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門真2歳児虐待死は保育園に入れない待機児童に起こった悲劇だった!(3/30朝刊で) 戸田 10/3/30(火) 9:38
△虐待したのは母親不在の夜だが、保育園は「親育て」で虐待防止の効果を持つ 戸田 10/3/31(水) 10:50

門真2歳児虐待死は保育園に入れない待機児童に起こった悲劇だった!(3/30朝刊で)
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 戸田 E-MAILWEB  - 10/3/30(火) 9:38 -
  
 新聞テレビで大々的に報道された「門真市での2歳児虐待死事件」。
 いたいけない2歳児に繰り返し暴行し、ついに虐殺した(まさに「虐殺」だろう)
19才加害者男には猛烈な怒りを覚える。
 父親役の男に虐殺された子どもが不憫でならない。合掌。

 しかし今朝3/30(火) 喫茶店で読んだ朝日新聞朝刊記事の中に、
  今年2月に少女(母親19才)の就職(夜間の飲食店勤務)が決まり、認可保育園の
 入所を申し込んだが入所できなかったので、少年(同棲19才無職)に子どもの世話
 をまかせていた。
  ※( )内は戸田注

との一文があった。(帰宅後ネット検索したが、ネットではまだ出ていないようだ)

 この一文から重大な事が浮かんできた。
■この子が保育園に入れていたら、虐待死は起こらなかったのではないだろうか?
 これは保育所待機児童に起こった悲劇である。

 事件を整理するとこうなる。
1:19才母親と2歳児の母子家庭があった。(・・・少女は17才で出産)
2:2009年夏から19才無職男と同居するようになった。
3:「2009年秋頃から、仕事から帰ってくると子供にアザができていることが何度かあっ
   たので、『やめて』と注意したが、おさまらなかった」(母親説明:新聞)

4:2009年11月、門真市は男児が1歳半健診を受けなかったため、看護師が母親宅を訪
  問。母親は看護師に「私たちは母子家庭です」と説明。虐待をうかがわせる様子はな
  かった。(門真市説明:新聞)
5:2010年2月に母親の就職(夜間の飲食店勤務)が決まり、認可保育園の入所を申し込
  んだが入所できなかった。(3/30朝日朝刊)

 上記で3:では母親は09年秋には深夜飲食店で働いていた、ということでこれと5:の「今年2月に就職が決まった」深夜飲食店とが同じ店なのかどうかは不明。
 また、2:と4:から見ると19才無職男が同居して子どもの世話を引き受けつつ、役
所に対しては「うちは母子家庭です」としていたことになる。

■今の保育制度では、
  ◎就職していないと保育園への入所資格がない。
    求職者の場合は「1日6時間以上、週に4日以上、求職活動をしている人」でな    いと入所資格がない。
  ●これは極めて馬鹿げた規定で、「保育園に預けれないと仕事探しに出れないの      に!」とどれだけ多くの親たちが泣かされていることか!
  ◎「母親が深夜勤務、事実婚状態の健常な同居者が無職で家に居る」のであれば、
   役所としては「お宅は同居人が日中の育児して下さい。もっと保育園の優先度が高
   い家庭を優先させます」、と普通は判断するだろう。これはやむを得ない。
     そして「同居者も就職が決まって育児できない、との状態になってから申し込
    みに来て下さい」、という事にたぶんなるだろう。
     ここでも「そんなんでは仕事探しが出来ない!」という問題はある。
    
■しかし形式上「育児可能な同居人や夫」が居ても、その人間がちゃんと育児出来ないタ
 イプの人間の場合がある。それどころか幼児を虐待してしまうような人間も現実にい  る。
  当初はちゃんと育児していても途中から虐待に変わってしまう人間も現実にいる。
  今回の加害者男がまさにそうだった!

■今回の虐待死事件は、保育所が十分に保障されていたらたぶん発生しなかった事件だっ
 たろうと思えてならない。
  育児可能な同居人がいようが、親が就職していようがいまいが、「親が保育園入所を 希望する全ての幼児に保育園(か何らかの保育施設)を保障する」、という考えに立っ
 た「保育施設全入制度」を作らないと、こういう悲劇は絶える事がない。

■議員時代に戸田は保育所の拡充から進んで「保育施設全入制度」を強く訴え続けてき
 た。そういう制度の必要性を改めて確信した。
  幼児を殺した加害者は確かに悪い。子ども好きの戸田としては特に許せない思いがす る。
  しかしいろんな問題家庭が存在している現実の中で、半人前の親や歪んだ親にゆとり
 を与えて立ち直らせていくことで幼児を救っていくためにも、幼児全入制度を真剣に考
 えるべきである。

 事件報道の一例↓↓↓
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診察時すでに心肺停止、顔にあざも 大阪の2歳虐待死
2010年3月29日16時51分 (朝日新聞)
   http://www.asahi.com/national/update/0329/OSK201003290088.html
 大阪府門真市で同居女性(19)の2歳の長男を繰り返し殴るなどしたとして、無職の少年(19)=同市=が傷害容疑で逮捕された事件で、男児がかかりつけの小児科医院に運び込まれた際、既に心肺停止状態だったことが大阪府警への取材でわかった。府警は29日、少年を大阪地検に送検した。

 捜査関係者によると、少年は男児の胸などを殴った後の28日未明、男児がぐったりしたため同府寝屋川市内の小児科医院に運び込んだ。医師は朝日新聞の取材に対し「少年に抱きかかえられて来た時、男児は顔などに見るからに痛々しいあざがあり、呼吸も確認できなかった」と話した。
 医師は心肺蘇生術をするとともに119番通報した。少年は「急にぐったりした」などと説明したという。

 医師によると、少年は数カ月前から男児を連れてこの小児科を訪れるようになった。数日前に風邪で受診した際には、あざなどの目立った傷には気づかず、発育状況にも問題はなかったという。

 門真署によると、男児は小児科医院から同府枚方市内の病院に搬送されたが、全身打撲と急性硬膜下血腫の疑いで28日午後、死亡が確認された。府警は29日午後に遺体を司法解剖して死因を調べる。

 一方、男児の母親は府警に対し「何度もあざをみつけ、少年による虐待を疑ったが、自分が夜仕事に出ている間に面倒を見てもらっていたためなかなか問い詰められなかった」と説明。
 昨年秋にあざを見つけた際には、少年は暴行したことを認め「もうやりません」と謝罪したという。

 門真市は29日、男児が1歳半健診を受けなかったため、昨年11月に看護師が現場となった母親宅を訪問していたことを明らかにした。
 母親は看護師に「私たちは母子家庭です」と説明。男児にあざなどの虐待をうかがわせる様子はなかった、としている。
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アサヒコム 2010年3月28日23時39分
http://www.asahi.com/national/update/0328/OSK201003280086.html?ref=goo
 同居女性の2歳の長男に繰り返し暴行してけがをさせたとして、大阪府警は28日、大
阪府門真市の無職の少年(19)を傷害容疑で逮捕し、発表した。
 男児は全身打撲などで同日午後3時半、搬送先の病院で死亡した。

 府警によると、少年は容疑を認めているといい「突然泣き出したので胸を3回ほど殴り、頭を壁にぶつけた」などと供述しているという。
 府警は傷害致死の疑いもあると見て、29日にも男児を司法解剖して詳しい死因を調べる。

 門真署によると、少年は3月中旬〜下旬、門真市のマンションで、同居する女性
(19)の長男に対して繰り返し暴行を加えて、全身打撲などの傷害を負わせた疑い。

 同署の説明では、27日深夜も男児が突然泣き出したので、28日未明にかけて少年が男児の胸などを殴ったところ、ぐったりしたため近くの小児科に連れて行ったという。
 診察した医師が男児の全身にあざがあるのを見つけて119番通報。搬送先の病院で手当てを受けていたが、全身打撲と急性硬膜下血腫の疑いで死亡したという。当時、女性は仕事で外出中だった。

 同署によると、少年と女性は中学の同級生で、昨年6月ごろ交際を始め、7月から同居していたという。
 女性が夜間に飲食店で働き始めたため、女性の仕事中は少年が男児の世話をしていたという。
 同署の調べに対して少年は「いくらたってもなついてこない。だんだん腹が立って、殴ったりけったりしていた」などと供述しているという。

 一方、女性は同署の調べに対し「昨秋ごろ、帰宅すると長男にあざがあり(少年に)注意した」と話しているという。
 その後も同様のことが何度かあったが、少年は「もうしない」「やっていない」などと説明。
 今月17日にも長男の右顔面に大きなあざを見つけて少年を問いただしたが、無視されたという。女性は少年の姉に長男を預かってもらった際、あざがあることなどを相談していたという。

 大阪府中央子ども家庭センター(同府寝屋川市)は、今回の事案について「把握していない」としている。
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB6)@i220-221-36-161.s04.a027.ap.plala.or.jp>

△虐待したのは母親不在の夜だが、保育園は「親育て」で虐待防止の効果を持つ
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 戸田 E-MAILWEB  - 10/3/31(水) 10:50 -
  
 上記投稿に補足:
 「19才同居男が虐待したのは母親が仕事で不在の夜の時間帯=保育園と無関係の時間帯
だったから、たとえ子どもが保育園に入れていても虐待は防げなかった。保育園に入れなかった事と虐待は関係ない」、という考えを持つ人もいるだろうと思う。

 この考えから出てくる結論は「(国や市の不十分な保育園政策のために)保育園に入れなかった事は虐待死事件とは関係ない!」という話になる。

 それは違うと戸田は思う。
 昔とと違って今の保育園は(保育園にとっては負担増大だが)子育てだけでなく「親育
て」の機能も果たしているし、それが期待されてもいる。

 保育園に送り迎えし、保育ノートを書き、読み、保育園の種々の行事に参加する事を通して親もちゃんとした親として育てられるのである。
 戸田の体験からしてもそれは間違いない事実だ。

 人は子どもを産んだから、カップルで子どもの面倒を見ているからといって、その内面までも自動的に「親」になるのではない。
 子育ての過程を通じて、親もまた「親」として育てられていくのだ。
 保育園を通して学ぶこと、保育園仲間の子供たち・親たちとの交流を通じて学ぶこと、そういう機会を持つことがとても大事である。

 幼児を虐待死させてしまったこの19才どうしのカップルに、保育園での子育てが保障
されていたなら、19才加害者男も「虐待加害者」にならずに義父として育っていけた可能性が非常に大きかっただろうと思う。
 
 19才といえば、普通は「やりたい盛り」、「遊びたい盛り」である。
 日中は母親がいて子どもを世話するとはいえ、夜に働いている分睡眠も取らなければい
けないから、男ひとりで幼児の世話をする時間も少なくないだろう。
 そして女性が仕事に出たあとの夜は、ずっと幼児とふたりっきり。

 「無職」で仕事をしてないから金も無いし気分転換もできない。そんな中で相手女性の
連れ子の世話で過ごす毎日の夜。
 今の19才と言えば小子化世代だから、幼児の扱い方、世話の仕方がさっぱり分からない、体験していない、という事も十分にあり得る。
「子ども好き」ではなかった事もあり得るが、少々の子ども好きでもロクにカネもなく毎夜幼児の世話をしなければいけない、となるとストレス鬱積になるだろう。

 もちろん、だからといって幼児に暴力を振るってウップン晴らしをするなど人間として許されない最低な事だが。

 保育園に入れていたら、子どもを担当している保育士さんらを通じて、そんな家庭情況もかなりの程度把握出来て、不幸を防ぐ対策を取れていた可能性も高かったと思う。

 「全ての幼児に保育園・保育施設(幼稚園での保育も含む)を保障する地域社会」が絶対に必要だと、改めて思う。

 暴行虐待で殺されてしまった2才の男の子に、一所懸命働いて子育てをしてきたのに我が子を殺されてしまった女性に、合掌。
引用なし
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