ちょいマジ掲示板

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F氏の通報:誰が生活保護受給者かを晒し「不正受給」とも誤解せる門真市の非常識封筒 戸田 12/5/30(水) 14:44
▲ケースワーカーの基本的姿勢として有名な『バイステックの7原則』を噛みしめると 戸田 12/5/30(水) 14:59
◆戸田はこの「守秘違反・差別誘発封筒」即廃止を主張。保護課の経過釈明文を紹介する 戸田 12/5/31(木) 9:08
☆戸田指摘を受けて保護課が封筒の「不正受給防止標語」を削除!6/6回答文を紹介する 戸田 12/6/6(水) 13:27
◎必見!戸田HP内の「みんなで考えよう!門真の生活保護と国保の問題」特集 戸田 12/6/6(水) 15:31
◆中小企業人グループに「生保問題を冷静に考えよう」と解説した戸田の2010年文書も 戸田 12/6/6(水) 16:13
◎あたかも犯罪者扱い!?生活保護受給者が脅える凄惨な仕打ちと悲惨な日常(阿修羅) 戸田 12/6/10(日) 19:57
◇0.5%程の不正受給を過剰に騒ぎ立てて本質を隠す連中、煽られる連中。本質を見よ 戸田 12/6/10(日) 20:20
■「親族の扶養義務強化」は死すら招く弊害が!高額所得者は多額の所得税で負担を! 戸田 12/6/10(日) 21:16

F氏の通報:誰が生活保護受給者かを晒し「不正受給」とも誤解せる門真市の非常識封筒
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/5/30(水) 14:44 -
  
 連休の5/3頃、戸田の郵便受けに手紙と資料入りの封筒が入っていた。
 手紙を読んでみると、枚方市在住のFさん(仮名)からのものだった。かなり重大な問題を含んでいるので、送ればせながら2分割して以下に紹介する。
 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    (Fさんから戸田への5/3通報文)

 今回、知人宅に来た生活保護の通知書を見て、またしても、と驚愕した、と言えばいいのでしょうか、もはや門真市につける薬はないのだ、と無力感にひしがれた、言えばいいのでしょうか、言うべき言葉が見つかりません。

 郵便局員がアパートで宛先人が分かるように、ふつうに封筒を差す。
 すると「不正受給」という大文字が目に入る。

 これは、福祉の職員が、
     「おーい、みんな、来てごらん。 この人、生活保護受けてるよ。
      しかも、不正受給かもしれないよ」

と不特定多数の人に呼びかけているのと同じことです。

 言うまでもなく、公務員には守秘義務があります。
 ましてや福祉関係の仕事をするに際し、バイステックの古典「ケースワーカーの原則」
を持ち出すまでもなく、社会的に弱い立場の人にある人についての秘密保持は、絶対の、最低限の条件です。
 
 その福祉事務所が、福祉事務所によって息の根を押さえつけられている生活保護受給の人に対して、本来、身をもって守らなければならないはずの相手に対して、公然と、組織的に、暴力で、虐待で、迫る。

      あからさまに問え  手の甲は
      踏まれるためにあるのか
      黒い瞳が  容赦なく
      いま 踏んで通る
                      石原吉郎「脱走」

  (中略・・・児童虐待通報についての意見〜別記)

 今回この手紙をお送りするのは、「不正受給」云々の封筒について、ご確認いただき、もし私の感想に同意していただけるなら、対応をお願いしたい、ということなのです。

 最近、門真市の生活保護課と(生活保護受給している人の黒子として)ひどく不愉快な関係を持ちましたが、ご参考までにその経緯の文章を同封しておきます。

 お忙しいことと思います。
 連絡や返事はいらないのですが、どこの誰ともわからない者からのいきなりの通信は
気持ち悪いことでしょうし、無責任とも思い、一応、名前等、記しておきます。

               ○○○○
                   枚方市○○○○○○○○
                   電話:○○○○
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.3; .NET C...@i60-35-68-189.s04.a027.ap.plala.or.jp>

▲ケースワーカーの基本的姿勢として有名な『バイステックの7原則』を噛みしめると
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/5/30(水) 14:59 -
  
 このFさんはかなり福祉の現場や社会的弱者の問題に詳しい人のようだ。
 恥ずかしながら戸田は
   「ケースワーカーの基本的姿勢として有名な『バイステックの7原則』」
というものを全く知らなかった。
 戸田以外にも知らない人がほとんどだと思うので、以下に紹介する。
 じっくり噛みしめて覚えるべき原則だと思う。
  ―――――――――――――――――――――――――――
<イステックの7原則>(ウィキペディア)

 ケースワーカーの基本的な姿勢として最も有名な原則として『バイステックの7原則』が挙げられる。
 これはアメリカのケースワーカーで社会福祉学者のフェリックス・P・バイステックが『The Casework Relationship(日本語訳: ケースワークの原則)』にて著した概念で、現在においては最も基本的なケースワークの作法として認識されている。
 その内容として以下の項目が挙げられる。

1:【個別化】
  クライエントの抱える困難や問題は、どれだけ似たようなものであっても、人それぞ
 れの問題であり「同じ問題(ケース)は存在しない」とする考え方。
  この原則においてクライエントのラベリング(いわゆる人格や環境の決めつけ)や
 カテゴライズ(同様の問題をまとめ分類してしまい、同様の解決手法を執ろうとする
 事)は厳禁となる。

2:【受容】
  クライエントの考えは、そのクライエントの人生経験や必死の思考から来るものであ
 り、クライエント自身の『個性』であるため「決して頭から否定せず、どうしてそうい
 う考え方になるかを理解する」という考え方。
  この原則によってワーカーによるクライエントへの直接的命令や行動感情の否定が
 禁じられる。

3:【意図的な感情表出】
  クライエントの感情表現の自由を認める考え方。
  特に抑圧されやすい否定的な感情や独善的な感情などを表出させることでクライエン
 ト自身の心の枷を取り払い、逆にクライエント自身が自らを取り巻く外的・内心的状況
 を俯瞰しやすくする事が目的。
  またワーカーもクライエントに対しそれが出来るように、自らの感情表現を工夫する
 必要がある。

4:【統制された情緒的関与】
  ワーカー自身がクライエント自身の感情に呑み込まれないようにする考え方。
 クライエントを正確にかつ問題無くケース解決に導くため「ワーカー自身がクライエン
 トの心を理解し、自らの感情を統制して接していく事」を要求する考え方。

5:【非審判的態度】
  クライエントの行動や思考に対して「ワーカーは善悪を判じない」とする考え方。
  あくまでもワーカーは補佐であり、現実にはクライエント自身が自らのケースを解決
 せねばならないため、その善悪の判断もクライエント自身が行うのが理想とされる。
  また人間は基本的に当初において自らを否定するものは信用しないため受容の観点か
 らも、これが要求される。

6:【利用者の自己決定】
  あくまでも自らの行動を決定するのはクライエントである、とする考え方。
  問題に対する解決の主体はクライエントであり、この事によってクライエントの成長
 と今後起こりうる同様のケースにおけるクライエント一人での解決を目指す。
  この原則によって、ワーカーによるクライエントへの命令的指示が否定される。

7:【秘密保持】
  クライエントの個人的情報・プライバシーは絶対に他方にもらしてはならない、とす
 る考え方。いわゆる「個人情報保護」の原則。
  他方に漏れた情報が使われ方によってクライエントに害を成す可能性があるため。

 これらは、利用者と援助者間の「信頼関係(ラポール)」を構築するための倫理と行動の原則として著されている。
 この信頼関係は「私的な個人間の関係」とは異なる「専門的な援助関係」であるとされている。
 バイステックはその信頼関係を「水路」に例えて説明しており、そのためには、上記の7つの原則が大切であると説明している。

 なお、この「専門的な援助関係」を原則の1つと捉える学説があり、その学説を持っている研究者は「バイステックの8原則」と言っている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.3; .NET C...@i60-35-68-189.s04.a027.ap.plala.or.jp>

◆戸田はこの「守秘違反・差別誘発封筒」即廃止を主張。保護課の経過釈明文を紹介する
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/5/31(木) 9:08 -
  
◆「誰が生活保護を受けているのか」を公表する事は絶対に許されない事である。
  それは重大な個人情報として保護されねばならない事柄だ。
 「○○さんは生活保護を受けている」という事も、「○○さんは生活保護を受けてい
ない」という事も、「○○さんはかつては生活保護を受けていたが今は受けていな
 い」という事も、いずれも公衆に対してはもちろん身元を明かした市民からの問い合
 わせであっても答える事は出来ない。

  行政職員や民生児童委員、議員の場合は、生活保護に関して何か相談や処理すべき
 問題が起こった時にのみ、外部に漏らさないという条件の下でのみ例外的に扱われ
 る。
  行政に取っては「守秘義務」に属する事項である。

■問題の封筒には
    不正受給とならないために
    収入は期限を守って正しく申告しましょう!
 と大書されている。
 
 「不正受給」と「収入は・・」が結びつくものは生活保護以外にはない!

  従って、この封筒は、守秘義務のある行政自らが、「○○さんは生活保護受給者
 だ」と不特定多数に見える形で郵便物を出す、というとんでもない守秘義務違反・
 個人情報漏洩・人権侵害をするものである。

■その上に、
    不正受給とならないために
    収入は期限を守って正しく申告しましょう!

 の大書は、「そそっかしい人」、「ウワサ好きの人」、「その人に好意を持っていな
 い人」、「思い込みの激しい人」等々の人達に「○○さんは生活保護の不正受給をし
 ている!」と早トチリさせてしまうに十分である。
  そういった誤解・デマは一度生まれてしまうともう消すことが出来ない。ずーっと
 その人について回ると思わないといけない。

  まさにこの封筒は「差別人権侵害を誘発する封筒」である!

●こんなものは絶対に許されない事だから、即刻廃止すべきだ、なぜこんなものが出さ
 れるようになったのか、というような事を、先週5/25(金)に戸田は「健康福祉部・保
 護課」の狩俣課長を呼んで話をした。
  その時はF氏の手紙を持っていってなかったので、昨日手紙を掲示板で公表し、そ
 れを読んでもらった上で、また話をした。

  世間の(誤った)「生活保護バッシング」嵐の圧力に押されて、「不正受給根絶に
 向けて『目に見える改善策』を出さねば」という焦りの気持ちから、物事をしっかり
 考えられなくなってこんな過ちを保護課全体で通してしまったのだろうと、戸田は考
 える。

  狩俣課長(今年4月から課長に昇進した中堅)に対しては、「まずは、こういう封
 筒を発案し決裁採用した事実経過をとりあえず明らかにする説明文を出してくれ」、
 と求めて文書を出してもらった。
  (だから「この封筒には問題があった」とかの記載はない)

  「この封筒の廃止と別形式封筒への切り替え」については、至急に検討して実行す
 る事を求めている。
  そちらの結果は来週中に出されるのではないか、と思って(期待して)いる。

 そういう状況の下で、狩俣保護課長の「5/30釈明文」を紹介する。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  記
保護課で使用の封筒について  H24.5.30

○作成の経緯
  保護課で使用している封筒につきましては、これまで、「福祉事務所保護課」とい
 う課名と、各グループの直通電話番号及びファックス番号を印字した物を使用してい
 ました。

  昨年度の予算要求の際、課内会議において、封筒に記載する保護の適正化の標語に
 ついて検討がなされ、本年3月に、封筒の単価について業者に問い合わせたところ、
 多少文字数が増えても、一色刷りであれば、購入単価は同じであることを確認しまし
 た。
  そのため、封筒に「不正受給とならないために収入は期限を守って正しく申告しま
 しょう!」、「大切なお知らせですので必ず中身をご確認ください」と記載したもの
 の発注を、平成24年3月12日に課内決裁で決定したものです。
  尚、使用は本年4月より開始しています。

○目的
  保護費の不正受給については、生活保護制度の大きな課題であり、制度を悪用した
 一部の者の不正行為は、生活保護を受ける他の世帯や生活保護行政に対する不信感を
 呼んでしまうこととなります。
  そのため、本市においても、元保護受給者を刑事告訴するなど、『不正受給は許さ
 ない』というスローガンのもと、厳正な対応を行うことにより、不正受給防止に全力
 で取り組んでいるところであります。

  当該封筒は、全ての保護受給者の負う収入等の申告義務を正しく認識していただ
 き、期日を守った収入申告をしていただくことにより、不正受給につながることがな
 いよう意識の啓発のために作成したものであります。
  また、封筒に記載した内容を通じて、不正受給の防止に取り組む保護課の姿勢、熱
 意を、全ての保護受給者の方々にご理解とご協力を得ながら、不正受給対策に取り組
 んでまいりたいという目的で作成したものでもあります。

                   健康福祉部 保護課  狩俣 政美 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

※保護課からの封筒には従来から、差出人部分に
      門 真 市 役 所
      福祉事務所 保護課
      電話 ○○○○ (大代表)
         ○○○○ (代表)
      直通 ○○○○(適正化・給付グループ)
         ○○○○(保護第1グループ)
         ○○○○(保護第2グループ)
         ○○○○(保護第3グループ)
         ○○○○(保護第4グループ)
      FAX ○○○○ (保護課)

 と記されている。
  これによっても、「これは生活保護受給者への通知だ」とかなり公表していると言 える。
  ただ、こういった発信部署の記載は役所のどの部署でもやっている事だし、保護課
 だけが差し出し部署を明らかにしないで「門真市役所」だけとか、「門真市役所 福
 祉事務所」とか、「門真市役所 健康福祉部」とかにしていいのかどうか、それでは
 受給者に「生活保護の事とは関係ない通知だ」と誤解されて読まずに捨てられてしま
 う危険性があるという問題も発生する。

  ここらへんの所をどうするべきかは、戸田としても判断に悩む所があるので、この
 部分は今後の検討課題としたい。

※行政機構において、生活保護は「健康福祉部 保護課」と「福祉事務所 保護課」が
 ダブっている。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.3)@i60-35-89-180.s04.a027.ap.plala.or.jp>

☆戸田指摘を受けて保護課が封筒の「不正受給防止標語」を削除!6/6回答文を紹介する
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/6/6(水) 13:27 -
  
 当然と言えば当然だが、門真市当局は保護課使用の封筒に「不正受給防止標語」を付ける事が不適切だったと反省して、先週末から標語の無い封筒を使うように切り替えた。
 個人宛用には標語のない従来型の封筒を使い、病院等への連絡用には標語封筒の標語部分を済み塗りしたものを使って消費していくとのこと。

 もしも当局が「不正防止啓発にこれで続けるんだ」と居直った場合は、個人情報保護違反・人権侵害・差別助長行為として全面的に闘わないといけないと心配したが、それは杞憂に終わった。
 また、この件を「行政の失敗例」として「行政事例集」に追加する事も、戸田の指摘を受けて市は承服した。

 この問題は、生活保護受給者からは全く異論が上がらず、受給者を友人に持つ枚方市のFさんが憤りを感じて戸田に手紙を寄こした事で改善された。
 保護課の方では、世間の生活保護バッシングの中で「目に見える改善」を案出せねば、という圧迫感に押されて進んでしまったのだろうと推測する。

 そしてその内容を、吟味して問題指摘する歯止めが、所管課職員の意識の中にも、それを決裁していく上司達にも存在しなかった、個人情報と人権・差別問題についてのしっかりした見識に欠けていた、という事だろう。
 (これは「再発防止」のためにもしっかり原因分析せねばならない)

 そして当事者=保護受給者の側も、標語封筒を使われて嫌な気持ちになってもそれを役所に言っていく気になれなかった、それだけ世間の生活保護バッシングに萎縮させられていたという事が、また悲しい。
 
 そういう事を踏まえて、保護課が出した6/6文書を紹介する。↓↓↓
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
戸田議員様
     いつもお世話になっております。
     件名の事について、別添添付ファイルのとおり回答いたします。
     よろしくお願いいたします。
                  健康福祉部 保護課  狩俣 政美
    ↓↓↓
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
                         平成24年6月6日
                         健康福祉部 保護課
         保護課で使用の封筒について

○今後の取り組み
  保護課では、不正受給防止の標語を封筒に記載していましたが、個人情報の保護に
 配慮する必要があるとのご指摘から、所内で再検討を行い、5月31日より、標語を削
 除した封筒を使用しています。
  今後は、個人情報の保護に配慮した形での啓発活動を行って参ります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

※ 非常に素っ気ない文章で、これでは全然不足だ、という意見もあるかもしれない。
 受給者本人それぞれへの謝罪の意志も示すべきだ、という意見もあるかもしれない。 
  しかし戸田としては、市が素早く潔く標語封筒を撤回した事を評価して、今回はこ
 れで収めるのが適切だろうと考える。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.3)@i60-35-95-68.s04.a027.ap.plala.or.jp>

◎必見!戸田HP内の「みんなで考えよう!門真の生活保護と国保の問題」特集
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/6/6(水) 15:31 -
  
 生活保護問題を考えるにあたって必ず読んでおいて欲しい特集が戸田のHP内にある。
 HP扉左下段(「12の窓」の上)にある
  ◇戸 田 の 継 続 課 題 http://www.hige-toda.com/____1/index03_keizoku.htm

の中の
  ◇みんなで考えよう!門真の生活保護と国保の問題 04/04/08up
     http://www.hige-toda.com/_mado04/kokuho/index.htm
だ。
 昨今の生活保護バッシングの状況下で、この特集を再び目立つ所に出して、内容も補強しようと思う。
 作業的にはもう少し待って欲しい。

 とりあえず、同特集内の生活保護関連の記事のタイトルを列挙しておく。
  (一部の記事はアドレスを記載しておく)
     ↓↓↓
「ちょいマジ掲示板」より 
◆生活保護費の市の実際支出は2割程なのに全額市支出であるかような朝日記事に抗議し
   た 戸田 11/2/3(木)
◆生活保護費は門真市収入の6.6%なのに「予算の20%」と報道され信じ込む恐ろしさ!
    戸田 11/2/3(木)
    http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=6052;id=#6052
◆忍び寄る「貧困ビジネス」への予防と市民間のあつれき対策として「対策本部」設立
    戸田 11/2/3(木)
◆暖房切れ庁舎で寒さに震え仕事、終電逃し自腹でホテル、生活保護課職員の悲哀!
    戸田 11/2/3(木)


●生活保護に関して「市民の間にある黒い渦」について:05年10月議会質問
   戸田 07/10/24(水)
      http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=2656;id=
●Aさん主張が「歪んだウップン晴らし」であることを指摘批判します。
   戸田 07/10/24(水)
    http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=2655;id=#2655
●戸田の質問全文と準備メモ5;住民の共感を得て共に進む地方政府としての姿勢   
    戸田 07/3/17(土)
●自公財界結託政権が悪化させた諸問題メモ(1)格差と貧困。所得再分配が逆方向の日本
    戸田 07/3/13(火)
●自公財界結託政権が悪化させた諸問題メモ(3)格差・貧困問題の追加  
    戸田 07/3/13(火)
●自公財界結託政権が悪化させた諸問題メモ(4)生活保護、補足率1〜2割こそ問題
    戸田 07/3/13(火)
●議会答弁無視・無知のズボラ行政糾弾!(1):広報での生保費増説明の改悪糾弾!
    怒りの戸田 06/12/18(月)
●広報記述の件、市がすぐに反省し1/15広報で「お詫びと訂正」を約束12/19  
    戸田 06/12/20(水)
●朝日新聞が真っ青になって謝罪!「4割でなく40パーミル」と訂正記事を約束!
     戸田 07/6/17(日)
●その記事に重大な欠陥あり、見出しで印象操作の感。戸田が調べました。  
     戸田 07/10/24(水)
●門真市では06年度人数5202人・総額85億467万円で不正発覚43件4936万円
     戸田 07/10/24(水)
    http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=2659;id=
●「生活保護のくせに喫茶店に行って」という陰口で行けなくなった悲しい例   
     戸田 07/10/17(水)
    http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=2632;id=
●生活保護の不正受給?   大阪・中山 03/07/10

■2007年6月議会での佐藤親太議員(新政会)の一般質問と答弁 07/07/03up

■生活保護費「不正受給の増加止まらず」04/03/23産経新聞記事 04/04/08up
■ 2001年12月議会での宮本一孝議員(志政会)の一般質問と答弁  

* 全国生活保護裁判連絡会HP 03/07/11up
   生保・社会保障に関する裁判事例、生保制度も詳しく紹介
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.3; .NET C...@i60-35-5-169.s04.a027.ap.plala.or.jp>

◆中小企業人グループに「生保問題を冷静に考えよう」と解説した戸田の2010年文書も
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/6/6(水) 16:13 -
  
 守口・門真の主として中小企業経営者達で構成された「守口学ぶ会」というグループが
あって、三浦さんや戸田が時々例会に呼ばれて参加しているが、2010年の会合の中で生活保護への不満が(お定まりの、よくある不満が)出されたので、それに応えるために戸田が2011年11月に作った「公開書簡」の中身を紹介する。
 これも結構大事な解説だと思うので、ぜひ読んで欲しい。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
・・・・さて、私は9/11の例会でみなさんとお話しして、みなさんにどうしても伝えたい
と思う事がいくつかあり、それを書簡の形で提出させていただこうと考えました。
  (中略)

◆「生活保護問題」にいくら感情的苛立ちをぶつけても1ミリも市政を良くする事にはな
 りません。
  市民に出来る事は、不正疑惑があれば具体的に役所に通報する事と、仕事起こし・雇
 用開拓に協力する事だと思います。
   
 例会で何度か言わせてもらいましたが、門真や守口などでは「市政の改善を考える話し合い」が結局は「生活保護受給者の生活態度」とか(風評によるだけで具体事実の乏しい)「不正受給への怒り」だけが延々と繰り返され、蒸し返されるだけ、という事がままあります。

 率直に言わせていただくと、そのような感情的な苛立ちをぶつける「話し合い」は、市政の改善に対して1ミリも役に立たず、せっかくの話し合いの機会を無駄にしてしまうだけです。
 不正疑惑があれば、具体的事実を市に通報してあとは市に任せる事です。

◆日本の生活保護の問題というのは、不正受給が多い事では全くありません。
 受給できるはずの貧困者の2割程度しか受給できていない事です。(貧困補足率の低
 さ)たしかに不正受給者は存在します。

◆しかしそれは不正発見が1%未満程度(06年度の不正発覚は件数で43件=0.83%、金額
 で4936万0933円=0.58%)で、未発見の不正を含めても多くても2%前後としか考えら
 れません。
  
  「全く不正が存在出来ない制度」にしようとすれば、今でも正当には救われていない
 受給資格者がさらに大規模に不正にはじかれてしまう弊害の方がずっと大きいのです。
  この弊害は社会に却って様々な負担を拡げてしまいます。
 
  みなさんは法律を守って懸命に経営をしている善良な納税者だと思います。
  大手や取引先からの圧迫があり、責任を持たねばならない従業員を抱えるながら必死
 に資金繰りをして日々の経営を続けている事でしょう。
  今まで友好的に取り引きしてきた相手でもいつ裏切るか、たとえ悪意が無くとも連鎖
 倒産などのトバッチリを及ぼすか分からないというリスクを抱えながら神経をすり減ら
 す毎日でありましょう。

  そういうみなさんからすれば、みなさんが抱えている苦労と無縁に呑気に過ごしてい
 る(と思える)連中に対して怒りが湧いてくるのは無理からぬ事と思います。
  連日のマスコミ報道は、そういうまじめなみなさんの神経を逆撫でする「ケシカラン 連中」への怒りを掻き立てる報道ばかりです。
  
  しかし、少し冷静になって「目的」と「手段」と「効果」(プラス面マイナス面)の
 釣り合いを考えていただきたい。
  
  「生活保護をもらってパチンコにはまっている人がいるのは許せない。パチンコは禁
 止すべきだ」、という意見を出された方がいました。
  日々仕事に経営に追われている人からすればもっともな感覚だとは思います。

  しかし、冷静に考えていただきたい。私が言った本質論として「保護費として渡した
 金を生活の中でどのように使うかは、その人の自由に属する事で、よほどひどいもので
 ない限り個人生活に干渉すべきではない」という事もありますが、それだけでなく受給
 者へのパチンコ規制を実施するための手段やコストから」しても大きな問題がります。
  
▲「誰が受給者であるか」は役所外部に漏らしてはならない重大な秘密事項です。
  市民の顔を見て「受給者の○○さん」と判別出来るのは生活保護担当の職員だけで
 す。(これは決して民間委託出来ない業務です)

▲パチンコは合法的娯楽です。
  「生活に問題をきたす・生保の趣旨に反する」ほどに「はまり込む」のと、「生活の
 中の色合い」として「たしなむ・楽しむ」事との区別をどうつけますか?
  合法的娯楽をたしなむ程度の事まで市の裁量で一律禁止にする事が適切とは思えない
 し、裁判にされたら市は絶対に負けると思います。
   (「正当な地域産業を市が差別した」ということにもなるでしょう)

▲「パチンコにはまっている受給者」を特定するには、保護担当職員がパチンコ屋内を巡
 回して探すしかありません。
 (たたでさえ手不足の生保担当職員をそんな仕事に割くのは合理的でしょうか?)

▲職員はパチンコの店員や客に、受給者の顔写真を示して「この人はよく来ているか?」
 と聞くことは出来ません。
  なぜなら「誰が受給者であるか」を市民にバラす事はしてはならないからです。

▲職員が受給者をパチンコ店内で見つけてその場で注意する事は不適切です。
  回りの人への個人情報漏洩ですから。

▲一律禁止でなく、「はまり込むのは禁止・改善指導する」としても、パチンコ屋で発見
 した受給者に職員が注意したとして、「ごくたまに軽くやるだけ」、「月1回1000円以
 内でやっている程度」などと言われた場合、「いやあんたははまり込んでいる」という
 事をどう判定できますか?

▲結局、「パチンコはまり込み疑惑の受給者」を四六時中監視尾行して証拠をつかむしか
 なくなります。(パチンコ屋は夜10時頃までやってますし)
  しかもそれをするのはたたでさえ手不足の生保担当職員です。
  いったいどれほどの人件費がかかるでしょうか?!
  しかも本来業務を留守にして!

▲こんな追跡監視はいくらやってもキリがないし、膨大な経費を浪費して町をギスギスさ
 せるだけです。
  施策は合法性、人権問題、様々な影響、費用対効果(実際の手間)等を考え併せて
 やらねばならないという事です。
  また、生活保護受給者が「地域の消費者=購買者」であるという事も念頭に置いてお
 いて欲しいと思います。
  
◎圧倒的多数の(90数%の)受給者は真面目に生活しているのに、件数で0.85%・金額
 で0.5%程度(06年度門真市実績)の「不真面目な受給者」のために肩身の狭い思いを
 させられています。
  ※現在(注):「不正受給」と言っても、実態は軽微な収入未申告のケースが多い。
  
  一方、みなさん初め圧倒的多数の中小企業経営者は法律を守る善良な納税者であるは
 ずなのに、「中小企業企業は優遇税制があってええな」、「交際費や消費税使い放題
 や」、等の非難ややっかみを浴びせられる事がないでしょうか?

  たしかに経営者の脱税事件は後を絶ちません。不正率は「推測2%程度」よりかなり
 大きいでしょう。
  しかしだからといって「世論の怒り」を煽って「絶対に脱税出来ないような厳しい監
 視制度」にする事が良いわけでは全くありません。

◆どんな制度でも「1%の不正も根絶する!」の強迫症的姿勢で臨むと制度本来の目的が
 却って疎外されて別の害悪を生むものです。
  弱者救済の制度では特に冷静な判断が必要なゆえんです。
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.3; .NET C...@i60-35-5-169.s04.a027.ap.plala.or.jp>

◎あたかも犯罪者扱い!?生活保護受給者が脅える凄惨な仕打ちと悲惨な日常(阿修羅)
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/6/10(日) 19:57 -
  
 非常に考えさせられる投稿が阿修羅掲示板にあったので紹介します。
   ↓↓↓
不正受給問題であたかも犯罪者扱い!?生活保護受給者が脅える凄惨な仕打ちと悲惨な日常
     http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/257.html
    投稿者 あっしら 日時 2012 年 6 月 10 日 04:08:40: Mo7ApAlflbQ6s

「引きこもり」するオトナたち【第110回】 2012年6月8日
   池上正樹 [ジャーナリスト]

◎不正受給問題であたかも犯罪者扱い!?
       生活保護受給者が脅える凄惨な仕打ちと悲惨な日常

 大震災を機に、ちっぽけな見栄とか私利私欲といったものよりも、命や安全といったものを大切にしていかなければいけないと、みんなで気づいたはずだった。
 しかし、それがいつのまにか、原発にしても、今回の生活保護騒動にしても、“巻き戻す力”が働いているように感じられる。

 「生活保護受給者が外へ食事に行った」「うちの子はゲームを買っていないのに、あそこの子は買った」など、ある役所では、そんな通報を奨励し、適正かどうかの確認に行っていたという。
 もちろん、生活保護の不正受給者が、一部に存在しているのも事実。
 しかし、役所は、明らかに受給者が不正受給かどうか、暴力団が関係しているかどうかなど、見分けがつくはずである。
 本来、セーフティネットは、命を守るためにつくられた制度のはずなのに、いつから「あいつは、けしからん」と、生活保護受給者や家族の生活のちょっとした“楽しみ”まで妬んで、告げ口を奨励するような世の中に逆戻りを始めたのだろう。

「迷惑をかけたくないから…」
             受給を躊躇する“真面目な人たち”

 一連の騒動を見て、本来、家庭の事情などから受給しなければ生活できないのに、他人に迷惑をかけたくないと気遣う真面目な気の弱い人たちほど躊躇してしまっている。
 これは「引きこもり」状態の人はもちろん、いまは会社に勤めているサラリーマンにとっても他人事ではない。

 「まるで魔女狩りですよ…」
 こう脅えるのは、40歳代の当事者のAさん。人気お笑いタレントの河本準一さんの母親が生活保護を受給していたとして『女性セブン』が報じたのを皮切りに、駅の売店で『夕刊フジ』が「“生活保護”モラル崩壊!若者が不正受給でグーダラ生活」という見出しを掲げ、受給者の現状を無視した記事を掲載。
 テレビでは、ワイドショーなどの番組が、連日のように偏見や誤解を煽るような生活保護受給者に対するバッシングを続けていた。

 「ちょっとテレビをつけると、たいてい生活保護の話を長々とやっている。あ〜、もう生活保護の報道番組を見るのが怖くて…。でも、気になって、つい見てしまい、眠れなくなるんです」
 バッシングとともに、Aさんからは、そんな不安に駆られたメールが次々に送られてくるようになった。

 Aさんは15年ほど前、体調を崩して、会社を退職。以来、就職がうまくいかず、アルバイトを転々としたものの、次第に仕事に就くことができなくなり、実家で母親が細々ともらう年金を頼りに、引きこもり状態の生活を送ってきた。
 しかし、家族は日々の生活費に追われて、少しずつ貯金を切り崩し、困窮状態に。Aさんは家の中に居づらくなって、「働いて、自立したい。でも、どうすればいいのかがわからない」と悩んだ。
 そこで、当初は「他人に迷惑をかけたくないから」と、生活保護の受給に及び腰だったAさんと母親を筆者が説得。
 Aさんが貧困な環境にある親元を離れてアパートを借り、新たな仕事先が見つかって生活が軌道に乗るまでの間、生活保護を申請することに、ようやく決心がついたところだった。

テレビ、ネットが怖い!
           『生活保護』の文字に震える日々

 そんなときに降りかかったのが、今回の騒動。そのきっかけとなったのが、片山さつき参議院議員、世耕弘成参議院議員ら自民党の「生活保護に関するプロジェクトチーム」のブログやツイッターなどによる実名を挙げての追及だ。
 こうした空気に乗っかる政治家が表れて、小宮山洋子厚生労働相は、生活保護受給者の親族が受給者を扶養できない場合、親族側に扶養が困難な理由の証明を義務づけるという、扶養義務を厳格化する生活保護法改正を検討する考えまで示唆した。

 Aさんが電話の向こうで、こう縮こまる。
 「今日もテレビを見ていて、さすがに、怖くなりました。どこかの局で、誰かが“生活保護は、生きるか死ぬかという人がもらうものだ”と言っていたけど。僕が生きるか死ぬかという状態なのかというと…。
 父親は、僕が生活保護を受けることについても、ずっと知らん顔なんです」
 家の中でも居場所がなくなり、追い詰められているAさんは、つい先日まで「父親を刺しかねない」と、さんざん明かしていた。

 そこまで我慢して、生活をギリギリまで切り詰めた揚句、何かの拍子に爆発する。
 孤立死も餓死も殺傷沙汰も、Aさんのような貧困家庭では、同じ延長線上で起き得る他人事ではない問題だ。

 しかし、そういう人たちのためのセーフティネットは、生活保護しかない。
 「司会の女性アナウンサーが淡々と、“はい、次に(生活保護受給者を)いじめたい人は?”って、コメンテーターを指してるように聞こえて、体が震えるんです。
 タイミング的に、きついですね。途中でテレビを消しましたが、どういう結論になったのか、気になります」

 一連の報道は、周囲の偏見や誤解ばかりを煽って、本当に困窮している人たちを追いやるだけで、受給者が増える社会の構造的な背景については、一切触れられていない。
 そんな中で、5月27日付けの『デイリースポーツ』によると、元国会議員でタレントの杉村太蔵は、テレビ番組の中で「国会議員なら、不正受給よりも、役所の不正支給のほうを追及すべきだ」などと、同じ小泉チルドレンだった片山議員を批判したというが、まさにその通りだろう。

 「かなり落ち込んでいるのは事実ですが、考えても仕方がない。しばらく、テレビやネットは一切見ないようにしています。日本人は飽きやすいし、そもそも、今回の騒動の発端となった河本さんのお母さんは、すでに生活保護の受給をやめている。その上、謝罪会見もしたからには、これ以上河本さんの件そのものは発展…というか継続報道しても、解決も何もないから…。
 一部の週刊誌も、世間の食いつきが悪かったら、もう騒がないだろうし…。あと3日くらい我慢すれば、テレビ番組表から『生活保護』という文字は消えるはず…。いまはじっと我慢です」

 荒れ狂うバッシングの嵐の中、Aさんは必死に自分を言い聞かせるかのように、そんなメールをせっせと筆者に送ってきた。

一連の報道をきっかけに
          より生活保護が利用しにくい世の中に

 都内で当事者たちの居場所「Necco cafe」を運営する金子摩矢子さんは、こう話す。

「世界からみれば、日本の生活保護率は低い。なのに日本古来の“恥ずかしい”“みっともない”という風潮をさらに広げようとしている。家族の形態も変わってきているのに、おかしいですね。
 実際、家族には知られたくないからと、受給を拒んでいる人は、身近にも何人もいるんです。困っているときはお互い様なんだから、一時、脛をかじっても、元気になったら、また恩返しをすればいい。困っている人をさらに叩いて、本当にヘンな世の中ですよね」

 5月30日には、「生活保護問題対策全国会議」の弁護士や支援団体代表らが記者会見を行い、「一連の報道は、厳しい雇用情勢の中での就労努力や病気の治療など、個々が抱えた課題に真摯に向き合っている人、あるいは、苦しい中で、さまざまな事情から親族の援助を受けられず、孤立を余儀なくされている高齢の利用者など、多くの生活保護利用者の心と名誉を深く傷つけている」などという緊急声明を出した。

 また、「生活困窮者は、DV被害者や虐待関係者も少なくなく、家族との関係が希薄化、悪化、断絶している」として、扶養義務を課す法改正を行えば、「ただでさえ利用しにくい生活保護制度がほとんど利用できなくなり、餓死や孤立死などの深刻な事態を招くことが明らか」だと指摘している。

「人のお金で飯くってる人は雇わない」
             生活保護受給者を“犯罪者”扱いする行政

 「個人的に、報道をみて、出来レースだと感じました。自民党の(生活保護費)10%削減案が、あまりにもタイミングがよすぎて、出来レースだと…」
 生活保護を受給している埼玉県在住の50歳代の男性は、そんな思いを明かす。

 「月に20〜30回くらい、ハローワークに通って、紹介された企業と面接できたのは1回だけ。生活保護を受けているというだけで、あたかも犯罪者のように言われて断られた。 バッシングされて、私のような就労を求めている人の出口が、さらに狭くなるのではないか。
 私だけでなく、探している人の思いを考えると、かなり追い詰められる。偏見が大きくなるのではと、危惧している。
 たった1社面接を受けられた会社でも、最後に、“人のお金で飯くっている人は、雇わない”と言われました」

 男性の元には、今回の騒動以降、40歳代前半の知り合いから連絡があった。
 その知り合いは、河本の報道以来、引きこもっていて、「私は表に出られないから、代わりに買い物に行ってきてくれ」と、お願いされたという。

 男性は、こう続ける。
 「私は、親の介護がきっかけで、路上に出ることになりました。路上に出たとき、生活保護を受けるという選択肢は頭の中になかったんです。
 いま、生活保護を下回るギリギリの給与水準で暮らすような境界の人たちからのバッシングには、返す言葉がありません。
 生活保護を受けていくことを自問自答している人たちが多い。仕事がなくて苦しんで、いったい自分はこれでいいのか。どこで折れてしまうか、わからない。
 経済的な自立より、心の自立が大切だと思います」

「だったら身体で稼げばいい」
           DV被害者が受けた非情な嫌がらせ

 一方、首都圏在住の40歳代の女性は、DV被害者で、昨年まで受給していたという。
 彼女は、こう声を震わせる。

 「仲間は、“生活保護どう思いますか?”と質問をしていたテレビ番組を見て、具合が悪くなり、外出できなくなりました。
 現在、東京に住む単身者の支給額はでだいたい8万円。
 8万で、電気、ガス、水道、インターネットのプロバイダー料で3万円くらい。
 残った5万円で、食料、洗剤、Tシャツを買います。
 Tシャツなんて、3ヵ月悩んで、シーズンが終わる頃に買うのが普通。靴下は、穴があいていたんです。
 3000円財布の中にあれば、“よし、今週は何とか食べていける”と思っていました」

 メディアは、ホームレスが列を作って並んでいる映像を流すことはあっても、毎日、どんな暮らしをしていたのか、これまで聞かれることがなかったという。

 「本当に、私たちの暮らしを知っていただかないと、今のような誤解の垂れ流しでは、当事者が町を歩けるようにはならない。受給者は、だれも好きでそうなったのではないのに、最高に打ちのめされた結果になりました」

 自民党が掲げる「現物給付」についても、「暮らしてみたら、あり得ない」という。

 「例えば、1才、2才のお子さんを抱えていたら、どんどん大きくなるし、しかもひとりひとり違う。人が毎日暮らしていくことが、どういうことか分かっているのであれば、現物給付はありえない。
 私たちが、支給された服を着ていたら、囚人のような差別を受けてしまう。
 私たちも、心があるし、傷つきもする。自分の暮らしをあしたに繋ぐように、必死で生きている人たちに対する、怒りを感じます」
 こう彼女は涙ぐんだ。

 申請する前は、「(夫に)扶養の照会をしなくてもよい」と聞いていた。
 しかし、実際、役所に行くと、「まだ離婚をしていないうえ、相手には収入があるので…」と言われて、扶養の照会をされてしまう。

 「どこに住んでいるかも、私が生活に困窮しているといういちばん知られたくないことも、相手に知られてしまう。
 しかも、ケースワーカーに子どものドラえもんの貯金箱まで取り上げられそうになりました。

 嫌がらせのような資産調査で、手を突っ込まれ、かき回される経験をして、こんなことなら路上で死ねば良かったと思いながら、決定通知を待ったんです。
 生活保護の申請ができないと、女性に向かって、“身体で稼げばいい”というケースワーカーも少なくないんです。それなら暴力のところに留まらなければいけないとか、命を絶つという選択しかありません」

 小宮山厚労大臣や片山議員は、同じ女性として、こういう思いをいったいどう受け止めているのだろうか。
 彼女は、生活保護受給者たちに、こうメッセージを伝える。
「“それでもあなたたちは悪くない!”と言いたいですね」


歪んだ“正義”が孤立死、餓死を生み出す

 現在、一部の不届き者による生活保護の不正受給ばかりが注目されている。
 しかし、問題なのは、水面下で申請しようとしない、本来、救済されるべき人たちであり、彼らを追い詰めることによって、孤立死や餓死などを生み出しているのだ。

 他人ごとなのに「けしからん」と思うと、自分の“正義”を他人にも強要しようとする。
 そういう思いがあるのなら、まず自らが模範となる生き方を実践していくことが大事なのだと思う。
 なお、6月9日(土)、10時〜19時、生活保護“緊急”相談ダイヤルが設けられている。
      http://diamond.jp/articles/-/19744
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引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.3; .NET C...@i220-221-36-150.s04.a027.ap.plala.or.jp>

◇0.5%程の不正受給を過剰に騒ぎ立てて本質を隠す連中、煽られる連中。本質を見よ
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/6/10(日) 20:20 -
  
 修羅掲示板は投稿へのコメント欄にもよいものがある(玉石混合だけど)
 上記紹介投稿へのコメントで参考になるものを紹介する。
     http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/257.html
 
01. 2012年6月10日 04:16:25 : omV2U6xsxk
■生活保護の真の問題は不正受給じゃないからね
  (生活保護の総支出に比して不正受給といわれているのは0.5%程度だ)。

 働きたくとも働けない、という、雇用の問題こそが99%、要するに本質なことを忘れてはいけない。
 センセーショナルに不正受給を糾弾する人間に裏の意図はないか良く観察するべき。
   http://twitter.com/hidetomitanaka/status/206432102214942721

 生活保護を取り巻く受給者バッシング――“ナマポ”は本当に悪なのか!?
 「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と憲法第25条に記されている通り、生活保護は国民として当然の権利。
「生活保護は国民の最後のセーフティネットなのです。
 これ以下の生活に堕ちることは、誰にとっても好ましくないという基準を示しています」(岩田氏)

 しかし、国の予算がひっ迫する中、生活保護の総支給額は増加の一途をたどるばかり。
 このまま増え続ければ、受給者一人当たりの受給額を減額しなければならないのだろうか。

「生活保護総額の増大は、貧困の増大を背景としています。

 貧困を減少させないと、生活保護水準を下げても問題は解決しません。
 とくに強調したいのは、生活保護基準を下げると、最低賃金の基準も下がってしまうことです」(岩田氏)

 ワーキングプアが生活保護受給者に嫉妬の視線を向けることが、最低賃金引き下げという形で当のワーキングプアたちにも跳ね返る。
 あたかも「貧困スパイラル」と形容されそうな状況で得をするのは、カネを握っている国や大企業だ。

 しかし、不況が続く日本では、生活保護制度そのものが立ち行かなくなってしまう可能性もある。
 どうすれば、無理なくこの制度を存続することができるのだろうか?
   http://www.cyzo.com/2012/04/post_10378.html

■田中秀臣(経済学者)
■生活保護の問題なんていままでろくに考えたこともない連中が、なんでこんなに熱くな っているのか、容易に想像がつくが、ルサンチマン、ヘイトスピーチ癖(この病気に陥
 ると抜けられない)、他人の足ひっぱること、などがその根元。
  しかも犯罪者扱いまでしているひどいものだ。
   http://twitter.com/hidetomitanaka/status/207116241532489728

 今回の生活保護に関する実名者や匿名のつぶやきを読んでて、だいたいどんな制度理解や現状認識や価値判断をもっているかがかなり明白になったなあ。
 カッコつきのネトウヨ(全員ではない)は事実上、感情的な発言しかできてなく、まったくダメ。
 ヘイトスピーチ癖がでてしまって読むに堪えないものが多い
 http://twitter.com/hidetomitanaka/status/206699933619859456

■生活保護の扶養義務を強化したら庶民が貧困層に転落する!

 生活保護の扶養義務を強化しようという動きについての河添誠さん(首都圏青年ユニオン書記長)のつぶやきのまとめです。
 高所得の芸能人の行動を問題にしていたはずが、扶養義務が強化されれば困るのは庶民だという非常に重要な指摘です。

 「高額所得者の親が生活保護を受けているなんて!」と批判するのは、的はずれ。

 高額所得者には累進課税で多額の所得税を払ってもらい、生活困窮者には生活保護を受給させればいいだけ。
 どこの国でもそうだ。親子の人間関係などという不安定なもので左右されるような制度運用は危険すぎる。

 「高額所得者の親が生活保護を受けているなんて!」と批判しても何も解決しない。
 生活保護の運用において、親族の扶養義務を絶対化したときに高額所得者は何も困らず扶養可能。
 打撃を受けるのは、ギリギリの生活をしている庶民。

 両親や叔父・叔母の扶養を義務づけられれば、この階層は貧困層に転落。
  http://togetter.com/li/313991
 
■片山さつきの言動を見ていれば、ネット上に跋扈するレイシスト、国粋主義者、排外主 義者、ネオナチ(いわゆるネット右翼)と同じ発想が彼女にあることは容易に分る。

 仮にも大蔵省(現財務省)に入るような知能を持った彼女が、上記のような知能の低い粗暴な者達と同じような感情・発想を行動原理にしていると見るのはナイーブすぎる。
 一部の者をスケープゴートにして仮想敵に仕立て上げることで国民の不満の捌け口とすると同時に、率先して排除することで人気を得る。ヒトラーがやったのと同じ手法である。

 当然彼女は確信的にやっている。
 諸手を揚げて喜んでいる者のなんと能天気なことよ。
―――――――――――――――――――――――――――――――
04. どらみ 2012年6月10日 05:24:32 : TaxpTeHRktbIQ : 384mLCJ0q2
 生活保護の不正受給が問題出ないとはいわない。

 しかし、それ以上に、霞ヶ関の役人が、いらない外郭団体などを次々作って、自分たちの天下り先にし、そこに税金を落としている、いわゆる「白アリ」状況のほうが、国の財政にとっても、また、日本人のモラルハザードという根本問題においても、より重大な事態なのではないのか?

 「もらえるものはもらっておけ」という発想が卑しいというなら、「もらってはいけないものをもらっている」霞ヶ関に高官たち、また、霞ヶ関や政権にロビイングして、自分たちに有利なように政策誘導している一部企業(エコカー減税とかいい加減にしろ)などは、道徳的にもっと怪しからんのではないのか。

 なかには若干の「不正」も含まれているとはいえ、生活保護の受給者が200万人を超えたという現実は、非常に重大だ。それだけ日本の経済が疲弊し、経済弱者が増えているということである。

 その問題に直接目を向けずに、たまたま目に付いた人をバッシングしているところに、片山さつきなど、一部の自民党議員に対する違和感がある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
09. 2012年6月10日 07:45:28 : omV2U6xsxk

■片山さつき(父親が国立大教授)や世耕弘成(一族が近畿大創設者にして国会議員)みたい な、何の不自由もなくむしろお釣りが返ってくるような環境で育った人間が、貧しい中
 から這い上がり成功を手にした芸人に対し「手前の金で親にも施せ」と悪し様に攻撃す
 る光景は、率直に言って醜悪だ。反吐が出る。
   http://twitter.com/iida_yasuyuki/status/205944868491624448

 自民党世耕弘成 @sekohiroshige 議員の
 『「生活保護の前にまずは家族による扶養」という常識が浸透することを期待します』
は日本語的に破綻している気がする。
 「浸透してない常識」は「常識」ではないのでは?
 単なる自分の「好み」をゴリ押ししたい時に「常識」と言う手法ですか。
  http://twitter.com/junsaito0529/status/206376783224913920

 元々、自民党の議員の中には、教育や社会保障の分野でトンデモなことを言う人は多かった。
 最近はそこに「野党らしさ」も加わって、「ぼくらのかんがえた、ほんとうはこうあるべきにっぽん」のアレっぷりが濃縮されてるね。
 http://twitter.com/junsaito0529/status/208663413839249408

 今回の生活保護騒動の顛末を見ていると、結婚とか家族というのが贅沢財になる日は近い。
 自民党はその意図と反対に日本の家族の解体を促進することになるだろう。
 http://twitter.com/junsaito0529/status/205991666153304064
経済学者

 自己責任論を突き詰めれば無政府主義に行きつくわけだが。自民党はそれをわかっているのだろうか。
 何でも自己責任なら、何もしてくれない国にどうして税金を払わなければならないのか。
 http://twitter.com/namiheiAMURO/status/207103794675331072
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※「国民総背番号制」「マイナンバー制度」は個人情報の国有所有化・企業所有化の超管 理国家とIT利権のためのものとして大反対なので、生活保護問題改善のためにそれら を使えばいいという意見は、ここでは排除しています。
引用なし
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.3; .NET C...@i220-221-36-150.s04.a027.ap.plala.or.jp>

■「親族の扶養義務強化」は死すら招く弊害が!高額所得者は多額の所得税で負担を!
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 戸田 E-MAILWEB  - 12/6/10(日) 21:16 -
  
 「高額所得者なら困窮している親族を扶養して生活保護を脱却させろ!」
・・・・・一見もっともなように聞こえる。

 こんな論調がマスコミでも世間でも溢れかえっているが、本当にそれがいいのか?
 冷静に考えないといけない。
 「親族の扶養義務強化」はなぜやるべきではないのか? その論拠の一部を紹介する。
 そしてどうすればいいのか、も紹介する。

1:生活保護を受けねば生きていけない所まで追い込まれる人は、親族とトラブルやあつ
 れきを抱えている人が少なくない。
  中には「到底人に言えない深刻な問題」を抱えている人もいる。
  
  一例として、少女時代に義父にレイプされてトラウマになっている女性が、逃れるよ
 うに実家を出て社会人になった後、いろんな事情で生活保護に頼らざるを得なくなった
 時、役所の相談で「義父がいるのならまずそこに援助を求めるべき」と「指導」され、
 前途を悲観して自殺した事件があった。
  (義父のレイプ事件は役所にとっては死後になって分かった)

  こんな事情は役所の窓口では言えないし、役所側も想像も出来ない。
  仮に勇気を振るって打ち明けたとしても、「それが真実である事の証明」はどうす
 る? 裁判の判決確定もない事案を、どうやって他人が真実と信じられる?
  役所が「真実の証明」を求める事が女性を自殺に追いやる事にもなりかねない。
  役所に判別する責任を負わせる事は不適だし。

  「夫からのDV被害で逃げている」場合ならば、まだ前居住地の行政や警察から証
 明してもらう事も出来るだろうが、全部の被害事案がそうではない・・・
  他にも千差万別にいろんな深刻なトラブルがあり得る。

  人の死やノイローゼ、鬱病などにつながる事が容易に予測出来る事を役所にさせては
 ならないし、受給申請者に強制してはいけない。

2:「扶養できるかもしれない親族」っていうのは、「明らかな高額所得者」ばかりじゃ
 ない。役所からすれば生活保護受給者は別として誰でも対象となる。
  長年音信不通で別個に生きてきた親族どうしが、「扶養確認」のために強制的に照会
 されて、へたすれば所得調査までされて、結局「援助するなんてそんな余裕ありませ
 ん。お断りです!」と言われ、言わされ、それぞれに非常に気まずい思いをする。
  音信不通よりももっと悪い人間関係ズタズタ、精神的被害多大。

  仮に「援助能力があるからやむなく援助する」となった場合でも、河本のような例と
 違ってずっと疎遠であった場合、新たなあつれきを生んでしまう事が多いだろう。
  援助を受ける側が出す側への屈従を強いられる弊害も十分あり得る。

3:■生活保護の扶養義務を強化したら庶民が貧困層に転落する!
 
 生活保護の扶養義務を強化しようという動きについての河添誠さん(首都圏青年ユニオン書記長)のつぶやきのまとめです。
 高所得の芸能人の行動を問題にしていたはずが、扶養義務が強化されれば困るのは庶民だという非常に重要な指摘です。

 「高額所得者の親が生活保護を受けているなんて!」と批判するのは、的はずれ。
 高額所得者には累進課税で多額の所得税を払ってもらい、生活困窮者には生活保護を受給させればいいだけ。
 どこの国でもそうだ。親子の人間関係などという不安定なもので左右されるような制度運用は危険すぎる。

 「高額所得者の親が生活保護を受けているなんて!」と批判しても何も解決しない。
 生活保護の運用において、親族の扶養義務を絶対化したときに高額所得者は何も困らず扶養可能。
 打撃を受けるのは、ギリギリの生活をしている庶民。
 両親や叔父・叔母の扶養を義務づけられれば、この階層は貧困層に転落。
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引用なし
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