=30
           自公民与党議員11人で、3×11=33  
                          合計チェック力:63(4)

  ■何と、定数28時代と較べてチェック力半減(合計126→63)ではないか!
     戸田が在職の定数22時代と較べても(101→64)約4割も減るではないか!

R2:定数減ではなく、定数22のまま、「低レベル議員のレベルアップ」を図ったらどう
  なるか?

  ★現状の自公民与党議員の行政チェック力「3」を「5」にアップできたら、
          5×18=90
    これに共産党の4人=40を加えると、合計チェック力:130(!)・・(5)

  ★★そして定数22のまま2011年市議選で戸田が復活当選し、共産党が4人当選なら
            戸田+共産党4人で合計5人=50
       それ以外の自公民与党議員18人で、18×5=90 
                        合計チェック力:140(!)・・(6)

R3:行政チェック力のうち、(1)から(6)のどれが市民にとって良いのか、
  どれが最悪なのかは、この指標数字を見れば明白だ。
   今の与党議員の低レベル状態を改善させて、現状の「平均チェック力3」を
  「平均チェック力5」に向上させることしかない!
   ・・・・それだけ向上させても戸田+共産党の平均のまだ半分であり、「さらに
       伸びる余地十分」(笑)なのだし。

  ◆それを実現するのは、上に提起した「議員に対して実績主義・成果主義を導入して
   市民から勤務評価してもらう仕組み」の構築である!
  
  ●上に解説したように、議員定数削減は与党議員・支持者達の改革を阻害して「低レ
  ベル議員製造」を維持拡大するだけであり、「百害あって一利無し」の愚作である。

R4:市民はほとんど意識しない事だが、チェックすべき行政規模が変わっていないのに
  チェック役の議員の数だけ減らしたら、チェックの密度はどうなるか? という問題
  がある。
   一番端的な例が常任委員会での審議だ。
  従来は4つの常任委員会に分割して膨大な行政内容を審議してきた。
  それが定数22になって、「4つでは1委員会に4〜5人の議員(委員長を除けば3〜
  4人)しか配置出来ず手不足になる」という事で(戸田失職後の09年度から)3つの
  常任委員会体制へと改変された。

   これが定数14にでもなったらどうなるか?
   3つの常任委員会のままでは、「1委員会あたり3〜4人、委員長を除けば2〜3
  人」となってしまい、多様な視点からの審議がしにくくなる。
   共産党は良くて2人当選だが、どれかの常任委員会には入れなくなってしまい、市
  民的には大きな欠損になってしまう。
   
   また1委員会あたりの審査範囲が増大したのに、配置議員が少なくなるのだから、
  議員1人当たりの負担が大幅に増加して、与党議員のチェック力量を向上させたとし
  ても、議会総体としてのチェック力量は大幅に低下してしまう。

R5:◆「議員が大幅に減る」というのは、行政当局にとっては「大変気が楽になる」話
  である! 低レベル与党議員が大半とはいえ、28人の議員を相手にするよりは22人、
  22人を相手にするよりは14人の方が、ずっと楽にスイスイと行政が進められる。
   しかも議員14人になってくれたら野党議員はせいぜいたったの3人で済む!
  
  ◆しかし「行政の楽チン」は「市民の危機=無駄遣い政治蔓延の危機」と用心すべき
    事だ!
  ◆また「行政の楽チン」は「特定議員・勢力と行政との癒着」と一体である場合が
   多い。「低レベル議員」が議会を牛耳り、情報封鎖を続ける議会が一般市民の暮
   らしを良くできるはずがない。

R6:こうなれば、何十億円、何百億円の無駄遣いもどんどん垂れ流しである。
  議会でのチェックや歯止めが十分に出来なくなってしまうのだから。

   もともと議会の総経費は市の支出の1%。そのうちの議員の人件費を削った所で全
  体の0.1%とか0.2%程度の「支出削減効果」しかない。
   しかしその削減は、こうしてほぼ確実に何十億円、何百億円の無駄遣いの増加とな
  って市民に跳ね返って来るのである。

  まともな市民ならどっちを選ぶのか?
   「議員定数削減」で「低レベル議員製造システム」を存続して何十億円、何百億円
  の無駄遣いをもたらすのがいいのか?
   今の定数で「議員に対して実績主義・成果主義を導入して市民から勤務評価しても
  らう仕組み」を導入して「議会全体の行政チェック力を向上させて無駄遣いを阻む」
  のがいいのか?

   答えは明らかではないか?

  (戸田個人としては、意欲ある新人が当選し易いように定数を28に戻すべきだと思う
   が、残念ながら昨今の情勢ではそれは無理なので「これ以上の削減は断固阻止!」
    という立場からものを言っていく事にした。)
引用なし
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