門真市教育委員会

門真市教育長 下浦 克明 様

 私たちは五中の二年生の保護者有志です。お陰様で、本市においての義務教育も後一年とわずかになり、子ども達がここまで大きく成長したことへのうれしさと、又、本市に対しての感謝の気持ちで一杯です。さて、今、五中におきましては、二学年の授業が全体的に荒れた状況が続いています。先日(2/18)五中の校長先生と話し合いを持って頂き、荒れた二年生をどうしたら正常な状態にできるのか、保護者からの提案をさせて頂きました。学校側もさまざまな対策をとられていますが、なかなか効果は出てこないようです。話し合いの中で校長先生が「教育委員会に五中の状態を説明し、教育長から出来る限りの支援を約束してもらっている。」と言われました。私たちは、大きな期待を持ってその支援を受けさせて頂きたいと思っています。そして、その支援の内容とは具体的にどのようなことをいつから始められるのかを教えてください。

 又、二年の学年主任の先生からは、授業妨害をする生徒達も所属クラスに一緒に入れるべきだとの見解をお聞きしましたが、授業妨害者の生徒達の騒ぎぶり、無軌道ぶりは尋常ではなく、先生は殆どその子らの注意、対応に追われ、まともな授業はできず、あちこちで、絶え間なく起こる騒動の中で、教科書の文字を追いながら、じっと耐えて座っている他にないと言う生徒達は、やりきれない気持ちでいっぱいになるのではないでしょうか。普通に勉強しようとするだけで、これほどのストレスを毎日、毎時間強いられると言うのは子ども達の心身面にも悪い影響を与えていると思われます。

 今回私たちは授業を妨害する一部の生徒たちに対しては、別室指導をおねがいしたいと思います。これは決して授業妨害する生徒達への差別でもなければ、授業を受ける権利の侵害でもないと思うのです。なぜなら、同一の教室に入っていることは単に形式的な事にすぎず授業妨害者の子ども達にとっても、実質的には何ら勉学を保障されている状況ではないと思います。言葉は悪いのですが、その子らは単に教室に閉じこめられているだけであり、それによるストレスを授業妨害と言う形で、普通の生徒や教師への加害行為に転化しているのではないでしょうか。今年度の五中の二年生の、このような実態の中では全員参加(授業妨害する子も入っての授業)の形式は、それぞれの子ども達、全ての生徒に対して授業を受ける権利を阻害しているのではと考えます。ぜひ、教育委員会からのお力添えで一日も早く、静かで安心して授業が受けられるように、ご指導をいただきたいと思います。以上の事をもちまして、次の事を要望したいと思います。

 

要 望 事 項

1. 教育委員会のお考えと具体的な支援の中身を示してください。

2. 五中の授業の平穏を確保し、かつ授業妨害する生徒達への個別対応、個別指導が
   できるよう大至急、適切な教員の増員をお願いします。

3. 授業妨害の悪質度がひどい十数人の生徒に対して、いくつかのグループに分けて
   別室指導をお願いします。

4. 幅広く人事交流を行い、情熱や力量のある先生を五中に配置してください。

 

せっぱ詰まった私たちはさまざまな方面、考えられる限りの人に助言、支援を求めていきたいと考えています。以上の4点について、早急に文書で返答をお願い致します。どうかよろしくお願いします。

2004年2月25日

門真第五中学校二学年保護者有志一同