(6);「横着な行政問題」2回目のやりとり
日時: 2001/12/22 6:00:37 名前: ヒゲ-戸田
最後に、「横着なことをしている部署がある」ことについて、さらに具体的に質問をします。
・保健福祉部・福祉事務所・児童課は、「門保連」という保育所問題を取り扱う、運動団体への対応として、かなり以前から、毎年、「一般の保護者も参加する夜7時からの懇談会」開催を要請されているにも係わらず、これを拒否し続けています。
現に今年も門保連資料によると、「14項目要望書」の14項目め、「懇談会は夜7時以降に行ない、1人でも多くの利用者の意見を聞いて下さい」という要望に対して、「勤務時間内でお願いしたい」という文書回答をしてこれを拒絶し、「他の課では時間外にしているのに、なぜダメなのか」という問いかけに対しても、「あかんという理由はない。時間内でして欲しい」、と答えるという、とんでもない対応をしています。
・保育所問題での利害当事者たる住民は、日中は仕事を持っていて、夕方は子供を保育園に迎えに行き、家で夕食を食べさせたりしなければならない人がほとんで、現に今年11月の懇談会では、「4時開始」のために、仕事を早く切り上げられない人は参加できず、参加できた人でも子供の迎えのために途中から退席して、不本意ながら戻れない人もいました。
・夜7時開催にしてくれないと参加できない、という多くの利害当事者住民の存在があるにも係わらず、その切実な要望を踏みにじって参加しにくくし、住民と行政との情報伝達や意志疎通を著しく阻害して、市民の反発を買っているのが、福祉事務所・児童課の対応であるが、市はこれを「部長の裁量内のこと」として放置しておくつもりか、答えて下さい。
年にたった1回か2回しか持たれないような門保連の「対市懇談会」でさえ、「時間内でないとやらない」という保健福祉部・福祉事務所・児童課の対応は、夜間や土日も住民との対話に努めている他の部署・他の問題と比べて、あまりに横着が過ぎると言わなければなりません。
・さらに、懇談会では出席した中東保健福祉部長・伊藤福祉事務所長・中川児童課長ら3人の市当局者の対応も酷かったらしく、参加した市民から私の所にメールが届き、ホームページ掲示板にも訴えが来ています。
市民の体験と意見に即して具体的に考えてもらうために、以下に抜粋してその内容を示すと・・・・、
◎「保育所の民営化について考えていますか」と質問があり、中川児童課長と中東保健福祉部長は「行財政事業計画の中に上がっていて検討中です。具体的には、何も決まっていません」と、わかりにくい回答。
◎「どのような検討内容が上がっていますか」の質問に、課長は「だから検討中だと言ってるでしょ。するかどうかも決まっていないのに、何も話せないでしょ」と冷たい回答で、専門的な知識のない人たちに、話しても無駄といった態度でした。
何か見通しをもって検討しているはずですが、こんな回答では、何を考えているのかわかりません。
◎「公立の保育園を民営化にすることは、人件費の削減だと感じています。民営化になると、予算的に保育士の給料が補償できず、年数を積んだベテラン保育士が減る不安がありますが、どうですか」と質問すると、課長は無言になり、「これまで、そういう施設がないのに、わからないでしょ。」と居直ってしまいました。他市の状況など全く把握してないのでしょうか
◎「情報公開について、工夫する必要があるんじゃないですか」、「門保連は保育料の値上げについて反対しました」という意見に、部長は、「議会で可決されて決まったことです」、と怒鳴り散らし、かなり感情的になっていました。
◎「民間は、リストラ・昇給カットなどで苦しんでますが、そんな苦しみなど感じておられますか」の意見にも部長は、「そんな話をしに来たんじゃない。帰らせてもらう」と呆れた発言をし、保護者から「場違いだったわ。来るんじゃなかった」、「何
もケンカをしに来たんじゃないんです。話をしに来てるんですよ」、「感情的にならないでください」、「今まで来た人に聞いても、来てよかったという意見が、ないんです。みんな悔しい思いをした話しかないんです」、などいろんな声が上がりました。
◎「待機児童数は、漠然と書かれていて細かい枠がわかりません。各園の0歳児枠を教えてください」の質問に、課長は「急にそんなこと言われてもわかりません」と、それについての状況把握や資料など全くありませんでした。
◎「保育にはどれだけの予算があがっているんですか」の質問に部長は「そんなこと、急に言われてもわかりません」と、本当に知らないの?と思ってしまいました。
・・・以上、ホンの一部のみの紹介ですが、このような市民からの詳細な告発が寄せられているわけです。
こういう酷い対応がもし事実だとすれば、市民の税金から管理職手当をもらい、年末一時金を120万円とか150万円とかもらっている立場の公僕としてこんな対応をして良いのか、答えていただきたい。
・いったい幹部職員の市民対応についての指導や研修はどうなっているのか、市民の苦情や告発を受けて部長に対して管理や事実調査をして、必要な措置を講ずる担当はどこか、本件保健福祉部・福祉事務所・児童課の対応について、市に直接に怒りを訴えて改善措置を求めたい、という市民がいるのですが、その方の都合に合わせて自宅に行って話を聞き、一方で問題の部長・所長・課長からも事情を聞いて、実態把握をして必要な措置を取ることを求めますが、市の見解はどうか、答えていただきたい。
これで私の再質問を終わります。
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【藤田総務部長の再答弁】
戸田議員のご質問の中で、事実でないことも指摘がございましたことをまず認識をしていただきたいと、いうふうにお願いをしておきたいと思います。
それから、懇談会の勤務時間外の開催の件でございまして、保健福祉部といたしましての対応は、申込者の意向を考慮して、ケースバイケースで対応してまいりたい、とこのように考えておるところであります。
次に、市民からの苦情に対する対応等についてのご指摘でありますが、一般的に申し上げまして、上司に苦情等を申し出てもらうことになろうかと思いますが、これにこだわることなく、秘書課あるいは人事課、公聴、広報課、等に申し出てもらうことも可能でございますし、また、公聴広報課所管の「市民の声」という投書箱を利用して頂くこともひとつの方法であろう、と考えております。
直接担当部課に申し出られました場合については、可能な限り対応していきたいと考えておりますが、市に対する苦情等、苦情者自身が市に出向く、もしくは電話等で連絡をいただくことが、これが基本であろうと、いうふうに考えております。
必要に応じましては、ケースバイケースで対応することもあろうかと考えておりますので、よろしくご理解願いたいと思います。