「自由・論争」 掲示板

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諸野脇先生への緊急書簡:HPの選挙活用突破の大チャンス!共闘願います! 戸田 07/7/19(木) 1:17

「お上」に「お伺い」を立てる愚(諸野脇ブログ7/20) 戸田 07/7/22(日) 8:51
〈問い合わせ〉行為自体が相手の行動を変えてしまう(諸野脇ブログ7/21) 戸田 07/7/22(日) 9:00

「お上」に「お伺い」を立てる愚(諸野脇ブログ7/20)
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 戸田 E-MAILWEB  - 07/7/22(日) 8:51 -
  
諸野脇正の 闘う哲学 2007年07月20日 http://shonowaki.net/

「お上」に「お伺い」を立てる愚

 日本では、「お上」に「お伺い」を立てた者がいた。新党さきがけである。
 〈インターネットの利用が公職選挙法に違反するかどうか〉を自治省(当時)に問い合わ
せたのである。(注)
  http://www.jsdi.or.jp/~y_ide/9610saki_qa.htm
 率直に感想を述べる。
 アホか!

 役人に「違反するかどうか」を聞けば、「違反する」と言うに決まっている。もちろん、
新党さきがけも、そのように言われた。規制が彼らの権力の源なのである。
 次のような笑い話がある位である。

 賄賂を取り過ぎて、便所の番人に左遷された役人がいた。
 友人が心配して声をかけると、彼曰く。
 「なあに、大丈夫だ。入りたい奴を入れないようにして、出たい奴を出られないようにす
ればいいだけだ。」
 
 便所に「入れないように」規制すれば、金が取れる。「出られないように」規制しても、
金が取れる。
 役人の権力は、このような規制があるから成立するのである。だから、彼らは出来るだけ
規制を多くしようとする。
(彼ら自身に、明確にそのような意識があるかどうかは分からないが。)

 「お上」に「お伺い」を立ててはいけなかったのである。聞かずに、インターネットの活
用を始めればよかったのである。みんなで活用を始めればよかったのである。
 インターネットの活用が一般的になってしまえば、もう変えようがない。役人も「事後承
認」せざるを得なくなる。
 人々の行動が違えば、世界が変わっていた可能性がある。別の一点で「安定」していた可
能性がある。
 インターネット選挙が実現していたかもしれないのだ。
 
 新党さきがけの質問は、押し気味の質問である。つまり、大筋で質問の形をした批判であ
る。質問としてはよく出来ている。
 しかし、現実には、逆効果になってしまった。
 役人に規制をするきっかけを与えてしまった。
 社会現象として、興味深い事例である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i222-150-202-94.s04.a027.ap.plala.or.jp>

〈問い合わせ〉行為自体が相手の行動を変えてしまう(諸野脇ブログ7/21)
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 戸田 E-MAILWEB  - 07/7/22(日) 9:00 -
  
諸野脇正の 闘う哲学 2007年07月21日 http://shonowaki.net/

〈問い合わせ〉行為自体が相手の行動を変えてしまう

 新党さきがけは、自治省(当時)に〈インターネットの利用が公職選挙法に違反するかど
うか〉を〈問い合わせ〉た。
 〈問い合わせ〉ただけである。
 だから、論理的には、自治省の解釈に影響を与えないはずである。
 しかし、現実問題としては違う。
 〈問い合わせ〉があったという事実自体が、彼らの解釈に影響を与えるのである。
 次のような情報を彼らに与えているのである。
 
 1 〈問い合わせ〉が来るほど重要な問題である。
 2 公職選挙法に違反しているかもしれない問題である。
 
 〈問い合わせ〉をしたという事実が相手の解釈を変えてしまうのである。
 〈問い合わせ〉が無ければ、見逃していた問題に気がついてしまう。必要以上に、その問
題を重要だと考えてしまう。

 〈問い合わせ〉は、単なる〈問い合わせ〉ではない。〈問い合わせ〉という行為をおこな
っているのである。
 こちらが〈問い合わせ〉という行為をしたことが、相手の行動を変えてしまうのである。
 
 松井証券が「個人投資家の投資行動」の研究を「無期限で延期」したという報道があった。

 顧客の株式売買データなどを匿名で一橋大に提供する計画だったが、提供に同意しない
顧客からの問い合わせが3千件以上も寄せられたため、松井は「説明不足の面もあり、延
期を決めた」としている。
……〔略〕……松井によると、5月30日に顧客向けのホームページで研究について、拒否
する人は連絡するようにと呼びかけた。〔『朝日新聞』2007.6.6.〕
 
 もう、読者の皆さんはお分かりであろう。
 「拒否する人は連絡するようにと呼びかけた」こと自体が、顧客に間違った情報を与えた
のである。〈「拒否」が必要なほど問題のある計画だ〉という情報を与えたのである。
 「売買データ」を「匿名」で統計的に処理することは、顧客に何の被害も与えない。
 しかし、普通、何の被害も与えないような件で「呼びかけ」はおこなわない。
 このように「呼びかけ」られれば、〈何か問題があるのではないか〉と不安になるのは自
然である。
 
 新党さきがけは、このような〈問い合わせ〉行為自体の影響について無自覚であった。
 記号活動の複雑性を理解していなかった。
 次のような区別が、この問題の理解の役に立つ。
 
  意味論 …… 言葉とその指示対象との関係の分析
  語用論 …… 言葉とその使用者との関係の分析
 
 〈問い合わせ〉行為は、語用論の範囲の問題である。言葉によって使用者が影響を受ける
のである。その影響が問題なのである。
 新党さきがけは、その影響に無自覚であった。間違って意味論範囲の問題だと考えていた
のあである。
 意味論と語用論の区別が出来ていなかったのである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)@i222-150-202-94.s04.a027.ap.plala.or.jp>

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