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議員各位へ:10/6(土)朝10時〜韓国益山市議員・労働者との交流会に来たれ! 戸田 07/10/3(水) 18:06

◆韓国の地方自治・議会:知らなかった大きな特色についてのメモ書き(1) 戸田 07/10/7(日) 12:00

◆韓国の地方自治・議会:知らなかった大きな特色についてのメモ書き(1)
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 戸田 E-MAILWEB  - 07/10/7(日) 12:00 -
  
 これを契機にHP検索で調べたところ、日本と凄く違って年々変化・進化している面が
あって驚いた。いままでの無知を恥じつつ、以下に走り書きメモをする。

<韓国の地方自治制度 議員>

第1 章韓国の地方自治制度の沿革 第 1 節韓国の地方自治制度の変遷
         http://www.clair.or.kr/info/iimg/115_01.pdf
 ・・・・第15 次改正(1999 年8 月)

 2 本格的な地方分権の推進
  2003 年2 月にスタートした盧武鉉政権は、早速、国政12 大課題に地方分権の推進を
 組み入れ、4 月には、大統領令に基づく大統領府の直属機関として「政府・革新地方分
 権委員会」を設置し、さらに、7 月には地方分権ロードマップを発表した。これに対応
 して行政自治部も地方分権特別法の骨子を発表している。
  10 月には政府は地方分権特別法を決定し、国会に提出している。

- 第4章 地方自治団体の機関 第1節 地方自治組織の基本構造 1 ...
   (2004年段階の資料)     http://clair.or.kr/info/iimg/115_04.pdf

第4 章地方自治団体の機関
第1 節地方自治組織の基本構造

1 基本的な仕組み
 韓国の地方自治制度においては、日本と同様に地方議会と地方自治団体の長が両立する
機関分立型をとっている。この場合、地方議会は議決権、行政監査権(自治団体の行政事
務監査及び調査と行政事務処理事項の報告を受け、質疑できる権限)、選挙権、請願受理・処理権及び自律権を持っている。
 反面、自治団体の長は、自治団体の代表、行政事務の統轄、地方議会に対する牽制権限
(地方議会の一般議決或いは予算上執行不可能な議決に対し再議を要求することができ、
緊急時、先決処分権を行使する権限)をもっている。
行政監査権と地方議会に関する牽制権限を行使することで、分立している両機関が適切
な牽制と均衡を保つことができるようになっている。

 ☆なお、地方自治団体長に対する議会の不信任案議決と地方自治団体長の議会解散権
  は、共に認められていない。

・議員は任期4 年で、兼職は制限される。
 ・首長である地方自治団体長は住民直接選挙によって選ばれ、任期は4年である。

 韓国では、2003年6月の地方自治法改正までは、議員の身分は名誉職で無報酬の非常勤
であった。ただし、議政活動費、公務旅費、会期手当は支給される。
 かねてから地方議会議員については名誉職ではなく有給とすべきだとの議論があり、
2003年6月の改正により名誉職の規定は削除された。
 また、同時に、議政会活動費のうち、補助活動費については、基礎議会議員にも支給できるよう改められたが、費用の支出基準についてはとりあえず現行のまま据え置かれた。

(4)議員の義務
 韓国では、議員の義務として、公共の利益を優先し良心に従いその職務を誠実に遂行しなければならず、清廉の義務を果たすとともに議員としての品位を維持しなければならないと規定されている。
 また、議員は、その地位を濫用し地方自治団体・公共団体または企業体との契約やその処分により財産上の権利・利益もしくは職位を取得したり他人のためにその取得を斡旋したりしてはいけないと規定されている。(地方自治法第34 条)

4 地方議会の招集と会期
 議会は、定例会が年2 回開かれる。定例会の招集日その他定例会の運営に関し必要な
事項は大統領で定めるところにより当該地方自治団体の条例で定めることとされている(地方自治法第38 条)。

 会期 
   広域自治団体:40日以内
   基礎自治団体:35日以内:
招 集 年2 回
 (第1 次定例会)毎年6 月・7 月中 (第2 次定例会)毎年11 月・12 月中

年間会議日数
   定例会・臨時会をあわせて広域団体は120 日以内、基礎自治団体は80 日以内

2006 年は、韓国は統一地方選挙の年であった。

 韓国の統一地方選挙は、全国の地方自治体の首長と議会議員の選挙が同時に行われる。
 韓国の地方自治制度では、我が国の都道府県・政令指定都市に相当する自治体を「広域
自治体」、我が国の市・政令指定都市内の区に相当する自治体を「基礎自治体」と分類し
ている。
 広域自治体レベルと基礎自治体レベルの選挙を同時に行うため、有権者が一回の選挙で
投票する回数も多い。

 2005年6月の公職選挙法改正により、今回から基礎自治体議会選挙に、比例代表制が新
たに加えられ、一人一回6票となった。
 一人一回6票の具体的内訳は、例えばソウル特別市の住民の場合、
 ・特別市の市長、・特別市の選挙区議会議員、・特別市の比例区議会議員と、
 ・特別市内の区長、・区の選挙区議会議員、・区の比例区議会議員
に対する投票である。
 郡の住民の場合は、
 ・道知事(「道」は我が国の県に相当)・道の選挙区議会議員・道の比例区議会議員  ・郡守(郡長)、・郡の選挙区議会議員、・郡の比例区議会議員
に対する投票である

I 基 礎自治体議会比例区の定数

 広域自治体比例区におけるものと同じく、議会の全議員定数の100分の10とするもので
あり、端数は1とみなすという繰り上げも定めている。一方、基礎自治体議会の最小定数
は7 名と定めている。
 実際、基礎自治体議会の規模は、広域自治体議会に比べて小さい所が多く、定数7 〜9
名の議会が比較的多く存在する。
 前記のように、端数を1とみなす繰上げ規定が存在するため、このような小規模の基礎
自治体議会においても、比例代表区の存立が制度上確保されている。

II 基 礎自治体議会比例区の女性クォータ制

 地方議会選挙への比例代表区の導入にともない、女性クォータ制の導入・強化がはから
れてきた。韓国の地方議会における現行のクォータ制に至る最近の経緯は、次のとおりで
ある。
 まず2002年の統一地方選挙の前に、広域自治体議会比例区の女性候補の比率を50%と
することを義務付けた。
 さらに2005年6月、すなわち今回の統一地方選挙の1年前に、基礎自治体議会選挙にお
いても、新たに比例区を設けることにした際、比例区に対して広域自治体議会における
ものと同一の比率によるクォータ制を導入した。

 このように、韓国の自治体議会比例区の女性クォータ制は、すべての地方議会に最少
1名の女性議員を置くよう、直接定めているわけではない。
 現行の公職選挙法においては、広域自治体議会・基礎自治体議会ともに、比例代表区における政党推薦者名簿の奇数番に女性を記載し、男女の比率を50%と義務化し(第47
条)、これに違反する名簿は無効とする(第52条)ことによって、クォータ制を確保する
ことになったのである。

 2005年の公職選挙法改正後、すべての地方議会で比例代表区の存立が保障されているの
で、比例代表区ではどのような政党に議席が配分されても、第1当選者は女性になる。
 このような形で、事実上、最少1名の女性議員が保障されるようになっている。

 2006年5月31日に実施された、第4回統一地方選挙における、地方議会の定数と当選女性
議員数との比率は、次のとおりであった。
 女性議員の占める比率に注目してみると、選挙区と比例区の結果に大きな違いがみられ
た。
 まず基礎自治体では、選挙区定数の合計2513 名のうち、当選女性は11 名(比率は0.4
%)であるのに対し、比例区定数の合計375 名のうち、当選女性は326 名(86.9 %)
に達する。

 選挙区と比例区全体でみると、定数の合計2888名中、当選女性合計は337名(11.7 %)
であった。
 次に広域自治体では、選挙区定数の合計655名のうち、当選女性は32名(4.9 %)であ
るのに対し、比例区定数の合計78名のうち、当選女性は57 名(73.1 %)にのぼる。
 選挙区と比例区全体でみると、定数の合計733名中、当選女性は89 名(12.1 %)であ
った。
 地方議会合計でみると、総定数3621名で、うち当選女性は426名(11.8 %)であった。

 今回2006 年の広域自治体議会比例区における女性議員の比率は73.1 %、基礎自治体議
会における女性議員の比率は86.9 %と、50 %を大きく上回っている。
 これは、各比例区の定数が少ない場合、女性の当選が優先されるためであり、特に基礎
自治体議会において目立つ。
 この現象が、基礎自治体議会の選挙区における女性当選者の不振(0.4 %)を一部補っ
ている。

 結果的に今回の地方基礎自治体議会選挙では、比例区選出女性議員が、基礎自治体議会全体の女性比率を11.7 %にまで押し上げた。表1にみるとおり、前回の基礎自治体議会全体の女性比率は2.2 %であった。

今回の選挙で誕生した女性議員はほとんどが初当選である。

 韓国において、すべての自治体の議会に、女性議員が少なくとも1 名進出したことは、意味のあることである。
 今回の選挙で誕生した女性議員の多くが、初当選の上に市民運動家出身者であったり、
福祉関連の専門職出身者であったりすることから、地方議会活動に新しい風を吹き込む
ものと、韓国では期待されている。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i58-89-133-146.s04.a027.ap.plala.or.jp>

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